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(サタデーマーケット。チェンマイで人気の週末限定ナイトマーケット)
チェンマイはコンパクトな街です。見所こそ多いものの、3泊4日もあればメジャーな観光名所は十分に回れます。
郊外の観光地へも片道1時間程度でアクセスできるため、観光地へのアクセスにそれほど時間を取られません。
実際、筆者は直近のチェンマイ観光で3泊4日滞在しましたが、
- 鉄板観光地として有名な寺院を複数軒
- 動物と触れ合えるスポット
- ディナーショー
- ナイトマーケット
の観光を十分に満喫できました。
所々、カフェ等で一息つく時間もあったため、「弾丸旅行」には感じませんでした。
ただ、チェンマイの見どころ全てを回れたわけではありません。
くまなくチェンマイの観光地を回るのであれば、滞在日数は多ければ多いほど良いです。
とは言え、3泊4日もあれば十分にチェンマイの魅力を堪能できます。
チェンマイ現地での日本語ガイドと送迎付きツアーには、1日かけて見どころ観光を凝縮した商品も存在します。
極論を言えば、上記ツアーに参加すれば、1日でチェンマイの見どころを堪能できます。
効率良く観光したい人は、こうしたツアーの利用がおすすめです。
今回の記事では、実際に筆者が回った観光スケジュールを参考に、チェンマイ3泊4日旅行のモデルプランを記載しています。
これからチェンマイ観光を計画している人の参考になれば幸いです。
この記事で紹介している全ての観光地は、以下の記事からピックアップしています。
上記事では、当記事で記載できなかったチェンマイのおすすめ観光地を全て羅列しているので、合わせて参考にどうぞ。
市街と郊外に分けて紹介しているので、スケジュール組み立ての参考になるでしょう。
3泊4日のチェンマイ旅行で出来ること(モデルコース)
現在、日本⇔チェンマイを繋ぐ直行便は存在しません。
大抵は、一度バンコクのドンムアン空港で国内線に乗り換えてチェンマイ空港へ向かうことになります。
そのため、1日目の到着は15時以降になることが殆どです。
初日に関してはホテルチェックイン後、ナイトマーケット等の街中の散策で終わるでしょう。
本格的な観光は2日目からとなります。
1日目 チェンマイ到着⇒ホテルチェックイン後、ナイトマーケットを散策
(チェンマイ空港)
チェンマイ空港には15:30頃到着しました。
まずは空港からホテルへ向かい、チェックインを済ませます。
チェンマイ空港から市内ホテルへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。
チェックインを済ませ、シャワーを浴びたりして一息ついた後は、チェンマイのナイトマーケット散策を楽しみましょう。
(サタデーマーケットのメイン通り)
チェンマイには、以下3つのナイトマーケットが存在します。
- チェンマイナイトバザール/毎日開催されているナイトマーケット
- サタデーマーケット/土曜日限定のナイトマーケット
- サンデーマーケット/日曜日限定のナイトマーケット
いずれも開催時間は17:00〜24:00頃まで。
筆者の旅行初日は土曜日。というわけで、早速サタデーマーケットへと繰り出しました。
チェンマイのナイトマーケットは、バンコクのナイトマーケットとは少々ライナップが異なります。
山岳民族のアクセサリーショップや、タイ北部料理の屋台エリアなど、チェンマイ独特の雰囲気を味わえて楽しいです。
初日からタイ北部らしい雰囲気を味わえて、テンションはマックス。
また、バンコクに比べて物価が安いのも特徴です。
エスニック柄のバッグや小物は1個100バーツ程度。Tシャツは159バーツ程度で売られています。
飲食店の数も豊富。
散策がてら、小腹が空いたら屋台の料理を楽しみましょう。
味付けは店によって異なりますが(外国人向けの店は食べやすいが、地元民向けの店は辛い)、店員には簡単な英語が通じるので「ノースパイシー」と言えば大丈夫です。
チェンマイの名物料理カオソーイ。
チェンマイには数多くの名店が存在するほどポピュラーな食べ物。日本で言うところのラーメンに近いです。
時間がある方は、名店と言われるカオソーイ店舗へも足を運んでみましょう。
以下記事にて、旅行者が比較的アクセスしやすい店舗のみを厳選して紹介しています。
旅行初日を土曜日や日曜日にしている方は多いでしょう。
サタデーマーケットとサンデーマーケットは週末限定で開催されているので、土日にチェンマイ到着の方は是非とも足を運んでおきたいです。
各ナイトマーケットの開催場所や売られている物の詳細は、以下の記事も参考にどうぞ。
2日目 ドイステープ寺院⇒モン族の村⇒旧市街の寺院を散策⇒夜はディナーショー
2日目は寺院観光や山岳民族の村訪問、旧市街の寺院観光など、見所満載です。
夜はタイ北部伝統のカントークディナーショーも堪能します。
内容は盛り沢山ですが、詰め詰めのスケジュールではありません。
むしろ、空き時間があるくらいなので、途中途中で休憩や買い物する時間もたっぷりあります。
スケジュールプランは以下の通り。
2日目のスケジュール | |
AM 9:00 | ホテルを出発。 ドイステープ寺院へ |
AM 10:00 | ドイステープ到着。 寺院を観光。 |
PM 12:00 | 昼食を挟み、 近にあるモン族の村も観光 |
PM 14:00 | チェンマイ市街へ戻り、 旧市街の寺院を観光 |
PM 17:00 | ホテルに戻り一休み |
PM 19:00 | カントークディナーショーへ |
PM 21:00頃 | ホテル着 |
AM9:00頃 ホテルを出発。ドイステープ寺院へ
朝一番は、チェンマイ郊外にあるチェンマイ最大の見どころ、ドイステープ寺院へ行きます。
(ドイステープ寺院)
ドイステープ寺院とは、チェンマイ市街から距離約15kmの場所に位置する、ステープ山の頂上に位置する寺院です。
標高約1,080mの山頂に、黄金に輝く仏塔(上写真)が、どデン!と鎮座しています。
ドイステープ寺院は、かつてチェンマイがランナータイ王国という独立国だった1383年頃、当時のランナー王朝の国王「クーナー王」によって建てられました。
(毎日、数多くのタイ人や外国人観光客が参拝に訪れる)
山頂からチェンマイを見守る鎮守神のような存在です。
山頂にて輝きを放つ仏塔は、チェンマイ観光のハイライト。
これを見ずしてチェンマイを観光したとは言えません。
ドイステープ寺院へはチェンマイ市街の専用ソンテウ乗り場から片道60バーツで行ける
(ドイステープ行きのソンテウ)
ドイステープ寺院はタクシーやトゥクトゥク等を往復チャーターして行くこともできます。
チャーターの料金は400バーツ前後。
しかし、チェンマイ市街にある「ドイステープ寺院行き専用ソンテウ乗り場」からであれば、片道60バーツでアクセスできます。
時間に余裕を持ったスケジュールを組んでいるので、ここは専用ソンテウ乗り場からソンテウに乗ってみるのも良いです。
ドイステープ行き専用ソンテウ乗り場の場所は、以下の記事にて詳しく記載しています。
少しでも旅費を安くして観光したい方は、是非参考に。
PM12:00 昼食を挟み、ドイステープ寺院近くにあるモン族の村を観光
(モン族の村)
モン族はタイやラオス、ベトナムの山岳地帯に居住する山岳民族です。
ドイステープ寺院から約8kmの場所には、観光客向けに開放されたモン族の村が存在します。
観光客用に開放されていると言っても、住んでいるモン族の方々は本物の山岳民族。
観光客慣れしているせいか、観光客に関心を持っていないようですが、山岳民族の村の散策は新鮮です。
写真撮影には気兼ねなく応じてくれるので、コニュニケーションを取ってみましょう。
村内の土産物屋では、モン族柄のバッグや刺繍入り製品などを購入できます。
また、飲食店も多数存在するので、昼食を取りながらのんびりと散策を楽しみましょう。
上に貼った「ドイステープ寺院への行き方」記事内にて記載しているように、ドイステープ寺院の麓には、モン族の村へ行くソンテウ(片道60バーツ)が何台も客待ちしています。
ドイステープ寺院の観光を終えたら、麓でモン族の村行きのソンテウに乗り、モン族の村を観光し終えたら、チェンマイ市街へ帰りましょう。
PM14:00 チェンマイ市街へ帰り、旧市街の寺院を観光
(ターペー門。チェンマイ旧市街への入り口)
チェンマイ旧市街とは、チェンマイ市街の中心に位置する四方をお堀と城壁で囲まれたエリアを指します。
旧市街内には、かつてランナータイ王国が建てた寺院がいくつも存在します。
寺院はざっと見ても40軒以上建てられていますが、見た目のインパクトだけで感動できる寺院は少ないです。
チェンマイの歴史や仏教に深い関心のない我々観光客は、見た目のインパクトだけで圧倒されるような有名寺院複数軒に足を運ぶだけで良いかと思います。
時間も限られているので、全ての寺院を回る必要はないでしょう。
筆者は、以下の3軒を観光しました。
(ワット・チェディ・ルアン)
(ワット・シー・スパン。世界初、銀細工のみで造られた寺院)
(ワット・スワンドーク)
もちろん、こうした寺院を回るには、寺院が建てられた背景や「そもそもランナータイ王国とはなんぞや?」を理解していた方が楽しいのは間違いないです。
以下の記事では、ランナータイ王国の歴史や各寺院の詳細をわかりやすく解説しています。
旧市街にある数多くの寺院の中でも、最も見た目のインパクトが強い寺院のみをピックアップしているので、旧市街の観光に役立つでしょう。
PM19:00 カントークディナーショーへ
旧市街観光を終え、ホテルに戻って一息ついた後は、19時からカントークディナーショーへ行きます。
カントークディナーショーとは、タイ北部やラオスにて伝統とされている「テーブルコーディネート」を用いたディナーショーです。
以下写真のように、見栄え良く飾られた料理を口にしながら、チェンマイ伝統の舞踊を観覧します。
(外国人向けに食べやすい味付けのディナー)
(ディナーショーで行われるタイ舞踊。綺麗な女性が多い)
チェンマイらしい、ちょっと田舎臭くて、でも格式がある面白いディナーショーです。
レストランや屋台でのご飯も良いですが、1日くらいは豪華にディナーショーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
カントークディナーショーは送迎付きのツアーが便利
カントークディナーショーは、予約制になっています(予約無しでも入れるがタイ舞踊が見えにくい席に割り当てられる可能性あり)。
しかし、ディナーショー公式のHPは英語ページしかありません。
参考
Khantoke Dinner Showoldchiangmai.com
そのため、筆者は日本語ガイドと宿泊ホテル送迎付きのツアーを利用しました。
公式HPから予約するより400バーツほど高いですが、往復の交通費が含まれていることを考慮すると実は安上がりです。
また、ガイドは写真係になってくれる上に、伝統舞踊の説明をしてくれたり、会場周りにいるダンサーや山岳民族との会話の通訳にもなってくれます。
ディナー中、ガイドは席を外してガイド専用の待合室で待っているので邪魔にもなりません。
タイ語を話せない人はツアーの方がお得です。
カントークディナーショーの内容詳細については、以下の記事も参考にどうぞ。
3日目は1日使って象使いの体験ツアー!
なんとチェンマイには、象使いを体験できる観光名所が存在します。
通常、バンコク郊外やアユタヤ等にある一般的な象乗り観光地と言えば、象は象使いが操り、観光客は象の背中に設置された椅子に乗るだけです。
しかし、象使い体験では、自分が象使いになり、椅子も何も設置されていない生身の象の背中に乗ります。
もちろん、いきなり象を連れてきて「はいどうぞ、乗って下さい」なんて流れではありません。
まずは30分ほどの象に関する基本的な講習を受け、プロ象使い指導の下で象を操ります。
これが中々面白い。
象使い専用の言葉を用いて象を操るわけですが、とても新鮮。
また、自分の相棒となる象はとても可愛くて愛着が湧きます。
途中で象の泥浴びを手伝ったり、象と一緒に川で水浴びもできます。
めちゃくちゃ充実した内容です。
筆者は今回、このツアーに参加したくてチェンマイに来たくらいです。
象使い体験は半日をかけて行う(8:00〜16:00頃まで)ため、3日目は象使い体験だけで終わるでしょう。
象使い体験は体力をかなり消耗するため、終わった後はクタクタになります。
象使い体験も日本語ガイド付きのツアーがおすすめ
象使い体験は完全予約制です。
また、象使い体験の会場となる「タイエレファントホーム(Thai Elephant Home)」はチェンマイ市街から片道1時間程離れた山岳地にあります。
そのため、日本語ガイドと宿泊ホテル送迎が付くツアーの参加がおすすめです。
>>>象使い体験ツアー【日本語ガイド + 宿泊ホテル送迎付き】
上記ツアーであれば、ホテル⇔タイ エレファントホームまでのアクセスは送迎バンに乗るだけです。交通手段を考える必要はありません。
ガイドは単純に日本語を話せるだけでなく、タイ エレファントホームに顔が効いている人で、各象の名前を覚えているくらい精通している人です。
そのため、分からないことがあれば何でも教えてくれます。
また、ガイドは写真係にもなってくれます。
筆者も上記ツアーで象使い体験に参加しました。
象使い体験の流れやツアーの必需品などの詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
象使い体験に興味がない人は、首長族の村訪問やメーサーエレファントキャンプもおすすめ
象使い体験は半日かけて行う上に、かなりの体力を消耗します。
中には「もっとのんびりとした観光をしたい」という方もいるでしょう。
そういった方は、首長族の村訪問や、メーサーエレファントキャンプなどの体力を使わない観光がおすすめです。
4日目 日本へ帰国
4日目はホテルをチェックアウト後、空港へ向かい日本へ帰ります。
いかがでしょうか。
たったの3泊4日とは言え、かなり充実したチェンマイ観光になっているかと思います。
もちろん、上記はあくまでモデルコースなので、自身の好みに合わせてスケジュールを調整して頂ければと思います。
いずれにせよ、チェンマイはコンパクトな街なので、詰め詰めに予定を立てなくてもたくさんの観光地巡りができます。
また、観光都市だけあって、街中にはカフェや飲食店が溢れているので、ノープランで街中をぶらぶらと散策するのが好きな人でも飽きることはないでしょう。
ホテルの立地にはこだわるべし!
チェンマイはコンパクトな街ですが、ホテルは広範囲にわたって点在しています。
1週間くらいの滞在を予定している人であれば、少々離れた場所のホテルに滞在しても良いでしょう。
しかし、3泊4日程度の滞在ならば、ホテルの立地にはこだわるべきです。
ナイトマーケットや旧市街観光を楽しめて、かつカフェや飲食店が多い「チェンマイ市街の中心地」に滞在するのがベターです。
具体的には、以下の地図にて記している
- 旧市街
- ナイトバザール周辺
- ニマンヘミン通り
の3エリアが良いです。
上記3エリアであれば、周辺には観光客向けのレストランやカフェ、お土産屋が多数存在するので便利。
また、観光客向けのホテルが多いエリアなので、比較的治安も良いです。
ツアー等を申し込む場合でも、上記3エリアのホテルなら大抵は問題なく送迎を付けてくれます。
流しのトゥクトゥクやタクシーを利用する場合も、上記3エリアにあるホテルならホテル名を告げるだけで場所を理解してくれることが多いです。
チェンマイが初めての人でも不便なく滞在できるエリアと言えるでしょう。
以下記事では旧市街、ナイトバザール周辺とニマンヘミン通りを中心に、おすすめホテルを紹介しています。
1泊2,000円以下で宿泊できるコスパが高いホテルや、カップル向けのデザインホテルなど。
立地が良くてリーズナブルなホテルを厳選して紹介しているので、是非参考にして頂ければと思います。
チェンマイ観光3泊4日のモデルコースまとめ
この記事で紹介した3泊4日モデルコースを表にまとめると、以下の通り。
旅行初日 | |
PM15:30頃 | チェンマイ空港到着 |
PM16:00頃 | ホテル到着 チェックイン |
PM18:00頃 | ナイトマーケット散策 |
旅行2日目 | |
AM 9:00 | ホテルを出発。 ドイステープ寺院へ |
AM 10:00 | ドイステープ到着。 寺院を観光。 |
PM 12:00 | 昼食を挟み、 近にあるモン族の村も観光 |
PM 14:00 | チェンマイ市街へ戻り、 旧市街の寺院を観光 |
PM 17:00 | ホテルに戻り一休み |
PM 19:00 | カントークディナーショーへ |
PM 21:00頃 | ホテル着 |
旅行3日目 | |
AM8:00頃 | 象使い体験ツアー 出発 |
PM16:00頃 | 象使い体験終了 |
その後 | ホテルで休んだり 夜はレストランでディナー |
4日目…ホテルチェックアウト後、チェンマイ空港へ向かい帰国。
今回紹介したのは、あくまでも筆者のモデルコース。
回りたい観光地や旅行先での過ごし方は人それぞれ好みがあるでしょう。
特に動物系の観光地は、好みが分かれやすいかと思います。
あくまでも今回のモデルコースは参考として、自身にとって最適なスケジュールを立てて頂ければと思います。
以下の記事では、チェンマイにある全ての観光地を羅列して紹介しています。
この記事で紹介で紹介できなかった観光地も多々記載しているので、これからチェンマイ旅行を予定している人は合わせて参考にして頂ければと思います。
チェンマイのおすすめホテルまとめ。滞在に便利なエリアの特徴も解説しています。
観光の合間に一息…。チェンマイで日本式の綺麗なサウナと銭湯に入りたい人は、以下の記事も参考にどうぞ。