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ソンワート通り完全ガイド。世界が注目したバンコクの街を歩く、おすすめカフェ・グルメ・雑貨

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バンコク・ソンワート通りのアイキャッチ画像

ソンワート通り(ソンワットとも表記/タイ語:ถนนทรงวาด、英:Thanon Song Wat)は、バンコクの中華街「ヤワラート通り」とチャオプラヤー川の間に伸びる、全長約1.2kmの通りです。

ソンワート通り周辺の地図

ソンワート通りの西洋風建築物

穀物などの卸売倉庫が立ち並び、トラックが荷を積み下ろす、一見すると地味な問屋街。ですが2023年、旅行メディア「Time Out」の「世界で最もクールな地域40選」に選出されたことで外国人観光客の注目を集め、SNSでも度々名前を見かける話題のスポットになりました。

ただ、2023年当時はまだ「これから始まる通り」という空気で、人もまばらでした。それが2026年現在、週末を中心に多くの観光客で賑わう、バンコク屈指の人気エリアへと変わっています。

ソンワート通りの観光客たち

昔ながらの問屋街の顔を残したまま、通りには数メートル間隔でカフェ、レストラン、雑貨屋、バー、アートギャラリーが立ち並びます。そして西洋の古典様式を思わせる列柱やアーチ窓、イスラム様式の装飾がほどこされた建物、巨大なグラフィティアート。新旧が混在するこの通りは、「歩けば何かに出会えそう」というワクワク感をくれます

「名前は聞くけど、実際どんな場所?」——そんな人に向けて、本記事ではソンワート通りの歴史から、実際に歩いて見つけたおすすめスポットまでを紹介します。

ソンワート通りの歴史。問屋街が最新スポットになるまで

ソンワット通りのウォールアート

ソンワート通りの発祥は1892年に遡ります。ヤワラート通りが位置するサンペーン地区が大火で壊滅した後、当時の国王ラーマ5世が地区の再建と拡張のために作った道路が、このソンワート通りです。

タイ語の「ถนนทรงวาด(ソンワート通り)」は、「ถนน(道路・通り)」と「ทรงวาด(国王がお描きになった)」から成る名称です。ラーマ5世がサンペーン大火後の都市整備で、自ら地図に道路のルートを描いたことが名前の由来とされています。

ソンワート通りの古い建物2

再建後、19世紀から20世紀の近代化の過程で、タイは明治期の日本と同じように西洋の技術や文化を積極的に取り入れました。当時のバンコク、特にチャオプラヤー川沿いは商業と貿易の中心地で、多くの外国人が住みつき、各移民コミュニティの文化や建築様式が街並みに影響を与えます。こうして、ヨーロッパ、インド、イスラムなど多様な建築様式が混ざり合うエリアになりました。

「Made in Song Wat」が変えた街

Made in Songwatのステッカー

もっとも、長らくソンワート通りは一商業エリアにすぎず、よほどディープな観光客以外には知られていませんでした。転機は2022年。街の活性化を望む新興起業家たちが「Made in Song Wat」という商工会を立ち上げ、歴史的な景観を保ちつつリノベーションカフェやアートを加え、街を大々的にアップデートしていきます。

その成果が、翌2023年の「Time Out」による選出です。同誌の「世界で最もクールな地域40選」で39位に選ばれ、ソンワート通りは名実ともにバンコク観光のマストスポットへと変わりました。

ソンワート通りの観光地図

Google Mapの使い方
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  • 黒丸 ❶〜❺:カフェ
  • 青色のマーク:グルメ・レストラン
  • オレンジのマーク:雑貨・ヴィンテージショップ
  • 紫色のマーク:バー
  • 緑色のマーク:アートギャラリー
  • 茶色のベッドマーク :ホテル「アービー」 「ロイラロンホテル

ソンワート通りのおすすめカフェ

古い倉庫やショップハウスを改装したカフェが、ソンワート通りの魅力の中心です。川沿いのリバービューから、伝統建築を活かした空間まで、歩きながら立ち寄りたい5軒を紹介します。

❶ アルティージア デザート アンド カフェ(Arteasia Desserts and Cafe)

築100年以上、もともと卸売オフィスだった建物を改装したカフェ。ソンワート通りのリノベーション文化を象徴する店で、カフェ巡りの起点におすすめです。

アルティージア デザート アンド カフェ(Arteasia Desserts and Cafe)

見どころは空間そのもの。アーチ型の窓が3つ並び、その上にはめ込まれたステンドグラスから、午後になると色のついた光が差し込みます。壁は漆喰が剥がれ、古い下地がむき出しのまま。傷んだ壁を隠さず、鉄や現代的なデザインと組み合わせています。朽ちた壁と美しいステンドグラスが同居するこの空間こそ、古い建物を活かすソンワートのリノベ思想そのものです。

アルティージア デザート アンド カフェ(Arteasia Desserts and Cafe)で飲んだラテ

タイの伝統菓子を西洋風のタルトに仕立てたスイーツも人気。抹茶ラテを片手に、色ガラスから差す光を眺める。街歩きの合間に、静かな時間を過ごせます。

店舗情報

❷ ウッドブルック(Woodbrook)

チャオプラヤー川沿いの人気ホステル「アービー」3階に併設されたカフェ。コンクリートやモルタルを基調にした無骨な内装が、若いタイ人客に人気です。

主役は、川に面したテラス席。屋根付きのウッドデッキにハイスツールが並び、目の前をチャオプラヤー川が流れます。

ウッドブルック(Woodbrook Cafe)のテラス席

ウッドブルック(Woodbrook Cafe)のテラス席から見えるチャプラヤー川の景色

対岸には、段々の外観で知られるマハナコンタワーをはじめ、バンコクの高層ビル群。かつて物流の主役だった川に、今は観光ボートが行き交う——その眺めを見ていると、街の移り変わりが川面に重なるようで、少し感傷的な気分になります。

ウッドブルック(Woodbrook Cafe)2

隣接するバー「バーボン(後述)」も15:00から営業しているため、ここではコーヒーや軽食に加え、アルコールもたしなめます。夕方はサンセットが美しく、街歩きの一息にぴったりです。

店舗情報

❸ エフヴイ(FV)

エフヴイ(FV)の店内

築50年以上の建物を使ったカフェ。アートギャラリーのような店内に、タイの伝統的な高床式家屋を移築して組み込んだ、意表を突く空間です。一見カフェには見えず最初は戸惑いますが、時間が経つほど、伝統とモダンが同居するこの空間に落ち着きを覚えます。

エフヴイ(FV)の店内

アートと伝統的な生活様式が混合する不思議な空間

タイの伝統菓子が充実しているのも魅力。「ミヤンカム」や「カノム・クリープ・ランドゥアン」など、見た目にも楽しいデザートが揃います。

エフヴイ(FV)で食べたタイの伝統的なスナック

スタイリッシュでありながら、どこか懐かしさを感じるお店。写真映えする店内は、街歩きの記録にもおすすめです。

店舗情報

❹ ソンワート コーヒー ロースターズ(Song Wat Coffee Roasters)

ソンワート コーヒー ロースターズ(Song Wat Coffee Roasters)の外観

ステンレスのカウンターに剥き出しの配管、木の天井。無骨でインダストリアルな内装で、写真映えを狙った店ではありません。それでも週末は満席になるほど賑わうのは、コーヒーの味が本物だからです。

ソンワート コーヒー ロースターズ(Song Wat Coffee Roasters)の店内、コーヒー、軽食

さまざまな産地から仕入れた豆を、本格的なマシンで丁寧に抽出。一杯の質で勝負する、コーヒー好きにこそ訪ねてほしい一軒です。クロワッサンなどの焼き菓子も揃うので、軽い朝食やおやつにも向きます。

落ち着いたインダストリアル空間で、街歩きの途中、じっくりコーヒーと向き合いたいときにおすすめ。人気店で満席になりやすいため、早めの時間帯が狙い目です。

店舗情報

❺ カーサ フォルモサ 台湾 ティーハウス(Casa Formosa Taiwan Tea House)

カーサ フォルモサ 台湾 ティーハウス(Casa Formosa Taiwan Tea House)

「台湾茶文化を学び、味わうサロン」をコンセプトに開業した茶屋。オーナーは、旅行で訪れたバンコクに魅了され、この地に店を構えた台湾人です。「台湾の茶文化はタピオカティーだけではありません。烏龍茶やジャスミン茶など多岐にわたり、深い歴史と伝統がある。それを伝えたい」と語ります。

メニューには茶葉ごとの濃さが記載されています。発酵度が低く(10〜20%程度)、色が淡く、フレッシュでフローラルな「Light Oxidation」や、深く焙煎して味に深みを持たせた「Dark Roast」など、好みに応じて選べます。いずれも台湾の高山で育った烏龍茶で、香り高く滑らかな口当たりです。

カーサ フォルモサ 台湾 ティーハウス(Casa Formosa Taiwan Tea House)で飲んだ烏龍茶

店舗情報

ソンワート通りのおすすめグルメ

ソンワート通りには、川沿いの人気レストランから、100年続く老舗食堂、ミシュラン掲載の屋台まで、幅広い食が揃います。街歩きの途中に立ち寄りたい名店を紹介します。

NAAM 1608

NAAM 1608の店内

ソンワート通りで特に人気の高いリバーサイドレストラン。飲食店があるとは思えない小道を奥へ進むと、木造レトロで趣のある店内と、目の前に広がるチャオプラヤー川の眺めが出迎えてくれます。

NAAM 1608の店内2

NAAM 1608店内から望むチャオプラヤー川のリバービュー

料理は、スクンビットの外国人向けレストランに近い、食べやすく洗練された味。筆者が頼んだのは、エビの発酵ペースト「カピ」で和えた混ぜご飯「カオクルック・カピ」です。甘辛い豚肉、青マンゴーの細切り、生野菜をご飯に混ぜ、ライムを搾っていただく、甘味・塩味・酸味が一皿にまとまる定番料理です。

NAAM 1608の店内で食べたタイ料理

タイ料理のほか、イタリアンやアルコールも揃います。1品200バーツ前後〜と観光地価格ですが、川を間近に感じるこのロケーションを考えれば高くはありません。川沿いでゆったり食事をしたい人におすすめです。

店舗情報
  • 営業時間:火水木日 11:00〜22:00 / 金土 11:00〜23:00
  • 定休日:月曜
  • SNS:Facebook / Instagram
  • 位置情報:GoogleMap

ロン・クラン・ヌア(Rong Klan Nuea)

ロン・クラン・ヌア(Rong Klan Nuea)の店内

100年以上前の砂糖倉庫を改装した、クイッティアオ(タイ風ラーメン)専門の食堂。漢方をはじめ中国の伝統的なスパイスで煮込んだスープが看板で、汁あり・汁なしを選べます。八角などのスパイスが香る、コクのあるスープです。

ロン・クラン・ヌア(Rong Klan Nuea)で食べたクイッティアオ

ミディアムサイズ1品170バーツ前後〜と、ローカル食堂にしては強気の値段。それでも地元客で賑わうのは、味が確かだからです。具材が多く、意外にもお腹が膨れて満足感があります。レベルの高い中華街周辺のクイッティアオの中でも、上位に入る一杯です。

店舗情報

ハグズ ソンワート(HUGSsongwat)

ハグズソンワット(HUGS.songwat)の外観

ソンワート通りの東端、ヤワラート通りとの交差点近くにあるアートカフェ。このエリアでは珍しい日本人夫婦が営み、アートと日本食の両方を楽しめるお店です。

ハグズソンワート(HUGS.songwat)を営む小宮さんご夫妻

ハグズソンワートを営む小宮さんご夫妻

店内や外壁には、これまでのエキシビションで集まった世界各地のアーティストの作品が飾られ、ソンワート通りのカルチャーと地続きの空間になっています。内装はレトロなおもちゃ箱のようで、ZINEや古着、Tシャツが所狭しと並び、店主・たいきさんのルーツである1970〜80年代カルチャーの匂いが漂います。

ハグズソンワート(HUGS.songwat)の店内1

ハグズソンワート(HUGS.songwat)の店内2

料理は、アボカドトーストやスクランブルエッグといった欧米風のブランチに加え、アジフライおにぎりやハンバーグ定食など日本食も豊富。観光中に和食が恋しくなったときにぴったりです。タイ料理に不慣れな子ども連れや、駐在中の日本人ファミリーの食事処としても便利です。

ハグズソンワート(HUGS.songwat)で飲んだコーヒー

ハグズソンワート(HUGS.songwat)のハンバーグ定食

ハンバーグ定食

アートと食事を一度に楽しめる、ソンワート通りでも個性的なスポット。おすすめの一軒です。

「なぜ日本人夫婦がこの場所でカフェを開いたのか」——店づくりのこだわりまで、ご夫婦に直接伺った取材記事もあります。あわせてどうぞ。

>> ソンワート通りで日本人夫婦が営む素敵なアートカフェ「HUGS.Songwat」|この街に根ざす理由を聞いた

店舗情報

バッド・プーティン(BAD POUTINE)

バッド・プーティン(BAD POUTINE)の外観

「プーティン」は、フライドポテトにチーズカード(フレッシュチーズの塊)を散らし、熱いグレイビーソースをかけたカナダ・ケベック州の郷土料理。その専門店が、この中華街の一角にあります。

バッド・プーティン(BAD POUTINE)で食べたパストラミをトッピングしたプーティン

パストラミのトッピング / 250バーツ

トッピングは数種類あり、一押しは店もすすめる「パストラミ(PASTRAMI)」。熱々のグレイビーとパストラミの相性が抜群で、ややスパイシーながら香ばしい風味を楽しめます。中華街でプーティンの専門店に出会えるとは、思わず驚きました。

中華やタイ料理に少し飽きて、濃いものが食べたくなったときにおすすめ。ビールとよく合います。なお店の横に簡素な飲食スペースはありますが、基本はテイクアウトと考えた方がよいです。

店舗情報

グー・ロン・バオ・アルチザン・バン・ショップ(Gu Long Bao Artisan Bun Shop)

グー・ロン・バオ・アルチザン・バン・ショップ(Gu Long Bao Artisan Bun Shop)の外観

食べ歩きに最適な肉まん専門店。店内では、スタッフが凄いスピードで次々と肉まんを包んでいます。肉まん、あんまんなど約10種類が並び、できたては皮がふっくら、餡は熱々でジューシー。時間帯によっては行列ができる人気店なのも納得です。

グー・ロン・バオ・アルチザン・バン・ショップ(Gu Long Bao Artisan Bun Shop)の店内

グー・ロン・バオ・アルチザン・バン・ショップ(Gu Long Bao Artisan Bun Shop)で購入した肉まん

ホックホクの美味しい肉まん

グー・ロン・バオ・アルチザン・バン・ショップ(Gu Long Bao Artisan Bun Shop)横のグラフィティアート

店の横の壁には肉まんを描いたウォールアートがあり、こちらは写真スポットとして人気。買ったあとの撮影におすすめです。

店舗情報

イーガ・ラボ(E-Ga Lab)

イーガ・ラボ(E-Ga Lab)の外観

タイ各地の郷土料理を、現代風に解釈して出すレストラン。旅行者にうれしいのは、「IF YOU ARE NOT LOCAL」と題した旅行者向けメニューが別に用意されている点です。地域名と写真、英語表記が添えられ、タイ全土の郷土料理から興味のある一皿を選べます。

イーガ・ラボ(E-Ga Lab)の外国人旅行者向けメニュー

外国人旅行者向けメニュー(IF YOU ARE not LOCAL)

イーガ・ラボ(E-Ga Lab)で食べたSquid in Lime Ink Soup1

イーガ・ラボ(E-Ga Lab)で食べたSquid in Lime Ink Soup2

Squid in Lime Ink Soup

たとえば南部・クラビの料理「Squid in Lime Ink Soup(250バーツ)」は、真っ黒なスープに柔らかいイカが沈む、イカ墨料理のような見た目。ところが口に運ぶと、ライムの酸味とハーブの香りに続いて、パームシュガーのような甘みが広がります。甘・酸・塩・辛が一皿に同居する、意外性のある味です。

イーガ・ラボ(E-Ga Lab)の店内

築古の建物を改装した店内は、ピンクのネオンや極彩色の壁画で彩られ、郷土料理という言葉から想像する素朴さとは違う空間。食材は地域の生産者から仕入れています。観光客がタイの食の幅を体験するのに、うってつけのお店です

店舗情報

リムラオゴウ(Lim Lao Ngow)

ヤワラートのリムラオゴウ(Lim Lao Ngow)に飾ってあるミシュラン掲載の証

タイ風ラーメン(バミー)の屋台。店名は漢字で「林老五」と書きます。一見ごく普通の屋台ですが、2018年から2026年まで9年連続でミシュランのビブグルマンに掲載されている名店です。

ヤワラートのリムラオゴウ 林老五(Lim Lao Ngow)のバミー

特徴は、コシの強い自家製麺と、豚骨と魚でとった出汁。具には、魚のすり身団子「ルークチン」と、魚の皮で作ったワンタン「キャオプラー(เกี๊ยวปลา)」が入ります。スープはややあっさり系で、なんでしょう、二日酔い明けにめちゃくちゃ食べたくなる一杯です。

これだけの人気店で1杯50バーツというのも魅力。ローカルフードを味わいたい人におすすめです。

近隣のヤワラート周辺にある「ミシュラン掲載の名店」は、以下の記事も参考にどうぞ。

>> ヤワラートのおすすめグルメ8選!ミシュラン掲載の名店タイ料理屋台を巡るツアー

店舗情報

ソンヴィエット・アット・ソンワート(SongViet at SongWat)

ソンヴィエット・アット・ソンワート(SongViet at SongWat)の外観

ランスワン通りの人気ベトナム料理店「MAISON SAIGON」の姉妹店。フォーやベトナム風焼肉が揃う本格派ですが、一押しはバインミーです。街歩きの合間に小腹を満たすのに、量がちょうどいい一品です。

ソンヴィエット・アット・ソンワート(SongViet at SongWat)のバインミー1

バゲットは外が香ばしく、中はふんわり。グリルした豚の旨みに、パクチーの爽やかさとチリソースの辛みが重なり、味が引き締まります。日本人の口にもよく合う味です。

ソンヴィエット・アット・ソンワート(SongViet at SongWat)の店内1

店内には背の低いプラスチック椅子が並び、まるでベトナムの路上屋台のような雰囲気。座り心地は良いとは言えませんが、隣の席との距離が近く、屋台らしい賑わいの中で食べるからこそ味が映えます。バインミー片手にベトナムコーヒーを合わせれば、ソンワート通りにいながらサイゴンの屋台に迷い込んだ気分を味わえます。

店舗情報

ソンワート通りのおすすめ雑貨屋・ヴィンテージショップ

ソンワート通りの楽しみは、食事やカフェ巡りだけではありません。ここ数年でヴィンテージや雑貨を扱う店が増え、”買う”楽しみが加わりました。

ロード オブ シナモン(Road Of Cinnamon)

ソンワート通りのヴィンテージ雑貨ショップ「ロード オブ シナモン(Road Of Cinnamon)」の外観

食器好きなら、このお店は見逃せません。

ソンワート通りが注目され始めた2023年頃からある、食器のセレクトショップ。タイの民芸から中国、西洋のヴィンテージまで、系統を問わず皿や碗、カップが所狭しと並びます。

ソンワート通りのヴィンテージ雑貨ショップ「ロード オブ シナモン(Road Of Cinnamon)」の店内

ソンワート通りのヴィンテージ雑貨ショップ「ロード オブ シナモン(Road Of Cinnamon)」で売られている雑貨や食器類

青い文様の入った小瓶、金彩をあしらったカップ——似たように見えても一つずつ表情が違い、眺めているだけで時間が過ぎていきます。値段も手頃で、コップは290バーツ〜(約1,400円)ほど。お土産はもちろん、普段づかいの一枚を探すのにもちょうどいい店です。

店舗情報

コンスアイ(Khongsuay)

ここ数年に開いた、2階建ての大型ヴィンテージショップ。骨董から手仕事の小物まで、幅広く扱っています。

ソンワート通りの雑貨屋「コンスアイ(Khongsuay)」の店内

1階に並ぶのは西洋骨董です。腕時計や切子のガラス器、真鍮の器といった品が、棚から床まで所狭しと置かれ、店内はちょっとした宝探しの気分になります。

ソンワート通りの雑貨屋「コンスアイ(Khongsuay)」店内で販売されている雑貨やバッグ

ソンワート通りの雑貨屋「コンスアイ(Khongsuay)」店内で販売されているバッグ

2階はがらりと趣が変わり、ビーズや刺繍のヴィンテージバッグ(980バーツ〜)や、古いジーンズを仕立て直したリメイクバッグ(約2,800円〜)が中心。トゥクトゥクをかたどった刺繍のキーホルダーは80バーツ(約380円)ほどで、手頃な土産にちょうどいい一品です。

本格的な骨董から数百円の小物まで揃うので、目的が決まっていなくても楽しめます。写真を撮るだけでなく、実際に何かを買って帰りたくなる——そんな店が増えたことが、今のソンワート通りらしさです。

店舗情報

ソンワート通りのおすすめバー

日が暮れても、ソンワート通りの楽しみは終わりません。昼間の賑わいが引いた通りには、古い建物を生かした大人の隠れ家バーや、川沿いで夕陽を眺められるお店があります。街歩きの締めに立ち寄りたい2軒を紹介します。

オピウム(Opium)

オピウム(Opium)の店内

100年以上前は阿片窟だった建物を改装したバー。夜になると人通りの絶える路地裏に、ひっそりと佇む大人の隠れ家です。陽気なイタリア人ヘッドバーテンダーのマテオ氏を筆頭に、接客の良いタイ人スタッフが笑顔で迎えてくれます。

オピウム(Opium)で飲んだカクテル

Elegantissimo / 480バーツ

看板カクテルの一つが「Elegantissimo」(480バーツ)。度数が高いのに飲みやすく、しっかり酔えて後味もすっきりした一杯です。

中華街のローカルな路地裏にいながら、洒落た大人の時間を過ごせる——そんな二面性が、この店の魅力です。

オピウムの詳細は、以下の記事も参考にどうぞ。

>> オピウム(Opium)。阿片窟を改装したバンコク・ソンワート通り近くのお洒落な隠れ家バー

店舗情報

バーボン(BARBON)

ホステル アービー(HOSTEL URBY)のルーフトップバー「BARBON」から望むチャオプラヤー川のサンセット

ソンワート通りの人気ホステル「アービー」3階のバー。カフェのセクションで紹介したウッドブルックと同じ建物で、テラスも共用です。昼にコーヒーを飲んだ場所が、夜はそのまま酒場に変わります。

ホステル アービー(HOSTEL URBY)のルーフトップバー「BARBON」1

ホステル アービー(HOSTEL URBY)のルーフトップバー「BARBON」2

看板は、タイ各地のクラフトビール。なかでもマンゴー味は、南国らしい甘い香りで、ビールが得意でない人でも軽やかに飲めます。カクテルも揃うので、好みに合わせて選べます。

ホステル アービー(HOSTEL URBY)のルーフトップバー「BARBON」から望むチャオプラヤー川のサンセット2

川沿いのテラス席からは、チャオプラヤー川に沈む夕陽を望めます。狙い目は日が暮れる18時頃。オピウムのような敷居の高さはなく、一人でふらっと夕陽を眺めに立ち寄れる、カジュアルなバーです。街歩きの締めにおすすめです。

ホステル アービー(HOSTEL URBY)のルーフトップバー「BARBON」から望むチャオプラヤー川のサンセット3

店舗情報

ソンワート通りのアートギャラリー「プレイ・アート・ハウス」

プレイ・アート・ハウス(Play Art House)の入り口

靴業界を3世代営む家系に生まれたタイ人のウイ氏が、アートへの情熱から、靴工場の倉庫をギャラリーに変えた場所。地元から海外まで、ソンワート通りを盛り上げるアーティストの展示スペースとして開かれ、新進作家の作品が並びます。

展示の中心は絵画です。瞑想する仏陀や仏像といった伝統的なタイ仏教のモチーフに、眼球や動物、頭蓋骨、ポップなキャラクターといった雑多なイメージを混ぜ込んだ、極彩色で密度の高い作品が目を引きます。伝統的な題材と現代的な感覚が一枚の中で同居する作風は、古い街並みに新しい文化が重なるソンワート通りそのものを映しているようです。

プレイ・アート・ハウス(Play Art House)に展示されているアート作品

プレイ・アート・ハウス(Play Art House)に展示されているアート作品2

古い靴工場が新しい表現の場に生まれ変わった、街のカルチャーを象徴するギャラリーです。街歩きの途中、ソンワート通りらしい創作の空気に触れに立ち寄ってみてください。

店舗情報
  • 入場料無料
  • 営業時間:10:00〜18:00 / 水 10:00〜17:00
  • 定休日:月曜
  • SNS:Facebook
  • 位置情報:GoogleMap

ソンワート通りのおすすめホテル

ソンワート通りの街並み

バンコクおすすめホテルエリアまとめ』でも触れているとおり、初めてのバンコク旅行なら、拠点はスクンビットかシーロムがおすすめです。

一方、すでにバンコクを知っている人や、チャイナタウンのいかにも東南アジアらしい雑多な空気に身を置きたい人には、ソンワート通り周辺のホテルも十分に滞在の価値があります。ヤワラートを中心としたチャイナタウン一帯、バンコク三大寺院を擁する旧市街、カオサン通りなど、古き良きバンコクの風情を歩いて味わえる立地です。

以下では、その”バンコクならでは”の空気を楽しめるホテルを2軒紹介します。

ホステル アービー(HOSTEL URBY)

ホステル アービー(HOSTEL URBY)のテラス

ソンワート通りの中心に立つ格安ホステル。6〜8人の相部屋(ドミトリー)と個室があり、シャワーとトイレはいずれも共同です。

値段の割に清潔感があり、内装も価格からは想像できないモダンなまとまり。館内には休憩スペースも多く、節約旅行者にまずおすすめしたい宿です。

ホステル アービー(HOSTEL URBY)のドミトリー

ドミトリー(相部屋)

ホステル アービー(HOSTEL URBY)の個室1

個室

ホステル アービー(HOSTEL URBY)の多目的共有ルーム1

ホステル アービー(HOSTEL URBY)の多目的共有ルーム2

パソコン作業などができる共用スペース

この記事の「おすすめカフェ」で紹介したWoodbrook Cafe、「おすすめバー」で紹介したBARBONも、このホステルに併設されています。川沿いの景色を楽しめて、街歩きの拠点にも便利。満足度の高いホステルです。

ホステル アービーの詳細は、以下の記事も参考にどうぞ。

>> ソンワート通りのおすすめホステル “アービー”。チャオプラヤー川沿いで美しい夕陽が望めるホテル

ロイラロンホテル(Loy La Long Hotel)

ロイラロンホテル(Loy La Long Hotel)の川沿いテラス

築100年以上の古民家を改装した、チャオプラヤー川に浮かぶ隠れ家ホテル。「浮かぶ」というのは比喩ではありません。建物は支柱で川の上に建てられ、床下を川の水が流れています。バンコクでこれほど川を間近に感じられる宿は、そうありません。

川に突き出たテラス、アンティークで統一された館内、窓の外にまっすぐ川が広がる客室。従来のチェーンホテルや高級ホテルとは、まったく違う滞在です。

ロイラロンホテルのバルコニーから見えるチャオプラヤー川

ロイラロンホテル(Loy La Long Hotel)のアンティーク家具

ロイラロンホテル(Loy La Long Hotel)の客室

魅力的な宿ですが、客室は全7室のみ。予約はかなり取りにくいため、狙うなら早めの計画をおすすめします。特別な旅の宿泊先を探しているなら、その価値は十分にあります。

ロイラロンホテルの詳細は、以下の記事も参考にどうぞ。

>> ロイラロンホテル。知る人ぞ知るチャオプラヤー川に浮かぶ秘密の隠れ家

ソンワート通りへの行き方

最寄り駅はMRTワットマンコン(Wat Mangkon)。駅から徒歩約9分でソンワート通りに着きます。

バンコクの路線図(MRT ワットマンコン)

ピンク色の四角で囲んでいる駅が、MRTワットマンコン駅

ただし、一つ注意点があります。周辺のホテルに宿泊する場合、徒歩9分とはいえ、重い荷物を持って歩くのはしんどい。ソンワート通り一帯は、バンコク屈指の活気を誇るチャイナタウンで、問屋街が連なり日中は大混雑するからです。人混みの中を荷物を抱えて歩くのは、かなりのストレスになります。

オピウム(Opium)が位置するチャイナタウンの問屋街

日中のチャイナタウン

そのため、周辺のホテルに泊まる人は、空港からタクシーなどでまっすぐホテルへ向かうのがおすすめです。スワンナプーム・ドンムアン両空港から市内へのアクセスは、以下の記事を参考にどうぞ。

地味な問屋街が、今いちばん面白い通りになった

ソンワート通りの現代的グラフィティアート

見どころの多いバンコクの中でも、ソンワート通りは際立って異質で面白い一角です。穀物倉庫が並ぶ問屋街に、リノベーションカフェ、川沿いのレストラン、ヴィンテージショップ、アートギャラリーが同居する。古いバンコクと新しいバンコクが、一本の通りに重なっています。

楽しみ方は自由です。筆者のように数泊してじっくり散策するもよし、バンコク三大寺院やヤワラート観光とあわせて、フラッと立ち寄るもよし。写真、歴史、グルメ、カフェと、誰が歩いても何かに出会えます。

「名前は聞くけど、実際どんな場所?」——その答えは、歩いてみれば分かります。まだ訪れていない人は、本記事を片手に、ソンワート通りの魅力を確かめてみてください。

あわせて読みたい。バンコクの街歩き・カルチャー

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