長年使える海外旅行用スーツケースはこう選ぶ!5つのポイントを要チェック。

スーツケースを引いて歩く外国人女性

近年開発されているスーツケースは、どれも機能性が良いとの評判があります。

そのため、海外旅行に備えてどのようなスーツケースを購入すべきか迷っている方は多いでしょう。

実は、実際のところ海外旅行用のスーツケース選びはそれ程難しくありません。

破損の恐れや、持ち歩き時にキャスターの引っかかりがなく、またパッキングしやすい構造で、旅程に合った容量であれば、海外旅行では快適に使うことができます。

 

具体的には、以下5つの性能を兼ね備えたスーツケースが海外旅行向けと言えます。

  1. ボディ素材がハードケース
  2. キャスターが頑丈
  3. キャリーバーが長い
  4. ケース内が両サイド密封型
  5. 旅行期間にあった容量

 

上記の性能を併せ持つスーツケースは、街中の量販店で簡単に見つけることができます。

また、インターネットでも商品仕様を細かく記載しているサイトであれば、実際に手に取るまでもなく画面上でその是非を判断することができます。

 

いずれも簡単な内容ですが、これらを知っておくだけで、量販店で5分も確認すれば良いか悪いかを見極められるようになるでしょう。

また、近所に量販店がない人でも、記事の最後でネットで購入可能なおすすめスーツケースを紹介しているので、是非参考にして頂ければと思います。

その前に!購入とレンタルはどちらが良いの?

パソコン画面の前で悩む男性

購入かレンタル、どちらが自分にとってベターなのか迷っている人は、今後5年以内に10回以上(1年に2回以上)旅行に行く機会があるようなら購入それ以下の回数ならレンタルが得と考えておけば良いでしょう。

スーツケースの平均寿命は約5年と言われています。

そして、海外旅行向きのスーツケースの価格は約2万円〜4万円程度です。

一方、スーツケースのレンタル価格は、平均旅行日数である4泊5日(5日間)のレンタルで1回4,000円程度です。

つまり、仮に4万円のスーツケースを購入したとしても、寿命がくる5年後までに10回も使わないようであれば、レンタルした方が料金はかからないということになります。

4万円のスーツケース。レンタルと購入の差額

(購入価格をレンタル費用と比べた場合、10回使用してはじめてお買い得だったと言える)

もちろん、これが仮に2万円のスーツケースを購入するのであれば、5年以内に5回以上使用したらレンタルと比べてお得と言えます。

ただ、上で挙げたスーツケースの寿命や、旅行日数、またレンタル価格などはあくまで平均値なので、一概にこの考え方が正しいと言えない場合あるでしょう。

しかし、ある程度の指針にはなるかと思います。

海外旅行好きな人の多くが毎年2回以上は旅行に行くでしょう。従って大多数の旅行好きには購入の方がおすすめです。

 

ただ、例えばたまたま旅行に行くことになった人、また海外にはよく行くが普段はバックパックを使用している人が、今回は手荷物の関係でスーツケースを利用したいという場合にはレンタルの方が良いでしょう。

スーツケースをレンタルする場合は、返却方法が楽なDMMのサービスがおすすめです。

レンタルの方が良いと判断した人は以下記事も参考にどうぞ。

海外旅行用スーツケースのレンタルならDMMがおすすめ。返却が本当に楽。
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海外旅行用のスーツケースが満たすべき5つの性能

空港 到着口

ここからは、海外旅行に向いているスーツケースの5つの性能を具体的に紹介していきます。

スーツケースはどれも外見が似通っているため「なんとなく」で購入する人も多いですが、物によって旅行中に感じる快適度と安心感が随分違ってきます。

後悔しないためには、以下の性能が備えられている物を購入したいです。

ボディ素材がハードケース

二つ並んだスーツケース

スーツケースの種類は、ボディの素材によって以下の3つに分類することができます。この中で海外旅行に向いているのはハードケースと呼ばれる素材のものです。

<スーツケースの種類>

  • ハードケース(ジッパータイプ)
  • ハードケース(フレームタイプ)
  • ソフトケース
3種類のスーツケース

ハードケースは光沢のあるプラスチックでボディを形成しているのが特徴です。

このプラスチックはポリカーボネートという耐衝撃性、難燃性に優れた素材であるため、余程大きな衝撃を加えないかぎり破損することがありません。

ポリカーボネートは多くの日用品にも使われている素材です。

身近なものだと自動車の方向指示器のレンズやCDなど、いずれも破損しにくい印象が強い物ばかりです。

 

サンスター文具という会社はこのポリカーボネートの強度を活かして、「象が踏んでも割れない」という大々的なキャッチコビーの筆入れを昭和40年に発売して、5年で500万本以上の売り上げを記録しました。

耐衝撃性に強い素材なのでセキュリティ面での安心感があり、またプラスチックなので水を弾くという理由から、天候を読みにくい海外でも使いやすいのがハードケースなのです。

 

ハードケースに使われているボディ素材には、ポリカーボネートの他に、ABS樹脂と呼ばれる素材やアルミニウム合金もありますが、近年開発されているスーツケースはいずれもポリカーボネートが主流です。

ただ、見た目だけではどの素材を使っているか判断しにくいので、量販店で探す場合は店員に確認してみるのがおすすめ。

 

ハードケースにおける「ジッパータイプ」と「フレームタイプ」の違いは開口部の構造のみです。

フレームタイプはフレームごとロックするのでより強度が高いですが、ジッパータイプに比べると少し重量が増します。

ジッパータイプはフレームタイプより軽量ですが、ワンタッチで開けることができません。

どちらも一長一短ですが、軽量なジッパータイプの方が生産量が多いのか、使っている人が多いという印象があります。

 

一方、ソフトケースはボディ素材にナイロン生地を使っているのが特徴です。

ハードケースより軽量ですが、ナイロン生地なので簡単に切り裂かれる、また衝撃がモロに中身に伝わるので空港で預ける時に中身が心配です。

外国ではソフトケースの方が主流という声を聞きますが、日本人が海外旅行で使うなら上記の理由からハードケースに軍配があがるでしょう。

キャスターが頑丈

スーツケースのキャスター

スーツケースの寿命の長さは、9割はキャスターにかかっていると言っても過言ではありません。

スーツケースにおいて一番消耗の激しい部分がキャスターであり、また故障の大半はキャスター部分によるものです。

旅行中にキャスターが破損したら、スーツケースとはその場で”さようなら”するしかありません。

従って、スーツケースを長く愛用するためにも絶対に頑丈なキャスターのものを選ぶべきです。

 

キャスターが頑丈かどうかを見極めるには、ケース内部のカバーを剥がしてキャスターの骨組みがしっかりしているかを確認するのが一番です。

しかし、量販店でもネット上でも、購入前の商品をここまで確認するのは不可能です。

また、キャスター部の比較を行っているサイトなども確認した限りでは存在していないので、素人が見極めるのは難しいです。

さらに、どのブランドも頑丈なキャスター採用を謳っています。

 

そこで、ここでは「テストするモノ批評」で有名な雑誌「MONOQLO」による独自の耐久テスト結果を参考に、消費者目線から本当に頑丈なキャスターを採用しているスーツケースブランドを以下であげています。

キャスター強度 テスト

上で挙げたブランドのスーツケースは「計10kgの荷物を入れた状態で、高さ5mの場所から垂直に落としてキャスター部に破損がなかった」ものです。

このテスト内容は、普段の使用では絶対にありえないシチュエーチョンですが、本当に耐久性のあるキャスターを採用しているブランドかを判断するのに有効なポイントとなります。

上記のテスト結果より、購入するのであれば上記ブランドのいずれかがおすすめです。

キャリーバーが長い

スーツケース キャリーバー

キャリーバーの長さはスーツケース持ち歩き時の快適さに直結します。

具体的にどのくらいの長さがあればいいかですが、キャリーバーを上げた状態でスーツケース全体の高さが100cm程度あれば良いです。

100cm以下だと、持ち歩く時にスーツケースが常に足の近くにあるので、左右に方向転回する時にかかとにぶつかったり、スーツケース自体が重く感じることがあります。

そのため、キャリーバーを見る際は、段階調整機能や取っ手の扱いやすさを確認する前に、まずはバーを伸ばした状態でスーツケースの高さが100cmに届いているかを確認してみて下さい。

 

大抵のスーツケースは100cm前後の高さがありますが、サイズの小さいものになると70cm〜80cm程度しかない場合もあるので注意が必要です。

高さ100cmのスーツケース

(高さ100cmのスーツケース。持ち歩く時に足からやや離れるので、旋回時に足にぶつかることがない。キャリーバーが長いと、上写真のようにバー部分にリュックなどを乗せることもできるので便利)

ケース内の構造が両サイド密封型

スーツケース内の構造は、片側が密封型でもう片側がベルトで止めるタイプか、両側共ベルトで止める型で上から中仕切りをかぶせるタイプのどちらかが一般的です。

一般的なスーツケース内の構造

(一般的なスーツケース内の構造。左はベルトのみで、右はベルトの上から中仕切りをかぶせるタイプ)

こうした従来の構造のスーツケースでも十分使えることには使えます。

しかし、海外旅行では、使用電圧の違いや街中で販売されている薬の違いから、持っていくケーブル類や薬などの小物の数が多くなりがちです。

従来の構造のスーツケースでは、移動時にこうした小物が隙間からはみ出てしまい、ホテルについてケースを開けたら中身がグチャグチャになっていることがあります。

そのため、小物がはみ出ないよう、近年開発されている両サイドを完全に閉じられる密封型のスーツケースが海外旅行には最適だと考えられます。

両サイド密封型スーツケース2 両サイド密封型のスーツケース

(両サイド密封型のスーツケース。amazon.co.jp

ただし、両サイド密封型のスーツケースは、まだ取り扱い数が少ないです。

そのため、両サイド密封型であっても他の性能を満たしていない場合がありますし、逆もしかりです。

従って、両サイド密封型かどうかは、満たすべき5つの性能においての優先順位を最後に回して良いかと思います。

上でも述べたように、両サイド密封型でなくても十分使用できます。

しかし、両サイド密封型であれば、快適さが更に向上するといったところです。

旅行期間にあった容量

夕日をバックにした飛行機

5つ目は性能というより容量とサイズの話ですが、これも重要です。

容量が大きい分には問題ありませんが、小さすぎて荷物やお土産が入らないことはないようにしたいです。

また、例えば今回の旅行が3泊4日だったとしても、次回の旅行は7泊予定になるかもしれません。

そのため、スーツケースは少し大きめの容量を選んでおくのが良いです。

具体的には60L〜80L程度の容量がベストかと思います。

下記で容量ごとの泊数目安を解説しています。

 

一般に、スーツケースの容量はL(リットル)で表記されます。

以下は、日数別の容量の目安です。

スーツケース容量の目安

(容量と泊数の目安は、旅行会社やインターネットサイトによって若干の違いはあるものの、大抵は上の表通り)

旅行の口コミサイト「フォートラベル」の調査によると、日本人の海外旅行平均渡航日数は5〜7日だそうです。

これは、自分自身の旅行歴を振り返っても、周りの人の旅行動向を見ても頷ける日数です。

そのため、多くの人にとっては、上の表でいえば61L〜80L容量のスーツケースがおすすめです。

実際、自分が使用しているスーツケースは60Lですが、これで7日間の旅行は十分でした。

下写真は、自分が今回の旅行で持って行った1週間分の荷物です。

一週間分の荷物

<内容>

  • ノートPC x 1
  • 360度カメラ x 2
  • 三脚
  • サンダル
  • ガイドブック x 1
  • ケーブル、プラグ類
  • ドライヤー x 1
  • 洗面用具
  • バスタオル x 1
  • Tシャツ x 7
  • ロングパンツ x 2
  • 靴下,下着 x 7

帰国時には空港で買ったお土産も追加しました。

お土産 荷物を詰めた様子

60Lだと1週間分の荷物 + お土産で丁度一杯になるといったところです。

女性の場合、荷物はこんなにシンプルではないと思うので、さらに化粧品なども入れることを考慮して60L以上のスーツケースを購入しておいた方がいいかもしれません。

70Lもあれば余裕でしょう。

無料受託手荷物サイズを超えないようにしておこう

多くの航空会社では、無料で預けられる手荷物サイズの規定を設けています。

このサイズ規定は、航空会社や搭乗クラスによって異なる場合がありますが、大抵の場合は高さ・縦・横の3辺の和が合計158cmまでとなっています。

高さ・縦・横

(念のため利用する航空会社のホームページで正確な規定サイズを事前に確認しておくべし)

ana.co.jp

この規定サイズを超えてしまうと超過料金が発生してしまいます。

規定サイズを超えているスーツケースは81L以上によく見られますが、それ以下の容量のスーツケースを購入する場合でも、上記の規定サイズを超えていないか念のため確認しておきましょう。

ちなみに、上で載せた自分のスーツケースのサイズは、3辺の和が合計で128cmです(高さ63cm・縦25cm・横40cm)。

おすすめのスーツケース

上記で述べた5つの性能を踏まえた上で、おすすめのスーツケースをいくつか紹介します。

価格2万円前後のスーツケース

シフレ(siffler)スーツケース エスケープ 60L/フレームタイプ

2001年に創業したバッグメーカー「シフレ」のエスケープというシリーズ。シフレは定番海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」ともコラボレーション商品を作るほど海外旅行に精通したブランドです。

360度回転するダブルキャスターを搭載しているので機動性は非常に高い。ただ、スーツケース内構造は両サイド密閉型ではありません。

値段が手頃なので、初めてのスーツケースとしては申し分ない。3辺の合計は139cm。

サンコー鞄(SUNCO)スーツケース 66L/フレームタイプ

1893年に日本で創業したブランド「サンコー鞄(SUNCO)」のスーツケース。内部にハンガーが付いているので衣類を収納しやすいのが特徴。ただ、内部構造は両サイド密封型ではない。

キャスターの走行感は良い。ボディ部分とフレーム部分の色合いも渋くてGOOD。3辺の合計は132cm。

価格3万円前後のスーツケース

イノベーター(innovator)スーツケース 60L トートバッグ付/フレームタイプ

スウェーデン発のブランド「イノベーター(innovator)」のスーツケース。ボディ部分のデザインがスウェーデンの国旗になっている。

キャスターや南京錠で世界的に有名な「HINOMOTO」のパーツをキャスター部分に採用。これにより、耐久性はもちろん、従来のスーツケースより優れた消音性を実現。

ボディデザインが奇抜なので、ターンテーブルで見分けがつきやすいのも特徴。ただ、内部構造は両面密封型ではない。3辺の合計は136cm。

エース(ACE)スーツケース パリセイド 62L/ジッパータイプ

1940年に日本で創業したブランド「エース(ACE)」のパリセイドというシリース。

こちらも静音性の高い双輪キャスターを使用。サイズバリエーションが豊富なのも良い。

ただ、内部構造は両面密封型ではない。3辺の合計は129cm。

価格3万円以上のスーツケース

サムソナイト(SAMSONITE) スーツケース 60L/ジッパータイプ/両面密封型

創業から100年以上に渡って旅行用品に携わり、世界でNo,1シェア率を誇る「サムソナイト(SAMSONITE)」のスーツケース。サムソナイトは、菅野美穂をはじめとした日本の芸能人からも人気のブランド。

高級ですがその機能性は間違いありません。

キャスター部分には上で紹介したイノベーターも採用している「HINOMOTO」のパーツを使用。また、内部構造は荷物の荷崩れを防ぐ両面密封型

海外旅行で最も使いやすいスーツケースと言っても過言ではない。3辺の合計は137cm。

まとめ

非常に長くなりましたが、海外旅行に向いているスーツケースのポイントをまとめると

  1. ハードケースタイプである
  2. キャスターが頑丈である
  3. キャリーバーが長い
  4. ケース内の構造が(できれば)両サイド密閉型
  5. 旅行期間にあった容量である(60L以上がおすすめ)

ということでした。是非、スーツケース選びの参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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スーツケースを引いて歩く外国人女性

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