この記事には広告を含む場合があります。広告の場合は、紹介している「商品の購入」「サービスの利用」によって、当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
(ピン川ディナークルーズのクルーズ船)
タイでのリバークルーズと言えば、バンコク都内を流れる巨大な河川「チャオプラヤー川」でのディナークルーズが有名です。
チャオプラヤー川のリバークルーズは、川沿いに見えるワット・アルンやワット・プラケオなど見所が多いです。そのため、バンコク観光における人気アクティビティとして知られています。
チェンマイ市街にも「ピン川」という有名な川が流れています。
(ピン川はチェンマイ旧市街の東側を南北に流れている)
ピン川周辺はチェンマイにおけるリバーサイドです。川沿いには自然が多く残るピン川の景観を活かしたリバーサイドレストランやカフェ、観光客向けの雑貨屋やホテルも多く並んでいます。
(ピン川沿いの観光客向けレストラン)
バンコクのチャオプラヤー川同様に、チェンマイのピン川も市街観光のアクセントです。
ただ、この記事で紹介するピン川クルーズディナーですが、個人的には(少々悪い意味で)チェンマイ観光のリピーター向けアクティビティだと言えます。というのは、ピン川クルーズでは、チャオプラヤー川クルーズのようなバンド演奏などの演出はありません。
また、ピン川沿いには、ワット・アルンやワット・プラケオのような派手で分かりやすい見所が存在しないからです。
(上:ピン川。下:チャオプラヤー川。完全に別世界)
ピン川クルーズは、昆虫の綺麗な鳴き声がほのかに響く自然の中をゆっくり進んでいくようなイメージです。良く言えば静寂。悪く言えば地味と言ったところでしょうか。
初めての人だと物足りなさを感じるかもしれません。そのためか、チェンマイの観光スポットの中ではそれほどメジャーではなく、自分が行った時の乗船客は自分たち2人だけでした。
チェンマイが好きなリピーターであれば、チェンマイならではの雄大な自然、ゆったりとした時間、素朴さをダイレクトに感じられるので魅力的に映るでしょう。
チェンマイ旅行のリピーターは、是非ピン川クルーズでディナーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回の記事では
- ピン川クルーズの内容
- リバークルーズディナーの予約方法
- 昼のピン川クルーズ
について詳しく記載していきます。
ピン川クルーズの内容
ピン川クルーズでは、チェンマイ旧市街から北東に6kmほど離れた「Farmer House」という場所から、ワロロット市場付近までの約5kmを1時間30分かけてゆっくりと往復します。
クルーズ開始時間は18:30。8時頃にはクルーズを終えます。夕方から夜にかけて、ピン川の綺麗な夕日を満喫しながらディナーを楽しむというわけです。
クルーズ開始後、テーブルにタイ料理中心のコース料理が運ばれてディナーが始まります。
料金はクルーズ代、コース料理代、ホテル送迎代の全て合計で1人650バーツ。ただ、アルコール代は別料金です(シンハビール小は1本100バーツ)。
料金は決して高くないです。バンコクのチャオプラヤーリバークルーズが1人1,000バーツなので、まずまずと言えるのではないでしょうか。
48人乗りの素朴な船で出発
クルーズ船の定員は合計で48人。比べても仕方ないのですが、チャオプラヤークルーズで乗る2階テラス席がある遊覧船みたく豪華な雰囲気ではありません。
ただ、狭いですがトイレも備えられているので、不便は感じないです。良く言えば川の雰囲気を至近距離でダイレクトに感じられます。
自分が乗った時は、操縦士さんとウェイター兼ガイド、自分と連れの合計4人が乗船してクルーズがスタートしました。
(クルーズ船から見えるピン川)
タイ料理中心のコースは絶品。値段以上に美味しい
(2人分のディナー)
クルーズディナーの内容は
- 野菜炒め(パットパックルアン)
- トムヤムクン
- 酢豚(パッドプリィアオワーン)
- 春巻き
上記に加えて白ご飯(おかわり自由)というラインナップ。
どれの料理も街中のレストランで食べられるものですが、ディナークルーズというシチュエーション効果もあって、美味しく頂けました。
ちなみに、どの料理もそこまで辛くないです。外国人向けのディナークルーズであるため、料理の味付けも外国人向けです。
特にトムヤムクンは絶品。濃厚でプリプリのエビが入っていて、値段以上の美味しさ。一度は食べてみる価値ありです。
(食後のデザートはスイカとパイナップル)
クルーズ中の見所
ピン川クルーズでは、これと言った大きな見所はありません。
川沿いにあるカフェやレストランが少々見えたり、カヌーを漕いでいる人がいたり、川で泳ぐ地元の子供達がいたりと、ローカルな雰囲気。
きらきらした建物などもなく、上写真みたくのどかな光景がずっと続きます。
しかし、19時頃を回ると、辺りの雰囲気は一変。
鳥や虫の鳴き声だけが響き、趣がある感傷的な美しさが現れます。素朴で静かなピン川だからこそ見られる光景です。
クルーズ船は自分たちのみ。ピン川を独占するような気持ちになれました。
ろうそくの灯も雰囲気たっぷり。大人の空間。
確かにクルーズ船から有名な観光地や綺麗な寺院などは見えませんが、この静寂に包まれたノスタルジックな光景全てがピン川クルーズ最大の魅力と言えるでしょう。
「観光船」「クルーズ」と言えば、派手派手しい光景が思い浮かびますが、こうした静寂の時間を堪能するのも良いものです。
(川沿いのレストラン。音楽が流れていなくて静か)
お腹一杯になり、ほろ酔い気分で感傷に浸っていると、間も無くクルーズは終了。
最初は「こんな何もない川を1時間30分もクルーズするなんて長すぎじゃないか?」と思っていましたが、静寂に包まれた美しいピン川を堪能するには決して長すぎる時間ではありませんでした。
クルーズ1時間30分は丁度良いくらいです。
ピン川クルーズの予約方法
ピン川ディナークルーズは予約必須です。
日によっては乗客が1名もいないため、予約せずにクルーズ船乗り場へ行ってもディナークルーズが開催すらされていない可能性があります。
そのため、必ず事前に予約して参加しましょう。
日本語での予約はチェンマイハッピーツアーが一番おすすめ
クルーズの予約方法ですが、最もおすすめなのはチェンマイにある日本語が通じる旅行代理店からの申し込みです。
>>>ピン川ディナークルーズ【特別料金620バーツ】/ChiangMai S&G TRAVEL旅行会社
上記チェンマイハッピーツアーからの申し込みであれば、通常料金650バーツより30バーツ安い620バーツでの申し込みが可能です。
また、質問等は全て日本語で対応してもらえるので、海外旅行に慣れていない人でも安心感があるでしょう。
ただし、チェンマイハッピーツアーではホテル⇔クルーズ船乗り場までの往復送迎サービスが含まれていません(送迎サービスオプションは+900バーツ。最大9名まで)。
そのため、クルーズ船出航場所である「Farmer’s House」までは自力で向かう必要があります。
(チェンマイ市街から出航場所「Farmer’s House」までの地図。距離約7km。車で20分前後)
出航場所のFarmer’s Houseまでは、旧市街周辺からであれば、ソンテウあるいはトゥクトゥクで200バーツ程度でアクセスできます。
ドライバーに行き先を告げる際、「Farmer’s House」と言っても通じない場合があるので、タイ語表記「บ้านชาวนา(カタカナ読みするとバーン・チャウナー)」を見せる方が早いでしょう。
クルーズ開始時間は18:30なので、余裕を持って17:50分くらいにはソンテウあるいはトゥクトゥクで向かうと良いです。
Farmer’s Houseに到着すると、入り口に「Boat Landing」と記載されたボート乗り場への場所を示す案内板があります。
案内板に沿って進んでいくと、クルーズ船乗り場に到着します。
(クルーズ船乗り場)
ホテル⇔クルーズ船乗り場までの往復送迎を希望する人向けの予約方法(要英語orタイ語)
チェンマイハッピーツアーのホテル⇔クルーズ船乗り場までの往復送迎サービスオプション900バーツが高いと感じる人は、ピン川リバークルーズの公式サイトから予約するのがおすすめ。
英語かタイ語しか通じませんが、1人650バーツでホテル⇔クルーズ線乗り場までの送迎が付きます。
参考
DINNER CRUISE (90 MINUTES)Mae Ping River Cruise(英語サイト)
ピン川ディナークルーズの予約は、以下ページより可能です。
予約の際は、コンタクトフォーム下部にある電話番号へ直線連絡します。
電話口のスタッフは英語かタイ語しか通じません。ただ、聞かれることは決まっています。
- ディナークルーズ参加日(何月何日)
- 参加人数
- ホテルの名前(送迎ホテル)
- 参加者(代表者)の名前スペル
- 連絡先電話番号
上記5点のみ。多少なりとも旅行英会話ができる人であれば問題なく予約できるでしょう。
予約完了してクルーズ当日になると、17:30頃にスタッフが専用のバンに乗って宿泊ホテルまで迎えに来てくれます。
昼のピン川クルーズ
ピン川クルーズには、9:00〜17:00までの間、昼間のピン川を約2時間にかけてクルーズする昼のコースも存在します。料金はディナークルーズ同様に650バーツ。
クルーズするコースはディナークルーズとほぼ同じですが、出発場所が異なります。
昼の部クルーズは、チェンマイナイトバザールから約1km離れたワット・チャイモンコン(wat chai mongkon)という寺院敷地内から「Farmer’s house」に向かって北上します。
出発地点であるワット・チャイモンコンからFarmer’s Houseへ向かい、Farmer’s Houseで昼食(カオソーイとフルーツ)、再びワット・チャイモンコンへ行くという流れです。
昼のクルーズも魅力的ですが、上述したようにピン川は悪く言えば地味な場所なので、ディナークルーズの方が楽しめるだろうなという印象。
ディナークルーズであれば夕暮れの美しいピン川を見ることができますが、昼のピン川は見所が本当に少ないです。そのため、個人的にピン川クルーズはディナークルーズがおすすめ。
ピン川デイクルーズの予約方法
デイクルーズもディナークルーズ同様に予約必須です。
公式サイトには、9:00〜17:00の間、1時間に1隻が出航すると記載されています(スタッフもそう言っていた)。
しかし、ディナークルーズ同様に乗客が少ないため、予約なしで行くと時刻になっても船が来ない可能性あり。
デイクルーズの予約も、チェンマイハッピーツアーを通すと良いでしょう。
>>>ピン川デイクルーズ【特別料金400バーツ】/チェンマイハッピーツアー
送迎サービスオプションは別途900バーツかかりますが、クルーズ船乗り場があるワット・チャイモンコンは、ナイトバザールからも旧市街からも近いので、人によってはホテルから歩いていけるでしょう。
ソンテウやトゥクトゥクを使っても100バーツ前後です。
ホテル⇔クルーズ船乗り場までの送迎が必要だという方は、ディナークルーズ同様に公式サイトのコンタクトフォームから連絡しましょう。
参考
MAE PING RIVER TRIPMae Ping River Cruise(英語サイト)
デイクルーズ船乗り場「ワット・チャイモンコン」
以下はクルーズ船乗り場があるワット・チャイモンコンの場所を記載した地図。
ワット・チャイモンコンの入り口には、「MAE PING RIVER CRUISE BOAT LANDING」と書かれた看板があります。
ワット・チャイモンコンの敷地に入り、奥へと直進するとクルーズ船乗り場があります。
(ワット・チャイモンコンの敷地内)
(敷地の奥まで進むとクルーズ船乗り場がある)
チェンマイリピーターにおすすめの観光
ディナークルーズと言えば、自分の中ではバンド演奏があったり乗船客が多かったりで賑やかなイメージがあったのですが、ピン川クルーズでは乗客が自分達2人だけという驚きの人数でした。
ただ、やかましい場所や観光客が多い場所が嫌いな人は、あえてこうした人の少ないマイナーな観光の方が楽しめることもあるでしょう。
特に、チェンマイ旅行リピーターでメジャーな場所は回ったという人にはおすすめ。
静寂に包まれた素朴なピン川でのクルーズは一風変わっていて、これはこれで面白いものです。
もちろん、チェンマイが初めての人でも、寺院観光や動物系スポット観光にアクセントとして加えてみるのも悪くはないかと思います。
ピン川でのクルーズを含めた、チェンマイで行くべきおすすめ観光地や市内での移動方法については、以下の記事を参考にどうぞ。チェンマイ旅行者は必見。
ピン川沿いにある高級リゾート「ラヤヘリテージ チェンマイ」の宿泊レビュー。立地はよくありませんが、ホテル施設や景観は最高級です。チェンマイ旅行の最終日に1日宿泊するのがおすすめ。
チェンマイのおすすめホテルまとめ。エリアの特徴紹介とあわせてコスパの高いホテルのみを厳選しました。
チェンマイで絶対行きたい美しい寺院のまとめ。