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(SRTダークレッドラインの車両)
SRTダークレッドライン(SRT Dark Red Line)とは、2021年11月29日に正式開業した鉄道路線です。
タイ国鉄(SRT)が運営しています。
2024年現在、SRTダークレッドラインは、バンコクの中心部バンスー駅(英:Bang Sue / タイ語:บางซื่อ)を起点に、バンコク北のパトゥムタニー県のランシットまでを結んでいます。
(オレンジ色の四角で囲んでいる部分がSRTダークレッドライン)
SRTダークレッドラインは、整備計画が承認された時点で、タイ旅行者の間では話題となっていました。
なぜなら、SRTダークレッドラインの停車駅にはドンムアン空港が含まれているからです。
これまで、ドンムアン空港⇔バンコク市内間の移動方法は、『ドンムアン空港からバンコク市内への行き方』に記載しているように、タクシーあるいはA1〜A4エアポートバスが主流でした。
しかし、SRTダークレッドラインの開業により、ドンムアン空港⇔バンコク市内間は、渋滞に巻き込まれる心配なく鉄道でスムーズにアクセスできるようになりました。
今回の記事では、実際にSRTダークレッドラインを利用したドンムアン空港からバンコク市内までのアクセス方法をレポートします。
ドンムアン空港からバンコク市内(今回はMRTスクンビットまで移動した)への運賃および所要時間は、以下のとおり。
- 運賃 / 合計73バーツ
ドンムアン空港⇒バンスー駅(40バーツ)
バンスー駅⇒MRTスクンビット(33バーツ) - 所要時間 / 約45分
実際に乗車してみた感想としては、エアポートバスよりも遥かに乗り心地が良い。また、渋滞の心配がないので、時間を読みやすいのも嬉しいです。
駅の各所にはエスカレーターが設置されているので、スーツケースを持っていても大丈夫です。
今後、ドンムアン空港からバンコク市内へのアクセスにはSRTダークレッドライン一択になると言っても過言ではないでしょう。
ドンムアン空港のSRTダークレッドライン電車乗り場
ドンムアン空港内のSRTダークレッドライン乗り場は、ドンムアン空港の国内線(第2ターミナル)の2階にあります(国際線ではないので要注意)。
海外からドンムアン空港の国際に到着した場合、まずはドンムアン空港の国内線ターミナル(第2ターミナル)へと移動します。
下はドンムアン空港国際線(第1ターミナル)到着フロアの地図。
(国際線到着口を出たら、8番出口方面へ。第2ターミナルへと移動できる)
8番出口およびタクシー乗り場手前にあるエスカレーターの奥を左折します。
エスカレーターの奥を左折後、”Domestic Arrivals(国内線到着口)”と記載された案内板に沿って直進します。
一番奥まで進みましょう。すると、下写真のようにSRTダークレッドライン乗り場を示す案内板があります。
突き当たりのエスカレーターで2階へ。
エスカレーターで2階へ上がった後、至る所にSRTダークレッドライン乗り場への場所を示す看板があります。
看板に沿って歩けば、SRTダークレッドライン乗り場へと到着します。
国際線の到着口から歩いて10分程度と言ったところでしょうか。
(ドンムアン駅到着)
ドンムアン駅の時刻表
時刻表は以下のとおり。
ドンムアン駅からバンスー駅方面への時刻表
時 | 分 | |||||
05 | 37 | 57 | ||||
06 | 17 | 19 | 31 | 43 | 55 | |
07 | 07 | 19 | 31 | 43 | 55 | |
08 | 07 | 19 | 31 | 43 | 55 | |
09 | 07 | 19 | 31 | 43 | 55 | |
10 | 07 | 27 | 47 | |||
11 | 07 | 27 | 47 | |||
12 | 07 | 27 | 47 | |||
13 | 07 | 27 | 47 | |||
14 | 07 | 27 | 47 | |||
15 | 07 | 27 | 47 | |||
16 | 07 | 27 | 47 | |||
17 | 07 | 19 | 31 | 43 | 55 | |
18 | 07 | 19 | 31 | 43 | 55 | |
19 | 07 | 19 | 31 | 43 | 55 | |
20 | 07 | 27 | 47 | |||
21 | 07 | 27 | 47 | |||
22 | 07 | 27 | 47 | |||
23 | 07 | 27 | 47 | |||
00 | 07 | N |
ドンムアン駅からランシット駅方面への時刻表
時 | 分 | |||||
05 | 46 | |||||
06 | 06 | 26 | 38 | 50 | ||
07 | 03 | 16 | 28 | 40 | 52 | |
08 | 04 | 16 | 28 | 40 | 52 | |
09 | 04 | 16 | 28 | 40 | 58 | |
10 | 16 | 36 | 56 | |||
11 | 16 | 36 | 56 | |||
12 | 16 | 36 | 56 | |||
13 | 16 | 36 | 56 | |||
14 | 16 | 36 | 56 | |||
15 | 16 | 36 | 56 | |||
16 | 16 | 34 | 52 | |||
17 | 04 | 16 | 28 | 40 | 52 | |
18 | 04 | 16 | 28 | 40 | 52 | |
19 | 04 | 16 | 28 | 40 | 58 | |
20 | 16 | 36 | 56 | |||
21 | 16 | 36 | 56 | |||
22 | 16 | 36 | 56 | |||
23 | 16 | 36 | 56 | |||
00 | 16 | N |
SRTダークレッドラインに乗車
改札前にある発券機でチケットを購入します。
発券機の表記はタイ語・英語どちらも可能です。
ドンムアン駅からバンスーまでの運賃は33バーツ。
発券機に対応している硬貨および紙幣は、10バーツ、5バーツ、2バーツ、1バーツ、100バーツ紙幣、50バーツ紙幣、20バーツ紙幣。
券を購入すると、トークン(コインのようなチップ)が出てきます。
(バンスー駅方向はプラットフォーム3番乗り場)
SRTダークレッドラインの車両。
Wikipediaによれば、車両は全て日本の日立製作所笠戸事業所で製造された1000系電車で、6両15編成により運行されているとのこと。
スーツケース等の大きな荷物があっても問題なく乗車できます。
SRTダークレッドラインの駅名一覧
駅番号 | 駅名の英語・タイ語表記 |
RN01 | バンスー (英:Bang Sue / タイ語:บางซื่อ) MRTブルーラインへ乗り換え可 SRTライトレッドラインへ乗り換え可 |
RN02 | チャトゥチャック (英:Chatuchak / タイ語:จตุจักร) |
RN03 | ワットサミアンナーリー (英:Wat Samian Nari / タイ語:วัดเสมียนนารี) |
RN04 | バンケーン (英:Bang Khen / タイ語:บางเขน) |
RN05 | トゥンソンホン (英:Thung Song Hong / タイ語:ทุ่งสองห้อง) |
RN06 | ラクシー (英:Lak Si / タイ語:หลักสี่) |
RN07 | カンケーハ (英:Kan Kheha / タイ語:การเคหะ) |
RN08 | ドンムアン (英:Don Mueang / タイ語:ดอนเมือง) |
RN09 | ラックホック (英:Lak Hok / タイ語:หลักหก) |
RN10 | ランシット (英:Rangsit / タイ語:รังสิต) |
バンスー駅でのMRT乗り換え
バンスー駅に到着したら、MRTに乗り換えてバンコク市内へと行けます。
(ピンク色の四角で囲んでいるのがバンスー駅)
バンスー駅からMRTスクンビットまでは11駅。運賃は33バーツ。
シーロム(Silom)やワットマンコン(Wat Mangkon。ヤワラートがある駅)へもバンスーからMRTに乗り換えてアクセスできます。かなり便利。
今回は、最も需要が多いであろうMRTスクンビットまでの乗り換えについて案内します。
バンスー駅のSRTダークレッドライン降車ホームから、MRTバンスー駅のプラットフォームまでの所要時間は徒歩5分程度。
まず、バンスー駅に着いたら、階下の改札へと向かいます。
(ホームから改札へはエスカレーターがある)
(改札)
改札を出たら駅内にある「MRT Blue Line」と書かれた案内板に沿って歩くだけ。
(至るところにMRTブルーライン乗り場への方向を示す看板がある)
MRTブルーラインの改札前に発券機があります。ここで行き先のチケットを購入するだけ。
購入したら改札をくぐり電車に乗りましょう。
あっという間にドンムアン空港からバンコク市内中心部まで行けます。
今後ドンムアンからバンコク市内へのアクセスはダークレッドライン一択になる?
下記事に記載しているように、ドンムアン空港からバンコク市内へのアクセス方法には、タクシーやエアポートバスなど様々な公共交通機関が存在します。
タイ旅行が初めての人、バンコクの鉄道に慣れていない人、飛行機疲れしている人であれば、言わずもがな一番おすすめの公共交通機関はタクシーです。
ただ、タイ旅行リピーターだったり、空港から市内への運賃を安く済ませたい人、渋滞に巻き込まれずに市内にアクセスしたい人であれば、今後利用すべき公共交通機関はSRTダークレッドライン一択になるでしょう。
エアポートをバスとBTSを乗り継いでバンコク市内へアクセスする方法もおすすめではありますが、バスと電車では、圧倒的に電車の方が乗り心地が良いです。
そして、空港から市内までのアクセスにおいて、エアポートバスとダークレッドラインでは、運賃はほぼ変わりません。
使い易さ、A1バス→Mochit経由だと多分合計74バーツくらいだった気が。料金的には変わりないですね。
ただ、個人的に乗り心地はバスより鉄道の方が良いのでレッドラインの方が良いかもです。— リーさん@タイ一択 (@AsiaThailand208) January 3, 2022
そういうわけで、今後はドンムアン⇔バンコク市内間へのアクセスにはSRTダークレッドラインの利用がおすすめです。
タイ旅行が解禁したら是非利用してみましょう。
ドンムアン空港でお得に両替。空港内で一番レートが高い両替所については、以下の記事を参考にどうぞ。
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