バンコクでバックパッカーにおすすめの滞在地・観光地・グルメ。

水上マーケットを撮影している女性旅行者

タイは日本より物価が安いとは言え、首都バンコクに限っては一見には東京と変わりがないほどの発展を遂げています。

バックパッカーや節約旅行者でも楽しめる物価の安さをキープしている一方で、富裕層向けのホテルやレストランも目立ちます。

あらゆる属性の旅行者に向け、多様化が進んでいるのが現在のバンコクの姿です。

80年代のバックパッカー全盛期時代であれば、バンコクの空港に降り立ち町へ向かうだけで今にも迷走してしまいそうな混沌とした魅力を感じられたでしょう。

しかし、現在のバンコクでは、何も知らずに街を歩けば「確かに文化は異なるけど日本とそれほど変わらない」という感想を持つこともあります。

では、そんな現在のバンコクでバックパッカー達はどこで何をして過ごしているのでしょう。

今回の記事ではバンコクに集うバックパッカーに向けて、節約旅行者だからこそ楽しめる

  • バックパッカーが集う滞在地
  • バンコクらしい混沌とした空気を感じられるお金のかからない観光地
  • 安くて美味しいバックパッカーにおすすめのタイ料理食堂

を紹介していきます。

安宿が集う魅力的な滞在地

昼間のカオサン通り

バンコクにはバックパッカーが利用する安宿(ゲストハウス・ドミトリー)が集う安宿街がいくつか存在します。

安宿街の中には80年代バックパッカー全盛期の名残でポツポツと安宿が点在するものの、今では全く勢いがなくなってしまった場所もあります。

しかし一方で、時代に合わせて姿形を変え、現在でもバックパッカーが必ず滞在する場所として生き残っている場所もあります。

現在でもバックパッカーが多く、豊富な種類の安宿が存在して選択肢が広い場所と言えば、カオサンロードルンピニーです。

カオサンロードはバックパッカーなら一度は見ておくべき

カオサンロードの衣料品店

カオサンロードは70年代後半から現在に至るまで、『バックパッカーの聖地』と呼ばれ世界中の旅人が集まる安宿街として機能しているエリアです。

カオサンに旅人が集まるようになった理由は、1泊1,000円前後で泊まれる激安の宿が多いから。

加えて、周辺諸国の格安航空券を簡単に購入できる旅行代理店が多々点在していることが挙げられます。

 

インターネットが普及した昨今では、ネット上で航空券を購入する人も増えたためカオサンに行く価値はないという人もいます。

しかし、旅行代理店ではタイ国内の離島へ行くジョイントチケット(バスとフェリー等を組み合わせて安く購入できるチケット)を販売していたり、日本人スタッフが常駐する旅行代理店もあるため旅行代理店の需要は現在でも高いです。

 

加えて、カオサンを含めこうした安宿街には、日本語の書籍を扱う古本屋や洗濯屋などもあります。

カオサンを一歩も出らずに生活できる環境が整っています。

カオサンのバッグショップ

(バッグショップもあって旅行に必要な物は全て揃う。手ぶらでも旅を始められる)

 

また、ヘナタトゥーやコーンロウの店や偽造の学生証や免許証を作る店など、ひと昔前の「ステレオタイプなバックパッカー像を具現化した店」も多いです。

ヘナタトゥーの店

(ヘナタトゥーのショップ)

こうしたエンターテイメント性の高い雰囲気に惹かれ、世界のバックパッカーや地元タイ人も遊びにくるエリアが今のカオサンです。

昔は単なる安宿街で殺伐とした雰囲気でしたが、今ではバックパッカー以外の旅行者も集まり観光地化された雰囲気を持っています。

 

現在のカオサンを見て、古参のバックパッカーの中には「行く価値がない」という人もいて賛否両論です。

しかし、賛否両論だからこそ、自分で足を運んで価値ある場所なのかを確認してみるべきでしょう。

確かに有名な場所なので、「自分と一部の人間しか知らない隠れ家」という印象は持ちません。

日本人の姿もよく見かけます。

ただ、それでも個人的には「ここが旅人の出発点」という気持ちで、ドキドキしながら踏み込んだ記憶があります。

自分にとっては今でも特別な場所です。

カオサンロードにあるおすすめの安宿については、以下の記事を参考にどうぞ。

カオサンロード1
カオサンロードのおすすめゲストハウス。何度もカオサンに滞在した自分が厳選してみた。

沈没者が集うルンピニー

ルンピニのゲストハウス街を歩くバックパッカー

ルンピニーは上で紹介したカオサンとは対照的で、退廃的な雰囲気を持つ昔ながらの安宿街です。

目をキラキラさせたバックパッカーも少なからずいますが、どちらかと言えば何か悟りを開いたような人達が多い印象。

昼間からゲストハウス内の共用スペースにて無言でビールを飲み続ける白人のおじさんや、日本の社会が合わずに資金を貯めてはバンコク長期滞在を繰り返す日本人。

反面教師にすべきとも言える人達ですが、与太話だと思って会話する分には楽しい人達が多いです。

 

ルンピニーの洗濯機

ルンピニーの旅行代理店

カオサン同様に洗濯屋や旅行代理店はポツポツとあります。

ただ、ルンピニーはカオサンのように観光地化していないので、本当に長期旅行者しかいないです。

普通の短期旅行で足を踏み入れることはまずありません。

ルンピニーのゲストハウス街の街並み

(エンターテイメント性は皆無なので、普通の住宅街にしか見えない。この閑散とした様子もルンピニーの魅力)

 

ジェリービーン EZY ホステル サトーン (Jellybean EZY Hostel Sathorn)の客室1

ジェリービーン EZY ホステル サトーン (Jellybean EZY Hostel Sathorn)のドミトリー

ルンピニーのおすすめ安宿「ジェリービーン EZY ホステル サトーン」個室は1泊1,900円前後。ドミトリーだと1泊400円前後。

ルンピニーは退廃的な雰囲気である一方、点在する安宿は改装工事を終えて綺麗な建物も多いです。

これこそがルンピニーの魅力です。まさに穴場。

自分は人が多いカオサンに嫌気がさして、逃げ場を求めるようにルンピニーで長期滞在していた時期があります。

確かに変人も多いですが、トラブルさえ起こさなければ与太話に付き合うのも面白いです。

「カオサン以外でバックパッカーにおすすめの安宿街はないの?」と思ったら、ルンピニーに訪れてみましょう。

ルンピニーへのアクセス方法や、詳しい安宿情報については以下の記事を参考にどうぞ。

ルンピニーのゲストハウス街の街並み
カオサン以外のゲストハウスならルンピニーという場所もおすすめ。

タイらしい雰囲気を感じられるお金のかからない観光地

フワイクワーンナイトマーケットの様子06

「タイらしい」と聞いて思い浮かべるのは、どんな場所でしょうか。

人によって様々意見は異なるかと思いますが、自分は「東南アジアらしい雑多な雰囲気を持ち、伝統文化が垣間見える場所」を思い浮かべます。

観光客用に作られたエンターテイメント施設やテーマパークではなく、タイの洗練された伝統文化のもと自然に発生した場所です。

そして高額な入場料を取らないこと。

バックパッカーは時間があるので、こうしたお金のかからないけど魅力的な場所に行ってみるのがおすすめです。

チャイナタウン(ヤワラート)はバンコクで一番雑多な雰囲気

夜のヤワラート通り

チャイナタウンは、昔ながらの雑多な東南アジアの雰囲気が随所で垣間見えます。

両脇に偽物商品が山積みに並ぶ市場や香辛料と発酵食品が鼻をつく市場など、「これぞ東南アジア」という光景が広がっています。

綺麗な寺院や食べ歩きできる屋台も多いので、街歩きが好きな人なら半日以上歩いても物足りないでしょう。

 

イサラーヌパープ通り

食品が並ぶ市場。鼻をつく臭いが充満しています。

しかし、地元民は何食わぬ顔で買い物をしているのですからさすがです。

 

イサラーヌパープ通りで売られていた肉まん

食べ歩きできる店も豊富。さすがチャイナタウンだけあって、その他のエリアでは見ないラインナップです。

肉まんや餃子をはじめ、スズメの巣やフカヒレを食べられる店もあります。

 

ワット・トライミットの外観

豪華な装飾の寺院も多いです。威厳を感じられます。

上写真の寺院はワット・トライミット。

ワットトライミットの黄金像

寺院の中には黄金の巨大な仏像が。これまた威厳があります。

チャイナタウンにはこうしたタイらしい風情を感じられるスポットが多いので、是非足を運んでみて欲しいです。

チャイナタウンへの行き方や見所については、以下の記事も参考にどうぞ。

ヤワラート通り
バンコクのチャイナタウン(ヤワラート)を100倍楽しむための基礎情報。

入場料無料!インスタ映えもする寺院ワットパクナム

ワットパクナム最上階にある仏舎利奉安塔

ワットパクナムは、インスタグラムでのシェア数がきっかけとなって日本人からの人気が高まった寺院です。

全5フロアある巨大な仏塔の最上階に登ると、エメラルドに光る美しい仏舎塔とサイケデリックな仏伝図が姿を現します。

ワットパクナム大仏塔最上階にある仏伝図

普通の寺院とは明らかに異なる色合い。

眺めていると別世界に吸い込まれていきそうな気持ちになります。

この仏舎利塔と仏伝図目当てに毎日多数の日本人が訪れているとのこと。

「美しい」という言葉より、人の心を惑わせそうで「魅惑」と言った方が適しているのではないでしょうか。

この仏舎利塔があるフロアは案の定、僧侶の瞑想会場としていも使用されています。

確かに瞑想にふけれそうな雰囲気。

そして入場料は無料なので、バックパッカーは是非足を運びましょう。

ワットパクナム大仏塔

(仏舎利塔が収められている仏塔。巨大です)

ワットパクナムはBTS タラート・ブルーよりタクシーで10分程度の場所に位置しています。

アクセス方法やワットパクナムの詳細については以下の記事を参考にどうぞ。

ワットパクナム大仏塔最上階にある仏伝図
ワットパクナムというタイのバンコクにある寺院。日本人観光客から大人気のスポット。

安くて美味い!名店と呼ばれるタイ料理屋台と食堂

カオサン通りの屋台

バンコクで過ごすバックパッカーと切っても切り離せない存在が屋台と食堂。

バンコクには観光客向けレストランも多々ありますが、盛り付けと店内の雰囲気こそ良いものの、実は味に関してはレストランも屋台も食堂もそこまで変わりありません。

同じような味の食べ物でも、レストランが200バーツであるのに対して屋台や食堂では50バーツだった…ということはザラにあります。

長期旅行に備えてバックパッカーは安い場所へと足を運ぶ回数が多くなるかと思いますが、せっかくなら地元民に大人気の屋台と食堂でご飯を食べてみて欲しいです。

地元民に人気の屋台や食堂こそ、本当のタイ料理の味と言えます。

「こんなに安くてこんなに美味いの!?」とびっくりするでしょう。

カオマンガイが美味い!プロンポンのヘンヘン

ヘンヘンの外観

BTSプロンポンの真下にて、毎日17:00〜21:00まで営業するカオマンガイ屋台ヘンヘンはタイ料理好きなら一度は足を運ぶべき屋台と言えます。

一見ごくごく普通のカオマンガイ屋台と何ら変わりはないのですが、味に関してはタイ人だろうと日本人だろうと納得する”本物”です。

ヘンヘンのカオマンガイ1

(ヘンヘンのカオマンガイ。45バーツ)

「評判の割には見た目は普通だなあ…」これが自分が最初にヘンヘンのカオマンガイを見たときの印象です。

しかし、口に入れてみてびっくり。

例えが難しいですが、高級料亭がカオマンガイを作ったらこんな味なんだろうなと思う上品な味わい。

鶏の出汁でうっすらと色のついたご飯。このご飯を口に入れるとじわりと味が広がります。

そしてほぐれるほど柔らかいお肉。

値段はたったの45バーツ。どうりでタイ人客も外国人客も多いはずです。

屋台ということだけあって、路上に並べられたテーブルと椅子で食べるのもタイらくして良いです。

ヘンヘンを含め、バンコクの美味しくて安いカオマンガイ店については以下の記事も参考にどうぞ。

タイのカオマンガイ
バンコクで美味しいカオマンガイが食べられるおすすめ食堂&レストランを5軒紹介する。

本場チェンマイに負けないカオソーイ

カオソーイ

カオソーイとは、ココナッツミルクを加えたカレー味のスープに、揚げ麺とたまご麺を入れた麺料理です。

カレーの酸味とココナッツの甘み、そして揚げ麺とたまご麺の食感を同時に味わえます。

タイにおいてはチェンマイを中心とした北部で主に食される料理です。

しかし、やはり首都バンコクにも名店と呼ばれる店がいくつか存在します。

その一つが、BTS サラデーン近くにあるクイッティアオ・シップソーン・パンナー(Xishuangbanna style noodle house)です。

カオソーイのレストラン

(店の外観)

まさにタイの食堂といった外観。少々古ぼけた雰囲気がたまりません。

ここのカオソーイは45バーツなので値段も安くて良し。

滞在先から近ければ毎日でも通いたくなります。

本場チェンマイでもカオソーイはたらふく食べてきたのですが、ここのカオソーイは負けず劣らず。

とんこつ好きな人が「これだよ!これ!」と言いたくなるほど、ねっとりとしたスープにココナッツの甘みが絶妙に絡み合って食欲をそそります。

クイッティアオ・シップソーン・パンナーの場所については以下を参考に。

営業時間が短いので要注意です。

7:00〜14:00まで。日曜日は定休日です。

その他、バンコクにあるおすすめカオソーイの店については以下の記事を参考にどうぞ。

ゲッタワーのカオソーイ
バンコクで美味しいカオソーイが食べられるレストラン6軒を紹介する。

バックパッカーたるもの何事も安く済ませて楽しむべし

バンコクは経済発展が進んでいるとはいえ、一般庶民の暮らしはまだまだ日本人に比べると全てが安いです。

しかし、外国人観光客が集う場所というのは、何もかもが観光客値段なので錯覚を起こしてしまいます。

「バンコク…たいして安くないじゃん」と。

でも、この記事で紹介したようにバックパッカーが安い値段で楽しめる場所はたくさん存在します。

是非、バンコクで旅をする予定の人は、こうした安くて楽しめる場所に足を運んでバックパッカーらしい生活をしてみてはいかがでしょうか。

 

バンコクを起点に東南アジア周遊計画を立てている人は、以下の記事も参考にどうぞ。

ベトナムのホアイン
東南アジアでのバックパッカー。おすすめのルートと持ち物の準備で知っておくべきこと。

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