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(ディナークルーズ船。チャオプラヤープリンセス号)
バンコク市街を横断する巨大な川「チャオプラヤー川」は、交通の要路であると同時に、観光客にとってのお馴染みのエリアです。
そんなチャオプラヤー川において、日が暮れてから存在感を放つのが、川を行き来するド派手なクルーズ船の数々です。
夜にチャオプラヤー川沿いに訪れたことある方なら、一度は光り輝くクルーズ船を目にしたことがあるでしょう。
自分はクルーズ船を見かける度に、「いつかは必ず乗りたい」と思っていました。そして今回は遂にチャオプラヤー川のクルーズに参加することができたので
- クルーズの様子(ディナーの内容、クルーズ中の見所)
- 予約方法と料金
- クルーズ船乗り場の場所とアクセス方法
について詳しく記載していきます。
ちなみに、チャオプラヤー川のクルーズ船は複数種類存在しますが、いずれもディナークルーズです(デイクルーズはありません)。
クルーズ時間は約1時間30分。
クルーズを催行している会社の多くは、川沿いに建つ外国人向け高級ホテルやレストランなどの会社です。そのため、料理の味もしっかりしています。
今回、自分が乗船したのはチャオプラヤープリンセス号(Chao Phraya Princess)という、クルーズ船の中では最もメジャー且つ低価格(1人3,000円前後)で乗れる船です。
夜のチャオプラヤー川からはライトアップされた寺院や高級ホテル群など、記憶に残る見所が満載。バンコク旅行のハイライトになるでしょう。
ドレスコードはないです。カジュアルな雰囲気で気軽に参加できます。
チャオプラヤー川クルーズの様子
(船着き場に到着したチャオプラヤープリンセス号。到着後、5分ほどのバンド演奏が始まった)
チャオプラヤー川クルーズで驚いたのが、乗船客の多さと演出の豪華さ。
自分が参加したのは木曜日でありオフシーズンの5月でしたが、それでもクルーズ船出航時刻前になると、船着き場は歩けなくなるほど大勢の人で混雑します。
詳細は後述していますが、基本的に予約制なので席確保の心配はありません。
クルーズ船が船着き場に到着すると、船員がワイ(合掌)して乗船客に挨拶。その後5分ほどのジャズバンド演奏が始まりました。さすが、チャオプラヤー川のクルーズ。
これまでチェンマイ(ピン川)やナコンパノム(メコン川)といった地方でディナークルーズに参加してきましたが、ここまで乗船客が多くて豪華な演出はありませんでした。
一大イベント!という感じがして心が躍ります。
(いよいよクルーズ船に乗船。まずは船を記念撮影)
定員400人。アッパーデッキもある豪華客船
自分が乗ったチャオプラヤープリンセス号の定員は400名(1階:160席・アッパーデッキ:240席)。
どちらのフロアにも空調設備があるので涼しい環境で食事できます。
ちなみに、座席場所の指定はできません。ランダムに決められます。とは言え、窓際の席でなくとも自由にデッキに出られるので、外の景色はバッチリ見えます。
(チャオプラヤープリンセス号のデッキ。タバコはデッキで吸える)
確かにアッパーデッキで窓際の席が一番嬉しいですが、自由にデッキへ出られたので「別にどこの席でも良いかな」という感想でした。
1階からアッパーデッキに上がる階段も派手。
テーブル席。ウェルカムドリンクとスナックがあり、食器類が綺麗に並べられていました。高級レストランのような雰囲気。
船内のトイレ。高級デパート並みに綺麗。
ディナーは洋食中心のビュッフェ
ディナーの内容はタイ料理と洋食中心のビュッフェ。味は可もなく不可もなく。どこのレストランでも食べられる味といったところ。大きな驚きはありません。
種類はチャーハンやスパゲティ、揚げ物や野菜炒め、フライドポテトや寿司もありました。
全ての料理は外国人向けに味付けされているので、問題なく食べられます。
ただ、感動するほど美味しい!というわけではなく、街中のレストランなら400バーツ〜500バーツで食べられる内容です。
そのため、料理に大きな期待はしない方がいいです。あくまでクルーズを楽しむための一要素。主役ではありません。
ちなみに、アルコールはクルーズ代金に含まれていません。注文の際は別途料金をその場で支払う必要があります。シンハビール小瓶が1本100バーツ。
クルーズ中の見所
(船内のステージでは若いタイ人歌手が洋楽のヒットナンバーを歌っている)
チャオプラヤー川沿いには、冒頭でも述べたようにタイを代表する寺院や豪華五つ星ホテルが並んでいます。
クルーズ中に船から川沿いを見ると、常に何かしらのきらびやかな建物が目を惹くでしょう。
その中でも、特に見応えがあるのが
- ワット・アルン
- ワット・プラケオ
- ラマ8世橋
の三ヶ所。チャオプラヤー川沿いの建物の中でも取り分けてインパクト大なので、必ず見ておきたいです。
クルーズ船はリバーシティ(クルーズ開始地点)からラマ8世橋に向かって北上して、ラマ8世橋を越えた後、Uターンしてリバーシティへ戻ります。
ワット・アルン
昼間の観光で必ず訪れる場所。バンコクを代表する寺院の一つ。夜のライトアップされた姿は神秘的で、昼とは異なる印象を持ちます。
デッキでも船内でも、皆んな無言になって見とれていました。
ワット・プラケオ
ワット・プラケオもタイを代表する寺院のひとつ。ワット・アルンほどの迫力はありませんが、きらびやかで目を惹きます。
ラマ8世橋
ピンクラオ地区へ繋がっている巨大な橋。
チャオプラヤー川には複数の橋が架かっていますが、その中でも圧倒的な存在感を放っています。
ライトアップされていて綺麗。真下をくぐるのは迫力があります。
チャオプラヤー川ディナークルーズの格安チケット予約方法
チャオプラヤー川のクルーズは予約制になっています。
先述した通り、自分が参加したオフシーズンでも人で一杯だったので、最低でも1週間前、できれば1ヶ月くらい前など早めに予約するのがベターです。
予約の方法はディナークルーズ会社やホテルのホームページやカウンターでも可能ですが、旅行代理店を通すのがおすすめ。
例えばチャオプラヤープリンセス号だと、ディナークルーズ会社のホームページ(英語サイト)では1人1,500バーツ(約5,150円)と記載されていましたが、以下の旅行代理店の割引チケットであれば1人3,000円程度で参加できます。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も日本語で可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)
上記割引チケットはアイコンサイアムやアジアティーク リバーフロントからも乗船可能と記載されていますが、以下で紹介するリバーシティの方が乗船カウンターの場所が一番分かりやすいです。
バンコクに慣れていない人はリバーシティから乗船するのがおすすめ。
3,000円前後という格安の値段でリッチな気分が味わえるので、クルーズ参加は代理店を通す方が得です。
ただし、先述したように座席の指定はできません。
クルーズ船乗り場「リバーシティ」への行き方・ホテル送迎付きチケット
(上写真左側の建物がリバーシティ)
チャオプラヤープリンセス号を含め、多くのクルーズ船がチャオプラヤー川沿いにある「リバーシティ(River City)」というショッピングモールから出航します。
以下はリバーシティーの場所を記したMAP
リバーシティの最寄り駅は、BTS サパーンタクシン(Saphan Taksin)とMRT フアランポーン(Hua Lamphong)です。
いずれの駅からも距離は2km程度。ホテルからアクセスしやすい方の駅で降りて、最寄り駅からはタクシーで向かうと良いでしょう。
BTS サパーンタクシンとMRT フアランポーンのどちらから乗っても、タクシー料金は50バーツ前後です。
(上路線図にて、ピンクの四角で囲んでいる駅がBTSサパーンタクシンとMRTフアランポーン)
リバーシティから両最寄り駅までは2kmもありませんが、夕方〜夜の時間帯は混雑が激しいので、クルーズチェックイン時間の30分前には最寄り駅に到着してタクシーを拾えるようにしておきたいです。
リバーシティ内のクルーズチェックインカウンター
(チャオプラヤープリンセス号のチェックインカウンター)
リバーシティ内には、各クルーズ船のチェックインカウンターが個別に存在します。
自身が乗るクルーズ船のカウンターへ行き、バウチャーを見せて乗船券を発行してもらうという流れです。
チャオプラヤープリンセス号含め、多くのクルーズ船チェックインカウンターが1FのTHE COFFEE CLUB横に併設されています。
該当のクルーズ船カウンターへ行き、バウチャーを見せてチケットを発券してもらいましょう。
クルーズ船によってはチェックインカウンターが2階に設置されていることもあるので、リバーシティ内の案内板も参考にして、カウンターを見つけましょう。
(乗船チケット。座席番号が書かれている)
クルーズ船乗り場の場所は係員が案内してくれます。クルーズ船が到着したら、チケットに書いてある座席番号を探して座ります。
クルーズ終了後はリバーシティ付近を多くのタクシーやソンテウが客待ちしているので、最寄り駅までの足確保の心配は不要です。
ホテルから乗船場所への「往復送迎付き」割引チケットもある
ホテル⇔クルーズ船乗り場までは、上述したように公共交通機関等を利用して自力で行くことになります。
しかし、バンコクに慣れていなくてアクセスが心配な人や同行者に高齢者がいて送迎が必要な方は、以下の送迎付きツアーに参加するのがおすすめです。
送迎付きであれば、ホテル⇔クルーズ船乗り場までのアクセス方法を確認しておく必要がありません。タイに慣れていない方でも安心でしょう。
ツアーでは、以下写真のようなバンに乗ってガイドがホテルまで迎えに来てくれます。
(ツアーの送迎バン)
その他のおすすめディナークルーズ
この記事で紹介したチャオプラヤープリンセス号以外にも、川沿いに建つ五つ星ホテルが催行するディナークルーズなど複数のクルーズ船が存在します。
クルーズ船によって船の雰囲気や料理の内容は多少異なりますが、大きな流れはほぼ同じです。
いずれも出発地点であるリバーシティ(クルーズ船によっては催行するホテルから出発)からラマ8世橋へ北上、その後Uターンして戻る1時間30分程度のクルーズです。
ただ、他のクルーズ船は、料金は高いですが料理が豪華だったり、乗船人数が少なくて静かという特徴もあります。
シャングリラ ホテルが運営するホライゾン号ディナークルーズについてはこちら
⇒シャングリラ運営の『ホライゾン』チャオプラヤー川ディナークルーズ
チャオプラヤープリンセス号は、最もリーズナブルでスタンダードな船といったイメージ。
特にこだわりがなければチャオプラヤープリンセス号に乗るのが一番無難かなという印象です。
全てのチャオプラヤー川ディナークルーズのチケットは以下より確認可能です。
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