バンプリー百年市場。水上マーケットとタイ最大級の涅槃仏があるレトロ市場。

バンプリー百年市場の入り口

(パンブリー百年市場の入り口)

パンブリー百年市場(英:Bangplee old market/タイ語:ตลาดน้ำโบราณบางพลี)とは、バンコクの隣県サムットプラカーンに位置する百年市場です。

百年市場とは、その名の通り百年以上続く市場を指します。

 

百年前の面影と、未だに残る当時の建築様式で建てられたチーク材の家屋、
外国人観光客を見かけないローカルな雰囲気を持っているのが特徴です。

バンプリー百年市場の店舗

(バンプリー百年市場の様子。チーク材で出来た古びた店舗が連なっている)

 

現在、タイでは全国各地にて、こういった百年市場が伝統文化の一環として再注目を集めブームになっています。

チャチュンサオ百年市場』のように、日本人はじめ外国人観光客からも注目を集める市場も少なくありません。

 

バンプリー市場は、水上マーケットワットポーより大きな涅槃仏が安置されている寺院が近くにあり、見所が多いです。

バンコクからのアクセスに利用するのはBTSとソンテウのみ。所要時間は片道1時間ほど。

以下でバンプリー百年市場の魅力とバンコク中心部からのアクセス方法について、詳しく解説します。

バンプリー百年市場

バンプリー百年市場の入り口2

バンプリー百年市場は、1857年(日本で言えば安政3年-4年)に開かれた市場です。

つまり、「百年」と名付けられていますが、実際には(この記事を書いている2019年時点で)162年もの歴史があります。

バンプリー百年市場の店舗2

 

162年も継続している市場ですが、近年は床板の倒壊事故火事(いずれも死傷者なし)が起こったこともあり、きちんと保守修理が行われていた模様。

そのせいか、162年の歴史があるとは言え、それほど廃退した雰囲気を感じる場所ではありませんでした。

“良い意味で”野暮ったさだけが残るとでも言うのでしょうか。

バンプリー百年市場の駄菓子屋

バンプリー百年市場で昼寝していた猫

バンプリー百年市場で売られていたオブジェ

バンプリー百年市場の店舗3

市場周辺に住む多くのタイ人客が来ていて活気があります。

 

市場内を観察してみましょう。

並べられた売り物の駄菓子、人目をはばからず昼寝する小汚いどら猫、誰が欲しがるのかよく分からない木製オブジェ…庶民の息吹が感じられる空間です。

ただ、じっくり見回しても、観光客が欲しがるような物・お土産になる物は一つもありません。
(仏教系のカレンダーやキーホルダーなどマニアックな雑貨はあります)

バンプリー百年市場の店

(もはや店なのか物置なのかよく分からない場所もある。でも、それが面白い)

食べ歩きできる物は以外とあるので(サンカヤー/สังขยาやロティ クロープ/โรตี กรอบなど定番のタイスイーツが多い)、
スイーツや串物片手に散策を楽しみましょう。

バンプリー百年市場の店舗4

(古き良き時代への郷愁を感じさせる場面に出会える)

近年は日本でも古民家を改築したレトロなカフェやノスタルジックスポットが流行を得ていますが、
いずれもお洒落要素が加えられているでしょう。

しかし、バンプリー百年市場は本当にただ古いだけです。

「ガチ」という言葉が相応しいです。外国人観光客には一切媚びていません。

“生きた博物館”と言ってもいいかもしれません。

バンプリー百年市場の地図

バンプリー百年市場の地図

バンプリー百年市場は、後述する水上マーケットと隣接しています。

百年市場自体の規模はそこまで大きくありません。体感的に600m〜700mと言ったところ。

上地図の通り、市場は運河沿いに一直線に伸びているだけなので散策中に迷うことはありません。

バンプリー水上マーケットとボートツアー

バンプリー水上マーケット1

上述したようにバンプリー百年市場には水上マーケットが併設されています。

正式にはバンプリー水上マーケット(ตลาดโบราณบางพลี)という別称がありますが、
隣に併設されているので、呼び方は百年市場でも水上マーケットでもどちらでも良いです。

 

バンプリー水上マーケット2

パンブリー水上マーケットでタンブンしているタイ人家族

バンプリー百年市場にかかる橋

バンプリー水上マーケットは外国人観光客向けの水上マーケットではありません。

そのため、商売船の姿は皆無。

水辺に食堂や雑貨屋が並んでいる平凡な市場です。以前紹介したクワンリアム水上マーケットと同じ雰囲気ですね。

 

木製の船を2艇繋げた橋

バンプリー水上マーケットの名物が、上写真にある2ていの木製船。

初めて見た時は「なんだこれ?」と思ったのですが、どうやら対岸(BIG Cの駐車場裏)を繋ぐ橋代わりに使用しているのです。

木製船の橋を渡るタイ人親子

恐る恐る木製船で出来た橋を渡ります。

大したことはありませんが、若干横揺れするので、みんな猫みたくそーっと歩いていました。

大の大人が船と船の繋ぎ目部分を中々渡れないで、1分くらい繋ぎ目の前で立ち止まっていたのが面白かったです。

ちなみに、この木製船の橋、利用の際には1バーツの通行料を取られます。

20分程度のボートツアー

バンプリー水上マーケットのボートツアー

さて、水上マーケットの醍醐味と言えば、やはり運河を巡るボートツアー。

バンプリー水上マーケットでも、市場を囲む運河を巡るボートツアーが開催されています。

ボートツアーの参加料金は20バーツ。所要時間は20分程度です。

開催時刻の詳細は不明ですが、日中であれば行っている模様。定員に達し次第、船は出発します。

 

ボートツアー乗り場は、百年市場の先にあります。

バンプリー百年市場の地図

(ボートツアー乗り場の場所を記した地図)

ホームプロ行きボート乗り場

(ボートツアー乗り場)

ボートツアー乗り場に参加する際に気をつけて欲しいのが、
船乗り場にはボートツアー用の船乗り場と、ホームプロというショッピングモール行きの船乗り場の2ヶ所が隣接されている点。

向かって正面にあるのがボートツアー用船乗り場、右手にあるのがホームプロ行きの船乗り場です。

間違ってホームプロ行きの船に乗ると、水上マーケットに戻ることはなく、約5km離れたショッピングモール で降ろされます。

バンプリーホームプロの地図

(船乗り場を間違えると、水路を辿って遠く離れたホームプロへ行ってしまうので要注意)

 

バンプリー水上マーケット ボートツアーの様子1

バンプリー水上マーケット ボートツアーの様子2

ボートツアーの始まり。

水上マーケットを囲むサムローン運河を巡ります。

バンプリー水上マーケットに限った話ではありませんが、こうした水上マーケットは、そもそも運河沿いに発展した要所の名残です。

陸上交通が発展していなかった時代、タイでは水路交通が主流でした。そのため、当時は川沿いに家を建てる人が多かったのです。

一見ただの川辺に建つ古びた家屋ですが、歴史に想いを馳せながら眺めてみると、見方が変わって面白いですね。

サムローン運河で遊ぶ少年達

外国人観光客用に整備された水路ではないので、タイ人の子供達が普通に川で遊んでいます。

いつも思うのですが、どう見ても水質が悪い運河なのに、躊躇せず川に飛び込んでいる子供達って凄いですよね。

 

バンプリー水上マーケットのボート乗り場2

アナウンスも何もない、ただ運河を巡るだけのボートツアーですが、ローカルな光景を見られて面白かったです。

ワットバンプリーヤイクラーン(Wat Bang Phli Yai Klang)

ワットバンプリーヤイクラーンの外観

ワットバンプリーヤイクラーン(タイ語:วัดบางพลีใหญ่กลาง)は、バンプリー百年市場から距離約1km、徒歩約15分の場所に位置する寺院です。

この寺院はバンプリー百年市場とセットで観光しておきたい場所。

 

ワットバンプリーヤイクラーンは、1824年頃に建てられた古い寺院です。

寺院最大の見所は、堂内にあるタイ国内最大級の涅槃仏。

ワットバンプリーヤイクラーンの涅槃仏1

(ワットバンプリーヤイクラーンの涅槃仏。大きすぎてカメラに収まらない)

涅槃仏の大きさは、長さ53m × 高さ15m

タイの巨大な涅槃仏と言えば「ワットポー」が有名ですが、ワットポーの涅槃仏(長さ49m × 高さ12m)よりも巨大なのです。

ワットバンプリーヤイクラーンの涅槃仏 足裏

(涅槃仏の足裏)

ワットバンプリーヤイクラーンの涅槃仏の台座

(涅槃仏が横たわる台座には多くの仏陀像が安置されている)

ワットポーみたくお堂が狭いわけではないので、圧迫感がありません。

ゆとりあるスペースに涅槃仏が安置されているので、「超巨大!」とまでは感じませんが、貫禄があります。
(ワットポーの涅槃仏の方が視覚効果があるためか大きく見える)

しかし、つくづく思いますがタイの寺院って凄いですよね。

やはり仏教が現王権と結びついているためか、寺院のどこを見回しても豪華絢爛ごうかけんらん

涅槃仏の後ろ姿

良くも悪くも過度に人工的と言いますか、日本にはない世界観ですよね。

 

涅槃仏の胎内への入り口

この涅槃仏、面白いのが、なんと涅槃仏の胎内に入ることができる点。

涅槃仏の台座から胎内に進入できます。こういったアトラクション要素?のある寺院は大好き。

涅槃仏の胎内1

涅槃仏の胎内2

胎内の柱や壁には、仏陀の教えや仏教の歴史に関する絵画がずらり。

仏教の教えと言えば「一切皆苦いっさいかいく(人生は思い通りにならない)」を知ることから始まるわけですが、
胎内にはこうした仏教の教えに納得できるような、この世の真理を解き明かすようなシーンの絵画が多々見受けられます。

仏教って不思議ですよね。別に悪いことをしているわけではないのですが、こうした空間に来ると、襟を正してしまいます。

 

涅槃仏の心臓

胎内の最上部には涅槃仏の心臓があります。

人々が釈迦のような穏やかな心で過ごせるよう、お祈りをする場所とのこと。

 

バンプリー百年市場からワットバンプリーヤイクラーンへの地図

ワットバンプリーヤイクラーンは、バンプリー百年市場の敷地外に位置しています。

徒歩で15分ほどでたどり着けるので、バンプリー百年市場観光時には、ワットバンプリーヤイクラーンも訪れてみて欲しいです。

寺院の開放時間

毎日8:30〜16:30

バンプリー百年市場への行き方

バンプリー百年市場は、ビッグシー バンプリー店(Big C Bangplee)というスーパーマーケットの裏手に位置しています。

そのため、バンコクからのアクセスにはビッグシー バンプリー店を目指します。

バンコク中心街からのアクセスに利用する公共交通機関はBTSとソンテウです。

  1. BTS サムローン(Samrong)へ行く
  2. BTS サムローン目の前にあるテパラック通り(Thepharak Rd)からBig Cバンプリー店行きのソンテウに乗る(乗車料金10バーツ)

以下で詳しく解説します。

BTS サムローンからテパラック通りへ

BTS サムローンに到着したら、3番出口を降ります。

BTSサムローンの3番出口

3番出口の階段を降りたら、即Uターンします。

BTSサムローンの3番出口階段

Uターン後、目の前に広がる大きな通りがテパラック通りです。

BTSサムローンとテパラック通りの位置関係

Big Cバンプリー店行きのソンテウに乗る(10バーツ)

ビッグCバンプリー行きのソンテウ

テパラック通りに出たら、Big Cバンプリー店行きのソンテウを捕まえます。

ただ、テパラック通りを走る全てのソンテウがBig Cバンプリー店に行くわけではありません

そのため、ソンテウを止めたら、ドライバーに必ず「ビックシー バンプリー?」と聞いて、Big Cバンプリー店に行くかを確認しておきましょう。

 

ソンテウに乗車したら、Big Cバンプリー店には40分前後で到着します。

乗車料金は10バーツです。

Big Cバンプリーの裏手からバンプリー百年市場へ

Big Cバンプリーの外観

(Big Cバンプリー)

Big Cバンプリー到着後、建物の裏に回り駐車場を越えると、冒頭写真のバンプリー百年市場入り口に到着します。

バンプリー百年市場の営業時間

  • 毎日8:00〜15:00まで
    平日は閉店している店が多いため、土日に訪れるのがベター
  • ワットバンプリーヤイクラーンの開放時間は8:30〜16:30まで

見所が多くて楽しめた

バンプリー水上マーケットと寺院

百年市場、水上マーケット、ワットバンプリーヤイクラーン。

一ヶ所だけの観光だとあっけなく終わりますが、3ヶ所も見所があるのでボリューム満点でした。

週末のバンコクローカル観光には丁度良い場所なのではないでしょうか。

興味がある方は、是非足を運んでみて下さい。

 

もっと有名で観光客が多いチャチュンサオ百年市場も賑やかでおすすめです。最強パワースポットのピンクのガネーシャと合わせて観光できます。

チャチュンサオの百年市場1
チャチュンサオの百年市場(タラート・バーンマイ・ロイピー)の日帰り観光。バンコクからの行き方。

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