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(オンヌット)
オンヌット(BTS Onnut)周辺はバンコクにおいてのベッドタウンにあたる場所です。
近年は相次ぐコンドミニアムやアパートの建設によって、バンコクへ出稼ぎにきた地方出身者のタイ人や在住外国人向けに発展を続けています。
ショッピングエリアや夜遊びエリアとは異なり、所謂下町風情が感じられる為、より一層ローカルな雰囲気を楽しめます。冒険心がくすぐられます。
今回は、BTSオンヌット付近のホテルに泊まってきましたので、ホテルとその周辺の様子を合わせて紹介します。
BTS オンヌット(On Nut)周辺の雰囲気
(BTS オンヌット)
オンヌットとは、バンコクを走るスカイトレインの「BTS オンヌット(On Nut)駅」周辺のことを指します。
(ピンク色の四角で囲んである駅がBTS オンヌット)
BTS オンヌットからナナプラザがあるBTS ナナ(NANA)は6駅、バンコク一の繁華街であるBTS チットロム(Chit Lom)は9駅でアクセスできます。所要時間は15分程度なので、繁華街に観光へ行きたい人にとっても不便を感じない場所です。
タクシーでも、渋滞を避ければ20〜25分程度でアクセスできます。
生活に便利な環境が整っている
(オンヌット駅前のショッピングモール「センチュリー・ザ・ムービー・プラザ」)
ベッドタウンであるオンヌットには、生活に便利な環境が整っています。
例えば、オンヌット駅前にはショッピングモール「センチュリー・ザ・ムービー・プラザ」や、大型スーパーの「テスコ・ロータス」「ビッグC」があります。
また、カフェや屋台もそこそこに多く、生活するにはすこぶる良い環境です。
(駅前にはビアガーデンもある。一品30バーツ程度から食べることができる)
また、マッサージ屋などの旅行者にとって必要なお店や、食堂が数多く駅周辺に集合しています。
オンヌットが生活に便利な理由は、これらのお店を観光地よりも安い値段で利用できるからです。
(観光地では安くても250バーツはするフットマサージが150バーツ。最近は値上がりしたせいか200バーツの店も増えてきたが、それでも観光地より50バーツ安い)
(駅近辺にはローカル価格の食堂や屋台が溢れている)
観光客が少ないので、観光地独特の騒がしさがありません。この辺りで見かける外国人の殆どがバンコクに住んでいる人達です。
朝は仕事に出る人達でごった返し、夕方は帰宅する人達でごった返す。仕事前も仕事後も、みんな屋台で食べ物を買っていく。
そんな、何気無いバンコクの日常を垣間見れるのがオンヌットの良さです。
派手派手しい観光地から逃れ、静けさや生活感のある環境で過ごすことによって(とは言っても繁華街や観光地にすぐにアクセスできる)、まるでバンコクに移住したかのような気分になれます。
バンコクに移住を予定している人は、1ヶ月くらいオンヌットに滞在してみることによって、だいたいどのくらいの生活費がかかるのか目安を知ることができるでしょう。
オンヌットのおすすめホテル
今回紹介するホテルは、全て下地図に記載しています。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
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- 右上ので拡大地図を表示します。
- A,B,C,D,E,F は、ホテルの場所です。
- その他のアイコンは両替屋やフードマーケットなどです。
No. | ホテル名 |
A | X2 バイブ バンコク スクンビットコスパ最強 |
B | アヴァニ スクンビット バンコクBTS直結 |
C | ココテル バンコク スクンビット 50 |
D | ザ ベッドルームス ブティック ホテル |
E | アット マインド エクゼクティブ スイーツ |
F | キウ ホテル スクンビット |
オンヌットにあるホテルは、サービスアパート兼ホテルが多いです。客室がサービスアパートと同じなので、ホテルのような豪華さはありませんが、快適度は高いです。
宿泊料金にかんしては、シーズンによって変動するおそれがあるのでご注意下さい。
また、旅行当日に近ければ近いほど、料金が値上がりする傾向があるので、早めに予約する方が良いです。
【A】X2 バイブ バンコク スクンビット(X2 Vibe Bangkok Sukhumvit)
2017年に開業した中級ホテル。BTSオンヌットから徒歩わずか5分(距離400m)。
比較的新しいホテルだけあって全体的に綺麗。それでいて、1泊の宿泊料金は4,000円前後という安さ。
プールやジム設備もしっかり完備しています。ホテル敷地内にはコンランドリーもあり。
お値打ちとしか言いようがないホテル。個人的にオンヌットでは最もおすすめです。
唯一欠点を挙げるとすれば、中国人の団体客宿泊が多い点。個人旅行者ではなくツアーバスで乗り付けてくる団体客なので、タイミングが悪いとチェックイン・チェックアウト時、朝食時に混み合います。
とは言え、ホテル設備と立地を考慮すれば、それでも文句は言えないほどお得。
レセプションと朝食会場。筆者が宿泊した時は、幸いにも団体客は少なかったです。
通路やエレベーターで何度か遭遇した程度。
今回、筆者が宿泊した客室タイプはスイート(Suite)。ベッドルームとリビングルームに分かれているタイプで、広さは40平米。
1泊の宿泊料金は5,500円ほど。
バルコニーがないのが少々残念でしたが、それにしてもこれだけ綺麗で広さがあって1泊5,500円は安い。
リビングルームだけでも広さ20平米はあります。
ゆったりしたソファー、作業用の机があってくつろげます。サービスアパートのような雰囲気なので、安心して過ごせました。
シャワールーム
大きくはないですがプール設備もあり。ローカルエリアのホテルなので殺風景なプールを想像していたのですが、プールサイドバーもあって小洒落ています。
さらに驚いてた点は、フィットネスジム。なんと更衣室に大浴場が併設されています。
そんなに大きくはありませんが、部屋にバスタブがないので有難い存在。フィットネスジムで汗を流した後、大浴場でゆったりと体を温めます。
オンヌットに存在するホテルの中では、間違いなく料金・施設・立地のバランスが取れたホテルです。
クロス バイブ バンコク スクンビットの詳細については、以下の宿泊記も参考にどうぞ。
【B】アヴァニ スクンビット バンコク ホテル(Avani Sukhumvit Bangkok Hotel)
2019年にBTSオンヌット前にて開業した4つ星ホテル。
オンヌット周辺のホテルの中では、最も利便性に富んでいます。ホテルの主な特徴は以下のとおりです。
- BTSオンヌットに直結している
- センチュリー・ザ・ムービー・プラザを併設
- チェックアウト時間が14時
- シーズンによっては1泊5,000円程度で宿泊できる
この記事で紹介するホテルの中では、立地の利便性は一番良いです。
BTSに直結しているため、すぐに電車で観光に出掛けられます。
また、上述したセンチュリー・ザ・ムービー・プラザを併設しているのもポイント。
ホテルから外に出ずに、買い物、食事等を済ませられます。
加えて、他のホテルがチェックアウト時間を12時に設定している中、唯一チェックアウト時間が14時なのも嬉しい。チェックアウト日も昼過ぎまでのんびりできます。
非の打ち所がない素晴らしいホテルでした。
写真の客室タイプは、一番安いAVANIルーム。広さは26平米です。
通常、BTS直結且つ4つ星で、しかも2019年開業となれば、一番安い部屋でも1泊7,000〜8,000円くらいはするもの。
しかし、なんと筆者が宿泊した時は1泊5,000円程度で宿泊できました。
写真のとおり、客室の清潔感は抜群。一人滞在なら十分な広さもあります。
高層階の客室リクエストを出していたため、18階の部屋にアサインしてもらえました。
客室からの眺めも中々素晴らしいです。当記事で紹介するホテルの中では、最も眺めが良かった。
シャワールーム。2019年開業の比較的新しいホテルであるため、水周りも清潔。ピカピカです。
プールも開放感があって良い。
大人用の深さ1.2mのエリアと、子供用の深さ0.6mのエリアに分かれています。子連れの人も、子供と一緒にプールで遊べます。
広くはないプールですが、快晴の日は太陽の光が思い切り差し込んで、ゆったりとプールを楽しめました。
朝食会場はカフェのようにお洒落。
繰り返しになりますが、この立地、この施設で1泊5,000円程度なら本当にコスパが高いです(ただし1泊5,000円前後なのはオフシーズンに限りますが)。
かなり満足度の高かったホテル。
バンコク在住者もステイケーションに利用しているほど、評価の高いホテルです。
利便性を重視する人におすすめします。
詳しい宿泊レポートについては、以下の記事も参考にどうぞ。
【C】ココテル バンコク スクンビット 50(Kokotel Bangkok Sukhumvit 50)
2016年に開業した比較的新しいサービスアパート風のホテル。1泊の宿泊料金は4,000円前後。
普通、スクンビットエリアでこの価格だと、間違いなく狭い格安ホテルです。
しかし、ココテル バンコク スクンビット50の客室は、広さ30平米でリビングルームとベッドルームに分かれています。
おまけにバルコニー付き。
格安ホテルにしては、とても居心地が良いです。
写真の客室タイプはスタンダード ツイン(Standard Twin)。はっきり言って、家具は安っぽいです。
しかし、リビングとベッドルームに分かれているせいか、普通の格安ホテルより広く感じます。
このレベルの格安ホテルは、大抵は窮屈に感じる部屋が多いもの。しかし、ご覧の通り広いとは言わないまでもゆったりとはしています。
喫煙はバルコニーで可能です。
加えて嬉しかったのは水周りも綺麗なこと。
格安ホテルの水周りなんて、タイでは汚いのが当たり前。しかし、2016年に開業しただけあって綺麗です。
お湯もバッチリ出ますし文句なし。
安ホテルで長期滞在する人にとって必要不可欠なのが洗濯機。ご安心を。
ココテル バンコク スクンビット 50での滞在中は、コインランドリーを利用できます。
ホテルの向かいには上述したX2 バイブ バンコク スクンビットがありまして、駐車場の中にコインランドリーがあります。
コインランドリーは宿泊者以外でも利用できます。滞在中の洗濯はX2 バイブ バンコク スクンビットで済ませましょう。
1泊4,000円台で予算を考えている人には最もおすすめのホテルです。
安くて綺麗、そして広い部屋を探している人は是非。
ココテル バンコク スクンビット50の詳細については、以下の宿泊レポートも参考にどうぞ。
【D】ザ ベッドルームス ブティック ホテル(The Bedrooms Boutique Hotel)
BTSオンヌット駅前にあるBig C裏手にある小さなホテル。
1泊2,500円前後(シーズンによっては1,700円前後)という超格安の料金で宿泊できます。ただ、さすがに超格安だけあって客室のサイズは小さめ。
しかしながら、入り口には24時間ドアマンがいて、1階にはカフェが併設されています。ゲストハウス並の宿泊料金ですが、設備は確実にゲストハウスより格上です。
エントランスロビー。無料で飲める水とジュースがあります。
安ホテルですがレセプションの女性は英語が通じます。そして笑顔で対応してくれて、感じの良いスタッフでした。
ロビーから客室へ続く階段にはドアがあり、カードキーをかさざないと先には進めないシステムです。防犯面も安心。
写真の客室タイプはスーペリア ダブルベッド(Superior Double Bed)。広さは20平米。
感想は「普通のビジネスホテル」と言ったところでしょうか。しかし、バルコニーがあるだけ有難い。
また、最近のバンコクのホテルには珍しく喫煙部屋があります。
清掃は行き届いていますが、特別綺麗というわけでもないかな。しかし、不快感はありません。1泊2,000円台なら十分納得できるレベル。
シャワールーム。アメニティはシャンプー・リンス・歯ブラシ・シャワーキャップのみ。
ホテルには一応フィットネスジムもあります(小さいですが)。
ビジネスホテルレベルとは言え、このご時世バンコクで2,000円台でそれなりに綺麗なホテルに泊まれるのは本当に有難いかぎり。
若者・節約旅行者の一人旅にはもってこいのホテルでしょう。Big Cの裏に位置しているので、何か必要な物はすぐに購入できるのも良い。
オンヌット付近でとにかく安くて「まともな」ホテルを探している人は是非。
【E】アット マインド エクゼクティブ スイーツ(At Mind Executive Suites)
BTS オンヌットから徒歩10分。スクンビット Soi85にあるサービスアパート兼ホテルです。
1泊の宿泊料金は3,000円前後。サービスアパートだけあって、ベランダにキッチンや、部屋に電子レンジを完備しています。
バンコク移住を検討している人が、よりリアルにバンコクでの生活をイメージできるようなホテル。
しかし、ちょっとBTSオンヌットから距離があるのが個人的には残念。徒歩10分は、年中暑いバンコクでは少々こたえる距離。
部屋にはDVDプレイヤーや化粧台も完備されています。
大きめの冷蔵庫と電子レンジ。
客室を360度見渡せるパノラマ写真。
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サービスアパートゆえシンプルで簡素な作りです。借りたばかりのマンションの一室のようで落ち着きます。
シャワールーム。アメニティ付き。
シャワールームを360度見渡せるパノラマ写真。
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コンパクトな作りです。
エントランスとロビー。広くはないですが、色合いがお洒落なソファーがあって雰囲気は良い。
オンヌット駅周辺で、低価格のサービスアパートに滞在したい人におすすめの場所です。
電子レンジや大きめの冷蔵庫も完備してあるので長期滞在も可能です。しかし、やはりBTSへの距離があるため、個人的に優先順位は低め。あくまで他に選択肢がない場合におすすめするホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下リンクより可能です。
【F】キウ ホテル スクンビット(Qiu Hotel Sukhumvit)
BTS オンヌット(On Nut)から徒歩5分の場所にあるホテル。オンヌット周辺では数少ないホテルらしいホテルです。
ちゃんとベルボーイがいて、荷物を客室まで運んでくれます。
1泊の宿泊料金は3,000円〜4,000円程度。2009年に開業したホテルなのでそこまで新しくはありません。
ただ、中庭のプールの雰囲気が素敵なので、人によっては結構気にいるホテルです。
客室にはバスタブが完備しているのも良い点。予算が合う人であれば、宿泊先候補として検討してみてはいかがでしょうか。
写真の客室はスーペリアルーム(Superior Room)。広さは30平米。
シンプルな絨毯張り床の客室。ちょっと広いビジネスホテルと言ったところでしょうか。悪くはないです。すこぶる素晴らしいわけでもありませんが。
ただ、シーズンによっては1泊3,000円程度になります。3,000円程度なら満足できる内容です。
ベッドが広いのも個人的には嬉しい点。
特筆すべきはバスタブ。足を伸ばせる広さの快適なバスタブを完備しています。この料金でバスタブ付きのホテルは、中々ありません。
ホテルの形状は真中のプールを囲むように、四角形になっています。
プールには観賞植物が植えられているのでリゾート感があります。中級ホテルとは思えないゴージャスな雰囲気です。
プールはホテルの壁で囲まれているので、外から覗かれることはありません。
外の音がシャットダウンされるので、別世界のように平穏な時間が流れています。横になって読書をするのに最適でした。
駅近、部屋が広い、バスタブ付き、落ち着けるプール。欠点のない設備のホテルです。
また、上地図にも記載しているように、近辺にはレートの良い両替所やフードマーケットも徒歩圏内にあります。
オンヌットにあるホテルではX2バイブ スクンビットに次いでバランスが取れているといえるでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下リンクより可能です。
その他のホテル
旅行予定や予算によっては、今回紹介したホテル以外の方が合うという方もいるかもしれません。
オンヌットにはその他にも多数ホテルが点在しているので、自分に合った滞在場所を探してみるのも良いでしょう。
以下のリンクより、オンヌットのホテル一覧を確認できるので、是非参考にして下さい。
雑感
オンヌットという場所は、観光にも、宿泊費を抑えながら快適に長期滞在するのにも便利な場所です。
自分のようにタイ移住を検討している人が疑似移住体験をするにも向いている場所ですので、是非滞在先の候補地に入れてみてほしいと思います。
あえて普通に生活してみるという旅も面白いものです。他に旅行者を見かけないので、干渉されるような気分になることもありません。
これまでカオサンや他のゲストハウス街のみで外こもりしていた人も、一度はオンヌットのホテルで新鮮な体験を味わってみて下さい。
何か新しい発見があるかもしれません。
その他、スクンビットやシーロム、カオサンなど日本人旅行者に人気のエリアに限定したおすすめホテルについては、以下のまとめ記事を参考にどうぞ。
オンヌットに滞在する人は、以下の記事も参考にどうぞ。オンヌットにあるおすすめの日本食のまとめです。