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リゾートバイトに興味があるけど、どんな仕事なのか不安…そんなあなたへ。
リゾートバイト(リゾバ)は、単にお金を稼ぐだけでなく、貴重な経験や新しい出会いを得られる魅力的な働き方です。ただ、いざ始めようとすると、「どんな生活になるのか」「仕事はきついのか」「本当に稼げるのか」など、疑問や不安を感じる人も多いでしょう。
実際に体験した人のリアルな話を知ることで、リゾートバイトの働き方や流れをイメージしやすくなります。メリットだけでなく、デメリットや大変だったこともしっかりとお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
リゾートバイトの基本情報
- 応募から出発までの流れ・期間
- 求人探しのポイント
リゾバの仕事と生活
- 仕事内容と働く人の特徴
- 寮の様子と食事の提供
- 休日の過ごし方
メリット・デメリットと生活費
- リゾートバイト6つのメリット
- リゾバで大変だったこと(注意点)
- 1ヶ月で実際にかかった生活費
1ヶ月のリゾートバイト体験談|寮生活・食事・仕事・貯金まで丸ごと紹介
リゾートバイトの流れはシンプルで、派遣会社への登録から、実際の勤務・生活、そして契約満了後の帰宅まですべてオンラインや電話で完結します。対面での面接や履歴書の準備は不要で、思い立ったらすぐに始められるのが特徴です。
ここでは、筆者が実際に経験した1ヶ月のリゾートバイトの流れを時系列で詳しく解説します。
リゾートバイトを始めるには、まず派遣会社に登録します。登録後、折り返しの連絡先が記載されたメールが届くので、そこからやり取りを進めます。
リゾートバイトの派遣会社は複数あり、それぞれ得意な分野が異なります。
- A社:温泉地の求人が豊富
- B社:業界トップクラスの高時給
派遣会社ごとの特徴については、以下の記事を参考にしてください。
登録後、初出勤(着任日)までの期間は1〜2週間を見ておくと良いでしょう。
リゾートバイトの面接は電話のみで完結します。派遣会社のオフィスに行く必要はありません。
面接で聞かれるのはたった3つのこと。
- これまでの就業経験
- 髪型(派手なカラーや長髪ではないか)
- タトゥーの有無
特別な準備は不要で、常識的な受け答えができればまず落ちません。
参考
【100%受かる】リゾートバイトの面接内容を解説。髪型自由・タトゥーが入っていても採用される方法も紹介します。リゾートバイトのRi-Life
面接後、派遣会社スタッフと希望条件をすり合わせます。
- 働きたい期間(短期 or 長期)
- 勤務地の希望(温泉地・スキー場・海沿いなど)
- 職種の希望(ホテル・旅館・レストランなど)
- 時給の希望
- 寮の希望(個室 or 相部屋)
- シフトの希望
- 待遇の希望(まかない付き・温泉無料など)
要望を伝えた後、派遣会社より以下のように、希望に沿った複数の求人が送られてきます。見比べて一番良いと思う求人に応募しましょう。
(求人票には勤務先や寮の住所が記載されています。GoogleMapのストリートビューを見て、周辺環境に不便はないか、楽しんで生活できそうかをシュミレーションしてから応募するのがおすすめです)

希望の求人を選んだら、派遣会社が就労先と調整し、採用が決まります。
就労が決まると、自宅に雇用条件通知書・マイナンバー提供書・持ち物リストなどが届きます。必要事項を記入し、同封の返送用封筒で送り返せば準備完了です。
マイナンバーの提供は必須ではありませんが、派遣会社から「できるだけ提出してください」と求められます。
各書類を記入後、返送用封筒に入れて返送します。
派遣会社が移動手段やチケットの手配をサポートしてくれるので、初めてでも迷うことはありません。
筆者の場合は、飛行機+新幹線2回乗り継ぎで、新潟県の勤務地に到着しました。
勤務地の最寄り駅に到着すると、派遣先の送迎バスで就労先まで移動します。
到着後は、以下のオリエンテーションを受けます。
- 寮のルール(消灯時間・門限など)
- 社員食堂の利用方法
- 勤務先での基本ルール
このオリエンテーションも時給に含まれるので安心です。
オリエンテーション後、人事スタッフが寮へ案内してくれます。初日は自由時間となり、
- 寮の掃除
- 設備の確認(シャワー・Wi-Fiなど)
- 寮周辺の散策
をして過ごしました。翌日から仕事が始まるため、早めに就寝します。
初日の様子については、以下の動画も参考にご覧ください。
繁忙期(GW・年末年始)などは、到着当日から勤務開始になる場合もあるので要注意。
オリエンテーションの翌日から、1日8時間・週休2日で勤務が始まります。
最初の数日は慣れないことも多いですが、4〜5日もすればルーティンが身につき、仕事も楽に感じるようになります。
勤務地によって、休日の楽しみ方も変わります。リゾートバイトの大きなメリットは「無料で楽しめる特典」があること。
- 温泉地なら:勤務先の温泉に毎日無料で入れる
- スキー場なら:リフト券・スキー・スノボ用具のレンタルが無料 or 割引
- 観光地なら:近隣の名所巡り・ご当地グルメ
筆者は、城崎温泉のリゾートバイト中は毎日温泉に浸かり、トマムではスノーボードを楽しんでいました。
関連記事城崎温泉リゾートバイト体験談。風情あふれる温泉街でのリゾバ生活
関連記事トマムでのリゾートバイト体験談|仕事内容や生活環境を詳しく解説します。
その他、寮の近くのカフェに行って、ブログ執筆をすることもありました。
(こうしたカフェが寮の近くにあると、休日もブログ執筆が捗るので便利)
ただし、遊びすぎには注意!
- 観光や外食にお金を使いすぎると「意外と貯金できなかった…」ということも。
- 友人や職場の人との交際費もかさむので、節約しながら楽しむのがコツ。
契約終了後、寮の鍵を返却し、自宅へ帰宅します。楽しかった思い出が蘇り、ちょっと寂しい気持ちになるのもリゾバあるあるです。
これが1ヶ月のリゾートバイトのリアルな流れです。以下では職場や寮の雰囲気、食事内容なども詳しく解説します。
寮は快適?個室寮でストレスフリーな生活
今回、筆者は派遣会社に「綺麗な個室寮」を希望し、結果として築3年未満の新しい個室寮に滞在できました。
ただし、完全な一人暮らしタイプではなく、一部共同タイプの個室寮です。
一部共同タイプ個室寮の設備
- 寝室は鍵付き個室(防犯面も安心
- リビング・シャワールーム・洗濯機は共用(シェアハウス形式)
- 洗濯機・乾燥機・シャワー・トイレは各2台完備
- 入居者は6人(筆者30代、50代1人、他は大学生)
最初は「他人と共同生活って大丈夫?」と不安でしたが、2〜3日で打ち解け、仕事終わりに一緒に食事に行くことも。
年齢層がバラバラでも、それぞれ気を遣いながら適度な距離感で交流できました。
(各々が自発的に掃除もして、寮はいつも綺麗だった)
共同生活のメリット・デメリット
共同生活のメリット
- すぐに仲間ができる(仕事でも協力しやすい)
- 孤独感がない(雑談や食事を共にできる)
- 掃除の意識が高く、寮が清潔に保たれる
デメリット
- シャワーや洗濯機の時間がかぶると待ち時間が発生
- 話し声やテレビの音量に配慮が必要
とはいえ、今回は入居者全員が常識的な人ばかりで、ストレスなく快適に過ごせました。
個室寮には「完全個室」と「一部共同タイプ」がある
リゾートバイトの個室寮には2種類あります。
- 完全個室(1Rタイプ):トイレ・シャワー付きの完全な一人部屋
- 一部共同タイプ:寝室は個室だが、シャワー・トイレ・リビングは共用
今回は「一部共同タイプ」でしたが、職場の仲間とすぐに打ち解ける点ではメリットが大きかったです。
プライベートを重視する人は絶対に完全個室がおすすめ。完全個室を希望する場合は、求人票の「寮の詳細」をしっかり確認しましょう。
(1Rタイプのリゾートバイト個室寮はこんな感じ。普通の一人暮らし用の部屋です)
初心者は相部屋寮だけは避けるべき
リゾートバイトには「相部屋寮」もありますが、初心者にはおすすめしません。
相部屋寮のメリット
・すぐに同居人と仲良くなれる
相部屋寮のデメリット
・プライバシーがない
・気を遣いすぎてストレスが溜まりやすい
筆者も過去に 相部屋寮での生活を経験しましたが、かなりきつかったです。
(相部屋寮。狭いしプライバシーがないで、凄まじくストレスが溜まりました)
ホステルやドミトリー慣れしている筆者ですら、1ヶ月以上の相部屋はきついです。リゾートバイト初心者なら、個室寮を選ぶのが無難です。
実際に「ヤバい相部屋寮」での生活を記録した動画はこちら↓↓
美味しい食事提供|社員食堂でがっつり3食無料
勤務先のホテル内にある社員食堂で1日3食の食事が無料で提供されました。
ご飯と味噌汁はおかわり自由。さらに、メニューは毎日変わり、毎月29日(肉の日)にはステーキが追加されるなど、楽しみも多かったです。
食事の内容とボリューム
提供される食事は、バランスが良く、しっかりした内容でした。
- ご飯(おかわり自由
- 味噌汁(おかわり自由)
- 小鉢2皿(副菜)
- メイン1皿(肉・魚など日替わり)
肉体労働でお腹が空くので、このボリュームはありがたかったです。毎回満足できる食事が用意されていました。
リゾートバイトの食事提供は職場によって異なる
リゾートバイトでは、勤務先によって食事の提供方法が異なります。
- 社員食堂(今回のケース)
- まかない(調理場で余った食材を活用)
- バイキング形式(ホテルのビュッフェを利用)
- お弁当(配給スタイル)
(お弁当)
(レストランや調理補助、カフェでの勤務だと賄いを作ってもらえることも。めちゃくちゃ美味しいです)
(大型ホテルの調理補助やレストランで勤務する場合、バイキングのあまり物を賄いとして部屋に持って行けることもあります。つい取りすぎて太りやすくなるが美味しいです)
リゾートバイトの食事について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にどうぞ。
参考
リゾートバイト中のご飯事情。自炊は不要。社員食堂、弁当、まかないを写真付きで紹介。リゾートバイトのRi-Life
和気あいあいと客室清掃|出会いもあって楽しかった
今回、筆者が担当したのはホテルの客室清掃(裏方業務)。以前にも経験があり、個人的に 最も簡単な仕事だと感じています。
寮で仲良くなったメンバーと一緒に働けたため、手が空いたときは雑談をしたり、協力しながら作業を進められてとても楽しく働けました。
また、寮の仲間の一人が女性グループと親しくなり、そこから自然と交流の輪が広がるという場面もありました。リゾートバイトは、こうした出会いがあるのも魅力の一つです。
客室清掃の仕事内容と職場の雰囲気
客室清掃の仕事には、リゾートバイトの派遣スタッフだけでなく、ホテル直雇用のスタッフ(40〜60代の女性が中心)も一緒に働いていました。
40〜60代の方でもこなせる仕事なので、力仕事はほぼなし。最初は距離がありましたが、徐々に仲良くなり、お茶菓子やアメニティを分けてもらうことも。こうした温かい交流が生まれるのも、客室清掃ならではの魅力です。
客室清掃のメリット
- すぐに仕事を覚えられる(未経験でも問題なし)
- 肉体的な負担が少ない(女性や年配の方も活躍)
- 時給1,300円と悪くない条件
- 比較的静かに働ける(接客なしの裏方業務)
仕事選びに迷っているなら、客室清掃スタッフはおすすめです。リゾートバイトの全職種の仕事内容一覧については、以下の記事を参考にしてください。
休日は観光地を散策|まだ見ぬ日本の魅力を知る
筆者がリゾートバイトで特に思い出に残っているのは静岡県・伊豆。伊豆を訪れるのは人生で初めてだったため、休日には周辺を散策し、まるで旅行のような気分で楽しんでいました。
ネットで事前に観光スポットを調べ、ご当地グルメを楽しんだり、興味のある博物館に足を運んだり。リゾートバイトは働きながら知らない土地を巡れるのが魅力の一つです。
無料で温泉に入れる贅沢
そして極めつけは温泉入浴。
高原リゾートの露天風呂
中々良かった☺️
ホテルで働きながら温泉入れるの最高 pic.twitter.com/04rMqmUSXx— ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) May 5, 2021
ゴールデンウィーク超暇でやることないので、5日間だけ群馬へリゾートバイトに来ました
旅館の温泉入り放題!蕎師の手打ち十割ソバが賄いで無料。
山奥の秘境にある温泉旅館で敷地が超広い。ステイを楽しむ旅館でめちゃくちゃ趣があります。仕事超楽だし、半分旅行です。いやー最高。#リゾートバイト pic.twitter.com/osdU3wTjbd— リーさん@タイ一択 (@AsiaThailand208) April 29, 2022
温泉地のリゾートバイトでは、勤務先の旅館やホテル併設の温泉に無料で入れることが多く、観光で歩き回った後は、温泉でしっかり体を癒して翌日の仕事に備えていました。
(城崎温泉でのリゾートバイト中は、毎日露天風呂に入浴していました)
毎日露天風呂に入ることができる環境は、贅沢そのものでした。
群馬でリゾートバイトしていた時の休日の様子を動画にしました↓↓
スキー場ではスノボやスキーを楽しむ
筆者が新潟のスキー場で働いたときは、
- スキー・スノボ用品を社員割引でレンタル可能
- リフト券(通常2,500円)がリゾートアルバイター向けに1日300円で購入可能
という特典があり、仕事の合間にスノーボードを存分に楽しんでいました。また、リゾートアルバイター同士の交流も自然と深まるので、より充実した休日を過ごせます。
海沿いのホテルではビーチ散策や水族館へ
岡山県の海沿いのホテルで洗い場スタッフとして働いたときは、休日に
- ビーチを散歩
- 近くの水族館を観光
など、海のある環境を存分に楽しむことができました。
リゾートバイトの休日は充実する
リゾートバイトでは、勤務地によって楽しみ方が大きく変わるのも特徴。
- 温泉地 → 毎日温泉に入り放題
- スキー場 → 格安でスキー・スノボが楽しめる
- 海沿いのホテル → ビーチ散策やマリンスポーツ
働きながらまるで旅行のような休日を過ごせるのは、リゾートバイトならではの特権です。
大学生から50代まで|幅広い年齢層が活躍するリゾートバイト
リゾートバイトでは20代が6割を占めるものの、30代・40代・50代以上のスタッフも多く働いています。
若い人が中心というイメージがあるかもしれませんが、実際には年齢層は幅広く様々な人と関わる機会があるのもリゾートバイトの魅力です。
幅広い年齢層が活躍する理由
筆者が働いた現場では、大学生から50代まで幅広い年代のスタッフがいました。
例えば、40代の夫婦でリゾートバイトをしている人にも出会いました。元々は自営業をしていたものの、「日本全国を転々としながら働きたい」という理由でお店をたたみ、夫婦でリゾートバイトを続けているとのこと。
こうした背景を持つ人と話すのも、リゾートバイトならではの面白さです。
一人で来ている30代以上の女性も多い
筆者の職場では、一人でリゾートバイトに来ている30代以上の女性も意外と多くいました。
主力は20代の大学生やフリーターですが、直雇用のスタッフも含めると年齢層はバラバラ。年齢を気にせず働ける環境が整っているため、どの年代でも馴染みやすいのが特徴です。
リゾートバイトでの出会いも魅力
リゾートバイトでは、仕事を通じて様々なバックグラウンドを持つ人と知り合えます。
筆者は、プログラマーを目指す大学生とSNSやブログの話で盛り上がったり、出会い目的で来ている男子大学生と「どの子が可愛いか」なんて話でワイワイしたりしていました。
年齢や職種を超えて、普段関わることのない人たちと交流できるのも、リゾートバイトの大きな魅力です。
リゾートバイトは本当におすすめ?メリット・デメリットを解説
リゾートバイトには、お金を貯めやすい、旅行気分で働ける、出会いが多いなどの魅力がある一方で、仕事の忙しさ、寮環境の当たり外れ、中抜けシフトの大変さなど、注意すべき点もあります。
ここでは、筆者の実体験をもとにリゾートバイトのメリット・デメリットを冷静に分析します。
リゾートバイトのメリット
実際に働いてみて感じたリゾートバイトのメリットは以下の8点です。
- 出会いがある(異性・友達・人脈が広がる)
- 旅行気分でストレス解消できる(新しい土地で働く楽しさ)
- お金が貯まる(生活費がかからない)
- 心身ともにリフレッシュできる(温泉・自然環境が充実)
- 知識や経験が増える(観光・接客・ホテル業の学び)
- 生活リズムが整う(早寝早起きの健康的な生活)
- 体験談の買取システムがある(派遣会社によっては副収入も可)
- 英語力が高まる(外国人観光客との接点が増える)
出会いがある
リゾートバイトでは寮・食事・仕事の環境が共通 しているため、自然と異性や仲間との交流が生まれます。
実際、筆者も1ヶ月のリゾートバイト中に2人の女性と連絡先を交換しました。リゾート地での仕事は非日常感が強く、共通の話題も多いため、距離が縮まりやすいです。
参考
出会い目的でリゾートバイトを始める人必見!出会える場所・職種とリゾバでモテる方法を解説します。リゾートバイトのRi-Life
旅行気分でストレス解消
リゾートバイトは、普通のアルバイトと異なり「旅行がセットになっている」のが最大の特徴です。
勤務先によっては、交通費が全額支給されるため、今まで行ったことのない場所で働けるのも魅力。仕事のストレスがあっても、観光地の雰囲気がリフレッシュ効果を高めてくれます。
お金が貯まる
リゾートバイトでは寮費・水光熱費・食費・交通費が無料のため、出費がほぼありません。
そのため、月に20万円以上の貯金も十分可能です。実際、筆者も海外旅行資金を貯める目的でリゾートバイトを活用し、毎月20万円前後を貯金できました。
詳しい給与明細については、以下の記事を参考にしてください。
心身ともにリフレッシュ
温泉地やリゾートホテルで働くと、温泉や大自然の中で過ごすことができ、心身ともに癒されるのも大きなメリット。
実際に筆者は伊豆の温泉旅館で働いた際、毎日無料で温泉に入ることができたため、仕事の疲れがしっかり取れました。
リゾートバイトのデメリット
楽しいことが多いリゾートバイトですが、仕事である以上、きつい部分もあります。
- 仕事が忙しく、繁忙期は体力的にきつい
- 寮の環境に当たり外れがある
- 人間関係のトラブルが起こることもある
- 都会の生活に比べて娯楽が少ない
- 単純作業が続き、飽きることがある
- 中抜けシフトがきつい
仕事が忙しく、繁忙期は体力的にきつい
繁忙期(年末年始・ゴールデンウィーク・お盆)は、宿泊客が急増し、仕事がハードになります。
筆者は年末年始のリゾートバイトを経験しましたが、忙しさは想定内だったため、むしろ暇よりも充実感がありました。
寮の環境に当たり外れがある
リゾートバイトの寮は個室寮・相部屋寮・シェアハウス型寮などさまざまで、環境に差があります。
筆者の経験では個室寮は快適だったものの、相部屋寮はプライバシーがなく、ストレスが溜まりやすかったです。
寮選びのポイントについては、以下の記事を参考にしてください。
中抜けシフトは本当にきつい
仲居・レストランホール・調理補助などの職種では、中抜けシフト(午前勤務→長時間休憩→午後勤務)が発生することが多いです。
筆者が仲居として働いたときのスケジュールは以下の通りでした。
- 6:30 出勤
- 7:30 朝食開始
- 10:00 お客様のお見送り後、中抜け休憩開始(5時間)
- 15:00 午後勤務開始
- 17:30 夕食準備開始
- 19:00 後片付け・布団の準備
- 21:00 退勤
参考記事仲居のリゾートバイト体験談。男女で働いてきた!正直きついが稼げる仕事。1日のスケジュールや仕事内容を詳しく解説します。
一見、休憩時間が長くて楽そうに思われるかもしれませんが、実際は「午後の仕事を意識してしまい、心から休めない」というデメリットがあります。
また、中抜け中はお酒を飲めない、遠出しづらい、何をするにも中途半端という理由から、多くのリゾートバイターが休憩時間をただ寝て過ごしています。
中抜けがない「通し勤務」の求人を選ぶのがベストです。
参考
中抜けシフトはリゾートバイトの落とし穴。上手に回避して通しシフトで働こうリゾートバイトのRi-Life
リゾートバイトを始めるならまずは1ヶ月がおすすめ
リゾートバイトは、基本的に短期で働くことが前提の仕事です。
最初から3ヶ月の長期契約を結ぶと、途中で飽きたり、環境が合わなかった場合に続けるのが苦しくなることがあります。
そのため、リゾバ初心者はまず1ヶ月の契約から始めるのが最適です。もし気に入ったら期間延長も可能なので、無理せずスタートしましょう。
リゾートバイトは、同じ勤務地で最長3年まで延長が可能です。まずは1ヶ月の短期契約にして、気に入ったら延長するのがおすすめです。
1ヶ月のリゾートバイトで発生した生活費
リゾートバイトは基本的に寮費・水光熱費・食費が無料です。しかし、人によっては以下のような生活費が発生します。
「生活費は0円」と考えるのではなく、3万円〜4万円程度はかかると考えておいたほうが良いでしょう。
筆者の場合、1ヶ月のリゾートバイトで合計約3万円の生活費が発生しました。
生活費の内訳
項目 | 費用 |
---|---|
観光費用 | 10,000円 |
交際費 | 10,000円 |
雑費 | 10,000円 |
合計 | 30,000円 |
観光費用:10,000円
リゾートバイトの勤務地は、行楽地・温泉地・避暑地などの観光スポットが多く、周辺には博物館やテーマパーク、動物園などが点在しています。
筆者が働いた伊豆高原にも多くの観光スポットがあり、休日には周辺を散策し、充実した時間を過ごしました。
また、ご当地グルメを楽しんだり、お土産を購入したりと、観光にかかった費用の合計は10,000円ほどでした。
(伊豆高原の有名ラーメン店で食べたつけ麺)
(伊豆高原で購入したお土産)
中には観光を一切せず、お金を貯めることに専念する人もいますが、せっかくリゾート地で働くなら休日は観光を楽しむべきです。ただし、観光費にお金を使いすぎると元も子もないため、10,000円程度の予算を確保するのがベストです。
交際費:10,000円
リゾートバイトでは、同僚と飲みに行ったり、交流の場を持つ機会が多くあります。
筆者もリゾートバイト中に仲良くなった同僚と飲み会を開きました。リゾートバイター同士で集まる飲み会は珍しくなく、こうした場で打ち解けることで仕事がより楽しくなります。
リゾバ飲み会🍻 pic.twitter.com/YCDiguUnJk
— JIN (@satokibb) August 13, 2019
リゾバの人らとお疲れ様飲み会! pic.twitter.com/RVs4X2N9a0
— GiLu (@GiLupubg) January 10, 2020
また、飲み会では仕事中には見られない同僚の素の顔が見られるため、より親交を深めることができます。
異性との出会いも期待できるため、リゾートバイトを通じて交友関係を広げたい人は、10,000円程度の交際費を予算に入れておくと良いでしょう。
雑費:10,000円
雑費は、主に消耗品の買い替え・寮生活での飲み物やお菓子代などが含まれます。
項目 | 費用 |
---|---|
シャンプー、ボディソープ、洗剤など | 2,000円 |
仕事の休憩中に飲んだジュース | 2,500円 |
寮生活中に飲んだ飲み物、お酒、お菓子 | 5,500円 |
シャンプー・ボディソープ・洗剤など:2,000円
リゾートバイトの寮には、基本的にシャンプーや洗剤などの消耗品は備え付けられていません。ただし、トイレットペーパーやティッシュペーパーは完備されているため、それらを購入する必要はありません。
筆者は旅行用のシャンプーセットを持参しましたが、小容量のため2週間ほどで使い切り、途中で買い足す必要がありました。洗剤も同様に、旅行用の部屋干し洗剤を持参しましたが、2週間で使い切ったため追加購入しました。
こうした消耗品の買い替えで、約2,000円の出費が発生しました。
仕事の休憩中に飲んだジュース:2,500円
仕事の休憩中には、毎回自動販売機でジュースを購入していました。
1日1本〜多い時で2本購入し、1ヶ月で約2,500円の出費です。
社員食堂で空のペットボトルに無料のお茶を入れて節約している人もいましたが、筆者は休憩中くらいは甘い飲み物を楽しみたかったため、ジュースを購入していました。
寮生活中の飲み物・お酒・お菓子代:5,500円
寮生活中にビールを飲んだり(晩酌)、ペットボトルのお茶を購入したり、お菓子やアイスを買ったりして、1ヶ月で約5,500円の支出になりました。
ストイックに節約することも可能ですが、我慢しすぎるとストレスが溜まり、仕事に影響が出ることもあります。そのため、最低5,000円程度は自由に使えるお金を確保しておくことをおすすめします。
1ヶ月の生活費に5万円を用意すると安心
筆者を含め、他のリゾートバイターに聞いても、1ヶ月の生活費は平均して3万円前後で収まっている人がほとんどでした。
ただし、生活費は多めに用意しておくほうが安心です。1ヶ月の生活費として5万円程度を確保しておくと、より余裕を持って過ごせます。
また、勤務地によっては「食事の提供は勤務日のみで、休日の食事は有料」 というケースもあります。その場合、休日の食費が発生するため、1ヶ月の生活費は4万円近くになることもあります。
そのため、1ヶ月の生活費は最低でも3万円、多めに見積もって5万円を準備しておくと良いでしょう。
参考
【1ヶ月3万円】リゾートバイトの生活費を公開。支出を0円に近づける方法も解説します。リゾートバイトのRi-Life
リゾートバイトの持ち物完全ガイド|必須・あると便利なアイテム一覧
必要な持ち物については、派遣会社の担当者から案内があります。
(派遣会社から持ち物リストが送られてきます)
基本的には小旅行に行く荷物とほぼ同じで、衣類・バス用品・洗顔用品・充電コード類などが中心です。
ただし、職種や寮の設備(乾燥機の有無など)によって必要な持ち物が変わるため、事前に確認しておくと安心です。
以下では、筆者が実際にリゾートバイトに持っていった持ち物を紹介します。
準備した持ち物
アイテム | 詳細 |
---|---|
仕事着 | 無地Tシャツ3枚、スラックス |
衣類 | Tシャツ・下着・靴下・部屋着 各3日分、上着1着 |
バス用品 | バスタオル3枚、ハンドタオル2枚、ボディタオル、シャンプー、コンディショナー、固形石鹸 |
洗顔用品 | 歯ブラシ、歯磨き粉 |
ワックス | ヘアセット用 |
プラスチックカップ | 歯磨き用 |
マスク・アルコールジェル | 衛生対策 |
部屋干し洗剤 | 衣類洗濯用 |
ドライヤー | 寮には備え付けがないことが多い |
延長コード(4個口) | 電源確保のため必須 |
超音波害虫駆除装置 | 害虫対策におすすめ |
パソコン | 仕事・娯楽用 |
スマホ・PC充電ケーブル類 | 必須アイテム |
ビニール袋 | ゴミ袋・洗濯物入れ用 |
メモ帳・筆記用具 | 業務メモ用 |
クリアファイル | 書類整理用 |
印鑑・通帳 | 給与振込用 |
持ち物については、以下の動画も参考にどうぞ。
衣類は4〜5日分あればOK!
筆者の寮には乾燥機が完備されていたため、衣類は3日分で十分でした。
毎日洗濯機と乾燥機を利用し、1ヶ月のリゾートバイトでも衣類は3日分で問題なしでした。
寮に乾燥機がある場合
持参する衣類の量は3日分程度でOKです。
寮に乾燥機がない場合
外干しになるため、4〜5日分の衣類を持参するのがベストです。
事前に派遣会社の担当者に乾燥機の有無を確認し、最適な衣類の量を決めるのが良いでしょう。
バス用品やドライヤーは持参必須
寮には以下のアイテムが完備されていません。持参しましょう。
- バスタオル
- バス用品(シャンプー・コンディショナー・石鹸)
- ドライヤー
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- コップ(うがい用)
- 洗剤(衣類用)
電源タップは必須アイテム
寮の部屋のコンセントの数が限られているため、延長コード(電源タップ)を持参すると便利です。
例えば、ベッド脇にコンセントがない場合、スマホを充電しながら操作することができなくなります。
そのため、4個口以上の延長コードを持参しておくと快適に過ごせます。
超音波害虫駆除装置も必須!
コンセントに挿すだけで「ゴキブリ・ムカデ・蚊・ダニ」などを寄せ付けなくする便利なアイテムです。
特に夏のリゾートバイトでは必須です。
筆者は毎回この装置を持参しており、リゾートバイト中に害虫を見たことがありません。
人体への害は一切なし。静音設計で、就寝時も気になりません。
職種によっては仕事着の準備が必要
制服の有無は職種によって異なります。
例えば、
- ホテルフロント → ワイシャツ・スラックスが必要
- レストランホール → 制服貸与あり(ただし靴は持参)
- 客室清掃(裏方業務) → 無地Tシャツ3枚+スラックスが必要
派遣会社の担当者から指示があるため、事前に必ず確認しましょう。
荷物はスーツケース+リュックで十分
筆者はスーツケース(40L)+リュックに全ての荷物を収納しました。
1ヶ月のリゾートバイトであれば、これで十分です。
もっと荷物を持ち込みたい場合は郵送も可能
例えば、
- プレイステーションなどのゲーム機
- スキー場で使うスノーボード・スキー板
など、大きな荷物を持ち込みたい場合は郵送で送ることも可能です。
派遣会社の担当者に相談すれば寮の住所を教えてくれるため、出発前に荷物を送っておくとスムーズです。
実際に、ゲーム機やスノーボードを郵送するリゾートバイターは多いので、必要な場合は積極的に利用しましょう。
(スノボ・スキー用品は皆さん郵送しています)
リゾートバイトの感想と成功のポイント|環境次第で楽しさが変わる
リゾートバイトは本当に楽しいのか?
「リゾートバイトは楽しい!」という話はよく聞くものの、筆者も最初は懐疑的でした。住み込みの仕事というだけでハードルが高く感じ、きついイメージがありました。
しかし、実際に働いてみると、非日常の環境でお金を稼げるという点で、普通のアルバイトとはまったく異なる楽しさがありました。思い出に残る体験ができ、出会いもあり、観光も楽しめることが大きな魅力です。
特に人との出会いが印象に残っています。同じ寮の仲間と打ち解けたり、異性と出会う機会もありました。
リゾートバイトの求人選びで重要なポイント
リゾートバイトの求人を選ぶ際に最も重視すべきなのは、寮の環境です。
リゾートバイトの寮は本当にピンキリで、快適な環境のものもあれば、正直住み続けるのが厳しいものもあります。
また、どんなに寮が良くても、勤務先から遠すぎると通勤が億劫になります。周辺にコンビニやスーパーがなければ、それだけで不便を感じるでしょう。
時給や仕事内容は求人票を見れば把握できますが、快適な寮でなければリゾートバイトは続かないので、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
- 寮は勤務先から近いか(遠くても徒歩10分以内が理想)
- 家具家電は設備されているか(レンジ、電子ポット、テレビ、作業用の机など)
- 風呂は個室か共同か(共同の場合、使用時間に制限がある場合も)
- 周辺にコンビニやスーパーがあるか(ないとかなり不便)
- ハンガーや収納スペースはあるか
- 洗濯機・乾燥機は完備されているか
- 掃除用具は備え付けられているか
- 築年数はどのくらいか(古すぎると設備が劣化している可能性あり)
派遣会社の担当者に問い合わせれば、上記のポイントについて確認してもらえます。
寮の環境が悪ければ、どんなに時給が高くてもリゾートバイトは続かない ので、慎重に選びましょう。
リゾートバイトはワガママを言った者勝ち
リゾートバイトでは、派遣会社に要望をしっかり伝えたほうが良いです。
「寮は個室が良い」「温泉に無料で入れる勤務地が良い」「観光地に近い職場が良い」など、ワガママを言った者勝ちなのがリゾートバイトです。
派遣会社は求職者の要望にできるだけ合う求人を紹介しようとするため、遠慮せずに希望を伝えましょう
。
中途半端に妥協すると、働いてから「もっと良い求人があったのでは」と後悔する可能性があります。
リゾートバイトを始めよう!
以上が筆者のリゾートバイト体験談です。
リゾートバイトがどんなバイトなのか、どんな環境で働き、どんなメリットがあるのかイメージができたのではないでしょうか。
一般的なアルバイトや派遣業とは異なり、最初は不安に感じることもあるかもしれません。しかし、実際にやってみると、仕事をしながら非日常を楽しめる最高の働き方だと感じるはずです。
どうせ働くのであれば、普通のアルバイトよりも経験が得られ、出会いや観光も楽しめるリゾートバイトはおすすめです。興味がある人は、ぜひリゾートバイトを始めてみてはいかがでしょうか。
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リゾートバイトを始めるなら、どの派遣会社を選ぶかが重要。待遇やサポート内容に違いがあるため、失敗しないための選び方を徹底解説しました。
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