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ホアヒンのガイドブックには載らないB級スポット。路上の美術館「チャアム グラフィティ ファクトリー(Cha-am Graffiti Abandoned Factory)」

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グラフィティファクトリーの写真集

ホアヒンといえば、王室御用達の別荘地がある閑静なビーチリゾート地として知られています。

パタヤやプーケットに比べ歓楽街的要素は少ないものの、タイの素朴な雰囲気とリゾート感を一遍に味わえるということで、都会の喧騒から離れて穏やかな時間を過ごしたい人達からの人気が高い場所です。

そんなホアヒンに、閑静なビーチリゾート地らしからぬ珍スポットがあるのはご存知でしょうか?

それは「グラフィティファクトリー」と呼ばれる、工場跡地の壁という壁全てに、非常にレベルの高いグラフィティアートが描かれてある場所です。

バンコクをはじめ、タイ全土にて見られるグラフィティーアートですが、ここまで多くのグラフィティが集結した場所は他にありません。

アート好きな人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

チャアム グラフィティファクトリー(Cha-am Graffiti Abandoned Factory)とは?

グラフィティファクトリーの入り口

(グラフィティファクトリーの入り口)

正式名称は「Cha-am Graffiti Abandoned Factory

意味は、チャアム(ホアヒンに隣接するリゾート地の名前)の放棄されたグラフィティ ファクトリーと言ったところでしょうか?

このグラフィティーファクトリーは、2014年4月にMOS(Meeting of Styles)という、国際的なアート愛好家の団体が開催したグラフィティイベントの会場となった場所です。

イベントは2日にわたって開催されました。

グラフィティファクトリーという呼び名ですが、イベントが工場の跡地を利用して開催された為、このように呼ばれるようになったのです。

MOS(Meeting of Styles)とは?

MOSは、世界中のグラフィティアーティストや芸術愛好家によって、2002年にドイツで形成された非営利団体です。

国際的なアートコミュニティの発足と、若いグラフィティアーティストの後援を目的として設立され、これまで250回以上ものグラフィティイベントを世界中で行ってきました。

MOSのイベントには世界中から数千人のギャラリーが集まります。

その為、単に壁に絵を描くだけではなく、異文化間の交流や意見交換の機会を得る場にもなっています。

こうしたポジティブな理由から、活動にかかる経費を容易ではない公的資金やスポンサーに依存しているにも関わらず、様々な国でのイベントを250回以上も開催できています。

全ての壁に描かれた個性的なアート作品達

グラフィティファクトリーの中

グラフィティファクトリーの敷地面積は中規模のバスターミナルくらいはあります。結構広いです。

この跡地全ての壁という壁に個性的なグラフィティが描かれているのです。作品数は、枚数にして50以上はあるのではないでしょうか。

1ブロックごとに一枚の作品が描かれているので、まるで展示会のように順番に歩きまわりながら作品を見ることができます。

全ての作品を紹介するのは難しいので、ここでは特に印象に残った数枚の作品を載せておきます。

DIAMOND

ダイアモンド

DIAMONDのMが、Wu-tangのWを逆さにして描かれています。

HIPHOP好きならニヤッとする一枚。

マルディ

ホアヒンのマルディ

タイ出身のグラフィティライターALEX FACEが描いた三つ目のウサギ「マルディ」。

バンコクでも見かけたことのある方は多いと思います。

修道女

修道女

両手にビールを持つ修道女。こういうギャップのある組み合わせは、世間に中指を立てたがる人は好きだと思います。

波乗りする骸骨

波乗りする骸骨

ヤシの木が立つ島の周りを波乗りする骸骨。

よく見ると、右側に吸盤がついたタコの足のような物が描かれています。タコの骸骨なのでしょうか?

アステカ先住民

民族衣装

被っている仮面と頭につけた羽、服装からしてアステカ先住民の衣装だと思われます。せっかくなんだから、タイの民族衣装を書いてくれよ!と思った一枚。

抱き合う骸骨

抱き合う骸骨

こちらは天井にかけて描かれた大きなグラフィティ。

2体の骸骨が抱き合っています。骸骨はパーツが多いからバランス良く描くのが難しいのです。にも関わらず、これだけ大きな場所に書き上げるとは、本当に感服です。

中国語

中国語

中国語のグラフィティもありました。

意味は

實在=誠実な

泰友=タイの友達

だそうです。「誠実なタイの友達?」ポジティブな意味であることは間違いなさそうです。

それにしても、漢字って本当に絵になりますね。

海賊と子供

海賊
子供

どちらもコミカルなグラフィティ。文字の色合いがカラフルですね。

ESA CREW

ESA CREW

タイ人グラフィティアーティスト「ESA CREW」のグラフィティ。独特のタッチと色合いがさすがとしか言いようがない一枚。

ESA CREWが2012年に作った、シボレーにアートを施す動画はタイ国内でも話題となりました。

中学生が喜ぶ作品

中学生が喜ぶ作品

20代後半の自分もしっかり喜びましたが。

ジョーカーとゴリラ

ジョーカーとゴリラ

バッドマンの名悪役ジョーカーとゴリラのグラフィティ。

有名なキャラを描くのはプレッシャーがかかるものでしょう。しかし、誰もが納得するであろう完成度で書き上げているのはさすがです。

敷地外に転がっている岩ですら見逃せない

敷地の外に転がっている岩

工場の敷地外に転がっていた岩にでさえも、グラフィティが施されていました。これだけ書いても書き足りなかったのでしょうか。

グラフィティファクトリーの場所


グラフィティファクトリーの場所は上地図の赤色の星です。

目印となる最寄りの施設はホアヒン空港です。(地図上飛行機のマーク)

地図上のオレンジで囲んである場所が、ホテルやバスターミナルがある市街地で、市街地からの距離はおよそ7キロとなります。モーターサイなら約70バーツで行くことができます。

当然ですが、入場料金は無料なので気兼ねなく行けますね。

まとめ

今回はちょっと変わったB級観光スポットの紹介となりました。

ただ、意外にもタイを始めとした東南アジアが好きな方で、同時にこうしたストリートカルチャーも好きな方は多いので、少しくらいは需要がある情報かなとは思います。

タイはグラフィティが盛んな割には、詳細な情報を載せたブログが少ないので、今後も自分を含め、物好きな少数派の役に立つ情報を提供できればと思うばかりです。

その他、ホアヒンにある全ての観光地情報については、以下の記事を参考にどうぞ。

バンコクからホアヒンへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。

ホアヒンのおすすめホテルまとめ。バックパッカー向けの格安宿から非日常を味わえる高級ホテルまで。

ホアヒンのインスタ映えスポットならここもおすすめ!隠れ家カフェ「トップ・シークレット・ビーチ」

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