日本はコロナ禍以前までインバウンド需要が盛んであったため、リゾートバイトで働けば英語を活かすことは容易でした。
どこの観光地で働いても右も左も外国人だらけ。中には通訳士の求人があったり、英語を使える人は時給が上がる求人もあったほどです。
しかし、昨今のインバウンド需要の減少により、訪日外国人は激減しています。
そのため、現状リゾートバイトで英語を活かすのはかなり難しいです。
確かに、東京や大阪などの都心部には、日本に居住している外国人が大勢います。そのため、東京や大阪でバイトをすれば、外国人のお客様と英語で接客する機会に恵まれます。
しかし、リゾートバイトには都心部の求人は基本的に存在しません。なぜなら、都心部ではリゾートバイトで人員を募らなくても、タウンワーク等の町バイトの求人誌で十分に人員が集まるからです。
ではコロナ禍の昨今において、リゾートバイトで英語を活かすことは不可能なのでしょうか?
いいえ。現状、リゾートバイトで英語を活かす(あるいは上達させる)には、以下3つの方法があります。
- 外国人居住者が多い観光地で働く
- 外国人スタッフ(留学生など)が多い勤務地で働く
- 無料のオンライン英会話レッスンが受けられる派遣会社を利用する
上記以外でリゾートバイトで英語を活かす方法はないのが現状です。
今回の記事では、リゾートバイトで英語を活かしたい、上達させたい人に向けて、上記3点の詳細と英語を使う機会が多い職種も紹介します。
リゾートバイトで英語を活かしたい人の参考になれば幸いです。
外国人が消えた!英語を全く必要としなくなったリゾバの現状
筆者は2022年2月〜3月にかけて、兵庫県の城崎温泉にて1ヶ月のリゾートバイトを体験してきました。

城崎温泉と言えば、コロナ禍以前まではインバウンド誘致に力を入れ、過去6年間で訪日外国人観光客を45倍にまで急増させたという実績がある地域です。
しかも、中国人観光客のような団体客ではなく、個人旅行を好む欧米豪の個人旅行者をターゲットにしていたこともあり、城崎温泉で働けば英語がめちゃくちゃ活かせる!と言われていたほどです。
参考 【豊岡市】外国人宿泊者数が6年で約45倍に!城崎温泉をフックにインバウンド誘致に成功した、取り組み事例やまとごころ.jpしかし、そんな城崎温泉でも、筆者が働いた時は外国人観光客は皆無…。
筆者はカフェスタッフとして1ヶ月リゾートバイトをしましたが、1ヶ月の間に接客した外国人のお客様は見事に0人でした。
週に一度の英会話教室があっただけ
筆者が働いたカフェはホテルに併設されていたカフェであったため、今後インバウンド需要が回復することを見込んで、週に一度の英会話教室が開催されていました。
と言っても授業はたったの1時間。しかも、英語初心者に向けた簡単な単語を習うのみ。
これでは真剣に英語を活かしたい、上達させたいと思っている人にとっては何のプラスにもならないでしょう。
現状、ほぼ全てのリゾートバイト勤務先が城崎温泉のような状況に陥っています。
リゾバで英語を活かすために「日本で唯一の英語圏ニセコ」で働く
リゾートバイトで英語を活かすために、おすすめする一つ目の方法は、外国人居住者が多い観光地で働くことです。
具体的には北海道のニセコがおすすめです。
日本で最も国際的なリゾート地と呼ばれる。
中でもオーストラリア人に対する誘致に成功しているため、大げさではなく「公用語が英語」になりつつある。
外国人の季節労働者受け入れにも寛容であるため、一緒に働く同僚すらも外国人が多い。
「日本で唯一の英語圏」と言われている。
ニセコの英語使用率は圧倒的。「公用語は英語」
上述したように、ニセコは今や「日本でありながら海外」に変貌しつつあります。
理由は様々ありますが、単純にスキー場の雪質が良い、インバウンドに成功したといった他に、クレジットカードを使える店舗が多いことや、外国人労働者の受け入れが盛んなことも挙げられます。
オーストラリア人で賑わう北海道ニセコ町。
聞こえてくる言葉が全部英語。大げさじゃなくホントに。日本なのに日本人のアウェー感…
こんな雰囲気の場所は他にないと思う。ビール呑んで滞在したい願望にかられてるけど帰る! pic.twitter.com/fr7QK7e0Wq
? OKY(おかゆ) (@OKY_OKAYU) February 7, 2018
ニセコって外国人多いんでしょ?と本当によく聞かれます。
先ほど午前11時頃、近所のカフェに大学時代のアメリカ人の友人と来たので興味本位で見渡してみると、日本人は自分1人でした🧐 (キッチンスタッフも含め)
“多い”んじゃないんですよ。ほぼ”外国人しかいない“んですよ、良くも悪くも。 pic.twitter.com/rgilwLdwW1
— ニセコくん | ニセコ留学.com【公式】 (@niseko_ryugaku) January 5, 2020
今数人でコーヒー飲んでるんだけど、NZ人(トリリンガル)、オランダ人(トリリンガル)、自分(トリリンガル)、でウェイトレスの方もフランス人(トリリンガル)だった。ニセコはコロナ禍でも海外。 pic.twitter.com/uJgWXDwPXi
— ニセコくん | ニセコ留学【公式】 (@niseko_ryugaku) April 15, 2022
筆者もニセコの「シャレーアイビー」という高級ホテルと、町中のラーメン屋でそれぞれ3ヶ月のリゾートバイトを経験しましたが、本当に英語漬けでした。
ホテルに関しては、何となく英語を使うイメージはつくでしょう。
しかし、たかだか町中のラーメン屋でも、接客中に使う言葉の8割は英語でした。
「ラーメン屋」と言うよりは、「Ramen Restaurant」。お客さんの9割は外国人です。
麺の硬さはどうするかを聞いたり、”Can you do extra-large servings?”と聞かれたり…。注文系の英語はかなり身につきます。
そしてチャンスがあれば、世間話を振ってみる気概があればパーフェクト。英語を話す「恐怖心」「プレッシャー」が無くなります。
接客以外でも、FACEBOOKページ担当者から英文でのアピール文章の書き方なども教えてもらい、かなり英語が身につきました。
シャレーアイビーホテルに関しては、日本人の宿泊客は全体のわずか5%。スタッフの多くも外国人で、国籍は様々。
韓国人の方もいれば、オーストラリア人、英語堪能なシンガポール人。もうホテルの中が国際都市といった状態。
マネージャークラス、つまり上司にあたる人も外国人でした。彼らは日本語を流暢に話せますが、英語で話せば英語で何でも答えてくれます。
これがニセコで働く大きなメリット。
お客さんのみならず、同じスタッフ同士でも英語で会話できるため、本当に英語漬けな環境で働くことができるのです。
外国人と付き合いたい人はニセコへGO✈︎
1ヶ月もいたら英語もスキースノボも上達するよ!知らんけど※日本人彼女&外国人彼氏だけでなく、日本人彼氏&外国人彼女のカップルも多いみたいですよ〜😗 https://t.co/Np8ykqD8LL
— ぴきちん☃️ニセコ留学なう (@h723_) December 5, 2021
(コロナ禍における現在でも、ニセコは外国人であふれています)
筆者がリゾートバイト派遣会社に「英語を活かしたい」という旨を伝えた際も、現状はニセコが一番外国人のお客様と接する機会があると教えてもらいました。
ただし、英語を活かすために能動的に動く必要がある
しかし、そのニセコですらコロナの影響で居住している外国人が減少しているのが現状です。
ニセコの昨年12月末時点の外国人人口が合計で958人となり、年末としては7年ぶりに千人を割った。
近年、冬季はスキー場やホテルで働く外国人が大幅に増えていたが、新型コロナウイルス禍で前年に続き求職者数が低迷し、新規入国の制限や帰国者の増加も影響したとみられる。
確かにニセコは「日本で唯一の英語圏」と言われる場所であり、外国に行けない今、ニセコ留学が人気を博しているほどです。
しかし、そのニセコですら外国人は減少の一途を辿っています。
リゾートバイトで英語を活かしたくてニセコで働くのであれば、「休日や休憩時間に外国人が集まるバーやレストランに行き、自ら外国人に話しかける」くらい能動的に動ける人の方が、より英語を使う機会に恵まれます。
多国籍!外国人の同僚が多い環境で英語を活かすならトマムがおすすめ!
英語圏の英語にこだわらず、あらゆる国の人々と英語で会話する能力を向上させたい人もいるでしょう。
そういった方におすすめの勤務地が、北海道・トマムです。
もともとトマムは、ニセコや城崎温泉同様に外国人観光客が多いリゾートでした。
また、長期在留している外国人が多いことでも有名です。
そして、2015年に中国企業が買収したことを皮切りに、中国人観光客に備えて多くの外国人スタッフを雇うようになりました。
現在のトマムはニセコ同様に、お客様だけでなく、スタッフも東南アジア系の外国人が多い状況です。
北海道トマムのクチコミ・評判
想像以上にインターナショナルでした。
外国人宿泊者が多いと聞かされていましたが、スタッフの多くが東南アジア出身者かと思うほど多国籍で、まるでシンガポールのホテルのような感じでした。
スタッフはほとんど英語を使いたがりますが、とってもフレンドリーで日本的な心遣いができるスタッフが多いですね。
実際、筆者がトマムでリゾートバイトをした際も、スタッフの7割は東南アジア系の外国人でした(マネージャークラスのスタッフは日本人)。
外国人スタッフは簡単な日本語を話せますが、上記口コミにもあるように、基本的には英語で話したがります。
そのため、お客様以外にスタッフ同士の会話も英語になるのが大きなポイントです。
私語や雑談も英語で行います。
しかも相手は中国人、台湾人、シンガポール人、タイ人など、国籍が様々です。
各々、特徴的な発音があるため、グローバルな英語を身につけられるのが最大のメリット。
こうした理由から、英語留学やワーホリを計画している人がトマムでリゾートバイトを始めるケースは多いです。
12/3に日本に帰りますが有り得ないくらい楽しみです。なぜならやりたい事と住みたい場所があるから!!!
外国人の多いトマムかニセコ、もしくは南国の離島でリゾバをしながら多国籍の人らと出会ってこれからも視野を広げていく!!
コロナ終息頃にカナダかニュージーランドのワーホリへ行く🥰
— RISA🍒🇦🇺ワーホリ帰国 (@19950120_risa) November 18, 2021
またトマムは、冬はスキー、夏は屋内プールといった観光も楽しめるため、単純に働いていて楽しいです。
冬のトマム・スキー場リゾートバイトでは、無料のリフト券が貰える他、スキー・スノボ用具も無料でレンタルできます。
英語を身につけながら、楽しくリゾートバイトしたい人におすすめです。
トマムでのリゾートバイト体験談については、以下の記事を参考にどうぞ。
参考 【体験談】トマムでのリゾートバイトが楽しくて最高だった!仕事内容や生活環境を詳しく解説します。リゾートバイトのRi-Life無料でオンライン英会話できるリゾバ派遣会社を利用する
コロナ禍以降、訪日外国人が現象してしまったため、リゾートバイトの仕事で英語を使える機会はコロナ以前に比べて極端に減りました。
しかし、リゾートバイトで英語力を向上させたいというリゾートアルバイター達のニーズに答え、近年は就業中に24時間無料でオンライン英会話を受けられるサービスを始めた派遣会社が複数存在します。
- アルファリゾート
(3ヶ月以上の就業契約をしている人限定で受けられる)
- ワクトリ(Work Trip)
いずれも就業中であれば24時間365日、スマホやタブレット、ノートパソコンさえあれば、いつでもオンライン英会話を受講できます。
(アルファリゾートのオンライン英会話。「ネイティブキャンプ」という月額6,480円のサービスを無料で利用できる)
(ワクトリのオンライン英会話サービス。「DMM英会話」という月額6,480円のサービスを無料で利用できる)
この記事で紹介した「英語を活かせる勤務地(ニセコ、トマム)」が自分に合わない…でもリゾバで英語力を向上させたい!という人もいるでしょう。
そういった人は、勤務地を気にせず、自分の好きな場所・職種で働き、英語力はオンライン英会話で向上させるといった方法もとれます。
上記2社は、他のリゾートバイト派遣会社にはない「ならでは」な特徴を備えています。
- アルファリゾート / 全国の温泉地の求人数がナンバーワン。温泉関係の仕事で一番おすすめ
- ワクトリ(Work Trip)/ グランピングリゾートでの仕事など、他社には求人がある。求人に寮写真が掲載されているので初心者でも安心
もちろん、派遣会社担当者に「英語を活かせる勤務地と職種が良い」という旨を伝えれば、可能な限り条件に合う求人を紹介してくれます。
オンライン英会話のみでも良いから英語力を高めたい人は、上記2社の利用も検討してみると良いです。
上記2社のクチコミ・評判については、以下の記事を参考にどうぞ。

英語を使える職種。ホテルフロントと仲居が断とつで英語漬けになれる
リゾバで英語を使うには大前提として「接客業」でなければ意味がありません。
確かに皿洗いや清掃業務でも、同僚に外国人がいれば英語を使えますが、同僚に外国人が「正確に何人いるか」までは求人応募者が把握するのは難しいです。
また、例え同僚に外国人がいたとしても、皿洗いなどの同僚同士のコミュニケーションをあまり必要としない職種では、英語を使う機会に恵まれません。
ホテルフロントと仲居が取り分けて英語を使える理由は、以下の4点。
- 質問されること・こちらから説明すべきことの幅が広い
- より標準的で「感じの良い英会話」が発生しやすい
- コミュニケーションも仕事に含まれる
- 同僚に外国人や英語が堪能な人が多い
例えば大浴場の場所を教えたり、料金に関する説明をしたり、時には部屋の設備が壊れていてクレームを受けることもあります。
(例えば上画像のような注意書きも英語で説明できるよう練習する)
筆者はニセコのラーメン屋でも働きましたが、飲食店のお客さんはお酒が入っていることもありスラングの連発。
例えば、ニセコのリゾバで初めて知ったのですが、オーストラリア人は”I think”を”I reckon”と言ったりします。
こうしたスラングも確かに生きた英会話。覚えていて損はないのですが、英語上級者でなければまずは標準的な英語を身につけたいところです。
その点、ホテルフロントや仲居と接する英語圏のお客さんは、シラフだけあって、こちらにも理解できるよう標準的な英語で話してくれます。
お客さんの中にはネイティブ同士の会話並のスピードで英語を話してくる人もいます。
しかし、基本的に心配は不要です。
いかなる職種にも必ず英語堪能なマネージャーや先輩がいます。
本当に聞き取れなくて困った時は、先輩や社員に頼ればOKです。
外交的な性格の人はホテルフロントでバシバシ世間話を振ってみよう
ホテルフロントは、主にチェックイン・チェックアウト時の予約管理や部屋割り、施設説明を行います。
ホテルフロントは、最も英語を話す機会が多い職種です。
ただし、メリットとデメリットがあります。
まず、メリットとしては英語を話す機会が多いだけに、早い段階で英語に対する恐怖心とプレッシャー、文法間違えの恥ずかしさが消えます。
また、対面での英会話だけでなく電話対応も行うのもポイント。例えばチェックインが深夜になる人からの電話が鳴ることもあります。
素直に喜べることではありませんが、クレームなどのイレギュラー対応だってあります。
オーバーブッキング、クレジットカードが使えない、客室清掃の不十分(フロントのせいではないんですがね…)などなど。
ハッキリ言って、クレームを対応している時の気分は良いものではありません。
しかし、終わってみると、信じられないくらい英語が進歩しているのが分かります。だって、クレーム時は相手を刺激しないよう、言葉を選んで英語を話すわけですから。
こんなこと、そこらの英会話教室やオンライン英会話教室では絶対に体験できません。
本気で英語を上達させたい人にとっては、素晴らしい経験になります。
自主的に宿泊客に話しかける勇気を手に入れる
ホテルフロントのデメリットは、会話が定型文になりがちなこと。
仕事に慣れてくると、お決まりの接客会話だけで仕事が済むようになってきます(クレーム時を除いて)。
しかし、それでは英語の上達は見込めません。
外国人の宿泊客はフレンドリーです。かつ日本人とコミュニケーションを取ることを楽しく思ってくれています。
積極的にこちらから、世間話を振る勇気を身につけましょう。
例えば、筆者は子連れの宿泊客が来たら、”What a cute baby! How old is it?(可愛い赤ちゃんですね!何歳ですか?)”なんてバシバシ声かけしていました。
こうしたポジティブな声かけを見ていたシンガポール人のマネージャーからは”Keep it up!”と言ってもらえたり、時には大げさに”What an impeccable job you’ve done!(素晴らしい仕事だ!)”と言ってもらえたり。
こうして褒められることが相乗効果となり、メキメキと英語力を伸ばしていけました。
ホテルフロントは英語力を伸ばしたい人には本当におすすめの職種です。
内向的な人は仲居の仕事がおすすめ。相手からめちゃくちゃ英語で話しかけてもらえる
仲居は、旅館宿泊客のお見送りや配膳・お出迎え・お見送り・片付け・客室点検・客室案内・お茶出し等を行う付き人のような仕事です。
仲居もホテルフロント同様に、滞在時のルール等を宿泊客に説明します。
しかし、仲居が英語力を伸ばしやすい理由は他にあります。それは、外国人からめちゃくちゃ話しかけられる点。
仲居という職業は外国にはない概念です。メイドさんでもなければ、ベルボーイ・ガールでもなければ、バトラーでもなければ、コンシェルジュでもありません。
我々日本人ですら、一言で仲居の職業を述べよと言われたら難しいです。
そんな仲居に、外国人宿泊客は釘付けになります。英語の日本旅行サイトでは、仲居を見たい人のための「仲居がいる旅館特集」があるほど。
実際に筆者も仲居として(ちなみに、仲居は男でも働けます。珍しくないです)働きましたが、「あなたはここに住んでいるの?」「浴衣は日本伝統の仲居の衣装なの?」「心付けとは仲居独自の習慣なの?」などなど、驚くほど話しかけられました。
中には、日本人より仲居の歴史に詳しい日本マニアな外国人宿泊者もいらっしゃって、逆にこちらが勉強させてもらったり。
そして、こうした会話は驚くほど世間話に繋がります。
もちろん、最初は筆者も緊張して大したことは話せませんでした。例えば、相手がイギリス出身だと分かれば、「オウ!ビートルズ!」なんて言って笑いを誘う程度。
しかし、やはり慣れてくると「千と千尋の神隠しは絶対に見た方が良い」とか「ちなみに、あの舞台のモデルは台北から行ける九份だ」とか…
また、相手は日本文化に興味津々なので、こちら主体で話す機会に恵まれます。
聞かれたことに答えるのではなく、自身の考えを話すという主体的な英語力が磨かれるわけです。
「私が思うに日本人はシャイ」「ハイボールが一番好き」などなど話してみたり。興味を持って聞いてくれます。
ホテルフロントよりもカジュアルに英語を話す機会があります。
しかも、相手から話しかけてくれる事が多いので、内向的な人が英語を話すには抜群の環境です。
飲食店ホールも悪くはないが、余程の自主性が必要
飲食店ホール等の求人でも『英語を活用できる!』との記載があります。
しかし、個人的には飲食店ホールでの仕事はおすすめしません。飲食店ホールの仕事は、オーダーと会計以外でお客さんと話す機会が殆どありません。
自主性があれば世間話でも振って英語を使えますが、飲食店で悠長に話せる時間は皆無です。
「仕事で使う範囲以外の英語力を得られなかった」なんて結果になる可能性もあります。
そのため、やはり英語力向上を目的とした英語漬けリゾバならホテルフロントか仲居がベストです。
英語を活かせる求人はリゾートバイトダイブで探すのがおすすめ
リゾートバイトを始めるには、リゾート地での住み込みバイト案件を専門的に扱う派遣会社を利用するのが一般的です。
ただ、派遣会社は複数存在していて、各派遣会社によって異なる特徴を持ち合わせています。
数ある派遣会社の中でも、リゾートバイトで生きた英語力を使いたいなら、リゾートバイトダイブを利用するのが一番おすすめです。
>>>英語を使える求人が多い派遣会社【リゾートバイトダイブ/株式会社ダイブ】
リゾートバイトダイブは、2022年のリゾートバイトおすすめ派遣会社【厳選6社】リゾバ歴5年以上の専門家が徹底比較でも述べた通り、
留学を検討している人に向けたサポートに特化している派遣会社であり、留学を斡旋するエージェントでもあります。
注意ただし現在は、コロナ禍の影響で留学等のサポートの問い合わせ・受付を見送っています。
具体的に、リゾートバイトダイブでは、過去に以下のようなサポートを行っていました。
- 留学を検討している人への無料カウンセリング(留学先決定までの相談・リサーチ)
- 英語を使えるリゾートバイト求人の紹介
- 無料の英会話レッスンを設けている求人を掲載
- 大手エージェントを頼るより安い値段(大手の2/3価格)で留学を斡旋してくれる
派遣業だけではなく、エージェントとしても運営している会社だからこそカウンセリングや斡旋まで出来るというわけです。
つまり、リゾートバイトから留学までに必要なことを全てリゾートバイトダイブ内だけで完結できます。
現在は確かに上記のサポートを一旦停止しているのものの、元々留学サポートもしていた派遣会社だっただけに、英語を使える求人に関しては他の派遣会社よりも豊富です。
また、中には「無料の英会話レッスン付き」の求人もあります。無料のレッスンでは同じ職場で働くネイティブ外国人が英語を教えてくれます。
こうした機会をどしどし利用して、英語力を高めていきましょう。
こうしたサポートがあることで、リゾートバイトダイブは留学の貯金を目的としているスタッフが多いです。
そのため、現場で一緒になったスタッフと留学に関する情報を交換できるのも大きなメリットと言えるでしょう。
派遣会社登録後、「担当(コーディネーター)」というリゾートバイト開始から終了までを世話してくれる人が付くことになります。
担当に留学資金を貯めたい旨や、英語を使える就労先で働きたい旨を伝えましょう。
上で述べたような、英語力を上げながら効率的に留学資金を貯めるのに最適な現場を紹介してくれます。
「自分は今現在このくらいの英語力で、将来的にはこのくらい話せるようになりたい」という旨を伝えて、自身のレベルに合った就労先を紹介してもらう相談も可能です。
まずは担当からじっくりと話を聞こう
ただ、上述したようにコロナ禍の影響で、全体的に英語を活かせる求人は壊滅的と言えるほど減少しています。
自身の判断だけで求人に応募するのではなく、まずは派遣会社の担当者に「英語を使える求人を探している」旨をしっかり伝えた上で、紹介された求人に応募することを強くおすすめします。
求人を選ぶ上でのアドバイス
せっかくリゾートバイトで英語力を高めたいのであれば、更に効率的に英語力を向上できるよう、個室寮を完備している求人に応募しましょう。
個室寮がおすすめ
リゾートバイトの寮には「個室寮」と「相部屋」の2種類が存在しますが、英語を学習したい人は絶対に個室寮にしておきたいです。
なぜなら、相部屋だとプライベート時間に英語を勉強しにくいからです。
英語を話せるようになるには、日々の自主的な勉強も必要です。
ただ、英語の勉強はテキストを眺めてスペルを暗記するだけではありません。CD音声を何度も聞いて、自分でも発声しながら実践的な練習を積む必要があります。
そんな時、相部屋寮だと周りに知らない人がいるので恥ずかしいです。
発声していると、同じ部屋の人に迷惑をかけることもあるでしょう。
そのため、リゾートバイト中に英語を勉強する人は必ず個室寮完備の求人に応募しましょう。
リゾートバイトの個室寮については、以下の記事を参考にどうぞ。

時給の高さにも注目すべし!
リゾートバイトで英語を活かしたい人の中には、留学資金を貯めるのが目的の人も多いでしょう。
通う学校や留学先での生活環境によって多少異なりますが、ビザ代や往復航空券代、生活費や保険と言った授業料以外に発生する諸々の費用も含めると、
1ヶ月間の留学に必要な費用は、国によって以下の金額が目安と言われています。
- アメリカ = 50万〜60万円
- イギリス = 50万〜60万円
- カナダ = 50万円前後
- オーストラリア = 40万円前後
- ニュージーランド = 40万円前後
- フィリピン = 30万円前後
上記は、あくまで航空券や入学金等の初期費用を含めた1ヶ月目の金額(初期費用)です。
2ヶ月目以降に往復航空券や入学金は改めて発生しません。
2ヶ月以上留学する場合、2ヶ月目以降の費用は上記金額より10万円前後安くなると考えて良いです。
語学留学に必要な初期費用は、一番安いことで有名なフィリピンで30万円前後。
人気のアメリカだと50万円〜60万円必要です。
多くの人が、出来るだけ早く資金を貯めたいはず。
そこで肝心なのが、「リゾートバイトで1ヶ月に貯められるお金はいくら?」という点。
1ヶ月で貯金できる金額については、残業時間やリゾートバイト中の生活、求人先の待遇条件によって異なります。
仮に
- 時給1,200円
- 2食賄い付き
- 水道光熱費・寮費無料
- 交通費支給
- 1日8時間労働・週5日勤務
- 月10時間の残業
の条件で働いた場合、1ヶ月で貯められる金額は”16万円程度”と考えておくと良いでしょう。
1ヶ月間のリゾートバイトで貯金できる平均金額は”15万円前後”
貯金額の平均が15万円という根拠は、実際に自分がリゾートバイトで働いた経験から述べています。

上記事では、先に述べた条件で働いた場合、給料から社会保険や生活費を引いた最終的な手取り金額は16万円程度になると記載しました。
1ヶ月の貯金予想
- 基本給220,800円 = 1日9,600円 × 出勤23日
- 時間外(残業)15,000円 = 残業が10時間発生(予想)
- 額面は235,800円 = 基本給220,800円 + 残業代15,000円
- 社会保険(予想)35,000円
- 貯金できる額は約16万円 = 額面235,800円 – 社会保険23,000円 – 生活費(予想)4万円
この16万円という数字、すぐにフィリピン留学したい人にとってはまずまずの貯金額と言えるのではないでしょうか。
フィリピン留学1ヶ月の初期費用の平均が30万なわけですから、2ヶ月で留学資金を貯められます。
余裕を持って3ヶ月働いて貯金すれば、現地で遊ぶお金もまかなえるでしょう。
セブ島でリゾバしながら留学もしたい!という人へ
まだリゾートバイト業界ではあまり知られていないサービスですが、2019年12月よりフィリピン・セブ島を中心に語学留学事業を展開する「株式会社ストロングジャパンホールディングス」と、
リゾートバイト派遣会社スタッフエージェントが業務提携を行い、新しいサービスを生み出しました。
内容を簡単に言うと「セブ島でリゾートバイトをしながら英語留学を行う」というもの。
これまでのリゾートバイトには存在しなかった革新的な働き方です。
具体的な内容は以下の通り。
- セブ島での英語留学費用の授業料が無料
- 滞在費用も無料
- その代わり、留学スタッフとして学校でサポート業務・コールセンター業務に従事する
と言ったものです。
ただし、入学金等の初期費用は実費となります。あくまで授業料と滞在費用のみが無料になるというもの。
以下は、授業料と滞在費用以外の実費部分。
<日本での必要な支払い費用>
- 入学金:15,000円
- 海外送金手数料:2,000円
- 業務手配料:75,000円
合計92,000円
※加えて、現地支払費用として、以下のSSPや就学許可証費用、ビザ代、テキスト代などが必要となります。
<現地支払費用>
- SSP(就学許可証申請):約15,400円(7,000ペソ)
- ビザ延長費:約30,360円(13,800ペソ)
- 外国人登録証:約6,600円(3,000ペソ)
- テキスト代:約9,900円(4,500ペソ)※お取り頂くレッスンによって異なります。
合計約62,260円
つまり、初期費用として合計約154,260円が必要になります。
初期費用だけを見れば、大してお得に感じません。しかし、このリゾバ留学のメリットは長期で留学したい場合に発揮されます。
上記の費用はあくまで初期費用。2ヶ月目や3ヶ月目には発生しない項目が殆ど。
つまり、初月以降は労働する必要こそあるものの、ほぼ費用をかけずにセブ島で留学できるのです。
6ヶ月の留学で、なんと支払い費用はたったの24万5,000円で済みます。破格。
ただし、上記PDFに記載している通り、慣れないリゾバ業務と留学を同時に行うと、語学に集中できないというデメリットもあります。
いくら語学留学とは言え、勉強以外の時間に遊びたい時もあるでしょう。
遊ぶばかりで、留学が終わってみれば全く英語が身に付いていなかった人は珍しくありません。
なので、個人的には上記の「リゾートバイトダイブ」を利用して地道に留学資金を貯めるのがおすすめです。
どうしてもセブ島リゾバ留学に興味があるという人は、サービスを展開している留学比較Styleへ一度問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の記事内容をまとめると、リゾートバイトで英語を活かすには
- ニセコかトマムで働くのが良い
- 職種はホテルフロントか仲居がおすすめ
- 無料でオンライン英会話を受講できるリゾバ派遣会社もある
- 英語を使えるリゾバ求人は「リゾートバイトダイブ」で探すべき
- セブ島でリゾバしながら留学する手段もある
ということでした。
筆者の1ヶ月のリゾートバイト体験談については、以下の記事を参考にどうぞ。派遣会社の登録から就労の流れ、寮・食事の様子等を写真付きで詳しく紹介しています。
