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バンコクのチャイナタウンことヤワラート通り(Yaowarat Road / ถนนเยาวราช)は、バンコク随一のグルメストリートです。中華料理はもちろんのこと、タイ料理や、日本ではあまり見かけない珍料理の店が軒を連ねています。
ヤワラートは、タイ人の間で「ヤワラートで店を開業しても、美味しくなければ3ヶ月もたず潰れる」と言われるほどの廃業率が高い食の激戦区です。つまり、この地で長年生き残っている店は舌の肥えたタイ人に認められた本物の名店ということ。
今回の記事では、そんな食の街ヤワラートにおいて「ミシュランのビブグルマンに掲載されている隠れたタイ料理屋台」4軒を紹介します。
いずれも「え?こんな場所にミシュラン掲載の店が!?」と驚くくらいローカルな雰囲気です。しかし、味は本物。本当に美味しい。
タイ料理好きは是非行ってみてはいかがでしょうか。
いずれの店もローカル屋台なので英語は通じません。タイや海外旅行そのものに慣れていない人は下記KKdayのツアーを利用して巡るのがおすすめです。
筆者も上記KKdayのツアーを利用しました。
ツアーでは日本語ガイドが付くためタイ料理に詳しくなくても、料理名はもちろん、質問すれば材料や素材などについても詳しく教えてくれます。
なんとなく食べるだけよりも、予備知識がある方がもっと美味しく感じられるでしょう。
また、ツアーではトゥクトゥクに乗車して回ります。タイらしさもあって良いです。
もくじ
- 紹介するヤワラートのタイ料理屋台の地図
- ❶ リムラオゴウ / 林老五(Lim Lao Ngow / ลิ้มเหล่าโหงว)。絶品タイラーメン(バミー)の屋台
- ❷ パートンコー サボイ(Patonggo Savoey)。パンダンカスタードをかけて食べる美味しいタイ風揚げパン
- ❸ クイジャップ・ナイエーク(Nai Ek Roll Noodle / ร้านก๋วยจั๊บนายเอ็ก)
- ❹ ルンカオパットプー(Weng (Woeng Nakhon Kasem) Crab Fried Rice / เวิ้งข้าวผัดปู)。美味すぎる蟹チャーハンの屋台
- ヤワラートのタイ料理屋台グルメツアーはKKdayがおすすめ
紹介するヤワラートのタイ料理屋台の地図
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- 紹介するタイ料理屋台は❶〜❹です。
- 青色の電車マークは、ヤワラートの最寄り駅MRTワットマンコンです。
❶ リムラオゴウ / 林老五(Lim Lao Ngow / ลิ้มเหล่าโหงว)。絶品タイラーメン(バミー)の屋台
1店目は、ヤワラート通りからソンサワット通りに入り少し南に歩いた路地(徒歩約4分)に位置するタイ風ラーメン(バミー)の屋台。店名はリムラオゴウ(漢字で書くと「林老五」)。
一見ごく普通の屋台ですが、2018年〜(記事執筆時点の)2023年まで6年連続でミシュランビブグルマンに掲載されている名店です。
リムラオゴウのバミーは自家製のコシがある麺と、豚の骨と魚で取った出汁、ルークチン(魚のすり身をボール状にしたもの)、そして魚の皮で作ったワンタン「キャオプラー(เกี๊ยวปลา)」が特徴です。
こちらがバミー。1杯50バーツ。さすがローカルグルメ。安い。
この自家製麺がコシがあって食べ応え抜群です。当然ですが、その辺のフードコートで食べるバミーとは全然違います。
スープの味は、ややあっさり系。なんでしょう、二日酔い明けにめちゃくちゃ食べたくなるような美味しいバミーです。
具材のワンタンは意外にもモチモチ食感。そして中はジューシー。こちらも美味しい。
あまり量は多くないです。腹5分目くらいの量。お腹いっぱい食べたい人なら2杯食べるのもありです。
ちなみにスープなしのバミー(バミーヘン)も注文できるので、1杯はスープ有、1杯はスープ無しで食べてみるのもおすすめです。
隣のサテの屋台も美味しい
「サテ」とはイスラム風串焼きタイ料理です。串に刺した鶏肉をピーナッツ+ゴマ風味のタレにつけて食べます。日本人でも好きな人が多く、とても食べやすい料理です。
リムラオゴウの真隣にサテの屋台があり、こちらも多くのタイ人が訪れる人気店。注文すれば、リムラオゴウのテーブルでサテも食べられます。一緒に食べてみてはいかがでしょうか。
リムラオゴウの店舗情報
- 営業時間 / 毎日16:30〜20:30
- GoogleMapで場所を確認する
❷ パートンコー サボイ(Patonggo Savoey)。パンダンカスタードをかけて食べる美味しいタイ風揚げパン
パートンコー(Patonggo / ปาท่องโก๋) とは、タイ風の揚げパンです。
日本の揚げパンとは違いパン自体に砂糖などの甘味がつけられていないため、カスタードや練乳などにつけて食べます。
タイでは朝食時に食されたり、ヤワラートのようなグルメ街では間食やデザート代わりに食べられることも多いです。スイーツ的な要素も持つタイ料理です。
外はパリッと中はふわっとした食感で、タイ料理の中では比較的食べやすいことから日本人にも人気。
ここで紹介するパートンコー サボイ(Patonggo Savoey)も、もちろんヤワラートの人気店。2018年と2019年にミシュランのビブグルマンに掲載されました。
店頭で揚げられているパートンコー。ほどよく揚げ色がついていて、とても美味しそう。
この店でのおすすめは、パンダンカスタードをかけたパートンコー(Grilled Pa-Tong-Go with Topping / Pandan Coconut Custard)。上写真の量で50バーツです。
カスタードと言えば、我々日本人的にはプリンのような味が一般的でしょう。しかし、ここは東南アジアのタイ王国。なんとパンダンリーフ(日本名:ニオイタコノキ)を使用したカスタードをかけて食べます。
このパンダンリーフ、東南アジアでは「東洋のバニラ」なんて呼ばれるほど香りが良く、パートンコーとの相性抜群。
パートンコーのサクサクもちもちした食感に、エキゾチックなパンダンリーフの香りと味。これぞタイならではの料理。
甘いものが好きな人は是非食べてみてほしいです。
お店の情報
- 営業時間 / 17:30〜23:30
- 定休日 / 月曜日
- GoogleMapで場所を確認する
- Facebookページ
❸ クイジャップ・ナイエーク(Nai Ek Roll Noodle / ร้านก๋วยจั๊บนายเอ็ก)
クイジャップとは、米麺をマカロニのようにクルッと巻き、モツなどの具材とスープを一緒に食べる麺料理です。
ヤワラートはじめチャイナタウン周辺にはクイジャップの店が複数存在しますが、中でも圧倒的に地元タイ人から人気を博しているのが、この「クイジャップ・ナイエーク(Nai Ek Roll Noodle / ร้านก๋วยจั๊บนายเอ็ก)」。
2018年と2019年にミシュランのビブグルマンを受賞しています。
クイジャップと言えば、他店では結構あっさり味のスープが使われることが多いですが、クイジャップ・ナイエークの味はやや濃いめ。
醤油味でしっかりと煮込まれ、かつ胡椒の味が効いていてパンチがあります。
しかし、やはり旨い。麺・スープ・具が三位一体でバランス良く食感と旨味を引き立てています。
こちらがクイジャップ。1杯70バーツです。
クイジャップ・ナイエークではトッピング材料を一品選べるのですが、タイ人も外国人も口を揃えて言うおすすめトッピングが「クリスピーポーク(Crispy Pork)」。
カリカリっとして香ばしい豚肉がクイジャップとの相性抜群です。
カリカリでジューシーなクリスピーポークがたまりません。
お店の情報
- 営業時間 / 毎日8:00〜0:00
- GoogleMapで場所を確認する
❹ ルンカオパットプー(Weng (Woeng Nakhon Kasem) Crab Fried Rice / เวิ้งข้าวผัดปู)。美味すぎる蟹チャーハンの屋台
最後に紹介するのはヤワラートのやや奥にある、蟹チャーハン(カオパット・プー)が美味しいことで有名なタイ料理屋台。
こちらもローカル感満載な雰囲気。一見にはミシュランのビブグルマン掲載店だとは想像もつきません。
しかもこの店、なんとミシュランのビブグルマンを4年受賞しているにも関わらず、あえてビブグルマンの証を屋台に飾っていません。ビブグルマン受賞店であることを隠しているのです。
理由は、あまりにお客さんが増えすぎて捌ききれなくなったため。まさに美味しい料理を提供している証ですね。
お店の雰囲気はこんな感じ。どローカルですね。しかし、筆者が訪れた19時ころは満席で待ちが発生していました。
お客さんの9割はタイ人です。外国人にはあまり知られていない店という印象です。
こちらが蟹チャーハンのカオパット・プー(ข้าวผัดปู)。一皿100バーツ。
見た目はどこにでもありそうな蟹チャーハン。しかし、この蟹チャーハンは格別!
筆者は今回のツアーに知人と参加したのですが、筆者も知人も今回巡った4軒の料理の中で、一番この蟹チャーハンが美味しかったという意見が合致しました。
そのくらい美味しい。お米はパラパラとしながらも、ややしっとり感あり。
あと調味料のバランスも良い気がする。
加えると、ルンカオパットプーは一度に一食分しかチャーハンを作りません(そのため客が増えすぎると捌ききれなくなる)。だから必要分の熱量がちゃんとある…!という印象です。
ちなみに店員さんいわく、まず最初の一口はそのままチャーハンを食べてみてほしい、と。そして二口目からは備えてあるライムをかけて食べると、より美味しく食べられるとアドバイスをくれました。
店員さんの言う通りに食べてみると本当に旨かった!
「格別」という言葉がふさわしいです。そのくらい本当におすすめのお店です。
お店の情報
- 営業時間 / 18:00〜23:00
- 定休日 / 月曜日
- GoogleMapで場所を確認する
ヤワラートのタイ料理屋台グルメツアーはKKdayがおすすめ
今回の記事で紹介した店達は、旅慣れている人なら自力で回ることもできなくはないですが、個人的には冒頭にも記載したようにKKdayのツアーを利用するのがおすすめです。
やはり料理は知識やうんちくを少しでも知っておくだけで、単に食べるよりも美味しく感じるもの。
なので今回、日本語ガイドさんに様々な豆知識を教えてもらったのもあり、一層タイ料理の魅力を知れました(しかもガイドさんはとてもフレンドリー)。
また、ヤワラートを含めたチャイナイタウンは交通量が多く、バンコク随一の雑多なエリア。旅慣れていない人は道に迷ったりするかもしれません。
また、スリなども多いエリアなので初心者は注意が必要です。加えて今回紹介したローカル屋台は英語がかなり通じにくいです。
そのため、ガイドさんがいるだけで安心できます。
ガイドさんは料理のことだけでなく、今自分達がいる場所(道路)などの歴史も教えてくれて非常に興味深かったです(ヤワラートは歴史があるエリアですからね)。
ツアー中はずっとトゥクトゥクに乗っているわけではなく、ガイドさんと一緒に様々な通りを歩いて沢山の面白いポイントも教えてもらえます。シャッター機会も多いです。
食べるだけじゃない、ライトアップされた夜の寺院へも案内してくれる
さらにKKdayが提供しているツアーの満足度が高かったポイントは、食後にライトアップされた寺院へも案内してくれたこと。
(食後に案内してもらったロハ・プラサート ワット・ラチャナダラム / GoogleMap)
夜の寺院周辺は人が少なくて治安が悪そう。でもライトアップされた綺麗な姿が見たい。そんな時も現地ガイドさんもトゥクトゥクドライバーもいるから安心です。
大満足のツアーでした。日本からタイ旅行に来る人はもちろん、バンコク在住者の人にもおすすめです。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も日本語で可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)
その他、ヤワラートの観光の見どころやアクセス方法、おすすめホテルなどをまとめた、バンコク・チャイナタウン完全ガイドについては、以下の記事を参考にどうぞ。
ヤワラートのお洒落デザイナーズホテル「シャンハイ マンション バンコク」宿泊レポート。
チャイナタウンの一角にある話題のカルチャースポット「ソンワット通り」と「タラートノイ」については、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコク観光の完全ガイド。初めての旅行で行きたいマストスポットをまとめました。
バンコクのインスタ映えスポットまとめ。写真好きな人は下記の観光地がおすすめです。
その他、タイ料理が好きな人は以下の記事も参考にどうぞ。