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タイは、美しいビーチリゾートや壮大な寺院で世界的に有名な観光国です。インターネット上には魅力的な定番スポットの情報が溢れていますが、在住者ですら知らない秘境も密かに存在しています。
タイの秘境は、外国人旅行者にとっては新鮮さや非日常を感じられる場所ながらも、地元民には親しまれている「隠れ家的存在」です。
今回の記事では、日本人旅行者でも自力でアクセスが可能で、しかも魅力に満ちたタイの秘境を厳選して紹介しています。
人里離れた不思議な村、息をのむほどの景観を誇る絶景スポットや隠れたホテル、そしてプライベートに楽しむことができる美しい島など。
興味があれば、次回のタイ訪問のリスト是非加えてみることをおすすめします。
地図で見るタイの秘境。地域ごとの個性と魅力
この記事で厳選した秘境は、タイの豊かな多様性の中でも、特に美しく、かつ多くの日本人にとっては未開拓の地域です。それぞれの秘境は、異なる文化や気候、地理的特徴を有していて、独自の情緒を醸し出しています。
以下の地図では、本記事で紹介する秘境の位置を示しいます。旅の計画を立てる際に役立てていただければ幸いです。
地図番号 | 名前 | 特徴 | 県 |
❶ | チェンカーン | メコン川沿いの小さな町 ノスタルジック | ルーイ |
❷ | サンクラブリー | モン族やカレン族が暮らす 自然あふれる町 | カンチャナブリー |
❸ | メーカンポン村 | 日本の原風景を思わせる、 桃源郷のような村 | チェンマイ |
❹ | モンチェム | 北部随一の自然スポット 雄大な山々の景色 | チェンマイ |
❺ | マンノーク島 | タイで唯一のプライベート島 | ラヨーン |
❻ | ロイラロンホテル | チャオプラヤー川に浮かぶ 古民家宿 | バンコク |
❼ | パラディー リゾート | サメット島随一の 高級プライベートヴィラ | ラヨーン |
心奪われるタイの秘境7選
❶ チェンカーン。メコン川沿いに広がる、昭和を思わせるノスタルジックな町
チェンカーン(Chiang Khan / เชียงคาน)は、タイ東北部ルーイ県のルーイ空港より約1時間の場所に位置する、メコン川沿いの小さな町です。
メコン川の景色を背景に、メインストリートには昭和のノスタルジックを感じさせる木造家屋が並び、幸福すら感じさせる懐かしい記憶に想いを馳せられます。
どこかに似てるんだよなあと思ったら、あれだ、チェンマイのメーカンポン村っぽい雰囲気。日本人が好きな感じ😋 pic.twitter.com/QBOnvuJRhW
— リーさん🇹🇭WEBライター (@AsiaThailand208) August 3, 2022
チェンカーンのメインストリート動画↑↑。日本人ならこの雰囲気は好きでしょう。
夕方、町を歩くだけで日頃のストレスや不安を逃れ、時が止まったのような懐かしさに癒されます。
街並み以外にも、タイ東北部のタイ人に話題の「スカイウォーク寺院」やラオスとの国境を巡る「メコン川ディナークルーズ」など、見どころも満載なのがおすすめの理由です。
メコン川ディナークルーズの様子↓↓
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日本人の心に共通する、素朴さと懐かしさ、ノスタルジックを備えた場所で癒されたい人は、是非チェンカーンを訪れてみてほしいです。この現代では中々見られない光景に、新しいアイデアや創造性を刺激されることすらもあるでしょう。
チェンカーンの詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。見どころやバンコクからのアクセス方法などの、観光におけるヒントを詳しく記載しています。
- アクセス / ルーイ空港から車で約1時間
- ベストシーズン / 乾季(11月~2月)。町はとても涼しく、山では雲海が見られる
- 言語 / タイ語のみ。英語は通じにくい
- 一人旅でもOK。旅好きにこそおすすめしたい
❷ サンクラブリー。少数民族が暮らす、ミャンマーとの国境の町
サンクラブリー(Sangklaburi / สังขละบุรี)は、泰緬鉄道で有名なカンチャナブリー中心地から、車で約3時間の場所に位置する小さな村です。
ミャンマーとの国境付近に位置するサンクラブリーには、モン族やカレン族といった多様な民族が共存していて、独自の文化と伝統が垣間見られます。
また、美しい山々に澄み渡る川、水中に沈んだ遺跡など、自然の造形美や自然風景が楽しめるのもサンクラブリーの大きな魅力です。
サンクラブリーの観光におけるハイライトは、水中に沈む遺跡。水位が下がる乾季になると全貌が顕になり遺跡に上陸できます。水位が高い雨季は上写真のように遺跡の一部が水没し、その姿は「水に浮かぶ遺跡」とも言われています。
その他にも、菩提樹に囲まれた遺跡など、旅好きの心をくすぐる素晴らしい光景が多々望めます。
ミャンマーとの国境近くの街なのでアクセスには時間こそかかるものの、タイの隠れた秘境を見てみたいなら訪問の価値があります。
カンチャナブリーから約3時間。ミャンマーの国境近くにある秘境の地サンクラブリーのおすすめ観光スポットをまとめました。水没の遺跡があることで有名な町です。モン族やカレン族が住んでいます。公共交通機関を使ってのアクセス方法も解説してます。旅好きは是非!
詳細▶︎ https://t.co/O7SMIEsJ6j pic.twitter.com/OhLxE2LURz— リーさん🇹🇭WEBライター (@AsiaThailand208) November 2, 2023
サンクラブリーの詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。見どころやバンコクからのアクセス方法などの、観光におけるヒントを詳しく記載しています。
- アクセス / カンチャナブリーバスターミナルからミニバンで約3時間
- ベストシーズン / 乾季(11月~5月)。特に水位が低くなる3月から5月にかけては、幻想的な遺跡の全貌を見ることができる貴重なチャンスです
- 言語 / タイ語のみ。英語は通じにくい
- 一人旅でもOK。旅好きにこそおすすめしたい
❸ メーカンポン村。日本の原風景を思わせる、牧歌的な集落
メーカンポン村は、チェンマイ市街から車で約1時間の場所に位置する、人口約500人の小さな村です。
メーカンポン村は海抜約1300mの丘に位置していることから1年を通して気候が比較的涼しく、また昔の日本を思わせる原風景のような光景が目にできます。
近年は日本のテレビ番組で取り上げられたことから、徐々に知名度があがりつつあります。
小さな村と言えど、ある程度観光地化されていて、村内のメインストリートには多くの飲食店やお土産屋などが並びます。また、村の周辺には滝やビューポイント、ツリーカフェなどの自然を活用した見どころが多く、自然と文化の豊かさを楽しめます。
「これぞ秘境!」と思わざるを得ない、美しい光景の数々。タイに長年住んでいる筆者でも、「こんな場所があったんだな」と感心しました。
メーカンポン村良かったなぁ。また行きたい。次は1泊したい。 pic.twitter.com/YGBtwFu7C5
— リーさん🇹🇭WEBライター (@AsiaThailand208) December 14, 2020
ノスタルジックでありながら、自然と調和した清々しい気持ちになれる場所です。チェンマイのような古い寺院や山などの自然が好きな人なら楽しめること間違いなしです。
メーカンポン村の詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。見どころやチェンマイ市街からのアクセス方法などの、観光におけるヒントを詳しく記載しています。
- アクセス / チェンマイ市街のからミニバスで約1時間
- ベストシーズン / 乾季(11月~5月)
- 言語 / タイ語のみ。英語は通じにくい
- 一人旅でもOK。旅好きにこそおすすめしたい
❹ チェンマイの自然絶景スポット「モンチェム」
モンチェム(Mon Cham / ม่อนแจ่ม)は、「メーリム」というチェンマイ市街から車で約1時間の場所に位置する丘陵公園のような場所です。
雄大な山々が見渡せる尾根に位置していて、周辺には様々な作物を育てる畑が広がっています。
毎年10月〜2月くらいまで、モンチェムに広がる段々畑にて沢山の花が咲き乱れ、美しい絶景スポットへと様変わりすることで人気。また、高所に位置しているため1年中涼しい気候に恵まれているのもおすすめの理由です。
また、敷地内には花畑を見渡せる絶景カフェがあったり、畑で採れた新鮮なイチゴが売られていたりと、自然を楽しみながら一息つけるスポットもあります。
自然スポットかつ周りはほとんどがタイ人の家族連れなので、一人旅よりも、子連れやカップル、家族で訪れるとより楽しめるでしょう。
モンチェムの詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。見どころやチェンマイ市街からのアクセス方法などの、観光におけるヒントを詳しく記載しています。
- アクセス / チェンマイ市街のからソンテウで約1時間
- ベストシーズン / 10月~2月。一番多くの花が咲き乱れる
- 言語 / タイ語のみ。英語は通じにくい
- 一人旅よりもカップルや家族、友達など誰かと行くのがおすすめ
❺ タイで唯一のプライベートアイランド「マンノーク島」
マンノーク島(Koh Munnork / เกาะมันนอก)は、バンコクから車で約3時間、ラヨーン県の沖合に浮かぶ面積約0.2平方キロメートル(東京ディズニーランドの半分程度)の小さな島です。
この小さな島、実はタイで唯一のプライベートアイランドなのです。
プライベートビーチでもプライベートヴィラでもなく、プライベートアイランド。この「プライベートアイランド」という意味は、島内に唯一存在するホテルに滞在する人のみが、島に滞在できるというシステムを意味しています。
ホテルの客室数はたったの22室。ゆえに、島での滞在人数は常時少ないです。
筆者達が滞在した時も、筆者達を含め15人前後程度の人数がいたくらいでした。
そのため、人気のビーチリゾートと違って、ビーチで遊んでいる時に他宿泊者がほぼ視界に入りません。
これがマンノーク島の素晴らしいところ。本当にプライベートで島全体を所有しているような感覚を満喫できます。
↓↓めちゃくちゃのどかで美しい島です
タイで唯一のプライベートアイランド「マンノーク島」
この時は幸せすぎて、思い出したら涙が出てきた pic.twitter.com/Zr52O4FZN3— リーさん🇹🇭WEBライター (@AsiaThailand208) April 10, 2020
さすが南国タイの離島!水質も透明でバッチリです。
また、島内には多くの孔雀が放し飼いされていて、時折その美しい羽を広げた姿を披露してくれます。
やかましい観光客は皆無!プライベート感覚で美しいビーチを堪能したいなら、絶対にマンノーク島がおすすめです。秘境中の秘境と言えるくらいに素晴らしい場所です。
マンノーク島の詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。見どころやチェンマイ市街からのアクセス方法などの、観光におけるヒントを詳しく記載しています。
- アクセス / バンコクから車と送迎フェリーを利用して片道約3時間45分
- ベストシーズン / 乾季(11月~2月)
- 言語 / 英語可
- 一人旅よりもカップルや家族、友達など誰かと一緒に行くのがおすすめ
❻ チャオプラヤー川に浮かぶ隠れ家ホテル「ロイラロンホテル」
ロイラロンホテル(Loy La Long Hotel)は、バンコク最大の中華街「ヤワラート通り」より距離約850m(徒歩約10分)の場所に位置する、民家風のゲストハウスです。
ロイラロンホテルは、多数のホテルが軒を連ねるバンコクにおいても異質中の異質ホテルです。一見には普通の古民家ホテルですが、部屋数は7室か存在しておらず、そしてホテルが川に浮いているのです。
ヤワラー近くのロイラロンホテル
なんとチャオプラヤー川の上にホテルがある。床下は川
築100年以上の建物を改装してホテルにしたとのこと
川にせり出したテラスから見る夕日が最高
五つ星ホテルよりも非日常感があり、別世界の時間を過ごせた内部のインテリアも凝っていて、まさに秘密の隠れ家 pic.twitter.com/vIrZ4ubjIf
— リーさん🇹🇭WEBライター (@AsiaThailand208) September 26, 2018
正確には、川の上に支柱で建てられているため、床下にも川が流れているのですが、チャオプラヤー川を至近距離で感じられるため、まさに川に浮いているかのような錯覚を味わえます。
もちろん、客室からも、まるで浮いているかのようにダイレクトにチャオプラヤー川の景色を楽しめます。また、ホテル内は独特のセンスで揃えられたアンティーク家具で統一されていて、近代的なチェーンホテルでは絶対に味わえない”ここだけ”の特別な空間で過ごせます。
古きよきバンコクの光景とチャオプラヤー川の非日常感を一緒に味わえる、面白いホテルです。これだけ面白いにも関わらず、在住者ですら存在を知らないマイナーホテルでもあります。
バンコクでお手軽に秘境感を味わってみたい人は是非。
ロイラロンホテルの詳細については、以下の宿泊レビュー記事も参考にどうぞ。
❼ サメット島で唯一!プライベートビーチ所有の高級ヴィラ「パラディーリゾート」
パラディーリゾート(Paradee Resort)は、ラヨーン県で人気の離島「サメット島」に存在する、最高級のプライベートヴィラ専用ホテルです。
1泊の宿泊料金は(シーズンにもよりますが)60,000円前後と非常に高いですが、泊まってみると宿泊料金にも納得します。
なぜなら、サメット島で唯一のプラベートビーチ(しかも広い)を有しているからです。
透き通るような美しいビーチをプライベート感覚で利用できます。サメット島と言えば、メインビーチの「サイケオビーチ」なんかは手入れされているものの、観光客が多くて鬱陶しくなるもの。
しかし、パラディーリゾートなら、サメット島の美しい海を独り占めできます。砂浜も綺麗に手入れされていて、ゴミ一つ落ちていない素晴らしいビーチで最高の開放感を味わえます。
プール付きヴィラ客室が素晴らしいのはもちろん、ホテル敷地内には巨大なインフィニティプールやサンセット用のビューポイントまで設備されています。
間違いなくサメット島ナンバーワンのホテル!そして宿泊客以外が立ち入ることのできないプライベート感。秘境と言っても過言ではないホテルでしょう。
特別な体験をしたい人を是非おすすめします。
パラディーリゾートの詳細については、以下の宿泊レビュー記事も参考にどうぞ。
次の旅のインスピレーションを共有しよう。タイ秘境を体験!
「心奪われるタイの秘境7選」を最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事で紹介した秘境7ヶ所が、あなたのタイ旅行のインスピレーションになれば幸いです。
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タイの秘境に足を踏み入れ、自らの目でその魅力を確かめてみましょう。
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