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チャイナタウンの中心、ヤワラート通り
バンコクのチャイナタウンと言えば、タイ旅行において定番の観光スポットとして挙げられる場所です。
中国語の看板が並ぶ町並みと、そこに住むパワフルな華人達を見ながら街を歩くると、ここがバンコクの中でも、ひときわ異質なにおいを発しているエリアであることに気づきます。
乱暴な運転マナーや異音に異臭、人でごった返す市場。
そんなやかましい環境に時折ストレスを感じつつも、たくましくも一度郷に従ってしまえば、不思議と町に対しての好奇心が高ぶってくるのがチャイナタウンの魅力と言えるでしょう。
バックパッカーにとっては、一昔前であれば「ジェライホテル(1995年秋に閉館)」、現在ならインドカレーが毎日無料で食べられるシーク教寺院がある為、今も昔も交流を持つ機会がある場所になっています。
チャイナタウンの簡単な歴史
チャイナタウンの歴史はアユタヤ時代に溯ります。
ビルマ軍によって、徹底的に破壊されたアユタヤ町の再起を諦めた当時の王タークシンは、アユタヤに次いで第2の都市であったバンコクを再建の地として選びました。
新たな王都(トンブリ王朝)は、チャオプラヤー川(下地図ではメナム川と表記)の西側、ちょうどワットアルンの付近に作られたと言われています。
(ワット・アルン周辺の図)
しかし、精神に異常をきたしてしまい、過度な奇行により国民の信頼を失ってしまったタークシンは、やがて王位の座を奪われ処刑されることになります。
その後、新たに王の座についたのが、現チャクリ王朝の初代ラーマ1世です。
(ラーマ1世の像)
ラーマ1世は、新たな王都をチャオプラヤー川の東側に再建しました(現在のワットプラケオ周辺)。必然的にその地に住んでいた人達は、別の場所への移住を余儀なくされました。
それが、タークシン王と共にアユタヤからバンコクに移り住んだ華人達でした。華人達が新たな移住地にて街を形成したことにより、現在のチャイナタウンが生まれたのです。
チャイナタウンのおすすめ観光地14ヶ所
主な見所となるお寺や市場は、ヤワラート通りの周辺に点在しています。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
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- 右上ので拡大地図を表示します。
- 赤色のラインがヤワラート通り
- ❶〜⓮ = おすすめ観光地
- ❶〜❺ = おすすめグルメ
- 茶色のベッドマーク = おすすめホテル
チャイナタウンの観光は、MRT フアラムポーン駅(地図上の電車マーク)からソンワット通り(地図上❾)までの東側エリアと、チャオプラヤー川方面に点在する5ヶ所の寺院と市場がある西側エリアに分けて考えるとわかりやすいです。
東側エリアは主に日中の観光場所(ヤワラート通りは夜も観光できる)、西側はエリアは「❾シーク教寺院」「❿パーフラット市場」「⓭ワットラーチャブーラナ」を除いて、主に夕方から夜の観光場所となっています。
シーク教寺院は、基本的にバックパッカーなどの長期滞在者がタダ飯を貰いに行くだけの場所なので、観光という視点では面白い場所と言えません(ブログやSNSのネタとしては面白いですが)。
パーフラット市場も雰囲気は面白いですが、時間がない人が無理して行く必要のない場所と思われます。
あまり広くないエリアに、サリーやお香などを取り扱っている店と、インド料理レストランや雑貨店が何軒かあるだけです。アジアン雑貨店と内容は似ています。
全ての観光地を1日で回るのは難しいかと思うので、初めての観光であればGoogleMap上❾までの東側の観光地だけでも十分楽しめるでしょう。
❶ ワットトライミット(Wat Trimit)
ワット トライミットは、チャイナタウンを代表するランドマーク的な存在の寺院です。
チャイナタウンにおいて、一番人気の観光地として知られています。
重厚で立派な外観が非常に見応えがありますが、お堂の中に安置されている、高さ約4メートル、重さ5.5トン・時価総額150億円以上の価値がある黄金の仏陀像が最大の見どころです。
お堂の中に安置されている巨大な黄金の仏陀。スコータイ王朝時代(1300年頃)に作られました。
いわゆるスコータイ様式の仏像であり、近づいて見ると、スコータイ仏像特有の楕円形の顔、弓形の眉、女性的な曲線のフォルム、優しく微笑んだ表情であることに気づきます。
迫力と慈悲深さを感じ、不思議な気持ちになれる像です。
この像は当初、盗難防止用のため漆喰に覆われていました。しかし1953年に、安置していた寺院での工事中、誤って像が落下した衝撃で中から黄金の仏陀像が現れました。
この逸話がきっかけで非常に有名な仏陀像となりました。一見の価値ありの寺院です。
- 月、火 / 5:00〜21:00
- 水〜日 / 5:00〜20:00
- 拝観料 / 40バーツ
- GoogleMapで場所を確認する
❷ サンペン市場(Sampeng Lane Market)
ヤワラート通りと平行に走る狭い路地内にて、小物の卸売店が無数に並ぶ巨大な問屋街。
人の熱気と溢れ返す商品でごった返しています。チャイナタウンらしい雑多な光景が見られます。
売られている物は、ヘアアクセサリー、ペン、ステッカー、衣料品材料、家庭用品など何でもあり。パチモノのアニメキャラクターグッズも度々見かけます。夥しい商品の数々。
ここでは色々な国のバイヤーが品定めをしている光景も度々見られます。
一つ一つの商品も他で買うより安いことが多いので、お土産選びや冷やかしで歩くのにおすすめの場所。
ただ、そもそもの値段が安いので、大量買いでないと言い値からの値引きは難しい印象。値引きしてくれても少額だったりします。
それでもガラクタから掘り出し物までなんでもござれで、値引きしなくても安いため訪れる価値ありです。
ただでさえ狭い通りに問屋が密集している上に、通りの中を大量に荷物を抱えたバイクが通ったり、アイスクリームの屋台が通ったり、カオスなエリアです。面白い。外国らしい面白い光景を楽しめます。
- 店舗によってバラバラですが、日中に行けば殆どの店が営業しています。
- GoogleMapで場所を確認する
❸ イサラーヌパープ通り(Itsaranuphap)
約200mの細い路地。両脇には野菜や魚などの生鮮食品、お茶の葉や煮物などの乾物、香辛料などの店がびっしりと連なっています。
観光客向けではなく、完全に庶民的な市場なのでローカル感を感じられて面白いです。この狭い通りをバイクが行き来する様子に東南アジアの風情が感じられます。
通りの中には肉まん(サラパオ)の店や杏仁ジュースの店などもあり(30バーツ〜40バーツ程度)、ちょっとした食べ歩きも可能。
杏仁ジュース片手に歩くと、よりチャイナタウン観光の気分が盛り上がります。
「まさに東南アジア!」と言えるごちゃごちゃした空間。こういった雑多な雰囲気が好きな人は多いでしょう。
❹ ワット・マンコーン(Wat Mangkon)
1871年に建てられた中国建築様式の寺院。外観はよくありがちな中国寺院といった見た目ですが、寺院内の迫力はものすごいです。
入り口。両脇には鎧を着た黄金の四天王像がデンと鎮座しています。
聖堂には三体の金色の仏像が。天井の装飾も煌びやか。
ワットマンコーンは、2月の春節祭(中国旧正月)イベントや10月の中国ベジタリアンフェスティバルを主催しているとのこと。チャイナタウンの中国寺院の中でも重要な位置づけにあると言えます。
(寺院周りの建物も、まさに中華寺院といった見た目で見応えがある)
- 毎日6:00〜17:00
- GoogleMapで場所を確認する
❺ ミットラパン(Mittraphan)
ヤワラート通りと7月22日ロータリーを繋ぐ長さ約350mほどの通り。
両脇には商人と思われる人達が、プラと呼ばれる小仏お守りやスマートフォンの本体などを並べて売っています。
複数の店で大勢のタイ人が何やらお宝を発見したかのように集まり、議論を交わしたりルーペで真剣に商品を見ている様子が伺えます。
ただ、申し訳ないですが我々観光客からすると、どれも二束三文のガラクタにしか見えないので、特に行く必要のない場所かと思います。
時間があれば、雰囲気を楽しむために少し歩いてみるくらいでいいです。
❻ クロントム市場(Khlong Thom)
ありとあらゆる電化製品、おもちゃ、楽器、工具、自転車、海賊版DVDや、何につかうのかよくわからないパーツまで何でも売っている市場。昔の秋葉原のような場所です。
第二次世界大戦時から存在している市場で、当時は盗品が売られていたことから、現在でも「泥棒市場」という名前でも呼ばれています。
現在は、盗品は売られていないとのことですが、ゴミ捨て場から拾って綺麗に磨いたであろう商品は売られています。
(スポーツ腕時計がたったの100バーツ、多分1ヶ月持たずに故障するだろう)
(リモコンやコードのバラ売りなど。観光客にとっては興味がない物も多い)
真剣な眼差しでエロDVDを物色するタイの紳士達。日本のDVDやCDも売っていましたが、殆どがコピー品です。
ブランド名が付いているものは、まず偽物と思っていいです。また、売られている物は全て安いですが、品質には期待しない方が良いです。
買わずとも、仮に購入したらすぐに壊れるのが想像できます。何でもござれな雰囲気。チャイナタウンならではですね。
ガラクタとしか思えない物がほとんどなので、観光客にとっては実用性の低い場所かと思います。
ただ、冷やかしで見て回る分には面白いです。
- 毎日6:00〜18:00頃まで
- GoogleMapで場所を確認する
❼ クローン オンアン ウォーキングストリート(Klong Ong Ang Walking Street)
2020年のロイクラトンフェスティバル中(10月31日頃)に、ヤワラート通りの西端を走るオンアン運河沿いにてオープンしたアートストリート通り。
現在、バンコクでは新たな写真スポットとして人気を博しています。
MRT SamYot近くダムロンサティット橋前にてアートストリートが出来ていました。
長さ300mの運河の両脇にアートがびっしり描かれてます。ロイクラトン中に作られたようで、中国人やインド人など様々な民族が住むこの地域の特徴をアートにしてるそうです。
屋台なども沢山出てて、人が多く賑やかでした。 pic.twitter.com/00rsBg9zou? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) November 30, 2020
上ツイートの通り、運河沿いの壁には芸術性の高い数々のアートが描かれています。また、多くの屋台も出店していて賑やか。ナイトマーケットのような雰囲気です。
タム帽子を被ったサイの絵、ターバンを巻いた男がラジカセを持っている絵など、面白い表現かつカラフルな絵が多いです。
日本を表現したアートもあります。古今東西、様々な文化が混合されています。
ストリート内には沢山の屋台が出店していたり、運河でカヤックを楽しむ人も多く賑やか。チャイナタウンの新しいマスト・スポットです。写真やアートが好きな人は是非足を運んでみましょう。
- 金土日の16:00〜22:00まで
- 公式Facebook
- GoogleMapで場所を確認する
❽ タラートノイ(Talat Noi)
タラートノイとは、ヤワラートから南へ約900の場所に位置する一画を指します。
タラートノイはチャイナタウンの中でも特に古今が混在していて、様々なフォトジェニックスポットやカフェが点在していることで有名です。
近年では日本人をはじめとした、多くの外国人から人気の観光エリアとして注目されています。
バンコク・チャイナタウンの一画にある裏通りタラートノイを散歩。
写真映えする洒落たカフェやグラフィティが沢山あり、散策にもってこいの場所でした。
人が少ないのも良い!https://t.co/8v5eiVJYwF pic.twitter.com/96Xihk1Jkk— リーさん@タイ一択 (@AsiaThailand208) December 4, 2021
タラートノイには現タイ王朝の「チャクリー王朝」が成立した初期より存在している、富裕層華僑の邸宅をリノベーションしたカフェ、中華系のアンティークで統一したカフェなどが点在しています。
バンコク屈指のお洒落カフェエリアです。
広さはサッカーコート2面分。あまり広くはない通りですが、シャッターが止まらないほどフォトジェニックで、昔のバンコクを感じられる風情があふれています。
カフェ好きなら絶対に行きたいスポット。
ヤワラートからのアクセスは徒歩約10分です。
映える写真を撮りたい人は、是非足を運んでみましょう。
タラートノイの概要、絶対行くべきおすすめカフェついては、以下の記事を参考にどうぞ。
❾ ソンワット通り(Thanon Song Wat)
ヤワラート通りとチャオプラヤー川の間を伸びる約1.3kmの通り。2023年に国際的なメディア「タイムアウト(Time Out)」にて「世界で最もクールな地域」に掲載されたことで一気に話題のスポットになりました。
100年以上前から残る古い建築物をリノベーションしたお洒落なカフェ、チャイナタウンらしく中華中心の美味しい飲食店、そしてチャイナタウンには数少ないお洒落なバーが集っています。
近年では新進アーティスト達による町おこしが盛んで、通りでは様々なウォールアートが伺えます。
上述したしたタラートノイから近い(徒歩9分程度)ので、合わせて散策するのがおすすめ。

古い建築物をリノベーションしたカフェ

川沿いのリバービューレストラン
ミシュラン掲載のレストランを併設した隠れ家バーなどもあります。
「バンコク最旬のカルチャースポット」とも言われるエリアですが、だてではありません。チャイナタウンの中でも際立って散策が面白いスポットです。
ソンワット通りの詳細については、以下の記事も参考にどうぞ。
❿ シーク教寺院(Gurdwara Sri Guru Singh Sabha)
無料でカレーが食べられるということで、多くのバックパッカーが訪れるようになった寺院です。
タダ飯の時間になると日本人旅行者の姿がちらほら見えます。バックパッカー同士で交流を深めるには良い場所かもしれません。
ちなみに、無料でカレーが食べられるのは朝08:00〜10:30の間のみです。
実際にどんな様子でカレーを食べられるのかは、以下の記事が参考になります。
参考
シーク教寺院Gurdwara Siri Guru Singh Sabhaで無料朝食をいただいた@パフラットM’s bangkok life diary
ブログやSNSをやっている人なら、ネタとして一回食べに行ってみるのも良いかもしれませんね。
⓫ パーフラット市場(Talat Phahurat)
主にシーク教のタイ系インド人が形成しているマーケット通り。リトルインディア、インド人街とも呼ばれています。バンコクの中に存在していますが、ここだけは完全にインドです。
マーケットにはインド料理店、サリーを売る店、お香やアクセサリー、雑貨を売る店が並んでいます。
また、道を歩く女性の多くがサリーを着ていて、通りではナグチャンパのようなエキゾチックなインド香の香りが漂っています。
市場の店にはビンディーやコーン型のお香が売られています。アジアン雑貨店に来たような感覚。
インド料理レストラン
このエリアに来ると一見タイ料理に見える屋台の食べ物も、実はカレーばかりです。
屋台のカレー。普通に美味しかったです。
レストランでは安い金額でラッシーも飲めます。
道端ではインド人女性とターバンを巻いた男性、仏教徒の僧侶が一緒に談笑している姿も見受けられます。異文化が混合している面白いエリアです。
⓬ サパーンプットナイトマーケット(Saphan Phut Night Market)
地元民向けの小さいナイトマーケット。わざわざここだけのために行く価値はないです。近くを通りかかった時にちょっと覗いて見るくらいで丁度良い場所。
日本人よりは、若いタイ人やファラン(白人)をよく見かけます。
商品のラインナップなどは特に他のナイトマーケットと変わりません。屋台が多いので、ブラブラ食べ歩きするのは面白いでしょう。
チャオプラヤー川沿いに、レストランバーがいくつかあります。クルーズするカラフルな船を、波風にあたりながら眺めるのも面白いです。
川沿いのレストランバー。
クルーズ中の観光船。
- 毎日17:00〜2:00
- GoogleMapで場所を確認する
バンコクで観光客が楽しめる面白いナイトマーケットについては、以下の記事を参考にどうぞ。
⓭ パークローン市場(Talat Pak Khlong)
お祈りに使うジャスミンの花やマリーゴールドなど、ありとあらゆる花が売っている市場です。バンコク内の寺院に置いてあるマリーゴールドは、殆どここが仕入れ先となっているとのこと。
大量のマリーゴールド。
様々な種類の花が置いてあります。
⓮ ワット ラチャブラナラート ウォラウィハーン(Wat Ratchaburana)
アユタヤ王朝時代に建設された寺院。日本人の納骨堂があります。
納骨堂。
夜になるとライトアップされます。
サパーンプットナイトマーケットが近くにあるので、ついでに見にいってみるといいと思います。
ヤワラートおすすめグルメ5選
ヤワラートはバンコク随一のグルメ街でもあります。右も左も飲食店だらけで、美味しそうな店が沢山。しかし、店が沢山あるだけに、各店の美味しさはピンキリ。
そこで、以下では「ヤワラートと言えばコレ」と言われるくらい鉄板の店を紹介しています。
❶ 和成豊(フアセンホン)でフカヒレと燕の巣を食べるべし
チャイナタウンには様々な中華料理レストランが並んでいますが、その中でも特に目立つのがフカヒレと燕の巣を提供する店。
ありとあらゆる場所でフカヒレと燕の巣を食べられますが、特におすすめのレストランが「チャイナタウンNo.1」と言われる老舗「和成豊(フアセンホン/Hua Seng Hong)」
(フアセンホンの外観。コックさんのキャラクターが目印)
値段が安い上に、チャイナタウンNo.1と言われるだけあって味も良いです。場所もヤワラート通りの中心にあるためアクセス良好。
フカヒレ(Shark’s fin with crab meat or chicken in red soup)。400バーツ
フカヒレ自体には味はありませんが、トロトロで濃厚なスープが美味しいです。フカヒレと絶妙に絡み合います。
燕の巣(Bird’s nest hot/cold)。値段はhotが300バーツ、coldが500バーツ
ゼリーのような食感で、味付けは甘くてデザートのようです。日本では中々食べられない高級食材なので、チャイナタウンで是非とも食べましょう。
- 毎日9:00〜1:00まで
- 主なメニュー(日本語公式サイト)
- GoogleMapで場所を確認する
❷ 汁なしバミーの名店。バミージャップガン(Bami Japgang)
60年以上続く老舗の人気店「バミージャップガン」。
ここのバミーヘーンは他店より少し量が多く、それでいて麺に店独自の秘伝のタレが上手く絡んでいる為、思いの外ペロッと平らげてしまいます。
スープなしのバミーヘーン。35バーツ。
油もよく絡んでいて、チャーシューもたっぷり入っています。1杯で十分お腹一杯になる量。これで35バーツは安い。
しょっちゅう海外のメディアも取材に来ていて、その人気ぶりが伺えます。バミー好きなら絶対に行きたい店です。
- 毎日8:00〜18:00
- GoogleMapで場所を確認する
その他のエリアのおすすめのバミーは「【厳選レストラン5つ】バンコクでバミーが美味いと評判の店。」もご覧下さい。
❸ ミシュラン掲載のオムレツ店。ナイモンホイトート(Nai Mong Hoi Thod)
ミシュランのビブグルマンに選ばれたホイトート(もやしと牡蠣のタイ風お好み焼き)の専門店。
カリッと揚げたクリスピーのホイトート(Crispy Oysters Omelette)と、柔らかいホイトート(Plain Oyster Omelette)が特におすすめ。
どちらもSサイズ100バーツ、Mサイズ200バーツ、Lサイズ300バーツと有名店にしては安い。ローカル価格です。
筆者が注文したのはクリスピーのホイトート(写真はSサイズ)。
これがまあ旨い。まず、クリスピーのカリカリと牡蠣のぬめりのバランスが絶妙で食感が良いです。
とんかつのカリカリ衣!とまでは言いませんが、そのくらい噛むことに楽しみを覚えるカリカリ具合。
牡蠣特有の臭みはソースとカリカリの食感で遠のきます。牡蠣の濃厚な旨味とコクが、噛んでいると後からじんわりと口の中に広がります。
これは絶対に食べてみる価値あり。最強のB級グルメ。ビブグルマン獲得の味はさすがの美味しさ。
- 水〜日曜の10:00〜19:00
- 月火は定休日
- 公式FaceBookページ
- GoogleMapで場所を確認する
❹ ヤワラート散策中に一息つくならここ「ダブルドッグスティールーム(Double Dogs Tea Room)」
ヤワラートの中心に位置する中国茶の専門店。茶館のような店です。
混沌として騒がしさすら感じるヤワラートの飲食店において、数少ない一人でも長時間のんびりと美味しい中国茶が飲めるため、散策中の休憩に最適。
また、ここの中国茶は体がポカポカして心も落ち着く上に、味も良いです。
店内は、一人でも一目を気にせず寛げる空間なので気に入りました。
(店内。今時のお洒落カフェに比べると地味でシンプルなインテリア。照明はやや暗めなので落ち着く)
メニュー。お茶っぱの写真があり、英語とタイ語で名前が表記されています。
お茶の種類によって値段は異なりますが、180〜380バーツくらいです。プラス200バーツでスナックや軽食付きのセットを頼めます。
さて、肝心のお茶ですが、中国・台湾・スリランカ・日本茶など様々。よほどお茶に関心がある人でないと、どのお茶がどんな味か分からないのではないかと思います。
筆者もメニューを眺めて見ましたが、何がなんだかさっぱり。
一応メニューには生産地や味の解説も書いてあるものの、普段お茶に興味がない筆者には、あまりピンと来ません。
そこで、筆者は店員に「一番飲みやすいお茶はどれ?」と聞いて注文しました。
注文したお茶がこちら。
中国の双江江(雲南省)原産の雲南赤茶です。高地で育った茶葉なので、特有の清香が漂い、豊かな余韻が残るのだとか。
飲んでみましたが、確かに美味しいです。酸味は控えめ。飲みやすいです。
そして体がポカポカするし、精神的にも落ち着きました。
セットの軽食も美味しかったです。
この店は本当におすすめ。あまりにも落ち着けたので、一人で来店したのに40分近く滞在していました。
- 火曜〜日曜 / 13:00〜21:00
- 月曜は定休日
- 公式Facebookページ
- GoogleMapで場所を確認する
❺ 大行列ができる「クイジャップ・ナイエーク(Kuay Jab Nai Ek)」
連日、タイ人の大行列ができる人気のクイジャップ食堂。
ここのクイジャップは、胡椒の風味がよくきいたあっさりスープに、マカロニのようなモチモチ食感の麺が入っています。
具は、ややカリカリに揚げられた豚肉の他、しっかりと煮込まれた豚モツ。
醤油味でしっかりと煮込まれていて、麺・スープ・具が三位一体でバランス良く食感と旨味を引き立てています。
これらをレンゲだけで食べます。一口食べ始めると、思わずご飯のようにかきこんでしまいたくなる旨さ。連日タイ人が大行列をなすのも納得の味です。
ヤワラート周辺には複数のクイジャップ食堂が存在しますが、クイジャップを食べるなら絶対にここ。
美味しすぎて、筆者は10分足らずでペロッと平らげてしまいました。
(メニュー。左はマカロニ麺入り。右は麺無しのどちらかを選ぶ)
サイズは以下の3種類。
- Sサイズ(60バーツ)
- Mサイズ(80バーツ)
- Lサイズ(100バーツ)
筆者はMサイズを注文しました。Sサイズだとやや小さく感じるので、Mサイズがおすすめ。
- 毎日8:00〜1:00まで
- GoogleMapで場所を確認する
もっとヤワラートのおすすめグルメを知りたい人は、以下の記事も参考にどうぞ。ミシュラン・ビブグルマンを受賞した隠れた名店をまとめて紹介しています。
ヤワラートでの食べ歩きは夜から更に凄くなる
(夜のヤワラート通り)
ヤワラート周辺では昼間も食べ歩きできる屋台等のストリートフードが並んでいますが、夜18:00頃からは特に凄いです。
ヤワラートに面したイサラーヌパープ通り入り口から、中華門側に向かって約250mの道路一部が歩行者天国となり、昼間の何倍もの屋台が並び始めます。
地図で記すと以下水色で線を引いてあるエリアです。
18:00頃から徐々に屋台が並び、19:00〜22:00のピーク時には大勢のタイ人と外国人観光客で一杯になります。
屋台の種類は様々ですが、中華屋台7割タイ料理屋台3割といったところ。
スナック類や餃子、肉まん、フカヒレ、燕の巣、中華のデザート類、シーフード、定番のタイ料理など。
(餃子の屋台。ビッグサイズの餃子5個入り1パックで40バーツ)
(フカヒレの屋台。路上でプライパンを振り回しながら豪快に料理している)
食べ歩きできる軽食や持ち帰り飯以外にも、テーブル席ありの屋台もたくさん出ます。
夜ご飯をガッツリと食べることも可能です。
ヤワラートで食べる夜ご飯というシチュエーションも面白いですし、バンコクにあるその他の屋台エリアとは料理のラインナップが全く異なるので興味深いです。
何を食べようか迷うほど美味しそうな料理が並んでいるので、ヤワラート近辺に滞在予定の人は夜も足を運んでみましょう。
屋台に対する規制が年々厳しくなるバンコクでは、もはやこうした屋台通りは貴重な存在です。もしかしたら、来年にはなくなる可能性も0とは言えないので、行くなら今です。
屋台の出店と盛り上がりのピークは19:00〜22:00頃までで、0:00頃から徐々に閉店し始めます。
チャイナタウン観光の注意点
基本的に治安は悪くないです。大通りであれば、夜でも人が多いので最低限の注意さえ払っておけば問題はなさそうですね。
ただ、7月22日ロータリーの付近は日が暮れてからは近寄らない方がいいと言われています。
この付近は昼間から立ちんぼがウロウロしているエリアで、かなりダーティーな雰囲気を醸し出しているからです。
(椅子に座って客待ちしている立ちんぼ)
危険と言われているエリアなら行かなければいいだけで、観光においてどちらかと言うと注意しておきたいのは交通です。
特にヤワラート通りですが、かなり交通量が激しく、ドライバー達の運転も荒いです。
こちらがいつ渡ろうか様子を伺っていても、誰も止まってくれません。
なので、最初の方は横断歩道の向こう側へ行くのが一仕事になるでしょう。
少し面倒ですが、最初は現地の人が渡るのを待って合わせてついていけば、次第にタイミングが掴めてきます。
このタイミングをいかに早く掴めるかが、チャイナタウンを観光する上でのキーポイントになると言っても過言ではありません。
それほどチャイナタウンには信号付きの横断歩道が少なく、車の往来が止まることがないのです。
もう一つ注意しておきたいのが、サンペン市場やイサラーヌパープ通りでのスリです。
サンペン市場とイサラーヌパープ通りは、時間帯と場所によっては歩くのが困難なほど人だらけになります。
タイ人でも、そういう時はバッグを前に掛けるなど目の届く位置で背負っているので、真似しておいた方がいいでしょう。
(サンペン市場やイサラーヌパープ通りでは「BEWARE YOUR POCKET」と書かれた幕がかけられている)
以上の事項さえ注意していれば安心して観光を楽しめるでしょう。
ヤワラートのおすすめホテル
ホテル ロイヤル バンコク チャイナタウン(Hotel Royal Bangkok China Town)
チャイナタウンに滞在する上で最もおすすめのホテルが、ヤワラート通りのほぼ中心に位置するホテル ロイヤル バンコク チャイナタウン(Hotel Royal Bangkok China Town)です。
上述した夜からの歩行者天国 & 屋台出店通りの目の前に位置していることもあり、昼も夜もチャイナタウン散策を楽しむのに絶好の立地にあります。
また、ホテルにスカイバーやレストランといった施設も充実しているので過ごしやすいです。ホテルの真横にはセブンイレブンもあり。
エントランス・チェックインロビー。ローカル色強いチャイナタウンと思えないほどしっかりとした作りで高級感も清潔感もあります。
ツアーデスクも用意されていて、スタッフは英語が堪能。
9:00〜21:00の間は、「MRT フアランポーン駅」「サンペン市場」「ワット・トライミット」「ワット・マンコーン」への無料トゥクトゥク送迎サービスもあり。
(エレベーターホール)
エレベーターはルームカードキーをかざさないと階ボタンを押せない仕様なので、防犯面も安心です。
写真の客室はスーペリアルーム。広さは28平米です。
部屋の構成はかなりシンプルですが、コンセントが多く、作業机やテレビをはじめ、家具家電設備が全てピカピカなので気持ちよく過ごせます。
床が絨毯張りで高級感があるのも良い。最近できたばかりというわけではありませんが、一度リノベーションされたそう。そのためか新築ホテルのような清潔感があります。
1泊の宿泊料金は、シーズンにもよりますが5,000円〜5,500円。
枕元にはコンセントあり。寝る前に充電しながらのスマホ操作可能です。目覚まし時計も置いてあります。
また、作業机周りには二つのコンセントと二つのUSBポートも備えられています。
(無料のウォーター、コーヒー類)
客室を360度見渡せるパノラマ写真
ホテル ロイヤル バンコク チャイナタウンの客室 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
スクンビット界隈であれば7,000円前後はするクオリティです。
シャワールームはシャワーとトイレがそれぞれブースで仕切られているタイプ。アメニティはシャンプー、ボディソープ、歯ブラシがついています。ドライヤーもあり。
シャワールームを360度見渡せるパノラマ写真
ホテル ロイヤル バンコク チャイナタウンのシャワールーム #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
水周りも安心できるくらい清潔感あり。
特に良かったのが開放感のある屋上プール。景色が素晴らしいのはもちろん、夜はスカイバーとして営業するので、綺麗な夜景が望めます。
屋上プールから見える景色。奥にはチャオプラヤー川も見えます。
夜はバー営業。ビーチチェアーに座ってお酒を飲むと気持ち良いです。
スカイバーからはキラキラしたヤワラート通りが見えます。上の写真は、上述した一部の歩行者天国 & 屋台出店が行われている時間です。
5,000円前後の値段で客室もホテル施設もそれなりに充実していて、ヤワラートのど真ん中という立地も素晴らしいです。チャイナタウンでコスパの高いホテルを拠点に旅行を楽しみたいにおすすめです。宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
シャンハイ マンション バンコク(Shanghai Mansion Bangkok)
同じくヤワラートに位置するデザイナーズホテル。
上で紹介したホテル ロイヤル バンコク チャイナタウンとは160m程度しか離れていません。立地に関しては同様の利便性と考えて良いです。
シャンハイ マンション バンコクにはプールやフィットネスジムといった、従来のホテルに設備されている施設が存在しません。
しかし、ヤワラートが好きな日本人や欧米人から絶大な人気を博しています。その理由はシャンハイ マンション バンコクのデザイン。中国風のインテリアをふんだんに取り入れた、まさに「ザ・中国」なホテルだからです。
ホテル入り口。赤い手すりの橋に中華系?の女の子の写真がお出迎え。
ちなみに、日本含め橋の手すりが赤いのは、中国の思想で赤は最も高貴な色とされていたからだそう。
客室が並ぶ吹き抜けロビー。色鮮やかなランタン風の照明がテンションを高めてくれます。
そして驚きなのが内壁の色。黄色なんです。なんと派手派手しいことでしょう。
客室一部屋一部屋には「好運」や「富財」などの、見るからに縁起の良い中国語が記載されています。
このホテルには実は中国人よりも欧米人の宿泊客が多かったのですが納得。確かにこれだけコテコテの中国風デザインは欧米人にとってはエキゾチックに感じられるでしょう。
最も近い文化圏である日本人の自分ですら、新鮮に感じられました。
写真はムーダン(Mu Dan)というタイプの客室。広さは49平米です。中華系寺院に共通する、華やかで単色の品位ある色彩。
よく見ると、クローゼットや照明にも趣向が凝らされています。
クローゼット。中国風デザインの鍵。
ランタン風の照明。
“なんとなく”中国をイメージしたわけではなく、本当に中国の文化背景や色彩感覚を理解した人がデザインしたであろうことが伺えます。
ただ、唯一欠点を挙げるならば、バスルームに仕切りがない点。ラブホテルのようにベッドルーム近くにバスタブが置かれています。カップルや夫婦での滞在なら大丈夫ですが、友達同士の滞在には使い辛いです。
シャワーブースはきちんと仕切りがあります。アメニティやドライヤー、ガウンなどのバスセットは一通り完備。
無料コーヒーセットに加えて無料の中国茶もあります。また、冷蔵庫や引き出しに入っているジュースやスナックは全て無料です。ありがたい。
夜からは1階のバーレストランでしっとりしたR&B中心のライブ演奏が始まります。
更に宿泊者は無料でドリンクを一杯頂けるとのことで、ゆったりと楽しめました。
チャイナタウンという異文化色の強いエリアで、更に異国情緒を楽しみたい人におすすめのホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
その他のチャイナタウンにあるホテル
その他のホテルについては、以下より日付を入れて一覧を確認できます。
1泊1,000円〜2,000円前後で宿泊できるおすすめの格安ホテル、ゲストハウス、ドミトリーの宿泊レポートについては以下の記事を参考にどうぞ。
ヤワラート通りへの行き方
チャイナタウンのヤワラート通りへは、2019年9月29日より正式に開通したMRT ワットマンコン(MRT Wat Mangkon)より簡単にアクセスできます。

ピンク色の四角で囲んでいる駅がMRTワットマンコン
MRT ワットマンコンの1番出口を出て、進行方向を直進するとヤワラート通りに出ます。
MRTワットマンコンの1番出口を出て、進行方向へ200m程直進するとヤラワートに到着します。
徒歩3分程度です。
新しく延伸したバンコク地下鉄のMRTワットマンコン
さすが中華街にあるだけあって、駅構内がド派手だ中国では紅色は縁起の良い色とかめでたい色とされてるんだとか
天井にも龍貼り付いてるし凄い
ちなみにヤワラートは1番出口を上がって直進すると3分くらいで着きます pic.twitter.com/nj4fUZwkfC
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) September 18, 2019
上記ツイートの通り、MRTワットマンコン構内は視覚的にも楽しめます。MRT構内も含めてチャイナタウンの観光を楽しみましょう。
海外旅行に慣れていない人はツアーを利用するのもあり
チャイナタウンは上記で紹介したように自力で行くことができますが、ツアーを利用して観光する方法もあります。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も日本語で可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)
ツアーであれば日本語ガイドが付くので、英語に自身のない人や海外旅行に慣れていない人でも安心です。
また、上記ツアーではインスタ映えスポットとして有名な「エラワンミュージアム」も一緒に観光できます。
(エラワンミュージアム)
半日でチャイナタウンとエラワンミュージアムを観光できるので、バンコク滞在が2日や3日など短い人にはツアー参加もおすすめです。
エラワン博物館は、BTSサムローン(Samrong)より約2.5km、タクシーで5分程度の場所にある博物館兼参拝所です。
設立者である大富豪の故Lek Viriyaphant氏によって、タイ全土より集められた貴重な陶器をはじめ、宗教的な芸術作品やアンティークコレクションが展示されています。
チャイナタウンを含め、バンコクで行くべきおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコクのインスタ映えスポットまとめ。写真好き必見の観光地をまとめています。
バンコクのおすすめホテルまとめ。エリアごとの特徴解説とあわせてコスパの高いホテルを厳選して紹介しています。
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バンコク スクンビット auroraのstaffのものです。
広告の表示が非常に見やすく、魅力的でしたのでご連絡させていただきました。
日系のお店で、顧客からのクレームは少なく、満足度が高いので
掲載後デメリットは少ないと思います。
一度詳細についてご連絡させていただけないでしょうか。
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