この記事には広告を含む場合があります。広告の場合は、紹介している「商品の購入」「サービスの利用」によって、当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
(ワットカオシーチャンのブッダ)
ワットカオシーチャン(Wat Khao Chi Chan / พระพุทธรูปเขาชีจรรย์)とは、パタヤビーチから南へ約23kmの場所(車で片道35分前後)に位置する巨大な山です。
通称ブッダマウンテンとも呼ばれるこの山の崖には、高さ109メートル・幅70メートルもある金色の巨大な仏陀象が彫刻されています。
彫刻されている仏陀のサイズは、崖に掘られた物としては世界最大級とのこと(比較対照は極めて少ないと思いますが)。
「山」「仏陀」、そして「超巨大」という神秘的なキーワードが組み合わさった場所であるため、信仰的なパワーを得られるでしょう。人によってはパタヤのパワースポットと認識しています。
ワットカオシーチャンには、崖に掘られた仏陀以外に特に何もないため、観光における滞在時間は20分〜長くても30分といったところです。
ガイドがいるわけでもなく、仏陀に関するパンフレット、関連する展示品なども特に見当たりません。観光地というよりランドマーク・撮影スポットのような場所だと言えます。
(見た目のインパクトがとてつもないため、インスタ映えするのは間違いない。大勢の観光客が崖の麓で写真撮影に勤しんでいる)
入場料は無料なので昼間の暇つぶしにフラっと寄ってみると良いでしょう。
また、ワットカオシーチャンから車で15分程の場所にはノン ヌット トロピカル ガーデンがあるので、せっかくなら一緒に観光するのがおすすめです。
今回の記事では
- ワットカオシーチャンの概要
- 敷地内でのタンブン
- パタヤビーチ周辺からの行き方
について詳しく記載しています。
パタヤには動物系やアクティビティ系の観光地はごまんと存在しますが、こうした宗教建築物系の観光地は少ないです。
(有名な場所だとサンクチュアリオブトゥルースやワット・ヤンサンワララームくらい)
そのため、動物系やアクティビティ系の観光地に飽きた人、宗教建築物系の観光地が好きな人には特におすすめの場所です。
ワットカオシーチャン(Wat Khao Chi Chan)
(ワットカオシーチャンの入り口)
ワットカオシーチャンは、故ラーマ9世(プミポン前国王)の即位50周年を記念して1996年に建設(彫刻開始)されました。
仏陀が描かれている山はもともと、ベトナム戦争中に米軍が鉱業のために採掘を行っていた場所でしたが、戦争終了後は鉱山としての役割を終え、最終的に今の姿になったとのこと。
現在では山の麓には小さな湖があり、周辺には花や緑の草が植えられ、ピクニックに最適と言えるほど清々しい雰囲気と美しい環境が広がっています。
ワットカオシーチャン麓に広がる小さな湖
(山の周辺は手入れされた緑が一杯。大きな公園のようになっている。ビューポイントには1回10バーツで利用できる望遠鏡もある)
軽食中心の飲食店も出店していて、観光地らしい雰囲気が出ています。
ブッダ像のデザインはスコータイ仏
ワットカオシーチャンに描かれた仏陀像はスコータイ仏と同じ様式でデザインされています。
スコータイ仏と言えば、丸みを帯びた女性的なラインと、慎ましいと言うべきか質素な色合いとデザインが特徴です。
確かに、以前スコータイに訪れた時に見たいくつかの仏像と似通っていると思える部分が多々ありました。
(スコータイを代表する仏像。ワット・シー・チュム(Wat Sri Chum)。ポーズや黄衣といい、ワットカオシーチャンの仏陀はスコータイ仏と似通っている)
実際に見たスコータイに点在する仏の数々も相当なインパクトでしたが、ワットカオシーチャンの仏陀も絵とはいえ壮大なスケールであるため、そのインパクトは大きいです。
人間性を超越していることが感じられます。
ちなみに、ワットカオシーチャンの仏陀はレーザー技術を駆使して描かれたとのこと。
ワットカオシーチャンでのタンブン
ワットカオシーチャンの敷地内には、いくつかタンブンできる場所があります。
仏像の写真を撮るだけではなく、せっかくならタンブン(お参り)もして徳を積みましょう。
タイでのお参りの仕方については、以下の記事も参考にどうぞ。
タンブンに使うセットは50バーツで購入できます。
(タンブンに使うセット)
お供えの線香に火をつけて
お祈りします
お祈りしたら、線香とろうそくを線香立てに立て、お花を仏像の前に備えて終了です。
望遠鏡が設置されているビューポイント付近にもタンブンできる場所があり、同様に50バーツでセットを購入します。
(ビューポイント近くのタンブンできる場所)
ちなみに、ビューポイント近くのタンブンできる場所では、タンクトップやミニスカートなどの極端に肌を露出した格好での入場は禁止されています。
禁止されている服装の人は、受付で長いパンツを貸してもらえます。
ビューポイント近くのタンブンできる場所では、金箔も手渡され、最後に安置されている仏像のどこかに金箔を貼ります。
仏像のどこに金箔を貼るかで、授かれるご利益が異なります。自分が「これだ」と思える場所に金箔を貼りましょう。
- 頭 = 知性
- 顔 = 仕事、昇進
- 腹部 = 富
- 胸 = 容姿
- 腕 = 権威
- へそ = 生活
- 足 = 住宅
ワットカオシーチャンへの行き方
ワットカオシーチャンは、パタヤビーチから南へ約23km、車で片道35分前後の場所に位置しています。
パタヤビーチからワットカオシーチャンへのGoogle Map
パタヤビーチからのアクセスにはタクシー等を往復でチャーターすることになります。
パタヤビーチ周辺に点在する旅行代理店では、往復で400バーツでタクシーをチャーターできるので、旅行代理店かタクシーカウンターを利用すると良いです。
周辺に旅行代理店やタクシーカウンターが見つからない場合は、グラブタクシー(使い方)を利用すると良いです。
(パタヤで旅行者が歩くエリアには、上写真のような旅行代理店やタクシーカウンターがいくつも存在している。探すまでもなく見つかる。流しのタクシーを捕まえるよりも安い)
交渉次第ではもう少し安くなるでしょうが、ひとまずは往復400バーツを目安と考えておくと良いでしょう。
また、冒頭でも述べたように、ワットカオシーチャンから8km(車で15分)ほどの場所にはノン ヌット トロピカル ガーデンがあります。
せっかくなので、ワットカオシーチャンへ行く際には、ついでのノンヌット トロピカル ガーデンも観光すると良いでしょう。
ノン ヌット トロピカル ガーデンも回る場合は、タクシー料金は合計で600バーツくらいは見ておくと良いです。
(ワットカオシーチャンからノン ヌット トロピカルガーデン)
ワットカオシーチャンの開放時間と入場料金
- 開放時間 / 毎日9:00〜18:00
- 入場料金 / 無料
パタヤのブッダマウンテン
ワットカオシーチャンは、パタヤの数少ない入場料金無料の観光地なので、せっかくなら一度行ってみると良いです。
仏像の絵を見て写真を撮ってタンブンするくらいしかやることはないので、パタヤ滞在時間が短い人が行くのはもったいないですが、ノン ヌット トロピカル ガーデンに訪問予定の人はセットで行きましょう。
インスタ映えする場所なので、SNS受けは良いかと思います。
パタヤには宗教建築物系の観光地が少ないので、個人的には訪れてみて新鮮な気持ちになれました。
その他、パタヤで行くべきおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。
パタヤの宗教施設で絶対行くべきスポット。「サンクチュアリ・オブ・トゥルース」の魅力。
パタヤのインスタ映えスポットまとめ。写真好き必見のカフェをまとめました。
パタヤのおすすめホテルまとめ。エリアごとの解説とあわせてコスパの高いホテルのみを厳選して紹介。