【厳選】バンコクのおすすめホテルガイド

シェムリアップ観光に必要な日数は4泊5日。スケジュールのモデルプランも合わせて紹介。

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シェムリアップ空港

(シェムリアップ空港)

アンコールワット遺跡観光を目的としたシェムリアップ旅行に必要な日数は、4泊5日がベストです。

4泊5日の旅程であれば、アンコールワットを中心としたアンコール遺跡群に加え、郊外に点在する遺跡群、トンレサップ湖といった定番観光地をバランス良く回るスケジュールを組み立てられます。

 

シェムリアップでの観光はアンコールワットをはじめとした遺跡がメインとなるため、「遺跡観光に4泊も必要なの?」と思われる方もいるでしょう。

確かに、アンコールワット以外の遺跡にも目を向けてみると、小規模だったり他の遺跡と姿形が似ていて、余程遺跡に関心がない人でない限り記憶に残らない遺跡も多いです。

ただ、一方で遺跡に関心がなくても見た目のインパクトだけで圧倒される見応えのある遺跡も多く、そういった遺跡はシェムリアップの郊外にも点在しています。

4泊あれば、郊外も含め見応えと話題性がある観光地を取りこぼしなく回れるといった印象です。

スケジュールの時間配分にも余裕があるので、満足度の高いシェムリアップ旅行になるでしょう。

 

3泊でも回れないことはないですが、初日(到着日)と最終日(帰国日)を丸一日使えないことを考慮すると、やや弾丸旅行に感じるのは否めません。

可能であれば4泊5日の時間を作りたいところです。

今回の記事では、4泊5日の旅行で出来ること(モデルプラン)について詳しく記載していきます。

モデルプランとして参考にして頂ければ幸いです。

4泊5日の旅行で出来ること(モデルプラン)

現在、日本⇔シェムリアップを直接繋ぐ直行便は存在しません。

そのため、日本からシェムリアップへ行くには、タイやベトナム、中国といった諸外国を経由して向かうことになります。

日本を発つ当日にシェムリアップへの到着は可能ですが、到着時間は17:00以降になることが殆どです。

そのため、初日に関してはパブ・ストリートをはじめとした繁華街での夕食やナイトマーケットの散策で終わるでしょう。

アンコールワットの見学可能時間は5:00〜17:30までなので、本格的な遺跡観光は2日目からになります。

1日目 空港⇒ホテル到着後、パブ・ストリートやナイトマーケットを散策

空港到着後、まずはホテルへ行き、チェックインを終えたら早速パブ・ストリートへ繰り出しましょう。

シェムリアップ国際空港から市内のホテルへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。

パブ・ストリート

(パブ・ストリート)

パブ・ストリートとは、シェムリアップ随一の繁華街であり、観光客向けのレストランやバー、クラブ、マーケットがびっしりと並んでいる街歩きエリアです。

多くの方がパブ・ストリートから徒歩圏のホテルに滞在しているかと思うので、初日はパブ・ストリート散策を楽しみましょう。

シェムリアップのナイトマーケット

パブ・ストリート周辺のナイトマーケット。雑貨や衣類が多いです。ざっと見て回って、お土産にできそうな物の目星をつけておくと良いかと思います。

 

ロックラック

ロック・ラック(Loc Lac)。日本人に大人気のクメール料理(カンボジア料理)。パブ・ストリート内のレストランなら、どこでも食べられます。値段は3ドル〜5ドル。

カンボジアには日本人の口に合う料理が多いので、思い切りお腹を空かせておきたいです。

シェムリアップの屋台バー

飲み歩きできる屋台形式のバーも多いです。カクテルは1杯1.5USドル〜。

2日目 アンコールワット朝日鑑賞⇒小回りルート⇒トンレサップ湖へ

2日目は朝5時にホテルを出て、アンコールワット観光のハイライトである朝日鑑賞へ。

その後は、アンコールワット周辺の遺跡群を小回りルートで観光。午後からはトンレサップ湖での水上村ボートツアーはいかがでしょうか。

内容盛り沢山で見所満載です。スケジュールプランは以下の通りです。

2日目のスケジュール
AM5:00ホテル発
AM5:30アンコールワット朝日鑑賞
AM6:00アンコール遺跡小回りルート
PM12:00昼食
PM13:00トンレサップ湖観光へ
PM16:00ホテル着

AM5:30 アンコールワットでの朝日鑑賞

アンコール・ワット朝日鑑賞のため集まっている観光客

(アンコールワットと朝日)

アンコールワットからの朝日は、早起きして見る価値があります。

まだ周囲が暗い最中、夜明けが近くにつれて徐々にアンコールワットのシルエットが浮かび上がる様は感動的で神秘的。

早起きして眠い目もパッチリ覚め、気がついたら言葉を失って見惚れているでしょう。

アンコールワットと朝日

まるで冒険映画や伝記映画のワンシーンに出てきそうな、この壮大な光景はシェムリアップに来たら絶対に見ておきたいです。

日本で朝日の絶景が見られるポイントと言えば、海岸や峠が定番。しかし、シェムリアップではアンコールワットです。これぞカンボジアならではの絶景です。

AM6:00 アンコール遺跡群小回りルート

タ・プローム2

(タ・プローム。小回りルートで人気の遺跡)

アンコールワットが位置する「アンコール遺跡公園」内には、大小合わせると数え切れないほどの遺跡が点在しています。

全ての遺跡を見学するには膨大な時間がかかる上に、遺跡に強い関心を持っている人でないと「どれも似たよう遺跡ばかりじゃん」という感想を持つこともあるでしょう。

そのため、アンコールワットを中心とした遺跡観光では、見た目のインパクトだけでも楽しめるような話題性のある遺跡のみを見学する効率の良い回り方・ルートが設けられています。

回り方には「大回りルート」「小回りルート」の2種類が存在していて、両ルート通りに見学すると、ひとまずはアンコールワット含め周辺遺跡を堪能できるというわけです。

効率の良い回り方で見学する遺跡の詳細、ルートMAPに関しては、以下の記事を参考にどうぞ。

2日目は、午後からトンレサップ湖へ行くことを考慮して、4時間〜5時間で回りきる小回りルートでの見学がおすすめ。

アンコールワット観光ルートMAP

(小回り & 大回りルートのMAP)

小回りルートでは、上記タ・プロームや、大人気遺跡のアンコール・トム & バイヨンを見学します。

バイヨンの四面仏

(バイヨンの四面仏)

PM13:00 昼食後⇒午後からはトンレサップ湖へ

チョンクニア 水上小学校の外観

トンレサップ湖とは、シェムリアップから市街から16km〜25km離れた場所に広がる東南アジア最大の湖です。

トンレサップ湖内で水の供給が良い沿岸部では、水上に浮かぶ漁村が形成されています。トンレサップ湖観光では、こうした水上村をボートクルーズで見学できます。

遺跡観光ばかりでは飽きてしまうので、このトンレサップ湖クルーズはシェムリアップ観光の丁度良いアクセントです。

 

チョンクニア ベトナム人家族

チョンクニア 水上小学校の子供達

ボートクルーズでは、水上に浮かぶ小学校に寄り、子供達の授業風景を見学できます。

遺跡観光同様に見応えのある場所なので、是非訪れてみてはいかがでしょうか。

トンレサップ湖クルーズの詳細、行き方、チケット料金等に関しては以下の記事を参考にどうぞ。

トンレサップ湖クルーズを終えて2日目は終了です。

3日目 大回りルート⇒バンテアイ・スレイ観光

3日目は、2日目で回れなかった大回りルートでの遺跡観光後、アンコールワットから30kmほど離れた(所要時間約50分)の郊外遺跡「バンテアイ・スレイ」を観光します。

2日目は早起きでしたが、3日目は少しのんびり。9時くらいにホテルを出るスケジュールで十分観光できます。

スケジュールプランは以下の通りです。

3日目のスケジュール
AM9:00ホテル発
AM9:30アンコール遺跡大回りルート
PM13:30バンテアイ・スレイへ
PM16:30ホテル着

AM 9:30 アンコール遺跡群大回りルート

ニャックポアン1

(ニャック・ポアン。大回りルート内にある特徴的な遺跡。池に浮かんでいる)

3日目の大回りルート観光を経て、郊外を除いたアンコールワット遺跡群の定番観光はコンプリートです。

大回りルートでは上写真ニャック・ポアンをはじめ、小回りルートで観光した遺跡とはまた一味違う遺跡を見学するので新鮮さを味わえるでしょう。

大回りルートの所要時間は約4時間〜5時間。観光後は昼食を取って、郊外の人気遺跡「バンテアイ・スレイ」へ。

PM13:30 バンテアイ・スレイへ

バンテアイ・スレイの塔門

バンテアイ・スレイはアンコール遺跡群の中でも、最も「美」を感じる特徴的な遺跡です。

遺跡内の各塔門や聖堂は朱色の砂石で形成されています。素人目から見ても、他遺跡より綺麗かつ保存状態が良く、まるでアンコール遺跡観光の紅一点とも言える遺跡。

特に素晴らしいのが、各塔門や聖堂に彫刻されている綺麗なレリーフ。

バンテアイ・スレイ遺跡のレリーフ

「美」とは、時代や地域、見る者の感じ方や受け取り方で異なる多様性のある概念ですが、バンテアイ・スレイに関して言えば、誰が見ても「美しい」と思える絶対的な美を持ち合わせていると思います。

アンコール遺跡一芸術性の高い遺跡をご堪能あれ。

バンテアイ・スレイ観光を終えて、3日目は終了です。

4日目 遠方の郊外遺跡 ベン・メリア⇒コー・ケー⇒プレアビヒアへ

4日目はシェムリアップから片道約4時間、タイとの国境沿いにある遺跡「プレアビヒア」を目指し、更に道中に点在する人気遺跡「ベン・メリア」と「コー・ケー」にも寄ります。

往復4時間かかることを考慮してスケジュールを立てているので、ホテルを朝6時に出ます。

朝早いですが、これら遠方の郊外遺跡もシェムリアップ観光において話題中の話題、人気遺跡なので是非見学しておきたいです。

スケジュールプランは以下の通りです。

4日目のスケジュール
AM6:00ホテル発
AM8:00ベンメリア着
(1時間程滞在)
AM10:30コー・ケー着
(1時間程滞在)
PM13:00プレアビヒア着
(昼食 & 1時間程滞在)
PM19:00ホテル着

AM8:00 ベンメリア観光

ベンメリアの崩壊した瓦礫

ベンメリアはアンコール遺跡群の中でも崩壊が凄まじく、遺跡の所々で木々が侵食している様子から「天空の城ラピュタのモデルになった」との噂がある寺院です。

実際のところは、下記引用の通りラピュタのモデルではありません。

初めてベンメリアに行ったのは2000年(今から12年前)。
やっと観光客が行けるようになったばかりです(1999年には行けませんでした)。
その時は道路も悪路しかなく、アクセスも悪いうえに治安も悪かった。

ベンメリアが「天空の城ラピュタ」のモデルになった。
などとデマが流れているようですが、間違った情報には惑わされないようにしてください。
天空の城ラピュタが公開されたのは1986年8月2日です
製作はその数年前から行われていると思われますが、その時代にはベンメリアには観光客は行けません
つまりモデルにしようとしても製作スタッフが行けなかったのです。
「天空の城ラピュタ」のモデルになった、と言うデマが流れ出したのは2000年に観光客がベンメリアに行けるようになって数年後に日本人観光客が増えた数年後位からです。
ラピュタのような雰囲気の遺跡なのでそのようなデマが流れ出したのでしょうね。
日本語ガイドの中には「ベンメリアがラピュタのモデルです」と嘘を言うガイドもいるので注意が必要です

ベンメリアはラピュタのモデルではないです

しかし、カンボジア人の間でもこの噂が浸透していて、遺跡周囲の子供達は「ラピュタ、ラピュタ、ワンダラープリーズ」と声をかけてきます。

上写真みたく足場もないような場所もありますが、概ねの通路は整備されているので高齢者の方でも問題なく観光できます。

ベンメリアの内部

崩壊が進んでいるだけに、観光時は探検気分が盛り上がります。密林に奥深く眠る様は、まさにザ・遺跡といった風情。どこか神秘的な雰囲気も感じられるでしょう。

AM10:30 コー・ケー観光

コー・ケー遺跡1

見事なまでにピラミッドのような遺跡が目立つ遺跡群。

この頃にはアンコール遺跡群を見慣れているため、こういった風変わりな遺跡の方が見応えを感じられるでしょう。

コー・ケー遺跡は、ピラミッド頂上へ登ることが可能です。頂上からの景色は中々見晴らしが良いです。

コー・ケー遺跡の頂上から見える景色

(遺跡は密林に囲まれている)

PM13:00 プレアビヒア観光

頂上から見える景色

4日目の最後は、タイとの国境沿いにある天空の寺院プレアビヒアへ。

プレアビヒアは、過去にはタイとの領土紛争問題の火種になったという曰く付きの寺院ですが、現在では安全に観光できるようになりました。

国際的に正式にカンボジアの領土と認められたため、カンボジア側から入ることしかできません。

そのため、シェムリアップから遠い道のりを経て観光するのが一般的です。

しかし、4時間もかけて行く価値はあります。

プレアビヒアの第五塔門

またいつタイとの国境紛争が勃発するか、可能性は0とは言えないので、行くなら今しかありません。

道のりは遠いですが、是非。

プレアビヒア寺院の魅力や、ベンメリアとコーケーを合わせて観光する際のアクセス方法については、以下の記事を参考にどうぞ。

5日目 搭乗までに時間があれば市内散策を

シェムリアップのプサルー市場

搭乗まで時間がある場合は市内のマーケットなどを巡るのがおすすめ。

そろそろ、遺跡観光には飽きているかと思うので、市場等で現地の人々の暮らしに触れてみるのも面白いです。

シェムリアップ市街周辺にはローカルな市場の他にお土産を買えるエリアも多々存在するので、搭乗時間が迫るまでシェムリアップ観光を満喫しましょう。

 

4泊5日のシェムリアップ旅行モデルプランは以上です。

早起きする日もありますが、見所満載で充実した旅行プランかと思います。

3泊4日なら郊外遺跡か大回りルート & バンテアイ・スレイのどちらかを削る

個人の好みによるので、一概にどの観光地を削るべきかは言えませんが、仮に旅行が3泊4日なら、上記4泊5日プランから郊外遺跡もしくは大回りルート & バンテアイ・スレイを削るのが良いかと個人的には思います。

シェムリアップの見所はどうしても遺跡が中心なので、トンレサップ湖を削ると人によっては遺跡ばかりで飽き飽きしてしまうかもしれません。

なので大回りルートやバンテアイ・スレイ、もしくは郊外遺跡を削る方が良いでしょう。

 

中には3泊4日の内、遺跡観光は1日だけで残りはホテルのプールやカフェでまったりと過ごす人も中にはいます。

「アンコールワットだけ見れば十分。あとはのんびりしたい」というタイプの人ですね。

上記で紹介した4泊5日スケジュールは見所満載ですが、人によっては詰めすぎと感じられるかもしれません。

臨機応変に自身が強く興味を持てそうな場所だけをピックアップして、残りはバッサリとカットするのもありです。

いずれにせよ、あくまでモデルプランなので参考程度に考えて頂くと幸いです。

旅行費用は合計12万円は用意しておきたい

今回の記事で紹介した4泊5日プランでシェムリアップを旅行する場合、航空券やホテル予約といった日本で予約・支払いすべき項目を含めて、旅費の総合計は12万円です。

これは朝に日本を発ち、当日夕方にシェムリアップに到着する航空券を購入して、宿泊ホテルは快適な五つ星ホテルといったプラン。

ホテルのランクを落としたり、航空券を選べばもちろん12万円以下にすることも可能です。

シェムリアップ旅行に必要な予算の内訳、街中の物価については以下の記事を参考にどうぞ。

 

この記事では4泊5日の旅行スケジュールを見所盛りだくさんのモデルプランで組んでみましたが、いかがでしたか。

上述した観光地を見てみると、1泊2日や2泊3日では短すぎる、5泊や6泊なら長すぎるだろうという印象を持たれた方は多いのではないでしょうか。

個人的にもシェムリアップ旅行に必要な日数は最低でも3泊4日、できれば4泊5日は欲しいです。

せっかく海外に行くのだから、弾丸ではなくのんびりと過ごして、一般的に見所とされている観光地はとりあえずでも回って見た方が発見が多くて楽しい旅行になるでしょう。

 

シェムリアップを観光する上で便利なホテルと街のエリア特徴については、以下の記事を参考にどうぞ。

シェムリアップでレートが高いおすすめの両替所については、以下の記事を参考にどうぞ。

シェムリアップ市街や郊外にある全ての観光地情報については、以下の記事を参考にどうぞ。

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