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北バスターミナル(モーチット・マイとも呼ぶ / タイ語:หมอชิดใหม่)は、BTS モーチット(Mo Chit)より車で10分程度の場所にある巨大なバスターミナルです。
タイ北部(チェンマイなど)、東北部(コラートなど)、中部(アユタヤなど)における主要観光都市行きのバスの殆どが、北バスターミナルから発着しています。
また、タイのみならずビエンチャン(ラオス)やプノンペン(カンボジア)等の、国外行きのバスも北バスターミナルから乗ることができます。
バックパッカーなど、頻繁に都市間の移動を行う長期旅行者は、北バスターミナルを利用する機会が必ずあるでしょう。
ただ、北バスターミナルは観光都市以外のあらゆる地方都市行きのバスも発着しています。
その上、内部には複数のバス会社チケット売り場が多数存在しているため、目的のチケット売り場がどこなのか分かり辛いです。
(北バスターミナルの中。ターミナルは3階建てで、チケット売り場は1階と3階。一つのフロアに軽く50を超えるチケットカウンターがある)
重い荷物を持ち歩いて目的都市の切符売り場を自力で探すのは、まず無理でしょう。自分も初めて北バスターミナルへ行った時は、30分近く迷ってヘトヘトになりました。
正面玄関の前にあるインフォメーションでチケット売り場を聞くこともできますが、事前にチケット売り場の場所を知っておいた方が早いのは間違いないです。
そこで今回の記事では、北バスターミナルへの安い行き方と、北バスターミナルからのバスでアクセスできる主要都市「アユタヤ」「カンチャナブリー」「チェンマイ」「スコータイ」「パタヤ」行きバスの切符売り場の場所を紹介します。
これから北バスターミナルのバスを使って、バンコク以外の都市へのアクセスを考えている人の参考になれば幸いです。
アユタヤとカンチャナブリー行きロットゥー乗り場は2018年8月1日より北バスターミナル向かいにあるチャトゥチャック ミニバスステーションに移動しました
北バスターミナルへの行き方
北バスターミナルへは、BTS モーチット(Mo Chit)もしくはMRT チャトゥチャック・パーク(Chatuchak Park)からアクセスできます。
両駅から北バスターミナルへは歩いて行けないこともないですが、徒歩だと20分以上かかるので現実的ではありません。
両駅から最も安く北バスターミナルへアクセスする方法としては
- 路線バス(10バーツ前後)
- タクシー(50バーツ前後)
- バイクタクシー(50バーツ前後)
の順番となります。
北バスターミナル周辺のMAP
緑色のバスマークが北バスターミナル。
BTS モーチット、MRT チャトゥチャックの両駅は青色の電車マークで記しています。
路線バスで行く
北バスターミナル行きの路線バス停は、BTS モーチットもしくはMRT チャトゥチャック駅から徒歩1分程度の場所でアクセスできます。
バス停の位置は、上の地図で赤紫のバスマークで記してある場所です。
路線バスはエアコンが効いているので乗り心地は悪くありません。また、運賃が10バーツ程度と格安なので一番おすすめです。
また、バスの本数が多いため5分も待てば北バスターミナル行きのバスが到着します。使い勝手も良いです。
バス停の場所
バス停へ行くには、BTS モーチットなら4番出口を、MRT チャトゥチャックなら3番出口を出ます。
(BTS モーチットの4番出口。出口階段を降りたらすぐにUターンする)
(MRTチャトゥチャックの3番出口。エスカレーターがある方を上がる)
BTS モーチットからであれば出口階段を降りて即Uターンして直進、MRTチャトゥチャックはエスカレーターのある3番出口を上がって直進します。
150mほど直進すると、陸橋を超えたすぐの場所にバス停がいくつか並んでいます。
北バスターミナル行きのバスは、一番手前のバス停に停まります。
北バスターミナルへ行くバスの番号は、バス停表示に書いてある番号の96、122、134、136、138、145、182、517の8便です。
バスが来たら乗り込んで運賃を支払います。北バスターミナルまでは10分程度で到着します。
タクシーとモーターサイ(バイクタクシー)
タクシーとバイクタクシーの場合は、両駅から50バーツ程度。所要時間はバスと同じで10分程度です。
駅周辺ではタクシーもバイクタクシーも数多く待機しているので簡単に捕まえられます。
運転手に行き先を伝える際は「モーチット・マイ」と伝えましょう。万が一伝わらなかった場合は、北バスターミナルのタイ語表記「หมอชิดใหม่」を見せると良いです。
もしくは簡単にタクシーを使うならグラブ(使い方)がおすすめ。行き先を入力するだけで、ドライバーが現在地に迎えに来てくれます。
ドンムアン空港からも北バスターミナル行きエアポートバスが出ている
ドンムアン空港1階の5番出口からは、BTSモーチット経由北バスターミナル行きエアポートバスが7:30〜24:00の間15分〜30分おきに出発しています。乗車運賃は30バーツ。
方向幕に「A1」〜「A4」と書かれた4種類のバスが存在しますが、北バスターミナル行きは「A1」のバスのみです。
「A2」のバスは途中でBTS モーチット駅を経由はします。
しかし、最終的にはBTS ビクトリーモニュメントに着きます。北バスターミナルへは向かいません。
A2のバスに乗る場合は、BTS モーチットで一度下車して、上述した路線バスなどに乗り換えて北バスターミナルへ向かいます。
ドンムアン空港に到着して早々に北バスターミナルへ向かう人は、エアポートバスを使うのが一番便利です。
エアポートバスの運行時間外にドンムアン空港に到着した人は、タクシーを利用して北バスターミナルへ向かうと良いでしょう。
ドンムアン空港のタクシー乗り場の場所については、以下の記事を参考にどうぞ。
ドンムアン空港から北バスターミナルまでのタクシー料金は100バーツ〜150バーツ程度です。
北バスターミナル内、主要観光都市のチケット売り場
恐らく旅行者が目的とする都市はアユタヤ、カンチャナブリー、スコータイ、チェンマイが最も多いかと思います。
各チケット売り場はわかりやすい場所にあるので、こちらも参考にして頂ければと思います。
上記3都市も含め全てのチケット売り場の場所は、バスターミナルに入って正面にあるインフォメーションでも教えてもらえるので心配はいりません。
(インフォメーション)
アユタヤとカンチャナブリー行きのチケット売り場(※注意 チャトゥチャック ミニバスステーションに移動しました)
アユタヤとカンチャナブリー行きのロットゥーは、以前まで北バスターミナルから出ていましたが、現在はBTS モーチット近くのチャトゥチャック ミニバスステーション(MINIBUS STATION CHATUCHAK)に統一されています。
チャトゥチャック ミニバスステーションとは、2018年8月1日より運行開始されたバスステーションです。
場所は北バスターミナルの真向かいにあります。
北バスターミナル周辺の地図
チャトゥチャック ミニバスステーションの場所を記載した拡大図
チャトゥチャック ミニバスステーションの最寄り駅はBTS モーチット(Mo Chit)ですが、駅からは2kmほど離れています。
駅からはタクシーで向かうのがベターです。
タクシー運転手に「チャトゥチャック ミニバスステーション」と言っても理解してくれない場合は、以下のチャトゥチャック ミニバスステーションのタイ語表記あるいは写真を見せてみましょう。
- タイ語表記『รถโดยสารขนาดเล็ก จตุจักร』
- カタカナ読みすると⇒『ロッ ドイサーン カナー レッグ チャトゥチャック』
(チャトゥチャック ミニバスステーションの外観)
チャトゥチャック ミニバスステーションには、アルファベット順に複数のチケット売り場が存在しています。
アユタヤ行きロットゥーチケット乗り場
アユタヤ行きのロットゥーチケット売り場はBの4番カウンターにあります。
(チケット売り場B)
(アユタヤ行きチケットはB4カウンターで購入できる)
アユタヤ行きロットゥーはAM6:00から30分間隔で出発しています。ロットゥーチケットは一人60バーツです。
ロットゥー乗り場に09:00〜09:15くらいに到着できれば、アユタヤには10:30頃に到着できます。
ロットゥーは、アユタヤのナレースワン通り沿いに到着します。
(アユタヤのロットゥー発着場所。戻りのバンコク行きロットゥーもここから出る)
アユタヤのロットゥー到着停留所の詳しい場所については、以下の記事も参考にどうぞ。
カンチャナブリー行きチケット売り場
カンチャナブリー行きロットゥーのチケット売り場は、Dの3番カウンターです。
カンチャナブリー行きのロットゥーは7:00〜17:00までの間、1〜2時間に1便が出ています。
チケット料金は160バーツです。ロットゥーはカンチャナブリーバスターミナルに到着します。
カンチャナブリーの到着バスターミナルの場所については、以下の記事を参考にどうぞ。
カンチャナブリーへの行き方については、以下の記事も参考にどうぞ。
スコータイ行きのチケット売り場
スコータイ行きバスのチケット売り場は、インフォメーションの裏にあります。
このカウンターでは、スコータイ以外にもチェンマイやプノンペン・シェムリアップ行きなどのチケットも扱っています。
カウンターのどこにも「スコータイ」とは書かれていませんが、カウンターで「スコータイ?」と聞けば、次のバス出発時刻を教えてもらえてチケットの購入ができます。
スコータイ行きのチケットは310バーツです。
スコータイ行きのバスは8:30〜22:00の間、1〜2時間おき程度に出発しています。
バスの本数は多いので、余程細かい時間配分でスケジュールを組んでいる人でなければ、あまり時間を気にせず向かっても良いでしょう。
自分も時間を気にせずバスターミナルへ向かい、チケットを買って40分後にはバスに乗れました。
スコータイまでの所要時間は、約5時間30分です。
(スコータイ行きのバス。この時はプラットフォーム112から乗った)
スコータイの到着バスターミナルの場所については、以下の記事を参考にどうぞ。
チェンマイ行きのチケット売り場
チェンマイ行きのバスチケットは、上に記載したスコータイ行きのチケット売り場でも買えます。
チェンマイ行きのバスは6:30〜22:00の間、同じく1時間おき程度で出発しています。
料金はバスのクラスや乗る時間によって異なりますが、488バーツ〜759バーツ程度です。
また、上に記載したカウンターとは異なる別のバス会社のカウンターが、バスターミナル正面玄関前に複数存在します。
チケットはどちらでも買えます。
バスのグレードは会社やクラスによってやや異なりますが、どの会社のバスに乗っていても長距離だと多少は辛いし、近距離ならあっという間なので、個人的にはそこまで気にしなくても良いかなとは思います。
ただ、クラスはできるだけVIPなどの良いクラスに乗った方が良いです。席がゆったりしているので、多少なりとも快適にすごせます。
(チェンマイ行きのVIPバス)
(バス車内。結構ゆったりしている)
チェンマイの到着バスターミナルについては、以下の記事を参考にどうぞ。
パタヤ行きのチケット売り場
パタヤ行きのバスチケットは、ターミナルの3番入り口(ENTRANCE 3)隣にある「48D」カウンターで購入できます。
パタヤ行きのバス運行時間は毎日4:30〜22:00まで。チケット料金は128バーツです。
パタヤ行きバスが発着する乗り場の番号はチケットに記載されています。
ちなみに、この時は78番のプラットフォームから乗りました。
(78番乗り場)
北バスターミナルを出たバスは、約2時間30分ほどでパタヤのノースバスターミナルに到着します。
(パタヤのノースバスターミナル)
パタヤ・ノースバスターミナルからは乗り合いソンテウ(50バーツ)かバイクタクシー(150バーツ)を使って市内ホテルへのアクセスが可能です。
ノースバスターミナルの詳しい場所や、バンコクからパタヤへの他のアクセス方法については、以下の記事も参考にどうぞ。
パタヤの人気スポットをまとめた観光地情報については、以下の記事も参考にどうぞ。初めてパタヤへ行く人は必見。
北バスターミナルから地方都市へ移動する前日の滞在に便利なホテル
BTS モーチットから徒歩で9分程度の場所にあるG9 バンコク ホテル(G9 Bangkok Hotel)は、北バスターミナルを利用して地方都市等へ移動する前日の滞在に便利なホテルです。
ホテルはBTS モーチットがあるパポンヨーティン通りの1本裏に位置しています(上のGoogle Map上紫色の星マーク)。
早朝に北バスターミナルへ向かう予定の人は、このホテルに滞在しておけば遅れることはないでしょう。
ホテルの前にはモーターサイ(バイクタクシー)の待機所があり、タクシーの通りも多いので、北バスターミナルへ向かう足は容易に確保できます。
写真のルームタイプはスタンダード キングベッド (Standard King Bed)。広さは20平米です。
清潔感があるので寝るだけなら十分な客室です。
シャワールーム
共用部やエントランスも清潔で、スタッフの対応も感じが良かったです。
ホテル周辺は閑散としていますが、セブンイレブンや商店、屋台が連なっています。利便性は良いです。
宿泊料金はシーズンにもよりますが、1泊2,500円〜2,800円程度です。バックパッカーなどの節約旅行者は、宿泊費を1,000円台に押さえられるドミトリータイプに泊まるのも良いでしょう。
男女共用のドミトリールーム(Mixed Dormitory Shared Bathroom)。バスルームは共用です。女性専用のドミトリールームもあります。
宿泊が土曜日・日曜日であればチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットを観光できます。観光にも移動にも色々と便利なホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
G9 バンコク ホテルについては、以下の記事にも詳細を記載しているので是非参考にどうぞ。
長距離バスに乗るときは薄手の上着と耳栓があると便利
タイの長距離バスですが、場合によってはびっくりするくらい冷房を効かせていることがあります。
また、バスによっては乗客を楽しませるためか映画や音楽を大音量でかけていることがあり、ありがた迷惑を感じることも珍しくありません。
ゆっくり寝たい時に寝られないのは辛いものがありますので、長距離バスに乗る時は、薄手の上着と耳栓を用意しておくと便利です。
それでは、素敵な旅を楽しんで下さい!
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