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観光都市であるバンコクには300軒近くのゲストハウスが各所に点在しています。そのため、ゲストハウスを見つけられないことはないです。適当に歩いているだけでも「Guest House」の看板が目に付きます。
ただ、さすがに300軒近くもあるので、旅行の目的や移動範囲を考慮した上で宿泊するゲストハウスを選ぶ方が良いと言えるしょう。
例えば、電車を中心にバンコク市内を移動したい方であれば、BTSやMRT周辺にあるゲストハウスの方が利便性が高いです。
同じ宿に泊まっている日本人宿泊客と仲良くなりたいのであれば、日本人が集まる所謂「日本人宿」に宿泊すると良いでしょう。
そこで今回の記事では、バンコクのゲストハウスを探している人に向けて、ゲストハウスが集まる5大エリアの特徴と各エリアにあるおすすめゲストハウスを紹介しています。
中には予約からチェックインまで全て日本語対応可能、かつ日本人スタッフがいる有名な日本人宿も紹介しているので、海外旅行が初めてで不安がある人は日本人宿を積極的に利用すると良いでしょう。
最初に知っておきたいゲストハウスのルールと注意事項
(ゲストハウス内の注意書き)
ゲストハウスの使い勝手は概ねホテルと同様ですが、細かい点で異なるルールも存在します。
以下ではゲストハウス利用初心者の疑問にまとめて回答しているので、ゲストハウス利用が初めての人は是非目を通して頂ければと思います。
- チェックイン時間は14:00〜、チェックアウトは12:00まで
- チェックアウト後の荷物預かりは可能だが、貴重品は預けないこと
- タイ人女性の連れ込みは不可
- 清掃及びアメニティ交換(ベッドメイキング)は基本的に行われない
- 部屋のグレードによってエアコンやホットシャワーなどの設備有無が異なる
- 飛び込みより予約する方が安い
チェックイン時間は14:00〜、チェックアウトは12:00まで
一般的なホテル同様にチェックイン開始は14:00〜、チェックアウトは12:00までと定められています。
14時以前のチェックイン、または12時以降のチェックアウトに対しては時間によって宿泊料金の◯割を支払うと定めているゲストハウスも存在します。
ただ、実際には受付に一言断りを入れておけば、何の問題もなく14時以前のチェックイン・12時以降のチェックアウトを了承してくれるケースが多いです。チェックアウト時間ギリギリで起きた場合など、焦って荷造りして忘れ物をしないよう、まずは受付に遅れる旨を伝えておきましょう。
チェックアウト後の荷物預かりは可能だが、貴重品は預けないこと
ホテル同様、チェックアウト後に受付に荷物を預けておくことは可能です。例えば帰国便の搭乗まで時間がある場合などは、チェックアウト後に荷物を預けて市内観光して時間を潰すと良いでしょう。
ただ、貴重品は絶対に預けてはいけません。
在タイ日本大使館によれば、貴重品紛失等で大使館を訪れる日本人の多くがゲストハウスをはじめとした安宿利用者とのこと。
全てのトラブルが宿スタッフが原因というわけではありません。単純に日本人旅行者の紛失によるものが圧倒的とのことですが、少なからず宿スタッフに貴重品を盗まれたというケースも存在します。
ゲストハウスでは宿泊者と宿スタッフの距離が縮まりやすいですが、どれだけ仲が良くなったとしても、絶対に信用せずに貴重品だけは自身で管理しましょう。
タイ人女性の連れ込みは不可
中には外で買春したタイ人女性を連れ込もうとする人もいますが、基本的にゲストハウスは宿泊客以外の連れ込み不可です。
ジョイナーフィー(JF ※宿泊客以外の人間を部屋に入れる場合の手数料)を払えば大丈夫と思っている人もいますが、そもそも連れ込み自体が禁止されているので、JFを払おうとしても断られます。
宿泊料金が安い宿で、かつタイ人女性を連れ込みたいという人は、以下のJF無料の格安ホテル記事を参考にホテルを探すことをおすすめします。
清掃及びアメニティ交換(ベッドメイキング)は基本的に行われない
ホテルと違ってベッドメイキングは毎日行われるわけではありません。ゲストハウスによっては行われる場合もありますが(稀ですが)、良くて2日〜3日に一回、中には全く行われないゲストハウスも存在します。
ただ、タオルやアメニティ交換も含めて、頼めばやってくれるゲストハウスも存在するので、長期滞在予定の方は受付に頼んでみましょう。
部屋のグレードによってエアコンやホットシャワーなどの設備有無が異なる
ホテルであればスイートでもスーペリアでもラグジュアリーでも、ランクに関係なくエアコンやホットシャワーが完備していますが、ゲストハウスはランクによって有無が異なります。
例えば、上のゲストハウス予約ページには「共同バスルーム」との記載があります。これは共用部分にあるバスルームを他宿泊客と共同で使用するタイプということです。
その他にも「ファンのみ(エアコンなし)」や「窓なし」など、ルームタイプによって設備有無は異なります。
「いざ宿泊してみたら必要な設備がなくて不便だった」とならないよう、予約前に客室設備はしっかりと確認しておきましょう。
飛び込みより予約する方が安い
一般的なホテル同様、ゲストハウスも飛び込みで宿泊するより予約する方が安く泊まれます。
宿によっては飛び込みだと700バーツですが、予約だと300バーツで泊まれるなど2倍以上の差があるので、ゲストハウスは事前に予約しておくのがおすすめ。
バンコクでゲストハウスが多い場所の地図
バンコクでゲストハウスが集まる所謂「ゲストハウス街」は、上地図にて記している5エリアです。
- カオサン通り
- チャイナタウン
- ソイカセムサン
- ルンピニー
- スクンビットエリア
この5エリア以外にもポツポツとゲストハウスは点在していますが、いずれも駅から離れていたり、他の旅行者がいないようなエリアなので寂しさを感じます。
上記5エリアであれば、バンコクの空港(スワンナプームとドンムアン)からタクシー以外の公共交通期間でアクセスできるので利便性が高いです。ゲストハウスの多いエリアだけあって、周辺には旅行代理店や洗濯屋、カフェやレストランも密集していて便利。
以下でエリア特徴と共に、各エリアにあるおすすめゲストハウスも紹介していきます。
カオサン通り
カオサン通り(カオサンロード/Khaosan Road)とは、ワットプラケオをはじめとしたバンコク三大寺院がある旧市街エリアに位置する長さ400mほどの通りです。
もともと、カオサンには旅行代理店やゲストハウスが多かったことから、東南アジア旅行においてのハブとしての地位を占めていました。
インターネットが普及して旅行代理店に足を運ぶ必要がなくなった昨今でも、昔の名残からか今でも『バックパッカーの聖地』と呼ばれ、多くの旅人がカオサンを拠点にしています。
賑やかで世界中の旅行者が集まるエリアであるため、宿外でも他の日本人旅行者と仲良くなれる機会が多いのもメリット。日本人に限らず、世界中の旅人を見かけます。
ただ、一方で夜になると大音量で音楽がかかり、まるで路上がクラブのように騒がしくなるので、ゲストハウスによっては騒音が響きます(夜中の2時くらいまで)。
どちらかと言うと、こうした騒がしい環境を含めてカオサンを楽しめる方向きの滞在エリアと言えるでしょう。
カオサン ホリディ ゲストハウス(Khaosan Holiday Guesthouse)
カオサン ホリディ ゲストハウスは、カオサン通りのど真ん中にある雑貨屋と雑貨屋の間の道を入った場所に位置する手頃なゲストハウスです。
1泊の宿泊料金は、シーズンにもよりますが1,500円〜2,000円ほど。
入り口がカオサンに面していないので、他のゲストハウスに比べるとそれほど騒音が響かないのがメリット。
自分がこのゲストハウスに泊まって良かったのは、スタッフの防犯意識が高かった点。部屋に戻ろうとすると「ここの宿泊者ですか?」と声をかけられたことがありました。
あまり良い気分ではありませんが、外部の人間と思われる人には積極的に声をかけて防犯に努めている証拠でもあります。
また、客室も清潔感があって1人滞在なら十分という広さです。
スタンダード ダブルルーム(Standard Double Room)の客室。洋服掛けやエアコン、シャワールーム(ホットシャワー)は完備されていて、寝るだけなら全く問題ありませんでした。
唯一気になった点と言えば冷蔵庫が設置されていないこと。上ランクのスーペリア(1泊2,800円前後)であれば、正直冷蔵庫なんて無くてもそこまで困りません。
一歩表を出たらカオサン通り。コンビニもカフェもレストランも24時間オープンのマクドナルドもあります。
セーフティボックスとドライヤーの備えはあります。また、延長電源タップがあったのは助かりました。コンセントの数自体は少ないですが、電源タップがあるのでガジェット類の充電には困りません。
心配だったシャワールーム。水周りの清掃はバッチリ。シャンプー、リンスー、石鹸も完備されています。ホットシャワーも問題なく出るので、東南アジアの環境に慣れていない人でも過ごせるでしょう。
客室内は禁煙ですが、階段の踊り場に喫煙所が設置されています。喫煙者にとっては地味に嬉しい造り。典型的なカオサンのゲストハウス。最もスタンダードな造りといった安宿です。
旅行者の多いカオサンでは、マナーの悪い外国人観光客に嫌気がさしたのか、宿泊客への対応が悪いゲストハウスが多いですが、ここのスタッフは微笑みを見せてくれます。
タイに慣れていない初心者の方でも安心して宿泊できるゲストハウスの一つと言えるでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ロングラック ゲストハウス(Long Luck Guest House)
カオサン通りから約800m(徒歩10分程度)の場所にある、日本人に大人気の日本人宿。宿泊客の9割は日本人であり、元バックパッカーの日本人オーナーが親切に出迎えてくれます。
ロングラック ゲストハウスのメリットは、何と言っても他の日本人旅行者と仲良くなれる点。
宿泊客の殆どが日本人であるだけに、日が暮れてからはゲストハウス内の開放スペースにて皆んなで酒を持ち合って語り合ったり、気が合う人がいれば一緒に観光巡りもできます。
オーナーが日本人なので、分からないことがあればオーナーに聞けるという環境も、海外旅行に慣れていない人にとっては心強いと言えるでしょう。
ただ、宿泊客の年齢層は比較的若いです。自分が宿泊した時は、大学の長期休みと重なったこともあり、殆どが10代後半〜20代前半でした。
乗りが若い(酒も飲み慣れていない)ので、20代後半や30代の人が宿泊すると、ちょっとしたジェネレーションギャップを感じることもあるでしょう。
どちらかと言えば若い人向けの宿です。海外一人旅が初めての人が多く、初々しい感じはします。
各客室の宿泊料金は以下の通り。
- 男女MIXドミトリー6ベッド(エアコンつき/280B)
- 女性ドミトリー4ベッド(エアコンつき/280B)
- シングルルーム(ファンのみ/220B~)
- ダブルルーム(ファン/350B エアコン/550B~)
- ツインルーム(ファン/400B エアコン/600B)
ロングラック ゲストハウスの予約は、以下より可能です(日本語での対応可)。
その他のカオサン通りにあるおすすめゲストハウス
カオサン通りはバックパッカーの聖地と呼ばれるだけに、他にも無数のゲストハウスが乱立しています。
上記で紹介したゲストハウス以外については、以下の記事にもまとめているので参考にどうぞ。
カオサン通りへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。
チャイナタウン(ヤワラート)
チャイナタウンとは、MRTフアランポーン(Hua Lamphong)駅を周辺に広がる中華系タイ人の街です。チャイナタウンの中心を走る大通りをヤワラート通りというため、『ヤワラート』と呼ばれることもあります。
チャイナタウンは70年代〜90年代まで日本人を中心に節約旅行者が集っていたエリアです。現在では、街中の各所のゲストハウスが点在しているため、カオサンのように道行く人々が皆旅行者という雰囲気ではありません。
どちらかと言えば、現在は節約旅行者は少ない印象です。
ただ、密集してないとは言え、ゲストハウスの数は多いです。また、チャイナタウンというバンコクの中でも東南アジアらしい雑多な空気が残るエリアに身を置くのは、バックパッカーなら楽しい経験になるでしょう。
SK ブティック マハナコン ホテル (SK Boutique Mahanakhon Hotel)
MRTフアランポーン駅の出口そばに位置するゲストハウス。やや老朽化が進んでいる建物ですが、家具家電設備には不足がなくて寝るだけなら便利。
ゲストハウスにしては広々とした部屋(スタンダードで21平米ほど)で、化粧台や椅子などの家具もあるので、一人で過ごすなら十分です。
1泊の宿泊料金は、シーズンにもよりますが2,000円前後。MRTに近いという立地を考えるとコスパは高いです。
東洋系の雰囲気が出ている客室。2人滞在までなら十分過ごせる広さです。広さは21平米なので、バックパック内の荷物を広げてもスペースに余裕があります。
シャワールームも古さはあるものの清潔に保たれています。湯温量も好調で、これといった問題はなし。
ゲストハウスはMRTに近いと同時に、目の前の横断歩道を渡れば国鉄フアランポーン駅もあります。そのため、例えば翌日にチェンマイ行きの寝台列車などを控えている人にとっても便利なロケーションと言えるでしょう。
建物には老朽化が進んでいるとはいえ、清掃は行き届いていて、更にロケーションを考えると十分を安い宿泊料金です。チャイナタウン観光も十分に楽しめるので、ヤワラート周辺でゲストハウスを探している方には最もおすすめ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
その他のチャイナタウンにあるおすすめゲストハウス
その他、チャイナタウンにあるおすすめのゲストハウスやドミトリーは、以下の記事にて全てまとめているので参考にどうぞ。
ソイカセムサン
ソイカセムサン(Soi Kasem San)とは、バンコク屈指の繁華街であるサイアムスクエアがあるBTS サイアムから1駅先のBTS ナショナルスタジアム(National Studium)目の前にある300mほどの通りです。
閑静な通りの中にゲストハウスや洗濯屋、ローカルな屋台が密集しているのが特徴。
ソイカセムサンはパッと見は静かで地味ですが、実はバンコクのゲストハウス街の中では中々の人気があります。その理由はBTSから近い上に、サイアムスクエア周辺という繁華街に身を置けるためです。
BTSサイアム周辺は高級ホテルが多いため、バックパッカーの滞在先というイメージは弱いですが、実はソイカセムサンに滞在しているバックパッカーは多いです。流しのタクシーやコンビニも多いので滞在には便利。
ラッブ ディー バンコク サイアム ホステル (Lub d Bangkok Siam Hostel)
ラッブ ディー バンコク サイアム ホステルは、ソイカセムサンを含めサイアムスクエア周辺において、最も利便性が高いゲストハウスです。
特徴は、ゲストハウスのような個室客室がある一方、ドミトリー(相部屋)もあるという点。さらにドミトリーには男女兼用もあれば、女性専用も用意されています。
宿泊料金を極限にまで安く抑えるためにドミトリーに宿泊する人は多いでしょう。しかし、男女兼用だと安全面での不安を感じる女性も多いはず。そういった方でも女性専用ドミトリーであれば、安心して宿泊できます。
女性専用ドミトリー。貴重品を預け入れるロッカーもあります。
一般的なゲストハウス同様の個室もあり。全体的にポップな色合いで堅苦しい雰囲気がありません。居心地良いゲストハウスです。
1泊の宿泊料金は、シーズンにもよりますがドミトリーなら1,000円前後。共同バスルームのスタンダードで3,500円前後です。場所が場所だけに個室は他エリアのゲストハウスに比べると少々高め。
しかし、ゲストハウスですが清掃サービスが毎日ついています。また、決して豪華ではないですが朝食付き。
繁華街に滞在したい節約旅行者なら高い満足度を得られるでしょう。実際、日本人のレビュー評価も高いです。
リピート確定です。”
朝9時頃に荷物だけ預かってもらおうと思いフロントに尋ねたらチェックインもさせて頂き、また部屋までスタッフの方が親切に案内してくれて非常に好印象です。
駅から降りたら目の前にホテルがあり、コンビニも横にあります。
シャワーもしっかりとお湯が出ます。タオルもフロントに置いてあり自由に使えます。
朝食もトースト二枚、クロワッサン、オレンジジュース、紅茶、オレオがついて、いくらか忘れましたが安かったです。
今までアジアで同じぐらいの値段で他泊まったことがありますが、ここが一番良かったです。
女一人旅でも安心して泊まれます。
一緒の部屋の外国人の方と出掛けたりもでき素敵な出会いがありました。
女性一人旅の滞在先としても人気なので、女性の方は是非利用してみてはいかがでしょうか。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
その他のソイカセムサンにあるおすすめゲストハウス
その他、ソイカセムサンの周辺情報やおすすめのゲストハウスについては、以下の記事にも詳しくまとめているので参考にどうぞ。
ルンピニーエリア
ルンピニーエリアとは、MRTルンピニー(Lumphini)駅近くにて形成されているゲストハウス街です。このゲストハウス街は少々特殊。
バックパッカーのような節約旅行者もいますが、それよりも沈没(居心地が良すぎて旅を辞めて一ヶ所に滞在すること)している旅人が多いです。
というのは、ルンピニーエリアは、一見ゲストハウス街とは思えないほど街中に溶け込んでいて、騒がしい環境ではありません。また、老朽化が進んだゲストハウスが多いものの、他エリアより宿泊料金が安いゲストハウスが多いです。
自分が滞在した時も、昼間からビール片手に座り込んでテレビを見ている白人バックパッカーや日本の環境に合わず脱出してバンコクに沈没しているような日本人旅行者がたくさんいました。
華やかな雰囲気とはかけ離れていますが、人間観察する分には面白いエリアです。
ジェリービーン EZY ホステル サトーン (Jellybean EZY Hostel Sathorn)
MRTルンピニーから約600m(徒歩約5分)の場所に位置する人気ゲストハウス。2人滞在までできる個室に加えて、男女兼用と女性専用のドミトリールームもあり。
驚くべきは宿泊料金。建物は2012年頃に改装されたので、まだまだ綺麗です。にも関わらず、個室の宿泊料金はシーズンにもよりますが1,900円前後。ホットシャワーも完備しています。
(シンプルだが清潔感ある客室)
ドミトリーの宿泊料金は、驚きの1泊400円前後。
ジェリービーン EZY ホステル サトーンは、以前までは日本人旅行者が集まる日本人宿でしたが、2012年頃の改装後は欧米人旅行者向けに方針転換しました。
結果として現在では、日本人旅行者もまだまだいるものの、欧米人や韓国人、中国人などのバックパッカーも増え、特にドミトリールームでは国際交流できる場として知られています。
何より宿泊費が安いので、限りなく節約したい人には重宝するでしょう。
ただ、バンコクの中でも人気のゲストハウスなので、乾季でもある11月〜2月のハイシーズンは予約が早めに埋まる傾向にあります。できるだけ早く予約しておくのがおすすめ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
その他のルンピニーにあるおすすめゲストハウス
その他のおすすめゲストハウスや、ルンピニーエリアの特徴については以下の記事でも詳しくまとめているので参考にどうぞ。
スクンビット
スクンビットとは、バンコク中心部を走るBTS(高架鉄道)ナナ駅〜オンヌット駅周辺までの広い範囲のことを指します。広いと言っても、BTS線路沿いを走る1本の大通りを指しているので、立地は把握しやすいです。
(上路線図にてピンク色で囲んでいる7駅がスクンビットエリアと呼ばれる場所)
スクンビットエリアは在住外国人が一番多い場所です。観光地こそありませんが、「まさに大都市」といった様子で、高層ビルやレストラン、バー、大型のデパートが多いのが特徴。
在住外国人が多いだけに、タイに住む日本人や外国人から口コミが広がって有名になった店なども多いです。
ゲストハウスの他にホテルも多いため、観光客の姿も頻繁に見かけます。観光客向けのレストランなども多く、最も街歩きを楽しめるエリアと言えるでしょう。
(BTSアソーク近くにあるコンドームをモチーフにした人気レストラン「キャベジズ アンド コンドームズ」)
(空港をコンセプトにした人気ショッピングモール「ターミナル21」もある)
ホワイト ハウス アソーク スクンビット 18 (White House Asoke Sukhumvit 18)
ホワイト ハウス アソーク スクンビット 18は、スクンビットエリアの中でも最も利便性が高いBTSアソーク(Asok)から300mの場所にあるゲストハウスです。
立地が良いだけに1泊の宿泊料金は少々高め(シーズンにもよるが2,500円前後)ですが、1階にはお洒落なカフェが併設されていて、目の前がBTSなのでとにかく便利。シンプルな客室ながらもコンパクトにまとまっているので、住み心地も良いです。
写真の客室はスーペリア(Superior)。広さは21平米。
2人でも十分寝られる大きさのベッドに加え、ドライヤーや小型冷蔵庫、セーフティボックス、クローゼットなど滞在に必要な物は全て完備されています。高級なゲストハウスといった印象。
シャワールーム。湯温量共に調子が良く突然水シャワーになるようなことはありませんでした。また、シャンプーとボディソープも完備してあるので安宿にしては快適です。
レセプションはこじんまりとしています。深夜になると受付の人はソファーで横たわって寝ていますが、起こせば対応してくれます。
スクンビット通りに面していますが特別騒音が響くこともなく、駅近なのでとても快適に過ごせた安宿の一つです。
レビューを見る限りでは、部屋によってはBTSが走る音がするそうですが、BTSは深夜0時頃には終電なので寝るのに心配はいらないでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ナイン プラス ロフト(Nine Plus Loft)
BTSプラカノン(Phrakanong) から徒歩3分の場所にある3階建てのゲストハウス。1泊2,000円前後と格安な料金でありながら、なんと広さ45平米というゲストハウスでは考えられないほど広い部屋に滞在できます。
しかも広いバルコニー付き。利便性+部屋の広さを求める人にはうってつけのゲストハウスです。
写真の客室タイプはプレミア キング(Premier King)。
筆者が宿泊した当時2022年8月、とてつもない円安が海外旅行好きの間では話題となっていた時期ですが、それでも1泊の宿泊料金は2,200円程度。これだけ広い部屋で、エアコンあり、バルコニーに物干し竿と扇風機の完備の部屋で2,200円はコスパが高いと言わざるをえない。
しかもシャワールームには独立したシャワーブース付き。驚きです。まだまだバンコクには探せばこれほど格安な宿があったとは…
もちろん、電子ケトル、無料の水2本、マグカップなどを完備。ただし、ドライヤーとセキュリティボックスは完備していないので要注意。
とは言え、それでも間違いなくバンコクでコスパナンバーワンと言っても良い宿でしょう。本当に居心地が良くて、筆者は2週間も滞在しました。
ナイン プラス ロフトの詳細については、以下の記事も参考にどうぞ。他タイプの客室レビュー、ホテル周辺の様子も詳しく記載しています。
その他のスクンビットにあるおすすめゲストハウス
その他のスクンビットにあるゲストハウスや格安ホテル、スクンビットの特徴については、以下の記事でも詳しくまとめているので参考にどうぞ。
安宿では貴重品管理に気を使うべし
先述したように、ゲストハウスに宿泊して盗難被害に遭う日本人は少なくありません。特に、セーフティボックスもない部屋で鍵もついていないバッグに貴重品を入れたまま外出するのは非常に危険です。
また、セーフティボックスに入れていたとしても、マスターキーを持っている従業員が、ばれないように高額紙幣を1枚だけ抜くという被害もタイでは発生しています。貴重品は鍵付きのスーツケースなりバッグに入れておくか、心配であれば持ち歩くのが確実です。
自分は以下のようなウエストポーチに入れて、肌身離さず持っていました。
ドミトリーなど自分のバックパックを人目につく場所に置く可能性が高い宿に泊まる場合は、バックパックを刃物で切り裂かれて中身を抜き取られることがないよう、バックパック保護ネットを付けておくと更に安心です。
安宿ではホテル以上に貴重品管理に気を使って、何事もなく旅を終えましょう。
海外旅行中のおすすめ盗難防止対策については、以下の記事も参考にどうぞ。
バンコクの空港「スワンナプーム」と「ドンムアン」から、各ゲストハウスエリアに行く方法については、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコクでバックパッカーにおすすめしたいマストスポットのまとめ。
東南アジアを周遊するバックパッカー必見。黄金ルートと各都市の見どころを解説しています。
バックパッカーにおすすめしたい帰国後のアルバイトまとめ。