(バンコク マリオットホテル スクンビット)
バンコクでホテルを選ぶ際、最優先すべき条件は「立地」です。
たとえホテル設備や料金が好みに合ったとしても、観光に不便な立地や治安が悪い立地だと元も子もないからです。
バンコクはタイ国内において圧倒的な都市であるとは言え、人通りが少ないエリアや公共交通機関を利用しにくい不便なエリアが多々存在します。
そのため、バンコク旅行を満喫するためには、まずは目的に合った立地を認識した上で、雰囲気と予算が合うホテルを選びましょう。
この記事では、バンコクのおすすめホテルを、観光に便利なエリアの解説と合わせて紹介しています。
いずれのホテルも、実際に筆者が宿泊した上でおすすめするコスパの高いホテルです。
バンコクの人気ホテルエリア
バンコクには、以下7ヶ所のホテルエリアが存在します。
- スクンビット = 日本人居住区や歓楽街がある。総合的に利便性の高いエリア
- シーロム = パブやバーが多い。夜も賑やかな歓楽街エリア
- サイアム・プラトゥーナム = ショッピング街。東京で例えると渋谷
- リバーサイド = ラグジュアリーホテルが連なる川沿いエリア。ホテルステイを楽しみたい人向け
- チャイナタウン = バンコク最大の中華街。東南アジアの喧騒が好きな人・海外旅行慣れしている人向け
- 王宮周辺(旧市街)= 格式高い寺院が連なるエリア。日本で例えると皇居周辺。寺院が多い。夜は閑散としている
- カオサン通り = バックパッカーが多い刺激の強いエリア。若者向け。夜はディスコ並みに賑やか
以下は、各エリアの位置関係を落とし込んだバンコクの路線図です。
初めてのバンコク旅行には「スクンビット」か「シーロム 」がおすすめ
バンコク旅行が初めての人にとって最もおすすめの滞在先は、「スクンビット」と「シーロム」です。
(スクンビット)
(シーロム通り)
上記2エリアは以下のような特徴を兼ね備えています。
- 日本語が通じる施設が多い
- 日本食、コンビニ、薬局、スーパー、ショッピングモールなどなんでも揃っている
- 人通りが多い
- 歓楽街へのアクセスが便利
- 歓楽街付近を除けば騒がしくない
- 鉄道、地下鉄などの公共交通機関が便利
- タクシーも多い
- コスパの高いホテルが多い
以下でその他のエリアの特徴も紹介していますが、ピンと来るエリアがなければ、スクンビットかシーロムどちらかでの滞在を検討することをおすすめします。
筆者もバンコクに慣れていない友人を何度もタイに呼びアテンドしていますが、ホテルのエリアは必ずスクンビットかシーロムをすすめています。
紹介するホテルを記載したバンコクの地図
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- スクンビットのホテル❶〜❼
- シーロムのホテル❶〜❸
- サイアム・プラトゥーナムのホテル❶,❷
- リバーサイドのホテル❶〜❹
- チャイナタウンのホテル❶
- 王宮周辺(旧市街)のホテル❶,❷
- カオサン通りのホテル❶,❷
スクンビットのおすすめホテル
- 日本人および日本人向けの店舗が多い
- 公共交通機関が充実している
スクンビットエリアは、スクンビット通り(Sukhumvit Road)という名の幹線道路が通る一帯です。
一般にはBTS(高架鉄道)のトンロー(Thong Lo)駅からプルンチット(Phloen Chit)駅あたりまでのことを指します。
(ピンク色の四角で囲んでいる5駅がスクンビットエリア)
スクンビットには、「日本人向けの施設」が多いです。
マッサージ店や飲食店のメニューが日本語表記であることは珍しくありません。
バンコクに来たので、トンロー駅前の青龍ラーメンに来てみた。ここは豚骨が主流。美味しいです。
ギトギトさ少なめ、他店に比べ、あっさり味。でもちゃんと豚骨の味がします。甘みはあるがしつこくない。
飲んだ後の締めに良さそうです。
毎月1日と16日は100バーツ。
半炒飯の単品もあると良かったな。 pic.twitter.com/oRM0LFbzpn? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) November 3, 2020
(日本でも十分通用する美味しいラーメン屋などが探さずとも見つかるくらい溢れている)
海外旅行に慣れていない人でも安心感を得られます。滞在中に不便や治安の悪さを比較的感じません。
一方で屋台や食堂、寺院などのタイ文化を感じられる景色も多々目にすることができます。
都会化するバンコクに昔ながらのタイ文化が溶け込む面白いエリアです。
また、スクンビットには「ウォシュレット付きトイレ」や「日本の番組を視聴できるテレビ」など、日本人旅行者にとって快適な設備のホテルが多いです。
❶ ホテル ニッコー バンコク(Hotel Nikko Bangkok)
ニッコーバンコクは、2019年1月16日にオープンした比較的新しいホテルです。
日系のホテルブランド『ニッコー・ホテルズ・インターナショナル』が運営しています。
そのため、コンセプトがかなり日本人向けです。ホテルの中にいると「ここは日本か?」と錯覚してしまうほどです。
- 客室のテレビで日本の番組を視聴可能
- 日本人スタッフが4名いる
- トイレがウォシュレット付き
- 朝食に日本食あり
上記の通り、海外旅行に慣れていない人でも安心できる特徴を兼ね備えています。
(レセプションには日本語サービスのカウンターもある。筆者が宿泊した時は日本人スタッフが対応してくれました)
また、BTSトンロー(Thong Lo)より徒歩わずか3分、という好立地にあるので便利です。
1泊の宿泊料金は13,000円前後。駅近の五つ星ホテルにしては安い金額です。
写真の客室はスタンダート ダブルルーム(Standard Double Room)。広さは36平米です。
日本人向けのホテルだけあり、清掃が隅々まで行き届いています。特に水回りが綺麗。
(全室バスタブ付き。しかもアメニティがタイの高級コスメブランド『パンピューリ』で統一されている)
また、タイのホテルにしては珍しくトイレとバスルームがセパレートです。このあたりもさすが日本人向けホテル。
タイは高級ホテルでもユニットバスが多いですからね。セパレート派にとってはこれだけでもかなり好印象。
また、トイレは暖房便座でウォシュレットを完備しています。
加えて温風乾燥機能も備えています。日本の高級ホテル同様の感覚で利用できます。
ホテル内の説明書きは全て日本語です。なので、不便を感じることはありません。
困ったことがあれば室内電話で日本人スタッフに何でも聞けるので楽です。
朝食は納豆や味噌汁、佃煮、卵焼き、肉じゃがなど「朝食べたい日本食」のオールスターが揃っています。
その他にも定番タイ料理やパン類、デザートなどの一般的なブレックファーストもあります。日本食4:その他の料理6と言った比率でしょうか。
日本人宿泊客も意識した品揃えです。
プールは広くてジャグジーエリアも完備しています。ビーチベッドの数も多いです。
さすが五つ星ホテル。とても快適に過ごせます。
ホテル周辺には滞在中に必要な施設は全て揃っています。タイ料理食堂、日本食屋、マッサージ、両替など。
立地的にも設備的にも日本人の出張者を狙ったですが、旅行での滞在も強くおすすめできます。
「せっかくタイに行くのに日本すぎる環境ってどうなのよ?」と思う人もいるでしょう。
しかし逆に、海外に慣れていない、タイは好きだけどタイ料理は合わない、と言った人なら満足度の高いホテルです。とにかく安心感があります。
出張、家族旅行、ひとり旅など、日本人であればどのような目的であっても満足できます。
落ち度のないオールマイティに素晴らしいホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
(喫煙部屋はスーペリアキング、スーペリアツイン、プレミアキング、プレミアコーナーキング、プレミアコーナーツインのみ)

❷ バンコク マリオットホテル スクンビット(Bangkok Marriott Hotel Sukhumvit)
同じくBTSトンロー駅地下のホテル。駅からの距離は徒歩約3分。超好立地です。
1拍の宿泊料金は8,000円前後です(シーズンによって異なる)。
比較的安くて綺麗。洒落たエントランスロビーや、タイ在住日本人に人気のスカイバーを設けているため、旅行者からも比較的人気。
個人的にも、このホテルはかなりおすすめできます。
「トンロー界隈ではニッコー(上述ホテル)かマリオットの二択」と言われるほど、安定した人気を誇っています。
エントランスロビー兼ラウンジ。天井が高くてゴージャスな雰囲気。
日本人宿泊客が多いホテルなので、ホテル施設の案内は全て日本語。タイ語や英語が苦手な旅行者でも安心です。
写真の客室タイプはデラックス シティビュールーム キングベッド。広さは34平米です。
ベッドルームの配色に所々赤色をアクセントに使用しています。可愛いです。
部屋には清潔感もあります。
マリオット スクンビットバンコクは、特に女性に人気のホテルと言われているわけですが納得です。
個人的に好きなのがバスルーム。
バスタブ横に大きな嵌め込み窓があるため、湯船に浸かりながら外の景色を眺められます。
バスタブからの眺め。
電動カーテンレールを備えているので、スイッチを押すだけで外からの視界を遮ることができます。
(客室から見える夜景も悪くない。せっかくなので予約の際には「高層階希望」のリクエストを出しておくのがおすすめ)
バンコク マリオットホテル スクンビットが人気の理由の一つが、ホテル45階に併設されているルーフトップバー「オクターブ(Octave)」です。
宿泊者以外も入場可能です。そのため、連日多くのタイ人・在住外国人が訪れています。
人気のスカイバーですが、席数は多いため21:00頃に行っても座れました。
ビール1本250バーツ前後、カクテルは各380バーツ前後など。
飲み物はまあまあ高いですが、入場料は無料です。場所代込みと考えれば許容できる範囲の金額です。
この素晴らしい夜景は一度は目にしておきたいです。
毎日17:00〜24:00
客室の雰囲気も良く、スカイバーも楽しめるため、かなり満足度の高いホテルでした。
日本人宿泊客からのレビューも総じて評価が高いです。
これで1泊1万円を切っていたら即決して良いレベル。
思い出に残るホテルに泊まりたい人は是非。
喫煙部屋はあるようですが、恐らく少なめ。
筆者はリクエストを出しましたが、閑散期にも関わらず禁煙ルームを割り当てられました。
喫煙場所は1階やプールがあるフロアに設けられています。
バンコク マリオットホテル スクンビットを含め、BTSトンロー周辺にある全てのおすすめホテルについては、以下の記事も参考にどうぞ。

❸ ブレス レジデンス(Bless Residence)
BTSプロンポン(Phrom Phong)から徒歩約5分(距離約800m)の場所に位置するサービスアパート系のホテル。
こ綺麗かつ日本人慣れした親切がスタッフがいるうえ、1泊5,000円前後(オフシーズンになると3,000〜4,000円まで下がる)というリーズナブルな宿泊料金が魅力。
プールやフィットネスジムなどの設備は豪華ではありませんが、そこそこの値段で良い立地かつ綺麗なホテルに泊まりたい人におすすめです。
写真の客室タイプはプレミアルーム(Premier Room)。広さは30平米です。
2020年に新装されているため、とても綺麗な部屋でした。
特に景観はありませんが、ソファーや作業用デスクなどの必要な物は全て揃っています。
これで駅近であることを考えると、1泊5,000円前後はかなり安いです。
リーズナブルなホテルでありながらも、しっかりとバスタブも完備。
ここまで良い条件が揃っているホテルはバンコクには中々存在しません。
ホテルの予算を1泊5,000円前後で考えている人には強くおすすめします。
デラックス1ベッドルーム
また、6,000〜7,000円前後出せば、広さ65平米もあるデラックス1ベッドルームに宿泊できます。
デラックス1ベッドルーム。
リビングルームとベッドルームにわかれている広い部屋です。サービスアパート系ホテルなのでキッチンや大きな冷蔵庫も完備。
プールはラグジュアリーホテルに比べると大きくはありません。
しかし、観光メインでバンコクを楽しみたい人なら、プールを利用する機会は少ないかと思うので問題ないでしょう。
ホテルの真横にはセブンイレブンや日本式ラーメン屋ナナセをはじめ、タイ料理食堂やマッサージなど滞在中に必要な施設は全て揃っています。
かなり穴場なホテルです。
ブレス レジデンスを含め、プロンポンにある全てのおすすめホテルは、以下の記事も参考にどうぞ。

❹ グランドセンターポイントホテルターミナル21(Grande Centre Point Hotel Terminal 21)
BTSアソーク(Asok)と「ターミナル21」の両方に直結している大型の五つ星ホテル。
五つ星ホテルかつ駅とショッピングモールに直結という立地でありながら、1泊12,000円前後で宿泊できるコスパの高さが特徴です。
日本だったら3〜4万しても不思議でないレベルです。
まず立地ですが、ホテルと直結しているBTSアソークがとにかく観光に便利。
BTSアソークはバンコク観光における要所と言っても過言ではありません。
下記に記している各鉄板観光地の、丁度中間あたりに位置してます。
また、BTSアソークはMRT(地下鉄)スクンビット駅に連結しています。ホテルから各観光地へ行く際、BTSとMRTどちらもすぐに利用できるのです。
それでいて、ホテルから徒歩3分の場所には、バンコク随一の歓楽街「ソイカウボーイ」もあります。
(ソイカウボーイ)
ホテルの部屋は高層階にあるので、歓楽街からの騒音は届きません。
- ショッピングモール直結
- BTS直結
- MRTも利用できる
- 歓楽街もある
というパーフェクトなホテル。
立地もさることながら、ホテル施設もさすが五つ星と納得できるレベルです。
ホテルには、広々したプールや充実したフィットネス設備が整っています。
おこもりステイも満喫できます。
(広々とした屋外プール)
(ジャグジープールもある)
写真の客室タイプは、デラックスプレミアルーム(Deluxe Premier Room)。
設備も配色もシンプルなせいか、清潔感があるように感じます。オフィスのようなサッパリとした雰囲気です。
バスルーム。全室バスタブ付きでシャワーブースもあります。
また、トイレはウォシュレット付き。
客室には乾燥機能付きの洗濯機を完備しています。日本語の説明書もあり。さらに、毎日無料で洗剤を補充してくれます。
洗濯するつもりで荷物を少なめにできます。荷物をLCCの機内持ち込み手荷物範囲内におさえることもできるでしょう。
洗濯機はかなり重宝します。
高層ホテルなので、夜景が綺麗なのも素晴らしいです。
宿泊予約の際は、より綺麗な景色が望めるよう「高層階希望」のリクエストを出しておきましょう。
エントランスロビーもゴージャスな造りです。
スタッフの対応も素晴らしいです。丁寧かつゆっくりな英語で、分かりやすくホテル各設備について説明してくれます。
エントランロビーには日本語の新聞があったり、飲み放題の無料コーヒーがあったりと、細かい点でのサービスも良いです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
喫煙部屋なし。喫煙エリアはホテル1階かプールがある17階のみです。
洗濯機設備は、以下グレードの部屋のみです。
- デラックス プレミアルーム(Deluxe Premier Room)
- グランドデラックスルーム(Grande Deluxe Room)
- グランドスイート(Grande Suite)
- エグゼクティブスイート(Exective Suite)

❺ ホープランド ホテル アンド レジデンス スクンビット 8(HopeLand Hotel Sukhumvit 8)
BTSナナ(NANA)から徒歩5分(距離約400m)の場所に位置する日本人向けホテル。
2017年に開業しました。比較的新しいホテルなので、建物全体が綺麗です。
1泊7,000円前後でリビングルームとバルコニー付きの広い部屋(52平米)に宿泊できます。
BTSナナから徒歩5分のホープランド スクンビット8に宿泊
・2017年開業なので綺麗
・サービスアパートみたいな造り
・洗濯機完備(乾燥機無し)
・日本のTV番組見れる
・部屋が結構広い(52平米)
・1泊7千円前後サービスアパートの部屋が好きな人には良いかも
これで1泊5千円ならコスパ抜群だと思う pic.twitter.com/D5GcINmGoP? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) September 26, 2019
バンコク最大の歓楽街「ナナプラザ」から徒歩10分程度の場所に位置しているため、夜遊び目的の男性旅行者におすすめです。
エントランスロビー。
夜遊び目的の旅行者も滞在しているとは言え、ホテル自体は清潔感があって爽やかな雰囲気。
ロビーには無料のコーヒーがあったり、昼過ぎになると無料のスナックも置いてあります。
サービスはしっかりしています。
スタッフの態度も良いです。チェックイン時には笑顔で対応して頂き、きちんとベルボーイが荷物を部屋まで運んでくれました。
(洗濯機付き。ただし乾燥機能がないのが残念。洗濯物はバルコニーで干します)
写真の客室タイプは、1ベッドルーム スイート(1 Bed Room Suite)。
派手派手しさがなくて落ち着く雰囲気。
リビングルームとベッドルームに分かれているのも良いです。部屋が広く感じられます。
ちなみに、喫煙はバルコニーで可能です。
広くはないですが、小綺麗なプールとフィットネスジムを完備。
ラグジュアリーホテルほどのスイート感はありませんが、夜遊びで使うホテルとしては上出来かと思います。
このグレードで1泊7,000円で泊まれるなら十分コスパが高いです。
バンコク男の一人旅に是非。
その他、BTS ナナ・ナナプラザ周辺にあるおすすめの夜遊びホテルは、以下の記事にまとめています。参考にどうぞ。

❻ ジ オークラ プレステージ バンコク(The Okura Prestige Bangkok)
BTSプルンチット(Phloen Chit)に直結している、株式会社ホテルオークラの海外チェーンホテル。
1泊の宿泊料金は20,000円前後。
上述したニッコーホテルバンコクとコンセプトは似ています。
- 日本食の朝食
- 日本語のテレビ番組視聴可能
- 日本人スタッフがいる
- トイレはウォシュレット付き
など、日本人向けの設備が充実しています。ただ、若干オークラの方が高級感は上です。
黒とブラウン基調のロビーには重厚感があり、枯山水のインテリアもあり本格的な和を感じさせる雰囲気。より日本らしさを求める人であればオークラの方が落ち着くでしょう。
エレガントであり和洋折衷漂うホテルです。
また、BTSプルンチットと直結しているため、BTSを利用しての観光にも便利。
スタッフの対応も良いです。ベルボーイやドアマンがとにかくテキパキしています。
荷物を持ってウロウロしていると、すぐに荷物を運んでくれたり「預かりましょうか?」と声をかけてくれました。
女性スタッフの中には着物を着用している人もいて、雰囲気が良いです。
さすが、オークラのコンセプトである「古くからの伝統と現代的な品質を融合させた上での安心感」はタイでも健在です。
ホテルスタッフの質については、間違いなく一番上質でした。
子連れやシニア世代の日本人宿泊客が多かったですが、納得しました。
写真の客室タイプはデラックス(Deluxe)。広さは43平米です。
さすが日系のチェーンホテル。チリ一つ落ちていない綺麗な部屋です。
家具の端っこなど細かい部分を見ても汚れ一つありません。
そのためか、全体的に高級感が漂っています。
個人的に好きだったのは、客室に完備しているお茶のセット。
ちゃんとお茶っ葉と急須があります。筆者は寝る前に温かいお茶を飲みたいのでありがたい。
(客室から見える夜景も良い)
客室の清掃においても、適当に置いていた洋服が綺麗に畳んでありました。
レビューを見てもオークラホテルにはリピーターが多いのが見て取れましたが、納得です。
このホテルには、日本のおもてなしがあります。
インフィニティ風のプール。眺めも良し。リラックスできます。
朝食は本格的な和食です。
「タイに来てまで和食はいらない」と思う人もいるかもしれません。
しかし、和食以外にもタイ料理や洋食のビュッフェがあります。
個人的には朝一番は味噌汁を飲んで気持ちを引き締めたいので、和食を食べられるのはありがたいです。
1泊20,000円は少々高いですが、料金以上の満足感を与えてくれるホテルです。
海外旅行に慣れていない人であれば安心感を得られるでしょう。

❼ ローズウッド バンコク(Rosewood Bangkok)
2019年3月に開業した比較的新しい五つ星ホテル。BTSプルンチットに直結しています。
遠くからでも見える、タイの伝統的な挨拶「ワイ」の形をした外観が特徴的です。
BTS側の客室の窓は建物の形に沿ってはめ込まれていて、ちょっと宇宙船のような複雑な形の客室になっています。かなり面白い。
1泊の宿泊料金は35,000円〜40,000円と、バンコクの中でもかなり高いほうですが、それだけに非日常空間の演出はさすがのもの。
予算に余裕がある人には、是非宿泊してみてほしいおすすめホテルです。
ホテル内のプール。BTSに面していて、ジャグジーに浸かりながら街並みを見渡せる造りになっています。
また、奥の壁が吹き抜けになっていて、上階から滝のように水が流れています。レインシャワーのような感じ。上から降って来る水に当たりながら泳ぐと気持ち良いです。
プールサイドの植物は綺麗に手入れされていて清々しいです。都会の真ん中にいながらリゾート気分を味わえます。
また、スタッフ対応も素晴らしいです。
ビーチチェアに座ると、すぐにバスタオルを持って来てれて、ついでにドリンクの注文を取ってくれました。
ホテル内のエレベーターホール。ローズウッドという名前の通り、通路ではほのかにバラの甘い香りが漂っていました。アロマか何かでしょうか?
また、廊下を歩いても物音一つ聞こえません。さすが超高級ホテル。
写真の客室タイプはプレミアキング(Premier King)。広さは50平米です。
壁全面が窓です。今までにないデザインの部屋。開放的な眺めが贅沢な気分を味あわせてくれます。
ベッドもぐったりと安眠できるくらいフカフカ。
また、客室全体のインテリアにこだわりが見られます。
山あいリゾートにも海沿いリゾートにもない、温度を感じない且つ無垢感もないスタイリッシュな色合いです。
モダンという言葉が良く似合います。
センスが良い。
客室窓から見える景色は爽快です。
BTSのラインと、左右に建つ高層ビル群がまるで谷のように見えます。
バスルームも広々。
宿泊料金は高いですが、例えばバンコク旅行最終日に思い出として1泊だけ泊まるという利用方法もありです。
ラグジュアリーホテルが好きな人なら、わざわざ1泊だけでも泊まる価値があります。
予算に余裕がある人は是非。

シーロムのおすすめホテル
- 駅周辺に露店・ナイトマーケット・パブが集中して賑やか
- 日本食の店が多い
- 公共交通機関が充実している
シーロムはオフィス街や歓楽街が入り混じる都会エリアです。
バンコク路線図MAPで言えば、下に記してある2駅。BTSサラデーン(Sala Daeng)とMRT シーロム(Silom)が交わる場所です。
上述したスクンビットエリア同様に、シーロムも海外旅行初心者の滞在拠点としては便利な環境です。
夜遊びできる歓楽街はじめ、マッサージ屋やコンビニ、ショッピングモールや日本食チェーン店が豊富。
(人通りが多くて、夜も賑やか)
(大阪王将、すき家、日本式居酒屋、焼肉屋などの日本食が多く並んでいる)
加えて、BTSもMRTも使えるので観光にも便利。
スクンビットと並んで、海外旅行初心者が安心して滞在できるエリアです。
❶ クラウンプラザ バンコク ルンピニ パーク(Crowne Plaza Bangkok Lumpini Park)
BTSサラデーンから徒歩4分(MRTシーロムから徒歩2分)の場所に位置する日本人向けの大型ホテル。
駅近である上に、「日本人贔屓」と言っても過言ではないほど、日本人向けの対応に優れています。
(チェックインロビー)
ホテルの主な特徴は、以下の7点。
- 日本人スタッフがいる(毎日6:30〜23:00まで)
- タイ人スタッフも簡単な日本語を話せる
(中には流暢な日本語を話せるタイ人スタッフもいる) - 日本食のレストランあり
- 客室テレビで日本語のテレビ番組視聴可能
(NHK、フジ、テレビ東京、朝日、TBS) - 朝食に若干の日本食あり
- BTSにもMRTにも近くて、どこへ行くにも便利
- タニヤ通り、パッポン通りまでも徒歩5分程度。夜遊びに便利
客室・プール・フィットネス・レストラン設備も「さすが五つ星ホテル」と思える、落ち着いた雰囲気でした。
(ホテル内のラウンジやレストラン・バーがモダンで洒落ている)
日本人からのレビューも高評価のオンパレード。
筆者は3泊しましたが、とにかく居心地の良い滞在でした。
まず、何と言っても日本人スタッフの方々の対応が物凄く親身です。
チェックイン時、喫煙ルームのリクエストを忘れていた筆者ですが、お願いしたら快く喫煙ルームをおさえてくれました。
また、フロントにてタクシーを呼ぶ際は、日本語で書かれたタクシーカードに、希望する行き先にチェックを付けるだけで、メータータクシーを呼んでくれます。
タイ旅行が初めての人でも安心。きちんとメーターを使ってくれるタクシーを呼んでくれるのも嬉しいところ。
筆者が宿泊した客室タイプは、ジュニアスイートルンピニー(Junior Suite Lumpini)。広さは53平米です。
1泊の宿泊料金は15,000円前後。
リビングルームとベッドルームに別れているので広く感じました。
また、2019年に新装されたばかりなので、新築みたいとはまでは言いませんが綺麗です。
(部屋からの眺めも良い。緑緑しいルンピニー公園が見える)
ちなみに、WiFiはYoutube動画をサクサク見られるくらい爆速。かつ、接続画面の案内も日本語です。
海外旅行が初めてという人でも何一つ不便を感じないです。
バスルームも広いです。
(トイレはウォシュレット付き。さすが日本人を意識したホテル)
アメニティは、
- 歯ブラシ
- シャワーキャップ
- 髭剃りセット
- 綿棒
- 裁縫セット
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
- ボディローション
- 固形石鹸
の10点。不足なく揃っている印象。特に持参・購入するべき物はありません。
もちろん、ドライヤーやガウン、室内スリッパも完備。
プールは温水ジャグジー付き。例えば子連れ旅行なら子供をプールで遊ばせたあと、親はのんびりと温水ジャグジーで過ごせます。
ビーチチェアの数も多くてのんびりできます。
宮殿のような雰囲気で「これぞ高級ホテル」と思えるプールです。
個人的に、特に良かったのがホテル22階に併設されている日本食レストラン「水琴(SUIKIN)」
寿司や刺身、天ぷらやソバなどの定番日本食をホテル内で食べられます。
モダンで木の温もりを感じられる雰囲気良い店内。
通常のテーブル席に加えて個室席もあるので、のんびりとグループや家族で日本食を堪能できます。
(寿司おまかせセット。490バーツ)
定番の日本食(うどん・ソバ・サーモン丼・天ぷら)などは200〜300バーツ程度。
高級ホテルのレストランにしては安い料金です。
そして、水琴のタイ人スタッフさんの対応も素晴らしい。
「こちらサービスです」と、流暢な日本語で味噌汁をくれたり、食器を下げるタイミングなどが抜群。
かなり教育されています。
ホテル宿泊中、日本食が恋しくなったら是非水琴へ足を運んでみましょう。
- ランチ / 11:30〜13:45
- ディナー / 18:00〜21:45
日本人なら絶対に高い満足度を得られるであろう素晴らしいホテルでした。
とことん日本人に寄り添ったホテルなので、とにかく安心感があります。
タイ旅行が初めての人、海外旅行に慣れていない人には特におすすめのホテルです。
喫煙部屋あり。予約時にリクエストしておきましょう。
❷ バンコク マリオット スリウォン(Bangkok Marriott Hotel The Surawongse)
BTSサラデーン(Sala Daeng)から距離約1.5km、徒歩15分の場所にある五つ星ホテル。
2018年に開業した比較的新しいホテルなので、ホテル内はどこもピカピカ。
加えて、
- 景色が良いインフィニティ風プール
- スカイバー
の設備が整っています。
(プール。景色が良い)
(スカイバーの夜景も素敵)
都会の中心に位置していながら、リゾート気分も味わえるホテルです。
また、世界的に有名なホテルチェーン「マリオット・グループ」のホテルだけあって、スタッフの対応も素晴らしい。
チェックイン時にウェルカムドリンクに加えて花飾りをくれたり、英語・タイ語が話せなくても翻訳機を使って丁寧に対応してくれます。
BTSから若干の距離があるというデメリットを踏まえてもおすすめです。
写真の客室タイプはデラックス ルーム キングベッド(Deluxe Room King Bed)。広さは37平米です。
客室は近年のシティホテルに多いモダンな造り。
壁には古いタイの伝統的な絵画が飾ってあります。
一流ホテルチェーンは、世界水準の高級感をベースに、こうしたタイらしい演出も忘れてないから好きです。
テンションを高めてくれます。
客室からの景色も素晴らしいです。
バンコクの都会っぷりを一望できます。
部屋から良い景色が眺められるよう、予約時には「高層階希望」を出しておきましょう。
ホテル施設内は、どこを見回してもゴージャス。
さすが五つ星ホテルです。やはり外資系の高級ホテルチェーンは安心感と安定感があります。
1泊の宿泊料金は15,000円前後。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。

❸ ザ スコータイ バンコク(The Sukhothai Bangkok)
MRTルンピニー(Lumphini)から徒歩約10分の場所に位置するホテル。
ホテル名にある「スコータイ」とは、タイ北部の世界遺産遺跡がある町のスコータイから来ています。
名前のとおり、スコータイをイメージし再現した様々なオブジェがあります。
また、ホテル敷地内中央には美しい緑と蓮池が広がる庭園があるのが特徴。独特の不思議な空間を生み出している面白いホテルです。
どこを見ても絵になります。また、中庭の蓮池ガーデンは本当に癒される。
ホテル内の敷地が広く、外の喧騒が全く聞こえないのも良いです。
都会のオアシスと言っても過言ではありません。
若い人よりも子連れやシニア世代に最適なホテルと言えるでしょう。
写真の客室タイプは、エグゼクティブスイート(Executive Suite)。広さは78平米です。
広い上に、まるで会社の応接間のような造り。
家具含め部屋全体に木が多用され、間接照明や調度品が確かにスコータイらしい柔らかかつ重厚な印象を与えてくれます。
そして客室の大きな嵌め込み窓からは、蓮池のガーデンが見晴らせます。
中級ホテルの部屋くらいに広いバスルーム。
洗面台は2つ完備しているため、家族旅行の際は使い勝手が良いです。
プールも開放感があって広々としています。
都心に近い立地でありながらも、都会の喧騒を逃れて優雅にのんびりと過ごしたい人向けのホテルです。
(朝食の種類も多い)
ホテル内の至る所にある遺跡オブジェも素晴らしく、非常にタイらしいホテル。
「このホテルを好きにならない人はいないだろう」とまで断言できる素敵なホテルです。
詳しい宿泊レビューは以下の記事も参考にどうぞ。
「いつでも賑やかな繁華街に行きたい」「でもホテルは喧騒から逃れたオアシスのような場所が良い」と思うシニア世代や子連れ旅行者には強くおすすめできます。

喫煙部屋あり。筆者が宿泊したエグゼクティブスイートは喫煙部屋がありました。
しかし、改めてホテルにメールで問い合わせたところ、喫煙できるのはクラブルーム(バルコニー付き)のバルコニーのみという返事を頂きました。
喫煙できるのはクラブルームのバルコニーのみと考えた方が良いです。
その他のシーロムのおすすめホテル
上記のホテルを含め、シーロムにある全てのおすすめホテルは以下の記事にまとめています。参考にどうぞ。

サイアム・プラトゥーナムのおすすめホテル
- ファッション系のショッピングモールが多い
- 東京で言えば渋谷・原宿のようなエリア
- ローカルを味わえる屋台や食堂は少ない
サイアム・プラトゥーナムエリアは、BTSチットロム(Chit Lom)とBTS サイアム(Siam)の2駅周辺を指します。
BTSのMAPで言えば、下に記してある2駅です。
上で紹介したスクンビットエリアから近い場所にあります。
サイアム・プラトゥーナムエリアは、バンコク随一のショッピング街です。
バンコクにある巨大ショッピングモールの多くが、サイアム・プラトゥーナムエリアに集結しています。
(日本で言うと渋谷や新宿のような雰囲気)
そのため、買い物目的でバンコクを旅行する人にとっては、最も利便性の高いエリアです。
ただ、多くのショッピングモールが22:00頃までには閉店するため、夜は意外にも閑散としています。
(屋台・食堂・パブないため、夜は静か)
夜の繁華街の活気を味わいたい若者には少々物足りないエリアです。
どちらかと言えば、昼間の活動が中心となる人、夜出歩かない子連れ旅行者におすすめです。
(コンビニやマッサージ屋は多々あるため不便ではない)
❶ サイアム アット サイアム デザイン ホテル バンコク(Siam @ Siam Design Hotel Bangkok)
BTS サイアム(Siam)から1駅のBTSナショナルスタジアム(National Stadium)より、距離約180m・徒歩2分程度の場所に位置するデザインホテル。
「アートが溢れるお洒落な空間」「各ショッピングモールに近い立地」の2点を兼ね備えています。
1泊の宿泊料金は8,000円〜9,000円(シーズンによっては7,000円前後まで下がることもある)。
比較的リーズナブルな料金、かつ芸術家による洒落たアートが施されていることから、女性のグループ旅行での滞在地として人気です。
ホテル入り口にあるアート。バンコクをテーマに作成されていて、青や赤、黄色の線はバンコク市内を走るBTSをモチーフにしています。
さすがデザインホテルと言うべきか、エントランスロビーなどの共用部は右も左もアートだらけ。
うるさくない程度にアートが散りばめられています。
また、ホテル全体にアロマの香りが漂っていて好感が持てます。女性一人旅でも安心できる雰囲気です。
写真の客室タイプはスーペリアルーム(Superior Room)。広さは30平米です。
ソファーも完備しているので、のんびりと過ごせます。
バスタブは足を伸ばして湯船に浸かれる大きさ。
プールの造りもお洒落。
プールからは周囲の高層ビル群が見えて気持ち良いです。
アートが散りばめられたデザインホテルが好きな人は是非。
❷ バイヨーク スカイ ホテル(Baiyoke Sky Hotel)
プラトゥーナムエリアに佇む、高さ309mの超高層ホテル。
周辺を歩いていると「あの建物は一体なんだ?」と必ず目につくほど目立っています。
超高層ホテルだけあって、屋上には展望台やスカイバーを併設しているのが特徴です。
客室からの景色も素晴らしいです。
客室から望む景色。バンコクの都会っぷりを一望できます。
何より素晴らしいのは、高層ホテルでありながら1泊の宿泊料金が7,000円前後という信じられないほどリーズナブルな点。
客室の造りは若干古いものの(シャワーが固定式、エアコン調節がダイヤル式など)、滞在には全く不便を感じません。
また、客室の広さは43平米。十分な広さです。
デザインはモダンとは言えませんが、「デザインなんて二の次」と思う人にとっては素晴らしいコストパフォーマンスを発揮するでしょう。
ホテル内には24時間営業のファミリーマートが併設されています。
高層ホテルではエレベーター乗車時間が必然的に長くなるため、ちょっとコンビニに行くために外出するのが面倒に感じられるもの。
しかし、バイヨークスカイホテルでは、ホテル内にコンビニがあるので心配不要です。
また、ホテル内には日本人スタッフと日本語を話せるタイ人スタッフがいます。
大きなホテルですが、日本語での施設案内があるため、ホテル内のどこに何があるのか迷うこともありません。
朝食開始時間や朝食会場の場所も分かりやすく記載されています。
屋上には展望台やスカイバーなど、宿泊者が楽しめる施設もあり。
間違いなく思い出に残るホテルです。個人的にもお気に入りです。
ホテルからの景色を求める人は是非。

リバーサイドのおすすめホテル
- ホテル客室からチャオプラヤー川が望める
- ホテル施設が豪華
- ホテルからBTSまでシャトルボートで移動できる
リバーサイドとは、バンコク市内を南北に走るチャオプラヤー川沿いのエリアを指します。
チャオプラヤー川という大きな川が流れているゆえに、移動の際にはホテル専用のシャトルボートを都度利用する必要があるのが欠点。
そのため、ホテルで多くの時間を過ごす「ホテルライフ好き」におすすめのエリアです。
以下で紹介する❷〜❹のホテル敷地内には、専用の船着場が設備されています。
ホテルからBTSへ行く際は専用のシャトルボートに乗って、BTSサパーンタクシンに併設されている船着場「サトーンピア(Sathon Pier)」へ移動できます。
上地図のように、シャトルボートがサトーンピアと各ホテルを往復しています。
(ホテルのシャトルボート)
多くのリバーサイドホテル周辺にはBTSやMRTなどの鉄道が存在しないため、便宜をはかってシャトルボートを運用しているというわけです。
なので、他エリアに比べると移動がやや面倒ではありますが、一応BTSは利用できます。
大した不便は感じません。
各シャトルボートは、10分〜15分に1本が出航しています。
いずれのホテルでも、チェックイン時に船着場の場所やシャトルボートの時刻表を案内してくれます。
❶のホテルに関しては川沿いではないため、徒歩でBTSへの移動が可能です。
リバーサイドのホテルはホテルライフ好きに向けたホテルが多いため、ホテル内にリバービューのレストランや巨大な南国風プールを設備しています。
宿泊料金は他エリアよりも高めですが、ホテル施設の内容はバンコクで一番ゴージャス。
ホテルでゆったりとしたい人は、リバーサイドエリアでの滞在が良いでしょう。
❶ ルブア アット ステート タワー(lebua at State Tower)
BTS サパーンタクシン(Saphan Taksin)から約500m、徒歩5分程度の場所にある世界的に有名なホテル。
このホテルが世界的に有名である理由は、ホテル屋上に設置されている世界一高いスカイバー「シロッコ」が、映画「ハングオーバー2」の撮影現場として使われたからです。
(ホテル屋上にあるスカイバー「シロッコ」。高さはなんと247メートル。しかも屋根がないので開放感が凄まじい)
スカイバーから見える景色の迫力もさることながら、客室からもチャオプラヤー川や美しい夜景が見えます。
そのため、常に世界中の観光客からの人気宿泊先となっています。
宿泊料金は(シーズンにもよりますが)1泊15,000円前後。
上で紹介してきたホテルより少々値は張りますが、「まさに非日常」と思える豪快な景観を楽しめます。
素晴らしい思い出を作れるので、決して高くない金額です。
客室は、ベッドルームとリビングルームに分かれています。
ベッドルーム奥のバルコニーからは、チャオプラヤー川を含めた壮大なバンコクの景色を楽しめます。
バルコニーから見えるチャオプラヤー川の景色
バスルームも広々としていて、バスタブとシャワーブースが仕切りで分けられています。
プールやジムなどの施設も充実しています。快適なホテルライフを送れるでしょう。
何もかもがダイナミックな有名ホテルで過ごす夜は、感動の連続です。
(スカイバー「シロッコ」には絶対に足を運びたい)
海外旅行に特別な思いを寄せている人には、是非一度ルブア アット ステート タワー (lebua at State Tower)で、日本では絶対に味わえない衝撃を受けてみてほしいと思います。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。

❷ ザ ペニンシュラ バンコク(The Peninsula Bangkok)
チャオプラヤー川沿いに佇む39階建ての大型ホテル。
建物が「W」の形になっていて、全室がリバービュー。客室の窓からはチャオプラヤー川とバンコクの街並みが見渡せます。
また、ペニンシュラホテルグループは「その国の文化をホテル造りに取り込む」ことを特徴としていて、タイらしい調度品にあふれつつ重厚で高級感あるデザインです。
非日常かつ快適で心地よい空間が広がっています。
- 客室からのリバービュー景色が素晴らしい
- 非日常を感じられるプール施設
- スタッフの質が良い(ホテル勤務歴15年以上のベテランスタッフが多い)
- 豪華な客室設備
- 1泊の宿泊料金は26,000円前後
まず、最初に驚かされるのはホテルスタッフの質の高さ。
ペニンシュラバンコクで働くホテルスタッフ770人のうち、なんと100人以上がホテル勤務歴15年以上のベテランです。
接客レベルが素晴らしい。
常に「ここぞ」というタイミングで”May I help you ?”と声をかけてくれたり、迎えのタクシーのドアを開けるタイミングなんかも完璧。献身的とはこのことを言うのでしょう。
また、程よくフレンドリーな所も好感が持てます。
ホテル内はアンティークな家具や調度品に囲まれています。
植物が綺麗に手入れされた中庭もあって、歩いているだけで清々しいです。
ホテル敷地内からはチャオプラヤー川を間近に見られます。波の音に癒されます。
(日本人好みの大きなバスタブ)
写真の客室タイプはダブルデラックス(Double Deluxe)。広さは45平米です。
高級感あるアンティーク調な家具に囲まれた部屋。
室内スリッパやガウンはふかふか、ベッドの弾力性も寝心地良し、洗面台はダブルシンクなので使い勝手が良いです。
細かい点もパーフェクトです。
客室から望むチャオプラヤー川の景色も、また素晴らしい。
筆者が宿泊した部屋は17階でしたが、高層階の方がもっと素晴らしい景色が望めるでしょう。
予約時には「高層階希望」を出しておくことをおすすめします。
ホテル内には3層に分かれた巨大なプールや、川沿いにリバービューレストランもあります。
どちらもチャオプラヤー川の景色を見ながらまったりと過ごせます。ここで飲むお酒の味は格別。
日常を忘れて過ごすには最高の設備でした。
ホテルステイを楽しみたい人には絶対におすすめ。のんびりした休暇を過ごせます。
バルコニー付きの部屋であれば、バルコニーで喫煙可能
ザ・ペニンシュラバンコクの詳細については、以下の記事も参考にどうぞ。

❸ マンダリン オリエンタル バンコク(Mandarin Oriental Bangkok)
マンダリン オリエンタル バンコクは、130年以上の歴史を持つ老舗ホテルにして、タイ最高級の五つ星ホテルです。バンコク初の西洋ホテルとして創業されました。
1泊の宿泊料金は90,000円前後。
金額に恥じない設備とホテルスタッフの質の高さ。完全に「タイの中にある別世界」です。
VIP向けのホテルとして知られていますが、近年はオフシーズンになると1泊30,000円前後に下がることもあり、バンコク在住の日本人をはじめ、多くの人がステイケーションとして利用しています。
マンダリンホテルは、とにかく映えます。ホテル全てが映えスポット。装飾も演出も他のホテルと比べ確実に頭一つ抜けていると言えるでしょう。
「ホテル夢の国」と例える人もいるほど。
それでいて、サービスの質の高さも評判が高いです。料金は高いですが、ホテル好きなら一度は泊まりたいホテル。
まず入って驚かされるのがエントランスロビー。
タイの寺院にある鐘をモチーフにしたシャンデリア、天井まで伸びる高い窓、西洋式の高級家具が並んでいます。
ロビーに入っただけで別世界に来たことを感じさせてくれる豪華な造り。
ホテル敷地内のプールや中庭も「美しい」としか言いようのない造り。
タイ王族専用の避暑地と言われても納得できる雰囲気です。とは言え、肩肘張る必要のないカジュアルさも若干ながらあるのが良いところ。
日頃の忙しさを忘れてのんびりと過ごせます。
写真の客室はマンダリンルーム(Mandarin Room)。広さは63平米です。
家具やカーペットは茶色系で落ち着いています。極上の高級ホテルですが、我が家のようにリラックスできる部屋でした。
バスルームだけでも格安ホテルのベッドルームくらいは広いです。
バルコニーからはチャオプラヤー川がよく見えます。
タイ最高級のホテルから見るチャオプラヤー川は特別です。
朝食は選びきれないくらい種類が豊富です。
朝食会場は川沿いのレストランなので、朝からチャオプラヤー川を眺め、優雅な気持ちで1日をスタートできます。
大げさでなく人生に強い衝撃を残せたホテルです。
宿泊料金が高いのは否めませんが、予算に余裕のある高級ホテル好きは泊まってみてはいかがでしょうか。
タイ最高級のおもてなしを体験できます。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
マンダリンオリエンタルバンコクの詳細については、以下の宿泊レポートも参考にどうぞ。

❹ チャトリウム ホテル リバーサイド バンコク(Chatrium Hotel Riverside Bangkok)
リバーサイドにある高級ホテル群の中でも抜群のコスパの高さを誇るホテル。
筆者が宿泊した部屋はスイートルームにも関わらず1泊の宿泊料金が13,000円前後。
60平米もの広い客室でバルコニー付き。
加えて屋上ルーフトップバーや、学校のプール並みに大きいプールも完備しています。
今日はリバーサイドのホテル
シャトリアム ホテル リバーサイド バンコク (Chatrium Hotel Riverside Bangkok)に宿泊60平米の広い部屋で、広いバルコニー付き。窓大きめ
これで1泊1万4千円なので、他のリバーサイドホテルよりお得に感じる
場所はアジアティーク寄り
部屋からの景色は一番いいかも pic.twitter.com/YA2Gl2LcPK
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) October 23, 2018
また、ホテルはアジアティークに近いです(約1.2km。徒歩で15分程度)。
ニューハーフショーやナイトマーケットを目的としている人には便利な立地。
筆者が宿泊した客室は、グランドスイート 1ベッドルーム リバービュー。
広々としたリビング付きで、ベッドルームからはリバービューが望める最高の設計。
特に良かったのはバルコニー。
1泊13,000円前後でリバービューが望めるバルコニー付きホテルは、バンコクではここだけ。
バルコニーから見える爽快なチャオプラヤー川の景色。
大きなプール。先端はインフィニティプール設計になっています。
プールに入りながらチャオプラヤー川が望めて気持ち良いです。
宿泊費が安いので「もしかして何か問題があるのでは?」と思いながら泊まりましたが、快適すぎる素敵なホテルでした。
広い部屋でのんびりとリバービューを楽しみたい人におすすめ。
2ベッドルーム等の家族向けルームもあるので、子連れ旅行にもどうぞ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
チャトリウム ホテル リバーサイドの詳細については、以下の宿泊レビューも参考にどうぞ。

リバーサイドのおすすめホテルまとめ
その他、以下の記事にてリバーサイドのおすすめホテルをまとめています。あわせて参考にどうぞ。

チャイナタウンのおすすめホテル
- 市場や屋台など東南アジアらしい光景が広がっている
- ヤワラート通りを中心に観光名所が多々ある
チャイナタウンとは、MRT ワットマンコン(Wat Mangkon)・MRT ファランポーン(Hua Lampong)周辺に広がる中華街を指します。
バンコク内で最も癖の強いエリアです。
バンコクでは消えつつある路上屋台が多く並び、路地裏には香辛料や発酵食品の匂いが鼻をつく市場が広がっています。
東南アジアの雑多な雰囲気が好きな人であれば、これだよこれと言いたくなる味のあるエリアです。
面白い場所ではありますが、交通マナーが悪かったり道端で頻繁に鼻を突く香辛料の香りがするという欠点もあります。
なので、海外旅行慣れしている人や、変わった場所が好きな人におすすめです。
(夜は多数の中華料理・タイ料理屋台が並ぶ。屋台料理が好きな人にもおすすめ)
❶ シャンハイ マンション バンコク(Shanghai Mansion Bangkok)
チャイナタウンの中心に佇むデザイナーズホテル。
一見ホテルとは思えない見た目。外観も内装も全て中華世界をモチーフとしています。
ホテル中央の吹き抜けロビー。中国のランタン風ライトがきらびやか。
こうした中華圏の文化に惹かれやすい西洋人からは「インスタ映え」ホテルとして知られ、英語圏の旅行雑誌では度々紹介されています。
各客室には「好運」「財富」と言った、見るからに縁起の良さそう名前が付けられています。
壁が黄色で派手というのも中国文化らしい。
更に驚きなのは客室内。
真っ赤なソファー、仕切りのない場所に置かれたバスタブ。
ちょっと見方を変えるとラブホテルにも思えますが、下品さは皆無なので過ごしやすいです。
客室内にはコーヒーの他、中国茶も完備されていて雰囲気抜群。
夜からは1階のバーで生演奏ライブを楽しめます。
ウェルカムドリンクにワインをくれたり、スタッフ対応も良いです。
ホテル周辺は屋台通りなので、十分に風情を感じられます。
ちょっと変わったデザインのホテルに泊まりたい人におすすめです。

王宮周辺(旧市街)のおすすめホテル
- 観光名所が多い
- 屋台や露店も多い
- パブやショッピングモールは殆どない
- 昼は観光客が多いが、夜は閑散としている
旧市街は、バンコクで最も有名な観光地の三大寺院(ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルン)や、現タイ王朝の王宮などが並ぶ格式の高い場所です。
日本で例えると皇居周辺。
都会的要素は極めて少ないです。夜は閑散としています。
ショッピングモールやマッサージ、コンビニは7エリアの中で一番少ないです。
夜に出歩かない人におすすめのエリア。
(観光客向けのカフェやお土産ショップはある。19時くらいまでは人通りは多い)
ただ、ライトアップされた巨大な仏塔や街中に溶け込む豪華絢爛な寺院など、「タイならでは」の光景を見られます。
(ホテル客室から見えるライトアップされたワットアルン)
また、仏具店や寺院が多いです。最もタイらしい景観を形成しています。
地元民が利用する食堂・屋台、川辺に連なる高床式住居など、どこを見てもタイらしい文化を感じられます。
都会的な場所よりも、タイの文化を感じられる場所に滞在したい人におすすめです。
❶ リヴァ アルン バンコク(Riva Arun Bangkok)
バンコク観光を代表するワットアルンの対岸にある小ぢんまりとしたラグジュアリーホテル。
客室はもちろん、バルコニーにあるジャグジー風呂や屋上レストランからライトアップされたワットアルンが望めるのが特徴です。
ワットアルンの対岸に建つホテル「リヴァ アルン バンコク」に宿泊
バルコニーのジャグジー風呂からライトアップされたワットアルンが望める最高の景色
ベッドルームからはワットプラケオまで見えます
8月頃からMRTが開通するエリアにあるので観光にも便利
旧市街ナンバーワンのおすすめホテルです pic.twitter.com/C2ucuWgG2o
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) June 30, 2019
(屋上レストラン。対岸に見えるワットアルンが輝く神秘的な光景)
リヴァ アルンバンコクは、旧市街で最もおすすめのホテルです。
2016年に開業したばかりなので、施設全体が綺麗。加えて、スタッフは外資系の高級五つ星ホテル並みに英語が堪能で対応も素晴らしいです。
(チェックアウト後には手書きのメッセージカードを頂いた。こういった対応は本当に嬉しい)
筆者が宿泊した客室タイプはプレミアム ジェットバス スイート。
特筆すべき点は、バルコニーに設置されたジャグジーバスと、バルコニーから見えるライトアップされたワットアルン。
ジャグジーバスに浸かりながら望むワットアルン…
まるでワットアルンを独り占めしているかのような感覚で、どんな素晴らしい夜景よりもロマンチックな気持ちになれます。
ジャグジー風呂にはキャンドルも備えられています。
ここでのんびりと風呂に浸かりながらビールを飲むのは至福の時間。
個人的に、自分が両親にバンコク旅行をプレゼントするなら、絶対にリヴァ アルン バンコクに滞在してもらうでしょう。
それほど素晴らしい時間を過ごせました。
また、ベッドルームからはワットプラケオも望めます。
ワットアルンとワットプラケオの両寺院を望めるのはリヴァ アルンバンコクだけ。
ラバンコクには様々なホテルが存在しますが「タイでしかできない演出のホテル」を望むのであれば、リヴァ アルンバンコクが絶対におすすめ。
タイ文化とラグジュアリーホテルが融合した最高のホテルです。
上述したように旧市街はスクンビットやシーロムと比べて都会的要素は少ないです。
しかし、だからこそワットアルンやワットプラケオが映えます。
個人的にも強く印象に残ったホテルとなりました。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
客室からワットアルンが望めるのは「眺望:リバー」の部屋のみです。
「眺望:シティー」だと部屋からワットアルンが望めないので、せっかくなら「眺望:リバー」の部屋を予約しましょう。
❷ アルン レジデンス(Arun Residence)
上述したリヴァ アルンバンコク同様に、客室からライトアップされたワットアルンが望めるホテル。
アルン レジデンスは、リヴァ アルン バンコクに比べリーズナブルです(スイートでも1泊13,000円前後)。
リヴァ アルン バンコクに比べるとホテル設備は劣るものの、安価な料金でワットアルンビューを楽しみたい人向け。
アンティーク家具に囲まれたホテルなので味があります。
筆者が宿泊した客室はヴィラ スイート キングベッド(Villa Suite Kingbed)。
キッチンとリビング、ベッドルームがそれぞれ独立している大きな部屋です(広さは63平米)。
面白いのは客室に備えられているアンティーク調の家具達。
シティホテルにはない可愛らしい雰囲気です。
こう見えて意外と実用的な面もあります。
テーブルやベッドの枕元近くには必ずコンセントがあり、パソコン作業や寝ながらのスマホ操作にストレスを感じません。
バスルーム
広々としたバルコニー目の前にはチャオプラヤー川が広がっています。
チャオプラヤー川から吹く暖かい風に当たりながらワットアルンを眺めるのは気持ち良いです。
夜はホテル併設の人気レストラン兼朝食会場の「ザ・デッキ(The Deck)」で、これまたワットアルンを眺めながら優雅に食事。
一般的なシティホテルに飽きた方や、リーズナブルな価格でワットアルンビューを楽しみたい人におすすめです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ワットアルンが望める客室タイプは
- スイート(Suite)
- ヴィラ スイート キング ベッド(Villa Suite King Bed)
の2種類のみです。せっかくならワットアルンが望める客室に宿泊するのがおすすめ。

カオサン通りのおすすめホテル
- 外国人向けの雑貨屋や飲食店などが密集している
- クラブやパブも多い
- バンコクで一番外国人が多い。多国籍化している
- 夜はとても騒がしい
バックパッカーの聖地と呼ばれる、世界中のツーリストが集まるエリア。
ゲストハウスや安宿、ツアー会社が多いため、節約長期旅行をするバックパッカーのような人達は、昔からカオサンを旅の出発点としていました。
現在では、バックパッカーに限らず短期旅行者も集まる一大ツーリストエリアになっています。
カオサンでは夜になると道端のレストランやバーからクラブ顔負けで大音量のクラブミュージックがかかり、旅行者達は深夜まで踊り明かします。
(夜のカオサンは熱気が凄まじい。道端がクラブのような状態になり大音量の中踊り狂う旅行者で溢れる)
毎日がパーティ状態となる凄まじい熱気を放つエリア。
昼間はレストランやお土産店が並ぶだけで割と閑散としていますが、夜は通り全体がクラブになるくらい大音量で音楽が流れます。
また、虫料理屋台・バー・タトゥーショップ・パチモノばかりのお土産屋があったり、山岳民族の売り子が歩いていたり、どこを見回しても外国人ウケする物で溢れています。
(路地裏に入っても雑貨屋がびっしり)
面白い場所ですが、滞在するとなると欠点もあり。
まず、カオサン周辺にはBTSやMRTがありません(一番近いサナームチャイ駅で2km離れている)。
また、外国人旅行者ばかりのエリアなので、メーターを使ってくれるタクシーは殆どいません。近場でも200バーツや300バーツなどの結構なボッタクリ価格を提示してきます。
加えて、毎日クラブのような馬鹿騒ぎが行われるので、道端にゴミが散乱していたりで結構汚いです。
通りの中にはマリファナを売る売人も多いため、他エリアより治安は決して良いとは言えません。
日本人が巻き込まれる事件は少ないですが、他エリア以上に、話しかけてくる見知らぬ外国人や盗難等に注意する必要があります。
そのため、刺激を求める若い人におすすめのエリアです。
❶ ダン ドゥーム ホテル(Dang Derm Hotel)
カオサンに点在するホテルの中でも、宿泊料金、ホテル雰囲気、清潔感、スタッフ対応など総合的に一番おすすめできるホテル。
ホテルの建物が大きいため、初めてカオサンに来た人でも簡単にホテルを見つけられます。
ホテルの入り口はカオサン通りに面していますが、客室は奥まった場所にあるため騒音はそれほど届きません。
ただ、客室の位置によってはかなりの騒音が響くことも予想されるため、予約時のリクエストには”I’d like a quiet room(静かな部屋がいいです)”の一言を入れておきましょう。
空きがあれば静かな部屋を案内してもらえます。
ベッドではなく、タイの民家風に木の床にマットが置いてある粋な作り。
ホテルとも旅館とも言えない雰囲気で、タイの新鮮さを感じられます。バルコニー付きなので喫煙者にはありがたいです。
バルコニー
シャワールーム。
シャワーブースとトイレの間に仕切りはありませんが、シャワールームは広いのでシャワーを浴びてトイレが水浸しになることはありません。
ホテル屋上にはプールが設置されています。
プールは他の旅行者グループがいても気にならないくらいの広さ。ビーチチェアーの数が多いので日光浴もバッチリ。
また、屋上からはカオサンの眺めも楽しめます。
カオサンの熱気を120%堪能するのに最適なホテルと言えるでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ バーン チャート ホテル(Baan Chart Hotel)
カオサン通りから約100mの場所にある中級ホテル。
カオサンから歩いてアクセスできる距離(徒歩1分程度)にありますが、カオサン周辺では最も高級であるため、バックパッカー等の節約旅行者がいません。
良い意味で安っぽさがないホテルです。
1泊の宿泊料金は5,000円前後。
外国人に対する対応が適当なスタッフも多いカオサンですが、バーンチャートホテルのスタッフは別です。
ちゃんとウェルカムドリンクを出してくれたり、空港までの帰りのタクシーは、メーターを使ってくれるタクシーが捕まるまでドライバーに交渉してくれました。
写真の客室はダブルルーム(Double Room)。広さは25平米です。
洋風の落ち着いた部屋。特別広くはありませんが、セーフティボックスやガウン、クローゼット等の設備は全て揃っています。
1泊5,000円程度で泊まれるなら十分満足できる客室。
夜はホテル内のスペースがレストランになるのもこのホテルの良い所。
カオサンでは爆音のクラブミュージックを流すレストランが多いですが、バーンチャートホテルのレストランは大人向け。
生楽器の落ち着いた演奏を聴きながら、のんびりとお酒を飲めます。
バーンチャートホテルは本当にスタッフ教育が良くできていて、ホテル敷地内に入る怪しい外国人には声かけをしています。
そのため、外国人の多いカオサンですが盗難等の心配をすることなく過ごせました。
カオサンで安全に過ごしたい人におすすめ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
その他のカオサン通りのおすすめホテル
上記2軒のホテルを含め、カオサン通りにある全てのおすすめホテルは、以下の記事にもまとめているので参考にどうぞ。

バンコクのおすすめホテルまとめ
個人的にバンコクでのホテル選びは、まず何と言ってもエリアが重要だと思います。
良いホテルに泊まっても、不便な場所に滞在してしまうと大変です。
バンコクは一年中日本の夏くらいの暑さなので、ホテルの場所が悪くて、無駄に歩き回ったりする羽目になるとストレスが溜まります。
また、ホテルが良くても、周囲に人通りが少ないエリアは治安も心配です。
そのため、まずは「エリア」、次に「予算 & ホテルの雰囲気」を考慮してホテル選びをすると良いでしょう。
今回紹介した全てのホテルは、立地的に全て便利かつ人通りが多い場所にあるので、観光と治安において不便を感じることはありません。
是非、気に入ったホテルがあれば、予算と照らし合わせて宿泊を検討してみてはいかがでしょうか。
バンコクにある空港「スワンナプーム」と「ドンムアン」から、滞在先のホテルまでのアクセス方法については、以下の記事を参考にどうぞ。


バンコクで行くべきおすすめの観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。

これまでに宿泊したホテルで、りーさんが思い入れのあるホテルを教えてもらえますか。できれば、高級、中級、格安それぞれお聞きしたいです。よろしくお願いします。
>>>ボンビーガールさん
はじめまして。思い入れのあるホテルは
高級ホテル⇒パタヤのヒルトンパタヤです。ここは最初、高いだけで大したホテルではないだろうと思っていたのですが、インフィニティプールも素晴らしくて料金以上に満足の良いホテルでした。
中級ホテル⇒バンコクのロイラロンホテルです。中々予約が取れないホテルだったのと、目の前がチャオプラヤ川というロケーションが最高でした。
格安ホテル⇒ナコンパノムのおすすめホテルで紹介しているフォーチュン リバー ビュー ホテル ナコーン パノムです。4つ星ホテルですが1泊3,500円前後、かつメコン川ビューで凄い良かったです。
多分、自分はオーシャンビューとかリバービューのホテルが好きなんだと思います。
どれも素敵なホテルですね。自由に行き来きできるようになったらロイラロンホテル予約してみます。
せっかく思い入れのあるホテルをご紹介いただいたのですが、ごめんなさい。言葉足らずでした。お手を煩わせますが、思い入れのあるバンコクのホテルでお願いできますか?
ごめんなさい。
>>>ボンビーガールさん
是非。とても良いホテルですよ。
バンコクのホテルでしたか!バンコク限定だと
格安…オンヌットにあるクロントンマンションです。ただの安マンションなのですが、タイで長期滞在を始めた最初の頃、このマンションを拠点にしていました。
まだ何もかもが新鮮に見えていた時期です。ソンテウに乗るだけで興奮して写真を撮りまくっていました笑。なので、ここでの生活は鮮明に覚えています。
中級…この記事でも紹介しているバイヨークスカイホテルです。初めてタイに旅行で来た時、名前は忘れましたがバイヨークスカイホテルの近くにある小さなホテルに泊まりました。タイに来るまでは、「タイという国はいわゆる途上国で特に何もない」というイメージしかなかったのですが、いざ来てみて、どでかいバイヨークスカイホテルを目の当たりにして、バンコクが私の故郷福岡よりも大都会なのに度肝を抜かれた思い出があります。
高級…やはりリバービューのホテルになりますが、リバーサイドのおすすめホテルで紹介しているロイヤル オーキッド シェラトン ホテルです。
ここはタイで初めて泊まった五つ星ホテルで、緊張しながらチェックインしたのを覚えています笑。また、リバービューの部屋に凄く感動しました。それまで高級ホテルにはあまり興味がなかったのですが、ここに泊まったことで、タイの高級ホテルは素晴らしいものだなと魅力に気づけました。
思い入れがありすぎて長くなりましたが、上記3ホテルは今でも外観を見ただけで思い出が蘇ります。
良かったら、ボンビーガールさんのバンコクで思い入れがあるホテルも是非教えて下さい( ^ω^ )
こんばんは。たくさんの思い入れのあるホテルをありがとございます。
私の思い入れのあるホテルですか。まだ二回しか行ったことないですが。
そうですね、ツアーで行ったのですが初めてのバンコクで初めての五つ星だったシャングリラホテルが素敵でした。
チャオプラヤー川のゆっくりとした流れを見ながら朝食をいただいている時間は、暑さを忘れるほど満足できた時間でした。
夜は川に流れるキラキラした客船をみながら、自室で美味しくお酒をいただきぐっすり眠ることができました。
コロナ前のように、海外旅行に行ける環境が整ったらまた泊まりたいホテルです。
>>>ボンビーガールさん
シャングリラホテルは素敵ですよね。自分も泊まった時はリバービューの眺めに感動しました。
シャングリラホテルが運営しているホライゾン号のディナークルーズも素晴らしいです。宿泊者以外でも乗船できるので機会があれば是非乗ってみて欲しいです。
コロナが早く収まると良いですよね。その時は、お互いタイを楽しみましょう。
ディナークルーズですね。次回訪タイ時に必ず乗船してみます。
前回は、客室からディナークルーズを眺めながらお酒を飲むだけでしたが、自身が乗船するとなると段々とワクワクしてきました。
いろいろと、りーさんのお話が聞けて楽しかったです。ありがとうございました。
こんにちは
はじめまして
今年のソンクラーン行こうと思ってます。
ソンクラーン期間中に泊まるおススメの格安でいいホテルなどありましたら教えてください。
>>>ブルーノさん
格安ホテルなら、BTSプラカノンから徒歩5分の場所にあるS44 ルーム (S44ROOM)は結構おすすめです。2017開業で比較的新しく、1泊2,000円前後でバルコニーが付いています。
あと、次に自分も泊まる予定ですが、BTSサラデーン(Sala Daeng)から徒歩5分の場所にあるシーロム ステュディオス (Silom Studios)も結構おすすめです。
2018年開業で比較的新しく、バルコニー付き1泊4,000円前後で泊まれます。雰囲気も洒落ていて落ち着きます。
『スクンビットのおすすめゲストハウス・格安ホテルを元バックパッカーが厳選してみた。』に、駅から徒歩5分以内のおすすめ格安ホテルをまとめているので、こちらも是非参考にしてみてください。
ri-様
初めまして。通りすがりのペルシッカという者です。
ri−様のとても的確なホテルのアドバイスの数々に驚き、そして感謝です。
私は来月家族4人(夫婦、大学生、高校生)で初めてのタイ旅行に急遽行くことになり、ろくに調べもせずにコートヤードマリオットバンコクを予約しました。
ri-様のサイトを拝見し、コートヤードよりもリーズナブルで利便性の良いホテルが沢山あるんだと、めちゃくちゃ勉強になりました。そして、ショック。
予約前にri−様のサイトを見つけることが出来なかった私のバカバカ…!と言う感じです。
ちなみにri−様、コートヤードマリオットバンコクに宿泊されたことがおありでしょうか?もし、おありでしたらスペシャリストとしてのご感想、宿泊時のアドバイスなど頂けましたら嬉しいです。
いきなりのお願い、どうかお許しください。
2回目のタイ旅行の際は、
ri−様のサイトをガン見してホテル選びをすると心に誓ったペルシッカより
>>>ペルシッカ様
コメントありがとうございます!スペシャリストだなんてとんでもない!でも、褒めて頂いて素直に嬉しいです。また、記事が少しでも参考になったも本当に嬉しいかぎりです。こちらこそありがとうございます!
コートヤードマリオットには宿泊したことはありませんが、地図を見るとBTSラチャダムリー(Ratchadamri)やBTSチットロム(Chit Lom)に近いため、交通の便はとても良いです。
また、この辺りは記事に書いているように都会かつ買い物に便利なエリアなので、町歩きも楽しいですよ。
マリオット系列のホテルなので、スタッフの対応も洗練されていると思います。
詳しいアドバイスが出来ず申し訳ないですが、心配は不要な良いホテルだと思います。
楽しんで下さい!