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シーロムは、昼はタイ人ビジネスマンやOLで賑わうビジネス街、夜は観光客で溢れる歓楽街として、タイ人にも外国人にも有名なエリアです。日本で言えば、昼は丸の内、夜は歌舞伎町といったところでしょう。
このエリアは、昼は地元のタイ人、夜は外国人観光客が多く訪れるため、グルメの選択肢も豊富。シーロムなら、あらゆる料理が楽しめるのも大きな魅力の一つです。
今回の記事では、そんなシーロムの”タイ人が行列を作るローカルグルメ“を中心に、おすすめのレストラン・食堂10軒を紹介します。日本人にはまだ知られていない隠れた名店から、お馴染みの人気店まで、シーロムを訪れるなら必ず立ち寄りたいタイ料理やB級グルメを厳選しました。
もくじ
- ミシュラン掲載！チャルンセン シーロムの絶品豚足カームー
- 昼時に行列必至！クイッティアオ シップソーンパンナーの絶品カオソーイ
- ユニークな豆腐入り米麺！アポロの雲南省風グルメ
- エビワンタンとカニ肉が魅力！ナイメンヌードルのタイ風ラーメン
- 絶品グレービーソースで堪能する！Hoongの高級カオマンガイ
- 和のテイストが香るカオソーイ！Khao So-Iの独特な味わい
- バンコクで一番有名！クルア アロイ アロイの絶品マッサマンカレー
- 辛みがアクセント！上級者向けソムタム ジェーソーのイサーン料理
- カオマンガイの極み！ミシュランも認めるルエントンの超高級カオマンガイ
- カオマンガイ新時代！iberryが手掛けるトーキムが話題沸騰
- シーロムで味わう厳選グルメ10選まとめ
ミシュラン掲載！チャルンセン シーロムの絶品豚足カームー
2018年から4年連続でミシュラン・ビブグルマンに掲載されている、豚足煮込み「カームー（ขาหมู）」で有名な食堂です。店内はもちろん、店頭のテーブル席も連日満員で、地元タイ人の人気の高さが伺えます。
1皿それぞれ60〜120バーツほど
メニューはシンプルで、「豚足（大）（小）」の「カームー・ヤイ」と「カームー・レック」、そして豚蹄の「カーギ」など、基本は豚肉料理が中心です。
おすすめ料理の豚足（カームー・ヤイ）/ 160バーツ
この店が支持される理由は、やはり豚の柔らかさと食感。丁寧に下処理された豚足をじっくりと煮込むことで、ぷるんぷるんとした絶品の仕上がりに。スプーンを入れるだけでほぐれる柔らかさとジューシーさは、まさに極上です。
「とろけるような豚足」と言っても過言ではありません。
あまりの人気で、11時には売り切れることも多いため、私は9時に訪問。朝から豚足は少し重いかなと思いつつも、あっという間に完食。噂通りの激うま豚でした。
60年以上の歴史を誇るこの名店、長年愛され続ける理由がよくわかりました。
店舗情報
- GoogleMap
- 営業時間 / 毎日7:00〜13:00
- 最寄駅: BTSサパーンタクシン（Saphan Taksin）
昼時に行列必至！クイッティアオ シップソーンパンナーの絶品カオソーイ
シーロムに限らず、バンコク全体のカオソーイ特集に必ず名を連ねる名店「クイッティアオ シップソーンパンナー（น้ำเงี้ยวป้าสุข ก๋วยเตี๋ยวสิบสองปันนา）」。
日本人にも非常に有名なお店ですが、昼時には周辺オフィスのタイ人が行列を作るほどの大人気店です。地元タイ人にも認められた本物のカオソーイがここで味わえます。
メニューにはカオソーイ各種（ガイ / チキン、ヌア / 牛）のほか、カノムチーン・ナムギョウなどもラインナップ。どれも1杯50バーツ程度と手頃な価格です。メニューには写真と英語表記があるため、タイ初心者の旅行者でも安心して注文できます。
おすすめメニュー: カオソーイ・ガイ（チキン）/ 50バーツ
1杯50バーツと安価なため量は小ぶり。空腹の成人男性なら2杯はペロリと食べられるほど。
カオソーイは絶品で、特に他店よりもややトロみのあるスープが特徴。ピリ辛具合もタイ料理初心者にちょうど良く、誰もが楽しめる味わいです。
店舗情報
- GoogleMap
- 営業時間: 月〜金: 7:00〜13:30 / 土: 7:00〜14:00 / 定休日: 日曜
- 最寄駅: BTSサラデーン（Sala Daeng）、BTSチョンノンシー（Chong Nonsi）
関連記事: バンコクの人気カオソーイ食堂12選。おすすめの名店のみを紹介します。
ユニークな豆腐入り米麺！アポロの雲南省風グルメ
豆乳や豆花が売りの中華系ローカルタイ食堂「アポロ」。タイ人インフルエンサーのSNS投稿で一躍有名になり、日本人の間でも人気を集めるお店です。
一押しメニューは85バーツのセットメニュー、「テーオフワイミーセンムーサップ（เต้าหวยหมี่เส้นหมูสับ）」（Noodles served with soft tofu, peanuts, herbs and minced pork）。日本語にすると「ソフト豆腐入り米麺、豚ひき肉、ピーナッツとハーブ添え」となります。
米麺に豚肉、ハーブ、豆腐が入って…？一見すると味の想像がつきにくいかもしれませんが、これが本当に美味しいんです！麺の食感、ハーブの香り、柔らかい豆腐、そしてムーサップ（ひき肉）が絶妙に絡み合い、バランスの取れた一品です。
豆腐のおかげで、日本人にも馴染みやすい味わい。日本ではあまり見かけないユニークな料理なので、シーロムに訪れたらぜひ試してみてください！
店舗情報
エビワンタンとカニ肉が魅力！ナイメンヌードルのタイ風ラーメン
営業中はひっきりなしにグラブ配達員が訪れることからも、その人気の高さが窺えるバミー（タイ風ラーメン）で有名な食堂「ナイメンヌードル」。
メニューが豊富で、写真と英語表記付きのメニューを見ながらトッピングや汁あり・汁なし、さらには麺あり・麺なし、サイドメニューなど、選ぶ楽しさも味わえるのが特徴です。
中でもタイ人にも大人気で、一押しのメニューが「บะหมี่เกี๊ยว ปู เห็ดหอม（バミーギオウプー ヘットホム）」。エビワンタン麺にカニ肉と椎茸をトッピングしたこの一品は、プリプリの大きなワンタンとカニ肉、椎茸、そして弾力のある卵麺の相性が抜群です。
バミーギオウプー ヘットホム
バミーはどこで食べても一定の美味しさがある料理ですが、この店のバミーは他店と比べて一段と美味しいと感じます。
店舗情報
絶品グレービーソースで堪能する！Hoongの高級カオマンガイ
バンコク在住の日本人に大人気！「美味しいカオマンガイの店は？」と聞けば、必ず名前があがるのが「Hoong」です。
Hoongのカオマンガイは、見た目も味も他店とは一線を画すクオリティ。一皿159バーツと、ローカルのカオマンガイの倍以上の価格ですが、その味わいと体験に対しては十分に値段以上の価値があります。
大きな特徴は、鶏肉の調理法。真空調理（低温調理）によって、タンパク質の凝固や水分の流出を防ぎ、ジューシーで柔らかな鶏肉に仕上がっています。よくあるカオマンガイのパサついた鶏肉とは違い、柔らかくプルプルとした食感が特徴です。
さらに、食前に店員さんがかけてくれるたっぷりのグレービーソースが鶏肉の旨味を一層引き立てます。
見た目にも楽しめ、思い出に残るカオマンガイが堪能できる、特別な一皿です。
店舗情報
関連記事: バンコクの人気カオマンガイ13選！おすすめレストラン&食堂を厳選紹介
和のテイストが香るカオソーイ！Khao So-Iの独特な味わい
2021年にチェンマイのチャロンラット通りで開業したカオソーイ専門店「Khao So-I」。2023年にはシーロムエリアのコンベント通りに2号店がオープンし、地元タイ人や在タイ日本人の間で話題を呼んでいます。
Khao So-Iの特徴は、和風の外観や店の雰囲気だけでなく、カオソーイの調理方法にも和食の影響を受けている点です。
おすすめメニュー: カオソーイ・ヌア（Khao soi with Braised Beef / ข้าวซอยเนื้อ）/ 159バーツ
麺はスープとの絡みを良くするために、麺同士の隙間を少なくし、肉は和食の煮込み方を採用。さらに、スープも独自に改良されており、和食からの影響が感じられます。
実際に食べてみると「和食っぽい！」とはならないものの、確かにその調理法が美味しさに繋がっています。何よりも重要なのは、美味しいかどうか。その点、Khao So-Iのカオソーイは間違いなく美味しい一皿です。
しっかりと煮込まれた柔らかい牛肉と、スープがよく絡む麺が絶品です。少々高めの値段設定ではありますが、間違いなく食べる価値ありです。
店舗情報
関連記事: カオソーイ（Khao So-I）バンコク。チェンマイの人気店がシーロムに進出。日本に影響を受けた絶品のカオソーイ。
関連記事: チェンマイで美味しいカオソーイが食べられるおすすめ食堂7店。ミシュランガイド掲載店もあり！
バンコクで一番有名！クルア アロイ アロイの絶品マッサマンカレー
マッサマンカレーと言えば、今や日本でも人気が高まりつつあるタイ料理。そのマッサマンカレーが美味しい店は？とバンコク在住者に聞けば、まず最初に名前が挙がるのが「クルア アロイ アロイ」です。
正直、ローカル感満載の見た目からは、「ここが本当に美味しいマッサマンカレー食堂？」と疑いたくなるかもしれません。しかし、あなどることなかれ。本当に美味しい店は、こうしたローカルな雰囲気の場所にあることが多いのです。それは日本でも同じですね。
鶏肉入りマッサマンカレー / 100バーツ
この店のマッサマンカレーには、巨大な鶏肉とホロホロのイモ、ニンジンがたっぷり入っています。場所も値段も完全にローカルですが、味は高級レストランに引けを取らないほどのクオリティです。
日本人の口にも合うこと間違いなし。タイのローカル食堂デビューにもぜひおすすめしたい一軒です。また、日本人が多く訪れるため、メニューには全て日本語表記もあります。
店舗情報
辛みがアクセント！上級者向けソムタム ジェーソーのイサーン料理
この店は、雰囲気も味も完全にタイ人向けのイサーン料理食堂です。また、メニューも一部を除いてタイ語表記のみなので、タイに慣れている上級者向けの店と言えます。
それでも、この店のソムタムとガイヤーンは確かに格別です。昼時には多くのタイ人で賑わいますが、その理由にも納得。たとえタイ語がわからなくても、身振り手振りでコミュニケーションを取ってでも食べる価値のある一品揃いです。
特に評判なのが、とうもろこしのソムタム「ソムタムカオポート（ส้มตำข้าวโพด）」。辛さが控えめなので、辛いものが苦手な方でも楽しめます。さらに、ガイヤーン（ไก่ย่าง: 鶏肉の炙り焼き）も通な日本人に人気があり、ぜひ試していただきたい一品です。
店舗情報
- GoogleMap
- 営業時間: 11:00〜17:30 / 定休日: 日曜
- 最寄駅: BTSサラデーン（Sala Daeng）
関連記事: バンコクでイサーン料理が美味しいおすすめの店9軒を紹介します。
カオマンガイの極み！ミシュランも認めるルエントンの超高級カオマンガイ
ルエントンは、シーロムの高級ホテル「モンティエンホテル」内に位置する老舗の高級レストラン。昔からカオマンガイが美味しいことで知られています。
このお店はミシュラン・ビブグルマンにも掲載されており、その味はお墨付き。特に注目すべきはメインメニューのカオマンガイです。そのお値段、なんと360バーツ！ローカルのカオマンガイとは比べ物にならない価格ですが、その美味しさも一級品です。
それにもかかわらず、昼時にはタイ人のOLやビジネスマン、さらにはお坊さんまでがこのカオマンガイを楽しんでいます。
360バーツという価格は超高級カオマンガイにふさわしいものですが、タイ料理好きなら一度は食べてみる価値がある一品。間違いなく日本人も感激する美味しさです。
店舗情報
- GoogleMap
- 営業時間: 毎日11:00〜21:30
- 最寄駅: BTSサラデーン（Sala Daeng）
- 公式ウェブサイト（日本語）
関連記事: 5年ぶりの再会！モンティエンホテルのルエントンで味わう絶品カオマンガイ
カオマンガイ新時代！iberryが手掛けるトーキムが話題沸騰
2024年9月にシーロムの「パーク・シーロム」内にオープンしたカオマンガイ専門店「トーキム（ข้าวมันไก่โต๊ะคิม）」が、瞬く間に注目の的となっています。
iberry Groupが手がける新ブランドで、タイ人の嗜好を徹底的にリサーチし、特製のタイ・海南式カオマンガイを提供。レシピ開発には、バンコクで名高いタイボートヌードルの名店「Thong Smith」も関与しており、その独自性が話題を呼んでいます。
実際に食べてみると、柔らかな鶏肉と濃厚な出汁で炊いたご飯のバランスに驚くことでしょう。昼時には行列ができ、待ち時間が発生するのも納得のクオリティです。
店舗情報
シーロムで味わう厳選グルメ10選まとめ
シーロムはビジネス街としての顔を持ちながら、多彩なグルメスポットが集まるエリアです。今回ご紹介した10店舗は、それぞれが個性的で、タイ料理の真髄を味わえる名店ばかりです。
高級志向の方には、ミシュラン掲載の「ルエントン」のカオマンガイが一押し。一方で、ローカルな雰囲気を楽しみたいなら、「ソムタム ジェーソー」のイサーン料理がぴったりです。各店の魅力を堪能しながら、シーロムの食文化をぜひ体験してください。
次回シーロムを訪れた際には、この記事を参考に、個性豊かなグルメ巡りを楽しんでください！
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