この記事には広告を含む場合があります。広告の場合は、紹介している「商品の購入」「サービスの利用」によって、当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
チェンマイ観光を計画している人に向けて、旅行歴10回以上、さらに半年間の滞在経験がある筆者が、初めての旅行でも外せないおすすめスポットをまとめました。
チェンマイといえば多くの人が思い浮かべるのは美しい寺院。しかし見どころはそれだけではありません。雄大な自然、少数民族の村、温泉、ユニークな体験ができる珍スポットまで、チェンマイならではの魅力を網羅しています。
チェンマイ観光の基礎情報
チェンマイを訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめました。観光の計画に役立ててください。
- 乾季:11月〜2月(観光に最適)
- 暑季:3月〜5月
- 雨季:6月〜10月
詳細:タイ国政府観光庁
チェンマイおすすめ寺院3選|必ず訪れたい名所
ドイステープ寺院(ワット プラタート ドイステープ)
標高1,073mの山頂に建つチェンマイ随一の名所。1383年、仏舎利を納めるために建てられた寺院で、「チェンマイの守護寺」として地元の人々に信仰されています。
参道にはナーガ像が連なる306段の階段が続きます。体力に自信がない場合はケーブルカーで登ることも可能です。山頂に到着すると、黄金の仏塔がそびえ立ちます。
展望台からはチェンマイ市街を一望でき、昼と夜で違った景色を楽しめます。

上空から見たドイステープ寺院
ドイステープ寺院の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
拝観時間 | 5:00〜21:00 |
入場料 | 30バーツ |
ケーブルカー利用料 | 20バーツ |
位置情報 | GoogleMap |
ガイド付きツアー |
夜まで開いているので、昼と夜で違う雰囲気を楽しめます。
アクセスは市街のソンテウ乗り場から可能です。周辺にはモン族の村やプーピン宮殿もあり、あわせて巡るのもおすすめです。詳しい行き方や周辺観光情報は以下の記事で紹介しています。
銀の寺(ワット シースパン)
仏堂全体が銀細工で覆われた珍しい寺院。伝統工芸を継承する目的で改修され、細部まで精巧な銀細工が施されています。
世界でも類を見ない銀の寺院で、外観のインパクトは圧倒的。
ただし、女性は仏堂内部に入れないので注意が必要です。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
拝観時間 | 5:30〜21:30 |
入場料 | 50バーツ |
位置情報 | GoogleMap |
ワット チェディ ルアン
旧市街の中心に位置する歴史ある大寺院。かつて高さ80mの仏塔を誇りましたが、16世紀の地震で崩壊。現在も半分ほどの規模ですが、その迫力は健在です。
象の彫刻が並ぶ仏塔は重厚で、旧市街観光の象徴ともいえる存在。周辺には寺院が集中しているので、散策とあわせて巡るのがおすすめです。

敷地内にある仏堂もきらびやかで見応えがあります
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
拝観時間 | 8:00〜17:00 |
入場料 | 40バーツ |
位置情報 | GoogleMap |
ワットチェディルアン以外にも、旧市街で訪れる価値のある寺院を実際に歩いて選びました。寺院は近くに点在しており、半日で巡ることができます。詳しくは下記の記事をご覧ください。
チェンマイナイトマーケット|週末限定バザール2選
チェンマイには大小さまざまなナイトマーケットがあります。なかでも初心者におすすめなのが、週末限定の「サタデーマーケット」と「サンデーマーケット」です。どちらも多くの露店が並び、地元の人と観光客が入り混じる活気ある雰囲気を楽しめます。
サタデーマーケット(Saturday Market)
旧市街南のウアライ通りを歩行者天国にして開かれるマーケット。民族柄の布や刺繍小物など個性的なアイテムが多く、観光客にも人気です。通りの両脇に露店が並び、昔ながらの夜市の雰囲気を感じられます。

山岳民族のアクセサリー店。1品100バーツ程度。エスニック柄アイテムの数は豊富
営業時間 | 土曜 17:00〜24:00 |
位置情報 | GoogleMap |
サンデーマーケット(Sunday Market)
日曜限定で旧市街の中心に広がる大規模なマーケット。寺院のライトアップを眺めながら食事ができるのが特徴です。雑貨や衣料、ライブ演奏など見どころも豊富。チェンマイ滞在が日曜に重なれば必訪です。

ライトアップされたワット チェディ ルアン。昼間とは雰囲気が異なる

寺院の境内で飲食店の露店が並んでいます。寺院を見ながらの食事は新鮮
営業時間 | 日曜 16:00〜24:00 |
位置情報 | GoogleMap |
ナイトマーケットまとめ
チェンマイにはほかにもムエタイ観戦付きやグルメ特化のマーケットがあります。詳しくは下の記事で紹介しています。
チェンマイ買い物&カフェスポット2選
ニマンヘミン通り(Nimmanhaemin Road)

ニマンヘミン通りのランドマーク「忠犬ハチ公」
旧市街西にある1.6kmの大通りで、「チェンマイの代官山」とも呼ばれるエリア。個性豊かなカフェや雑貨店が並び、半日ゆっくり散策できるスポットです。
ニマンヘミン通りには、チェーンではなく個人経営のカフェが多く集まっています。オーナーのこだわりが光る店舗が多く、屋外テラスでのんびり過ごす人の姿もよく見られます。
さらに、この通りは買い物スポットとしても人気です。セラドン焼きの専門店や、山岳民族のシルバーアクセサリーを扱う店など、タイらしい工芸品が揃っています。
ニマンヘミン通りで見つけたおすすめの店は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
散策プランを立てる際の参考にしてください。
バーンカーンワット(Baan Khang Wat)
旧市街から車で約40分の場所にあるクラフトビレッジ。古民家風の建物に雑貨店やカフェが集まり、温かみのある雰囲気が魅力です。
布製品や民族衣装、陶器など手仕事の品が並び、写真映えする外観や内装も人気。カフェで一息つきながらのんびり散策するのにぴったりです。

ポーチ各120〜490バーツ、帽子950バーツなど。手作りだけあって値段はやや高め
基本情報
営業時間 | 火曜〜日曜 10:00〜18:00 |
位置情報 | GoogleMap |
アクセスはグラブタクシーが便利。旧市街やニマンヘミン通りから片道100バーツほどで行けます。
>>>タイでグラブタクシー(Grab)を使う方法【登録から簡単な利用方法まで解説】
写真好きにおすすめの映えスポット3選
チェンマイには、カメラやスマートフォン片手に撮影を楽しみたくなるフォトジェニックなスポットが数多くあります。
ここでは、見た目のインパクトが大きく、写真好きの旅行者に特に人気の3ヶ所を紹介します。
いずれも市街地からやや離れた場所にあるため、アクセスにはグラブ(Grab)やタクシー利用が便利です。
プルートー(PL U T O)
タイの若者の間で話題を集める人気カフェ。黒を基調としたスタイリッシュな外観は、まるでアートギャラリーのようです。
店名「PLUTO(冥王星)」にちなんで、店内には冥王星をモチーフにしたオブジェが配置されています。

撮影スポット。ここで多くのタイ人がポーズを決めて写真を撮っていました
シックな照明とコンクリート調の内装が織りなす雰囲気は、デザイナーズホテルのロビーのよう。
どこでシャッターを切っても“映える”空間で、落ち着いたトーンの写真を撮りたい方に最適です。

こちらが店名の由来になっている冥王星のオブジェ

もちろんコーヒーも美味しい
基本情報
営業時間 | 毎日 9:00〜21:00 |
位置情報 | GoogleMap |
ザ レクタングル コーヒー × タワー(The Rectangle Coffee × Tower)
旧市街から南へ約20km。大通り沿いに突然現れる、廃ビルを改装した異色のカフェです。
鉄筋コンクリート造りの6階建てビルをそのまま活かした無骨な空間は、どこを切り取っても唯一無二。
30年以上放置されていた建物をリノベーションしただけあり、まるで“コーヒーが飲める展望台”。
開放的なフロアからは周囲の山並みが望め、廃墟×アートのような写真が撮れます。

カフェの入り口
やや珍スポット的な趣があり、“人と違う写真”を撮りたい人にはぴったりです。
基本情報
営業時間 | 毎日 9:00〜17:00 |
位置情報 | GoogleMap |
メーカー運河(Khlong Mae Kha / คลองแม่ข่า)
かつては汚水で悪臭が漂っていた運河でしたが、国の再整備によって生まれ変わりました。
約4,000万バーツを投じて整備された現在の姿は、まるでタイ版・小樽運河。
全長約750mの運河沿いには、木造の家屋風のカフェや雑貨店が並び、夕暮れ時には温かな灯りがともります。
「三丁目の夕日」のような昭和ノスタルジーを感じる景色が広がり、写真好きのタイ人にも大人気です。
夜になると提灯がともり、食べ歩き屋台のにぎわいが加わってさらに幻想的な雰囲気に。
レトロな街並みを背景に、旅の思い出を残したくなる場所です。

どこかレトロなカフェが並ぶ
メーカー運河の見どころや夜の雰囲気については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
>> チェンマイの新名所・メーカー運河|小樽運河をモデルにした日本風フォトスポット
基本情報
営業時間 | 毎日 15:00〜21:00 |
位置情報 | GoogleMap |
動物と出会えるおすすめスポット4選
チェンマイには、象だけでなく虎や鳥など、さまざまな動物と触れ合えるスポットが点在しています。“生き物との距離の近さ”も、この街のもう一つの魅力です。
ここでは、観光でも人気が高く、思い出に残る4つの動物スポットを紹介します。
タイ・エレファント・ホーム(Thai Elephant Home)|象使い体験ができる、チェンマイ郊外の人気施設
チェンマイ中心部から車で約1時間。
「タイ・エレファント・ホーム」では、象に乗るだけでなく、自分自身が象使いとして象を操る体験ができます。
通常の象乗りは、象の背に設置された椅子に座って象使いが操作しますが、ここでは象の首に直接またがり、自分で合図を出します。
“象使いの言葉”と呼ばれる独特の指示語があり、たとえば「マップロン!(お座り)」と言えば象がゆっくり腰を下ろすなど、言葉と仕草で象と心を通わせることができます。
半日かけてトレッキングや水浴びを共にするプログラムは、まさに“人生に一度は体験したい”内容。
象の体温や呼吸を間近で感じられるこの体験は、観光というより心に残る交流です。
若い旅行者やアクティブ派に特に人気で、「チェンマイで一番印象に残った」という声も多く寄せられています。
象使い体験の予約方法
この体験は完全予約制です。
個人で英語サイトから直接申し込むこともできますが、初めての場合は日本語対応の旅行代理店経由が安心です。
>>>象使い1日体験ツアー【日本語ガイド + 宿泊ホテル送迎付き】
プランの詳細や注意点は、以下の記事でも詳しく紹介しています。
メーサー・エレファント・キャンプ(Mae Sa Elephant Camp)
象との距離が近い“ライト体験派”におすすめの人気スポット
「象使い体験は少しハードルが高い」という人におすすめなのが、チェンマイ郊外の人気施設メーサー・エレファント・キャンプです。
ここでは、気軽に象と触れ合える多彩なアクティビティが用意されています。
- 約15分の象乗りトレッキング
- 象との記念撮影
- 象のショー(絵を描く・ボール遊びなど)
- 赤ちゃん象への餌やり体験
「象のテーマパーク」のような楽しさ
メーサー・エレファント・キャンプは、まさに“象のテーマパーク”。広大な自然の中で、象がのびのびと過ごす姿を間近で見られます。
象乗りトレッキングをしなくても、ショーや餌やりだけを楽しめるため、子連れや年配の旅行者にも最適です。
象が鼻を振って挨拶したり、器用に筆を持って絵を描いたりするショーは、見応えがあります。
敷地内は緑に囲まれ、まるでジャングルの中を歩いているような雰囲気。観光というより、自然の中で“象と共に過ごす時間”を体験できる場所です。

象乗りトレッキング

エレファントショー

象への餌やり

象の水浴びショーなど
包括的に象と触れ合いたい方に、間違いなくおすすめできます。筆者が実際に訪れた際のレポートも参考にしてください。
営業時間・料金・アクセス
営業時間 | 毎日 7:00〜15:30 |
象のショー | 毎日 8:00 / 9:40 |
入場料 | 200バーツ |
象乗りトレッキング | 30分 500バーツ |
アクセス | ソンテウまたはトゥクトゥクを往復チャーター (300〜400バーツ) |
位置情報 | GoogleMap |
公式サイト | maesaelephantcamp.com |
ガイド付きツアー |
ツアーは不要という方でも、当日購入よりお得に買える以下の事前割引チケットを利用するのがおすすめです! |
タイガー・キングダム(Tiger Kingdom)
チェンマイでは、草食動物だけでなく肉食動物と触れ合えるスポットもあります。その代表が、郊外にある人気施設「タイガー・キングダム(Tiger Kingdom)」です。
ここでは、生後7か月ほどの子虎から、成虎やホワイトタイガーまで、さまざまなサイズの虎と写真撮影が可能です。
檻の中に入って実際に触れるという、他では味わえない貴重な体験ができます。
子虎から成虎まで、段階的に触れ合える

筆者が写真撮影したのは生後7ヵ月の赤ちゃん虎
すべての虎は生まれたときから人間と生活しているため、基本的に人懐っこく穏やか。
とはいえ、相手は肉食獣。生後数か月の子虎でも、間近で見るとその筋肉のしなやかさと迫力に圧倒されます。
そっと背中を撫でてみると、毛並みは意外にも柔らかく、動きや仕草は猫そのもの。
カメラを向けるとあくびをしたり、突然そっぽを向いたりと、“巨大なネコ”のような可愛らしさを感じます。
ビッグサイズの虎と記念撮影も可能
勇気を出してチャレンジしたい方は、体長2メートルを超えるビッグサイズの虎との撮影がおすすめです。
唸り声を上げたり、のびをしただけで地面が揺れるような迫力。
それでも調教師が常にそばにいるため、安全面はしっかり管理されています。
筆者自身もパタヤの「タイガー・パーク」で体験しましたが、あの緊張と興奮は忘れられません。
タイガー・キングダムでも、恐怖・興奮・感動が入り混じる“人生で一度の体験”が味わえます。
詳しい体験レポートは以下の記事で紹介しています。
営業時間・料金・アクセス
営業時間 | 毎日 8:00〜18:00 |
入場料 | 無料 |
写真撮影料 | 799〜1,200バーツ (虎のサイズによって異なる) |
アクセス | ソンテウまたはトゥクトゥクを往復チャーター (約400バーツ) |
位置情報 | GoogleMap |
公式サイト | www.tigerkingdom.com |
ガイド付きツアー |
ツアーは不要という方でも、当日購入よりお得に買える以下の事前割引チケットを利用するのがおすすめです! |
チェンマイ・ナイトサファリ(Chiang Mai Night Safari)
夜の動物たちに出会える、チェンマイ屈指の人気スポット
チェンマイ中心部から車で約20分。
「チェンマイ・ナイトサファリ」は、夜行性の動物たちの姿を間近で観察できるトラム式のサファリパークです。
トラムに乗って約1時間かけて園内を巡り、キリンへの餌やりやサイ、シカ、ライオン、ジャガーなどの夜の様子を観察します。
登場する動物はタイ固有種よりも世界的に知られる種類が中心ですが、総数1000頭以上・全103種類というスケールの大きさが魅力です。
迫力満点のキリン餌やりとショーイベント
トラムのハイライトは、なんといってもキリンへの餌やり体験。
首をトラムの中に突っ込んでくるキリンの迫力に、子どもから大人まで思わず歓声が上がります。
園内では動物見学だけでなく、タイダンスショーやタイガーショーなどのエンタメ要素も充実。
動物との距離が近く、ライトアップに照らされた夜の姿はまさに「生きる動物図鑑」のようです。
ファミリー層に特に人気で、子連れ旅行者にぴったりの観光地です。
筆者が訪れた際も、キリンに興奮する子どもたちの笑顔が印象的でした。
営業時間・場所・トラムスケジュール
営業時間 | 毎日 18:00〜22:00 |
トラム出発時間 | 18:30/19:30/20:30/21:30/22:00 |
タイダンスショー | 18:00/19:00/20:00/21:00 |
タイガーショー | 18:00・19:30(毎日) 金・土曜は18:00/19:30/20:30 |
駐車場 | 無料あり |
位置情報 | GoogleMap |
公式サイト | chiangmainightsafari.com |
お得に楽しむなら送迎付きツアーを利用
ナイトサファリの通常入場料は800バーツ(約2,700円)ですが、以下の日本語対応ツアーを利用すれば、チケットのみで約2,000円、往復送迎付きでも約2,200円と割安です(為替やシーズンによって料金の変動があります)。
現地でチケットを購入するよりも安く、送迎もセットになっているため、初めての旅行者にもおすすめです。

筆者も往復送迎付きツアーを利用しました。
チェンマイで温泉に行くならこの2ヶ所!
チェンマイ郊外にはいくつかの温泉がありますが、日本の温泉施設と比べると設備レベルは控えめです。
観光地向けに最低限整備されていますが、バンコクの銭湯のほうが快適に過ごせるでしょう。
とはいえ、「タイの温泉を一度は体験してみたい」という方には価値があります。
特に11月〜1月の乾季は気温が下がり、温泉を楽しむには最適の季節です。
ここでは、実際に訪れておすすめできる2ヶ所を紹介します。
サンカムペーン温泉(Sankampaeng Hot Spring)
チェンマイ旧市街から車で約1時間(約43km)。チェンマイで最も観光地化されている温泉が、サンカムペーン温泉です。
敷地内には
- 個室温泉
- 無料の足湯
- 温水プール
があり、バスタオルや水着のレンタルも可能。手ぶらで訪れても安心です。
無料の足湯は温度も快適で、旅の疲れを癒してくれます。
個室温泉では、完全個室のバスタブに入るスタイル。景観は控えめながらも、湯量・温度ともに安定しています。
また、名物の「温泉卵コーナー」もあり、観光地としての楽しさも十分。市街からのアクセスも良く、最もバランスの取れた温泉スポットです。
利用料金
個室入浴室(1人用) | 60バーツ |
グループ入浴室(1時間) | 500バーツ |
バスタオル | 10バーツ |
水着 | 20バーツ |
営業時間と入場料
営業時間 | 毎日 7:00〜18:00 |
入場料 | 大人 100バーツ |
位置情報 | GoogleMap</a |
行き方 | ワロロット市場付近から巡回ソンテウ (片道50バーツ) |
サンカムペーン温泉の詳細やアクセス方法については、以下の記事で紹介しています。
日本人が作った温泉 チェンダオ土管温泉
チェンマイ旧市街から車で約1時間20分(約75km)。
自然の中に7つの土管を並べて作られた無料温泉が「チェンダオ土管温泉」です。
源泉温度は40〜42度ほど。ほどよい熱さでリラックスできます。ただし、手入れは行き届いておらず、若干の浮遊物があることも。
清潔さを重視する人には不向きですが、ローカル感と自然の開放感を味わいたい人にはぴったりです。
温泉の後は、隣を流れる川に入って天然の水風呂体験も可能。周囲を緑に囲まれた景観はまさに秘湯の趣があります。
この温泉は、2004年にチェンマイ在住の日本人が源泉を発見し、有志の日本人が出資して整備したもの。
そのため施設内には日本語の看板もあり、「日本人が作った温泉」として知られています。
注意事項
- 脱衣所なし(敷地内トイレで着替え)
- シャワールームなし
- 入浴時は水着着用必須
- バスタオルは1枚10バーツでレンタル可能
営業時間と行き方
営業時間 | 毎日 8:00〜18:00 |
入浴料 | 無料 |
位置情報 | GoogleMap |
行き方 | レンタカーなど自家用車のみ |
アクセスや現地の雰囲気については、以下の記事で詳しく紹介しています。
チェンマイで少数民族に出会う旅
首長族の村を訪ねて
チェンマイ観光の中でも特に印象に残った体験の一つが、首長族の村の訪問です。
子どもの頃にテレビで見た光景を思い出し、実際にその地を訪れたときは感動を覚えました。
首長族はミャンマーからの避難民としてタイ北部に暮らす人々で、その歴史的背景を知ると少し複雑な気持ちにもなります。
それでも、実際に会って話し、笑顔で迎えてくれる姿を見ると、人としての温かさが伝わってきます。
村はチェンマイ市街から車で約30分の場所にあり、観光客向けに整備された小さな集落です。
住民の多くは、訪れる観光客にハンドメイドのお土産を販売して生計を立てています。
訪問時には、写真を撮らせてもらうだけでなく、できれば何かを購入して交流を深めましょう。
簡単な英語で会話できる方も多く、気軽にコミュニケーションを楽しめます。
首長族の歴史や生活背景については、以下の記事で詳しく解説しています。
営業時間と入場料
営業時間 | 日中(正確な時間は不明) |
入場料 | 500バーツ |
位置情報 | GoogleMap |
行き方 | ソンテウまたはトゥクトゥクを往復チャーター (約300バーツ) |
ガイド付きツアー |
村で暮らすように滞在する「マニタビ」
チェンマイで日本人が運営する体験型ツアー「マニタビ」は、少数民族の村での生活を通じて“生き方を見つめ直す旅”を提案しています。
観光ではなく、現地の人と寝食を共にするリアルな滞在体験が特徴です。
チェンマイ周辺には、タイルー族、リス族、カレン族など、チベットや雲南省をルーツに持つ山岳民族が暮らしています。
なかには観光化された村もありますが、マニタビのツアーでは、観光客が滅多に訪れない奥地の集落に入り込みます。

北タイの少数民族「タイルー族」が住むワンパイ村
朝は鶏の声で目を覚まし、畑仕事を手伝い、焚き火を囲んで食事をともにする――。そんな一日の中で、便利さの中では得られない“心の静けさ”を感じることができます。
不便ではありますが、それが現地の「日常」。その違いに触れることで、「豊かさとは何か」を考えさせられます。
スマートフォンから離れ、自然と人の温かさに包まれる数日間。
便利な日常に少し疲れた人ほど、このツアーの価値を実感できるでしょう。
マニタビの詳細情報
実際に参加した体験レポートはこちら
チェンマイ郊外の絶景スポット2選
チェンマイ市街から車で1時間前後で訪れられる、自然豊かな絶景スポットを紹介します。
市街地とは異なる、涼しい空気と雄大な自然を体感できます。
モンチェム(Mon Cham / ม่อนแจ่ม)
モンチェムは、海抜約1,300mに位置する山間の町で、年間を通して涼しい気候が魅力です。
チェンマイ旧市街から車で約1時間。山頂からは、緑豊かな山々を一望できます。
山頂エリアには、景色を楽しめるカフェや展望台があり、カモミール、ローズマリー、アーティチョーク、イチゴなどを育てる畑が点在。
ゆるやかな丘を歩きながら、美しい花畑やカフェを巡るのが人気の過ごし方です。

沢山の花が咲き乱れる
花畑は4か所あり、入場料はそれぞれ20〜30バーツ。
どのエリアも手入れが行き届き、フォトジェニックな風景が広がっています。
観光客だけでなく、地元の家族連れにも人気です。

見晴らしの良いカフェ

モンチェムで採れたイチゴは甘くて美味しい。是非お試しあれ

木製カートで遊べるアトラクションもある。子供に人気。料金は一人50バーツ
アクセス情報
モンチェムへは、ワロロット市場近くからミニバンが1日3便のみ運行しています。
ただし、本数が少ないため予約必須です。その他には、ソンテウの往復チャーター(約1,000バーツ)も利用できます。
筆者はナイトバザールからソンテウをチャーターし、待機込みで往復1,000バーツでした。
山道が多く、車酔いしやすい方は酔い止め薬の持参をおすすめします。
駐車場利用料は30バーツ。観光客の多くはソンテウを利用しています。
営業時間と入場料
営業時間 | 7:00〜18:00(花畑により異なる) |
入場料 | 20〜30バーツ |
ベストシーズン | 10月〜2月(花が最も美しい時期) |
位置情報 | GoogleMap |
モンチェムの詳細やアクセス方法は以下の記事で紹介しています。
メーカンポン村(Mae Kampong Village / แม่กำปอง)
チェンマイ市街から車で約1時間の場所にある山あいの村。
小川と森林に囲まれた風景が広がり、日本の田舎を思わせる素朴な美しさがあります。
村の中心部は小規模ながらも観光地として整備されており、渓谷沿いのカフェや滝、寺院などが点在。
中でも有名なのが、巨大な菩提樹に囲まれたツリーハウスカフェ「ザ・ジャイアントツリー・チェンマイ」です。
小川沿いを歩くと、村人の日常や木造家屋の風景が続き、まるで時が止まったような静けさ。写真好きにはたまらないロケーションです。近年はタイ人旅行者にも人気が高まっています。
アクセス情報
自家用車での訪問が最も便利です。
ワロロット市場近くからメーカンポン行きのミニバス(ロットゥー)が1日4便運行しています。
営業時間 | 8:00〜17:00(施設により異なる) |
行き方 | 自家用車またはロットゥー(1日4便) |
位置情報 | GoogleMap |
村の概要やおすすめスポットの詳細は以下の記事を参考にしてください。
チェンマイで最も美しい洞窟

チェンダオ洞窟
チェンダオ洞窟は、チェンマイ中心街から車で約1時間30分の場所にある洞窟寺院です。
自然が生み出した鍾乳石や石筍が見られ、チェンマイで最も美しい洞窟として知られています。
洞窟の見学時間はおよそ1時間。内部には、1000年以上前に住んでいたとされる伝説の仙人「プロム・ルーシー(พรหมฤาษี)」像のほか、数多くの仏像が並びます。
また、ライオン、蓮の花、蛇などの形をした鍾乳石が点在し、自然の造形美を間近で見ることができます。

伝説の仙人「ルーシー」の像
有料ゾーンでは、ガイド付きで洞窟内部を懐中電灯片手に進みます。光の届かない暗闇を歩く感覚は、まるで地球の奥深くに潜るよう。
神秘的で静寂に包まれた空間は、他では味わえない体験です。
観光地としての派手さはありませんが、自然と信仰が融合したこの洞窟は、訪れる価値があります。
歴史と神秘を感じたい方には、ぜひおすすめしたいスポットです。
営業時間・行き方・入場料
営業時間 | 毎日8:00〜17:00 |
入場料 | 40バーツ |
位置情報 | GoogleMap |
チェンダオ洞窟へは、チェンマイバスターミナル1からバスで約1時間半。洞窟入口までは途中で下車し、ソンテウを往復チャーターするのが一般的です。
また、洞窟内は「無料ゾーン」と「ガイド同伴の有料ゾーン」に分かれています。
ガイド付き見学では、より深部まで進むことができ、洞窟の成り立ちや神話を詳しく聞けます。
アクセスやガイド料金などの詳細は、以下の記事をご覧ください。
チェンマイの珍スポット2ヶ所
チェンマイには、美しい寺院や自然だけでなく、思わず「何これ!?」と声が出る強烈な珍スポットもあります。
ここでは、インパクト抜群の2ヶ所を紹介します。変わった場所が好きな方は、ぜひ訪れてみてください。
地獄寺「ワット シードーンチャイ パートゥンガーム(วัดศรีดอนชัยป่าตึงงาม)」
タイ名物として知られる「地獄寺」ですが、チェンマイにも強烈な一軒があります。
それが、ワット シードーンチャイ パートゥンガームです。
広い境内には、地獄に落ちた亡者や鬼、門番の像が無数に並びます。ユーモラスな像もあれば、目を覆いたくなるような光景もあり、その表現は想像以上にリアル。
タイ全土の地獄寺の中でも、ここは再現度と恐怖感がトップクラスです。
像の多くは色あせておらず、鮮やかに塗装されており、生々しさが際立っています。
夜に一人で訪れると、確実に泣きたくなるほどの迫力があります。
刺激的な場所を求める旅人にはうってつけのスポットです。
場所と入場料
入場料 | 10バーツ |
位置情報 | GoogleMap |
世界でここだけ!タイならではの「寺スタバ」
世界各国のスターバックスには、その土地の文化を取り入れた建築がありますが、チェンマイには“寺スタバ”と呼ばれる特別な店舗があります。
寺院のようなランナー建築様式で建てられた外観は、他では見られない唯一無二の存在です。
外観だけでなく、店内の装飾も寺院風で、どこか厳かな雰囲気。
メニューは通常のスターバックスと同じですが、「お寺の中でコーヒーを飲む」という不思議な感覚が味わえます。
旅の合間に立ち寄れば、SNS映え間違いなしのユニークな一枚が撮れるでしょう。
営業時間と場所
営業時間 | 毎日7:00〜21:00 |
位置情報 | GoogleMap |
バンコクからチェンマイへの行き方|飛行機・列車・バスを徹底比較
バンコクからチェンマイへは、飛行機・列車・長距離バスの3つの方法があります。
最も早いのは飛行機(約1時間10分)、最も旅情を味わえるのは寝台列車(約12時間)。
ここでは、それぞれの特徴や料金、所要時間を比較しながら紹介します。
交通手段 | 所要時間 | 料金目安 | 特徴 |
飛行機 | 約1時間10分 | 1,000〜2,000バーツ | 最速・LCC多数・大阪から直行便あり |
寝台列車 | 約11〜13時間 | 800〜1,900バーツ | 人気の観光ルート・旅情が味わえる |
長距離バス | 約9〜10時間 | 500〜900バーツ | 深夜発もあり・節約派におすすめ |
飛行機(最速&快適)
2023年1月より、ベトジェットの大阪〜チェンマイ直行便が就航(週3回)。
関西からは約6時間半でアクセス可能になりました。
- VZ822:チェンマイ発 00:55 → 大阪着 07:55
- VZ823:大阪発 08:55 → チェンマイ着 13:30
他地域からは乗継便(羽田→香港→チェンマイなど)を利用。
バンコク経由の場合は、バンコクエアウェイズ、エアアジア、タイ国際航空などが運航。
最安値を調べるにはスカイスキャナーが便利。

スカイスキャナー。LCCも既存の航空会社も含めて最安値の航空券を一括で検索できるサイト
購入時はサプライスのクーポンを併用するとよりお得です。
チェンマイ空港から市内へのアクセス方法は以下の記事で解説しています。
長距離バス(コスパ重視)

バンコク⇔チェンマイのバス
バンコク北バスターミナル(モーチット2)から、30分おきにチェンマイ行きバスが出発。
所要時間は約10時間、料金は840バーツ前後。
夜行バスもあり、宿泊費を節約したい旅行者に人気です。
終点は「アーケード・バスターミナル」。出発ターミナルの詳細は以下の記事を参考にしてください。
寝台列車(旅情派に人気)
クルンテープ・アピワット中央駅(旧バンスー駅)から毎日5便運行。
2等寝台が人気で、清潔で安全です。
料金目安:
- 2等座席:541バーツ
- 2等寝台(上段)751バーツ/(下段)821バーツ
- 1等個室:1,453〜1,953バーツ
バンコク〜チェンマイ間のタイムテーブルはタイ国鉄公式サイト(英語)から検索可能です。
(タイ語表記になっている場合は、英語表記に変更してください)
タイ語表記の場合は、英語表記に変更してください。左側に”Krung Thep Aphiwat”、右側に”Chiang Mai”と入力し検索をかけると、各列車の出発・到着時間が表示されます。
寝台列車の詳しい乗り方と車内の様子は以下の記事で紹介しています。
女子旅・子連れ旅行に人気のチェンマイ|安心・癒し・自然を満喫

チェンマイの街並み。程よく自然に囲まれている
チェンマイは、タイの中でも女子旅や家族旅行に最適な街です。
落ち着いた雰囲気と豊かな自然、そして治安の良さが揃っており、近年は海外リピーターにも人気が高まっています。
チェンマイが女子旅・子連れに人気の理由
- バンコクよりも落ち着いた環境で空気がきれい
- いかがわしい風俗店がほぼ皆無で安心
- 自然や動物との触れ合い体験が豊富
- ナイトマーケットや雑貨屋が多く買い物が楽しい
- 観光客が多く治安が良い
筆者の印象としては、「中洲をなくした福岡」のような街。程よく都会で、食・文化・自然がバランスよく共存しています。
カオソーイなどの郷土料理も絶品で、歩くだけでも楽しい街です。

カオソーイ 。チェンマイおすすめのご当地グルメ。チェンマイに来たら絶対食べるべし!
筆者が感じたチェンマイの魅力
実際に訪れるまではそれほど興味がありませんでしたが、滞在してみてその居心地の良さに驚きました。
「老後の移住先はバンコクよりチェンマイが良い」と言われる理由にも納得。
山に囲まれた立地で空気が澄んでおり、一日を通して清々しく過ごせます。
さらに、デザイン性の高いホテルが安いのも魅力です。
リゾート気分を味わえる宿が1泊1万円以下で見つかるのは、タイでもチェンマイならでは。
チェンマイ旅行の参考リンク
チェンマイ旅行を計画している方は、以下の記事も参考にしてください。
高レートの両替所まとめ
ノマドワーカー向けWi-Fiカフェ
日本式の銭湯・サウナ
空港から市内へのアクセス方法
3泊4日モデルコース
>>かわちゃん さん
コメントありがとうございます。チェンマイは居心地最高ですよね。私も2年も前になりますが半年ほど滞在していた時期があり、今でも良い体験だったなと思い出すことがあります。是非タイランドプリビレッジのことでもなんでも気軽にご連絡やコメントください。
チェンマイは何回も訪れていますが,仕事を絡めた訪問でしたので限定した情報しか知りませんでした,リーさんの情報とても役立ちます自分もタイランドプリビレッジを取り今後チェンマイに長期でステイする予定です,通称かわちゃんと呼ばれてます70才代ですがまだまだ好奇心いっぱいで元気です,出来ましたらお会いしてみたいと思っております,今後ともよろしくお願いします
>>>中島 裕一様
ありがとうございます。チェンマイ旅行楽しんで下さい。ラオス等の情報はガイドブックを見た方が良いかもしれません。
11月10日から14日までチェンマイに行きます。大変参考になりました。分かりやすかったです。帰国したら又感想を書きます。ちなみにチェンマイの後マンダレー、ルアンパバーン、行くのですが、参考になるホームページありますか?
>>>谷口様
参考になって幸いです。もうすぐですね。楽しんで下さい^ ^
記事を拝読しました。詳細に記載されているので参考になりました。2017年09月23日からチェンマイの探索に行きます。ドイ・ステープ、ウイアン・クム・カーム及びワット・チェディ・リアムなどを見て回ろうと思います。宿は、タマリンド・ヴィレッジに決めました。