アンパワー水上マーケットを100倍楽しめる観光ガイド。蛍鑑賞に早朝の托鉢【バンコクからの行き方も解説】

アンパワー水上マーケットの蛍鑑賞クルーズ1

(アンパワー水上マーケットの蛍鑑賞クルーズ)

アンパワー水上マーケットとは、バンコク郊外に位置する大規模な水上マーケットです。

タイで一番有名なダムヌンサドゥアックは完全に外国人向けですが、アンパワーは比較的タイ人向けの場所と言えます。

 

英語こそ通じにくいですが、チャーターするボート代金や、屋台のご飯やお土産が全て現地人価格です。

アンパワー 水上マーケットの雑貨屋

(雑貨屋や飲食店の殆どがローカルプライス)

安価に楽しめる上に、押し売りのように商売船が寄ってくるわずらわしさがありません。

 

また、アンパワー水上マーケットには、従来の水上マーケットにはない以下3点の魅力が存在します。

  • 【昼】寺院を巡るボートクルーズ
  • 【夜】蛍鑑賞ボートクルーズ
  • 【早朝】ボートで各家を回る僧侶の托鉢

早朝・昼・夜で異なる姿を持つ面白い水上マーケットです。

特に、夜の蛍鑑賞ボートクルーズツアーは必見。

アンパワー水上マーケットで輝く蛍の群

(撮影成功した蛍の光。若干だが輝いているのが分かる)

 

アンパワー水上マーケットは、バンコクからミニバス(ロットゥー)を利用して、日帰りで観光可能です。

しかし、蛍ツアーに参加すると、帰りのミニバス最終便に間に合わない可能性があります

そのため、蛍を鑑賞したい人は日帰り蛍鑑賞ツアーを利用するか、アンパワー周辺のホテルに1泊するのがおすすめです。

 

今回の記事では、アンパワー観光を計画している人に向けて

  • アンパワー水上マーケットの見所
  • バンコクからの行き方・帰り方
  • バンコク発日帰り蛍鑑賞ツアー
  • アンパワー周辺のおすすめホテル

について、詳しく記載しています。

アンパワー水上マーケットの営業時間は、金土日の15:00〜21:00のみです。

アンパワー水上マーケット(Amphawa floating market)

アンパワー水上マーケットの中央を流れる川

アンパワーは、大きな運河の上を多数の商売船が行き来している町です。

丁度運河の合流地点になっている為、17世紀頃から通商の拠点として発達しました。

その重要な役割は現在では陸上の交通機関にとって代わられていますが、
それでも古い良きタイの風情を感じられる場所として、多くのタイ人に愛されています。

川辺の水上マーケット

アンパワー水上マーケットの様子1

アンパワー水上マーケットでは、メークロン川という運河の両脇に雑貨屋や飲食店等が約700mにかけてズラッと並んでいます。

アンパワー水上マーケットのクイッティアオ屋

アンパワー水上マーケットの川辺に集う屋台船

アンパワー水上マーケットにある船のレストラン

調理器具を積んだ屋台船や、商船をイメージした調理場など、歩いて見て回るだけでも面白いマーケットです。

アンパワー水上マーケットで食べたクイッティアオ

しかも料理は驚くほど安いです。上写真のクイッティアオ(タイの麺料理)は、なんと20バーツ

外国人観光客向けのエリアではありえないほど安い金額です。

 

水上マーケットの客層は3割〜4割は外国人ですが、半数以上はタイ人です。

タイのローカル市場が水辺にて開催されている不思議な場所。

地元住民の昔ながらの水上生活の様子も眺められて、雰囲気はバッチリです。

【昼】寺院を巡るボートクルーズ

昼のボートクルーズで巡る寺院

アンパワー水上マーケット周辺には、水辺に建てられた寺院が複数点在しています。

マーケットでは、ボートに乗ってこうした寺院を5軒〜7軒巡るクルーズが開催されているのです。

アンパワーのボートクルーズチケット売り場

(チケット売り場は川岸に複数ヶ所ある。探さずとも見つかる)

ボートクルーズの参加料金は、たったの50バーツ

アンパワーでしか見られない美しい造形の寺院を巡るので、是非参加してみましょう。

クルーズの開催時間と所要時間

昼のクルーズ開催時間は9:00〜15:00頃まで(チケット売り場によって開催時間や料金に若干の違いあり) 。

貸し切りでクルーズするプライベートツアーも可能です(料金は400バーツ〜500バーツ)。

クルーズ時間は2時間前後です。

アンパワー水上マーケットのクルーズ用ボート

(クルーズ用のボート)

必見の寺院「ワットバーンクン(วัดบางกุ้ง)」を見逃すことなかれ

ワットバーンクンの外観

昼のボートクルーズで巡る寺院の中で、「これだけは見逃すべからず」と言える魅力的な寺院が、
上写真のワット・バーンクン(英:Wat Bang kung/タイ語:วัดบางกุ้ง)。

ワットバーンクンはアユタヤ王朝時代(1351年-1767年。日本で言えば室町〜江戸時代中期頃)に建てられた寺院です。

ワットバーンクンの外観2

ワットバーンクンが他の寺院と一味も二味も異なるのは、
仏堂の外壁全体に菩提樹ぼだいじゅが侵食している点。

まるで、カンボジアのアンコールワット遺跡群のようです。

 

元々、ワットバーンクン周辺はアユタヤ王朝時代末期より、外敵(ビルマ軍)を防ぐための海軍基地、要塞として発展していました。

しかし、アユタヤ王朝はビルマ軍によって徹底的に破壊されます。

その後、ワットバーンクンは長い間人々から忘れ去られていたのです。

長い間、誰も手入れをしていなかったため、菩提樹が建物全体を侵食しました。

ワットバーンクンの仏像

(仏堂の窓から見える仏陀像)

カンボジアのアンコールワット遺跡と異なり、ワットバーンクンは”生きている”寺院です。

現在でも多くのタイ人が参拝に訪れています。

神秘的な姿です。アンパワー周辺に限らず、タイ全土を見渡しても特徴的な寺院と言えるでしょう。

一見の価値あり。

ボートクルーズツアーに参加する前に

昼のボートクルーズでは、5軒の寺院を巡るツアーや7軒の寺院を巡るツアー、周辺の運河を回るだけのツアーなど、複数のツアーが存在します。

中にはワットバーンクンに立ち寄らないツアーも存在するため、クルーズチケット購入前に必ずワットバーンクンに立ち寄るかを聞いておきましょう。

ワットバーンクンへは、水上マーケット周辺に待機しているバイクタクシーに乗ってもアクセスできます。

水上マーケットからワットバーンクンへのバイクタクシー運賃は片道70バーツです。

ワットバーンクン周辺にはバイクタクシーがいないので、必ず往復チャーターして行きましょう。

【夜】蛍鑑賞クルーズ

アンパワー水上マーケットの蛍鑑賞クルーズ2

蛍鑑賞クルーズは、アンパワー水上マーケットのハイライトです。

こちらもボートクルーズの料金はわずか60バーツ

チケット売り場によって開始時間や料金に若干の差がありますが、開始時間は18:30頃からです。

どのチケット売り場でも18時30からのクルーズには「Fire Flies(蛍)」と書いてあります。

蛍クルーズ

この蛍見学がまたロマンティックでよかったです。

何枚か写真で撮ってみましたが、光が小さすぎて綺麗に写っていなかったのが残念でしたが。

ちなみに、タイの蛍は日本の蛍と違って一定時間光っているのではなくて、常に光を点滅させています。

蛍は外部からの刺激(写真のフラッシュなど)を与えると光を閉ざしてしまうので気をつけて下さい。

アンパワー水上マーケットで輝く蛍の群

おかまいなしにフラッシュをたきまくっていた中国人観光客が、他の乗客から不満を買っていました。

蛍鑑賞のベストシーズン

蛍が多く発生する時期は5月〜10月です。

蛍鑑賞クルーズ自体は1年中開催されていますが、上記ベストシーズン以外だと蛍の数が少ないこともあります。

ちなみに、自分が上の蛍写真を撮影したのは2月です。2月でも満足できるくらいの数はいました。

また、ちょうど日が落ちて、岸沿いの商店の光やライトアップされたお寺が、より一層幻想的な雰囲気を作り出します。

ライトアップされた寺院。

ライトアップされた夜の寺院

マーケット周辺には派手な建物もいくつか存在します。

アンパワー水上マーケット周辺の建物

日が暮れると水上マーケットの雰囲気が一層ロマンチックになる

夕方のアンパワー水上マーケット

日が暮れてくると人の賑わいが昼間より増し、周辺の露店に灯が灯され、昔のタイの風情を感じられる町並みは、より一層エキゾチックになります。

上写真は17時頃のアンパワー水上マーケット。昼と比べて風が涼しくて気持ち良かったです。

運河の両岸には海鮮系の食材を使った食堂がたくさんあります。

蛍鑑賞クルーズに参加する前に、海鮮物とビールで気分を高めましょう。

アムパワー水上マーケットの運河と対岸

(運河の岸の様子。昭和を思わせる作りの家が並んでいる。「オールウェイズ3丁目の夕日」のよう。)

アンパワー水上マーケットで食べたイカ焼き

アンパワー水上マーケットで食べた貝焼き

(イカ焼きと貝焼き。どちらも50バーツ。ビールに合う)

【早朝】6時から始まる僧侶の托鉢

僧侶の托鉢1

托鉢たくはつ』とは、僧侶が人々から飲食物の施しを受けて回る行為のことを指します。

仏教の戒律により、僧侶は最低限の生活必需品の所持しか認められていません。

また、生産活動に従事できません。

そのため、こうして出家者以外から食料等の施しを受けるのです。

>>>托鉢とは(Wiki)

托鉢の光景は特別珍しいものではありません。

バンコク含め、タイの各地では毎朝僧侶が一般人から施しを受けている様子を拝見できます。

 

しかし、アンパワーは水上都市であるため、なんと僧侶がボートを漕いで各家庭を回るのです。

これは中々興味深い光景。

ボートを漕ぐ僧侶

(あちこちでボートを漕ぐ僧侶を見られる)

托鉢は朝6時頃に始まるので、アンパワーに泊まる人は早起きして見てみましょう。

バンコクからアンパワー水上マーケットへの行き方

バンコクから自力でアンパワーへ行くには、ロットゥーと呼ばれるミニバスを利用します。

アンパワー行きのロットゥー

(ロットゥー。13人〜14人程度が乗車できるミニバス)

ロットゥーはアンパワーまで1時間30分程度でアクセスできます。

また、運賃は1人70バーツと格安なので、最もお手軽なアクセス方法です。

 

アンパワー行きのロットゥーは旧南バスターミナル(サーイ・タイ・ガオ/タイ語:สายใต้ เก่า)より発着しています。

旧南バスターミナル

(旧南バスターミナル)

旧南バスターミナルの場所

バンコクの中心街から旧南バスターミナルへはBTSやMRTなどの電車が走っていません。

そのため、旧南バスターミナルへのアクセスには、路線バスかタクシーを利用します。

しかし、路線バスは一介の旅行者にとって乗り場や利用方法が中々わかりにくいので、タクシーを利用するのがおすすめです。

BTS ヴィクトリーモニュメント(Victory Monument)からであれば、タクシー料金100バーツ程度で旧南バスターミナルへ行けます。

タクシーに乗る際は、カタカナ読みで「サーイ・タイ・ガオ」と伝えても発音の違いから伝わりにくいので、タイ語表記「สายใต้ เก่า」を見せる方が早いです。

旧南バスターミナル ロットゥーチケット売り場

旧南バスターミナルの中に入ると、上写真のようなチケット売り場がいくつも並んでいます。

アンパワー行きロットゥーのチケット売り場は左列の手前側にあります。

メークロン市場行きチケット売り場

チケットを買った後は、バスの発車まで席で待つだけです。

チケット購入後15分程度でロットゥーは発車します。

 

旧南バスターミナルを出たロットゥーは、アンパワーの入り口に併設されているロットゥー乗り場に到着します。

アンパワーのロットゥー乗り場

アンパワー水上マーケットの観光を終えて、バンコクに戻る際はここからロットゥーに乗ります。なので、場所を忘れないようにしておきましょう。

バンコクまでの帰りのロットゥーチケット料金も70バーツです。

帰りの最終便の時刻に要注意

アンパワーからバンコクへの帰りのロットゥーの最終時間は20:20です。

アンパワーからバンコクへ帰るロットゥーの最終便スケジュール

これに乗り遅れるとバンコクへ帰ることができなくなる可能性があります。

なので、アンパワーで蛍鑑賞を予定している人は、以下のスケジュールを参考にして向かうのが良いかと思います。

  • 15:15には旧南バスターミナルへ到着しておく
  • 15:30/チケット購入後、アンパワー行きのロットゥー発車
  • 17:00/アンパワー到着/1時間30分ほど水上マーケットの散策を楽しむ
  • 18:30/蛍のボートクルーズ開始/20:00くらいにクルーズ終了
  • 20:20/バンコク行きのロットゥーに乗って帰る

蛍見学のクルーズは1時間程度で終わりますが、タイでのことなので場合によっては予定時間をオーバーして、1時間30分くらいかかることを考慮しておいた方が良いです。

そうなると、クルーズ終了後にバタバタしてロットゥー乗り場に向かう必要があります。

また、帰りの最終ロットゥー乗り場は同じような観光客で混み合う可能性があります。

ロットゥーの乗車定員は13人程度なので必ずチケットを買えるとは限りません。

 

夜のアンパワー観光は帰りのロットゥーの最終時刻がやや早く、こうした不安要素が少なからずあります。

そのため、タイ旅行が初めての人や海外旅行自体に慣れていない人は、後述するツアー利用もしくはアンパワー周辺のホテル宿泊を強くおすすめします

アンパワーの蛍ツアー【バンコク発】

ツアーであれば、往復送迎 + 日本語ガイドがついてます。何かと安心です。

帰りの時刻を心配しなくて良いですし、日本語ガイドからタイやアンパワーに関する知識などを教えてもらえるので移動時間も楽しく過ごせるでしょう。

アンパワー水上マーケット到着後は、2時間程度の自由散策行動時間もあります。各自で夕食などをじっくり楽しめます。

>>>アンパワー水上マーケット 蛍鑑賞ツアー【往復送迎 + 日本語ガイド付き】

 

また、ツアーには線路上にある市場でお馴染みのメークロン市場ダムヌンサドゥアック水上マーケットをセットで回るツアーもあります。

通常は、1観光地につき1日を使用しますが、ツアーであれば1日で3ヶ所回れます。

滞在時間が3泊や4泊くらいのタイトなスケジュールで旅行に来ている方は、こうしたツアーを利用した方が効率が良いです。

>>>アンパワー水上マーケット蛍鑑賞 + メークロン市場 + ダムヌンサドゥアック水上マーケット観光ツアー【往復送迎 + 日本語ガイド付き】

アンパワー周辺のおすすめホテル

個人的に最もおすすめなのは、アンパワーのホテルに宿泊することです。

 

アンパワーという自然に囲まれた場所でリゾート気分を満喫するのは、バンコクでは味わえない体験です。

また、マーケット散策中に疲れたら一旦ホテルへ戻り、休憩して再度散策することも可能です。

そのため、小さい子供がいる方などはホテル宿泊の方が良いでしょう。

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)のロビー

バアンラク アムパワーは、アンパワー水上マーケットの端に位置しているホテルです。

このホテルをおすすめ理由は、以下の4点。

  • 川に面しているので風が気持ち良い
  • ホテル共用テラスから蛍鑑賞クルーズに参加できる
  • 共用テラスでは早朝の托鉢も見られる
  • 朝食・昼食・夕食が無料(おかずの種類は少ないが)

ホテルチェックイン後に、蛍鑑賞ツアーや翌朝の托鉢拝見の申し込みが可能です。

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)の共用テラスに来たクルーズ用ボート

(共用テラスからボートに乗船できる)

アンパワーにあるホテルの中では、最も使い勝手が良いです。

 

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)の客室1

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)の客室2

写真の客室タイプはデラックス(Deluxe)。広さは25平米です。

客室前にも広々としたテラスがあります。川に面しているため、心地良い風があって気持ち良いです。

 

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)の共用テラス

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)の共用テラスから見える夕日

2階のテラス。夕焼けが見えます。

 

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)の夕食

おかずの種類は少ないですが、ご飯は朝・昼・夕の三食無料。

こんな太っ腹なホテルは初めてです。

全てに関してパーフェクト。アンパワーで宿泊するなら、絶対にこのホテルがおすすめです。

バアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)周辺の飲食店

ホテルは水上マーケット中心部から歩いて10分以内の場所に位置しています。

そのため、夜中にふらっと市場に行ってお酒を飲んだりすることも可能です。

立地的にも便利。

宿泊料金・予約確認は以下より可能です。

アンパワー水上マーケットの営業時間

金曜日・土曜日・日曜日の15:00〜21:00まで

ロマンチックな水上マーケット。バンコク観光におすすめ

夕方のアンパワー水上マーケット

アンパワーは、バンコクから行ける水上マーケットの中では特徴的です。

どこか懐かしい昭和を感じさせる水辺の家屋、綺麗な蛍、安価な飲食店や雑貨。

なんだかロマンチックな空間でした。

タイの文化に興味がある人なら間違いなく楽しめるでしょう。

バンコクからのアクセスには片道1時間30分かかりますが、絶対に損はしない場所です。

是非ともバンコク旅行の際には足を運んでみて欲しいです。

 

その他、バンコクからアクセスできる全ての水上マーケットについては、以下の記事を参考にどうぞ。

バンコクのおすすめ水上マーケット5ヶ所
バンコクのおすすめ水上マーケット5ヶ所。個人でも自力で行けるよ!

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