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(ラチャダーピセーク「Ratchadaphisek」通り)
ラチャダーピセーク通りとは
ラチャダーピセーク通りとは、バンコクにおいて主要道路とされる環状線の名称です。南はMRT ラーマ9世(Phra Rama 9)から、北はMRT パホンヨーティン(Phahon Yothin)付近まで、バンコク中心部を縦断するように伸びています。
元々、ラチャダーピセーク通りは、故プミポン国王(ラーマ9世)の国王即位25周年(1971年)記念のために作られた道です。そのため2004年に開通したMRTより歴史が長いです。
MRTが開通したことによって、それまで未開発のエリアだったラチャダーピセーク通り沿いには、次々に商業施設やコンドミニアムが建設されています。
旅行者にとってのラチャダーピセーク通り
一般に、旅行者にとってラチャダーピセークといえば、MRT ラーマ9世(Phra Rama 9)からMRT スティサン(Sutthisan)までの4駅区間のことを指します。
ラチャダーピセーク通り沿いにある娯楽施設の多くは、両駅の間に建てられているからです。
(MRT プラ ラーム 9からMRT スティサン)
MRT ラーマ9世周辺には大型のショッピングモールが並んでいます。そして、MRT ラーマ9世からMRT タイランド文化センター(Thailand Cultural Center)との間にあるSoi 4にはローカル向けディスコ街。
また、MRT フアイクワン(Huai Khwang)からMRT スティサン(Sutthisan)にかけてはMP(マッサージパーラー)が点在しています。
MRT ラーマ9世前にある大型商業施設「セントラル プラザ グランド ラマ 9」
フアイクワン駅近くのMP(マッサージパーラー)「エマニュエル」
MRT フアイクワンからMRT スティサンの間にあるMPは、男性旅行者にとって特に需要のある場所です。2016年6月7日、「ナタリー」という日本人に人気のMPが警察の強制捜査によって営業停止処分となりましたが、その後も他店舗では日本人をよく見かけます。
ナイトマーケットが豊富
MRT フアイクワンと言えば、駅前で深夜にて開催されるフアイクワンナイトマーケットも有名です。
(フアイクワンナイトマーケットは深夜に開催される女性向けマーケット。タイ人女性が集う)
近年のタイ軍部による屋台撤去活動の煽りを受けて、以前のような活気はなくなりましたが、深夜のバンコクでは未だに人が多いエリアです。
屋台は撤去されましたが店舗は営業中。深夜3時でもこの人数はさすが。
フワイクワンナイトマーケットの詳細は、以下記事よりどうぞ。
また、MRT タイランド文化センター(Thailand Cultural Center)前では、アンティークレトロのテーマが売りの巨大ナイトマーケット「タラート・ロットファイ・ラチャダー」が開催されています。
タラート・ロットファイ・ラチャダー。バンコクの若者に人気のナイトマーケット。ラチャダーピセーク通りでも有名な観光スポットです。
詳細は以下よりどうぞ。
観光の利便性
ラチャダーピセーク通りは、とりわけて観光に便利ではありませんが、特に不便でもないです。MRTを利用すればアソークやスクンビット通りにアクセスできますし、BTSに乗り換えて大抵の場所に行けます。
チャトゥチャックウィークエンドマーケットに行きたい時も、MRT一本で行けるからとても便利。
ただし、ラチャダーピセーク通りは、その他の観光客エリアに比べるとローカル感が強いです。そのため、初めてタイに訪れる人にとっては、やや華やかさに欠ける印象を持つかと思います。
初めてタイに行く人であれば、バンコク一の繁華街であるBTS チットロム周辺、もしくは日本人街のプロンポン周辺、スクンビットを代表するアソーク周辺に宿泊する方が個人的にはおすすめです。
ラチャダーピセーク通りは、周辺でハッキリとした用事がある人や、これまでのバンコク旅行とは違った新鮮さを味わいたい人向けのエリアです。
ラチャダーピセーク通りのおすすめホテル
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
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- 右上ので拡大地図を表示します。
- 紹介しているホテルの場所は❶〜❹ です。
❶ グランド メルキュール バンコク フォーチューン (Grand Mercure Bangkok Fortune)
ラチャダーピセーク通りで一番の利便性を誇るのが、グランド メルキュール バンコク フォーチューン。MRT ラーマ9世と電脳モール「フォーチューン」に直結しています。
また、向かいにはセントラル プラザ グランド ラマ 9があるので、観光、ショッピング、食事にも便利。中心街で遊びたい時は、MRTを使ってアソークまで出ましょう。たったの2駅でアクセスできます。
フィットネスセンター、野外プール、スチームルームなどの娯楽施設も完備しているので、快適なホテルライフを送りたい人にもおすすめ。
(エントランスロビーも豪華)
託児施設もあるので家族連れにも優しい環境です。
❷ パーク レジデンス バンコク (Park Residence Bangkok)
MRT フアイクワンの4番出口を降りて目の前にあるホテル。お洒落なシティホテルといった感じで快適にすごせます。
ホテル周りにはコンビニやフアイクワンマーケットがあり、夜中でも人通りが多いので賑やか。また、信号を渡るだけでMPへアクセスできるので、MP目的の人にとっても利便性が高いです。
食事の際は「プー・パッポンカリー」で有名なソンブーン ラチャダーへ。ホテルから徒歩1分で行けます。
(プー・バッポンカリー。MRT フアイクワンの3番出口目の前にある)
蟹をカレー風味炒めた料理プー・パッポンカリーは、程度良く甘みがあり日本人でも食べやすいです。
特にソンブーン・ラチャダーのプー・パッポンカリーは有名です。店内にはなんと小泉元首相の来店時の写真もあります。タイに来たら一度は行きたいレストランです。
WiFiも使えるし、スタッフの対応も概ね良く、コストパフォーマンスに優れたホテルです。
❸ ギャラリア アット サブウェイ MRT ホイカンバン (Galleria@subway MRT Huaikhwang)
MRT フアイクワンから徒歩3分。フアイクワンナイトマーケット内にあるホテル。2,000円代で宿泊できるのに部屋が広々していて、ラチャダーピセーク通りでは最高のコスパです。
バスルームは浴槽付き。作りは少々古いけれども、足を伸ばして浸かれる大きさなのであるだけ随分マシ。
ただし、MRT フアイクワンからのアクセスが少しわかりづらいので、宿泊の際は以下のルートを参考にどうぞ。
まず、MRT フアイクワンの4番出口を出ます。
駅を出たらすぐにUターン。そのまま直進してガネーシャが祀られている十字路を右折します。
右折後100mほど直進すると、右手にピンク色のマッサージ屋と「Pracha Rat Bamphen 1」の看板が見えます。ここが目印。
ピンク色のマッサージ屋の手前を右折します。
右折後、閑静な小道を200m直進すると右手にホテルが見えます。
ホテルのロビー。吹き抜けで心地良い風が入ってくる。
夜中になったらホテルの表に出てみよう。マイトマーケットが開催されていて深夜でもたくさんの人がいます。
もちろんホテルはWiFiも使えるし、スタッフも親切なので快適にすごせます。
❹ ワタナ ホテル (Watana Hotel)
日本人に大人気のMP「ポセイドン」から200mの場所にある手頃なホテル。観光なんてどうでもいいからポセイドンで遊び倒したい!それならここに泊まるしかありません。
(ワタナホテルからポセイドンへの地図)
こちらも2,000円代で綺麗な部屋に泊まれるので、コスパが高い。ホテルの1階にはファミリーマートがありますし、ファーストフードが食べたくなったら近くのマクドナルドへ。
しかもこの価格でプールまでついているから驚き。不便のないホテルライフを過ごしながらポセイドンで思いっきり遊び倒そう。
ラチャダーピセーク通りで程よいローカル色を味わう
バンコクの外国人エリアでは、英語が通じやすかったり簡単に日本食レストランを見つけられます。一方、ラチャダーピセーク通りは、ややローカルな雰囲気を持っています。
そのため、今までは外国人が多い場所に滞在していた人でも、ラチャダーピセークに滞在するとこれまで気づかなかったバンコクの新しい表情を発見できます。
そんな変わった魅力を持つラチャダーピセークに、是非一度滞在してみてはいかがでしょうか。
もっとバンコクが好きになるかもしれません。
その他、バンコクのおすすめホテルと全エリアの特徴については、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコク観光の完全ガイド。市内・郊外のおすすめスポットをまとめています。
夜遊びが好きな人ならこちらもおすすめ。バンコク随一の歓楽街「ナナプラザ」「ソイカウボーイ」「タニヤ」での夜遊びに便利なホテルの紹介。