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(ローズウッド バンコクの外観)
ローズウッド バンコクは、2019年3月31日にBTSプルンチット(Phloen Chit)前にてオープンした外資系の五つ星ホテルです。香港に拠点を置くローズウッドホテル アンド リゾートが運営するホテルであり、タイへの進出はプーケットに続く2軒目。
このホテル、結構前から「変な形をしている建物だな〜」と気になっていました。格好良く言えば「エッジが効いている外観」とでも言うのでしょうか。
見た所、全ての客室窓がBTS側を向いているので、景色は相当良いはずだと睨んでいました。
また、以前プノンペンのローズウッドに宿泊した際に、貴族の住宅のようなデザインに魅了され、すっかりローズウッドはお気に入りのブランドになりました。
今回、早速宿泊してきたので詳しくレポートします。
1泊の宿泊料金は3万円〜4万円と強気な設定です。完全に予算のある人向けのホテルと言えるでしょう。
しかし、さすがは世界的ラグジュアリーホテルブランド。客室設備や景色が想像通り素晴らしいのはもちろんですが、ホテル内に滝が流れていたりと演出も豪華。
(ホテル内を流れる10階建ての高い滝)
バンコク中心街において、最も非日常を味わえるホテルです。
※全室禁煙。喫煙は7階のレストランテラスもしくは1階の喫煙所のみで可能
ローズウッド バンコク(Rosewood Bangkok)
タイの伝統挨拶「ワイ」をモチーフにした外観
ローズウッドバンコクの、この鈍角三角形のような外観は、タイの伝統的挨拶である「ワイ(ไหว้)」をモチーフにしているとのこと。
しかしまあ、変わった形です。タイは地震が少ないので、日本より建築基準法が緩いのでしょうか。
別角度から見ると、真ん中に複数の開口部があります。これら開口部が屋外プールや高グレード客室のテラス、プライベートプールになっているわけです。
(開口部に併設している7階のレストランテラス。ホテル内の喫煙所でもある)
ホテル内のフロアガイドは以下の通り
各客室と施設フロアガイド | |
客室グレード 施設 |
フロア |
ローズウッドスイート (Rosewood Suite) |
22階,25階,28階 |
マナースイート (Manor Suite) |
11階,15-18階, 20-21階,23-24階, 26-27階 |
スタジオ (Studio) |
12階,14-15階, 17-18階,21-22階, 24-25階,27-28階 |
プレミア (Premier) |
13-14階,21-22階, 24-25階,27階 |
エグゼクティブ (Executive) |
11-18階,20-27階 |
デラックス (Deluxe) |
11-18階,20-28階 |
プール フィットネス |
9階 |
レセプション レストラン・朝食会場 |
7階 |
スパ | 6階 |
BTS直結通路 | 3階 |
どのグレードの客室も満遍なく高層階にも振り分けられています。なので、リクエストを出して空きがあれば高層階の客室に宿泊できるでしょう。
チェックイン時はクレジットカードの提示か5,000バーツのデポジットを求められる
(レセプションロビーは7階)
チェックイン時にはデポジットとして5,000バーツもしくはクレジットカードの提示を求められます。チェックインが済んだら、美人のスタッフ案内のもと、いよいよ客室へ。
(ホテル内通路。アンティーク家具みたく甘いバラの香りが漂っています。さすが高級ホテル)
景色抜群!プレミア キング(Premier King)の客室
今回、筆者が宿泊した客室グレードはプレミアキング(Premier King)。広さは50平米です。
高層階部屋をリクエストしていましたが、部屋の割り当ては14階でした。
高層階は埋まっていたのでしょうか。しかし、角部屋だったのがラッキー。
↓客室の様子を360度見渡せるパノラマ写真
ローズウッド バンコク(Rosewood Bangkok)の客室 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
ベッドルームだけで30平米はあるでしょう。思ったより広々しています。
配置されている家具は結構シンプル。ソファー、テレビ(日本語番組は視聴不可)、棚のみで作業用デスクは設置されていません。
最初に目につくのは、やはり大きな窓。想像通り、景観を最大限活かす作りになっています。
窓の開閉は不可。しかし開放感たっぷりです。
(ブラインドは枕元のスイッチで開け閉め可能。コンセントもあって使い勝手が良い)
筆者が宿泊した部屋は、鋭角頂点の真下あたり。窓が部屋側に向かって斜めに設置されています。
外観は面白いですが、この奇抜な形は滞在する上で何かしらのメリットをもたらしているわけではありません。
ただただ、変わった形の部屋だな〜と言う感想。
しかし、景色は面白いです。ホテル目の前を走るBTSの線路が奥までしっかり見えます。BTSの両側に高層ビルが連なっていて、まるで谷のよう。
開放感は100点満点。周辺のオフィスビルおよびホテルの窓にはフィルムが貼ってあるため視線を感じません。
夜景もバッチリ。
個人的に気に入ったのが客室内のお洒落なインテリア。絶妙な存在感があります。家具は全体的に茶色系で統一。
山あいリゾートにも海沿いリゾートにもない、温度を感じない且つ無垢感もないスタイリッシュな色合いです。モダンという言葉が良く似合います。
バスルーム
バスルームも嵌め込み窓。青空を見ながらバスタブに浸かれるのは気持ち良いです。
洗面台は2台設置。洋風の高級ホテルによく見られる造りです。
アメニティは歯ブラシ、髭剃りキット、クシ、ヘアブラシ、シャワーキャップ、爪やすり、洗口液、うがい用の水を完備。
シャンプー、コンディショナー、石鹸、ボディソープ、ドライヤーもあります。うがい用の水があるのは、さすが高級ホテルですね。しかもエビアン水です。
シャワーブースとトイレ。ピカピカ。
ゴージャスなプール。滝が流れている
プールは広くはないです。20mくらいの長さ。
ジャグジーエリアがあったり、景色もそれなりに良いのですが、リバーサイドの高級ホテルに比べたら普通です。
スタッフの対応はさすがなもので、ビーチチェアに座ろうとすると、即座にタオルを敷いて、バスタオルを持ってきてくれます。ドリンク類の注文も可能です。
プールサイドには植物が植えられているため、雰囲気は良し。
都会のオアシスと言えば大げさですが、喧騒に包まれたBTSプルンチット前なのに、ここだけは静かな時間が流れています。
個人的な欠点はプールエリアでも禁煙であること。逆に嫌煙家にとっては物凄く良い点ですよね。
ほのかにもタバコの煙を嗅ぐことなくリラックスできます。
「こりゃ凄い!」と思ったのが、吹き抜けの天井部分から滝が流れている点。
なんでも、ローズウッドバンコクは水上都市と呼ばれていた昔のバンコクをオマージュしているそうで、こうした水に関係する演出を加えているのだとか。
滝は7階のプールエリアから17階フロアまで伸びています。かなり高いです。滝の麓に行くと、水滴がかすかに落ちてくるのが気持ち良いです。こりゃたまらん。
自然の恵を受けている感覚。オアシスです。
フィットネスジムとサウナ
フィットネスジムは小さめ。一応ベンチプレス等のマシーンはあります。
サウナとシャワールームも完備。新築なので当然ですが、共用部分の水まわりが綺麗なのは気持ち良いですね。バスタオルやシャンプー等のアメニティも問題なく補充されています。
朝食は高い。周辺のレストランや食堂等で食べよう
これはローズウッドの欠点と言ってもいいかもしれませんが、ローズウッドは朝食や客室ミニバーの料金がバカ高いです。
プノンペンのローズウッドに泊まった時なんて、ミニバーの板チョコ(日本のコンビニで100円で売っているような物)を食べただけで、11USドルも取られましたからね。
ローズウッドバンコクも特に朝食はお高いです。朝食はビュッフェかコース料理を選べますが、ビュッフェで890バーツ。
一般的なアメリカンブレックファースト(その辺のレストランなら150バーツ程度の内容)で1,280バーツという驚きの値段。
美味しいは美味しいですが、特に種類が多い訳でもなく、明らかに値段に見合わない内容です。
ホテル周辺には食堂やレストランは多くはありませんが、BTSナナまで行けばいくらでもあります。ホテル朝食はあまりにも高いので、朝食はホテル外で済ませるのがベター。
ローズウッドバンコクへの行き方
以下はローズウッドバンコクの場所を記したGoogle Map
ローズウッド バンコクはBTSプルンチットに直結しているのでアクセスは簡単です。
(ピンク色の四角で囲んでいる駅がBTSプルンチット)
まず、BTSプルンチットの1番出口を出ます。
1番出口を出て右に曲がると、左手にローズウッドバンコクへの直結通路が見えます。
直結通路は真新しいのですぐに分かります。
ローズウッドバンコクの住所
<ホテル名>
- Rosewood Bangkok
- タイ語表記 = โรงแรมโรสวูด กรุงเทพฯ
<住所>
- 1041/38 Ploenchit Road, Lumpini, Pathumwan, Wireless, Bangkok, Thailand, 10330
- タイ語表記 = 1041/38 ถนน เพลินจิต แขวง ลุมพินี เขต ปทุมวัน กรุงเทพมหานคร, สุขุมวิท, กรุงเทพ, ประเทศไทย, 10330
一応住所を記載していますが、BTSの目の前なので、BTSプルンチットとだけ伝えれば誰でも理解してくれます。
富裕層向けの高級ホテル。コスパを求めるなら向かいのオークラもあり
ローズウッドバンコクはとても素晴らしいホテルです。これだけ立地に恵まれていて非日常も感じられて最高の滞在となりました。
ただ、やはり1泊の宿泊料金が3万〜4万円というのは、中々強気な値段設定です。
ローズウッドバンコクの向かいには、日系ホテルの代表格と言えるオークラ バンコクがあります。
(オークラ バンコク)
オークラバンコクもBTSプルンチットに直結しているので、立地条件はほぼ同じ。
また、オークラは日系だけあって、朝食が日本食で日本人スタッフがいて、日本人が好む対応やおもてなしを理解しています。
ローズウッドバンコクほどのラグジュアリー感はありませんが、客室やプール設備もさすが五つ星ホテルと思える満足な内容。
それでいて、1泊の宿泊料金は23,000円程度です。
比較すると、コスパの良さを求めるなら日本人はオークラに宿泊した方が良いのではないかと思います。
オークラバンコクの詳しい内容については、以下の記事を参考にどうぞ。
⇒オークラ プレステージ バンコク。ナンバーワンの日系ホテルは立地もプールも最高。
新しい物好き、西洋風のラグジュアリーホテルが好きな人ならローズウッドが良いです。
予算に余裕がある人やローズウッドブランドのファンは、是非一度宿泊してみてはいかがでしょうか。
その他、バンコクにある全てのおすすめホテルについては、以下の記事を参考にどうぞ。
同じくBTSプルンチットにあるホテル「コンラッド バンコク」はヒルトン系列でありながら1泊15,000円前後で宿泊できます。めちゃくちゃコスパ高くておすすめです。
バンコク観光の完全ガイド。初めての旅行で行きたいマストスポットをまとめました。