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タイの神龍?巨大ナーガ像があるムクダハンの寺院「ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム 」

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ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)のアイキャッチ画像

タイの寺院で見かける仏教やヒンドゥー教の神様と言えば、何を思い浮かべるでしょうか。

ガルーダ、ヤック、ガネーシャ、ハヌマーン…?様々な神や神獣が存在していますが、「一番かっこいい神獣」と言えば、やはりナーガではないでしょうか。

蛇のような胴体に立派な鶏冠とさか、荒々しいのに知性を感じる見た目。伝説や言い伝えもひっくるめて、カッコいい…!とにかくカッコいいんです。

タイにおいてナーガはとりわけ珍しい神様ではありません。寺院お堂の階段を護るナーガは至るところで見られます。

チェンライのワット ローンスアテン

チェンライのワット ローンスアテン

ただ、見る者を圧倒する超巨大ナーガを見られる場所は限られます。有名どころだとバンコク近郊のワットサムプランでしょうか。

今回の記事で紹介する巨大ナーガが祀られている寺院「ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(วัดรอยพระพุทธบาทภูมโนรมย์)」は、タイ東北部ムクダハン県に位置する寺院です。

全長122m、高さ20mというビル7階の高さに相当する、超・超・超巨大ナーガ様が鎮座しています。

カッコいい…!絵になる…!「いでよ神龍!」とか言いたくなる。

タイ寺院に興味がない人でも、この巨大ナーガ様には関心を覚えるはず。

場所はムクダハンなので、バンコクからはとても遠い(飛行機約1時間+車で2時間くらい)ですが、機会があれば是非いってみてほしいです。

以下で、ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムを詳しくレポートします。

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)の境内

境内

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)は、ムクダハン市内から約5km離れた高台の上に位置する寺院です。

寺院からはムクダハン市内、メコン川、隣国のラオス・サワンナケートまでも眼下に見渡せます。

ムクダハンにおける、最高地点のビューポイントとしても知られている場所です。

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)から見える景色

寺院から見える景色。奥にはメコン川と対岸のラオスも見える

ナーガの伝説

タイにおいてナーガは、瞑想中の釈迦を雨風から護った守護神として知られています。

ナーガはタイ・ラオス国境のメコン川に棲んでいたという伝承があるため、ムクダハンを含めたメコン川沿いの都市では、とりわけて多くのナーガ像が祀られています。

現在でもナーガはメコン川に生息すると信じられていて、タイ人の中には実物のナーガを見たことがある人もいるとかいないとか。

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムのナーガも、実物のナーガを見たという人達の伝説をもとに造られたとのこと。

かつてワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムの近くでダムを建設中だった村人達のもとに、真っ黒なナーガが現れた。

ナーガは今でこそ守護神として知られているが、その昔、イサーンではナーガの怒りを買い滅ぼされ川底に沈んだ国があったと言われている。ナーガは恐ろしい怪物でもあるのだ。

巨大ナーガを目の当たりにして怯える村人達を他所目に、ナーガは村人達に危害を加えることなくダムの水を飲むと静かに洞窟の中へと消えていった…。

巨大ナーガの美しさに感動した村人達は、「あのナーガは我々を見守ってくれる神獣に違いない。ここにナーガ様の像を立てよう」と、ナーガ像を立てた。

めちゃくちゃ迷信ぽいですが、ロマンに浸って信じます。

参考タイの神様「ナーガ」とは

巨大ナーガ像

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)のナーガ像

いやー、それにしても美しい。

どうですか、この太陽の光にきらめく鱗…。本当に生きているかのような躍動感。まさに「タイ版の神龍」ですね。

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)のナーガ像2

くねくねした尾もリアル。

筆者はドラゴンに関しては絶対に東洋派。西洋のドラゴンも羽が生えてたりでカッコいいのですが、ただの悪役として描かれることが多いからちょっと残念。

一方、タイや日本を含めた東洋では、ドラゴンは神秘的な存在として描かれることが多いですよね。知性があって人語を話したり、威厳のある外観がたまりません。

参拝

せっかくなのでお参りしましょう。

ナーガ像の周りには、お参りセットを売っている売店があります。お参りセットには以下の物が含まれています。

  • ろうそく
  • 線香
  • 小さな線香
  • 赤い布
ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)のお参りセット

お参りセット

以下の手順でお参りします。

  1. ナーガ麓の祭壇でろうそくと線香に火をつける
  2. 祭壇にある線香立て、ろうそく立て、それぞれに線香とそうろくを立てる
  3. 祭壇に花を添える
  4. 赤い布に自身のフルネームを書き、周辺の木にくくりつける
  5. 最後に小さい線香に火をつけ、ナーガ麓に供える

参考タイ人のお参りの仕方をわかりやすく説明する。

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)の祭壇

祭壇。ろうそく、線香、花はここで処理する。

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)の参拝で使用する赤い布

赤い布に自身の名前を書き

赤い布を周辺の木に結ぶ

周辺の木に結んで付けます。

ラッキナンバー

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)の参拝で使用する小さな線香

最後に小さい線香に火をつけ、ナーガ像の麓に置きます。

火をつけた線香には、上写真のように3つの数字が浮かび上がってきます。この数字があなたのラッキーナンバー。

3つの数字と下三桁の番号が同じ宝くじを購入すると、大金が当たるのだと。そういうわけで、ナーガ像の周辺では宝くじが販売されています。

筆者も下三桁が同じ番号の宝くじを購入してみましたが、、、、当たりませんでした。そりゃそうか。

最初から期待はしていませんでしたが…。

巨大仏像も見逃せない

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)の巨大仏像

境内にはナーガ像の他に、高さ約60m(土台を含めると84m)の巨大仏像も安置されています。

仏像は、ラーマ9世の84周年を記念して、2011年12月5日に建立されました。

仏像の土台は展望台にもなっていて、中に入り上階へと上がれます。

上階からは、ムクダハン市内やラオスが一望できます。登るのは少々大変ですが、是非上がって景色を堪能しましょう。

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムへの行き方

ムクダハンにはバスや鉄道と言った公共交通機関はありません。

そのため、基本的には自家用車でアクセスしなければいけません。もしくは市内でサムロー(三輪タクシー)を往復チャーターしてアクセスします。

(自家用車でアクセスする場合、GoogleMapのナビに従ってアクセスすればOK)

寺院の麓までは自家用車やタクシーでアクセスできますが、麓から寺院までは専用のソンテウに乗ります

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)の駐車場

寺院の麓には駐車場と売店があります。飲み物などを買っておくことをおすすめします。

ソンテウ順番待ちの行列

筆者が訪れたのは日曜日だったため、ご覧のとおり凄まじい行列!うぎゃーって言いたくなるくらい人であふれていました。

とは言え、待ち時間は20分程度でした。

ワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロム(Wat Roi Phra Phutthabat Phu Manorom)へ上がるソンテウ

寺院へ上がるソンテウ。5分くらいで寺院に到着します。

ソンテウ乗車料金は20バーツ。

 

帰りのソンテウは、寺院の到着場所(ソンテウ降車場所)から乗れます。

住所

タイ語

วัดรอยพระบาทภูมโนรมย์ หมู่5 ตำบลนาสีนวน อำเภอเมืองมุกดาหาร จังหวัดมุกดาหาร

サムローを利用してアクセスする場合は、ドライバーにワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムのタイ語表記『วัดรอยพระพุทธบาทภูมโนรมย์』を見せればOK。

超有名寺院なので、知らないドライバーはいません。

寺院の開放時間

ナコンパノム観光ついでに行くのがおすすめ!

ムクダハンは見どころが少ない町ですが、隣県のナコンパノムは見どころが多いです。

また、ナコンパノムには空港があるため、バンコクからのアクセスが楽。空港ではレンタカーも利用できます。

ナコンパノム市街からワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムへは、車で1時間程度でアクセスできます

そのため、ナコンパノム旅行の最中にワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムも訪れるのがおすすめです。

 

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