この記事には広告を含む場合があります。広告の場合は、紹介している「商品の購入」「サービスの利用」によって、当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
チェンマイをはじめとするタイ北部で有名なカオソーイですが、バンコクで食べられる場所も結構多いです。
タイ料理としてはまだまだ日本人に馴染みはないですが、タイ人の間では人気な料理の1つであり、日本人の舌にもかなり合う味だと思います。
今回はタイ人の彼女に聞いた、美味しいカオソーイを食べられるバンコクのレストラン12軒を紹介します。バンコクに旅行へ行った際に、必ず食べに行くお気に入りの店を作っておけば、より一層旅行が楽しくなるでしょう。
カオソーイとは
- 英語:Khaosoi
- タイ語:ข้าวซอย
カオソーイは、チェンマイをはじめとするタイ北部と、ルアンパバーンをはじめとするラオス北部で広く食べられている麺料理である。
ココナッツミルクを加えたカレースープに揚げた卵麺を入れ、ナムプリックパオ と呼ばれる唐辛子と干しエビなどのペーストと、酢漬けのキャベツ、エシャロット、ライム汁、肉がトッピングされる。
タイでは屋台料理として一般的だが、海外のタイ料理レストランではあまり見られない。
タイのカオソーイは中国系イスラム教徒(雲南省の回族)の食文化の影響を受けているため、伝統的にこの料理は豚肉よりも牛肉や鶏肉とともに提供される。
カオソーイは普通のラーメンとは異なり、通常の卵麺の上に揚げ麺が乗っています。
ニュルっとした卵麺とカリカリした揚げ麺、異なる二つの食感を同時に楽しめるのも、カオソーイの大きな特徴と言えます。
トッピングの種類
カオソーイは日本のラーメン同様、異なるトッピングが存在します。
入っている具材によって、以下のようにメニューに記載されています。
- カオソーイ ガイ(鶏肉入り) / Khaosoi Kai(タイ語:ข้าวซอยไก่)
- カオソーイ ムー(豚肉入り) / Khaosoi Moo(タイ語:ข้าวซอยหมู)
- カオソーイ ルークチン(肉団子入り) / Khaosoi Lookchin(タイ語:ข้าวซอยลูกชิ้น)
- カオソーイ ヌア(牛肉入り) / Khaosoi Neua(タイ語:ข้าวซอยเนื้อ)
などなど
その他、店によっては具材全部乗せやオムレツ入りなど独自のメニューも存在します。カオソーイを食べるのが初めての人は、まずはオーソドックスな上記4種類いずれかを食べると良いです。
バンコクのおすすめカオソーイ食堂・レストラン
各店舗の場所を記した地図
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- 紹介するレストラン・食堂は番号❶〜⓬
もくじ
店名をクリックすると、各店舗の詳細へ飛べます↓↓。
番号 | 店舗名 営業時間 | 料金 (1杯) | 最寄り駅 |
❶ | ファイソーカム | 180฿ | BTSサイアム (Siam) |
11:00〜20:00 | |||
❷ | ジアンハイ | 50฿ | パホンヨーティン (Phahon Yothin) |
13:00〜21:30 | |||
❸ | クイッティアオ シップソーン パンナー 特におすすめ | 45฿ | サラデーン (Sala Daeng) |
| |||
❹ | カオソーイ (Khao So-I) 和風の人気店 | 159฿〜 | サラデーン (Sala Daeng) |
10:30〜21:00 | |||
❺ | ゲッタワー | 95฿ | プロンポン (Phrom Phong) |
| |||
❻ | ホームドゥアン チェンマイ (Homduan Chiangmai) 辛め | 80฿ | エカマイ (Ekkamai) |
| |||
❼ | ポーワーレストラン | 89฿ | パヤータイ (Phaya Thai) |
10:00〜20:30 | |||
❽ | カオソーイ チェンマイ | 60฿ | クロントゥーイ (Khlong Toei) |
| |||
❾ | クッパデリ | 240฿ | プロンポン (Phrom Phong) |
10:00〜22:00 | |||
❿ | カオソーイ ラムドゥアン ファーハーム 本場チェンマイの店 | 60฿ | バンジャーク (Bang Chak) |
8:00〜16:00 | |||
⓫ | オン トン カオソーイ 汁なしカオソーイ | 89฿ | アーリー (Ari) |
10:30〜20:30 | |||
⓬ | YOU & MEE 高級店 | 320฿ | チットロム (Chitlom) |
11:00〜22:00 |
❶ ファイソーカム(Fai Sor Kam@SIAM PARAGON)
1店目は、サイアムパラゴン内にある「Fai Sor Kam」というレストラン。一般的なタイ料理、北タイ料理、イサーン料理、南タイ料理まで総合的に揃っている観光客向けレストランです。
今回紹介するレストランの中で、個人的には一番カオソーイが美味しかった場所です。
ここのカオソーイはスープの色が真っ赤ですが、それほど辛くはないです。むしろ滅茶苦茶美味しい。
タイ料理に慣れていない人でもとっつきやすい、「外国人向け」に調理された味です。麺系料理のスープを全て飲み干したのは久しぶりでした。
値段は180バーツ。
タイにしてはかなり割高なので、値段に関しては星2つ。
料金が高いゆえに、評価は割れています。個人的には、味だけに目を向ければナンバーワン。これで安かったら、かなり評価は高いはず。
鶏肉が大ぶりで柔らかく美味しい。値段さえ意識しなければ十分満足できるレベルです。
ショッピングモール内のレストランなので、高いのはしょうがいないでしょう。そのぶん、清潔感や店員の対応は良いです。
メニューには日本語表記もあり、「北タイ風鶏肉カレーラーメン」と書かれています。カオソーイと言っても通じます。
Fai Sor Kam@SIAM PARAGONの場所
場所はサイアムパラゴンの4階。エスカレーターを降りてすぐ右側「FOOD PASSAGE」内のすぐ右手にあります。
サイアムパラゴン自体が、BTS サイアム駅(Siam)に直結しているので、アクセスはかなり容易です。
レストラン自体も、エアコンが効いているのと、清潔感がある為、落ち着いて食事を楽しめるでしょう。
店舗情報
- 営業時間 / 毎日11:00〜20:00
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式Facebook
❷ ジアンハイ(Jiang Hai / เจียงฮาย)
2店目はMRT パホンヨーティン駅(Phahon Yothin)付近にある、ノーザンフードレストラン「ジアンハイ(เจียงฮาย)」。
味があまり濃くなかったので食べやすかったです。甘みのあるココナッツ風味カレースープの香りが食欲をそそります。
値段は50バーツ。この味でこの値段はかなり安いと思います。
味に癖がないので万人受けするのではないでしょうか。値段も安いことですし、誰が食べても満足度は高いでしょう。
まさに、誰かに紹介したくなるような名店です。こちらもファイソーカムと同じく、エアコンの効いた店内でゆったりと食事を楽しめます。
カフェのような内装なのも良い。まったりできます。
ジアンハイへの行き方
場所はパホンヨーティン駅5番出口を出て、目の前の大通りを挟んだ向かい側です。
5番出口を出ると、背中に「Union Mall」があります。
このUnion Mallの丁度向かい側とも言えます。
(ジアンハイ正面から見たUnion Mall。)
オレンジ色の看板が目印です。
駅から徒歩わずか5分程度の場所にあるジアンハイですが、立地の評価は星3つです。
というのは、パホンヨーティン駅はバンコクの主要中心部から少し離れており、周辺に目立った観光地がない為です。
通常の短期旅行者はあまり用のない場所とも言えます。
しかし、MRT チャトゥチャック・パーク駅(Chatuchak Park)の隣なので、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットの帰りにカオソーイを食べに行くのもいいかもしれませんね。
店舗情報
- 営業時間 / 毎日13:00〜21:30
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式Facebook
❸ クイッティアオ・シップソーン・パンナー(Sibsong 12 banna style noodle house / ก๋วยเตี๋ยวสิบสองปันนา)特におすすめ
旅行者からも在住者からも、共に評価が高いおすすめ店舗。
3店目はBTS サラデーン駅(Sala Daeng)付近にある「クイッティアオ・シップソーン・パンナー(ก๋วยเตี๋ยวสิบสองปันนา)」。
値段は45バーツ。こちらもお手頃価格。
味は少し濃いめ。スープが少しトロトロしていて、とんこつラーメンのようです。濃くて深みがあり、ソフトな麺とパリッとした揚げ麺の歯ごたえが絶妙にマッチしています。
旅行者からも在住者からもナンバーワンと言っていいほど評判が高いのも納得。
また、この店には替え玉システムがあります。1杯の量はそこまで多くない(女性でも替え玉をしている人は珍しくない)ので、味が気に入ったらスープを残しながらじゃんじゃん替え玉しましょう。
店内はエアコンが効いています。バンコクでカオソーイが食べられる食堂はどこも親切ですね。
この食堂は、今回紹介している中では一番総合評価が高いです。思わずがっついてしまう味をしています。
クイッティアオ・シップソーン・パンナーへの行き方
場所はBTS サラデーン駅(Sala Daeng)駅から徒歩15分。
まず、サラデーン駅の2番出口か4番出口を出ます。
駅を出た後、シーロム通りをBTS チョンノンシー駅方面に向かって直進して下さい。
徒歩5分程で、左手に「Silom 3 Soi Phiphat」の通りが標識と共に現れます。Bangkok Bankの手前です。
(左の大きな建物がBangkok Bank。)
ここを左折。Silom 3 Soi Phiphat通りを直進して約5分。右手にあります。
店舗情報
- 営業時間 / 7:00〜14:30
- 日曜日は定休日
- GoogleMapで場所を確認する
❹ カオソーイ(Khao So-I)/ バンコク・コンベント通り店和風の人気店
カオソーイの本場チェンマイで大人気の店がバンコクに進出。
チェンマイにて2021年のコロナ禍真っ只中にオープンしたにも関わらず、『日本的要素 × カオソーイ』というこれまでにないコンセプトがウケて大人気になった古民家風カオソーイがバンコクに進出しました。
お店の外観、内装、雰囲気が和風であることに加え、肉の煮込み方、麺やスープの製造方法、そしてカオソーイを入れる器も和食からインスパイアされています。
「あの大人気店がバンコクに進出!?」ということで開店直後から、旅行者はもちろんバンコク在住日本人の間でも話題になっている店です。
チェンマイで人気の古民家風カオソーイ店「Khao So-I」がバンコクにも開店!ということで行ってきました。
カオソーイヌア/159฿。少々高いけど、味も店の雰囲気も高級。ここのカオソーイは本当に美味い。
オリジナルメニューに岩手F1牛カオソーイもあります。Khao So-Ihttps://t.co/vaJokkYhYB pic.twitter.com/LtESld6Qws
— リーさん🇹🇭WEBライター (@AsiaThailand208) October 3, 2023
注文したのは煮込み牛肉入りカオソーイの「カオソーイ・ヌア(Khao soi with Braised Beef / ข้าวซอยเนื้อ)」。
ホロホロに煮込まれた牛肉が美味しい!そしてスープと麺の絡みも良い。やはりこの店のカオソーイは上出来と言わざるをえません。そのらくい美味しいです。
他にも、定番の鶏肉入りカオソーイはじめ、エビ入り、ホタテ入り、岩手F1牛入りカオソーイなど様々なメニューがあります(メニューは全て英語表記あり)。
カオソーイ好きなら絶対に一度は行くべき店と言えます。
(清潔感のある和風の店内が落ち着く)
店舗情報
- 営業時間 / 毎日10:30〜21:00
- GoogleMapで場所を確認する
- Facebookページ
- インスタグラム
カオソーイ(Khao So-I)の詳細については、以下の記事も参考にどうぞ。
本場チェンマイ店の詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
❺ ゲッタワー(GEDHAWA / เก็ดถะหวา)
5店目は、日本人街として有名なBTS プロンポン駅(Phrom Phong)付近にある「ゲッタワー(GEDHAWA)」。
平麺に適度な濃さのスープが特徴。ちょっとカレーうどんのスープに近い感じの味なので、人によっては新鮮味が感じられにくいでしょう。
しかし、日本人には食べやすい味です。他店のカオソーイに比べると、柔らかい味、優しい味とでも言うのでしょうか。マイルドです。
日本人が多いレストランなので、辛さは控えめ。後に残らない程度の辛さです。
値段は95バーツ。
このレストランは雰囲気が素晴らしいです。置いてあるオブジェなども一々お洒落でした。
カオソーイだけでなく、他のメニューも合わせて普通に食事に行くのもいいでしょうね。
ゲッタワーへの行き方
場所はBTS プロンポン駅から徒歩約10分。
まず、5番出口を出ます。
駅から出た後は、スクンビット通り沿いをBTS アソーク(Asok)駅方面へ直進します。
5分程直進すると、右手のスクンビット(Skuhumvit)soi 33の通りが現れます。そのままsoi33を直進。5分程で右手にゲッタワーがあります。
日が暮れると人通りがかなり少なくなる通りなので、明るい内に行くか、複数で行くのがおすすめです。
店舗情報
- 営業時間 / (ランチ)11:00〜14:00 /(ディナー)17:00〜22:00
- 日曜は定休日
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式Facebook
❻ ホームドゥアン・チェンマイ(Homduan Chiangmai)辛め
BTSエカマイから徒歩約7分、商店やオフィスビルが並ぶ大通りから一本入った小道にあるローカル風な食堂。
中は清潔感があり、ややカフェ風でもあり小洒落ています。
ホームドゥアンチェンマイは、本格的な北タイ料理が食べられることで有名です。昼時になると、周辺のオフィスで働くタイ人で満席になり、多くの人がカオソーイを食べています。
日本人からもカオソーイが美味しいと評判の店。個人的にもホームドゥアンチェンマイのカオソーイは、他店に比べると少々辛いですが、カオソーイ好きなら食べるみる価値があると感じました。
店内。ローカル店ですが、観葉植物など設置されていて清潔感のある雰囲気です。この時、筆者が訪れたのは昼時を終えた13時30分頃でしたが、席は殆どタイ人のみで満席に近い状態でした。さすが人気店。
カオソーイ・ガイ(80バーツ)。見た目は普通です。他店のカオソーイと見比べても特徴はありません。
しかし味には大きな特徴あり。個人的にはかなり辛かったです。この記事で紹介しているカオソーイ店の中では一番の辛さ。
完食するまでに水を3杯は飲みました。とは言え、辛さ以外の味は抜。ココナッツミルクの甘さ、しっかりと味のついたカレー風味が複雑に混ざり合い絶品。
辛いと分かっていても止められないほど食欲をそそります。このカオソーイがタイ人に人気の理由には納得。日本人(含めた外国人)よりも、タイ人に合わせた辛さです。
その他、ゲーンハンレーなどの北タイ料理も評判が良く美味しいです。さすが北タイ専門の食堂だけあって、北タイ料理なら何を食べても美味しいです。
メニューは英語表記と写真付きなので、タイに慣れていない人でも注文できます。
カフェのようで綺麗な店内なので居心地も良し。立地も良しなので、辛いカオソーイが好きな人になら強くおすすめできる店です。
店舗情報
- 営業時間 / 月〜土9:00〜21:00
- 日曜は定休日
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式Facebook
❼ ポーワーレストラン(Porwa Restaurant / พอวา)
ポーワーレストランは、BTSパヤータイ(Phaya Thai)から徒歩3分(距離約250m)の場所に位置する、北タイ料理を専門としたレストランです。
地元タイ人からの口コミも良く、店内の装飾・雰囲気も良いため、ディナータイムになると予約が必要になることも。
(店内。筆者が訪れた時はランチタイム後だったので幸いにも空いていた。小綺麗で雰囲気はとても良い)
ポーワーレストランには様々な代表的な北タイ料理は殆どメニューに記載されています。その中でも、タイ人から絶賛されているのが、やはりカオソーイ。
BTSパヤタイから徒歩3分の北タイ料理レストランPorwa Restaurantへ
ここのカオソーイ(89?)は絶品
ピリ辛スープが良く染み込んだ、噛み応え抜群の平打ち麺が食欲を唆る
モチモチで美味し店内は洒落た感じで雰囲気良し
他にも色んな北タイ料理がある
⇒https://t.co/fMGeJbRtxN
どれも美味しそう☺️ pic.twitter.com/KiM2GCz6T3? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) February 6, 2020
(カオソーイ。89バーツ)
特徴は、モチモチとした平打ち麺。ココナッツミルクの甘みとピリ辛のカレー風味が麺に良く染み込んでいます。
そして何より、ポーワーレストランのカオソーイは香りが素晴らしいです。匂いだけでもご飯が食べられるというくらい、ヨダレが出そうな匂いが漂っています。
辛さはピリ辛と言った程度。人によっては少々汗が出ますが、日本人でも問題無しの辛さです。
本場の北タイ料理を提供しているということですが、正直チェンマイで食べたカオソーイよりも美味しい!そのくらい感動を与えてくれたカオソーイでした。
ポーワーレストランへの行き方
まず、BTSパヤータイ(Phaya Thai)の2番出口を降ります。
右側の階段を降りましょう。
階段を降りたら約250m直進します。
その後、左手に見える「PATUMWAN RESORT」と書かれた敷地の中に入ります。
ポーワーレストランは、このPATUMWAN RESORTの敷地内にて、左側に並んでいます。
なので、左側から敷地に入りましょう。敷地内に入り、70mも歩くと、左手にポーワーレストランが見えます。
看板には英語で”PORWA RESTAURANT”との記載があるので、すぐに分かります。
店舗情報
- 営業時間 / 毎日10:00〜20:30
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式サイト
❽ カオソーイ チェンマイ(Khao soi Chiang Mai / ข้าวซอย เชียงใหม่)
8軒目はMRT クロントゥーイ駅(Khlong Toei)付近の「カオソーイ・チェンマイ」。
タイ人の彼女と、彼女の友達に聞いたところ、この店のカオソーイがバンコクで一番美味しいと言っていました。
値段は60バーツ。
特徴のない味…?かなりさっぱりした味です。良く言えばマイルドと言ったところでしょうか。
風貌こそローカルな店ですが、味は日本人向け。味が日本のカレールー風に効いているため、タイらしいカオソーイを期待して行くと少々がっかりするかもしれません。
そういうわけで、GoogleMapの口コミを見ても、日本人からの評価は割れています。
ただし、タイ人からの評価は比較的高いです。筆者が訪れた時も、多くのタイ人がカオソーイを食べていました。タイ人にとっては美味しいのでしょうか?
個人的には強くおすすめはしませんが(立地も悪いし)、あっさりめのカオソーイが好きな人なら食べてみる価値はあり。
カオソーイチェンマイの場所
立地はあまりよくないです。
クロントゥーイ駅から、バイクタクシーで約10分。
片道約20バーツかかります。
At Narong通り(アートナロン)沿いのกรมศุลกากร(グロム・スンラガーゴン) という関税局(The Customs Department)の向かいにあります。
(At Narong通り。カオソーイチェンマイから見たกรมศุลกากร「グロム・スンラガーゴン」関税局。)
場所があまりよくないので短期旅行者にはおすすめできませんが、タイ人の感覚で名店と言われているカオソーイを味わってみたいのであれば行ってみてもいいでしょうね。
店舗情報
- 営業時間 / 8:00〜16:00
- 日曜は定休日
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式Facebook
❾ クッパデリ(Kuppadeli)
9軒目に紹介するのはBTS プロンポン(Phrom Phong)隣接のショッピングモール「エンポリウム(Empolium)」の4階にあるカフェ「クッパデリ(Kuppadeli)」。
ここのカオソーイは、旅行者よりもバンコク在住の日本人に大人気。バンコク在住者のブログでは何度も紹介されている名店です。
濃厚な甘さが全面に出たトロトロのスープ。見た目によらず辛さは控えめで食べやすいです。
一口食べた瞬間に、在住日本人から人気である理由に納得。ご飯と一緒に食べても美味しいだろうと感じました。日本で売ったら人気が出るのではないでしょうか。
とにかく一口目の感動とインパクトは凄まじいです。味にうるさい人でも納得するカオソーイでしょう。
ただし、値段は240バーツ。この記事で紹介したカオソーイの中では高級の部類に入ります。しかし、240バーツを出して食べる価値はあります。
エンポリウムの中にあるので、エアコンが効いているのもグッド。レストランというよりはカフェのような雰囲気なので、まったりと食事を楽しめます。
クッパデリの場所
場所はエンポリウムの4階。
(エンポリウム)
エンポリウムはBTS プロンポンと直結しているので、駅を出て目の前です。エスカレーターで4階まで上がりましょう。
営業時間
- 営業時間 / 毎日10:00〜22:00
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式Facebook
❿ カオソーイ・ラムドゥアン・ファーハーム(Khao Soi Lamduan Faham / ข้าวซอยลำดวน ฟ้าฮ่าม)本場チェンマイの店
カオソーイ・ラムドゥアン・ファーハームは、BTSバンジャーク(Bang Chak)から徒歩わずか2分(ほぼ駅の目の前)の場所に位置する北タイ料理専門店です。
カオソーイ・ラムドゥアン・ファーハームは、本場チェンマイにて3店舗もの支店を持つ老舗の超有名店。
チェンマイにおいてタイ人のみならず外国人にも絶大な人気を誇るカオソーイ食堂です。そんな本場の味をバンコクでも味わえるようになったのです。
店がオープンしたのは2019年末頃。ということで、筆者も早速、本場チェンマイが誇る味を食べに足を運びました。
チェンマイでカオソーイ名店として有名な「カオソーイ ラムドゥアン」がBTSバンジャーク駅前にてオープンしたとのことで行ってみました
カオソーイガイ/60バーツ
濃厚そうな見た目とは裏腹に、割とあっさりしたスープで食べやすい
辛さはピリ辛程度甘辛い香りも良くて風味抜群
美味しかったです pic.twitter.com/ZUnZJ4M8Fn? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) February 21, 2020
BTSバンジャーク(Bang Chak)は、旅行者にとってはややローカルな場所。どちらかと言えば在住者向けの店舗です。
そのため、駅近とは言え立地の評価は3を付けています。
店内。きちんと清掃が行き届いて小綺麗。日本人でも抵抗なく入店できます。
(カオソーイ・ガイ。60バーツ)
今回、筆者が注文したのはカオソーイ・ガイ(鶏肉入りのカオソーイ)。
見た目はかなりコッテリしてそうですが、食べてみるとびっくり。あっさりとした味です。クリーミー系とでも言うのでしょうか。ラーメンで例えると、「アク抜き」「血抜き」が丁寧に施されたような、さっぱりとした味わい。
一口食べれば納得。なるほど、確かに本場チェンマイから来ただけのことはある。辛さは「ピリ辛」程度。甘さ控えめかつコクがあり、しつこくない。
また、麺の茹で加減も日本人の口に合う「柔らか目ではあるものの、しっとりとした弾力」があります。これは美味い。
わざわざBTSバンジャークに来てまで食べる価値はあります。
ゲーンハンレーもおすすめ
その他、カオソーイ・ラムドゥアン・ファーハームではゲーンハンレー(豚バラ肉入りのカレー) / 60バーツもおすすめ。
タイ料理ですが、ややインドカレーみたくスパイスが持つ特有の香りが広がる面白い料理。
ホロホロになるまで煮込んだ肉が特徴。これがまた美味い。ピリ辛なので日本人でも問題なく食べられます。口に入れた瞬間、最初に甘さが広がり、辛さを上手く緩和してくれます。
カオソーイの名店でもありますが、是非ともゲーンハンレーも試しに食べてみて欲しいです。
店舗情報
- 営業時間 / 毎日8:00〜16:00
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式Facebook
⓫ オン トン カオソーイ(Ong tong Khao soi)汁なしカオソーイ
11軒目は、BTSアーリー(Ari)から距離約100m、徒歩1分程度の場所にある面白いカオソーイ食堂「オン トン カオソーイ(Ong Tong Khao soi)です。
オン トン カオソーイはバンコク在住者の間でも「面白いカオソーイが食べられる」と話題になっています。
「面白いカオソーイ」とは、世にも珍しい”汁なしカオソーイ“です。
(オン トン カオソーイの汁無しカオソーイ。89バーツ。メニューでは”Stir-Fried Khaosoi“と表記されている)
カオソーイの汁と言えば、ラーメン同様に”命”。「スープ、麺、揚げ麺、トッピングの肉」、どれを外してもカオソーイとしての一貫性に欠けるはず…
しかし、オン トン カオソーイのカオソーイには、ご覧の通りスープが存在しません。
食感はパサパサとして、焼きそばの様。カオソーイと思って食べると違和感が出るでしょう。「全く違う食べ物」と思って食べる方が良いです。
ただ、味は良し。
汁がないので、辛さとココナッツミルクが混じったカオソーイ特有の”まろやかさ”こそないものの、ブラックペッパー焼きそばの様で美味しいです。
麺は短めにカットされているので、サクサク食べられます。普通のカオソーイを食べ尽くした人におすすめです。
個人的には汁ありカオソーイの方が好きですが、パサパサした食感が好きな人やジャンク感のある食べ物が好きな人は、こちらの方が好みに合うでしょう。
その他、汁ありカオソーイや北タイ郷土料理のメニューもあり。全てのメニューは英語と写真も併記されているので、タイ語が分からなくても注文できます。
オン トン カオソーイへの行き方
場所はBTSアーリー(Ari)から徒歩1分程度。
まず、BTSの3番出口を降ります。
3番出口の階段を降りたら、即Uターン。
そのまま、70mほど直進して、左手に伸びる「Phahon Yothin(パホンヨーティン) Soi 7」という通りを左折します。
左折後、50mほど直進すると、左手に店が見えます。
店舗情報
- 営業時間 / 毎日10:30〜20:30
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式Facebook
また、バンコク最強のストリートフードが集結する「サイアムパラゴンのフードコート」でも、オントンカオソーイが食べられます。
⓬ ユーアンドミー(You&Mee / ยูแอนด์มี)高級店
最後に紹介するのは、バンコクで最も高級であろう1杯320バーツ(約1,135円)もするカオソーイ。
日本のタイ料理屋でも、カオソーイが1,000円を超えることは希でしょう(大体800〜900円くらいか)。
どうしてここのカオソーイだけこんなに高いのか。それもそのはずで、ユーアンドミーは、グランドハイアット エラワン バンコクという五つ星ホテル内にあるレストランだからです。
とは言え「ホテル内にあるから高いだけか」と侮るべからず。さすがに1,000円を超えるので高いと感じるのも確かなところですが、味も確か。
まず、店名の「you & mee」の「mee」は、タイ語の「หมี่(ミー。意味は麺)」とかけています。つまり麺に自信がある店だということ。少なくとも麺を売りにしています。
こちらが320バーツのカオソーイ。なるほど、まず他店と違って器がお洒落。
麺の量は他店の1.3倍くらいあります。他店のカオソーイ1杯でお腹一杯にならなかった人でも、ユーアンドミーのカオソーイならお腹一杯になるでしょう。
このカオソーイを食べる時は、いったん320バーツであることを忘れてください。先入観なしで食べましょう。
ココナッツミルクたっぷりのスープ、しかし辛さも全面に出ていてカオソーイらしい強みのある味わい。それでいてクリーミー。
高級店ならではの重厚感のようなものを感じられます。細めの丸い揚げ麺と、ゆで麺の相性も良い。スープによく絡み、うまさを引き立てています。
カオソーイ1杯で320バーツということを考えると、どうしても割高に感じてしまうのも正直なところ。
しかし、この記事に記載している有名店にはすでに足を運んだという人であれば、高級店のカオソーイとはどんなものなのか?と試しに足を運んでみるのもありでしょう。
ちなみに、ユーアンドミーにはロブスター入りのカオソーイ650バーツ(約2,300円)もメニューにあります。予算に余裕がある人は、是非お試しあれ。
場所
場所はBTSチットロムに直結しているアマリンプラザ(Amarin Plaza)から入れます。
グランドハイアット エラワン ホテルの地下1階です。
店舗情報
- 営業時間 / 毎日11:00〜22:00
- GoogleMapで場所を確認する
- 公式サイト
バンコクのカオソーイはレベルが高い
バンコクで気軽に味わえる、チェンマイの名物料理カオソーイ。
味や立地など、各店にそれぞれ特徴はありますが、そもそもが美味しい料理なのでまずは挑戦してみてほしいです。
どの店も美味しいですが、初めてカオソーイを食べる人ならまずは特におすすめと記載した「クイッティアオ・シップソーン・パンナー」を食べてみて欲しいです。
食べ物なので、どの店も人によって若干は評価が割れていますが、クイッティアオ・シップソーン・パンナーだけは、まずいと言っている人を見たことがありません。
絶対にカオソーイの魅力に気づけるでしょう。
まだまだバンコクには沢山の美味しいカオソーイを扱っているレストランがあるので、今後も見つけ次第紹介していこうと思います。
さすが首都なので、どの店もレベルが高いです。あとは料金に見合っているかどうか。
この記事で紹介した100バーツ以下のカオソーイなら、大抵の人が「美味しい」と感じるでしょう。
また、カオソーイが好きな方にはイサーン料理、バミーやカオマンガイもおすすめですので、タイに行った際は是非食べてみて下さい。
カオソーイの本場チェンマイにあるおすすめ食堂については、以下記事を参考にどうぞ。
おすすめのバンコク・グルメガイドブック
(2024/11/19 21:00:56時点 Amazon調べ-詳細)
バンコクをはじめ、チェンマイなどタイの人気観光都市の名店を掲載したグルメガイドブックです。タイ料理好きにおすすめ。
その他、タイ旅行に役立つガイドブックについては、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコク随一のグルメタウンヤワラートのおすすめグルメ。ミシュラン・ビブグルマンを受賞した隠れた名店をまとめて紹介しています。
バンコク観光の完全ガイド。初めての旅行で行きたいおすすめスポットをまとめました。