シェムリアップのハッピーハーブピザはただのピザだから変な期待はしない方がいいよ。

ハッピーハーブピザの外観

(シェムリアップのハッピーハーブピザ)

いつ頃かは忘れましたが、一時期ネットを中心に「カンボジアには大麻入りのピザを堂々と販売するピザ屋がある」という噂が賑わっていました。

カンボジアの大麻事情はアジアマリファナ旅行をはじめとする書籍を読んで緩いという認識があったので「カンボジアならそんな店があってもおかしくないか」とは思っていました。

ただ、どうやらそのピザ屋はカンボジア国内に何店舗か存在していて、そのうちの一つがシェムリアップにあるというのです。

「いくらなんでもシェムリアップみたいな世界的観光地で、そんなピザ屋が堂々と店を構えてたらまずいでしょ」

と思い、前回シェムリアップに行った際、大麻入りのピザを売るというピザ屋「ハッピーハーブピザ」を探して行ってきました。

ネットの情報を見ても、ピザ実物の写真は載っているのですが「飛んだ」やら「キマった」だの「トリップした」などの話はなく、「結論!大麻はダメ。ゼッタイ。」みたいな感じで締めくくられていて

「で、結局どうなの?本当に大麻入ってたの?」と、もどかしい思いをしていました。

 

結論から言うとタイトルにもある通り、本当にただのピザです。大麻なんてこれっぽっちも入っていません。

変な期待はしない方がいいです。ネタとして行くならいいかと思います。

今回の記事では、実際にどんなピザが出されたのか、ハッピーハーブピザがシェムリアップのどこにあるのかを紹介していきます。

ハッピーハーブピザ

ハッピーハーブピザは、シェムリアップ随一のナイトスポット「パブストリート」外側の道路にあります。

パブ・ストリート

(パブストリート)

ハッピーハーブピザの位置を記したMAP

シェムリアップ中心街の北側からシヴォタ通りを通って南側へ行く際、左手にカナディアバンク(Canadia Bank)という大きな建物が見えます。

カナディアバンク手前から左側の道に入ると、右手にハッピーハーブピザがあります。

カナディアバンク

(カナディアバンク。左側の道に入る)

ピザを食べている変なキャラクターの看板が目印です。

ハッピーハーブピザの看板

大麻入りピザの注文に必要な合言葉

ハッピーハーブピザはごくごく普通の小さなレストランといった雰囲気で、スタッフにも客にも怪しそうな人は一人もいません。

子連れの観光客もいて、みんな普通にピザを食べています。

また、メニューの隅々を見ても「marihuana」「cannabis」「grass」など、マリファナに関連するワードはどこにも記載されていません。

マルゲリータピザやベーコンピザなどの健全なメニューばかりです。

事前に読んだ情報によると、大麻入りピザを食べるには合言葉が必要だそうです。

これら健全なピザを注文をする際、店員に「Are you happy ?」と聞かれ「Happy」と答えると大麻入りピザを出してくれるとのこと。

旅行でテンションが上がってるのですから、「ハッピーですか」と聞かれて「ノー」と答える人はいないと思います。

ということは、大麻が目的ではなくて何も知らずに入店した人も、大麻入りピザを食べることになってしまいますね。

ハッピースペシャルピザ(Happy Special Pizza)

とりあえず注文。

「ハッピースペシャルピザ(Happy Special Pizza)」という最もそれらしい名前のピザが一つだけメニューに載っていたので、オーダーすることに。

値段は5ドル。カンボジアにしては高いです。

待ち構えていたのですが、「Are you happy ?」の合言葉は聞かれませんでした。

 

「ちょっと待ってよ」と思って、マリファナとは言わず「ハーブ入りのピザを食べたいのですが」と言葉を濁らせて聞いたところ、「なんだこいつ」と言わんばかりの変な顔をされて「オーケー」と返答されました。

注文から待つこと10分。出てきたピザがこれです。

ハッピースペシャルピザ

一瞬、「え?本当に大麻入ってるじゃん」と思ったものの、ちょっと摘んでよくよく見てみれば、どう見ても普通のハーブです。

苦味が殆どなかったのでイタリアンパセリでしょうか。

空腹だったので、とりあえず完食しました。空腹だったから美味しく感じたものの、ごくごく普通のピザです。

味自体に好き好んで何度も食べに行くほどの魅力はありませんでした。

 

完食後、店員にまたもや言葉を濁して「ハーブだけ売ってほしいのですが」と聞いてみたところ、「本当になんだこいつは」と言わんばかりの顔をされて「20ドル」と言われました。

「(量は)どのくらい?」と聞いたところ、「このくらい」と手で示されましたが(おそらく20gくらい)買いませんでした。

多分、買ったらイタリアンパセリ20gを渡されると思います。

他の店にも行ってみたけど似たような物だった

ハッピーハーブピザが並ぶ通りには、その他にも「Ecstatic Pizza」や「Happy  Angkor Pizza」といった、それらしい名前のピザ屋が並んでいます。

ハッピーハーブピザのピザが見事に普通だったので、その他の店でも同じようにピザを注文してみましたが、結果は同じでした。

当たり前ですよね。

カンボジアでも陶酔作用のある大麻を摂取目的で所持することは違法です。

見つかってもいくらかお金を渡せば見逃してくれると言った話を聞いたことはありますが、少なからず一定時間は拘束されるでしょう。

また、パブストリートには警官が立っていて、明らかに挙動不審な人間は確実に職務質問の対象となります。

そんな環境下でこんなに堂々と大麻入りピザを出す店があることは、大麻を合法だと定めている国以外では考えづらいです。

食用の装飾品としての大麻

この記事を投稿した直後、以下のコメントを頂きました。

カンボジアでは大麻を食用として食べるのは違法ではありませんよ。違法なのは食用目的以外の所持です。

調べてみると、どうやら伝統的なクメール料理(カンボジア料理)では、確かに料理の装飾品として大麻を使うことがあり、基本的に容認されているとのこと。

大麻には陶酔作用のある部分とない部分があり、料理の装飾品として使われる部分は陶酔作用がない部分であるという。

確かに日本でも七味唐辛子に大麻の種が入っていることは有名な話であり、一言に大麻と言っても何でもかんでも「ダメ。ゼッタイ。」ではない。

ヘンプなどの大麻が原料の織物を使った服も日常的に見かけます。

要は大麻と言っても、陶酔作用のある部分を摂取目的で所持していてはダメですよということ。

結論!陶酔作用のある大麻はダメ。ゼッタイ。

人によって大麻への認識は様々異なりますが、万が一を想定して陶酔作用のある大麻には手を出さない方が良いでしょう。

確かにカンボジアで大麻が緩いことは、数日カンボジアに滞在したら誰でも分かります。

例えばトゥクトゥクのドライバーやゲストハウスのスタッフは、ごくごく当たり前に「大麻いる?」と聞いてきます。

自分が宿泊したあるゲストハウスでは、チェックイン時に「(タバコを)部屋で吸えますか?」と聞いたところ、「吸う?マリファナ?欲しいの?」と聞かれ、目の前にパケ入りの大麻をどっさりと出されたことがあります。

カンボジアでは「マリファナ ノープロブレム!」と力強く言われますし、恐らく大麻目当てでカンボジアに行く旅行者が多いのは、本当にノープロブレムなケースが大半だからでしょう。

雰囲気的にも確かに問題ないように感じられます。

しかし、万が一ノープロブレムじゃなかったら、悲惨な刑務所生活を送ることになる可能性が無いとは言えません。

どこの国でも大麻で収監されている人は「自分が捕まることはない」と思っていたはずです。

そう考えると、やっぱり結論は、(陶酔作用のある)大麻はダメ。ゼッタイ。となってしまいますね。

4 Comments

通りすがり

私の知る限り15年前はプノンペンの川沿いのレストランで本物のハーブ入りのピザが食べられましたねぇ。普通に「ハッピーハーブピザくれ」と言えばたっぷりと苦い大麻の降り掛かったピザを出してくれたのを覚えています。また、その頃はまだシェムリアップは全然開発されておらず、普通のピザを出すような店も有りませんでした。

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ベン

私が7月に入った時は店側からハーブ?ストロング?と聞かれてピザの上に散りばめられてましたね。人を見るんですかね〜?私色黒で怪しいし(笑)
ただし効いてくるのはかなり遅く寝る直前に急にきましたね。
私としては貴重な体験でした。

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通りすがり

マリファナがダメな事については異論はないですが、カンボジアでは大麻を食用として食べるのは違法ではありませんよ。違法なのは食用目的以外の所持です。
その写真のハーブも大麻だと思います。しかし食べる分には普通のハーブと同じです。

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ri-(りー)

日本でも確かに用法によっては大麻が認められていますね。
そう考えるとなるほど!と思えました。ありがとうございます。
その辺り追記させて頂きました。

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