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シェムリアップ市内には、1泊1,000円台で宿泊できる格安ホテルから、国際的なレベルに引けを取らない高級ホテルまで、数多くのホテルが連なっています。
どのランクのホテルでも、以下の3点は共通しています。
- 日本のホテルみたくアメニティに歯ブラシが含まれていること
- ドライヤーが完備してあること
- 必ず一人は英語が堪能なスタッフがいる
家具家電設備も不足なく(一部格安ホテルにはセーフティボックスがない)、想像よりも満足に過ごせるホテルばかりです。
ホテルによってはお抱えのトゥクトゥクドライバーも存在していて、予約時に希望することで無料の空港ピックアップサービスを利用できます(詳細は後述)。
今回の記事では、シェムリアップでのホテル予約を検討している人に向けて、市内のホテルを
- 格安 – 1泊1,000円〜2,000円 × 6軒
- 中級 – 1泊2,000円〜8,000円 × 6軒
- 高級 – 1泊5,000円〜10,000円以上 × 6軒
- ホテルライフ向け高級ホテル – 1泊20,000円以上 × 2軒
に分けて計20軒を紹介しています(宿泊料金はシーズンによって変動することもあり)。
また、各ホテルが位置するツーリストエリアについても地図を用いて解説しているので、合わせて参考にして頂ければと思います。
シェムリアップのおすすめ滞在エリア
以下は、シェムリアップにおいて旅行者が安全かつ快適に過ごせるツーリストエリアの地図です。
シェムリアップにおけるツーリストエリアは決して広くありません。徒歩でも半日あれば全て回れる程度の規模(端から端まで歩いても2km弱)です。
そのため、滞在場所の立地によって行動範囲が大きく変わることはありません。どこに滞在しても利便性はほぼ同じと考えて良いです。
旅行者向けガイドブックやインターネット情報においても、「シェムリアップ」と言えば基本的に上地図範囲内を指します。
ホテルの地図と空港送迎サービスの有無
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- 格安ホテル ❶〜❹
- パブストリートの中にある格安ホテル❶,❷
- 中級ホテル ❶〜❻
- 高級ホテル ❶〜❻
- ホテルライフ向け高級ホテル / 地図範囲外
MAP左下の + と − で拡大・縮小して見ると、より分かりやすく位置を把握できます。
No. | ホテル名 | 空港 ピックアップ |
❶ | パークレーン ホテル | ◯ |
❷ | ビッグ K アンコール レジデンス | ◯ |
❸ | メゾン モデル ダンコール | ◯ |
❹ | チャイラ アンコール ホテル | ◯ |
❶ | パリーズ レジデンス | ◯ |
❷ | ビバ ホテル | – |
❶ | メコン アンコール パレスホテル | ◯ |
❷ | アライアンス ブティックビラ | – |
❸ | ページズ ルームズ ホテル | ◯ |
❹ | ラダ キリ ブティック ホテル | – |
❺ | アプサラ レジデンス ホテル | ◯ |
❻ | ドリーム バタフライガーデン ブティック ヴィラ | – |
❶ | アンコール パラダイス ホテル | ◯ |
❷ | クーレン ホテル | ◯ |
❸ | J7 ホテル | ◯ |
❹ | ゴールデン テンプル ブティック | ◯ |
❺ | ソカ シェムリアップ リゾート アンド コンベンション センター | ◯ |
❻ | コスパ最強 クメール マンション レジデンス | ◯ |
無料の空港送迎を利用しよう
冒頭でも述べた通り、ホテルによってはお抱えのトゥクトゥクドライバーいるため、空港への無料ピックアップサービスを受けられます。
上表にて無料ピックアップが「○」のホテルに関しては、無料で空港からホテルへの送迎を依頼できます。
ホテルが空港ピックアップサービスを設けているか否かについては、ホテル予約ページのプラン内容等を参考にしましょう。
(プラン内容に「空港ピックアップ」との記載がある)
空港ピックアップサービスの有無を確認できたら、予約詳細ページの「リクエストボックス」にある「空港送迎を希望」にチェックを入れ、詳細欄にフライトナンバーと到着日時を入力します。
(予約詳細ページのリクエストボックス)
予約完了したら、ホテルからピックアップサービスを承った旨のメッセージが届きます。
(メールに記載されている到着日・フライト番号・到着時間・人数に間違いがないか今一度確認)
これでピックアップサービスの申し込みは完了。
当日、空港に到着したら、空港到着出口にて自分の名前を記載したプラカードを持ったピックアップスタッフが待っています。
ピックアップスタッフからはホテル予約バウチャーを確認されることもあるので、バウチャーは消さずに保存しておきましょう。
ただ、上表にて無料ピックアップ表記が「-」のホテルに関しては、送迎サービスを申し込むこと自体は可能ですが、有料になる可能性があるのでホテルへの事前確認が必要です。
有料の送迎サービスは自力で空港からアクセスするよりも高くなりがちなので、個人的にはホテルの有料送迎を利用するくらいなら、空港からタクシーなりトゥクトゥクなりを利用するのがおすすめです。
おすすめの格安ホテル4軒
シーズンにもよりますが、1泊1,000円〜2,000円で泊まれる格安ホテル4軒。
❶ パークレーン ホテル(Parklane Hotel)空港ピックアップ有り
タプール通りにある最もレビュー評価の高い格安ホテル。
客室にはバスタブが付いていて、作業デスクもあり。無料空港ピックアップも利用できるため、1泊1,000円台(シーズンにもよる)の宿泊料金を考えると高いコストパフォーマンスを感じられます。
ただし、設備の老朽化が目立ちます。建物に清潔感はありますが、バスタブの蛇口ハンドルが外れたり、洗面台ボールのひび割れも見受けられました。
設備の老朽化を「格安だからご愛嬌」と考えられる人向けのホテルです。
パッと見には老朽化はそれほど感じられない客室。電気やコンセント、Wifiは問題なく使えます。
また、清掃は行き届いているようで、滞在に不快感を感じることは全くありませんでした。
このホテルのレビュー評価が高い理由は、老朽化が進んでいるとは言え、格安な上に設備を問題なく使えるからだと言えるでしょう。
作業デスク周りにはコンセントあり。PC作業可能です。電子ポッドと無料のコーヒー類も備えられています。
奥にはクローゼットもあり。ただし、セーフティボックスは備えられていません。貴重品は鍵付きのスーツケース内に保管しておくか持ち歩きましょう。
バスタブは足を伸ばしてゆっくりと浸かれる大きさ。
1,000円台のホテルでまさかバスタブに浸かれるとは思ってもいなかったので、良い意味で予想を裏切られました。
十分綺麗で熱々のお湯が出ます。
レセプション。スタッフは愛想が良く、自転車で遺跡を回る方法を丁寧に教えてくれました。
この料金でこの内容なら文句はありません。バックパッカー等の節約旅行者でも躊躇なく泊まれる料金でしょう。
シェムリアップにある格安ホテルの中では最もおすすめです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ ビッグ K アンコール レジデンス(Big K Angkor Residence)空港ピックアップ有り
こぢんまりとしたミニホテル。斜め向かいに「Asia Super Market」という地元民も観光客も立ち寄る大きなスーパーがあります。
本記事で紹介する格安ホテルの中では唯一のプール付き。チェックイン時にはウェルカムドリンクと冷たいおしぼりを出してくれたりと、スタッフの対応に好感が持てます。
客室はそれほど広くないので「寝るだけ」といった印象。
ベッド両脇にコンセントがあったのは便利でした。ごろ寝する時、充電しながらスマホをいじれます。
小型冷蔵庫やテレビ、作業デスク、電子ポッドなど家具家電は一通り設備されています。セーフティーボックスもあり。
シャワールーム
広くはないですがプール付き。ビーチチェアーは10台近くあるので、他旅行者グループが少なければゆったりとくつろげます。
泊まってみた感想としては、ちょっと豪華なゲストハウスといったところでしょうか。
ただ、1泊1,000円台でプール付きなので、宿泊料金を抑えながらもホテルのプールを楽しみたい人は満足できるでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です(エクスペディアだと2,000円以上するのでアゴダの方がおすすめ)
❸ メゾン モデル ダンコール (Maison Model d’ Angkor)空港ピックアップ有り
国道6号線沿いのワット・ケサララーム(Wat Kesararam)という寺院の敷地内にある格安ホテル。
一軒家を改装したようなホテルで、ゲストハウスの雰囲気に近いです。
寺院の敷地内にあるゆえに場所が少し分かりにくいのが難点。シェムリアップリピーターで土地勘がある人向けと言えます。
客室には清潔感があり、クローゼット内にカンボジア民族衣装風の寝巻きも用意されていて、格安ながらも楽しめるホテルです。
ホテルが位置するワット・ケサララームの入り口は国道6号線沿いにあります。
(ワット・ケサララームの入り口)
ワット・ケサララームの敷地内に入り、正面に見えるパゴダの右脇道を約100m直進すると、左手にホテルが見えます。
(ワット・ケサララーム内のパゴダ)
こぢんまりとした客室。アゴダには広さ30平米と記載されていますが、体感的には半分の15平米といったところ。
ただ、寝るだけなら問題はない広さです。ベッドスペースとシャワールーム手前にクローゼットスペースがあるだけのシンプルな設計。
クローゼットスペース。カンボジア伝統衣装風のパジャマがありました。チェックイン時にスタッフが「是非着用してみて下さい」と押してきたので着ることに。肌触りが良くて快適に寝れました。
小型冷蔵庫内のミニバーは豊富。レセプションにてピザやハンバーガーなどのデリバリーサービスもあり。
シャワールーム。竹があって若干ながら和風テイストを感じられるのも良いです。
初心者向けの場所ではありませんが、この記事で紹介する格安ホテルの中では一番設備が綺麗でした。
ファミリースイートの部屋でも3,000円程度なので、宿泊料金を安くおさえたい家族連れにもおすすめ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❹ チャイラ アンコール ホテル (Chayra Angkor Hotel)空港ピックアップ有り
格安のゲストハウスや地元民向けのローカル飲食店が多く並び、近年では装飾に凝ったお洒落なカフェも増え盛り上がりを見せるワットボー通り(Wat Bo Rd)にある格安ホテル(新築です)。
そこそこに広い客室(30平米)のツインベッドルームが1泊2,000円程度で宿泊できます。
友達同士での旅行におすすめです。
ホテル内はとても清潔に保たれているので、格安にしては十分な設備。下手なゲストハウスよりも高いコストパフォーマンスを感じられるでしょう。
エントランスロビー。
ロビーにはバス会社が併設されているため、プノンペンやシアヌークビル、ホーチミン(ベトナム)などへ行く長距離バスのチケットは、エントランスロビーで購入可能です。
プノンペン行きのバスはAM7:30〜翌AM1:30まで便があります。使い勝手が良いです。
ただ、ホテル内にはエレベーターがないので要注意。荷物が多い人だと大変。
同行者に高齢者がいる方はエレベーター付きホテルにした方が良いでしょう。
写真の客室は、一番安いスタンダード ツインルーム(Standard Twin Room)。宿泊したのが8月の雨季シーズンだったため、料金は1泊1,967円。
この記事で紹介している格安ホテルの中では、一番上等です。
作業机やガウン、無料コーヒー、室内スリッパ、セーフティボックスなど基本的な物は全て完備。
シャワールーム。やや小さめ。一人で浴びる分には問題ないですが、便座は水浸しになります。
歯ブラシやシャンプー、リンスー、ボディソープ、ドライヤーは全て完備。
このホテルが良かったのは、各フロアにテラスがある点です。朝や夜はテラスで風を感じながらゆったりできます。
贅沢を言えば更にプールやフィットネスジムもあれば完璧ですが、宿泊料金を考えると十分設備の良いホテルと言えるでしょう。
ちなみに、ホテルの斜め向かいにはコンビニエンスストアもあるので、滞在中に不便を感じることはありません。
友達同士の旅行で同じ部屋に泊まりたい人は是非。1部屋約2,000円なら、1人頭約1,000円の宿泊料金で済みます。新築であることを考えるとコスパは高いです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です(エクスペディアの方が安いです)。
パブストリートにあるホテル2軒
以下で紹介する2軒の格安ホテルは、シェムリアップ随一の繁華街であるパブストリート内に位置しています。

パブストリート(Pub Street)
他のホテルと極めて異なる点は、「飲み歩きには非常に便利」な一方で「夜中の2時くらいまで騒音が響く」こと。
シェムリアップ滞在が初めての人にはおすすめできませんが、飲み歩きが好きな人やパブストリートの雰囲気を既に体験しているリピーターであれば立地重視で宿泊するのもあり。
真夜中のパブストリート散策を楽しめます。
❶ パリーズ レジデンス (Phally’s Residence)空港ピックアップ有り
パブストリートのシヴォタ通り側、アーリーウエスト(Alley W)内に位置する格安ホテル。
1階にレストランが併設されているため、入り口が少々分かり辛いです。アーリーウエストは、レストランや可愛い雑貨屋、ジェラート屋などが連なるお洒落な通り。
(ホテル目の前の通り)
お土産を探すにも最適な場所です。
チェックインロビー。客室は奥の階段を上がって2階以上にあります。エレベーターがないので要注意。
写真の客室はスーペリア ダブルルーム(Superior Double Room)。アゴダでは広さ32平米と記載されていますが、体感的には24平米くらいと言ったところ。
1人滞在なら十分な広さです。
こういった繁華街にあるホテルは薄暗くてジメジメした典型的なボロ宿が多いイメージですが、内装はさわやかです。日中は陽の当たりも良く、夜中まで騒音が響くことを除けば爽やかなホテルでした。
アメニティやドライヤーなどの備品は一通り完備しています。セーフティボックスはありますが、電池式の韓国製品でちょっと使うのが心配。
貴重品は自身で管理した方が良さそうです。
シャワールームと洗面台。水周りも清潔。シャワーはお湯が出始めるまでは長い(3分くらいかかる)ですが、一度出始めると熱々のお湯がきちんと出ます。
騒音さえ気になるものの、スタッフの接客レベルは高いので満足度は高いです。
蚊取り線香を部屋に持ってきてくれたり、程よく距離を保ちながら声かけもしてくれるので居心地の良いホテルでした。
レビュー評価を見ても日本人からの評判は概ね良好です。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
エクスペディアとHotels.comでは、なぜかホテル名が「セントラル ポイント ブティック シェムリアップ」と記載されています。
❷ ビバ ホテル (Viva Hotel (Be VIP))
『Viva Restaurant』というメキシコ料理店の上階に客室が設置されているホテル。
立地はパブストリート内ということで申し分ありません。ただし、部屋はホテルというよりゲストハウスと言った感じでとても簡素。やや古びれた感じです。
その分、1泊の宿泊料金が激安(自分が宿泊した8月は1,024円だった)なので、パブストリート内に滞在したいバックパッカーにおすすめ。
チェックインロビー。予約無しだと1泊の宿泊料金は15USドル。予約した方が確実にお得です。
チェックインロビーの奥に上階客室へ繋がる階段があります。エレベーターは存在しないので要注意。
写真の客室はスタンダード ルーム(Standard Room)。アゴダでは広さ30平米と記載されていますが、20平米くらいと思っておいた方が良いです。
従来のゲストハウス同様、ベッドにシンプルな家具があるだけの簡素な部屋。
枕元にコンセントがあるのは便利。スマホを充電しておきながらの寝ながらスマホができます。
鍵に付いているプレートを差し込むと通電するタイプ。鍵とプレートは離せるので、外出時はプレートを差したままにして、エアコンで部屋を冷やしておきましょう。
格安ホテルとは言え、アメニティは付いていますしシャワーはお湯がしっかり出ます。ただし、ドライヤーは完備されていないので要注意。
パブストリートの中にあるのでロケーションは抜群ですが、もう少し予算に余裕があれば上で紹介したセントラル プレステージ ダアンコールに宿泊したいところ。
ビバ ホテルは節約志向のバックパッカー向けゲストハウスと認識しておいた方が良いでしょう。立地と料金は文句なしの◎です。
おすすめの中級ホテル6軒
1泊2,000円〜5,000円前後のホテル。
中級レベルになると部屋はそれなりに広く、ホテルによって設備に違いはあれど、平均的な感覚を持つ人なら大抵は満足できます。
❶ メコン アンコール パレス ホテル(Mekong Angkor Palace Hotel)空港ピックアップ有り
1泊3,000円を切る宿泊料金(シーズンにもよる)でバスタブとバルコニー付き。客室も値段から想像できる以上に広々しているホテル。
シヴォタ通り沿いのほぼ中心にあるので立地もパーフェクトと言えます。
中級の中では最もおすすめのホテルです。
広さ36平米の客室。奥に見えるのはバルコニー。ベッドには天蓋カーテンがついていて雰囲気が良いです。
1泊3,000円以下の料金でここまでのグレードのホテルは中々ないのではないでしょうか。客室に入った瞬間「これは当たりだ!」と思ったほどです。
個人的にお気に入りだったのがバルコニー。テーブルと椅子2脚を置いてもスペースがあるほど広く、夜風に当たりながらビールを飲んでのびのびとできました。
バスルーム。石造りでお洒落なバスタブ。シャワーブースとバスタブは別々に分かれているタイプです。
朝食はクメール料理(カンボジア料理)と洋食が中心。種類は多くないですが、3泊の旅行なら飽きることなく食べられました。
プールは決して大きくありませんが、ビーチチェアーの数は多いですし、子供用エリアもあって満足できるレベル。
宿泊料金を考えると非の打ち所がない素敵なホテルです。シーズンによっては3,000円を超えることもありますが、料金をチェックしてみて3,000円を切るようなら即決しても良いレベルと言えます。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ アライアンス ブティック ビラ(Alliance Boutique Villa)
名前の通り、各客室が独立したヴィラ風の作りになっているホテル。レセプション付近にはレストランと小さなバーも併設されていて、夜はホテル敷地から出なくても食事できる便利な造りです。
各客室にはシーリングファン付きのテラスも設けられているので、別荘のように居心地よく滞在できます。
客室前にあるテラス。朝起きてテラスで飲むコーヒーは美味しいです。
ベッド含め家具にこだわりがあって良い雰囲気が出ています。ダークブラウンのフローリングも落ち着いていて、「まさにヴィラ」と言った造り。
セーフティボックスやガウン、大きめのクローゼットも備えられているので、一般的なホテル滞在と比べて不便はありません。
自分がこのホテルで特に好きだったのがシャワールーム。丁度お湯が落ちる場所に椅子のような形で段があるため、座りながらゆっくりとシャワーを浴びられます。
座りながら浴びられるシャワー。中々斬新なアイデアだと思いました。もちろん、お湯の量もバッチリ。
朝食はクメール料理(カンボジア料理)か洋食の2種類から選択可能。上写真は洋食メニューです。
デザートにヨーグルトと果物もあって、盛り付けが可愛かったです。朝から食欲が出る美味しそうな見た目の朝食セット。良い気分で遺跡観光に行けました。
気になったのは、各客室が独立したヴィラ風の造りなので、他ホテルのように共用部でハウスキーピング(清掃係)の姿を見かけなかった点。
外出中にちゃんと清掃してくれるのか心配になりました。ただ、レセプションにて清掃の依頼を出したところ、帰宅時には綺麗に清掃されていました。
各客室には「清掃して下さい」のプレートは置いてあるのですが、心配な人は念のため外出前にスタッフに清掃依頼を出した方が良いかとは思います。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❸ ページズ ルームズ ホテル(Pages-Rooms Hotel)空港ピックアップ有り
欧米人観光客からのレビュー評価がとてつもなく高いホテル。
各客室がヴィラのように独立している上に、周辺道路にはレストラン等がないため静かな環境です。
プールが小さいからか、泳いだりはしゃいでいる宿泊客がいなくて「シェムリアップのオアシス」とレビューしている外国人宿泊客もいました。
上写真のレトロなカフェ兼レセプションの雰囲気が特に良いです。また、スタッフは丁度良い距離感を保ってくれます。
確かに観光客や客引きが多いシェムリアップにおいて、オアシスのような居心地の良さを感じさせてくれるホテルです。
絶妙な照明の明るさと、部屋で焚かれているアロマの香りがリラックスさせてくれます。
ホテル内のプール。小さいので泳いでいる人は殆どいません。あまり手入れもされていない様子。
朝食は洋食もしくはクメール料理(カンボジア料理)5種類の中から選ぶスタイル。上写真はアメリカンブレックファーストです。
客室や施設内にこれと言って大きな特徴はありませんが、多くの外国人観光客がレビューしているように、静かに過ごすには確かにもってこいのホテルです。
また、スタッフが優しい人ばかりで、みなさん対応の物腰が柔らかくて安心できます。
自分が宿泊した時、チェックアウト日にプノンペン行きのバス会社がホテルに迎えに来る予定でしたが、中々来なくて不安になっていたところ、ホテルスタッフの方がバス会社に電話して場所を伝えてくれました。
一人旅の方でも安心して宿泊できるでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❹ ラダ キリ ブティック ホテル(La Da Kiri Boutique Hotel)
シヴォタ通りからソクサン通りに入って300m程の場所にあるホテル。
シーズンによっては1泊の宿泊料金が3,000円以下になるため、高いコストパフォーマンスを感じられます。ただ、多くのレビューにあるように清掃がいい加減(清掃担当によって良し悪しがかなり違う)な面もあります。
自分が宿泊した時、2日目は綺麗に清掃されていましたが、3日目はアメニティの交換がされておらず、加えて洗面台には使用した石鹸の包み紙がそのまま置いてありました。
とは言え、ホテルの設備自体は3,000円前後なら十分満足のいくレベル。また、ソクサン通には激安の飲食店が多いため、あまりお金を使わずに済みます。
細かいことを気にしない人なら満喫できるホテルでしょう。
客室の家具家電設備やアメニティ等は過不足なく備えられていて、マッサージチェアもあってリラッックスできる造りではあります。バルコニーも完備。
ただ、上ベッド写真左側のライトが切れているのに交換されることはなかったりと、やはり清掃やメンテナンス関係スタッフの怠慢が所々に現れているのが残念な点でした。
不潔感がなかったのが救いと言えます。清掃自体はきちんとされていました。
クローゼットの中にはガウンとセーフティボックスもあり。
シャワールーム。お湯の量やトイレの流れ等、設備面は問題なしです。
プールもきちんと清掃されているようで水は綺麗。
朝食会場スタッフも愛想が良くて、料理を出すのは早いし全体的に良いホテルではありました。
毎日の清掃さえ見落としがなければパーフェクトと言えるホテルです。もったいない。
ただ、その程度のことは気にしないという方であれば、この設備レベルで3,000円前後という料金はコスパが高いと感じるはず。
特に、東南アジア旅行に慣れている人なら問題には感じないでしょう。そういった意味では十分おすすめのホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❺ アプサラ レジデンス ホテル(Apsara Residence Hotel)空港ピックアップ有り
ワット・ダムナックエリアにある若者受けしそうなお洒落な高級ホテル。1泊の宿泊料金は、シーズンにもよりますが5,000円〜8,000円。
2015年に開業したとのことで、他ホテルと比べて設備全体が綺麗なので神経質な人でも気持ち良く滞在できます。ホテルにエレベーターがないのが欠点ですが、チェックイン時はベルボーイが荷物を部屋まで運んでくれます。
シンプルかつ派手さがない清潔感のある客室。フローリングや水周りがピカピカで新築ホテルに来た気持ちになれました。バルコニーからはシェムリアップ川と周辺の木々が見えるので清々しいです。
客室に入ってすぐ「いい香りがするなあ」と思ったら、部屋ではアロマが焚かれていました。
クローゼットにはガウン、セーフティボックス、室内スリッパの備えあり。
朝食は併設のバーレストランにて。洋食もしくはクメール料理(カンボジア料理)の5種類の中から選べます。上写真は外国人旅行者に人気のイエローヌードル。
ここの朝食の美味しさは抜群です。その辺のレストランよりも格段に美味しかったのを覚えています。量も多め。
広くはないですが、プールも清潔。清掃スタッフがこまめに水面に浮いている葉を拾い上げていました。
1泊の宿泊料金は6,000円〜8,000円前後ですが、シーズンによっては5,000円台まで下がることもあります。確かに6,000円以上だと少々高い気もしますが、5,000円台であれば即決しても良いレベルでしょう。
日本人宿泊客からのレビュー評価も概ね高いです。個人的にもお気に入りのホテル。
小綺麗なのでカップルで泊まるに最適ではないでしょうか。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❻ ドリーム バタフライ ガーデン ブティック ヴィラ(Dream Butterfly Garden Boutique Villa)
シェムリアップ中心街の外れに位置する小ぢんまりとしたヴィラ。
繁華街「パブストリート」からの距離は約1.3kmあるため、上記で紹介したホテルよりは不便な立地にあります。
しかし、少々距離があることをデメリットに感じさせないほど、日本人が「素晴らしい」と思える以下の特徴を兼ね備えています。
- スタッフのおじちゃんが親切かつフレンドリー
- 中庭に蝶々が飛んでいる
- 1泊約3,500円(シーズンによって変動あり)
- バスタブ付き
- バルコニーが広い
まず、ヴィラ敷地内に入って驚いたのが、中庭を埋め尽くす植物達。各客室に繋がる通路以外の全ての場所に手入れされた植物が並んでいます。
さらに中庭は安全ネットで囲われています。理由は、中庭内で複数のアゲハ蝶が飼育されているからです。
中庭で飛び交うアゲハ蝶の姿は清々しいです。そういうわけで、ヴィラ名が「ドリーム バタフライ」なんですね。
写真の客室はキングスイート(King Suite)。ベッドルームとバスルームを合わせた広さは約25平米といったところ。
セーフティボックスや作業用デスク、ガウンなどが完備されていて、ベッドルームは至って普通。1人〜2人滞在には十分な広さ。
WiFiはばっちり繋がります。
自分がこのヴィラを気に入った理由は、バルコニーの広さと快適さです。
上写真のバルコニーは、なんと自分達の部屋専用です。他宿泊客に干渉されることなく、完全プライベートで使用できます。
バルコニーだけで25平米はある広さ。
朝食は客室でもバルコニーでも食べられます。
せっかくなので、バルコニーで朝日を眺めながら食べるのがおすすめ。
朝食は5種類以上あるので、普通の短期旅行なら飽きません。
バスルーム。シャワーブースも別で完備しています。
また、ここの支配人(おじちゃん)は、とても親切でフレンドリーなのも良かったです。
自分は夜23:00頃に到着したのですが、部屋に着くなりビールやカップヌードルなど、必要な物を告げたら「なんと無料で」くれました。
また、翌日行く観光地へのトゥクトゥクを(相場より10USドルも安い値段で)手配してくれたりと、親切に対応してくれました。
プライベートで広いバルコニーを使えた上に、バスタブもあって、これで1泊3,500円は安いです。
レビューを見ても「誰にも教えたくない」というコメントがあるほどの穴場ホテル。
ヴィラ風の宿泊施設に泊まりたい人におすすめです。
おすすめの高級ホテル6軒
1泊5,000円〜10,000円前後の高級ホテル4軒。
リーズナブルな値段ながらも客室設備やスタッフ対応の満足度が高いです。シェムリアップ旅行の良い思い出に一役買うこと間違いなし。
❶ アンコール パラダイス ホテル(Angkor Paradise Hotel)空港ピックアップ有り
国道6合線沿いに位置する大型の高級ホテル。ホテル内にレストランや小さめのバーが併設されていて、夜はバーでちょっとしたライブパフォーマンスショーも行われます。
有名なホテルなのでトゥクトゥクドライバー等カンボジア人が必ず場所を知っているのも便利。
アンコール パラダイス ホテルという名前も覚えやすいです。
1泊の宿泊料金はシーズンにもよりますが6,000円前後なので、シェムリアップの高級ホテルでは最もおすすめ。
レセプション。入り口には反応の良いドアマンがいて「高級ホテルに来たなあ」という気持ちになれます。
併設のレストランでは、夜からカンボジア人歌手によるライブパフォーマンスが開催。カクテルを飲みながらフカフカのソファーでゆっくりライブを楽しめます。
客室は茶色を基調とした落ち着いた雰囲気の色合い。ホテル内外のどこからも騒音は響かず、リラックスできる空間でした。客室にはバルコニーもあります。
ベッド側から見た客室。クローゼット内にはセーフティボックス、室内サンダル、ガウンの備え付けあり。
バスルームも清潔かつ広め。バスタブも大きいです。観光で疲れた体を湯船に浸かってゆったりと癒せます。
プールも大きめで他の旅行者グループがいても全く気にならない広さです。存分にリゾート感を味わえます。
1泊6,000円前後の宿泊料金で、ここまでリゾート感を味わえるホテルは中々ないので、予算に余裕があるのなら強くおすすめできるホテルです。
ホテル周辺には飲食店もコンビニもあるので不便は感じません。また、上述したようにアンコールワット朝日鑑賞の際は朝食弁当サービスもあります。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ クーレン ホテル (Koulen Hotel)空港ピックアップ有り
2018年3月頃にオープンしたばかりの子連れ向け向けホテル。
一番グレードの低い客室でも80平米という、群を抜いて客室が広いのが特徴。また、ホテルというよりは富裕層向けのコンドミニアムのような内装です。
子供がはしゃげるくらいのゆとりがあるので、特に子連れ旅行者におすすめ。
1泊の宿泊料金はオンシーズンであれば1万円前後ですが、オフシーズンはなんと6,000円前後。破格です。
写真の客室はラグジュアリー スイート(Luxury Suite)。広さは80平米。
リビングルームとベッドルームに分かれているタイプ。リビングルームにはダイニングテーブルの他、キッチンや調理器具まで完備されています。
茶色を基調とした落ち着いた配色の部屋で、ホテルみたく派手派手しさがありません。
こんな場所に住みたい!と思える理想の部屋。窓も大きくて清々しいです。
バルコニーも広々。部屋からは大きなプールと手入れされた中庭が見えます。シェムリアップの喧騒を一切感じさせない、まるでオアシスのような空間です。
ベッドルーム
熱帯植物が生い茂る手入れされた中庭。散策していて気持ち良いです。プールも広めで子供が楽しく遊べます。
このホテルはこれまで泊まってきたシェムリアップのホテルの中でも一番驚きの連続でした。
- 新築
- 広い
- 立地も良い
という三拍子揃って1万円前後とは、このコスパの高さを超えるホテルは中々ないでしょう。家族連れにおすすめなのはもちろんですが、1人旅で贅沢感を味わうために宿泊するのもありです。
予約・宿泊料金は以下より確認可能です。
クーレン ホテルの詳細については、以下の宿泊レポートも参考にどうぞ。
❸ J7 ホテル (J7 Hotel)空港ピックアップ有り
2016年に開業した豪華なホテル。
五つ星ホテルではありますが、そこまで規模は大きくないため、団体客がいないのが良いところ。また、ホテルスタッフの中には日本語を勉強中の人がいるのが安心(1人だけですが)。
スタッフ対応や客室設備は「さすが五つ星」といった具合で、他の五つ星ホテルと比べて遜色ないです。
大きな特徴は以下の2点。
- プールを中心に設備全体がカンボジア遺跡と様式を足して2で割ったような面白い造り
- 部屋が広い。窮屈さを全く感じさせない
プールがある中庭の柱にはレリーフ風のオブジェが置かれていたり、宮殿の沐浴地みたくプールが最上段に設置されているのが面白いです。
夜はライトアップされるのでロマンチック。非日常な雰囲気に浸って遊べます。
写真の客室はクラシック シティビュー(Classic CityView)。広さは60平米。かなり広いです。
この時は二人で滞在しましたが、荷物で散らかっても窮屈さを感じません。
そのくらい広々としていて、のんびりと過ごせました。窓があるのもGOOD。
また、全体的に部屋がウッド調なので、清潔感と落ち着きがあります。
バスルーム。横長に広い部屋にバスタブが置かれています。
ドライヤーやアメニティは全て完備。
バスルームは横長なので少々狭いですが、なんとか二人でも利用できる広さ。不便は感じません。
エントランスロビーのデザインも面白いです。
西洋風デザインをベースにクメール遺跡レリーフが所々に掘られているため、雰囲気が良いです。
デザインが良い上に、スタッフ対応も概ね良し。テレビの操作方法が分からず電話すると、すぐに飛んで部屋に来てくれて、丁寧に操作方法を教えてくれました。
また、上記で紹介したクーレンホテル同様、ホテル前にはザ ヘリテージがあるため、立地的にも便利です。
これで1泊の宿泊料金は8,000円前後(シーズンによって若干の変動あり)。
空港送迎を無料で利用できるので、金額的にも納得のいくホテルでした。
面白いデザインのホテルに泊まりたい人におすすめ。
❹ ゴールデン テンプル ブティック (Golden Temple Boutique)空港ピックアップ有り
1品1USドルの安い食堂が並ぶことで有名ソクサンロード(Sok San Rd)に位置するお洒落なブディックホテル。
ホテル内がクメール文化をモチーフとした独創的なオブジェで囲まれていて面白いです。雰囲気が良いのでカップルにおすすめ。
このホテルが素晴らしいのはホスピタリティ。
- ウェルカムドリンク、ウェルカムフルーツ、ウェルカムスナックに加えて
- 無料のスパサービス(1回のみ)
- 朝日・夕日鑑賞に備えて翌日の天気予報を知らせてくれる
と言った、きめ細やかなサービスが存在します。
スタッフも思わずチップをあげたくなるほど笑顔で素晴らしい対応をしてくれる方ばかり。レビューを見ても日本人からの評価が高く、間違いなく思い出に残るホテルになるでしょう。
1泊の宿泊料金は1万円前後。オフシーズンだと7,000円前後です。
写真の客室はデラックス スイート(Deluxe Suite)。広さは48平米。
程よくお洒落でうるさくないデザインの客室です。清掃も行き届いているようで良い雰囲気。
バルコニーのコンセントには蚊対策にキンチョーリキッドが差し込まれていました。さすがホスピタリティの高いホテル。
そしてバルコニーから見える景色も中々。ヨーロッパのようなシェムリアップ市街が望めます。
プールと朝食。朝食はビュッフェ形式です。クメール料理(カンボジア料理)と洋食が中心。種類は豊富ではありませんが、毎日変わるので飽きません。
その他、ホテルでは信頼のおけるトゥクトゥクやタクシー、バン、日本語ガイドを手配することも可能。
何から何まで頼りがいのあるホテルです。海外旅行に慣れていない人でも快適に過ごせるでしょう。
ホテルの詳細については、以下の宿泊レビューも参考にどうぞ。
❺ ソカ シェムリアップ リゾート アンド コンベンション センター (Sokha Siem Reap Resort and Convention Center)空港ピックアップ有り
だだっ広いプールに広大な敷地、ホテル内にはスパやレストラン、カフェ、日本食レストランまである絵に描いたような五つ星ホテル。
更に日本人スタッフが常駐しています。そのため、シェムリアップ内の五つ星ホテルの中では評価が高いです。
加えて2016年開業で比較的新しい。非の打ち所がないホテルです。
唯一の欠点と言えば、シェムリアップ中心部から距離が約5kmある点。中心部への移動はトゥクトゥクを利用することになります(片道3USドル)。
中心部への距離にさえ目を瞑れば、100点満点と言えるホテルでしょう。
何より日本人スタッフが常駐しているため、カンボジア旅行が初めての人など海外旅行自体に不安を感じている方におすすめ。
中心部からは外れているものの、ホテル向かいではナイトマーケットが開催されているため、周辺は賑やかです。
ホテル向かいのナイトマーケット「パーム コンテナ ナイトマーケット(Palm Container Night Market)」
近年カンボジアで流行になりつつある、コンテナを店舗として改装している面白いナイトマーケット。
飲食店や雑貨屋、洋服の店が並んでいます。どれもローカル価格。
営業時間は毎日17:00〜23:00頃まで。ホテル滞在中は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
写真の客室はデラックス ガーデンビュー(Deluxe Garden View)。広さは40平米です。
大きなベッド、作業用デスク、クローゼット、バルコニー、ソファが完備されています。
客室の造り自体は普通の五つ星ホテルといったところ。
日本人スタッフが常駐しているためか、日本人の宿泊客が多いです。そのため、客室も日本人に合わせて清潔感があります。とても良い循環。
バスルーム。バスタブとは別でシャワーブースもあり。
(エントランスロビー)
(ホテル内レストラン)
五つ星ホテルらしく演出は豪華。
エントランスロビーの中なのにヤシの木が植えられています。また、レストランは青色と紫のライトが灯されていてアダルトな雰囲気。
特筆すべきは巨大なプール。
普通の五つ星ホテルの3倍はあります。団体客が泳いでいようが気にならないくらい巨大です。
ビーチチェアの数も多くて、くつろげます。
上述したように中心部まではトゥクトゥク利用必須ですが、周辺にはナイトマーケットがあったり、ホテル内施設が充実しているので、ホテル内でも十分くつろげます。
日本人スタッフもいるので、バランスの取れたホテルと言えるでしょう。
ホテルでの時間を楽しみたい海外旅行初心者におすすめ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ホテルの詳細については、以下の宿泊レビューも参考にどうぞ。
❻ クメール マンション レジデンス(Khmer Mansion Residence)空港ピックアップ有り
2018年にアンコールナイトマーケット(Angkor Night Market)の裏手にて開業した比較的新しい五つ星ホテル。
1泊の宿泊料金が4,500円程度という破格の値段だったので、2019年7月のシェムリアップ旅行で宿泊してみました。
立地的は、パブストリートから徒歩10分(距離800m)程度。
「立地も悪くないのに、ここまで安いのは何か変な理由があるのか?」と少々勘ぐっていましたが、めちゃくちゃ素晴らしいホテルでした。
主に良かったと思える点は以下の4点。
- ホテル⇒パブストリートへのトゥクトゥクでの無料送迎がある
- 毎日のハウスキーピングに加えてターンダウン(夕方、眠りやすいようにベッドを整えてくれる)サービスもある
- スタッフが優しい。観光からホテルへ帰ると、毎回冷たいおしぼりを渡してくれる
- なんと言っても1泊4,500円という安さ
中級ホテル並みの宿泊料金ですが、サービスは五つ星ホテルそのもの。
筆者はこれまでシェムリアップのホテルに30軒近く泊まってきましたが、ターンダウンサービスまであったのはクメール マンション レジデンスだけです。
あえて欠点を挙げるとすれば、パブストリートから少々距離があるという点のみ。
パブストリートからホテルまでは800m程度ですが、道中はやや薄暗い道もあるため、徒歩での移動(特に夜)は厳しいです。
日が暮れてからの移動は基本的にトゥクトゥク利用必須となります。
ただ、ホテルでパブストリートへの無料トゥクトゥク送迎があるのはありがたいです。
実費はパブストリートからホテルへ帰る時のトゥクトゥクのみ(2USドル)で済みます。
(お洒落で豪華なエントランスロビー)
ウェルカムドリンクとスナック。
チェックイン時にはマネージャーさんが出てきて自己紹介してくれました。
膝をついて挨拶してくれて、まるで外資系五つ星ホテルブランド並みの対応。カンボジアにここまで本格的な対応をできるホテルがあったとは…正直びっくりしました。
ホテルのプールと敷地内。アンコール遺跡風のオブジェがあります。
良い雰囲気。
なんと、ベッドスローに筆者の名前(WELCOME ◯◯)がフラワーアレンジされていました。
嬉しすぎる演出です。五つ星ホテルって、こうした滞在を盛り上げてくれる演出があるから大好きです。
広々としたバルコニーと、足を伸ばして浸かれる大きな浴槽も完備。
朝食メニューは20種類以上ある上に、デザートスープ、パン類のビュッフェもあります。
4泊や5泊しても食べ飽きない種類の多さ。
これで宿泊料金が1万円前後であれば、「まあまあ、こんなもんだろう」と思っていたでしょう。
しかし、4,500円前後です。
4,500円前後でこのクオリティは反則と言っていいくらいコスパが高いです。
筆者はクメール マンション レジデンスに3泊した後、他のホテルへ移動したのですが、移動時には送迎車でドライバーとレセプションスタッフも付いてきてくれて、次ホテルのチェックインを手伝ってくれました。
何から何まで最高の対応です。
正直、ホテルを変えずにずっとクメールマンションレジデンスに泊まっておけば良かったと思ったほど。
現時点でコスパの高さを求めるなら、間違いなくカンボジアナンバーワンのホテルです。
レビューの評価が全て高得点なのも頷けます。
安かろう良かろうのホテルを求める人は是非。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ホテルの詳細については、以下の宿泊レポートも参考にどうぞ。
ホテルライフを楽しむ!非日常なラグジュアリーホテル2軒
観光はそこそこにホテルステイを楽しみたい!という人に強くおすすめできるホテル2軒。シェムリアップ市内からは若干の距離があるものの(トゥクトゥクで10分以上)、「シェムリアップにこんな非日常を味わえるホテルがあったのか!」と驚くほど素敵です。
❶ プライベートプールヴィラでまったり過ごす。「アンコール ランデブー(Angkor Rendezvous)」空港ピックアップ有り
シェムリアップ随一のプライベートプールヴィラ「アンコールランデブー」は、シェムリアップ中心部から車で約11分の場所に位置しています。
このプールヴィラ、まるで高級別荘のような佇まいで、全く人目を気にせず100%プライベートが確保された環境で思い切りホテルステイを楽しめます。
ホテルの敷地内。それぞれのヴィラは、ちゃんと目隠し塀で囲われている造りなので、ヴィラ内を裸で走り回っても大丈夫。そのくらいプライベートです。
しかも一軒一軒の距離が離れているため、少々騒いでも迷惑になりません。子連れにも最適な環境です。
日当たり抜群のプール。ビーチチェアで日光浴を楽しむも良し、プールにダイブして騒ぐも良し。誰にも邪魔されません。プール周辺の植物も手入れされていて、とても癒される空間です。
ヴィラはリビングルームとベッドルームに分かれています。リビングにはダイニングテーブルやソファー、足置きなどもあり、ハワイの別荘地のような雰囲気。リビングだけでも40平米くらいの広さがあるのではないでしょうか。
うーん、こんな別荘が本当に欲しい…と思えるくらい素敵。
夜は、こんな感じでカーテンを閉めてくつろげます。意外と分厚いカーテンなので虫が入ってこないのがイイ!!万が一入ってきても、ちゃんと殺虫剤を完備しているので心配不要です。
ベッドルームも広々。部屋のガラスからプールが見えるので、ベッドでくつろぎながら子供の様子を見守れます。
朝食と夕食はフロントへ電話一本で部屋まで持ってきてくれます。もちろんスタッフがダイニングテーブルに料理を並べてくれます。
いやあ、至れり尽くせり。心も体もリラックスできる最高のプライベートヴィラです。
フロントではトゥクトゥクの手配もしてもらえるため、遺跡観光の移動手段にも困りません。子連れでのんびりシェムリアップ旅行を楽しみたい人は是非。
アンコール ランデブーの詳細については、以下の宿泊レポートも参考にどうぞ。
❷ 世界一非日常を味わえるグランピングリゾート「ザ ベージュ(THE BEIGE)」空港ピックアップ有り
ザ ベージュ(THE BEIGE)は、シェムリアップ中心部から車で約30分離れた奥地の村内に位置するグランピングリゾートです。これまでシェムリアップでは格安〜高級まで数々のホテルを泊まり歩いた筆者が、一番非日常を感じられたホテル。
このホテル、グランピングとしてのクオリティが高いのはもちろんのこと、ホテルが有する広大な敷地で象乗りやキャンプファイヤーを楽しめたり、さらにはホテル宿泊者だけしか行けない穴場の遺跡でピクニックまで楽しめます。
もはや遺跡観光よりもホテルでの体験が旅行のメイン…!と言っても過言ではないくらい素晴らしい体験ができるホテルです。
巨大な象がお出まし。一緒に広大な敷地内を散歩します。
遺跡に到着したらピクニックを楽しみます。フルーツやデザート、コーヒーや水も用意してもらい至れり尽くせり。他の遺跡と違って観光客はいません。プライベート遺跡ピクニックツアー!(しかも象乗り体験付き)。なんとまあ贅沢な内容…!
空気は美味しいし最高の体験を味わえます。
たっぷり遊んだあとは、大自然に囲まれた天空のプールでリラックス。もう言うことなしです。自然の素晴らしさを120%満喫できます。
もちろん、ご飯も五つ星ホテル並みに美味しいです。外国人向けの辛くない味付け。
ディナーはキャンプファイヤーを見ながら食べるもよし、フロントに電話すれば部屋に持ってきてくれます。
ホテル敷地はとても広いうえに綺麗に手入れされています。散歩するだけでも楽しいです。本当に自然と一体となれる素晴らしいホテルです。
シェムリアップ中心街から少々距離があるため、旅行全日ザ・ベージュに宿泊するよりも、旅行最終日に1泊か2泊するという使い方が最適かと思います。
なんにせよ非日常なホテルが好きな人には是非とも泊まってみてほしいです。
ホテルの詳細については、以下の宿泊レポートも参考にどうぞ。
シェムリアップのおすすめホテルまとめ
冒頭でも述べたように、シェムリアップ旅行で滞在するホテルはツーリストエリア範囲内にしておくことが肝心です。
逆に言えばツーリストエリア範囲内であれば、ランクによって設備やスタッフレベルに差はあれど概ね快適に過ごすことはできます。
今回紹介したホテルは、いずれも自分がシェムリアップ旅行を繰り返す中で、立地、宿泊料金、設備など総合的に満足のいったホテルだけを厳選しました。
高級であればあるほどサービスレベルが良いのは確かですが、格安や中級でも十分に快適なホテルライフを送ることができるでしょう。
これからシェムリアップ旅行を計画している人の参考になれば幸いです。
カンボジアではホテルのランクに関わらず蚊が侵入しやすいです。
そのため、シェムリアップ旅行時には押すだけベープ等の虫除けスプレーを必ず持参しましょう(現地のコンビニでも購入可能)。
関連記事『シェムリアップ旅行の持ち物と必需品』
ホテル代を含めたシェムリアップ旅行の予算、カンボジアの物価については、以下の記事を参考にどうぞ。
シェムリアップで行きたいおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。
シェムリアップ空港から市内へのアクセス方法については、以下の記事を参考にどうぞ。
シェムリアップ旅行のモデルプラン。4泊5日もあれば十分に満喫できます。
今月ベトナムとカンボジアへ行くので記事を大変参考にさせていただいています。
空港ピックアップについてお尋ねしたいことがあります。記事で紹介のあったパークレーンホテルをagodaから予約し、予約確定のメールには空港ピックアップのサービスが料金に含まれている旨の記載があります。しかし具体的に空港でホテルの方とどのように合流すればいいのでしょうか?お返事いただけると幸いです。
>>> レオ様。こんばんは
空港ピックアップのドライバーですが、空港の到着ロビーを出た場所目の前にて、宿泊者氏名を記載したボードを持って待っています。
具体的に言うと、以下地図で記している場所です。
空港の到着ロビー出口は上地図で記している一ヶ所しか存在しないので、ドライバーと出会えないことはないです。
自分は確認されたことはないですが、念のため予約バウチャーをいつでも見せられる状態にしておくといいかもしれないです。
参考になれば幸いです。
写真まで載せていただきありがとうございます!
参考にさせていただきます。
りー様 こんばんは。ブログの情報を大変参考にさせて頂いています!
2月にタイプーケットからバンコク、シェムリアップを9日間で回る予定です。
LCC香港エキスプレスのお安いエアで、鹿児島ー香港、香港ープーケット、シェムリアップー香港、香港ー鹿児島を予約済みです。
プーケットとバンコクの移動と、バンコクからシェムリアップの移動は悩み中ですが、オススメがあれば教えて下さい。
バンコクからシェムリアップはバスでの国境越えも良いかなと思っています。
>>>いのともさん
こんにちは。ブログが参考になって何よりです。
個人的にはプーケットからバンコクは飛行機移動、バンコクからシェムリアップはバスでの移動が良いと思います。
仰る通り、バンコク⇒シェムリアップ間の移動は、陸路国境越えの楽しみもあるのでバスの方が楽しめると思います。
時間があればプーケット⇒バンコクも陸路もありかなと思いますが、日数が9日間のみということであれば、時間節約の意味でも飛行機の方が良さそうだなと思いました。
それに、プーケットからバンコクのバス移動は恐らく14〜15時間かかるので、バスだと精神的にもかなりハードになりそうです。
りー様
ご返信有難うございます。
同意頂いた通り、バンコク→シェムリアップはバスでの陸路国境越えにチャレンジしてみます。
今後とも宜しくお願いします。
アンコールワットの観光を計画中でこちらのブログを拝見させて頂いています。ありがとうございます。
ラッキースーパーマーケットやアジアマーケットに近いホテルがいいなと思っているのですが、お薦めにプリンス アンコール ホテル & スパが入っていません。メコンアンコールパレスホテルの方がいいでしょうか?
50代後半の夫婦二人旅です。あんまり高級なホテルは望んでなくて、でも、食べ物が外国のものが苦手です。特に主人は朝食など日本のホテルの朝食のようなソーセージやベーコン、卵料理等があった方ががありがたい人です。
Googlemapで検索して、どちらのホテルの口コミを見ているのですが、メコンアンコールを悪く書かれていたり、朝食はプリンスアンコールよりもメコンアンコールの方が良いと書かれていて、迷っています。
プリンスアンコールがお薦めに上がらなかった理由を教えてください。
よろしくお願いします。
>>rhubarbさん
プリンス アンコール ホテル & スパ含め、ほとんどのホテルが朝食にソーセージやベーコン、卵料理などの洋食があるので、朝食に関しては心配不要かと思います!私は単純にプリンス アンコール ホテルに宿泊したことがないのでこの記事に載せていませんが、口コミ評価等を見る限りではかなり良いホテルだと思います。メコン アンコール パレスは安い割に施設もそこそこに良いというコストパフォーマンスが高いためおすすめに挙げています。でも予算がOKであれば、絶対プリンス アンコールの方が良いと思いますよ。
早々にお返事頂きありがとうございました。
昨夜、Expediaで検索したら、メコンアンコールパレスもプリンスアンコールも11月は空室がありませんでした。
当初9月のツアー旅行を検討していたのですが、こちらのブログ等いろいろ調べていたら、自分達で行けそうだな~と思い計画しています。
気候を調べたら、9月10月は雨季で雷マークもあって、雨で足元も滑りやすくなっているらしく、また、蚊も多いと書かれていたので、やはり11月の方がいいでしょうか?
>>>rhubarbさん
はい、カンボジアはツアーを利用せずご自身でも簡単に旅行できると思います。そうですね、時期はやはり乾季の11月がベストシーズンかと思います。
アンコールワットの朝日鑑賞なども雨の心配が少なくなるので、雨季明けがベストです!
ご丁寧にお返事くださりありがとうございました。
もう一度Expediaで検索したら、11月後半は空室がありました。
これからいろいろと計画していこうと思います。
ありがとうございました。これからも情報発信を楽しみにしています。