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バンコクの路線バスは在住者の生活の足として利用されています。
観光客が利用する機会は少ないですが、最も安い公共交通機関です。使い勝手こそタクシーに劣りますが、節約志向の旅行者であれば乗り方を覚えて損はないでしょう。
ただ、バンコクの路線バスは非常に複雑です。200前後もの系統番号が存在していて、行き先表示がタイ語表記であることは珍しくありません。
これまで、バンコクの路線バスを乗りこなすには、個人がまとめたバス路線図サイトやDACO出版のバンコクバス路線図を使う人も多かったかと思いますが、個人的には『ViaBus』という無料のアプリを使うのがおすすめです。
ViaBus
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ViaBusとは、BMTA(バンコク大量輸送公社/バンコクバス公社/Bangkok Mass Transit Authority)とタイの東大とも言われるチュラロンコン大学(Chulalongkorn University)協力の下、開発されたアプリです。
ViaBusの特徴は以下の5点。
- 出発地から目的地へ行く全てのバス系統番号とルートを確認できる
- 該当車両のエアコン有無が分かる
- 出発地の付近を走る該当バス現在地をGPSで確認できる
- 指定したバス停を通る全てのバス系統番号を確認できる
- GoogleMap仕様なので見やすい
百聞は一見にしかずとも言うので、まずは上記リンクよりダウンロードして頂ければと思います。
アプリ内の表記は全て英語ですが、使い方の解説など不要かと思うくらい簡単です。
以下で基本的な使い方を解説します。
出発地と目的地を設定してルートを確認する
例えば、BTS プルンチット(Phloen Chit)周辺からカオサンロード(Khaosan Rd)へ行きたいとします。
MAP上の”Where to ?”書かれた検索窓の”To”に”khaosan road”、”From”に”BTS Phloen Chit”と入力してみましょう。
すると、プルンチットからカオサンへ行くには、511番と2番のバスが最も早いことが表示されます。
各バス番号の下に記載されている”◯◯ Stop(s)”は、出発地から目的地までの停留所数を表しています。
511番も2番も、カオサンに到着するまでに18ヶ所の停留所に停まるということが分かりますね。
また、“A/C Only”の表記はエアコン車両を表しています。つまり、511番はエアコン付きですが、2番にはエアコンがないということ。
暑い日は出来るだけエアコン有り車両を選択しましょう。
エアコンなし車両に長時間乗るのは辛いです。
MAP上から出発地と目的地を選択する
なお、出発地と目的地はMAP上からの選択も可能です。
“From””To”欄の画面で”Choose on Map”を選択します。
すると、GoogleMap同様にGPSによって検出された現在地マークと共に地図が表示されます。
所々に点在しているバスマークはバスの停留所です。タップしたバス停留所が行き先に指定されます。
ここでは、BTS プルンチット周辺にいると仮定して、BTS プルンチット近くのバス停をタップしてみます。
すると”From”に”Phloen Chit BTS Station”と自動入力されます。これで出発地点の入力は完了。
同様に”To”でも”Choose on Map”を選択してみましょう。
カオサンロード近くまでMAPをスクロールして、カオサン近くにあるバス停を選択します。
選択後、画面下部にある”Set as Location”をタップしましょう。
すると、先ほどと同様に該当のバス番号(511番と2番)が表示されます。
該当車両の各停留所と現在地をGPSで確認
エアコン付きバスに乗るということで511番を選択します。
すると、511番の各停留所を表示できます。
途中で”Platinum Pratunam(プラチナムファッションモール)”にも停車するのが分かります。
気になる停留所があれば、降りてちょっと遊んで、再び511番のバスを待つということもできるのです。
また、MAP上にて「511」と書かれている紺色のマークは、511番バスの現在地を表しています。GPSで検出しているので微妙に動いているのが分かるでしょう。
GPSが搭載されていないバスもありますが、搭載されているバスであれば、あとどのくらいで来るかの目安になるので便利。
目的地を通る全てのバス系統番号を確認する
目的地を通る全てのバス系統番号と該当車両の現在地をGPSで確認することもできます。
初期の画面で、地図をカオサン周辺までスクロールしてみましょう。
カオサン近くにあるバス停を適当にタップしてみます。
タップして表示された番号が指定したバス停を通る全てのバス系統番号です。
番号右の表示”GPS”の文字は、該当のバス系統番号のGPS搭載有無です。
GPSが搭載されているバスであれば、タップすることによって現在どこを走っているのかを確認できます。
検出した511番バスの現在地。
バンコクの路線バスに詳しくない人にはあまり役に立たない機能ですが、普段から路線バスを利用している人であれば、各バス系統番号のルート確認に便利です。
路線バスの乗り方
バンコクの路線バスの乗り方は日本と異なります。以下の3点を知っておくとスムーズに乗れます。
- 乗車する意思表示をしないと乗せてくれない
- 整理券は存在しない
- 運賃は乗車時に車掌に支払う
乗車する意思表示をしないと乗せてくれない
路線バスがバス停に来ても、タクシーのように手を挙げて意思表示をしなければ、バスはそのまま素通りします。
整理券は存在しない。運賃は乗車時に車掌に支払う
バンコクの路線バスに整理券は存在しません。そのため、運賃は乗車時に車掌が回収に来ます。
車掌に行き先を伝えると料金を告げられるという流れです。
今後は所要時間や運賃も表示されることに期待
今まで紙の路線図や個人サイト等で一生懸命ルートを確認していましたが、ViaBusがあれば本当に簡単に路線バスを乗りこなせるようになりました。
今後の追加機能として期待したいのは「所要時間」と「運賃」。これらを表示できたら完璧なバンコク路線バスアプリになるかと思います。
なんにせよ現状ですでに驚くほど便利なので、節約志向な方は是非利用してみて下さい。
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路線バスで行ける観光地
以下の観光地は電車が通っていないため、路線バスでアクセスするのが主流となっています。
さっそくVIA BUSを利用してアクセスしてみてはいかがでしょうか。
焼き物とお菓子で有名なクレット島。バンコク郊外のヒーリングスポットです。
バンコクのローカル水上マーケット「タリンチャン水上マーケット」。外国人が少ないので在住日本人に人気。
「アート」がテーマのナイトマーケット。他のナイトマーケットにはないぶっ飛んだ?感性が溢れ出ているチャンチュイ・クリエイティブスペース。
テレビでもお馴染み。ワニとの格闘ショーが見られるクロコダイルファーム。
迫力満点のエレファントショーを見るならここ!「サムプランゾウ園」
巨大な龍が巻き付く塔。ナコンパトムのドラゴンタワー。
その他、バンコク観光のおすすめスポット一覧については、以下の記事を参考にどうぞ。初めての旅行で行きたいマストスポットをまとめました。
また、当サイトではバンコク市内を走る鉄道の路線図および路線図アプリについても解説しています。合わせてバンコク観光の参考にして頂ければと思います。
その他、バンコクでの移動に役立つ配車タクシーアプリ「グラブ(Grab)」の利用方法については、以下の記事を参考にどうぞ。