この記事には広告を含む場合があります。広告の場合は、紹介している「商品の購入」「サービスの利用」によって、当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
「素敵な夜景」と言えば、一般には高層階から見下ろす都市夜景をイメージするでしょう。発展著しいバンコクには高層ビルが多いため、雰囲気抜群の夜景が望めるホテルが多々存在しています。
(東京タワーより高いバイヨークスカイホテルから見える景色。バンコク最高の夜景と言っても過言ではない)
しかし、こうした都市夜景は日本でも見られます。「タイならでは」「タイでしか見られない」個性のある夜景を求めるのであれば、今回の記事で紹介する
- リヴァ アルン バンコク(Riva Arun Bangkok)
- アルン レジデンス(Arun Residence)
という上記2軒のホテルへの宿泊を強くおすすめします。上記2軒のホテル最大の特徴は、客室からライトアップされたワットアルン(Wat Arun)が望めること。
(ワットアルンの巨大な仏塔。毎日19時頃から明け方までライトアップされる)
ホテル客室から望むワットアルンは比類なき輝きを放ちます。既成概念を超えた夜景です。
今回の記事では、上記2軒の
- ホテルの場所(周辺の観光地や公共交通機関)
- ホテル設備
について詳しく記載します。個性的な夜景を求める人は是非。
ホテルの場所はMRTサナームチャイ駅近く
以下は、紹介する2軒のホテルの位置と、ホテル周辺の観光地を記した地図
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- 紹介するホテルは黒丸番号❶,❷です。
- その他のアイコンは観光地や公共交通機関です。
ホテル周辺は、バンコクにおける旧市街エリアです。
バンコクを代表する寺院が点在するエリア
ホテルが位置するエリアは「バンコク旧市街」と呼ばれています。
この辺りはワットアルン以外にも、「ワットプラケオ(Wat Phra Kaew)」「ワットポー(Wat Pho)」「ワットスタット(Wat Suthat Thepphawararam)」と言った、バンコクの寺院観光を代表する建造物が点在しているエリアです。
(ワット・サケット。丘の上に建つ巨大な仏塔)
バンコク旧市街の歴史や点在する寺院の詳細については、以下の記事を参考にどうぞ
⇒バンコク旧市街の散策で行くべき寺院まとめ。タイの歴史が詰まるラタナコーシン島の魅力。
ただ、『バンコクのおすすめホテルまとめ』にも記載しているように、旧市街に都会的要素はありません。
昼間は観光客向けのお土産ショップやカフェ、レストランが営業しているものの、夜は閑散としています。なので、夜出歩かない人(例えば子連れ旅行者やシニア世代など)に向いているエリアです。
2019年7月29日からMRTサナームチャイ(地下鉄)が開通
(MRTサナームチャイ駅)
2019年9月29日には、バンコク旧市街にMRT(地下鉄)サナームチャイ(SanamChai)駅が正式に開通しました。
これまで旧市街には、チャオプラヤー川を渡る公共交通機関「チャオプラヤーエクスプレスボート」と路線バスしか存在していませんでした。
しかし、MRTが開通することによって、旧市街からバンコク各所への移動が便利になりました。
開通するMRTサナームチャイから紹介するホテルへの距離はわずか600m(徒歩7分程度)。
❶ リヴァ アルン バンコク(Riva Arun Bangkok)
リヴァ アルン バンコクは、ワットアルンが望める景観だけでなく、ホテル施設・スタッフ対応ともに100点満点のホテルです。
主な特徴は以下の5点。
- 2016年開業。周辺ホテルの中では一番新しい
- 屋上にワットアルンが見えるルーフトップレストラン併設
- 客室グレードによってはワットプラケオも見える
- グレードの高い客室はバルコニーにジャグジー風呂が設置
- スタッフの対応が外資系の高級五つ星ホテル並みに良い
筆者はこれまでバンコクにある格安〜高級まで様々なホテルに宿泊しましたが、一番ロマンチックかつ記憶に残る滞在を体験できました。
ホテル全体が清潔かつ高級感があることに加え、スタッフ対応もすこぶる素晴らしいです。
ワットアルンの対岸に建つホテル「リヴァ アルン バンコク」に宿泊
バルコニーのジャグジー風呂からライトアップされたワットアルンが望める最高の景色
ベッドルームからはワットプラケオまで見えます
8月頃からMRTが開通するエリアにあるので観光にも便利
旧市街ナンバーワンのおすすめホテルです pic.twitter.com/C2ucuWgG2o
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) June 30, 2019
(チェックアウト後には手書きのメッセージカードを頂いた。こういう対応は嬉しい)
スタッフは英語が堪能な上に、気が利きます。
例えばレストランやロビー等でキョロキョロしていたら、すぐに笑顔で「May I help you?」と声をかけてくれるのです。五つ星ホテル並みの対応。
チェックイン開始時間の14時丁度に到着したところ、「清掃にあと15分かかるので、お詫びとして屋上レストランで無料で食事をサービスするか、翌朝の朝食を無料サービスします」と言われました。
お言葉に甘えて屋上で無料サービスを頂くことに。いやあ、腰が低い対応です。
バンコクではこうしたチェックイン遅れは珍しいことではありませんが、五つ星でもただ待たせるだけのホテルが多いです。
こうしてお詫びとしてサービスを提供してくれるだけで、好感が持てるし信頼に値します。
チェックインロビー
ウェルカムドリンクは甘いジャスミンティー。キンキンに冷えたおしぼりの提供もありがたい。
今回筆者が宿泊した客室はプレミアム ジェットバス スイート(Premium Jacuzzi Suite)。広さは73平米です。
1泊の宿泊料金は24,000円前後。リヴァアルンバンコクにおいて最も高いグレードの部屋です。
特筆すべきは、バルコニーに設置された大きなジャグジー風呂。チェックインした時にはお湯が溜められていました。
このジャグジー風呂に浸かりながら、対岸のワットアルンを見晴らせるのです。
ホテル周辺には高い建物が存在しないため、バルコニーで全裸になっても視線が気になりません。
のんびりと温かい風呂に浸かりながらワットアルンを見るのは、至福の時間。
夜は備え付けのキャンドルに火を灯し、ビール片手にライトアップされたワットアルンを見ます。
ジャグジー風呂は大人二人が余裕で浸かれる広さなので、この時は彼女とのんびり過ごしました。
カップルや夫婦で、是非この感動を味わってみて欲しいです。
リビングルームは清潔で広々。
そして、ベッドルームからはライトアップされたワットプラケオまで見えます。
タイ最高の地位と格式を誇る現タイ王朝守護寺ワットプラケオ…
黄金に輝く姿が眩しいです。最高の贅沢ではないでしょうか。
ディナーはホテル屋上のレストランでしっぽりと。外国人向けに味付けされた辛くないタイ料理、ワイングラス片手にワットアルンのライトアップを楽しみます。
翌朝も、観光前にまずは朝風呂で気分をサッパリ。ちなみに、客室内には別でシャワールームもあります。観光中に部屋に帰って、サクッとシャワー休憩を取るのも可能です。
シャワールーム。アメニティはシャンプー、ボディーソープ、コンディショナー、歯ブラシセット、髭剃り、シャワーキャップ、綿棒など一通り完備。
その他、ドライヤーやガウンもちゃんと備えられています。
何から何まで文句のつけようがない素晴らしいホテルでした。間違いなく旧市街ナンバーワンです。
ワットアルンとワットプラケオのライトアップも堪能できて、最高の思い出になります。
夜景、ホテル設備、スタッフ対応。最高級のホテルを求める人は是非。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
客室からワットアルンが望めるのは「眺望:リバー」の部屋のみです。
「眺望:シティー」だと部屋からワットアルンが望めないので、せっかくなら「眺望:リバー」の部屋を予約しましょう。
❷ アルン レジデンス(Arun Residence)
アルンレジデンスは、上記リヴァ アルン バンコクから約200m離れた場所に位置するホテルです。
古民家風のホテルでアンティーク家具に囲まれているのが特徴。
現代的なホテルが好きな人には向いていないですが、インテリアに味のある個性的なホテルが好きな人にはおすすめです。
アルンレジデンスに宿泊するなら是非ともおすすめしたい客室がヴィラ スイート キング ベッド(Villa Suite King Bed)。
川沿いに建っている独立したヴィラなので、より間近にワットアルンとチャオプラヤー川の景色を堪能できます。
客室はリビング・ベッドルーム・バスルームの3部屋に別れているタイプ。
ホテルというよりはセンスのある個人宅といった雰囲気です。テーブルのライト、ソファーなどのインテリアがアンティーク調の家具で統一されているのが特徴です。
「別荘を持つとしたら、こんな場所がいい!」と思わせる素敵な客室。派手さはないですが、一つ一つのオブジェやインテリアのチョイスが可愛いです。古民家風の雰囲気もあって、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
個人的に気に入ったのが、縦長に広いバルコニー。なんと目の前にチャオプラヤー川が広がっています。
チャオプラヤー川から吹く風が本当に気持ち良いです。何より開放感抜群。
ちょっと観光船が多いのが気になりましたが、まるで道路のように数々の船が行き交う姿を見るのは中々面白いです。
バルコニーからもワットアルンがバッチリ見えます。
ヴィラスイートキングベッドの部屋は1階。平行にワットアルンを見られるので、迫力に関して言えばリヴァ アルン バンコクより上です。
まるで巨大生物が対岸にいるかのような存在感を味わえます。
ベッドルーム
バスルームも広々。シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、シャワーキャップ、ドライヤー、ガウンなど一通りのアメニティ・備品は完備。
夜はホテル併設のレストラン「ザ・デッキ」で、これまたワットアルンを見ながらシッポリと食事。
このザ・デッキというレストランは、ライトアップされたワットアルンが望めるレストランの代表格。
そのため、旧市街以外に滞在している人もわざわざランチやディナーのために足を運びます。
通常は要予約なのですが、滞在者であれば暇な時にホテルスタッフに席を取ってもらうようお願いしておくだけで、優先して予約できます。なんだか優越感に浸れました。
最初に紹介したリヴァ アルン バンコクに比べるとゴージャス感こそ欠けるものの、個性的なホテルが好きな人にはおすすめ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ワットアルンが望める客室タイプは
- スイート(Suite)
- ヴィラ スイート キング ベッド(Villa Suite King Bed)
の2種類のみです。せっかくならワットアルンが望める客室に宿泊するのがおすすめ。
バンコク最高の夜景が楽しめるホテル
バンコクは都市夜景も素敵ですが、日本で都会に住んでいる人にとっては、どこか物足りなさも感じます。
それは、あまりにも都会化された景色に「古き良きタイ」「昔の日本を見ているような風情」を感じられないからでしょう。
日本でも似たような光景を幾度となく見ていれば尚更。
今回紹介した2軒のホテルは旧市街に位置しているだけあって、味のある古さと、都市夜景にはないタイでしか見られない個性的な夜景を望めます。
例えるなら、桜を見たことない外国人がライトアップされた桜が望める高級旅館に泊まるような感覚でしょうか。
「せっかくタイに行くのであれば、都会要素よりも文化や景観に重きを置く場所を堪能したい!」という方には最適なホテルです。
まとめ
その他、バンコク全てのエリアにあるおすすめホテルについては、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコク観光の完全ガイド。初めての旅行で行きたいマストスポットをまとめて紹介しています。