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(ペニンシュラ バンコクの外観)
ペニンシュラ バンコクは、チャオプラヤー川沿いに建つ全室リバービューの五つ星ホテルです。
1泊の宿泊料金は、シーズンによって変動はあるものの、約26,000円。
バンコクリバーサイドに存在する五つ星ホテルの中では、マンダリン オリエンタル バンコクに次ぐ高級ホテルとして知られています。
ペニンシュラ・グループと言えば、2019年に「フォーブス・トラベルガイド」で、バンコクを含めた10都市のペニンシュラホテル全てが五つ星評価を獲得したのも記憶に新しいです。
名実ともに世界に名だたる一流ホテルブランドであると言っても過言ではないでしょう。
ただ、宿泊料金が高いだけに、料金に見合ったサービス提供やクオリティの高さを実感させてくれるのか、実際のところどうなのか疑問に思っている人もいるかと思います。
そこで今回の記事では、実際にペニンシュラバンコクに宿泊してきたので、ホテルの様子を詳しくレポートします。
結論から言うと、宿泊料金が高いだけあって、ホテルの設備や従業員の態度は、他の五つ星ホテルと比べて別格と言えるクオリティでした。
(入り口の女性ドアマン達。心地よく写真撮影に応じてくれた。駐車場の警備員に至るまで、全ての従業員の対応が丁寧で気持ち良い)
(プールサイドにある日除けの屋根はタイの伝統家屋風の造り)
ペニンシュラの特徴の一つとして、その国の文化をホテルづくりに取り入れていることが挙げられます。この特徴は、もちろんバンコクのペニンシュラにおいても健在です。
素敵な思い出になるでしょう。
ペニンシュラ ホテルは、観光はそこそこにホテルでの時間を満喫したいという方、家族連れやシニア世代におすすめのホテルです。
ペニンシュラは近くにあるシャングリラ バンコク(1泊約18,000円)と比較されることが多いですが、個人的には予算が許すのであればペニンシュラへの宿泊をおすすめします。
シャングリラも素敵なホテルですが、ホテルでの滞在を中心に考えた場合、ペニンシュラの方が施設が豪華である上に、ベテランスタッフが多いため快適です。
リゾート気分を味わいたい人ほど、ペニンシュラに泊まる方が高い満足度を得られるでしょう。
ザ ペニンシュラ バンコク(The Peninsula Bangkok)
(ホテル入り口)
(エントランスロビー兼レストラン。チェックイン時にはデポジットとしてクレジットカードの提示を求められる)
筆者がペニンシュラを素晴らしいと感じた理由は、客室やホテル設備も挙げられますが、他ホテルにはない”ちょっとした気遣い”に感動したのも大きいです。
例えば、チェックイン時に説明がある、以下書類のオプション。
上写真の書類はチェックアウト時の混雑を避けるため「名前とルームナンバーを記入して提出すれば、手続きをせずにチェックアウトできる」オプションです。
人気ホテルではチェクアウト時間の正午を迎えると、宿泊客が一斉にチェックアウト手続きのためカウンターに集まり、待たされてイライラした経験を持つ人も多いでしょう。
ちょっとしたことですが、こうした小さな気遣いが最終的な満足度を高めてくれるもの。
一流のスタッフ対応
また、ペニンシュラの従業員は、本当に宿泊客をよく見ています。
常に「ここぞ」というタイミングで”May I help you ?”と声をかけてくれたり、迎えのタクシーのドアを開けるタイミングなんかも完璧。献身的とはこのことを言うのでしょう。
それもそのはずで、ペニンシュラで働く770人のスタッフのうち、100人以上が15年以上もの勤務経験があるベテランのホテルマンなのです。
(従業員が子供に構ってあげている場面も至る所で見られた)
ホテル内の説明書きは日本語
施設案内やWiFi接続画面は全て日本語。この程度は海外の高級ホテルでは当たり前ですが、海外旅行初心者にとっては安心できます。
ダブルデラックス(Double Deluxe)の客室
写真の客室タイプはダブル デラックス(Double Deluxe)。広さは45平米です。
ベッドルームの広さは25平米、バスルームやクローゼットなどで20平米と言ったところでしょうか。
見るからに高級な家具に囲まれて良い雰囲気。カーペットには汚れ一つ見当たらず、床の上でも寝られそうなくらい清潔です。
窓際やデスク上にあるアジアテイストな調度品も素敵。
客室から見えるチャオプラヤー川の景色。対岸にある高層ビル群もよく見えます。この時宿泊した客室は17階です。
ペニンシュラ バンコクは全37階建てです。17階でこれだけ清々しい景色がのぞめるわけですから、更に高層階となれば一層素晴らしいチャオプラヤー川の景色が見えるのでしょう。
なので、予約の際は必ず「高層階希望」の旨を伝えておきましょう。
夜景もうっとりする美しさ。
バンコクリバーサイドの新名所である「アイコンサイアム」が輝きを放っています。
「アイコンサイアム」については、以下の記事を参考にどうぞ
⇒バンコクのリバーサイドで行くべき観光地まとめ。今、チャオプラヤー川沿いが熱い!
化粧台があるクローゼットルーム。
クローゼット内には雨天時用の傘、靴べら、ホコリ取りブラシ、セーフティボックスなど完備。
客室を360度見渡せるパノラマ写真
ペニンシュラバンコクの部屋 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
ちなみに、日本語テレビはNHK WORLDのみ視聴可能です。
これで民放を視聴できたら完璧でしたね。
バスルーム
バスルームも特筆すべき点が多い素晴らしい空間でした。
まず、洗面台シンクが左右に1台ずつ設置されている点。合計2台あるので、同行者と洗面台を利用するのにバッティングしません。これだけで朝の準備時間を20分は短縮できます。
次に驚いたのが、浴槽前に設置されたテレビ。
上述したように民放を視聴できないのが残念でしたが、たまたま放送していたバスケットボールの試合をBGM代わりにゆっくりと入浴できました。
アメニティは歯ブラシ含め全て完備
バスタブとは別にシャワーブースもあります。
和風柄のガウンも完備。
やっぱりプールが凄い。ホテルライフを満喫できるリゾート施設
ペニンシュラのプールは中々凄い、そして変わってます。
プールは合計三層になっていて、両サイドにビーチチェアやバーが設置されています。縦に長いです。
(木造で雰囲気の良いプールサイドベッド)
一層だけでも中級ホテルのプールくらいの広さがあるので、収容人数は多め。
加えてビーチチェアの数が多いので、場所の取り合いになりません。
高級ホテルなので客層が良く、場違いな行動を取る人はいないし、監視員の人数も多いのでリラックスして遊べます。まるで宮殿のような造りですね。非日常感たっぷり。
プールからもチャオプラヤー川のリバービューがばっちり。
プール横には、手入れされた緑であふれる中庭もあります。プールでひと泳ぎした後、中庭を散歩すると気持ち良いです。
バスケットボールコートとテニスコート
自分は利用していないですが、バスケットコート(ハーフコート)とテニスコートもありました。
バスケットで汗を流してプールに入ると気持ち良さそう。
夜は川沿いのレストランへ
少々料金は高いですが、夜は川沿いのレストラン(タイ料理レストランと洋食系レストランの2軒がある)でディナー。
(ピザ580バーツ。シーザーサラダ350バーツ)
レストランからもチャオプラヤー川の夜景を見ながらディナーを楽しめます。
タイ独特の雰囲気が漂うホテル内
ホテル内には55の現代美術作品が展示されています。タイに関する調度品も多く、ここに「その国の文化をホテルづくりに落とし込む」というペニンシュラ独自の特徴が現れています。
ホテル内を散策中、作品を見つけるだけで面白いです。いちいち素晴らしい演出。何から何まで楽しませてくれます。
種類沢山の朝食
朝食会場は、川沿いのレストランで。屋内席と川に面したリバービューの屋外席があります。
もちろん、おすすめは屋外のリバービュー席。朝からチャオプラヤー川の景色を眺め食べる朝食は最高。
朝食の種類は豊富です。
タイ料理と欧米食が中心ですが、タイ料理だけでも20種類以上(パッタイやカットム 、カオパッドやグリーンカレーなど一般的なタイ料理は殆どある)。パンだけでも軽く20種類以上あります。
肉料理、魚料理、パスタ。なんでもござれです。タイらしく南国フルーツの種類も豊富。
選びきれません。高級ホテルあるあるですね。しかも味も良し。
日が差す時間帯はカーテンを閉められる仕様になっています。全て閉めきるわけではないので、隙間からチャオプラヤー川が望めます。
朝食会場には観葉植物も設置されていて、良い雰囲気です。絶対に朝食付きで宿泊したいです。
同等クラスホテルとの比較
アジアの三大ラグジュアリーホテルブランドとして挙げらるのがペニンシュラ、マンダリン、シャングリラの3ブランドです。
バンコクには上記3ブランドそれぞれのホテルが近距離に位置しています。
3ブランドのホテルはいずれもリバーサイドに位置していることもあり、よく比較されます。
個人的に、マンダリンは宿泊料金が別格に高い(シーズンによっては1泊10万円することもある)だけあって、施設もサービスもナンバーワン。
タイ全土の中でも一番のホテルと言えます。
シャングリラとペニンシュラを比較した場合、どちらが良いか分かれるでしょう。
ただ、冒頭でも述べましたが、個人的にはペニンシュラを強くおすすめします。
特に、ホテル滞在が中心のリゾートステイ旅行を考えている方なら、間違いなくペニンシュラの方が満足度は高いです。
筆者はペニンシュラとシャングリラ両方のホテルに宿泊しましたが、従業員の質、ホテル施設、客室の快適度など総合的にペニンシュラの方が若干秀でていると感じました。
ただ、シャングリラも十分素敵なホテルです。大差はありません。
シャングリラはホテル敷地がBTSサパーンタクシンに直結しているので、BTSを使っての観光がペニンシュラより便利。
なので
- ペニンシュラ = 観光はそこそこにホテルライフを満喫したい人向け
- シャングリラ = リゾートホテルに身を置きつつも、どちらかと言えばアクティブに市内観光を楽しみたい人向け
と考えると良いです。
シャングリラホテルの宿泊レポートについては、以下の記事にて公開しているので、合わせて参考にどうぞ。
ペニンシュラ ホテルへの行き方・場所
以下はペニンシュラホテルの住所と、場所を記した地図。
- 英語/333 Charoennakorn Road, Klongsan, Bangkok 10600, Thailand
- タイ語/333 ถ.เจริญนคร คลองต้นไทร คลองสาน, ริมแม่น้ำเจ้าพระยา, กรุงเทพ, ประเทศไทย, 10600
ペニンシュラ ホテルはバンコク内に1軒しか存在しません。
また、誰もが知る超有名ホテルなので、タクシーでアクセスする際は「ペニンシュラ ホテル」とだけ告げれば大抵は理解してくれます。
最寄りのBTSはサパーンクタクシン(Saphan Taksin)ですが、川を挟んで対岸に位置しています。
そのため、BTSサパーンタクシンからのアクセスには、他のリバーサイドホテル同様にBTSサパーンタクシンに併設されている船着き場サトーンピア(Sathorn Pier)より無料の送迎ボートに乗ってアクセスします。
サトーンピア(Sathorn Pier)への行き方
サトーンピアは、BTSサパーンタクシンの2番出口を降りた先にあります。
(BTSサパーンタクシンの2番出口。案内板にはペニンシュラをはじめリバーサイドホテルの名前が記載されている)
2番出口を降りて道なりに進むとサトーンピアが見えます。
(サトーンピア)
サトーンピアに入って右手にある”Hotel Shuttle Boat”と書かれた場所からペニンシュラ バンコク行きの無料送迎ボートに乗れます。
BTSサパーンタクシン⇒ペニンシュラ バンコク行きのシャトルボートは、毎日6:00〜0:00の間、約10分に1本が出発しています。
ペニンシュラバンコクから無料のボートに乗って各場所へアクセスする
(ペニンシュラ バンコクの船着き場)
ペニンシュラバンコク敷地内の船着き場からは
- 対岸/6:00〜0:00まで。10分に1本
- BTSサパーンタクシン/6:00〜0:00まで。10分に1本
- アイコンサイアム/10:00〜22:30まで。30分に1本
- アジアティーク ザ リバーフロント/金土日のみ。19:00発
- リバーシティ(チャオプラヤーディナークルーズ船乗り場)/10:00〜19:00まで
以上5ヶ所へのシャトルボートが出航しています。
いずれも無料なので、外出時は積極的に利用しましょう。
ペニンシュラバンコクの周辺
ペニンシュラ バンコクの周辺は繁華街ほどの賑わいはありません。
しかし、徒歩圏内にセブンイレブンやマッサージ店、ローカル食堂、そしてアイコンサイアムが存在するので滞在中に不便は感じません。
夜遅くは人通りが少なくなるので、ホテル周辺の散策ができるのは日中のみと考えておいた方が良いです。
ペニンシュラ バンコク含め、リバーサイドにある全てのおすすめホテルについては、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコクのおすすめホテルまとめ。エリアごとの特徴解説とあわせてコスパの高いホテルを厳選して紹介しています。
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