チェンマイはタイの中で人気な観光地ですが、バンコクのようにBTSやMRTといった電車が走っていません。
そのため、土地勘のない旅行者はツーリストエリアと呼ばれる、旅行者用の施設が連なっているエリアに宿泊するのが一般的です。
ツーリストエリアにはマッサージやお洒落なカフェ、レストランと言った街歩き中に立ち寄る施設が多いです。
また、トゥクトゥクやソンテウなどの、移動の足に使う乗り物が頻繁に走っています。
ツーリストポリスの詰め所もあるため、比較的治安も良いです。
今回の記事ではチェンマイのおすすめホテルとあわせて、各ツーリストエリアの詳細も紹介します。
いずれも1泊1万円以下で宿泊できる、コスパが高いホテルのみを厳選しました。
格安に旅費を抑えてチェンマイ観光を楽しみたい人の参考になるでしょう。
もくじ
滞在するならこの3ヶ所!「ナイトバザール」「旧市街」「ニマンヘミン」
冒頭で述べた通り、チェンマイの滞在で最も便利なツーリストエリアは以下の3ヶ所。
- ナイトバザール周辺
ナイトマーケットやバービアなどと言った、主にナイトライフを楽しめる賑やかな店が多いエリア。欧米系の観光客をよく見かける。 - 旧市街
チェンマイ観光のメインとなる寺院が連なるエリア。夜は静か。寺院観光に便利。 - ニマンヘミン通り
お洒落な雑貨屋やカフェが多い通り。
代官山のような落ちついた雰囲気がある。昼間の街歩きに最適なエリア。
個人的には、チェンマイが初めての人ならば「ナイトバザール周辺」か「ニマンヘミン通り」での滞在を強くおすすめします。
チェンマイ旧市街も決して不便ではありません(コンビニやATM等は不足なく存在している)が、場所によっては道が入り組んでいて薄暗い通りも存在します。
また、ナイトバザールやニマンヘミン通りに比べると、野良犬が多いです。
タイに慣れている人であれば問題ないでしょうが、慣れていない人はナイトバザールかニマンヘミン通りの方が過ごしやすいでしょう。
チェンマイで一番賑やかな「ナイトバザール周辺」
(チェンマイナイトバザール)
ナイトバザール周辺は、チェンマイで最も都会的で賑やかなエリアです。
チェンマイナイトバザールと呼ばれる700店舗近くもの露店が営業する通りを中心に、ファーストフードのチェーン店や、カフェ、バーが軒を連ねています。
タイに慣れていない外国人にとっては、最も利便性の高いエリアです。
営業している露店でお土産選びもできるのが、ナイトバザールエリアに滞在するメリット。
(バーガーキングやマクドナルド、スターバックスなどのチェーン店はナイトバザール周辺に密集している)
山岳民族衣装の色合いをイメージした衣類や、雑貨やアクセサリー、また手作りの伝統工芸品など、あらゆる店舗が並んでいます。
見ていて飽きないです。
ライブ演奏を行うバーやカフェもあり。
最も万人受けするエリアです。一人旅でも寂しさを感じることがありません。
賑やかな場所が好きな人はナイトバザール周辺のホテルがおすすめ。
寺院が連なる古都「チェンマイ旧市街」
旧市街は、かつてランナータイ王国という独立国家が都を築いていたエリアです。
チェンマイのメイン観光地の一ヶ所でもあります。
旧市街という言葉の通り、どちらかと言えば歴史的建造物が並ぶ景観を大事にしているため、近代的な雰囲気はナイトバザール周辺やニマンヘミン通りに劣ります。
上写真のような入り組んだ細い路地も多いです。
サンデーマーケットが開催される日以外は、夜は人通りが少ないため、女性一人旅の滞在先には選ばない方が良いでしょう。
基本的には夜出歩かない人向けのエリアです。
また、「せっかくチェンマイに来たのだから、近代的な場所よりもチェンマイ独特の趣を堪能したい!」という方におすすめ。
チェンマイのお洒落エリア「ニマンヘミン通り」
ニマンヘミン通りは、チェンマイの原宿・代官山とも呼ばれる、お洒落な雑貨屋やカフェが目を引く通りです。
ニマンヘミン通りはチェンマイナイトバザールとは対極的で、1店舗1店舗が店の外壁から内装、店内のオブジェにまでこだわりを持っています。
チェンマイ随一のお洒落エリアです。
(やよい軒や富士レストランなど、日本食チェーン店が入居しているショッピングモールもある)
ただ、飲食店を除いて殆どの店が夜に閉まってしまうため、全体的に夜はそこまで賑やかではありません。
夜に飲み歩きたい人にとっては、やや物足りない場所に感じられるでしょう。
どちらかと言えば、昼間のカフェ散策や買い物を楽しみたい人におすすめのエリアです。
カップルや家族連れに人気。
紹介するホテルの位置を記載した地図
チェンマイには格安〜高級ホテルまで、数多くのホテルが連なっています。
以下では、上述した3エリアに位置する3つ星〜5つ星のホテルを合計10軒紹介します。
どのホテルもシーズンによって宿泊料金は多少異なりますが、1泊2,000円台〜10,000円前後で宿泊できます。
バンコクで同じクオリティのホテルのホテルに泊まると+1,000円〜2,000円はかかるので、お得に感じるでしょう。
以下は紹介するホテルの場所を記した地図。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- アイコンをクリックすると場所の写真を表示します
- ❶〜❺ = ナイトバザール周辺のおすすめホテル
- ❶〜❹ = 旧市街のおすすめホテル
- ❶〜❹ = ニマンヘミン通りのおすすめホテル
賑やかなエリアが好きな人向け!ナイトバザール周辺のおすすめホテル
❶ デュシットD2 チェンマイ(Dusit D2 Chiang Mai Hotel)
ナイトバザール周辺の中でも、最も安定したブティックホテル。
1泊の宿泊料金は10,000円前後。この記事で紹介するホテルの中では最もランクが上のホテルではありますが、客室やホテル施設の設備は抜群。
加えて、ホテルスタッフの質も良いです。
一言で言えば「最も安心感のある日本人向けホテル」
海外のホテルに少しでも不安を覚えている人は、デュシット D2 チェンマイへの宿泊がおすすめです。
チェンマイはナイトバザール目の前の「デュシットD2 チェンマイ (dusitD2 Chiang Mai)」に泊まってます
ここは立地がとても便利な上に、スタジオスイート(広さ64㎡)でも1万ちょっとで泊まれるから好き
チェンマイには良いホテルが沢山あるが、ここは間違いなく五本の指に入るおすすめホテルです pic.twitter.com/UkAgBHG1j9
— ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) March 5, 2020
高級感こそありますが、老舗ホテルほどの重厚感は皆無。
(エントランスロビー)
五つ星ホテルですが、サンダルと短パンで歩けるような程よいカジュアルさと気軽さを持ち合わせた雰囲気です。
ホテルの敷地はナイトバザールに面していますが、建物自体は通り沿いではなく敷地の奥にあるため騒音などは届きません。
チェンマイ街歩きにおいて最も利便性の高い場所に位置している上に、敷地内にはレンタルサイクルショップやランドリーショップも揃っています。
観光もホテルライフも快適です。
(ホテル敷地内にあるレンタルサイクルショップ。バイクのレンタルも行っている)
写真の客室タイプは、スタジオスイート キングベッド(Studio Suite with King Bed)。広さは64平米です。
リビングルームとベッドルームに別れている広々とした部屋。なんとこれだけ広い部屋で、筆者が宿泊した時は1泊10,000円前後。コスパが高い。
客室内の床は全面カーペットなので、埃が舞い上がりませんし足音などの騒音も皆無。
書斎やソファー、バゲージラックなど日本人の感覚で必要だと思われる家具家電は全て設備されているので、不満要素も全くありません。
リビングルームでの喫煙に限りますが、喫煙可能でした。喫煙を希望する人は、予約の際にリクエストを出しておきましょう。
ベッドルーム。
ベッドから手が届く範囲にコンセントがあります。横になって充電しながらスマホをいじれます。
もちろん、五つ星ホテルなのでターンダウンサービスもあり。
バスルーム。アメニティとドライヤーは全て完備しています。
- 歯ブラシ
- 髭剃りキット
- コットンパッドと綿棒
- シャワーキャップ
- 固形石鹸
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
シャワーブースは独立していてガラスで仕切られているタイプです。
一番下のグレードの部屋(デラックスキングベッド)だとシャワーのみでバスタブは無いので要注意。
バスタブが必要な人は、スタジオスイートキングベッド以上の部屋に宿泊しましょう。
エントランスにはお洒落なバーカウンターが併設されています。
ホテル周辺にはいくらでもライブバーなどがありますが、しっぽりと飲みたい人にはホテル併設のバーも良い。
五つ星ホテルということだけあって、プールやフィットネスジムはもちろん完備。
他にもサウナやスパなど、快適なホテルライフに欠かせない施設は全て併設されています。
ホテルの敷地を一歩出ると、目の前はチェンマイナイトバザール。
レストランやお土産などが多数並んでいるので、街歩きに退屈しません。
観光における立地はチェンマイ一と言えるうえに、11歳までの子供は添い寝であれば無料なので家族連れにも優しいホテルです。
日本人から人気でスタッフが日本人慣れしていることもあり、分かりやすい英語で話してくれるので海外旅行に慣れていない人でも安心して滞在できるでしょう。
チェンマイで安定したホテルに滞在したい人は是非。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
1泊10,000円前後が少々高いと感じる人は、以下のドゥシット プリンス チェンマイ ホテルがおすすめ。
客室はコンパクトですが、料金を考えると十分コスパが高いと言えるホテルです。
❷ ドゥシット プリンセス チェンマイ ホテル(Dusit Princess Chiang Mai Hotel)
見た目には小ぢんまりとしているものの、内装は五つ星ホテルそのもの。
加えて、シーズンによっては1泊4,000円台で泊まれるという、ナイトバザールでも屈指のコスパが高いホテル。
小綺麗でコンパクトな部屋を求めている人におすすめ。
スタッフは親近感の持てる人が多く、日本の文化を理解しているのか自分の名前を”さん付け”で呼んでくれて微笑ましかったです。
ぼったくらない観光タクシーがホテルの前に待機しているので、郊外への観光にも便利。
バランスの取れたチェンマイ初心者向けホテルです。
写真の客室はデラックスルーム(Deluxe Room)。広さは32平米です。
近代的な家具家電がコンパクトに設備されているシンプルな部屋。カーペットや家具の色合いが派手派手しくなくて落ち着きのある雰囲気です。
広くない高級ホテルの部屋といった印象。清掃も行き届いていて綺麗でした。
照明スイッチは全てベッド横にまとまっているタイプ。
ガウンやセーフティボックス、ドライヤーなどホテル滞在に必要な物は全て完備。
宿泊料金が安いのにも関わらず、特に老朽化している部分もなければ故障している部分もなし。
非日常的な演出こそありませんが、落ち着きのある高級感が感じられるので、平均的な金銭感覚を持っている日本人であれば十分満足できるホテルでしょう。
レビューを見る限りでも、日本人宿泊者からの評価は総じて高いです。
客室からはナイトバザールが見えます。テント型店舗の光がキラキラと輝く
豪華な作りのエントランスロビー
プールはそこそこに広いです。ビーチチェアーの数は多めなので、日中プールサイドでゆったりと過ごすのも可能。
宿泊料金にそこまでの予算をかげずに高級感のあるホテルに泊まるのであれば、間違いなくコスパNo.1と言えるホテルでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❸ ロイヤル ランナ ホテル (Royal Lanna Hotel)
チェンマイナイトバザールの中にある大きめのホテル。
建物の作りが少々古く中国人団体客が多いので、朝食会場などの共用部では遭遇することもあります。
しかし、スーペリアルームであれば4,000円弱という値段で宿泊でき、且つホテル目の前がナイトバザールという立地なので、個人的には許容範囲内でした。
上階からの眺めが良いので、宿泊予約時には高層階希望にチェックを入れておくのがおすすめです。
写真の客室はデラックスルーム。広さは38平米です。
テレビがブラウン管だったり、ホテル全体に老朽化が進んでいるなどは確かに否めませんが、4,000円弱でこの広さの客室はまずまずではないでしょうか。
ベッドは広々として清潔があったので快適に寝れました。
無料の水・コーヒー、セーフティーボックの完備はもちろん、足置き付きチェアーもあるので、客室滞在時も中々快適に過ごせます。
バスルーム。浴槽と便器の位置が少し近いですが、浴槽自体は広々していて足を伸ばして浸かれます。
ロイヤル ランナ ホテルは、一番安いスーペリアでもバスタブ付きなので嬉しいですね。(但し、スタンダートルームにはついていないので注意)
高層階から見えるチェンマイ市街。こうして見ると、都会だなあと感心しました。
昔ながらのシティホテルという感じですが、ナイトバザールに近い点と、安い部屋でもバスタブがついている点がメリットになるかと思います。
予約の際は「高層階希望」にチェックを入れるのを忘れずに!
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❹ ポーンピン タワー ホテル(Pornping Tower Hotel)
シーズンによっては1泊2,000円前後で宿泊できる超格安のホテル。
安さの理由はホテル施設内の老朽化ではありますが、ホテルに特別感を求めない人であれば満足できるレベル。
チェンマイのナイトバザール近くにあるポーピンタワーホテル
やや老朽化してるけど、これで1泊2,000円て中々じゃないですか pic.twitter.com/XNPXX1bXqN— ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) May 5, 2018
バスタブ付きで、ホテル内にはプールもあり。
正直、安すぎるので泊まる前は「よほど汚いホテルなのでは?」とは思っていましたが、客室に入ってみてびっくり。
確かに古さを感じるものの、広々として清潔感があります。
写真の客室はスーペリアルーム(Superior)。自分が宿泊した時は5月のオフシーズンだったためか、宿泊料金は驚異の1,587円。
よくよく見ると家具の木が少しだけ剥げていたり、ドアを閉じる時に少し音がしたりと、確かに古さは感じます。
ただ、安さを優先するのであれば願ってもないほど良い部屋。
椅子やテーブルなども完備。唯一不足していたのはセーフティボックスくらい。
クローゼットの中にはガウンや室内スリッパもあり。
ひと昔前の照明スイッチシステム
この金額でバスルーム付き。お湯もしっかり出るので得した気分。
エントランスロビーとプール。
確かに「新しい」「モダン」などのキーワードからはかけ離れているホテルですが、なにしろ料金が料金なので、とにかく宿泊者からのレビュー評価が高いです。
1泊5,000円台でも全く違和感を感じないレベル。
また、ホテル敷地がそのままナイトバザールに繋がっているので散策にも便利。
ホテルの敷地内にはマッサージ屋も並んでいるので、散策後マッサージを受けてホテルに帰ることも可能。
(ホテル敷地内。ナイトバザールに繋がっている)
節約旅行者にはマストなホテル。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
尚、2018年6月末より2年間かけて大幅にリニューアルする予定とのこと。
リニューアル後に宿泊料金が値上がりしなければ良いのですが。
❺ C H ホテル (C H Hotel)
チェンマイナイトバザールから一本奥に入った場所の中級ホテル。
中国人団体客が少なく、またホテル周りは閑散としているため静かに過ごせます。
チェンマイナイトバザールには徒歩3分でアクセスできますが、少し暗い道を通らなければならないのが難点。
ホテル自体の雰囲気は、客室も共用部も落ち着きがあって平穏です。
日本のビジネスホテルのような感じですが、3,000円程度で宿泊できますしバスルームも付いているのでコスパは良いかと思います。
穴場的なホテルです。
写真はスーペリアルーム。広さは22平米です。
スーペリアルームは全て2シングルベッドです。ベッドは一台が良いという方は、デラックスルームであれば1ダブルベッドの部屋に宿泊できます。
カップルの宿泊だと2シングルベッドはきついですが、友達同士の宿泊なら丁度良いです。
作業机はありませんが、クローゼットや椅子などはあります。
格安ホテルなのにバスタブ付きで嬉しいです。お湯の出具合もよく、ゆっくりと浸かれました。
共用部とエントランス。静けさがあって落ち着いています。
ホテル目の前には夜の12時まで営業しているマッサージ屋があります。
ナイトバザール等で歩き疲れた後は、ホテルに帰る前にここでマッサージを受けるのがおすすめ。
フットマッサージ1時間200バーツで受けられます。
客室清掃サービスやWifiの使用環境もこれと言って問題はなかったので、極力ホテル費用を浮かしたい方や友達同士での宿泊にもおすすめです。
ナイトバザールへ行くまでに一本だけ暗い道を通りますが、治安は悪くないですし野犬もいなかったので特に問題はないでしょう。
日中はホテル前にタクシーが常に停車しているので、郊外への観光にも便利。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
古都の風情を楽しむ!チェンマイ旧市街近くのおすすめホテル
❶ ホテル M チェンマイ (Hotel M Chiang Mai)
チェンマイ旧市街の入り口となるターペー門の目の前にあるシティホテル。
旧市街の観光には一番便利な立地です。
(ホテル目の前には立派なターペー門がそびえ立つ)
上述したように、旧市街はナイトバザールやニマンヘミン通りに比べると、夜の人通りは少ないです。
それでも、ホテル M チェンマイは旧市街の入り口付近に位置しているので、他のホテルよりかは夜の人通りは多いほう。
GoogleMapで見ても分かる通り、ホテル周辺にはカフェやレストランもそこそこにあります。
ホテルから徒歩1分の場所にはセブンイレブンもあり。
(ホテル1階には24時間営業のバーガーキングもある)
ホテルの内容自体はビジネスホテルレベル(広さは24平米)なので、旧市街に滞在したい一人旅の人におすすめ。
1泊の宿泊料金は4,000円前後。
スーペリアルーム。部屋の広さは24平米です。
筆者は彼女との2人滞在だったので、荷物を広げるとやや狭く感じる広さでした。
ただ、清潔感はありますし、冷蔵庫やセーフティボックス、テレビ、作業机など一通りの物は揃っているので、一人旅なら十分過ごしやすいです。
作業机
シャワールーム。スーペリアはシャワーのみです。
バスタブが欲しい人は、ワンランク上のデラックス ダブル ベッドルームに宿泊するのが良いです。バスタブがついています。
アメニティについて。歯ブラシはありませんが、シャワーキャップ、ボディソープ、シャンプーの基本セットは完備しています。
無料の水やコーヒー類
ホテルレセプションでは自転車の貸し出しも行っています。
ママチャリのみなので、トレックなどのスピードの出る自転車に乗りたい人は、近辺にあるレンタサイクルショップで借りると良いです。
ホテル M チェンマイのメリットは、チェンマイ旧市街目の前のため旧市街内の観光をしやすいという点です。
また、日曜日になるとホテル目の前でサンデーマーケット(地図上ピンクのライン)と呼ばれる週末限定の夜市が開催されます。
(サンデーマーケット。旧市街の一部を歩行者天国にして開催される大規模なナイトマーケット)
上記を含めると、観光・街歩きを効率良く楽しめる立地です。ホテル自体も豪華さはないものの、値段が手頃で清潔感があるので、トータルで見てバランスが良いです。
- 旧市街観光がメインの人
- サンデーマーケットへ行く人
におすすめです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ ラミン ロッジ (Raming Lodge Hotel)
旧市街の目の前、バービアやタトゥーショップが多く、夜も賑やかなロイクロ通りに位置する中級ホテル。
(ホテルから徒歩5分の場所にはチェンマイ随一のバービア街(GoogleMap)もある。そのため、夜遊びも楽しみたい旅行者向けホテル)
正確には旧市街の外側に位置していますが、徒歩1分で旧市街に入れる近さです。
旧市街観光に便利な立地。
ロイクロ通りは西洋人こそ多いものの、中国人団体客が少ないので、基本的にホテル滞在で不快な思いをすることがないです。
ホテル目の前にはマッサージ屋や両替所もあるので何かと便利。
(宿泊客は西洋人が多い)
(広いプールを完備。西洋人が好みそうなリゾート風の作り)
旧市街をメインで観光しつつ、夜は西洋人ばりにバービアで飲み歩きたい人におすすめのホテルです。
写真はスーペリアダブルルーム。客室の広さは32平米です。
2人滞在でも割りとゆったりできるサイズ。作りは新しくないですが、清掃は行き届いていたし、1泊約4,000円だったのでコスパは良いです。
作業机。テーブルの上には無料の水とコーヒー類が置いてありました。
テレビ
シャワールーム。シャワーのみでバスタブは付いていません。
バスタブ付きの部屋が良い方は、グランドデラックスダブルに宿泊するとバスタブがついています。
ホテル前のロイクロ通り(地図上抹茶色のエリア)。昼間は閑散としていますが、日が落ちると店の看板が点灯して賑やかな雰囲気になります。
ナイトライフを中心に楽しみたい人には、満足いく立地のホテルです。
シーズンによっては、1泊3,000円台で宿泊できるコスパの高さも魅力。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❸ チャラナンバー6(Chala Number 6)
チェンマイ旧市街の観光名所「ワット チェディ ルアン」目の前に位置する五つ星ホテル。
旧市街のホテルらしく、ランタン風の照明が設置されていたりタイ北部の伝統衣装を着たスタッフがいたりと、内装や雰囲気に趣向を凝らしているのが特徴です。
(ホテル内には清涼感溢れる竹林の道の他、手入れされた綺麗な中庭もある)
1泊の宿泊料金は、シーズンにもよりますが6,000円前後。
旧市街の主要観光地ワットチェディルアン目の前という好立地でありながら、1泊6,000円前後は安いです。
2018年オープンで比較的新しいのもポイント。こちらも旧市街の寺院散策中心に楽しみたい人におすすめできるホテルです。
チェックインロビー。熊の人形が山岳民族風のエスニック柄衣装を着ていて可愛い。
写真の客室タイプはデラックス ダブル ルーム(Deluxe Double Room)。広さは33平米です。
広くはないですが、比較的新しいホテルだけあって全体的に綺麗。33平米とはいえ2人滞在までなら十分な広さです。
これで1泊6,000円前後なら十分コスパが高いと言えます。
広くはないですがバルコニー付き。喫煙可能です。
バルコニーから見える中庭の景色も良いです。
バスルーム。シャワーブースは独立しているタイプ。
驚いたことに、トイレにはウォシュレット機能を完備。これは日本人にとってはありがたいです。
ホテル内はどこを見回しても、チェンマイにちなんだ装飾で溢れています。
敷地内を散策しているだけで楽しい気持ちになれるホテルでした。
- 比較的新しい
- 旧市街の観光名所が目の前
- 五つ星ホテル
- 雰囲気良し
- それでいて1泊6,000円前後
という旧市街ではパーフェクトな要素を備えたホテルです。雰囲気重視でホテルを探している人は是非。
チャラナンバー6の「朝食」や「アフタヌーンティー」の様子も含めた詳しい宿泊レビューについては、以下の記事を参考にどうぞ。

❹ ザ チェンマイ オールドタウン ホテル(The Chiang Mai Old Town Hotel)
チェンマイ旧市街のほぼ西端、旧市街では比較的交通量が多いアラックロード(Arak Rd.)というお堀沿い近くに位置しているホテル。
かつてチェンマイ旧市街で繁栄したランナー王朝時代の文化にインスピレーションを受けた面白いデザインが施されています。
北タイ文化に興味がある人なら楽しめるホテルです。
1泊の宿泊料金は8,000円前後。
最寄りのコンビニが距離600m程度離れているのが若干のデメリット(暗い道を歩かなければいけない)ですが、それ以外は非の打ち所無し。
2019年に開業したホテルなので比較的新しく、どこを見ても綺麗なのもおすすできるポイント。また、五つ星ホテルなのでスタッフの質や設備も良いです。
ホテル敷地内には井戸や田園を模したオブジェがあります。
ランナー王朝の「ランナー」とは、「百万の田」を意味しています。昔からチェンマイには田園が広がっていて、こういったチェンマイの素朴な一面をデザインに取り入れています。
素朴ですが細部の作り込みはしっかりとしていて、安っぽさとは無縁。洒落ています。
レセプションや客室棟など、ホテル内の建物はランナー建築様式を思わせる2層や3層の屋根が構えられています。
レセプションもモダンなデザイン。
プール
写真の客室タイプはデラックスキング(Deluxe King)です。広さは40平米。
2人滞在までなら十分すぎる広さ。
五つ星ホテルだけあって高級感のある部屋です。シンプルかつモダンです。ソファーもあり寛げる空間。
バルコニー付き
朝食では一般的なブレックファーストやタイ料理の他、ゲーンハンレーなどを中心とした北タイ料理セットを食べられます。
このホテルは、こうして一貫とした北タイ文化をコンセプトとしているため、普通のホテルよりも楽しく滞在できます。
ホテルから徒歩6分の場所には、旧市街で見どころとされる寺院「ワットプラシン」もあるため、観光にも便利。
(ワットプラシン)
1泊8,000円前後なら十分満足できるホテルです。
チェンマイの代官山!お洒落エリア「ニマンヘミン通り」のおすすめホテル
❶ ニマン マイ デザイン ホテル チェンマイ バイ コンパス ホスピタリティ(Nimman Mai Design Hotel Chiang Mai by Compass Hospitality)
チェンマイのお洒落ストリートニマンヘミン通りに位置する、若者受けしそうなデザインホテル。
カップルや友達同士での宿泊におすすめ。
プールやジムなどの設備は乏しいですが、1泊の宿泊料金が6,000円前後とお手頃な上に、客室内が女性受けしそうな可愛らしいデザインなので清々しく過ごせます。
写真の客室タイプはスタジオ マイ (Studio Mai)。広さは25平米です。
ちょっと変わったデザインのクッションやソファー、椅子が並べられていて新鮮感がありました。
また、ベッドが超高級ホテル並みにフカフカで朝までぐっすり寝られたのも好印象。
ダブルベッド。ベッドランプや鏡のデザインもこだわりがあって素敵です。こういったデザインのホテルを好む女性は多いかと思います。
ガウン・セーフティボックス、無料のボトルウォーターやコーヒ類完備。
歯ブラシやシャンプー、ボディソープなどのアメニティは一通り完備。
スタジオ マイルームはシャワーのみですが、一段上グレードのグランド マイ (Grand Mai)ルームであればバスタブ完備しています。
プールはエントランスにあります。あまり大きくはありませんが、他に宿泊客がいなくて貸切状態ならゆっくりできるかと思います。
ニマンヘミン通りに位置しているだけあって、ホテル周辺にはお洒落なカフェや雑貨屋がいくつも点在しています。
ニマンヘミン通りのお洒落さや清々しさを満喫できるでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ ザ・エンパイヤ レシデンス ニンマン (The Empire Residence Nimman)
ニマンヘミン通りの中間にあたるSoi6にある、ホテル兼サービスアパートメントです。
シンプルなデザインながらも清潔感と清楚感があり、静かな環境でゆっくりと過ごしたい人向けのホテルかと思います。
客層は40代〜50代くらいの人が多かったです。
写真はスーペリアダブル。部屋の広さは34平米です。
縦に長いのが客室の特徴です。変わった形ですが、特別使いづらいということはありませんでした。
むしろ、シンプルなデザインがコンドミニアムのようですので、落ち着きがあって逆にリラックスできました。
ダブルベッド
薄型テレビ、電子レンジ、冷蔵庫を完備。
シャワールーム。ザ・エンパイヤ レシデンス ニンマンも部屋のグレードに関わらず、バスタブはついていないのでシャワーのみでも良いという方におすすめのホテルです。
シャワールームの水回りなどは清潔感が保たれていたので、滞在中に不快な思いをすることはありませんでした。
バルコニー。景色は良いわけではありませんが、ゆっくり座れるので風呂上がりに彼女とビールを飲むのは気持ち良かったです。
エントランス
ニマンヘミン通りの丁度中間にあるので、街歩きに便利ですし、部屋が広い割には1泊4,000円程度という価格なのでコスパは高いと感じました。
ホテル周りにはコンビニやマッサージ、レストランなども連なっているので、利便性も高いです。
「安い・広い・シンプル」のキーワードにピンときた人におすすめです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❸ ステイ ウィズ ニンマン(Stay with Nimman Chiang Mai)
ニマンヘミン通りSoi 5にて2017年に開業した比較的新しいエコノミーホテル。
徒歩圏内に日本食(忍者ラーメン)やセブンイレブン、カフェ等がある便利な場所に位置しています。
ニマンヘミン通りSoi5の奥まった場所にありますが、多くの店が集中しているエリアなので人通りは多いです。治安的にも良好な立地。
1泊の宿泊料金は7,500円前後。
ツアーで利用した日本語ガイドが、ホテルを見て「綺麗なホテルですね」と言うくらい外観、内観ともにピカピカ。
個人的にも満足度の高いホテルです。
(ロビー。窓ガラスが透き通るほどピカピカだったのが印象的。床も綺麗)
写真の客室はスーペリア キング(Sperior King)。広さは22平米です。
客室の造り自体は、ごくごく普通の中級ホテルと言ったところ。
景観はありませんが、窓ガラスが大きいのが清々しくて良かったです。
また、窓ガラスや作業机、テレビなど、どこを見てもピカピカ。反射しています。
清掃が良く行き届いているのが伺えました。
欲を言えば、これでもう1,500円くらい宿泊費が安ければ最高のホテル。
クローゼット内にはガウン、セーフティボックス、室内スリッパ完備。
冷蔵庫にあるジュースやお菓子は全て無料です。
シャワールーム。ドライヤーや各種アメニティ(シャンプー、リンス、ボディソープ、歯ブラシ、くし、シャワーキャップ)は全て完備。
屋上プールはやや小さめ。他グループがいると気になるので期待はしない方がいいです。
ただ、屋上から山が見えるので清々しいプールではありました。
アゴダでは一応五つ星とランク付けされていますが(2019年2月現在)、価格的にも設備的にも3.5星といったところです。
あくまで中級と認識して宿泊したいホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❹ カンタリー ヒルズ ホテル(Kantary Hills Hotel)
ニマンヘミン通りSoi12に位置する日本人向けのサービスアパートメント兼ホテル。
1泊の宿泊料金は10,000円前後。
五つ星ホテルだけあってそれなりの料金ですが、それだけに客室やプール、エントランスロビーなどの空間が広々と作られていて快適です。
(エントランスロビー。チェンマイ発の日本語情報誌「ちゃ〜お」が無料で置かれている)
また、長期滞在の日本人も多いサービスアパートメントだけあって
- 日本語のテレビ番組視聴可能(NHK・フジ・朝日・TBS・日本テレビ・テレビ東京)
- 朝食に日本食あり
といった特徴もあります。
サービスアパートメントなので非日常的な装飾こそありませんが、日本人が安心して過ごせるホテルです。
写真の客室タイプは1ベッドルームスイート。広さは61平米です。
長期滞在向けのアパートだけあって、シンプルですが必要な物が全て揃っている造り。
ゆったりしたソファー、バルコニーもあり、滞在拠点としては申し分ありません。日本人が多いだけあって客室内は清掃が行き届いていて綺麗。
何気に嬉しいのが食器が一通り完備されていること。
屋台でビニール袋入りのローカルフードを購入した際、食器があれば部屋でじっくりと食べられます。
そういうわけで、筆者もカンタリーヒルズホテルに宿泊した時は、ニマンヘミン通りのストリートフードを沢山購入して、食器に盛り付けて食べました。
こうした楽しみ方もできるのがサービスアパートメント系ホテルの良いところ。
客室にはバルコニーもあり。喫煙可能です。
広々としたプール。ジャグジーも完備しています。
日中のポカポカ陽気の中、ジャグジーでくつろぐ時間は最高です。
朝食にはチェンマイ名物「カオソーイ」の他、日本食(味噌汁・たくあん・カレー・日本米など)もあり。
日本人なら絶対に快適に過ごせるホテルです。レビュー評価も総じて高い。
ニマンヘミン通りに滞在するのであれば、第一候補に入れて良いホテルと言えるでしょう。
その他のホテル
今回紹介したホテルは、いずれも3星〜5星クラスで1泊3,000円〜10,000円前後のものでした。
予算の関係でもっとグレードの高いホテルあるいは、もっと安いホテルに泊まりたいという人も中にはいると思います。
今回紹介したホテルが合わないという人は各ホテル予約サイトから検索して頂ければと思います。
ただ、立地については上述したように「ナイトバザール周辺」「旧市街」「ニマンヘミン通り」が絶対に利便性は高いです。
立地も考慮した上でホテルを探せば、より快適にチェンマイ旅行を楽しめるでしょう。
チェンマイ旧市街から北へ約10km。
ピン川沿いに位置するおすすめホテル「ラヤ ヘリテージ (Raya Heritage)」手織物、工芸品、彫刻などを取り入れた装飾が素敵
ホテルからピン川が望めるリバービューです1泊の宿泊料金は2万円前後#コロナで気が滅入るからみんなの写真で旅行しようぜ pic.twitter.com/jUMdj5USxT
— ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) April 17, 2020
立地があまり良くない(チェンマイ中心街から車で約20分)ため、この記事では紹介していませんが、ピン川沿いのラヤヘリテージ チェンマイは、隠れ家的なリゾートに滞在したい人におすすめです。
ランナー王朝時代における芸術性や職人技にインスピレーションを受けてデザインされた、お洒落なデザイナーズホテルです。
リバーサイドリゾートでのんびり過ごしたい人は、こちらも是非。

チェンマイ旅行はホテル選びが重要!
チェンマイに限った話ではありませんが、やはり海外旅行においてのホテル選びは重要です。
日本であれば多少立地が悪くグレードが低くても、勝手がわかっているし大抵サービスが良いので不満に感じることは少ないでしょう。
しかし、言語が通じにくい海外においては、とりわけて立地に気をつけてホテルを選ぶべきだと考えています。
立地を間違えると、滞在中の移動全てに不便に感じてしまいます。タクシーやソンテウを使えば問題はありませんが、毎回余分なお金を払うのはやはり気が引けます。
チェンマイにおいては、今回紹介した「ナイトバザール周辺」「旧市街」「ニマンヘミン通り」が、旅行者にとって最も快適なエリアになります。
是非、良いホテルに泊まって、チェンマイ旅行を楽しんで頂ければと思います。
チェンマイのおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。

チェンマイで日本人に人気の観光地を全て紹介しています。