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(クワンリアム水上マーケットでのボートツアー)
クワンリアム水上マーケット(Kwan Riam Floating Market/ตลาดน้ำขวัญเรียม)とは、バンコクより東方の郊外ミンブリー区に位置するタイ人向けの水上マーケットです。
スワンナプーム国際空港より約17km北方に位置しています。
バンコクから近いローカル水上マーケットと言えばタリンチャン水上マーケットが有名ですが、最近はクワンリアム水上マーケットもバンコクリピーターに人気。
なぜなら、外国人観光客の姿はほぼ0(多分物好きしか来ない)、場所もローカル、雰囲気もローカル、英語は通じにくいというローカル尽くしな水上マーケットだからです。
(マーケット中央を走るセンセープ運河)
ローカルとは言え、市場内には動物の餌やりコーナーがあったり、運河をクルーズするボートツアーもあったりで外国人も十分楽しめます。
営業しているのは週末と祝日のみ(詳細は後述)。週末タイ旅行を予定しているバンコクリピーターの方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
今回の記事ではクワンリアム水上マーケットの特徴・見所、バンコクからの行き方を詳しく解説します。
個人的には、ローカルすぎるあまり現地人相手に身振り手振りで場所を聞きがらアクセスしたりで、久々に旅情緒を感じられました。
「そろそろバンコクに慣れてきた」と思う人ほど行ってみると楽しいでしょう。
クワンリアム水上マーケット(Kwan Riam Floating Market)
クワンリアム水上マーケットは、バンコクの中心部を走るセンセープ運河沿いに建てられた水辺の市場です。
「水上マーケット」とは言うものの、水上マーケットの醍醐味である果物や飲み物を積んだ屋台船は数える程度しか浮かんでいません。
(クワンリアム水上マーケットの屋台船。クイッティアオなどが1食40バーツ程度)
マーケット中央を走るセンセープ運河の両脇に並ぶ雑貨屋や寺院、運河にせり出した食堂やレストランで運河を眺めて、のどかな風景に癒されるのがクワンリアム水上マーケットでの楽しみ方。
(マーケット中央を流れるセンセープ運河に架かる橋。クワンリアム水上マーケットでの撮影スポットになっている)
(タイのローカル市場らしいエアコンが効いていない蒸し暑い市場。特に買いたい物はないけど、見て回るだけでも楽しい)
(水辺で鳩や運河に生息する魚に餌をあげているタイ人も多い。和やかな雰囲気)
その他、クワンリアム水上マーケットのメインイベントであるセンセープ運河のボートツアー、子供も楽しめる小動物への餌やり体験もできます。
タイの平凡な週末、人々の暮らしを体験できるスポットと思って足を運ぶと良いです。
クワンリアム水上マーケットの規模はそれほど大きくありません。
ボートツアー(40分程度)を体験して、マーケット内で昼食を取ったとしても2時間もあれば全て見て回れる規模です。
市場を散策。地域に根ざすマーケットで庶民の粋を感じる
水上マーケットに入って最初に目につくのが、雑貨や飲食店が並んだ大きな屋台街。
大きなトタン屋根の下に屋台が並ぶ光景は、バンコク旅行経験者ならお馴染みの光景でしょう。
「ここでしか買えない物」はありません。
バンコク中心街のナイトマーケットや商業施設で何度も目にしているありきたりな物が中心の市場。
外国人要素の混じりけが微塵にも感じられない、タイらしい粋な市場です。客層の9割以上がタイ人。
自分が行った時、自分以外の外国人は中国人3人組グループ以外で見かけませんでした。
かと言って、物珍しい目で見られるわけでもありません。
こんなローカルな場所でも外国人が自然に溶け込めるのが観光立国タイの魅力。
ぶらぶらと冷やかしながら散策しましょう。
動物への餌やり体験。カンガルーと亀の共存も見られる
市場を抜けて次に見えるのが動物エリア。アルパカやヤギ、プレーリードッグ、馬などが飼育されています。
家族連れの子供が一番喜んでいたエリア。20バーツ程度で餌を買って餌やり体験が可能。
(20バーツの人参を購入。餌をあげてみる)
物欲しそうな目つきで寄ってくるアルパカさん。可愛いものです。
ちょっと見えにくいけどプレーリードッグ。まん丸に肥えたリスみたいで可愛いです。動きも鈍くて愛くるしい。
カンガルーと亀の共存も見られる。
40分程度のローカルなボートツアー。景色が変わらない面白さ
クワンリアム水上マーケットのメインイベントと言えるのが、30人乗り程度の木造ボートで40分ほどセンセープ運河をクルーズするボートツアー。
乗り場はマーケット内の水辺にあります。上述したようにマーケットは広くないので、探さずともチケット売り場が見つかるでしょう。
(チケット売り場。「Boat Tour」との記載がある)
ボートツアーへの参加は、ボート停留所目の前にあるチケット売り場にて40バーツ(1人)チケットを購入するだけです。
明確なツアー開始時刻は決まっていませんが、9:30〜16:00の間、20分〜30分おきに1艘が出発しています。
乗り過ごしても次の船がすぐに来るので焦ることはありません。
特に見所のないセンセープ運河をのんびりとクルーズ
ボートツアーでは地元の小学生がボランティアでガイドを務めます。
ガイドの微笑ましい挨拶に拍手を送り、いよいよクルーズがスタート。
このクルーズ、凄いのがお世辞にも全く見所がない点。
途中で大きな寺院に立ち寄るだとか、運河沿いの雑貨屋に立ち寄るだとか、外国人が喜ぶような景観は皆無です。
センセープ運河沿いの工場や家屋を眺めがら、本当にのんびりとクルーズします。
まさにローカルな光景。
しかし、このローカルさこそがクワンリアム水上マーケットがバンコク旅行リピーターの好奇心を掻立てる理由と言えるでしょう。
水上マーケットと言えばタイの伝統文化。多くの場所が観光地化されていて、良くも悪くも多少は”作られた感”があるもの。
そう考えると、クワンリアム水上マーケットはリアル。
ここは観光立国タイの首都バンコク。バンコクでこれほどまでにローカルな体験ができるんです。
この何もない景観こそが最大の特徴と言えます。
タイの庶民的情緒が溢れるローカル水上マーケットのクルーズ、一見の価値ありです。
クワンリアム水上マーケットへの行き方
以下はクワンリアム水上マーケットの場所を記したGoogleMap
クワンリアム水上マーケット周辺にはBTSやMRTといった電車の公共交通機関は走っていません。
そのため、バンコクの中心街からクワンリアム水上マーケットへは、以下2つの方法でアクセスします。
(料金はどこから乗るかで多少異なる)
- 路線バス(20バーツ前後)
- タクシー(250バーツ〜300バーツ程度)
所要時間もどこから乗るかで多少異なりますが、仮にアソーク周辺からであれば、片道40分〜50分程度を見ておけば良いです。
路線バスで行く
(自分が乗った514番バス)
クワンリアム水上マーケット最寄りのバス停名は「Wat Bang Peng Tai」です。
バンコク中心街を出て最寄りのバス停を通るバスは、分かりやすいものだと以下の4本。
- 168番バス = ヴィクトリーモニュメントから乗れる
- 514番バス = BTS サラデーン、セントラルワールド前から乗れる
- 58番バス = プラトゥーナムから乗れる
- 113番バス = フアランポーンから乗れる
自分は今回、セントラルワールド(Central World)前から514番のバスに乗りました。
(セントラルワールド前のバス停。ISETANのほぼ目の前)
(セントラルワールド前バス停の場所)
乗車後は、車掌に「タラートナーム・クワンリアム」と伝えるか、タイ語表記「ตลาดน้ำขวัญเรียม」を見せましょう。
クワンリアム水上マーケットへ行く全てのバス系統番号の停留所を調べるには、以下のバンコク路線バスアプリが便利。
ViaBus
Intouch Marsvongpragorn無料posted withアプリーチ
これでバンコクのあらゆる場所からクワンリアム水上マーケット行きのバスを調べることができます。
アプリの詳しい使い方については、以下の記事も参考にどうぞ。
最寄りバス停からクワンリアム水上マーケットまでの行き方
バスはクワンリアム水上マーケットの目の前ではなく、ラムカムヘン通り(Ramkhamhaeng Rd)という大通りに停車します。
最寄りバス停からマーケットまでの距離は350m程度。徒歩約4分。
バスを降りて進行方向を見ると、左側にクワンリアム水上マーケットへ続く入り口が見えます。
(マーケットへの入り口)
ラムカムヘン(Ramkhamhaeng)Soi 187の看板が目印。
タイミングが合えば、マーケットへ続く入り口に上写真のようなサイドカー付きバイクが待機しています。
このバイクは入り口⇔クワンリアム水上マーケットを無料で行き来しているバイクなので、見かけたら乗りましょう。
水上マーケットからバス停へ帰る際も同様です。バイクが大通りまで乗せてくれます。
ちなみに、路線バスでバンコク中心街へ帰る場合は、到着時に降りたバス停より道路を挟んで向かい側にあるバス停から乗ります。
(歩道橋を降りてすぐの場所にバンコク中心街行きのバス停がある)
バンコク中心街へ帰るバス系統番号は行きのバス系統番号と同じです。
タクシーで行く
タクシーで行く場合は、運転手に「タラートナーム・クワンリアム」と伝えるか、タイ語表記「ตลาดน้ำขวัญเรียม」を見せましょう。
参考にBTS サラデーンからクワンリアム水上マーケットへの料金は、高速代を合わせて270バーツでした。
路線バスに比べると圧倒的に楽なアクセス方法なので、バスの待ち時間等が面倒な人はサクッとタクシーを拾う方が良いです。
帰りのタクシーはラムカムヘン通りに出ればいくらでも走っているので簡単に捕まります。
もしくは簡単な方法としてグラブタクシーを利用するのもおすすめです。グラブの使い方については、以下の記事を参考にどうぞ。
クワンリアム水上マーケットの営業時間
タイのローカル市場が面白い
バンコク滞在が長くなるにつれ「もうバンコクには慣れた」と、いつも思います。
しかし、こういったローカルな場所に来ると、やはりハッとさせられます。
バンコクが初めての人にとっては面白みのない場所かと思いますが、ある程度慣れている人だと逆に新鮮味を味わえるのです。
こういった「ローカルだけど、それなりに見所があって外国人が気軽に行けるスポット」というのは、ありそうで少ないです。
なので、バンコクリピーターの方は新しい体験をしに是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
クワンリアム水上マーケットを含め、バンコクから行ける全てのおすすめ水上マーケットについては、以下の記事を参考にどうぞ。
レトロな水上マーケットならこちらもおすすめ。タイ最大級の涅槃仏があるバンプリー百年市場。
普通のバンコク観光に飽きた人はこちらもおすすめ!バンコクの珍スポットをまとめて紹介します。
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物好きな日本人です
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