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(プノンペン空港)
プノンペン空港から市内のホテルへ行くには、以下6つの交通手段が存在します。
交通機関 | 運賃 | 運行時間 |
トゥクトゥク | 7ドル〜 9ドル |
24時間 |
タクシー | 15ドル | 24時間 |
エアポートバス | 5ドル |
|
路線バス | 1,500リエル | 5:30〜 20:30 |
鉄道 | 2ドル | 6:15〜 1:10 |
送迎サービス | 30ドル前後 | 24時間 |
路線バスを除いては、各交通機関のチケット売り場・乗り場は到着ゲートから見える範囲にあります。乗り方は簡単。
最も料金が手軽かつ簡単に利用できるのはトゥクトゥクです。乗り心地で言えばタクシーがベストですが、カンボジアの物価を考えると15USドルは高いです。
トゥクトゥクもタクシーも、日本同様にドライバーの顔写真と名前が記載されたカードが車内に貼られています。身元は分かっているので不安はありません。
その他、バックパッカーなどの節約旅行者であれば、バスや鉄道を利用するのもあり。運行時間や到着場所が定められているものの、トゥクトゥクやタクシーよりも運賃がはるかに安いです。
女性一人旅での深夜到着で心配な方は送迎サービスを利用すると良いでしょう。催行会社へは日本語での問い合わせが可能です。公共交通機関よりも安心度は高いです。
今回の記事では、各交通機関の乗り場、時刻表について詳しく解説します。
トゥクトゥクで市内へ行く
トゥクトゥクは最もおすすめの交通手段。料金が手頃である上に、ホテルまでピンポイントで向かってくれるので使い勝手が良いです。
料金はホテルの場所によって7USドル〜9USドルと定められています。多くの旅行者が滞在するリバーサイド周辺であれば9USドル。より空港側であるオルセーマーケット周辺であれば、交渉次第で8USドルでも向かってくれます。
空港からリバーサイドやボンケンコンエリアなど、ホテルが連なるエリアまでの所要時間は50分〜1時間を見ておくと良いです。
トゥクトゥクの座席横には「ひったくり防止」の網が張ってあります。運転手の身分を証明する写真付きのカードもあり。
カンボジアのトゥクトゥクに関して悪い噂を聞いたことある人もいるかと思いますが、少なからずプノンペン空港のトゥクトゥクは安心して利用できます。シェムリアップのトゥクトゥクみたく翌日からのスケジュールを聞いてこないので鬱陶しくもないです。
空港のトゥクトゥク乗り場は、到着ゲートを出て左手にあります(タクシー乗り場の後方にある)。
通常は4人乗りですが、トランクがないので、荷物を持っている状態なら乗車できるのは2人まで(詰め詰めで3人いけるかも?といった具合)。
行き先を告げる際、有名五つ星ホテルであればホテル名だけで理解してくれますが、マイナーホテルだと住所も聞かれます。そのため、ホテル予約時のバウチャー等に記載されている住所の控えを準備しておきましょう(住所は英語表記で良い)。
もっと安くトゥクトゥクに乗る方法
現地のカンボジア人が利用している方法ですが、空港の敷地外で客待ちしているトゥクトゥクであれば、リバーサイド周辺まで5USドルで向かってくれます。
(到着ゲートを出たら直進。敷地外へ)
(敷地外に出ると客待ちしているトゥクトゥクが見える)
ただし、敷地外のトゥクトゥクは夜間も客待ちしているかは不明。昼間なら確実にいます。
彼らは空港手数料が発生しないため安い金額で乗せてくれるのです。少しでも安くトゥクトゥクに乗りたい人は敷地外までどうぞ。
タクシーで市内へ行く
タクシー乗り場は到着ゲートを出て左手にあります。タクシー料金は15USドルです。カンボジアの物価を考えると高額ですが、乗り心地は一番良いです。
一般的なセダンタイプの車。定員は運転手を除いて3人まで。スーツケースは3つまでなら入ります。
15USドルもしますが、飛行機疲れしている人や高齢者ならタクシーを利用するという選択肢も大いにあり。車内はエアコンが効いています。自分は初めてプノンペンに来た時、飛行機疲れしていたので迷わずタクシーを利用しました。
タクシーを利用する際も、ホテル名だけでなく予約バウチャー等に記載されているホテルの住所も控えておきましょう。
プノンペン空港から市内ホテルまでの所要時間は約1時間です。
エアポートバス
プノンペン国際空港より複数のホテルと公共施設を通り、「東横INN(Toyoko Imm)」もしくは「ソフィテル プノンペン プーキートラーホテル(Sofitel Phnom Penh Phokeethra)」を終点とするエアポートバスです。
運行時間が短い上に本数が少なく、運賃が5USドルという高くも安くもない微妙なバスなので利用者は少ない。バスのルート上に自分の宿泊ホテルがあれば利用するのもありかなという程度。
エアポートバスには以下2本の路線が存在します。
- レッドライン(Red Line)/東横Inn行き/運行時間9:00〜17:50
- オレンジライン(Orange Line)/ソフィテル プノンペン プーキートラー行き/運行時間9:45〜19:45
両路線とも「通常時は1時間に1本」「混雑時は30分に1本」出発しています。
各路線のルートとチケット売り場は以下の通り。
エアポートバスのルート
レッドライン
- プノンペン空港
- ル プレジデント ホテル(Le President Hotel)
- Raffles Hotel Le Royal(ラッフルズ ホテル ル ロイヤル)
- サンウェイ ホテル プノンペン(Sunway Hotel Phnom Penh)
- シソワット高校(Preah Sisowath High School)
- ナガワールド ホテル & エンターテイメント コンプレックス(NagaWorld Hotel & Entertainment Complex)
- 東横Inn プノンペン(Toyoko Inn Phnom Penh)
オレンジライン
- プノンペン空港
- インターコンチネンタル プノンペン(Intercontinental Phnom Penh)
- オリンピックスタジアム近く(Sihanouk West)
- 独立記念塔近く(Sihanouk East)
- ナガワールド(Naga World)
- 東横Inn プノンペン(Toyoko Inn)
- ソフィテル プノンペン プーキートラーホテル(Sofitel Phnom Penh Phokeethra)
エアポートバスのチケット売り場
エアポートバスのチケット売り場は、到着ゲートを出て左斜め前にあります。複数のチケットカウンターが並んでいるのですぐに分かるでしょう。
チケット購入後、係員がバス乗り場まで案内してくれます。
上述したようにバスの本数は少ないです。次のバス出発時間を必ず確認して、待ち時間が少ないようであれば購入しましょう。
路線バス(一番安い)
運賃が1,500リエルのみ(距離に関係なく)というカンボジア人用の路線バス。バックパッカー等の節約旅行者であれば第一候補の移動手段となるでしょう。
乗り場は空港敷地外にありますが、本数が多いため使い勝手は良いです。
- 運行時間/5:30〜20:30/20分〜30分に1本来る
- 運賃1,500リエル(ただしお釣りがないので要注意。1,500リエルぴったり用意するか、お釣りはあげましょう)
- 行き先は旅行者に需要がないローカル地域が多い
- 英語での行き先アナウンスがないので、GoogleMapで現在地を確認する必要がある
- 路線バスの系統番号は03番
空港からの路線バスルートは概ね以下の通り。
路線バスはプノンペン空港(地図上A)を出た後、市内へ続く大通り(Russian Confederation Blvd.)を通って、セントラルマーケット(地図上H)、リバーサイド(地図上IとJ)へと行きます。
本当はもっと停留所がありますが、上の地図では端折っています。
多くの旅行者に需要がある停留所はHのセントラルマーケットと、I,Jのリバーサイドエリアの停留所でしょう。この辺りに宿を取っている方は路線バスを利用すると良いです。
空港からセントラルマーケットまでの所要時間は40分程度。リバーサイドなら50分程度をみておきましょう。
路線バス車内。乗り心地は日本の路線バスと変わりありません。
ただ、カンボジア人がたくさん乗車してくるため、大人数で荷物を持っての乗車は控えた方が良いでしょう。あくまで現地人向けのバスなので、席はできるだけカンボジア人に譲ってあげたいです。
ちなみに、乗り口はフロントです。運賃は乗車時に、乗り口にある運賃箱にて支払います。
路線バスの系統番号は3番
現在、プノンペンには合計で8系統のバスが存在しますが、セントラルマーケットやリバーサイドなど旅行者に需要がある場所へ行くバスは03番のみです。
その他系統番号のバスは旅行者に需要のないローカル地域へ行くので、バス方向幕横に「03」と記載があるかを必ず確認して乗車しましょう。
路線バス乗り場への行き方
路線バス乗り場は空港敷地外にあります。
到着ゲートから直進して、空港の敷地を出たら左折します。
左折後、歩道に沿って200mほど直進すると、左手にバス乗り場が見えます。
路線バス乗り場。バスは20分〜30分間隔で1本来ます。運行時間は5:30〜20:30。
鉄道で市内へ行く
市内中心部にあるプノンペン・ロイヤル駅(Phnom Penh Royal Railway Station)と空港を結ぶ1編成のディーゼル機関車。
運賃は2.5USドル。そこそこ安いです。プノンペン・ロイヤル駅までは30分程度で到着するので、空港からの交通機関の中では一番スピーディー。
プノンペン・ロイヤル駅は、以下地図で記している場所にあります。
プノンペン・ロイヤル駅はセントラルマーケット(Central Market)から距離約650m。徒歩約8分。セントラルマーケット周辺に宿を取っている人なら利用価値があるでしょう。
運行時間は6:15〜1:10まで。1日14本。1時間15分に1本しかないので少々使い勝手が悪いのがネック。以下時刻表を参考にタイミングが合えば乗ってみましょう。
鉄道の時刻表
出発時刻 | 到着時刻 |
6:15 | 6:45 |
7:30 | 8:10 |
8:50 | 9:20 |
10:05 | 10:35 |
11:20 | 11:55 |
12:45 | 13:15 |
13:55 | 14:30 |
15:15 | 15:50 |
16:50 | 17:20 |
18:10 | 18:55 |
19:40 | 20:15 |
21:10 | 21:55 |
22:45 | 23:35 |
1:10 | 2:00 |
鉄道の乗り場
鉄道乗り場は、到着ゲートを出て左へ150mほど直進した後、右手に見えるフードコートの奥にあります。
到着ゲートを出て左へ行くと、「airport shuttle train」と書かれた鉄道乗り場の場所を示す案内板があります。
150mほど進むと右手にフードコートが見えます。鉄道はフードコートの奥。青い屋根が目印。
鉄道乗り場。中のカウンターでチケットを購入します。
鉄道の中。車内はエアコン付き。プノンペン・ロイヤル駅到着までの間、車内からは所々でバラック小屋が並んだスラムのような地域も見られて面白いです。
送迎を利用する(女性ひとり旅深夜着、高齢者向け)
- 女性ひとり旅で深夜到着
- 高齢者
といった、公共交通機関の利用に不安要素がある場合は、送迎を利用するのがおすすめ。
プノンペンはそれほど治安が悪いとは感じませんが、日本より治安が悪いのは確かです。
送迎を利用すれば、催行会社へ日本語での問い合わせができます。
ドライバーの身元は完璧に分かっているので不安要素は0です。
空港での両替は必要最低限に。できるだけ街中で両替しよう
空港から市内へ行く交通機関を利用するには、ドルもしくはリエルが必要です。
しかし、諸外国同様に空港内の両替所は街中に比べるとレートが悪いです。
自分がプノンペンに滞在した2018年12月現在、街中での両替レートは1万円に対して86USドルが平均だったのに、空港内の両替所は1万円に対して82USドルでした。
そのため、空港での両替は必要最低限にしておいて(1万円も両替すれば十分)、旅行中に必要な両替は全て街中で済ませましょう。
以下はプノンペン市内でレートが高いおすすめ両替所をまとめた記事です。参考にどうぞ。
ちなみに、空港内にはATMがあります。SIMカード売り場は到着ゲートを出た目の前です。
SIMカード売り場
プノンペンのおすすめホテルについては以下の記事を参考にどうぞ。コスパが高いホテルだけを厳選しました。
プノンペンのおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。