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P U イン リゾート(P.U. Inn Resort)のプール
アユタヤのゲストハウス
アユタヤにはバンコクからたくさんのバックパッカーが流れてきます。
そのため、ゲストハウスの数がバンコク近郊のその他の都市より多いです。
また、アユタヤの多くのゲストハウスは、遺跡が密集しているアユタヤ旧市街の中心部に建てられているため観光にも便利です。
もちろん、アユタヤにはゲストハウスだけではなくホテルもたくさんあります。しかし、ホテルは遺跡が密集している旧市街の中心地には少なく、どちらかと言えば旧市街の端やアユタヤ駅周辺に多いです。
そのため、遺跡観光という一点のみに注目すれば、ホテルよりゲストハウスに宿泊する方が圧倒的に利便性は高いでしょう。
ゲストハウスといえば安宿の代名詞であり、狭くて汚いイメージを持っている人も少なくないでしょう。
しかし、アユタヤのゲストハウスの中には、旧市街の中心地にホテルが少ないことを考慮してか、中級ホテルとさほど変わらないグレードの部屋を用意しているところもあります。
ただ、中級ホテル並みのグレードの部屋に泊まれば、料金はそれなりに高くなります。
しかし、遺跡に近い場所で且つ中級ホテル並みの宿に泊まりたい人は、こうしたゲストハウスに宿泊する方がかえって良いでしょう。
節約志向のバックパッカーであれば、部屋のグレードを低くすればその分宿泊料金は安くなるので、問題はありません。
ゲストハウスのデメリット
ただし、ゲストハウスにはゲストハウスならではのデメリットもあります。
自分が実際に滞在してみて感じたデメリットは以下の2点です。
- 時おりWi-Fiが不安定
- 中庭のあるゲストハウスが多いため蚊がいる
Wi-Fiが不安定
今回紹介する5軒と、あとおすすめではないので書かないですが、その他に泊まったゲストハウス1軒。
計6軒のゲストハウス、いずれもWiFiの接続が不安定でした。
元々スピードが遅いのでしょうか、WiFiはバリバリ入っているはずなのに、インターネットのページ(特にYoutubeなどの動画サイト)を開くのに数分かかる時がしばしばありました。
中級ホテルに泊まった時は、このようなことは全くありませんでした。
ゲストハウスに宿泊する人は、基本的にWiFi接続は不安定と思っていた方が良いでしょう。
中庭のあるゲストハウスが多いため蚊がいる
中庭があると早朝は空気が美味しいですし、夜は虫の鳴き声がほのかに聞こえて心地良いです。
しかし、蚊が多いのがデメリットです。
なので、アユタヤのゲストハウスに宿泊する時は、「押すだけノーマット」のような部屋にふるタイプのスプレーと、肌に塗る「ムヒ」のような虫よけ薬品の2つを絶対に用意しておきましょう。
タイでは近年、テング熱やジカ熱の報告が数多く上がっています。
そのため、これらはゲストハウスに宿泊しないにしても必ず用意しておきたいアイテムです。
(アユタヤ現地のコンビニでも似たような物は購入できる)
おすすめのゲストハウス
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
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- 右上ので拡大地図を表示します。
- おすすめのゲストハウスは ❶〜❺ です。
- その他のアイコンは遺跡や観光名所です。
❶ ザ パーク アユタヤ リゾート アンド スパ(The Park Ayutthaya Resort and Spa)
ザ パーク アユタヤ リゾート アンド スパは、アユタヤ旧市街のほぼ中心地に位置するゲストハウスです。
ゲストハウスの徒歩圏内に、ワット・プラ・シーサンペットやワット・プラ・マハータートといった、アユタヤ遺跡群の中でも取り分けて注目を浴びている遺跡があります。
ここのオーナーは面白い方です。よく喋ります。マシンガントークです。
また、親切な方でもあります。
到着してすぐに地図を渡してくれて、見所となる遺跡全てにチェックを入れて解説してくれました。
さらに自転車を無料で貸してくれたのです。
どうやら親日の方らしく、日本人に好感を持っているようでした。ありがたい限りです。
今回、自分はデラックス(Deluxe)タイプの部屋に宿泊しました。
このゲストハウスのデラックスタイプは、冒頭で述べたようにほぼ中級ホテルと変わらない作りなので、先に挙げたWiFiなどのデメリットを飲み込める方であれば非常におすすめ。
客室を360度見渡せるパノラマ写真。
ザ パーク ゲストハウス 客室 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
中級ホテルとほぼ変わらないですね。
しかし、中級ホテルより宿泊料金がやや安いのでお得に感じます。
ただ、何度も言いますがWiFiは不安定です。
枕元にコンセントがあるのは嬉しいです。
これがあると、寝る前に充電しながら動画を見ることができます。
寝る時もスマートフォンを離さないスマホ世代にはありがたいはず。
部屋の奥にはハンガー掛けもある。
シャワールームを360度見渡せるパノラマ写真。
ザ パーク ゲストハウス シャワールーム #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
シャワールームも広々。
普通、ゲストハウスだとシャワーとトイレの間にしきりがなくて、シャワーを浴びたら便座が水浸しになることが多いです。
しかし、ここにはしきりがあるので気にしなくて良いです。
シャワーは温水が出ます。
手入れされている中庭。散歩するほど敷地は広くないですが、天気の良い日に歩くと気持ち良いです。
立地良し、オーナーの雰囲気良し、部屋の雰囲気良しでアユタヤのゲストハウスの中では非の打ち所がありません。
ただし、自分が泊まったデラックスタイプは1泊3,000円前後するので、バックパッカーには少し高いかもしれません。
予算的にきついという方はスーペリア(Superior)であれば、もう少し安い値段で宿泊できるので検討してみてはいかがでしょうか。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ P U イン リゾート(P.U. Inn Resort)
ゲストハウスにしては珍しいプール付きのゲストハウス。
P U インリゾートには、親日家であり日本語が上手な女性オーナーがいます。かなり日本人寄りなゲストハウスです。
英語やタイ語に不安のある方におすすめ。
主な特徴は、以下の6点。
- 1泊約3,500円
- バルコニー完備
- プールがある
- ゲストハウス周辺はバーが複数軒並んでいる
- 女性オーナーが日本語を話せる
- ゲストハウスにてアユタヤ・リバークルーズに参加できる(1人200バーツ)
1泊3,500円はそれほど安いとは言えませんが、プールとバルコニーを完備しているのはありがたいです。
バルコニーでは喫煙可能。
また、ゲストハウス周辺はアユタヤ旧市街では数少ない夜も人通りが多い場所です。
(ゲストハウス周辺の通り。バーがいくつか並んでいる。白人バックパッカーの姿が多い)
夜のアユタヤは人通りが少ない上に野良犬が多いため、他エリアだと基本的に夜は出歩けません。
「夜も賑やかな場所で飲みたい!」という人は、PU イン リゾートに宿泊すると良いです。
写真の客室はスーペリア ダブルベッド(Superior Double Bed)。広さは18平米です。
ごく普通のゲストハウス客室ですが、ソファーや化粧台も完備してあります。
バルコニー。狭いですが、タバコを吸えるので喫煙者にとってはありがたい設備。
シャワールーム。
湯温量ともに好調。トイレとシャワーブースの間には仕切りがあるため、シャワーを浴びても便座は水浸しにならないです。
ただ、アメニティがハンドソープとシャワーキャップしかありません。
シャンプーやコンディショナーは、持参するか近くのセブンイレブン(距離約500mの場所にある)で購入しましょう。
ドライヤーは完備しています。
P U イン リゾートに宿泊するメリットの一つが、リバークルーズに参加できる点。
1人200バーツで、アユタヤ旧市街を囲むチャオプラヤー川を一周してクルーズします。
ただクルーズするだけでなく、複数の寺院・遺跡に立ち寄って観光もできるのが良い点です。
PU インリゾートからボートクルーズ出発地点までは、車で送ってもらいます。
ボートに乗って、アユタヤ旧市街をグルっと回るわけです。
ボートクルーズの開始時刻は16時から。所要時間は2時間。
一見、何の変哲もない田舎町の光景を見ながら進んで行きますが、ワット・チャイ・ワッタナーラームに到着する17時20分頃から、夕日がとても綺麗になります。
(ワット・チャイ・ワッタナーラーム)
ワット・チャイ・ワッタナーラームは、アユタヤの遺跡で最も綺麗な夕日が見られるサンセットスポットです。
有名な遺跡なので日中の観光で既に回った方もいるかと思いますが、時間と体力に余裕があれば、是非ボートクルーズにも参加して綺麗な夕日も見てましょう。
海や山にはない、遺跡ならではの美しさに惚れ惚れします。
日本語が通じる上に、夜は周辺が賑やかということもあり、旅行初心者には安心できるゲストハウスです。
プールがあるのでゲストハウスでのんびりできるのも嬉しいです。
不便なくのんびりとアユタヤ観光を楽しみたい人におすすめのホテルでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❸ タマリンド ゲストハウス(Tamarind Guesthouse)
アユタヤ観光におけるメインの遺跡「ワット・マハタート(Wat Mahathat)」の向かい道路より路地に入った場所に建つゲストハウス。
筆者がタマリンド ゲストハウスに宿泊した理由は、ずばり日本人のレビューが非常に高いからです。
正直、最初にゲストハウスの外観を見た時は、「本当かよ〜?」と疑いました。
狭い敷地内に木や植物が生い茂る外観…こうしたタイプのゲストハウスは、虫は出るは不清潔な場合が多いです。
ところがどっこい、タマリンド ゲストハウスは本当におすすめ。
外観に反して、内装は清潔です。居心地良し。
立地も良いですし、多くの日本人が高評価レビューをしているのに頷けます。
主な特徴は、以下の7点。
- 1泊2,500円前後
- 自転車のレンタル可能
- バルコニー付きで清潔な部屋
- ツリーハウスのような面白い構造
- 無料のコーヒーやバナナのサービスあり
- 目の前がワットマハタート
- 徒歩4分の場所にナイトマーケットがある
(レセプション)
レセプションの雰囲気はアットホーム。
スタッフは親切で、チェックイン時に日本語の地図を使ってゲストハウスの場所や周辺の寺院、カフェやナイトマーケットの場所を教えてくれます。
内装は、一軒家を改装して作ったような雰囲気。
1階の共同玄関で靴を脱ぐため、ゲストハウス内では裸足で動きました。
清潔ですが、階段はやや「ギシギシ」という音を立てるため、正直この時までは「しまった、ハズレのゲストハウスに来てしまった」と思っていました。
ところが、部屋に入ってみてびっくり。
今回、筆者が宿泊した客室タイプはスーペリアA(Superior A)。広さは25平米です。
バルコニー付き。
ボロボロの部屋を想像していたのですが、意外にも客室は綺麗。
床はピカピカ。家具や壁に剥がれや損傷は一切ありません。
枕元にはコンセントあり。
ドライヤーや冷蔵庫も完備。
入り口ドアは鍵の他にチェーンをかけられます。
シャワールームは狭いです。
アメニティはシャンプーとボディソープのみ。
筆者が特に気に入ったのがバルコニー。
ツリーハウスみたく、複数の木を柱にして橋渡ししたような共用バルコニーがあります。
日当たりが良く、手入れされた植物に囲まれていて、落ち着けるスペースです。
朝、このバルコニーでコーヒーを飲みながら一服するのが気持ちよかったです。
ゲストハウス近くには複数のカフェが存在しますが、いずれも18時頃には閉まってしまいます。
しかし、ゲストハウスから徒歩4分の場所にナイトマーケットがあるので、不便は感じないです。
また、タマリンドゲストハウスでも、上述したP.Uインリゾート同様にボートクルーズの参加を募っています。
(開始は16:00から。参加費は一人200バーツ)
その他、自転車のレンタルもあり。料金は1日50バーツ。
ゲストハウス内共用部には、無料のコーヒーやクッキー、バナナもあります。
安いゲストハウスですが、とても高い満足度を得られました。
ワットマハタートにも近いですし、観光拠点としては申し分なし。
上質なゲストハウスに宿泊したい人は是非。
❹ バーン アー ゴン リバーサイド ホームステイ(Baan Are Gong Riverside Homestay)
バーン アー ゴン リバーサイド ホームステイ(Baan Are Gong Riverside Homestay)は、アユタヤ駅から徒歩2〜3分、ほぼ駅の向かいに位置するゲストハウスです。
列車を使って他の都市へ移動する予定がある人に便利な立地でしょう。
早朝、ゲストハウス前からアユタヤ駅へ続く道では、地元民向けのマーケットが開かれます。
この辺りに住む人達が食材を買う場所になっているようです。
特に旅行者が買いたい物はありませんが、ローカルマーケットらしく低価格の屋台なども出ているので、予算を抑えて食事するには良い場所です。
ゲストハウス近くのレンタルサイクルでは、ママチャリ以外にトレックのレンタルも行っています。
ママチャリより乗り心地が良い。
また、アユタヤ駅前ということもあってトゥクトゥクやバイクタクシーを捕まえるのが楽なので、自転車以外での遺跡観光を予定している人にも便利な立地です。
客室は決して広くないですが、寝るだけなら全く問題ありません。
自分が宿泊したのはデラックスキングベッド(エアコン付き)の部屋です。
最初は一番安いスーペリア(ファン付き)に泊まろうとしたのですが、部屋を見て唖然としました。
本当にベッドしかないような狭い部屋に扇風機があるだけの部屋でした。
なので、少しお金を出してデラックスキングベッドに変えました。
このゲストハウスに宿泊する際は、スーペリアだけはやめておいた方が良いです。
出来ればデラックスキングベッドが良いかと思います。
デラックスでも1,200円前後で泊まれます。バックパッカーでもそこまで痛い金額ではないはず。
(洗面台とシャワールーム)
敷地内にはパーサック川沿いのレストランがあります。
夜は川を眺めながらビールを飲むこともできます。
バーン アー ゴン リバーサイド ホームステイの魅力は、やはりアユタヤ駅に近いという立地ですね。
例えば、アユタヤには少ししか滞在しない、その後列車でチェンマイに行きたい、こういった方はバーン アー ゴン リバーサイド ホームステイがおすすめです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❺ グランドパレンツ ホーム (Grandparent’s Home)
グランドパレンツ ホーム(Grandparent’s Home)は、ワットラーチャブーラナとバンコク行きロットゥー乗り場に近いゲストハウスです。
このゲストハウスは地球の歩き方で紹介されているため、日本人バックパッカーの利用者が多いのがメリット。
バックパッカーには「どんな場所でもすぐに仲間を作れるタイプ」と「海外で日本人とあまり関わりたくないタイプ」の2種類がいますが、前者にとっては良い環境かと思います。
日本人バックパッカーが多いだけあって、スタッフも少しばかり日本語を理解できます。
清掃が行き届いている部屋。
グランドパレンツ ホームの部屋は、上写真のスタンダートルームのみです。
1泊の料金は約1,500円ほど。
テレビと冷蔵庫。水2本は無料。
シャワールーム。普通のゲストハウスと同じ作りです。
通路。
ここに宿泊したのは割と降水量の多い5月だったのですが、それでも日本人のバックパッカーをちらほら見かけました。
自分はどちらかと言うと「海外で日本人とあまり関わりたくないタイプ(話しかけられたら乗る)」なんですが、ずっと一人でいるのも寂しいので、日本人が多いのも悪くない気分ではありました。
日本人同士でワイワイしたい方にとっては良いでしょうね。
仲良くなって夜ご飯を一緒に食べに行っている人達もいました。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
アユタヤにあるその他のゲストハウス
今回紹介したゲストハウスは、それぞれ部屋のグレード、立地、利点が異なるので、殆どの人がいずれかのゲストハウスに合うとは思います。
しかし、旅程の都合上もう少し違うゲストハウスが良いという人も中にはいるでしょう。
以下よりアユタヤにある全てのゲストハウスとホテルも含めた宿泊施設一覧を確認できるので、じっくりと宿泊先を探したいという人は是非参考にして下さい。
アユタヤをじっくり観光するなら2泊は滞在したい
(ワット・プー・カオ・トーン)
アユタヤで見所となる遺跡の殆どが、四方をチャオプラヤー川とその支流で囲まれた旧市街に囲まれています。
旧市街の範囲はそれほど広くなく、数カ所に限定して周れば観光自体は半日で終わります。
ただ、上のGoogle Mapでもわかるように、例えば水上マーケット<地図上一番右、青色の星マーク>など旧市街から少し離れた場所の観光地もあります。
また、複数の遺跡は夜になるとライトアップされ昼間とは違った表情が見られるのです。
(ライトアップされた遺跡。野犬が多いので夜出歩くのは安全ではないが、夜になると遺跡の魅力が増す)
こうしてアユタヤの様々な表情を余すことなく楽みたいのであれば、できれば2泊は滞在したいものです。
今回紹介したゲストハウスは、どれもそこまで高額な料金ではないので、予算の許す範囲で是非アユタヤをじっくりと楽しむのに利用して頂ければと思います。
他の都市では感じることのできないアユタヤならではの魅力に魅入られるでしょう。
バンコクからアユタヤの行き方完全ガイド!列車、バス、タクシー、ツアーなどを比較して紹介。
泊まりでアユタヤを観光する人は、以下の記事も参考にどうぞ。
ナイトマーケットや地獄寺など、泊まりで時間に余裕があるからこそおすすめしたい「遺跡以外の観光地」を紹介しています。
アユタヤのおすすめホテルについては以下記事を参考にどうぞ。
日帰りでアユタヤ観光を計画している人は、以下の記事を参考にどうぞ。効率的なモデルコースを紹介しています。
バンコクから日帰り観光できるおすすめスポットまとめ。見応えある観光地をまとめました。