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(サイアムスクエアの中心に建っているショッピングモール「サイアム スクエア ワン」)
タイの観光といえば、黄金に光り輝くお寺や巨大な仏塔、また象乗りや水上マーケットなどの視覚的にも楽しめるレジャーやアクティビティのイメージが強いでしょう。
しかし、バンコクにはこうした伝統的な観光資源以外に、タイの流行を発信するファッション街も存在しています。今回の記事で紹介するサイアムスクエア(Siam Square)も、バンコクを代表する有名ファッション街です。
(サイアムスクエアのSoi 3)
サイアムスクエアの面白い所は、アパレルショップだけではなく、お菓子やスイーツなどの店も並んでいて、デートや食べ歩きも楽しめる点です。
東京の原宿などにも言えますが、こうしたファッション街の堅苦しくないカジュアルな雰囲気は、歩いているだけでワクワクさせてくれますし、街を歩く人のファッションにも注目できて面白いものです。
今回の記事では、”バンコクの原宿”とも呼ばれるタイのファッション街であるサイアムスクエアの歩き方を、地図を添えて紹介していきます。
バンコク旅行時には買い物も楽しみたい!という方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
サイアムスクエア(Siam Square)とは
サイアムスクエア(Siam Square)とは、バンコクを走る高架鉄道BTS サイアム(Siam)駅の目の前にて、多数のアパレルショップやレストランが並ぶ一区画の名称です。
サイアムスクエアの面積は、縦約200メートル x 横約450メートル。区画内には11本の通りが存在していて(Soi 1〜Soi 11まで)、各通りの道路の両側に店舗が立っています。
特にメインとなる通りは存在しませんが、各通りによって並んでいる店舗の数や種類は異なります。
(Soi 5では若者が座ってダベっているのをよく見かける)
若者の流行発信地と言われてはいますが、これはタイ人に限っては若者の姿が目立つからであって、外国人においては様々な年齢の人を見かけます。
サイアムスクエアの特徴的な部分として、タイ価格で買える安いショップと日本と価格が変わらない有名ブランドショップが混合している点が挙げられます。
(服一着200バーツ〜300バーツ程度で売っている店もあれば)
(日本でもよく見かけるブランドを同等の価格で売っている店もある)
そのため、1,000バーツ程度の低予算で満足のいく買い物ができる人もいれば、3,000バーツ以上の予算があっても1品しか購入できない人もいるでしょう。
ただ、個人的には日本でも見かける物は日本で買えば良いので、サイアムスクエアでは上写真のような200バーツ〜300バーツ程度のタイ価格商品の買い物を楽しむのがおすすめです。
タイ価格の商品は、ハイブランドの物と比べると、どうしても”安かろう悪かろう”に見えてしまいがちですが、質においてそこまで大差はなく、長年使える物も十分見つけられます。
アパレルショップ以外にも、興味をそそる外観の飲食店も多いので、買い物と合わせて食事や食べ歩きも楽しめます。
(Soi 3にあるレストラン、マスコットキャラが奇抜な「マンゴ タンゴ(Mango Tango」)
(マンゴーを使ったデザートが食べられる。上写真はマンゴーと、ココナッツソースをかけたもち米を組み合わせた珍しい料理。160バーツ)
サイアムスクエアのMAPと各Soiの特徴
サイアムスクエアは、BTS サイアム(Siam)真南の一区画にて形成しています。
サイアムスクエアの中心には、2014年に完成した大きなショッピングモール「サイアムスクエア ワン(SIAM SQUARE ONE)」が建っています。
各Soiは横一直線に伸びるSoi7を境に、北側にSoi1〜Soi6、南側にSoi8〜Soi11がほぼ直線に伸びています。
また、Soiだけではなくリトルサイアムと呼ばれる店舗がびっしりと連なる細い通り(Soi 1とSoi 2の間にある)や、Soi 2とSoi 3の間にも店舗が連なるエリアが存在しています。
その他にも、2階以上のテナントもあり、中にはいくつかのアパレルショップや映画館まで設けられています。
サイアムスクエア内の店舗全てをくまなく見て回ると、2時間〜3時間近くの時間を要するでしょう。
(上に何かあるようには感じられない寂れた階段)
(実は上階にはお洒落なTシャツショップなどがある)
BTSサイアム周辺には、サイアムスクエア以外にも
- サイアムパラゴン(Siam Paragon)
- サイアムセンター(Siam Center)
- サイアムディスカバリー(Siam Discovery)
- MBK(マーブンクロンセンター)
などなど、名だたるショッピングモールが存在しています。
これら周辺のショッピングモールにも足を運ぶとなると、それなりに時間も体力も使います。
そのため、サイアムスクエアの各Soiの特徴をざっくりとでも押さえて、ある程度めぼしの店舗がありそうな場所を把握しておくと、効率良く時間を使えるでしょう。
サイアムスクエアのアパレルショップは、女性物7割:男性物3割くらいで、圧倒的に女性物の方が多いです。
女性物の店が特に集まっている場所は、Soi1〜Soi3とリトルサイアム。
男性物はSoi1に数軒のセレクトショップ、またSoi 8とSoi 9の間のロータリーのような場所にも男性向けのセレクトショップが数軒あります。
(Soi8とSoi9の間、スニーカーやストリートブランドのセレクトショップが多い。ただし、値段は高め)
以下で、特に立ち寄ってみるのをおすすめしたいSoiやエリアの特徴を記載していきます。
- Soi 1 = 数点のストリート系セレクトショップやフカヒレのレストランがある
- リトルサイアム = 女性物のアパレルショップ中心。低価格な物が多い
- Soi 2,Soi 3 = 女性物のアパレルショップ中心。マンゴータンゴもある
- Soi 4 = カフェや食べ歩きできるサイズの食べ物屋が並んでいる。休憩スペースもある
- Soi 5 = 広々した通り。ロレックスの路面店や有名イサーン料理店「ソムタムヌア」がある
- Soi 6 = ノボテル バンコクホテルがある。マッサージ店やヘアサロンの店が多い
- Soi 7 = カフェやラーメン屋などの飲食店が多い。女性物のアパレルショップもある。車の通りが多く賑やか
- Soi 8 = スターバックスやセブンイレブンが併設された建物がある
- soi 8,soi 9の間 = 男性向けのセレクトショップが多い
- Soi 9 = タイ料理屋、ドレスショップなどの女性物の店が並んでいる
- Soi 10 = 日本食レストラン「やまね」や香港ヌードルなどのレストランが並んでいる
- Soi 11 = 殆ど駐車場代わりに使われているが、サロンとレストランが数軒ある
- サイアムスクエアワン = ファッションフロアと飲食フロアに分かれている。飲食フロアには「やよい軒」や「てんや」などの有名な日本食レストランがある
リトルサイアム
(リトルサイアムの入り口)
Soi 1とSoi 2の間に存在する細い通り。入り口に「LITTLE SIAM」と書かれた看板があります。
中には小さい店舗がいくつも連なっていて、どの店舗も女性用の衣類を安価な価格で取り扱っています。
人一人が通れるくらいの幅の両脇に、これでもかという程店舗が連なっていて面白いです。
しかも、どの店舗も服一着200バーツ前後なので安い。この、人がすれ違えないくらいのスペースに洋服がズラッと並べられている様子も、東南アジアらしくて面白い雰囲気。
女性の買い物客は是非歩いてみるのをおすすめします。
Soi 2とSoi 3の間
Soi 2とSoi 3自体も女性物のショップが多いのですが、両通りを繋げている間の通路は、更に安価な女性物ショップが大量にあります。
Soi 2、Soi3と一緒に合わせて見て回るのがおすすめです。
Soi 2とSoi 3の間の通路は、自分がサイアムスクエアを回った時に、特に多くの日本人女性の買い物客を見かけたエリアでもあります。
中は広々としていて、一着200バーツ〜300バーツ程度の服を扱う店が多く並んでいます。
このエリアはタイ人学生も友達同士で買い物に来ている姿をよく見かけます。扱っている服も10代〜20代向けの若者向けファッションが殆ど。
ちなみに男性物はあまり見かけません。女性向けエリアです。
Soi 3とマンゴータンゴ(Mango Tango)
Soi3には上で挙げた2つのエリアほど安くはありませんが、女性物アパレルショップの路面店がいくつもあります。
Soi 3で特に注目したいのは、冒頭でも紹介した奇抜なキャラクターが店頭に立っているレストラン「マンゴータンゴ(MANGO TANGO)」です。
(マンゴータンゴの店内)
土日になると、タイ人、中国人、韓国人、日本人の観光客で行列ができるほどの人気店です。
メニューの殆どがマンゴーを使った料理で、マンゴープリン、マンゴーアイス、マンゴージュースなどがります。
がっつりとご飯を食べるという場所ではないので、買い物の合間に休憩がてら立ち寄るのが良いでしょう。
店内は落ち着きのあるカフェのようなレイアウトで、客数こそ多いものの、食べ終わったら早く出て行くようにせかされることはありません。ゆっくりとお喋りしながらくつろげます。
マンゴーといえばタイを代表するトロピカルフルーツなので、フルーツ好きの方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
小腹を満たすならSoi 4
Soi4は道の真ん中に座れる休憩スペースがあり、脇には一口サイズで食べられる料理の店がいくつか並んでいます。
買い物中に小腹を満たしたり、休憩するのに便利なエリア。セブンイレブンもあります。
(一口サイズで食べられる唐揚げの店や串物の店が多い)
Soi 4に並んでいる食べ物の店は、タイ料理ではなく日本でもポピュラーな唐揚げや串物の店が多いので、小腹を満たすには最適なエリアです。
マッサージならSoi 6
Soi 6にはマッサージ店がいくつか並んでいるので、歩き疲れたら体をほぐしてもらえます。
マッサージの料金は、フットマッサージやタイマッサージが1時間300バーツ程度、オイルマッサージが500バーツ〜700バーツ程度です。
日本人が経営しているマッサージ店もあり、スタッフの中には簡単な日本語を話せる人もいます。タイ旅行初心者でも安心できるマッサージエリアです。
がっつりご飯を食べるならSoi 7やサイアムスクエア ワン
(Soi 7)
Soi 7には山小屋ラーメンや韓国料理などの、日本人でも比較的食べやすいレストランが並んでいます。
また、サイアムスクエアワンの4階5階には「やよい軒」「てんや」などの有名チェーン店もあります。
(サイアムスクエアワン)
日本食などの慣れ親しんだ食べ物しか受け付けない方には、便利な場所です。
また、サイアムスクエアワンの1階〜3階にもアクセサリーショップやアパレルショップがあるので、買い物も合わせて楽しめます。
男性向けのセレクトショップが多いSoi 8とSoi 9の間
Soi 8とSoi 9のロータリーのような場所には、日本でも見かける有名ストリートブランド(ステューシーやシュプリームなど)の店舗がいくつか並んでいます。
売っている物の値段も日本と同じくらいか少し安い程度なので、あまりお得感はありませんが、ストリートブランド好きは一度覗いてみてはいかがでしょうか。
客層は外国人だけではなく、タイ人の学生などもいます。学生でもこうした高価なブランドの服を買っているようです。
その他、サイアムスクエアにあるセンスの良いストリートブランドのショップについては、以下の記事を参考にどうぞ(但し、どこも料金は日本価格で高め)
サイアムスクエアへの行き方
(BTS サイアム)
サイアムスクエアは、バンコクを走る高架鉄道BTSのサイアム駅(Siam)目の前に位置しています。
なのでBTS サイアム(Siam)で降りれば、そこはサイアムスクエアです。
BTS サイアムの6番出口を降りると、丁度サイアムスクエアワンの入り口あたりに出ます。
(ピンク色の四角で囲んでいる駅がBTSサイアム)
BTS サイアムはBTSのスクンビット線(Sukhumvit Line)とシーロム線(Silom Line)の丁度乗り換え地点でもあるので、アクセスしやすい場所にあります。
ただ、BTS サイアム周辺は、土日や昼間の時間は非常に渋滞が激しくなります。そのため、アクセスにはタクシーではなく電車を使うのがおすすめです。
サイアムスクエアの営業時間
各店舗によって営業時間は異なりますが、大体の店が22:00頃には閉店します。
昼の時間帯の方が、夕方夜に比べると人が多く賑やかで楽しいので、昼に行くのが良いでしょう。
サイアムスクエア周辺のおすすめホテル
サイアムスクエア周辺は、上で述べたようにシーロム線とスクンビット線の乗り換え地点でもあるBTS サイアムがあるので、ショッピングのみならず他のエリア観光においても便利な場所です。
以下で、サイアムスクエアへのアクセスはもちろん、BTS サイアムからも近くて観光に便利なバンコクのおすすめのホテルを2軒紹介します。
ノボテル バンコク オン サイアム スクエア ホテル (Novotel Bangkok On Siam Square Hotel)
ノボテル バンコク オン サイアム スクエア ホテルは、サイアムスクエアのSoi 6に位置する、サイアムスクエア内にある唯一のホテルです。
ホテルのエントランスロビーにレストランやカフェが併設されていて、夜になるとお洒落なJAZZミュージックがかかり、バーに変身します。
若者の流行発信地らしいお洒落な演出のホテルです。
エントランスに併設されているカフェ
繁華街の中心地にありながらも騒音などは届かないので、ゆったりと過ごせます。
シャワールーム。アメニティは一通り完備。
客室の窓からはサイアムスクエアワンやサイアムパラゴンが見えます。サイアムスクエアの近辺は高層建築物が少ないので、見晴らしが良いです。
買い物途中に一度ホテルに戻って、シャワーを浴びてから再度外出もできます。
サイアムスクエアを中心に、バンコクの繁華街を歩き回るのに便利な立地のホテルです。デート旅行にも最適のロケーションでしょう。
バンコクの中でも特に栄えている繁華街エリアに滞在したい人におすすめです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ホリデイ イン エクスプレス バンコク サイアム (Holiday Inn Express Bangkok Siam)
ホリデイ イン エクスプレス バンコク サイアムは、BTS サイアムの一駅先、BTS ナショナルスタジアム(National Stadium)から200m程度の場所にあるシティホテルです。
BTS サイアムから一駅離れていますが、ホテルからBTS サイアムまでの距離は750m程度なので、サイアムスクエアまで徒歩でアクセスできる立地にあります。
ホテル内は、若者受けしそうな明るい色合いが特徴です。
客室。欧米系のシティホテルといった雰囲気です。
清潔感のあるシャワールーム
(ホテル内の通路)
ラブホテルのような色合いのライトが照らされています。
ホテルの敷地内にはマクドナルドが併設されています。タイ料理に飽きてファーストフードを食べたくなった時に便利。
宿泊料金は、シーズンにもよりますが1泊7,000円〜8,000円前後です。喫煙室・禁煙室の選択が可能で、全部屋のテレビでNHKを視聴可能です。
ホテルの場所詳細MAP
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
その他、サイアムスクエア周辺のおすすめホテルについては、以下の記事も参考にどうぞ。
バンコクで若者が集う町
タイの観光地といえば、伝統的ないかにもタイらしい場所が有名ですし、実際に感動や衝撃を覚えます。
しかし、都会の部分にも注目してみると、現代のタイの若者が興味のあることや、タイで流行している物なども見られて、それはそれで新鮮です。
特に若い人であれば、海外の同じくらいの世代の人達のファッションなどは興味深い物があるでしょう。
こうした現代におけるカルチャーの違いをダイレクトに感じられるのは、サイアムスクエアのような繁華街ならではです。
伝統的なお寺やマーケットなどの観光の合間に、是非こうした繁華街の街歩きもプランに入れてみて、ショッピングを楽しんだり、カルチャーの違いを味わってみてはいかがでしょうか。
思ってもみなかったタイの意外な一面を発見できるかもしれません。
サイアムスクエアを含めた、バンコクのおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。
サイアムスクエアと合わせて行きたい!バンコク最大級の水族館「シーライフオーシャンワールド」については、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコクでショッピングならここもおすすめ!インスタ映えするモール「ターミナル21」の攻略ガイド。
バンコクのおすすめホテルまとめ。サイアムエリアを含め、各滞在エリアの特徴をふまえコスパの高いホテルのみを紹介しています。