チェンマイのボーサーン。色鮮やかな傘が並ぶ町の見所と行き方。

ボーサーンの傘販売店

(ボーサーンにある傘の販売店)

日本各地にたくみの技によって生み出される伝統工芸が存在するように、タイにも様々な伝統工芸が存在しています。

今回の記事で紹介するボーサーンというチェンマイ郊外にある町は、チェンマイ特産である手漉てすに色鮮やかな絵付けをした唐傘からかさの伝統工芸品で有名な場所です。

 

ボーサーンでは、色鮮やかな傘を並べた直売店で買い物をしたり、工房で傘を制作する過程を見学できます。

直売店には傘の他にも、手工芸品のメモ帳や置物などのお土産になりそうな物が売られています。

ボーサーンの置物

(安い物で傘なら300バーツ程度、置物なら170バーツ程度で売られている)

ただ、ボーサーンは基本的に傘を含めた土産物が並んでいるだけの町であり、ニマンヘミン通りのような華やかさや、チェンマイにある他の観光地のようなインパクトはなかったのが個人的な印象です。

そのため、滞在時間が短い人は無理して行く価値のない場所だとは思いますが、傘自体は実用的ですし工芸品に興味がある人なら面白いかもしれません。

この記事ではボーサーンの見所チェンマイ市街からのアクセス方法を記載しているので、興味がある人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

ボーサーン

ボーサーンの街並み

(ボーサーンの街並み)

ボーサーンはチェンマイ旧市街から、国道1006号線を東に約10km進んだ場所にあります。

町の中で観光客向けのエリアとされているのは、国道1006号線と1014号線が交わる交差点付近一帯です。

交差点付近には上述した傘直売店や工房が軒を連ねています。

チェンマイ旧市街からボーサーンへのMAP

チェンマイ旧市街からボーサーンへの地図

ボーサーンの街並みは昔ながらの田舎町といった落ち着いた雰囲気で、多くの場所で二階建ての木造住宅や田んぼが垣間見えます。

傘を売っている直売店や工房の多くも田舎町の商店のように殺風景な内装で、店内にはざっくばらんに商品が並べられていました。

ボーサーン ハンディクラフトセンター

ボーサーン ハンディクラフトセンターの店内

(ボーサーン ハンディクラフト センター。ボーサーンにある傘直売店の一つ)

 

ボーサーンの街並み2

ボーサーン一帯には、上写真のように店頭に傘を並べた店がいくつも連なっています。

どの店も同じカテゴリーの商品を扱っているので、複数店舗で料金を見比べながら買い物すると良いでしょう。

ボーサーンには小規模のカフェもいくつかあるので、散策途中に休憩も可能です。

ボーサーンのカフェ

(カフェの日除けにも、もちろん傘が使われている。雰囲気が出ていた)

なぜ傘が工芸品になったのか

ボーサーンの工芸品である傘はビルマに由来しています。

元々、Phra Inthaという名の修行僧がビルマへ出向いた際、「サー」と呼ばれる桑の木の樹皮からできる紙で傘を作る人々を発見し、その生産方法をボーサーンへ持ち帰ったとのこと。

後に、傘にカラフルで独自性のあるデザインを加える技術が加わり、ボーサーンの人々は1941年に手工芸協同組合を設立。街をあげて本格的な傘作りを開始しました。

ちなみに、この「サー」と呼ばれる木からできる紙「サーペーパー」は非常に耐久性に優れており、100年間も保管できます。

このことから、ボーサーンの傘品質は優れていると言えます。

サーペーパーは手作り感が強く温かみがあることから、日本では書道家の間で書き文字にも愛用されています。

また、ギフト包装紙用や和風の品書き和紙用としても人気です。

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ボーサーン アンブレラ メイキングセンター(Umbrella Making Centre)

ボーサーンアンブレラメイキングセンターの入り口

ボーサーンにはいくつもの傘直売店や工房が連なっていますが、その中でも「ボーサーン アンブレラ メイキング センター(Bosang Unbrella Making Centre)」は、最も傘の制作過程を分かりやすく見せてくれます。

直売店の店内も大きめで、傘のデザインは100種類と豊富です。

ボーサーンを観光する際は、必ず足を運ぶべき場所です。

ボーサーン アンブレラ メイキング センターの場所

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100種類以上の鮮やかな傘のデザイン

アンブレラメイキングセンターの様子1

アンブレラ メイキングセンターに入って最初に目を引かれるのが、色とりどりの傘。

まるで舞妓さんが差していたり、歌舞伎などの伝統芸能で使用されていそうな色鮮やかさ。

撮影用の小物や置物用としても使えそうな洗練されたデザインです。

 

アンブレラメイキングセンターの傘

傘の値段はサイズによって異なります。

差し渡し(傘を広げた時の直径)が大きい物ほど高く、小さいものほど安いです。

差し渡し直径が60cm〜65cm程度(ビニール傘くらい)のサイズ物だと1本280バーツくらいで売られていました(商品によって多少金額は違う)。

恐らく撮影用に使うような巨大な傘だと1,000バーツを超える物もあります。

傘は広げてみても大丈夫なので、興味が沸いたデザインの物は実際に手に取ってみると良いでしょう。

メモ帳

サーペーパーを使ったメモ帳や小物なども売られています。メモ帳は一冊45バーツ。

安いのでお土産に丁度良さそう。

傘の工房を見学

傘工房1

お店の裏側には傘工房が併設されていて、入場料など取られることなく自由に制作過程を見学可能できます。

 

傘の工房2

竹を組み立ててフレーム部分を作っている様子。

 

干乾し中の傘

干乾し中の傘。

 

傘工房3

傘工房4

デザインを入れている様子も拝見できます。当然ですが絵が上手い。

 

工房で作られた扇子と傘

工房で作られた巨大傘

この工房で作られたであろう巨大な扇子や傘も飾られています。

アンブレラメイキングセンターを見学して思ったのは、ボーサーンで作られる傘は日本の和柄に通ずるようなデザインセンスで親しみが持てるということ。

また、象のデザインなどタイらしい柄が描かれていてオリジナリティも感じます。

自分は傘にそこまで大きな興味は持ち合わせていませんが、この工房での制作過程見学は興味深く、風流も感じられました。

確かにチェンマイにある他の観光地よりインパクトは小さかったですが、中々充実した観光となりました。

ボーサーン アンブレラ メイキングセンターの営業時間

・8:30〜17:00

ボーサーンへの行き方

チェンマイ市街からボーサーンへは、ワロロット市場近からチェンマイ市街とボーサーンを行き来するソンテウに乗ってアクセスできます。

ソンテウ乗り場の場所

ボーサーン行きソンテオ乗り場の場所

ボーサーン行きソンテウ乗り場には「Bor Sang」と書かれたボーサーン行きを示す看板が建っています。

ボーサーン行きソンテオ乗り場

ボーサーン行きのソンテウは、ボディが白です。

ボーサーン行きの白ソンテオ

(ボーサーン行きの白ソンテウ)

ソンテウはある程度乗客が集まると(10人くらい)出発します。

自分が乗った時は、20分ほどで乗客が集まり出発しました。

ボーサーンまでの料金は15バーツ。所要時間は30分〜40分程度です。

 

ソンテウに乗ってボーサーンへ行く際、注意しておきたいのが「ボーサーンは終点ではない」ということ。

そのため、ボーサーン近辺(国道1006号と1014号線が交わる近辺)に来たら、ソンテウ内のブザーを押して降りる旨を伝える必要があります。

ただ、初めてチェンマイに来た人はソンテウから見える風景だけでボーサーン近くか否かを判断するのは難しいです。

なのでGoogle MapのGPS機能で、今自分がどの辺りを走っているのかを分かるようにしておきましょう。

タイでスマートフォンを使う方法は以下の記事を参考にどうぞ。

true-moveのsimカード
タイでスマホを使う方法。プリペイドSIMカードとレンタルWiFi。

ボーサーンからソンテウに乗ってチェンマイ市街へ帰る

ボーサーンからソンテウに乗ってチェンマイに帰る際、ボーサーンには特定のチェンマイ行きソンテウ乗り場がありません。

そのため、行きで降りた場所の逆車線にてチェンマイ行きの白ソンテウが来るのを待つ必要があります。

特定の乗り場がないので本当に来るのか不安になりますが、自分が帰った時は15分くらい待っていたら来ました。

どうしても不安だという人は、チェンマイ市街を走る流しの赤ソンテウを捕まえて、ボーサーンまでの往復をチャーターするのがベターでしょう。

赤ソンテウのチャーターは往復で100バーツ〜200バーツくらいするかと思いますが、帰りの足確保の不安がありません。

お土産選び観光に丁度良い

乾燥中の傘

お土産と言っても傘なので人を選ぶとは思いますが、欲しい人なら工房見学もセットで楽しめるので丁度良い場所ではないでしょうか。

上述した通り、個人的には他の観光地ほどのインパクトはありませんでしたが、和のセンスに通ずる数々のデザインには癒されました。

滞在時間が長くて余裕がある方は、是非旅行プランに入れてみてはいかがでしょうか。

 

ボーサーンを含め、チェンマイにある全ての観光地情報や市内での移動方法については、以下の記事を参考にどうぞ。

チェンマイ旅行者は必見。

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チェンマイ観光の完全ガイド。北方のバラと呼ばれるタイ第二の都市。

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