【緑色に輝く仏塔】ワットパクナム。タイ・バンコクで最も注目を集める観光地【行き方・服装も解説】

ワットパクナムの仏舎利塔

(ワットパクナムの5階にある仏舎利奉安塔ぶっしゃりほうあんとう仏伝図ぶつでんず。ワットパクナム最大の見所)

タイの寺院と言えば、きらびやかな装飾とエキゾチックな雰囲気が特徴です。

王室にゆかりのある三大寺院をはじめ、世界遺産のアユタヤ遺跡など、タイ各地にある寺院や仏塔、仏像は仏教文化の遺産として多くの観光客を魅了しています。

 

有名観光地とされる寺院には、建築様式や仏像、仏塔などに何かしらの大きな特徴があり、また寺院によっては預かるご利益が異なります。

そのため、ある寺院はパワースポットとして知られ、またある寺院は珍スポットとして知られているのもタイ寺院の面白い所です。

 

今回の記事で紹介するワットパクナムは、とりわけて日本人観光客からの人気が急上昇している寺院です。

(多い時は1日400人〜500人もの日本人が訪れる)

最大の見所となるのは、緑色のガラスで造られた仏塔と仏塔頭上のドーム型の天井に描かれた仏伝図(冒頭写真)。

他の寺院にはない神秘的な雰囲気を醸し出しています。

 

寺院では日本語のパンフレットを貰えるので、予備知識がなくても楽しめます。

ワットパクナムの日本語パンフレット

(日本語パンフレット。ワットパクナムから最寄駅までの帰り方も記載されている)

また、ワットパクナムは千葉県(成田空港近く)に支院が存在します。

参考 ワットパクナム寺院日本別院ワイワイタイランド

(日本人の僧侶がワットパクナムでタイの仏教を学び、日本に支院を建設した)

日本との間に深い縁を感じられるのも、日本人観光客からの人気を集めている理由と言えるでしょう。

今回の記事では

  • ワットパクナムの見どころ
  • アクセス方法
  • 参拝時のマナー
の3点について詳しく記載していきます。

興味がわいた方は、是非訪れてみてはいかがでしょうか。

ワットパクナム(Wat Paknam Phasicharoen)とは

ワットパクナム大仏塔

(寺院内にあるワットパクナム大仏塔。冒頭写真の仏舎利奉安塔は大仏塔内の5階にある)

ワットパクナム(正式名称:ワットパクナム パシーチャローン・トンブリー/タイ語:วัดปากน้ำภาษีเจริญ)は、アユタヤ時代に設立されました(設立の正確な日付は不明)。

寺院で頂いたパンフレットによれば、寺院内にある上写真のワットパクナム大仏塔は、タイ国王陛下と王妃陛下72歳の記念として建設されたとのこと。

 

ワットパクナムが全国的に有名となった理由には、前僧正そうじょう(僧侶の中でも最上級の官職)の故・ルアンポーソッド(1884-1959)による功績が大きかったためとされています。

(故・ルアンポーソッド)

ルアンポーソッドの金製仏像

(ルアンポーソッドの金製仏像)

故・ルアンポーソッドは、これまでにない新たな座禅・瞑想方法を説いた人物として、当初は当局からの批判もあったものの、結果的には今日までタイ国内において大きな影響力を与えた人物として認識されています。

寺院内にあるワットパクナム大仏塔は、故・ルアンポーソッド氏の帰依を表す場所であり、仏教徒の信仰を集める象徴的な場所であるとパンフレットで紹介されています。

 

ルアンポーソッドの写真

ちなみに、バンコクの飲食店などでは、ルアン・ポーソッド氏の写真が飾ってあるのを度々見かけます。

ルアン・ポーソッド氏が影響力のある人物であることがよくわかる。

ワットパクナム大仏塔

寺院内で一際目立つワットパクナム大仏塔の存在は、ワットパクナム観光のハイライトであり、同時に観光客から人気を博している理由でもあります。

大仏塔の高さは80メートル。

京都・東寺の五重塔(高さ約55m)を凌ぐので、それなりに見た目のインパクトを感じられます。ちなみに、ワット・アルン(高さ約75m)よりも高い。

下から見た大仏塔

(下から見た大仏塔)

ワットパクナムの観光

ワットパクナム大仏塔の内部には、合計で5つのフロアが存在しています。

以下に寺院で頂いたパンフレットに書いてある各フロアの特徴を記載しています。

  • 5階:プッタクナーロム室(仏舎利奉安と仏伝図がある)
  • 4階:タンマクナーロム室(ルアンポーソッド師の金製仏像がある)
  • 3階:サンマクナーロム室(博物館)
  • 2階:タンクナーロム室(儀式行事、会議、瞑想をする場所)
  • 1階:タイ芸術・文化遺産を展示
ワットパクナムの2階

2階。儀式行事、会議、瞑想をするタンクナーロム室。奥にはプミポン国王の肖像画がある。

 

ワットパクナムの3階

3階。仏像などが展示されている博物館。

日本のワットパクナム支院から送られてきた涅槃仏なども展示されています。

 

ワットパクナムの4階

4階にはルアンポーソッド師の金製仏像がある。このフロアはタンブンする場所としても使われています。

5階/ガラス仏塔と仏伝図が美しいプッタクナーロム室

ワットパクナムの5階

最上階となる5階には、ワットパクナム最大のハイライトである緑色のガラスで造られた仏舎利奉安塔と、塔頭上に仏伝図が描かれています。

ワットパクナムの僧侶によれば、5階は天国を表現しているフロアであり、仏伝図に描かれている絵は天使をイメージしているとのこと。

プッタクナーロム室

この仏伝図については、「CGのようだ」「プラネタリウムみたい」「神秘的」などの様々な感想を聞きますが、個人的にはサイケデリックの一言に尽きるかと思います。

自分は趣味として1960年代後半頃に流行したサイケデリック・ロックのレコードを集めていた時期があったのですが、上の写真なんてまさにサイケデリック・ロックのレコードのジャケットに使われていそうな雰囲気。

神聖な場所にふさわしいとは思えない派手な配色の組み合わせがそそります。

 

自分は一度も体験したことはありませんが、うまく瞑想状態に入ると実は心が落ち着くというよりサイケ系のドラッグを使用している時と同じ状態に入ると聞いたことがあります。

失礼ですが、この仏伝図を描いた人は、こうしたことを知っている上で、優れた瞑想状態を誘発させるためにこの配色を選んだのではないのだろうか…そんなことを想像させる場所でした。

ワットパクナムの5階

日本人にはない芸術的感覚が至る所で垣間見えます。

 

ワットパクナムの5階から見える景色

(5階から見える景色。中々気持ちが良い)

隣のB級スポット「ワットクンチャン」

ワットクンチャン

ワットパクナムから伸びる橋を渡った対岸には、ワットクンチャン(Wat Khun Chan)という名の変わった寺院があります(上写真)。

仏塔の入り口にトラやオウム、馬の彫刻が並ぶ奇抜な寺院です。

MAP

ワットクンチャンにかかる橋

(ワットパクナムからワットクンチャンへは、両寺院の間にかかる橋を渡る)

ワットクンチャンの仏像

ワットクンチャンは、奇抜な仏像や彫刻が並んでいるだけで、それ以上でもそれ以下でもない場所だと個人的には思いますが、ワットパクナムに来たならばついでに足を運んでみてはいかがでしょうか。

ワットパクナム参拝時の服装

パンフレットには、「観光の際は露出度の高い服装を避けること」と記載されていますが、自分は短パンにTシャツで入れました。

院内では靴を脱ぐのでサンダルでの来院も可能です(脱いだ靴やサンダルは備え付けの袋に入れて持ち運ぶ)。

タンクトップやミニスカートなど、よっぽど露出度の高い服装でない限り、服装に気を使う必要はありません。

男性なら、半袖と長ズボンであれば絶対に問題ないです。女性は、Tシャツにロングスカート、あるいはタイパンツや七部丈パンツなどで問題ありません。

万が一露出度の高い服装で来院した場合は、ズボンや上着代わりに羽織を貸してもらえます。

ワットパクナムの行き方・ツアー

ワットパクナムへの行くには、以下2つの方法があります。

  • 最寄りBTSからタクシーまたはソンテウに乗る
  • ツアーを利用する
最も簡単なのはワットパクナム最寄りのBTSからタクシーに乗ることです。

ただ、海外旅行に慣れていない人はツアーを利用するのもあり。

以下で各アクセス方法について詳しく解説します。

最寄りBTSからタクシーまたはソンテウでアクセスする

ワットパクナムの最寄り駅は、以下2駅存在します。

  • BTS ウタカート(Wutthakat)
  • BTS タラートプルー(Talat  Phulu)
バンコク路線図

(ピンク色の四角で囲んでいるのがBTSタラートプルーとBTSウタカート)

各BTSとワットパクナムの位置関係

ワットパクナムとBTSタラートプルー・BTSウタカートの位置関係

BTS タラートプルーからでもBTS ウタカートからでも、ワットパクナムへの距離は約1.5kmです。

徒歩で行けないこともないですが、少々疲れる距離。

なのでBTSからはタクシーを利用するのがベター。

タクシーであれば、ワットパクナムまでの所要時間は10分弱。運賃は約40バーツです。

運転手には「ワットパクナム」と言うか、
伝わらなかった場合はワットパクナムのタイ語表記「วัดปากน้ำ ภาษีเจริญ」を見せると良いです。

以下にワットパクナムの住所も記載しておきます。

ワットパクナムの住所

  • タイ語 = ซอยปากน้ำ ถนนเทอดไทย ปากคลองภาษีเจริญ ภาษีเจริญ กรุงเทพฯ 10160
  • 英語 = Soi Pak Nam, Thoet Thai Road | Pak Khlong Phasi Charoen, Phasi Charoen, Bangkok 10160

BTS タラートプルーから巡回するソンテウに乗ってアクセスする

BTS タラートプルーからであれば、駅前から巡回するソンテウに乗ってもアクセスできます

ソンテウは運賃がたったの8バーツ(2020年現在)なので、バックパッカーなどの節約旅行者はソンテウを利用すると良いでしょう。

ソンテウ乗り場は、BTS タラートプルーの2番出口を降りた場所にあります。

BTSタラートプルーの2番出口

(BTSタラートプルーの2番出口)

2番出口を降りた場所に立っていると、赤色のソンテウがやってきます。

ワットパクナム行きソンテウ

注意しておきたいのは、巡回するソンテウの中にはワットパクナム行き以外のソンテウも存在します

そのため、ソンテウに乗る際は、必ず運転手に「ワットパクナム?」と聞いてから乗りましょう。

最初に確認しておけば乗り間違えることはありませんし、ワットパクナムに到着したら運転手が教えてくれます。

タイに慣れていない人はツアーを使うのがおすすめ

タイ旅行が初めての人やタイにまだ慣れていない人は、送迎 + 日本語ガイド付きのツアーを利用するのがおすすめです。

ワットパクナムは観光にそれほど所要時間がかからないため、基本的には他の観光地と合わせて回るプラン内容になっています。

各観光地は離れているため、通常は1日で全てを周るのは難しいです。

そのため、タイ滞在が3泊や4泊などの短い人は、ツアーを利用した方が効率良く観光地を回れます。

具体的なツアー商品は以下の通り。

ワットパクナムと上記タラートロットファイラチャダーに加え、ピンクのガネーシャも合わせて回る観光ツアー(土日限定)

ワットパクナムに加え、人気急上昇中の珍スポット「ワットサムプラン」、インスタ映え水上市場「レッドロータス水上マーケット」も合わせて観光するツアー

上記ツアー会社KKdayは他社より安い上に【日本語ガイド + 往復送迎付き】の商品が多いです。現地ツアー会社の中では一番おすすめ。

催行会社への問い合わせや緊急の連絡も日本語で可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。

KKdayのツアー予約バウチャー

(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)

ワットパクナムの拝観時間と拝観料金

拝観時間

  • 8:00〜18:00
  • 休館日:なし
  • 午後からは多くの日本人観光客が拝観します人が映っていない写真を撮りたい人は、出来るだけ早い時間に行くのがベター

拝観料金

無料

日本人のマナーが悪いと言われている

ワットパクナムにある日本語の注意書き

(ワットパクナムにある日本語の注意書き。以前はなかった)

ワットパクナムの仏塔は、そのプラネタリウムのような美しい見た目が話題となり、日本人を中心にインスタ映えスポットとして知られています。

実際にインスタで検索すると、仏舎利奉安塔ぶっしゃりほうあんとう仏伝図ぶつでんずの前で様々なポーズをキメている投稿がいくつも見つかります。

しかし、ワットパクナムはタイでは足を向けて寝られないほど格式の高い寺院です。

インスタ映えするのは確かですが、敬意を払って拝観するべきでしょう。

最近ではインスタ映えを狙ってジャンプ姿を撮影したり、うるさい日本人が増えてきたため、ワットパクナムに訪れるタイ人達の中には苛立ちを覚えている人もいるとのこと。

問題は最上階の5階。カメラ映りを気にするあまり、マナーの悪い日本人だらけだという。

寺院名でインスタ検索すると、確かにおバカ写真がチラホラ。しかも顔出し。「私がマナーの悪い日本人です」と言ってるようなものだ。

寺院側はここ1~2年で急増した日本人観光客のため、日本語のパンフレットを作ったり、日本語の案内を境内に設置したり、とりあえずは歓迎してくれている。

だが、素行不良日本人が増えるようなら、それもいつまで続くか分からない。

バンコク寺院に群がる日本人観光客 “インスタ映えスポット”で迷惑行為連発

 

日本でも、神聖な場にそぐわない言動の外国人旅行者を見かけたら、良い気分はしないはず。

ワットパクナムは神聖な場所なので、静かに拝観することを心がけたいです。

特に仏塔に足の裏を向けたり仏塔の前でヨガをしてポーズを決めるのは遠慮して頂きたいとのこと。

今後も多くの日本人が安心して観光できるよう、ワットパクナムではマナーを守って行動したいですね。

↑ワットパクナムでマナーを守らない旅行者について、ワットパクナムの僧侶にインタビューしている動画。

その他、バンコクで必ず行きたいおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。

バンコクおすすめ観光地完全ガイドのアイキャッチ
バンコクのおすすめ観光地を全て紹介!市内・郊外の見所。アクセス方法も解説。

コメントを残す

メールアドレスの入力は任意です。(未入力でもコメントできます。)
※コメントは管理者が承認後、掲載されます。