【厳選】バンコクのおすすめホテルガイド

タラートノーイ散策ガイド。バンコク屈指のお洒落カフェが集うエリアの見どころ。

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タラートノーイのアイキャッチ画像

古今が混在するバンコクには、高層ビルが立ち並ぶ一方で、昔ながらの古い町並み・建物が残るエリアが数多く存在します。

中でもバンコク・チャイナタウンの一画にあるタラートノーイ(Talat Noi)という場所は、昔の風情がたっぷりと染み込んだ魅力的な歴史の空間が残されています。

近年は散策スポットとして、また写真スポットとして大人気なエリアです。

ほっと一息つけるお洒落なカフェが多く、散策を楽しみながらバンコク創設に先立つ長い歴史を肌で感じるのに最適な場所です。

今回の記事では、タラートノーイおすすめのスポット、アクセス方法等を詳しく紹介します。

休日のバンコク散策には、是非タラートノーイへ行ってみてはいかがでしょうか。

タラートノーイ(Talat Noi / ตลาดน้อย)

タラートノーイの入り口

タラートノーイは、バンコク中華街の中心「ヤワラート」から南西に約600mの場所に位置するチャオプラヤー川沿いの一画を指します。

タラートノーイの地図

面積にするとサッカーコート約2面分くらいの広さ。サッと歩いて散策するだけなら、1〜2時間程度で済みます。

 

タラートノーイとは、日本語で「小さな市場」を意味します。一見には老朽化が進んだボロボロの住居が連なる裏通りですが、外観からは想像がつかない創造性に富んだ様々なカフェが点在しています。

簡単な歴史

タラートノーイの始まりは、1782年以来のタイ国の現王朝「チャクリー王朝」が成立した初期より、アユタヤからバンコクに移り住んだ閩南民系びんなんみんけい(東南アジアの華僑)が形成した小さな市場です。

現在では低迷しているものの、当時はチャオプラヤー川沿いに位置していたことから中国系移民の貿易拠点としても発展していました。

当時の富裕層だった華僑が建てた邸宅ていたくや神社、ショップハウス様式の住居といった100年以上も前の痕跡が現在でも多々残っています。

多くの建物は、外観はそのままに内装だけリノベーションされました。そして現在、路地には様々なアートが描かれ、タラートノーイ一画は観光スポットに変貌しています。

タラートノーイのウォールアート

(路地の至る所にお洒落なウォールアートがある)

タラートノーイのおすすめスポット8ヶ所

以下は、タラートノーイにあるおすすめスポットを記した地図です。

Google Mapの使い方
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  • 右上の拡大地図を表示します。
  • 番号❶〜❽ = おすすめスポット。

❶ パティナ・カフェ(Patina)

パティナ・カフェ(Patina)の外観

築200年以上の古民家をリノベーションしたカフェ。

一見には老朽した古民家にしか思えませんが、中に入るとアンティークな家具や中国風のアーチ、ヴィンテージスタイルの空間が広がっています。

パティナ・カフェ(Patina)1

パティナ・カフェ(Patina)2

パティナ・カフェ(Patina)の中華アーチ

パティナ・カフェ(Patina)で飲んだバタフライピー入りドリンク

パティナ・カフェ(Patina)のバーカウンター

レトロさとホッと一息つける雰囲気が魅力です。

ただ古いだけでなく、家具アンティークも中華レトロで統一しているのが特徴。

メニューは、コーヒーが1杯80〜140バーツ、モクテル160バーツ、ソーダ類100〜120バーツ、デザート類が60〜200バーツ。

小ぢんまりとはしていますが、写真スポットの多いカフェです。くつろぎながら撮影を楽しみましょう。

営業時間

❷ マザー ロースター(Mother Roaster)

マザー ロースター(Mother Roaster)の外観

こちらも特徴的で面白いカフェ。

1階の入り口は、なんと廃業した自動車部品工場。多くの残骸が散らばっています。

マザー ロースター(Mother Roaster)の入り口

これがカフェの入り口…?と思われるでしょうが、入り口です。

筆者も最初は入り口を間違ったか?と思いましたが、残骸の脇にあるカフェへの案内板通りに進み、階段を2階に上がるとカフェに到着します。

マザー ロースター(Mother Roaster)の店内1

マザー ロースター(Mother Roaster)の店内2

2階に着くと、小ぢんまりとしたお洒落なヴィンテージカフェが。

このマザーロースター、なんと70歳のおばあちゃんがバリスタを務めていることで有名です。いない時もありますが、運が良ければおばあちゃんがコーヒーを淹れる姿が見られます。

マザー ロースター(Mother Roaster)で飲んだゲイシャコーヒー1

マザー ロースター(Mother Roaster)で飲んだゲイシャコーヒー2

マザー ロースターで是非おすすめしたいコーヒーが、上写真のゲイシャ(GASHA RIVIARA / 200バーツ)。”伝説”だとか”幻”だとか”世界で最も高価なコーヒー”とも言われる品種です。

このゲイシャコーヒーがめちゃくちゃ旨い…!紅茶のような風味に、若干の柑橘系の酸味が入っています。

一度飲むと忘れられない味。「コーヒーってこんなに美味しかったんだ」と思わされた一杯です。

その他、メニューには一般的なコーヒー(各80〜120バーツ)やラテ類(各100〜140バーツ)もあり。

マザー ロースター(Mother Roaster)の店内3

こちらのカフェもホッと一息つける雰囲気です。のんびりコーヒータイムを楽しみましょう。

営業時間

❸ ロンクアク神社(Rong Kuak Shrine)

ロンクアク神社の外観

ラーマ5世統治時代(1868年 – 1919年)に建てられた古い中華系の神社。

小さな神社ですが、壁には中国神話や日常生活を描いた精巧な木彫りや壁画が飾られていて、意外と見応えがあります。

ロンクアク神社の中

中に祀られているのは関羽?劉邦りゅうほうでしょうか。調べてみたけれどもわからず終い。どなたか知っている方いたら教えてください。

なんにせよ中々見応えのある神社です。カフェ散策の合間に是非立ち寄ってみましょう。

❹ バーン リムナム タラートノイ(Baan Rim Naam Taladnoi)

バーン リムナム タラートノイ(Baan Rim Naam Taladnoi)1

チャオプラヤー川を眺めながらゆったりと食事できるおすすめレストラン。

川沿いのシートに座って、のんびりと食事を楽しみましょう。タラートノーイ散策中にお腹が減ったら是非立ち寄ってほしい店です。

バーン リムナム タラートノイ(Baan Rim Naam Taladnoi)2

(横になってリラックス。チャオプラヤー川から来る風がとても気持ち良い)

バーン リムナム タラートノイ(Baan Rim Naam Taladnoi)で食べた食事

食事は1品250〜300バーツ程度。タイ料理の他、ピザやステーキシーフード、ベジタリアンメニューなどがあります。

バーン リムナム タラートノイ(Baan Rim Naam Taladnoi)3

バーン リムナム タラートノイ(Baan Rim Naam Taladnoi)4

川沿いでまったり休憩したい人は是非。個人的にはかなり好きなレストランです。

営業時間

❺ ソー ヘン タイ マンション(So Heng Tai / 蘇恒泰)

ソー ヘン タイ マンション(So Heng Tai)1

タラートノーイのハイライト。最も映える写真スポット。

港湾事業で財を成した中華系の富裕層が、1797年頃に建てた邸宅です。現在はカフェになっています。

ソー ヘン タイ マンション(So Heng Tai)2

中国の伝統風水建築法の「四合院(口の字型の建物で、中庭が取られている。吉と考えられている)」で建てられていて、中庭にはプールがあります。

建物全てはチーク材で作られていて、建物内から中庭を眺めながらゆったりコーヒーを楽しめます。

中庭のプールは水深が3〜4mもある、いわゆるダイビング用のプールです。あまり手入れされていないのかゴミが浮いていて(訪れたのがコロナ禍だったからか)、筆者が訪れた時は泳いでいる人はいませんでした。

しかし、この歴史を感じる古い建物でのんびりと飲むコーヒーは旨い。

ラタナコーシン朝初期には最も雄大でモダンと捉えられていた邸宅。220年もの間、外観を変えることなく今も残り続ける歴史的建造物にはロマンがありますね。

タラートノーイ散策時には絶対に立ち寄るべきマストスポットです。

営業時間

❻ オールドカー・タラートノーイ(Old Car Talad Noi)

オールドカー・タラートノーイ(Old Car Talad Noi)

タラートノーイのランドマーク。

ただの古いオレンジ色の車ですが、なぜか映える。こんな車でも映えてしまうのがタラートノーイの魅力。

観光客のために残しておいているそうですが、車の上に座ったりして写真を撮ることはNGとされています。車に触れずに写真を撮りましょう。

❼ シチズン ティー キャンティーン(Citizen Tea Canteen)

シチズン ティー キャンティーン(Citizen Tea Canteen)

店内の装飾が独特なタイミルクティー専門店。

中国のハーブスパイスをブレンドさせたミルクティーや、チェンライ産の茶葉を加えたミルクティーなど、様々なタイティーがあります。

ミルクティーの味も良いのですが、とにかく店内の装飾が面白い。映えます。

シチズン ティー キャンティーン(Citizen Tea Canteen)2

シチズン ティー キャンティーン(Citizen Tea Canteen)の入り口

カフェ入り口も、なんともド派手なデザイン。

営業時間

❽ ホン・シェン・コン(Hong Sieng Kong)

ホン・シェン・コン(Hong Sieng Kong)1

チャオプラヤー川沿いに佇むレトロなカフェ。店内は広く、川沿いテラス席もあり。

また、店内は中華系のアンティーク家具と骨董品、古代遺跡を思わせる装飾が施されています。

ホン・シェン・コン(Hong Sieng Kong)2

ホン・シェン・コン(Hong Sieng Kong)の中華風アンティーク家具

(中華系のアンティーク家具)

ホン・シェン・コン(Hong Sieng Kong)の遺跡風装飾

(まるで遺跡のような雰囲気が面白い)

ホン・シェン・コン(Hong Sieng Kong)のテラス席

(チャオプラヤー川を見渡せるテラス席)

メニューはコーヒー類(各140バーツ前後)の他、タイ料理(各240バーツ前後)、ケーキ類(各140バーツ前後)、クラフトビール(各280バーツ前後)があります。

筆者が飲んだ「THE PEOPLE」というクラフトビールは、かなり美味しかったのでおすすめです。

少々薄味でしたが、口当たりが滑らかで飲みやすかったです。

 

かなり広々としたカフェで、写真スポットが盛り沢山。

こちらもカフェ好きなら是非とも足を運びたいスポットです。

営業時間

タラートノーイの行き方

タラートノーイの最寄り駅はMRTファランポーン(Hua Lamphong)です。

MRTファランポーンの1番出口を出ましょう。1番出口を出て南西へ約900m。徒歩12分ほどで到着します。

上GoogleMapのとおりに歩けばOKです。筆者もGoogleMapを参考にアクセスしました。

バンコクカフェ巡りにおすすめ

タラートノーイの裏通り

タラートノーイは小さなエリアではありますが、写真スポットやフォトジェニックなカフェで溢れています。

古い町並みも風情があって素晴らしいです。

カフェ巡りが好きな人、写真が好きな人ならバンコク観光中に絶対立ち寄るべきエリアと言えるでしょう。

意外にも観光客は少なく、閑散としているのも魅力です。静かな中でゆっくりと散策を楽しめます。

 

タラートノーイを有するバンコクの巨大中華街「ヤワラート」の見どころについては、以下の記事を参考にどうぞ。

タラートノーイ散策ついでにこちらもおすすめ!バンコクで話題のカルチャースポット「ソンワット通り」の完全ガイド

タラートノーイからもアクセスできる!ヤワラートにあるミシュラン・ビブグルマンを受賞した名店タイ料理屋台については、以下の記事を参考にどうぞ。

写真好きな人は、以下のバンコク・インスタ映えスポットのまとめも参考にどうぞ。フォトジェニックな場所をまとめて紹介しています。

バンコク観光の完全ガイド。初めての旅行で行きたいマストスポットをまとめて紹介しています。

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