ジ オークラ プレステージ バンコク(The Okura Prestige Bangkok)は、BTSプルンチット(Phloen Chit)に直結している日系の五つ星ホテルです。
日本のホテル運営グループ株式会社ホテルオークラ(wiki)の海外チェーンです。
2012年5月に開業しました。
バンコクで目立った日系ホテルと言えば、他に2019年2月に開業したばかりのニッコーホテルが挙げられます。
以前、ツイッターでニッコーホテルについてツイートした時は「これまではオークラに泊まっていたけど、ニッコーの方が良さそう」という返信を頂きました。
オークラの宿泊料金は1泊20,000円前後。対してニッコーホテルは1泊13,000円前後。
どちらのホテルも
- 日本人スタッフがいる
- テレビで日本語の番組を視聴可能
- 朝食に日本食あり
- 日本語の新聞あり
- トイレはウォシュレット付き。暖房便座
- 駅近。アクセス利便性が良い
という、海外旅行やタイに慣れていない人にとって必要な設備は共通しています。
ただ、宿泊料金が高いだけに、オークラは下記3点においてニッコーホテルよりも優れています。
- プールの景色が良い
- より豪華な朝食
- 歓楽街へもショッピング街へも1駅という便利な立地
オークラホテルのプールは、景色が素晴らしいです。
ホテルでのんびり過ごしたい人は、オークラの方が満足できます。
また、オークラの方が運営歴が長いだけあって、現時点では日本人宿泊客(主に家族連れやシニア世代)が多いです。
日本人宿泊者が多いため、海外旅行に慣れていない人が安心感を得られます。
今回の記事では、ジ オークラ プレステージ バンコクのホテル設備や行き方を詳しく記載します。
日本人向けの設備とサービスが整ったホテルを探している方は是非。
ジ オークラ プレステージ バンコク(The Okura Prestige Bangkok)
(ホテルの外観)
ジ オークラ プレステージ バンコクはBTSプルンチットに直結しています。
ホテルが直結しているBTSプルンチット(Phloen Chit)は、BTS ナナとBTS チットロムの中間に位置しています。
プルンチット周辺は目立った特徴はないエリアです。
駅周りには数軒のホテルが存在するため、旅行者こそ頻繁に見かけますが、町歩きを楽しめる場所ではありません。
しかし、歓楽街のBTS ナナとショッピング街のBTS チットロムの両駅の間にあるため、両駅には徒歩でアクセスできます。
(BTSチットロム周辺は巨大モールが連なるバンコク随一のショッピングエリア)
(BTSナナ周辺は歓楽街。夜遊びスポットが多い)
この立地は本当に便利。
ショッピングも歓楽街での夜遊びも気軽に楽しめます。
ホテル1階にはセブンイレブンが併設されています。24時間営業です。
テイクアウト専門の寿司屋もあり。
ホテルのエントランスロビー。
和服の女性スタッフがいたり、生け花が飾られていて、気品ある雰囲気でした。
エレガントな和を上手く演出しています。
吹き抜けの客室フロア。
所々に芳香器が設置されていて、レモングラスの良い香りが漂っています。
客室【デラックスルーム】
写真の客室はデラックス(Deluxe)。広さは43平米。
窓が広いです。陽当たりもそこそこに良くて雰囲気は良し。
ホテル周辺には高い建物が少ないため、中々良い景色が見られます。
昼間はパッとしないのですが、オフィスビルやホテルが多いため夜景は綺麗です。
また、窓が大きいので開放感があります。
視聴できる日本語のテレビ番組は「フジ」「TBS」「日テレ」「朝日」「テレビ東京」の全5チャンネル。
家族連れやシニア世代など、ホテル滞在の時間が長くなりがちな人にとってはありがたいです。
個人的に一番嬉しかったのが、お茶葉と急須が完備されていた点。
お茶パックを完備しているホテルは多いですが、葉っぱを見たのはオークラだけです。
この時は風邪を引いていたのもあって、お茶が美味しいこと美味しいこと。
単純にお茶を飲むと精神が落ち着きます。寝る前に温かいお茶を飲めば安眠です。
さすが日系のホテルですね。
筆者は海外で食べるお寿司が大好きなので、ホテル1階のテイクアウト専門で寿司を買って部屋で食べました。
ビールで寿司をやっつけて、締めに温かい緑茶。至福の時間です。
窓側から見た客室。
特別広いわけではありませんが、2人滞在までなら十分すぎる広さです。
部屋には折り紙がありました。日系ホテルらしいです。
この時はタイ人と宿泊したので、鶴を作ってあげると喜んでくれました。
英語で記載された鶴の作り方説明書もあったので、外国人と泊まっても楽しんでくれるでしょう。
バスルーム
バスルームも広いです。
しかも、バスソルト完備しています。
バスソルトを入れた湯船は気持ち良いです。保湿効果抜群。
しっとり肌になれます。
日系ホテルだけあって、アメニティは豊富です。
歯ブラシはもちろん、うがい用のボトルウォーターも完備しています。
ドライヤーもあります。
プールの景色が良い
一番良かったのはプールからの景色です。
高層ビルに囲まれた変わった景色です。
インフィニティプールのような造りになっています。
海や山が見えるプールも好きですが、こうしたオフォス街の中にあるプールも新鮮です。
「世の中の皆は働いているけど、自分はプールサイドでのんびり」とできて優越感を味わえます。
あまり良い考えではありませんが、時にはこうして「特別な自分」を感じるのも悪くありません。
プール奥の休憩エリア。喫煙所も設置されています。
プールを眺めながらジュースを飲んでリラックスできました。
朝食の日本食が美味しい
朝食は日本食かブレックファーストの2種類から選択可能です。
筆者は迷うことなく日本食を選択しました。
海外の日系ホテルの日本食はやたらと美味しいです。先入観でハードルが下がり、意外性で美味しく感じている面もあるのでしょう。
また、筆者のように年中タイにいて、日本食が遠ざかっているからというのも理由に挙げられます。
しかし、上記理由を抜きにしても、オークラの日本食は普通に美味しいです。
タイ料理も美味しいのですが、油っぽいので朝から食べると重いんですよね。
なので、やはり朝食はヘルシーな日本食がしっくりきます。
朝食の内容は、味噌汁や卵焼き、焼き鮭や漬物などの、定番料理です。
食後にはヨーグルトのデザートもあり。
朝食会場からの景色も中々。
朝食を終えて部屋に戻ると、ドアノブに日本語の新聞がかけられていました。
さすがオークラですね。日本人宿泊客の部屋にはこうして早朝に新聞を配っています。
ジ オークラ プレステージ バンコクへの行き方
ジ オークラ プレステージ バンコクは、上述したようにBTS プルンチット(Phloen Chit)に直結しているのでアクセスは簡単です。
まず、BTSプルンチットの2番出口を出ます。
2番出口を出て奥へ進むと、左手に下写真のホテル専用直結通路が見えます。
(直結通路には「THE OKURA PRESTIGE BANGKOK」と記載がある)
ホテルへは、上写真の直結通路を通るだけでアクセスできます。
とても簡単。バンコクが初めての方でも、まず迷うことはありません。
建物の中に入り、上写真の「HOTEL」と書かれた案内板通りに進むだけです。
エレベーター前にはベルボーイがいるので、宿泊客であることを伝えると、荷物をロビーまで運んでくれます。
バンコクナンバーワンの日系ホテル
さすがバンコクで一番有名な日系ホテルだけあって、設備もスタッフも文句のつけようがないくらい良いホテルでした。
ドアマンもホテルに入る度に「こんにちわ」と言ってくれて日本人慣れしているように思えました。
また、日本人スタッフの方が親切。
BTSプルンチット近くは、一見あまり飲食店が多くないのですが、日本人スタッフの方がおすすめのレストランを教えてくれました。
タイが初めての人なら、タクシーの手配や空港までのアクセス方法など分からないことは何でも聞けます。
不安なくバンコク旅行を楽しめるでしょう。
日系ホテルへの宿泊を検討している方は是非。
その他、バンコクにある全ての「日系ホテル」「日本人スタッフがいるホテル」を知りたい方は、以下の記事を参考にどうぞ。

バンコク全エリアのおすすめホテルについては、以下のまとめ記事を参考にどうぞ。
