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今年も残すところあとわずか。
2020年は言うまでもなく新型コロナウイルスという前代未聞の災害に見舞われ、多くの人にとって先行きが暗転した年になったと思います。
筆者にとっては精神的にも経済的にも、人生で最も苦しい一年でした。
ちょうど一年前、コロナは対岸の火事程度にしか思っていませんでした。しかし一年たった現在、世界中に蔓延したコロナは収まる気配を見せないどころか、感染者は増加し続けています。
2021年後半以降はワクチン供給による経済正常化の期待はあるものの、少なくとも筆者が2021年内に景気回復を実感できることはないだろうと覚悟しています。
2020年のタイでの生活を振り返ると、6月1日から適用開始された第3フェーズのロックダウン解除から徐々に日常生活が戻ってきました。
筆者は8月以降からタイ国内を旅行する機会を増やし、苦しい中でも楽しみを見つけながら生活していました。
今日、今年一年を振り返りながら写真フォルダを整理していたら、なんだかんだこの1年で40軒以上のホテルに泊まっていたことがわかりました。意外と多くてびっくりです。
そこでこの記事では2020年の総括として、今年泊まったタイのホテルで印象に残ったベスト10を紹介します。
タイのホテル・ベスト10
例年であれば、安くて立地が良いコスパの高いゲストハウスや格安ホテルも泊まっていました。
しかし、今年はステイケーションやおこもりステイが中心だったため、紹介するホテルは4〜5つ星のみです。
いずれも素晴らしいホテルだったので順位は付けていません。順不同です。
また、ホテルのエリアはバンコク、パタヤ、チェンマイ、プーケットのみです。
ラヤヘリテージ【チェンマイの川沿いデザイナーズホテル】
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チェンマイ旧市街から車で約20分、ピン川沿いに位置するリバービューのデザイナーズホテル。
このホテルは、観光には便利な立地とは言えません。
しかし、自然あふれた環境と雰囲気、スタッフのホスピタリティーに関しては、今まで泊まったチェンマイのホテルの中でナンバーワンです。
ホテル内には、手入れされた緑あふれる中庭があります。
部屋の広さは75平米もあります。客室内にもセンスあふれる調度品が配置されていて、とにかく居心地が良い。
もちろん実用性や機能性も高いですが、それよりもデザインに全振りしているような、そのくらいお洒落なホテルです。
なのでホテル内の散策が楽しいです。
ホテルから一歩も出たくない、もっとこの空間を味わいたいと思わせてくれる素晴らしいホテルでした。
(お洒落かつ自然と調和している。チェンマイでのおこもりステイに相応しいホテルでした)
1泊の宿泊料金は17,000円前後。チェンマイで緑に囲まれた場所でホテルステイを楽しみたい人におすすめです。
フォーポインツ バイ シェラトン パトンビーチ リゾート【神殿のようなプール】
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2020年10月、プーケットのパトンビーチ目の前にて開業した4つ星ホテル。
初めてのプーケット旅行で宿泊したホテルということもあり、個人的に思い出深いです。
ビーチ目の前であり周辺にはコンビニや飲食店があります。立地は完璧。
また、ホテルの特徴である神殿のような巨大プールで思い切り遊べます。
メインガーデンの四方を囲むような形のプールです。
各客室棟がプールに沿って建ち、1階がプールアクセスルームになっています。
(部屋の広さは33平米)
この時はプールアクセスルームに宿泊したため、部屋からいつでもプールへアクセスできて楽しく過ごせました。
しかもコロナ禍にあったためかホテルの宿泊料金が1泊たったの5,000円前後という信じられない安さでした。
ホテルには内装が洒落たレストランやアッパーデッキプールもあり、居心地良し。
子連れ向けにキッズスペースを備えたファミリールームや、ビーチでのピクニックサービスもあります。
プーケット最初の滞在がこのホテルだったおかげか、コロナ禍で歓楽街は閑散としてはいたものの、またプーケットに行きたいと思えました。
満足度高いです。ファミリールームなど含め詳細は、以下のレビュー記事も参考にどうぞ。
コンラッド バンコク【BTSプルンチット近くのコスパが高いホテル】
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BTSプルンチット(Phloen chit)から徒歩約10分の場所に位置する1泊15,000円前後の五つ星ホテル。
大きな特徴は無く、バンコクでありがちなタイプの五つ星ホテルです。
しかし同等クラスのホテルに比べると設備が良く、コスパが高いです。
南国感ある広いプール設備、ホテル内の日本食レストラン、マッサージ、アフタヌーンティー、どこを取っても高いレベル。
(ホテル内レストラン「きさら」での食事。ここの料理は本当に美味しかった。日本人の料理長が作る「黒毛和牛 飛騨牛 朴葉焼き」は感動するレベルの美味しさ)
(スパルームも充実。アロママッサージ60分2,900バーツ。他の五つ星ホテルより若干安い料金設定)
バンコクでのステイケーションに最適です。コロナ禍でなければ日本からの旅行者にも十分おすすめ。
BTSから徒歩10分くらいの距離はありますが、BTSから無料のシャトルバスが出ています。
ホテル階下にはコンビニもあり不便は一切感じない環境です。
その他のBTSプルンチット周辺の五つ星ホテルに比べるとサービスレベルは同等なのに断然安いです。
現在バンコク滞在中の人は、おこもりステイにいかがでしょうか。
ナバーナネイチャーエスケープ【大人の隠れ家リゾート】
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初めてパタヤ・ナクルアで泊まった五つ星のリゾート。
2020年はナクルアで合計3軒のホテルに滞在しましたが、今のところナクルアでは間違いなくナバーナネイチャーエスケープが一番おすすめです。
- プライベートビーチ
- 自然に囲まれている
- プライベートプールヴィラあり
(バスタブは屋外に設置されています。開放感があって気持ち良い)
静かな環境の中、ガーデンカフェのように綺麗に手入れされた植物が植えられています。とても上品。
ホテル名のとおり、自然の中でリラックスできる造りになっています。
リゾート地のホテルにありがちな派手な演出は無く、ひたすらに安らげる空間です。
(ホテルのレストランの料理も美味しくてGOOD)
都会の喧騒からエスケープしたい人は是非。癒しの休日に持ってこいです。
ハードロック パタヤ【ビーチ目の前の子連れ向けホテル】
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パタヤビーチ沿いに位置する大型の五つ星ホテル。
パタヤビーチ周辺では最も子連れ向けに特化していて、子供が楽しめる設備が整っています。
なんとプールだけで2,000平米もの広さがあります。
テーマパークとはまでは言いませんが、パタヤ中心地(ビーチ周辺)においては随一の広さを誇るプールです。
この巨大なプールに子供も遊べるバスケットゴールやウォータースライダーが設備されている他、サンドプールやカヌーなども完備しています。
外に出る必要がありません。遊びはホテル内だけで完結してしまいます。
キッズルームは3〜7歳向けと8〜12歳向けの2部屋に別れています。
プレステ4、ニンテンドーwii、X-Boxなども完備していて、中々の充実ぶり。
(もちろん部屋はオーシャンビュー。朝目覚めた時、窓から見える海が爽快)
ホテル内にはサンセットを楽しめるレストランもあります。
プールで遊び、部屋から海を眺め、夕日と豪華なディナーを楽しむ。最高の休日を過ごせたホテルです。
子連れパタヤ旅行で、パタヤビーチ周辺での滞在を検討している人には一番おすすめ。100点満点で非の打ち所がないホテルです。
詳細は以下の宿泊レビューも参考にどうぞ。
クラムパタヤ【ナクルアで話題のお洒落ホテル】
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2020年10月1日にパタヤ・ナクルアエリアにて開業したカップル向けの五つ星ホテル。
客室自体の設備と雰囲気は普通ですが、プールが洒落ていてタイ人のFacebookで話題となっていました。
パタヤのナクルアに新しくオープンしたホテル「Kram Pattaya」
ひたすらプールで遊びたい人用ホテル。海が見えるインフィニティプールもあって良かった。
Kramって何と思って調べたらタイ語で藍色(????)なんですね。部屋が藍色でまとまってます。
メラマーレと同じ系列らしく流石に洒落てました。 pic.twitter.com/n4rTmbrJ3B? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) November 9, 2020
完全に写真映えを狙ったホテルですね。
1泊の宿泊料金が(部屋が普通な割には)1万円前後するので、ちょっと割高かな〜という気がするのも正直なところ。
しかし、雰囲気が洒落ているのでカップルでプール遊びするには最適です。
優に学校のプールの2倍、いや3倍近くはあるだろうプールで、ひたすらにステイケーションを満喫できます。
ホテル敷地内のビーチ沿いにはインフィニティプールとバーも完備。
昼も夜も可愛い空間で楽しめるホテルです。若いカップルならハマること間違いなし。
ザ スコータイ バンコク【ルンピニーにある都会のオアシス的ホテル】
MRTルンピニー近くのザ スコータイ バンコクに宿泊
客室が応接間みたいで凄い
スコータイをイメージした建築物や仏像の調度品が沢山ある
雰囲気かなり良い大きな蓮池がある中庭にも癒されます
シーロム周辺で唯一のリゾートホテルです
周辺は静かだが街中でリゾート気分を味わいたい人におすすめ pic.twitter.com/NUzCxXNVnD? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) March 2, 2020
バンコクにある「都会のオアシス」と言えば、スコータイ バンコク ホテルです。
名前の通りスコータイにインスピレーションを受けデザインされています。
ここはバンコクでは有名なホテルなので、いつか必ず泊まると決めていました。
実際に泊まってみた感想としては、このホテルを好きにならない人はいないだろうと言えるくらい素晴らしいホテルでした。
どこを見ても抜け目なく美しく、そして上品です。なによりスコータイをモチーフとしているのが面白い。
バンコクに洒落ているホテルは数多くあれど、遺跡にインスピレーションを受けているホテルはスコータイバンコクだけではないでしょうか。
特に素晴らしいのが蓮池広がる中庭。天気の良い日に歩くと癒されます。
このホテルは夜景などの若者向け要素は少ないです。30代以上に刺さるホテルでしょう。
エレガントで落ち着きがあるのでシニア世代にもおすすめです。
1泊の宿泊料金はエグゼクティブスイートだと27,000円前後しますが、料金以上の価値はあります。
ホテルの詳細は、以下の宿泊レビューも参考にどうぞ。
キンプトンマーライ バンコク【ペットフレンドリーな若者向けホテル】
BTSチットロムから徒歩10分の新築ホテル「キンプトン マーライ」1泊15,000円前後。10月からホテルオープンします。泊まらせて頂きました。ホテル客室も良かったのですが、40階にあるスカイバー「バーヤード」が特に雰囲気良かったです。ハイソなタイ人に人気らしいです。https://t.co/p13pdsD6Wu pic.twitter.com/Rs9XXikk2q
— ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) August 30, 2020
2020年10月、バンコクのハイソエリアとして知られるランスアン通りにて開業したホテル。
キンプトンは米国のデザイナーズホテルブランドであり、この度の開業が実は東南アジアでの初進出となります。
また、従来のホテルとは異なる以下の特徴が話題となり、バンコク在住の日本人から早くも人気を博しています。
- ペットフレンドリー(ペットと宿泊できる)
- 南国をイメージしたルーフトップバーを併設
(ペットと宿泊する人や、ペットを連れてのカフェ・ラウンジ利用の人が多い)
(バンコク初の南国・トロピカルをテーマにしたバー)
ホテルの至る所には、アートや職人手作りのインテリアが自然と溶け込んでいます。
かなりハイソな雰囲気が漂っていますが、1泊の宿泊料金は18,000〜20,000円前後なので馬鹿高いというわけではありません。
むしろ部屋を見たら「これで20,000円前後なら日本と比べて全然安い」と思えます。
(夜景もバッチリ見える)
バンコクでこうした外資系の新築五つ星ホテルが1泊20,000円前後は安いです。
高級感たっぷりで洒落たホテルが好きな人におすすめ。
チャラナンバー6【チェンマイ旧市街の観光に便利なデザインホテル】
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チェンマイ旧市街の名所「ワット・チェディ・ルアン」目の前に位置するホテル。
このホテルはチェンマイ旧市街で最も良い立地に位置しているため、観光の利便性が最高。
ワットチェディルアンの他にもワット インタキン サドゥムアンやワットジェットリンなど、チェンマイに来たら必ず見ておきたい寺院が周辺に多々点在しています。
チェンマイ旧市街は細い道路が入り組んでいて、場所によっては薄暗くてコンビニなども少なく不便を感じやすいです。
しかし、チャラナンバー6は周辺にコンビニやカフェ、レストランも多数あって明るい雰囲気。
週末になるとサンデーマーケットという大規模なナイトマーケットも開催されます。
(サンデーマーケット)
ホテルには清涼感たっぷりな緑あふれる中庭があります。
これで1泊の宿泊料金がオフシーズンになると6,000円前後という信じられない安さになるから驚き。
客室は普通ですが、立地やホテル施設など全体を含めると評価は高いです。
2018年開業なので比較的新しいのも良い点。
旧市街周辺でホテルを探している人にはおすすめします。特にサンデーマーケットが開催される日曜に滞在する人にとっては非常に便利な滞在拠点となるでしょう。
ホテルの詳細は、以下の宿泊レビューも参考にどうぞ。
クラウンプラザ バンコク ルンピニ パーク【日本人ご用達のホテル】
最後に紹介するのは、バンコクのBTSサラデーン(Sala Daeng)目の前に位置する大型ホテル「クラウンプラザ」
ここは2020年の11月にステイケーションで2泊しました。
現在ステイケーションパッケージを展開していて、4,800バーツでラウンジやレストラン利用が付いてスイートルームに泊まれます。
(スイートルーム。53平米の広い部屋。改装したばかりで綺麗)
ラウンジではお酒を飲み放題です。4,800バーツなら100%元を取れます。
プールでもお酒やドリンクを飲めてゆったり過ごせます。
以前はビジネスホテル寄りなイメージが強かったですが、ホテル側でこうしたステイケーションパッケージを展開し始め、おこもりステイに最適なホテルへと変わりました。
日本人スタッフはもちろんのこと、タイ人スタッフの方々も日本人客を理解していてホスピタリティに溢れています。
ここも週末ホテルステイにおすすめです。
ステイケーションパッケージ等の詳細は、以下のレビューを参考にどうぞ。
2021年もよろしくお願いします
2020年はコロナの影響で観光地へと出歩くことは少なく、ホテルステイが中心の旅行ばかりとなりました。
2021年もしばらくは自由に観光できない日が続くかと思います。
しかし来年こそは、日本からタイへと自由に旅行できるようになってくれればと願うばかりです。
あと少しの間、厳しい時期が続きますが頑張って乗り越えましょう。
今年もありがとうございました。