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アユタヤ遺跡と言えばタイで最も有名な世界遺産です。首都バンコクから近いこともあって、バンコク旅行の際にはついでに行く人が多い場所です。
アユタヤのような遺跡群を観光する際には遺跡の歴史を簡単にでも知っておくと、より一層見応えが出てくるでしょう。
そういうわけで、ガイドブックなどには必ず各遺跡ごとの建築年やアユタヤという町自体の歴史が記載されています。
そういった知識を持って観光に行くだけでも十分楽しいのですが、今回はガイドブックなどにはあまり載っていない、アユタヤの観光が更に楽しくなるちょっとしたトリビアを紹介したいと思います。
アユタヤを複製した町がバンコク
(チャオプラヤー川から見るワット アルン)
アユタヤはバンコク以前のタイの旧首都であり、ビルマ軍(ミャンマー)によって 崩壊されました。
その後、都は現チャクリー王朝の初代王であるラーマ1世によってバンコクへと移されました。
アユタヤとバンコク、この二つの町の地図を見つめると、ある共通点に気付きます。
(アユタヤの地図)
(バンコクの図。アユタヤから都が移った当時はこの程度の規模の町でした。)
どちらも川(地図上の赤色のライン)に囲まれている形状をしていますね。
現在のバンコクはもっと広範囲ですが、アユタヤから都が移った当時のバンコクはこの程度の規模から始まったのです。
当時のバンコク全体をぐるりと囲んでいる川に注目してみて下さい。
西側の太い川がチャオプラヤー川で、これは元から流れていたものですが、東側の細い川は後からラーマ1世によって掘られたものです。
アユタヤの町も西側にチャオプラヤー川、北にロッブリー川、東にパーサック川と、周辺は全て川に囲まれています。
これは恐らく、日本の城にある水堀のような意味合いで整備されました。
つまり、バンコクはアユタヤを模して作られたのです。
ラーマ1世は、バンコクに崩れ去ったアユタヤを見ていたのですね。
サガットのステージのモデル
(サガット)
言わずと知れた格闘ゲーム「ストリートファイター2」の主要キャラクターサガット。
ゲーム上での彼の出身地はタイであり、彼はムエタイの使い手でもあります。
そして彼のメインステージでは、アユタヤにあるワット ローカヤースッターと思われる寝仏が見えます。
(サガットのメインステージ。後ろにあるのがワット ローカヤースッターの寝仏。)
(実物。こっちの方が断然大きいですが。)
タイにはワット ローカヤスッターを始め、屋外に寝仏がある場所がたくさんあるので、必ずしもここがサガットのステージのモデルとは断言できません(カプコンから公式に発表されているわけでもないので)。
しかし、日本人に一番ポピュラーな野外にある寝仏と言えば世界遺産であるアユタヤのワット ローカヤスッターということで、勝手にそういう噂が広まりました。
バンコクのワットポーも寝仏で有名ですが、こちらは屋内にあるのでモデルではないということにしておきましょう。
ちなみに、サガットはタイ語での名前もきちんと設定されており、สกัดと書きます。
彼は身長が226cmもあるのに体重が78kgしかありません。あまりにも痩せすぎているので健康が心配です。是非彼には故郷の美味しいタイ料理をたくさん食べて少しでも体重を増やしてほしいと思います。
山田長政はモテモテだった?
(山田長政)
アユタヤで有名な日本人と言えば、軍人として数々の功績を残した山田長政。
彼は最終的に暗殺されたわけですが、当時のアユタヤ王朝内での評価は抜きん出ていました。
山田長政の優秀な血を残しておかなければ…そう思ったタイ人女性達は次々と長政との間に子供をもうけました。
その数なんと100人以上。
最終的にアユタヤはビルマ軍によってつぶされたので、この長政の血だけは残すという戦略が功を奏したのかは不明ですが。
とにかく彼がモテモテで、女性をとっかえひっかえしていたのだけは間違いないと言えます。
アユタヤでおすすめのゲストハウス「P U イン リゾート(P.U. Inn Resort)」
アユタヤは半日程度で回れるということから日帰りツアーも出ています。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も日本語で可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)
(カオサン通り発でアユタヤの日帰りツアーを低価格で扱っている旅行代理店は「カオサンの旅行代理店。日本語が通じる店と格安の店。」をご覧になって下さい。)
ただ、アユタヤは町全体に遺跡が広がっている為、町の雰囲気そのものをゆっくりと楽しむのであれば宿泊してみるのも良いです。
人気観光地ということでホテルもたくさんありますが、バックパッカーなどの出来るだけ宿泊費を安く抑えたい人向けにおすすめのゲストハウスも紹介します。
それがこちら、「P U イン リゾート(P.U. Inn Resort)」です。
ゲストハウス内にはかなり清潔感があり、部屋はもちろん通路等も掃除が行き届いています。
ゲストハウスには珍しいプール付きなのもポイント。
部屋にはシャワーとトイレ、エアコン付き。アメニティーもあります。
ゲストハウス内の通路。
窓が吹き抜けになっている為、風通りが良くて気持ち良かったです。
天気のいい日にソファーに座って本を読んでいると、ついうとうと寝入ってしまうほど。
このゲストハウスは綺麗だけでなく、宿の女性主人が日本語を話せる(日本人の彼氏がいる)ため、日本人に結構優しくしてくれます。
東京や北海道への来日経験もあるそうです。
一泊の料金は約3,500円。
決して格安というわけではありませんが、清潔さと従業員の態度を気にする人が泊まる分には申し分ないクオリティのゲストハウスです。
P U イン リゾートはアユタヤ町内を回っているトゥクトゥクならほとんど知っています。
ドライバーには、直接「P U イン リゾート」と言えば理解してもらえます。
その他のアユタヤのおすすめゲストハウス・ホテルは以下の記事も参考にどうぞ。
まとめ
今回はアユタヤのちょっとしたトリビアだけを紹介しましたが、近い内バンコクのチャイナタウンのように、アユタヤ全般についての基礎的な情報をまとめた記事も書いてみたいと思います。
アユタヤは町の雰囲気もバンコクとはだいぶ異なり、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごせると思うので、時間がある人は是非日帰りではなく1日以上の滞在もおすすめします。
では、素敵な観光を楽しんで!!!!
その他、アユタヤ日帰り観光のおすすめルートに関しては、以下の記事を参考にどうぞ。
アユタヤに1泊以上する人におすすめ!遺跡以外の面白スポット
アユタヤ遺跡ライトアップツアー体験談。夜のアユタヤでしか味わえない幻想的な世界を楽しもう。
アユタヤ名物!ロティサイマイの名店
その他、タイ全土にある美しい寺院の特集・まとめについては、以下の記事も参考にどうぞ。