【厳選】バンコクのおすすめホテルガイド

バンコクの象ビル「エレファントタワー」の内部はホテルになっている。宿泊してきたのでレポート。

このページのURLをコピーする

この記事には広告を含む場合があります。広告の場合は、紹介している「商品の購入」「サービスの利用」によって、当サイトに売上の一部が還元されることがあります。

メジャーラチャヨーティンの駐車場から撮影したエレファントタワー

エレファントタワーとは、バンコク市内に存在する象の形をしたビルです。

パポンヨーティン通りと言う、BTSヴィクトリーモニュメントを起点にドンムアン空港方面へと伸びる大通り沿いに位置しています。ドンムアン空港からタクシーで市内へ行く際に見かけたことがある人は多いでしょう。

下から見上げたエレファントタワー

3つの巨大な棟がM字状に繋がっている摩訶不思議なデザイン…道路側に建つ棟には、象の目や耳と思われる部分が見えます。

別名をチャーンビルディング、タイ語でตึกช้าง(カタカナ読みすると「トゥッ チャーン」。「チャーン」はタイ語で象を意味する)と呼ばれるこのビルは、タイ好き外国人の間でよく知られている珍スポットです。

 

このエレファントタワー 、我々外国人観光客にとって特に行く用事のないエリアに、「デン!」と鎮座しています。

ビルの中にはレンタルオフィスやイベントスペース、分譲式の住居が入居しているわけですが、いずれも観光客向け施設ではないため、ビル周辺で外国人の姿は殆ど見かけません。

要は「何だかよく分からない建物」なわけです。

下から見上げたエレファントタワー2

(観光客にとっては、ただ外から写真を撮るだけの場所)

そんなわけで、筆者も存在は知っていたものの、どうにも行く気が起きなくて足を運んだことがありませんでした。

しかし、先日ホテル予約サイトのAGODAを見ていたら、なんとホテル一覧にエレファントタワーが表示されているではありませんか。

1泊の宿泊料金は3,000円。これは面白そうだと思い、さっそく宿泊してきました。

 

最初に言っておくと、別に面白いホテルでも何でもありませんでした。

ただのビジネスホテルです。

宿泊料金の安さから、そんなに期待もしていませんでしたが、とりわけ象が絡んだ演出があるわけでもなく…

せっかくなので、この記事で

  • エレファントタワーの概要
  • 内部ホテルの様子
  • エレファントタワーの行き方

等を詳しく記載します。珍スポットが好きな人は是非。

エレファントタワー。バンコクの象ビル

エレファントタワーの顔パーツ

エレファントタワーは、1997年に完成した高層ビルです。

32階建てで、高さは102m。

 

英語Wikipediaによれば、2011年にアメリカのニュースチャンネル「CNN」による特別シリーズ「世界で最もユニークな高層ビルTOP20」にて、クアラルンプールのペトロナスツインタワー東京モード学園のコクーンタワーを制して堂々の第4位にランクインしたとのこと。


参考
Top 20 World’s Most Iconic Skyscrapersmosticonicskyscrapers

ちなみに、2024年1月現在、バンコクにおける高層ビルランキングTOP10は以下の通り。

ランク 名前 高さ 完成
1位 コンドミニアム
(MAGNOLIAS
WATERFRONT
RESIDENCES)
318m 70 2018
2位 展望台
(マハナコン
タワー)
314m 78 2016
3位 バイヨーク
スカイホテル
304m 85 1997
4位 コンドミニアム
(Four Seasons
Private
Residences)
301m 73 2019
5位 コンドミニアム
(The Residences
at Mandarin
Oriental Bangkok)
272m 52 2018
6位 コンドミニアム
(The River
South Tower)
266m 71 2012
7位 コンドミニアム
(Canapaya
Residences)
253m 57 2019
8位 ルブアアット
ステートタワー
247m 68 2001
9位 CRCタワー 245m 53 2002
10位 コンドミニアム
(Magnolias
Ratchadamri
Boulevard)
242m 60 2016

エレファントタワーはベスト10は愚かランキング100にもランクインしてません。

まあ102mですからね。100m程度の建物なら日本にもたくさんあります。

とは言え、エレファントタワー周りには高層ビルが存在しないため、存在感がめちゃくちゃあります。

(嫌でも目につく存在感)

ところで、このエレファントタワーのデザインを見て、どことなく質素に感じませんか。

筆者は「せっかくならもっと象らしく丸みを帯びた部分を作ったり、デザインを工夫すれば良かったのに…」と思いました。

なんなら鼻の部分から噴水みたく水が出てくる造りになってるとか。

なんでこんなに質素な作りなのだろう?と思って調べたところ、そもそもエレファントタワーは、最初から象の形を設計していたわけではなかったとのこと。

敷地面積の関係で、建物3棟を上部から繋いだところ、偶然にも「象っぽくないか?」と気付き、後から目や鼻になる部分を取り付けたとのことです。

どおりで、なんかこう…モダンとは言い難いデザインなわけです。

とは言え、結果としてこの溢れ出るB級感が珍スポットとしての鑑賞的価値を創出しているので、結果オーライと考えます。

エレファントタワー内部のホテル「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」

エレファントタワーの入り口

(エレファントタワーへの入り口)

内部のホテルをレビュー。

冒頭でも述べましたが、ただのビジネスホテルなので、コレと言った特徴はありません。

まず、1階入り口よりエレベーターを使って、レセプションがある5階へ上がります。

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」のレセプション

レセプション。チェックイン時に500バーツのデポジットを預けます。

 

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」の通路

ホテル内通路。日本のビジネスホテル同様、ごくごく一般的な造り。

 

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」の客室1

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」の客室2

写真の客室はデラックス(Deluxe)。広さは33平米です。清掃は行き届いているようで、清潔感はあります。寝るだけなら全然あり。

WiFiの感度は良好です。

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」の客室3

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」の客室の冷蔵庫ミニバーとクローゼット

ミニバーやセーフティボックス完備。

 

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」の客室から見える景色

唯一特徴的だったのは景色がそこそこに良かったこと。

今回筆者が宿泊したのはホテル最上階の18階だったので、3,000円の安ビジネスホテルにしては良い景色が望めました。

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」の客室から見える夜景

夜景はこんな感じ。延伸が完了したBTSの新しい駅「パホンヨーティン24(Phahon Yothin 24)」が見えます。

 

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」のシャワールーム1

エレファントタワー併設の「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」のシャワールーム洗面台

シャワールーム。

お湯はしっかり出ます。ドライヤーやアメニティ(シャンプー、ボディソープ、石鹸)は完備。

 

これだけです。

ホテルにはプールやフィットネスジムなどの施設はありません。また、特に展望台スポットなどもないです。客室だけを見ると本当にただのビジネスホテル。

エレファントタワーの隣にあるセブンイレブン

エレファントタワー隣にはセブンイレブンがあるので、滞在中に不便を感じることはありません。

600mほど歩けば「メジャー・ラチャヨーティン(Major Cineplex Ratchayothin)」という中規模モールもあります。

メジャー・ラチャヨーティンの外観

メジャー・ラチャヨーティン。

ケンタッキーやマクドナルド等のファストフード、ラーメン屋、やよい軒などの日本食チェーン店あり。

ちなみに、この記事最初の写真は、メジャー・ラチャヨーティンの駐車場最上階から撮影しました。

メジャーラチャヨーティンの駐車場から撮影したエレファントタワー

メジャー・ラチャヨーティンの駐車場

視界をさえぎる物がない場所なので、結構綺麗に撮影できます。

おすすめの撮影場所です。

ドンムアン利用前日やトランジットで利用すると良い

先述した通り、エレファントタワー周辺は観光地があるわけでもなく、外国人は殆ど見かけません。

2020年よりBTSの延伸工事中が完了して、目の前に「パホンヨーティン24(Phahon Yothin 24)」駅があるので、アクセス自体は簡単です。

ただ、周辺エリアにこれと言った特徴はありません。市内中心部に比べるとローカルな雰囲気。

よって、エレファントタワーのホテル「イヤリン@トゥック チャン ラチャヨーティン ホテル」は、わざわざ旅行で泊まりに行く必要はないです。

ただ、ドンムアン空港からは、そう遠くない距離にあります。

ドンムアン空港からの距離は約14km。渋滞がなければ15分程度でアクセスできます。

なので、ドンムアン空港利用前日やトランジットで宿泊するなら良いでしょう。

普通のトランジットホテルや空港周辺のホテルに宿泊するよりは面白味があります。

繰り返しになりますが、普通の観光旅行で泊まる場所ではないです。

エレファントタワーへの行き方

エレファントタワーの最寄駅は「パホンヨーティン24(Phahon Yothin 24)」です。

BTSパホンヨーティン24の路線図

(BTSモーチットから2駅)

バンコク全体の路線図

バンコク全体の路線図を把握するには、以下のアプリを使うと便利です(オフラインでも使えます)。

バンコックメトロ

Federico Zanetello無料posted withアプリーチ

パホンヨーティン24の4番出口を出ましょう。

BTSパホンヨーティン24の4番出口

4番出口を出た時点で、目の前にエレファントタワーが見えます。

BTSパホンヨーティン24から見えるエレファントタワー

(駅から見えるエレファントタワー。結構な迫力がある)

物好きなら一度は見に行く価値あり

ただただ大きいだけの象ビルですが、なんだかんだで3,500文字近くの記事になりました。

迫力もありますが、とにかくB級感が凄いです。

行って写真を撮るだけになりますが、珍スポット好きなら足を運んでみるべきでしょう。

その他、バンコクにある全ての珍スポットについては、以下の記事も参考にどうぞ。

タイの珍スポットの王道「地獄寺」については、以下の記事を参考にどうぞ。

2 COMMENTS

asianet

ホテルもあるとは知りませんでした。今度、泊まってみたいと思います。

ri-(りー)

>>>asianetさん
中は普通ですが、なかなか面白いですよ。最近、BTSも延伸してアクセスしやすくなったので、是非一度泊まってみて下さい(^ ^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です