【厳選】バンコクのおすすめホテルガイド

バンコクから行ける水上マーケット8ヶ所。人気マーケット、ローカルなマーケットも紹介します。

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昼のアンパワー水上マーケット1

バンコク郊外と隣県(日帰で観光できる範囲)には、異なる特徴を持った8ヶ所の水上マーケットが存在します。

いずれの水上マーケットでも、運河沿いに並ぶ屋台で買い物や飲食を楽しんだり、エンジンボートで運河を巡るツアーに参加できます。

 

水上マーケットは、場所によって規模・客層・雰囲気が全く異ります。ある水上マーケットでは蛍を鑑賞できることが特徴だったり、ある水上マーケットは美しい蓮が浮く池で写真撮影できるインスタ映えスポットとして知られています。

鉄板の外国人向け水上マーケットに行ったことがある人でも、ローカルの水上マーケットに足を運ぶと全く異なる印象を受けるでしょう。

今回の記事では、鉄板の有名水上マーケットから、あまり知られていないローカルな水上マーケットまで、バンコクから日帰り観光できる8ヶ所の水上マーケットを紹介します。

紹介する水上マーケットの地図

Google Mapの使い方
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  • 紹介する水上マーケットは番号❶〜❽です。

各番号をクリックすると、写真と営業時間を表示します

❸,❹,❺,❻は、バンコク中心部から比較的近い水上マーケットです。

片道30〜40分でアクセスできます。
グラブタクシー(使い方)でもアクセス可能です。

その他の水上マーケットへのアクセス所要時間は、片道1時間30分前後です。

バンコクから行ける水上マーケット8選

❶ ダムヌンサドゥアック水上マーケット(Damnoen saduak Floating Market)

ダムヌンサドゥアック水上マーケット(Damnoen saduak Floating Market)でのボートツアーの様子1

ダムヌンサドゥアック水上マーケットは、最も外国人向けに観光地化が進んでいる水上マーケットです。バンコクから片道約1時間30分、タイ中部のラーチャブリー県に位置しています。

一般に「タイの水上マーケット」と言えば、まず挙げられるのがダムヌンサドゥッアック水上マーケットです。

片道1時間30分のアクセス所要時間もなんのその、年中多くの外国人観光客が押し寄せてきます。現地ツアー商品も豊富です。

筆者初めてのタイ旅行においても、旅行会社からの強い勧めで足を運んだ水上マーケットがダムヌンサドゥアックでした。

それほどにダムヌンサドゥアックが水上マーケットとしての地位を確率している理由は、以下3点の特徴によるところが大きいです。

  • 商売船の数が多い
  • 運河沿い飲食店の数が多い
  • 英語が通じやすい

とにかく賑やかです。活気があります。

商売船の数がマンモス級

ダムヌンサドゥアック水上マーケット(Damnoen saduak Floating Market)の運河を行き交う商船1

運河には、果物や飲み物を積んだ大量の商売船が行き来しています。まるで近代化以前のタイにタイムスリップしたかのよう。

そう言えば、東京の日本橋周辺も江戸時代までは「東洋のベネチア」を彷彿ほうふつさせるほど水路を中心に栄えていたんだとか。日本でもこんな活気ある光景が広がっていたのかな〜と、思いをせます。

ダムヌンサドゥアック水上マーケット(Damnoen saduak Floating Market)の運河を行き交う商船2

ダムヌンサドゥアック水上マーケットでは、船主が漕ぐボートに乗り、運河を行き交う商売船と売り買いを楽しめます。

「商売船って言ったって、所詮は果物とか野菜を少々積んでいる程度でしょう?」と思う人も多いでしょう。しかし、ダムヌンサドゥアックの商売船は本気で観光客向けです。

果物や野菜だけでなく、タイラーメン(クイッティアオ)やパッタイ(タイ焼きそば)を船上で調理する船、中には雑貨まで積んだ商売船もあります。

ダムヌンサドゥアック水上マーケット(Damnoen saduak Floating Market)の調理器具を積んだ商売船

悪く言えば観光地化しすぎているとも言えますが。それにしても面白い光景です。

昔ながらの水上家屋も残っている

ダムヌンサドゥアック水上マーケット周辺に住むタイ人の民家

とは言え、ダムヌンサドゥアックは観光地化まるだしのテーマパークみたいな雰囲気というわけではありません。

船で運河をクルーズすると、そこにはかつてタイが水上都市だった名残である「水上家屋」が立地しているのを多々目にします。

この辺りの水上家屋に住む住人の中には、現在でも家船を使い運河を交通手段としている人もいるのです。

観光地化された側面とリアルな側面の両方を楽しめるのが、ダムヌンサドゥアック水上マーケットの魅力です。

ちょっと高いのがネック

ダムヌンサドゥアック水上マーケット(Damnoen saduak Floating Market)のボートツアーで乗るボート

(観光客向けの運河ツアーボート)

100%外国人観光客向けに整備された水上マーケットだけあって、全ての物価が高いのがネック。

例えば、運河を巡るボートツアーの乗船料金は1人1,000バーツ。以下で紹介する他の水上マーケットでは50バーツや100バーツ程度。うーん、まあお金をかけて整備したであろう市場なので、仕方ないと言えば仕方ありませんが。

とは言え、料金以上に楽しめるのも確かです。タイ旅行中は一度は足を運んでみる価値があります。

営業時間・行き方

ダムヌンサドゥアック水上マーケットの営業時間は毎日7:00〜14:00頃まで

>>>公式Facebook

最も賑わう時間は午前中(8:00〜10:00頃がピーク)です。午後になると商売船が帰りはじめ、徐々に殺風景になります。そのため、バンコクからのアクセス所要時間を考えると7時か8時にはホテルを出たいです。

大抵のツアーでも7時集合や8時集合でスケジュールを組んでいます。

行き方・営業時間まとめ

自力で行く場合は、チャトゥチャック ミニバスステーション(GoogleMap)からロットゥー(ミニバス)を利用する。

運賃は120バーツ。所要時間は片道約1時間30分。

バンコクからかなりの距離があるので、ツアーを利用する方が便利です。

>>>ダムヌンサドゥアック水上マーケット日帰り観光ツアー【日本語ガイド + 往復送迎付き】

営業時間は毎日7:00〜14:00。ただしマーケットに最も活気がある8:00〜10:00頃に到着するよう行くのがおすすめ。

以下記事にて、ダムヌンサドゥアック水上マーケットへの行き方を写真付きで詳しく解説しています。参考にどうぞ。

❷ アンパワー水上マーケット(Amphawa floating market)

夜のアンパワー水上マーケット(Amphawa floating market)

アンパワー水上マーケットは、夕方から夜にかけて活気を帯びるカップル向けデートスポットです。

バンコクから片道約1時間30分、タイ中部のサムットソンクラーム県に位置しています。

個人的にアンパワー水上マーケットは、タイに存在する数ある水上マーケットの中でも唯一無二な魅力が多いおすすめ観光地です。カップルでのタイ旅行には是非とも行ってみて欲しいです。

 

アンパワー水上マーケットでは、タイランド湾に注ぐメークロン川のほとりに飲食店や雑貨屋、宿泊施設が並んでいます。

昼のアンパワー水上マーケット1

アンパワー水上マーケットの飲食店

岸に並ぶ飲食店で川を眺めながら食事したり、雑貨屋で買い物を楽しめます。近年は外国人観光客が増加してきた影響で、英語表記のメニューやお洒落な雑貨屋も多く並んでいます。

アンパワー 水上マーケットの雑貨屋

風情があって面白い光景です。が、こうした食事や買い物はアンパワー水上マーケットの”おまけ要素”です。

メインは蛍クルーズ

アンパワー水上マーケットのハイライトは、18:30から始まる蛍鑑賞クルーズです。乗船料たったの60バーツで約1時間のクルーズに参加できます。この蛍クルーズは評判が良くおすすめです。

アンパワー水上マーケットの蛍鑑賞クルーズ2

ライトアップされた夜の寺院

クルーズ中は蛍だけでなく、ライトアップされた寺院なども見られます。

蛍の光は小さすぎて写真に収まりませんでしたが、とてもロマンチックです。運河沿いは、バンコクと違ってネオン煌びやかな高層ビルが建っているわけではありません。そこにあるのは自然だけ。

自然を尋ねるボートトリップです。

夜になるとマーケットの表情が変わる

夜のアンパワー水上マーケット食堂

夜のアンパワーは風流な雰囲気が漂います。運河沿いに並ぶ提灯が、マーケット内を妖艶ようえんに照らし、非日常的に姿になります。

夕方のアンパワー水上マーケット

アムパワー水上マーケットの運河と対岸

この光景は良い意味で俗世離れしています。きらびやかですが、古い建物ばかりが並んでいるので、どこかレトロで昭和チックでもあります。

それがまた何とも言えないノスタルジックな気持ちにさせてくれます。筆者はこの魅力的が光景が心に刺さり、かれこれアンパワー水上マーケットには合計5回も訪れました。

 

岸にはたくさんの飲食店が出店しているので、ビールを飲んで海鮮物をつまみ、ほろ酔い気分で運河の風に当たりましょう。日常を忘れられます。

アンパワー水上マーケット観光の注意点

アンパワー水上マーケットの日帰り観光は不可ではありません。しかし、水上マーケットからバンコクへ帰る最終バス時刻は20:20です

蛍鑑賞ボートクルーズ(所要時間1時間〜1時間30分)は18:30頃から始まるため、万が一クルーズが延長して遅れると、帰りのバンコク行きバスに乗り遅れる可能性があります。

そのため、蛍鑑賞クルーズが目的の人は、バンコクからのツアーを利用するかアンパワーの宿泊施設で1泊するのがおすすめです。

運河から見たバアンラク アムパワー(Baanrak Amphawa)

(運河沿いには蛍鑑賞クルーズ目的の観光客向けた宿泊施設がある。特に上写真のバアンラク アムパワーはおすすめ。ホテルのテラスからボートクルーズに参加できる)

日帰りかつ自力で蛍鑑賞クルーズに参加できないこともありません。しかし、万が一帰りのバンコク行きバスに乗り遅れる可能性を考えると、筆者は無責任に「何とかなりますよ」とは言えないです。

昼の見どころ

ツアーも宿泊も望まないという人は、確実に帰りのバンコク行きバスを確保できるよう昼間に観光すると良いです。

昼間に蛍鑑賞はできませんが、昼間は昼間で周辺寺院を見学するなど、見所は沢山あります。

ワットバーンクンの仏像

(昼のアンパワーの見どころ。アンコールワット遺跡のような神秘的な寺院)

営業時間・行き方

  • 営業時間は金・土・日の15:00〜21:00
  • 蛍鑑賞のナイトクルーズは18:30開始
  • 公式Facebook

自力で行く場合は、チャトゥチャック ミニバスステーション(GoogleMap)からロットゥー(ミニバス)を利用する。

運賃は90バーツ。所要時間は片道約1時間30分。

バンコク郊外にあるので、どちらかと言えばツアーを利用して行くのが一般的。

>>>【金土日催行】アンパワー水上マーケット蛍鑑賞ツアー【日本語ガイド + 往復送迎付き】

アンパワー水上マーケットの行き方・営業時間を含めた詳細は、以下の記事に記載しているので、参考にどうぞ。

❸ タリンチャン水上マーケット(Taling Chan Floating Market)

タリンチャン水上マーケット

タリンチャン水上マーケットとは、バンコク中心街から片道40分前後でアクセスできるローカルな水上マーケットです。タリンチャン区という行政地区に位置しているため、タリンチャン水上マーケットと名付けられました。

上記2つの水上マーケットに比べると、派手なエンターテイメント性は皆無の場所です。特徴は以下の3つ

  • 料理を作る屋台船がある水上レストランで食事できる
  • 1時間程度のローカル水路を巡るボートツアー
  • 客の殆どがタイ人。庶民的な週末の過ごし方を味わえる

タリンチャン水上マーケットのレストラン2

(水上レストラン周辺に停船している屋台船)

タリンチャン水上マーケットのレストラン

(水上レストラン)

タリンチャン水上マーケット最大の魅力は、1時間程度のボートツアー(1人60バーツ)。地元のタイ人も使用しているローカルな水路を巡ります。

個人宅用の手漕ぎボート

水浴びしている地元の子供達

水路は外国人向けに観光地化されているわけではありません。そのため、上写真のように水路で遊ぶタイ人の子供達や、水路沿いに建てられている家の様子を見ることができます。

街歩きだけでは気づかないバンコクの魅力を発見できます。

 

魚に餌をあげている様子

水路に生息するナマズに餌をあげたりもできる。のほほんとした庶民的なタイ人達の週末を体験。このローカルらしいほのぼのとした空気が、タリンチャン水上マーケットの魅力です。

行き方と営業時間

BTS チットロム近くのセントラルワールド前から79番の路線バスに乗る。

セントラルワールド前のバス乗り場

タリンチャン水上マーケット目の前のバス停「タリンチャン ディストリクト オフィス/Taling Chan District Office)」で下車。

タクシーで行く場合は「タラートナーム・タリンチャン」と伝えるか、タイ語表記「ตลาดน้ำตลิ่งชัน」を見せましょう。バンコク中心街からであれば、片道約200バーツでアクセスできます。

その他、宿泊ホテル送迎付きのツアーもあります。

>>>【土日限定】タリンチャン水上マーケット観光ツアー。宿泊ホテル送迎あり

営業時間は土日のみの8:00〜18:00までです。

>>>公式Facebook

タリンチャン水上マーケットの行き方・営業時間を含めた詳細は、以下の記事にも写真付きで詳しく記載しています。参考にどうぞ。

❹ クローンラットマヨム水上マーケット(Khlong Lat Mayom Floating Market)

クローンラットマヨム水上マーケットで野菜を売っている商売船

2004年に開設した比較的新しいローカル水上マーケット。

どちらかと言えばローカル向け(客の7割はタイ人)ですが、外国人が「これぞ東南アジアだ」と言いたくなる雑多な光景を目にできて面白いです。

個人的にローカル水上マーケットの中では一番おすすめ。視覚的に楽しめる要素が多いです。運河を巡るボートツアーも開催しています。

 

クローンラットマヨム水上マーケットの商売船2

クローンラットマヨム水上マーケットの商売船3

他の水上マーケット同様に、売られている物は食材や雑貨が中心。運河沿いには、沢山の食堂が並んでいます。

 

クローンラットマヨム水上マーケット最大の特徴は、商売船が多い点。ローカルな水上マーケットは運河沿いに市場が広がっているだけの場所も多いです。

しかし、クローンラットマヨムはダムヌンサドゥアックほどではないですが、運河に沢山の商売船が浮いています。

クローンラットマヨム水上マーケットの天井が低い通路

運河にかかる橋から見たクローンラットマヨム水上マーケット

やはり我々外国人が水上マーケットに求めるのは沢山の商売船がいる非日常的な光景でしょう。

しかも、外国人が少ないローカルな場所なので、作られていない本物の水上マーケットの雰囲気を体感できます。

 

クローンラットマヨム水上マーケットでのボートツアー1

ボートツアーでは村人の家屋が並ぶエリアを巡ります。どローカルな光景です。

運河沿いにある村人の家屋

(村人の家屋)

ボートツアーの料金は1人100バーツ。これだけ見応えがありながら、全てがローカル価格なので安いのが魅力。充実した日帰り旅行を楽しめる水上マーケットです。

行き方・営業時間

BTSバーンワー(Bang Wa)より、メータータクシーで85バーツ程度。

タクシー運転手には「タラート ナーム クローン ラッ マヨーム」と伝えるか、タイ語表記「ตลาดน้ำคลองลัดมะยม」を見せましょう。

営業時間は、土・日・祝の8:00〜17:00まで。

>>>公式Facebook

2024年タイの祝日についてはこちらで確認できます。

クローンラットマヨム水上マーケットの行き方・営業時間を含めた詳細は、以下の記事に記載しています。参考にどうぞ。

❺ クワンリアム水上マーケット(Kwan Riam Floating Market)

クワンリアム水上マーケットのボートツアー1

クワンリアム水上マーケットはスワンナプーム国際空港より北方約17km、センセープ運河沿いに位置しているローカル水上マーケットです。

英語はほぼ通じません。外国人観光客の姿はほぼ0。バンコク旅行のリピーター向け観光地です。

クワンリアム水上マーケット中央に架かる橋から見たセンセープ運河

(マーケット中央を走るセンセープ運河)

クワンリアム水上マーケットの屋台街

(水上マーケット内の大きな屋台街。水辺で食事を楽しんだり買い物できる)

クワンリアム水上マーケットの大きな特徴は、以下の2点。

  • マーケット内に動物の餌やり体験エリアがある。子供が楽しめる
  • 40分程度のボートクルーズ。見所が全くないのが特徴

カンガルーと亀の共存

クワンリアム水上マーケット内の動物コーナー。アルパカやヤギ、プレーリードッグ、カンガルーや亀が飼育されていて、動物によっては餌やり体験ができる。餌の料金は20バーツ。

クワンリアム水上マーケットのアルパカ

アルパカさん

 

クワンリアム水上マーケットのボート乗り場

クワンリアム水上マーケットのボートツアー2

マーケットの水辺からは20分〜30分おきに1本、30人乗り規模の木造ボートに乗ってセンセープ運河を40分ほどクルーズできます(料金は40バーツ)。

地元の小学生がボランティアでガイドを務め(もちろんタイ語オンリー)、地域に根ざした市場の光景が垣間見えます。

このボートクルーズ。他と圧倒的に異なるのが景観が代わり映えしない点。40分間ひたすらに川沿いに建つ工場や民家のみが見えます。

クワンリアム水上マーケットのクルーズ中に見えた工場

クワンリアム水上マーケットのクルーズ中に見えた民家

外国人観光客を一切意識していない、リアルなタイの風景。バンコクの主要観光地をある程度回った人なら、逆に新鮮味を感じられます。

このローカルすぎる光景を見て、自分は久々に「ああ、旅してるなあ」と思えました。ローカルを味わいたいバンコクリピーターにおすすめの水上マーケットです。

営業時間・行き方

  • 営業時間/土日祝のみの6:00〜18:00
  • ボートクルーズは9:30〜16:00の間、20分〜30分おきに1本
  • 公式Facebook

BTS チットロム近くのセントラルワールド前から514番バス、またはBTS ヴィクトリーモニュメントから168番バスでアクセス可能です。

クワンリアム水上マーケット行きの514番バス

最寄りバス停「Wat Bang Peng Tai」で下車後、徒歩4分。所要時間は片道40分〜50分程度です。

タクシーで行く場合は「タラートナーム・クワンリアム」と伝えるか、タイ語表記「ตลาดน้ำขวัญเรียม」を見せましょう。

バンコクの中心街からであれば、運賃は高速代を含めて250バーツ〜300バーツ程度です。

クワンリアム水上マーケットの行き方・営業時間を含めた詳細については、以下の記事も参考にどうぞ。

❻ バンナムプン水上マーケット(Bang Nam Pheung Floating Market)

バンナムプン水上マーケット(Bang Nam Pheung Floating Market)1

バンナムプン水上マーケットは、バンコク郊外(サムットプラカーン県)にてエコツーリズムを促進する地区「プラプラデーン」にて開催されている中規模の市場です。

この記事で紹介する水上マーケットの中では、唯一運河を巡るボートツアーが開催されていません。主な見どころは、運河沿いに並ぶ屋台や飲食店です。

バンナムプン水上マーケット(Bang Nam Pheung Floating Market)に並ぶ屋台

バンナムプン水上マーケット(Bang Nam Pheung Floating Market)の飲食店

雰囲気は、この記事で紹介しているローカル水上マーケットとそれほど変わりありません。

運河沿いの店で食事をとり、くつろいだり散策を楽しんだり。規模はそれほど大きくないため、1時間もあればマーケット内を全て見て回れます

他の水上マーケットに比べると、特徴が少ないのが正直なところ。しかし、バンナンプン水上マーケットはバンコク在住者はじめ、ローカルな観光地が好きなタイ旅行リピーターで足を運んだ経験がある人は多いです。

また、知名度もそれなりにあります。その理由は、バンナムプン水上マーケットが位置している場所にあります。

バンナムプン水上マーケットが位置しているのは「バーンガジャオ」と呼ばれる、サイクリングスポットとして有名な場所です。

バーンガジャオのサイクリングコース

(水上マーケット周辺はサイクリングコースが設置されている)

バーンガジャオは上述した通りエコツーリズムを促進している地区であるため、あたり一体はマングローブやココナッツ農園など、自然で溢れています。

また、水上マーケット以外にも川沿いの林と一帯になっているカフェや、蛍クルーズを行うホテルなど、自然との調和を押している施設が多いです。

そういうわけで、バンナムプン水上マーケットを含めた「バーンガジャオ」という一帯が、一つの観光スポットになっています。

そのため、バンナムプン水上マーケット単独で遊びに行くというよりは、バーンガジャオ観光の一環としてバンナムプン水上マーケットにも足を運ぶのが一般的です。

バーンガジャオはバンコク周辺とは思えないほど自然にあふれています。1日60バーツで自転車のレンタルが可能です。

誰でもサイクリングを楽しめるので、自然が好きな人には本当におすすめですよ。

営業時間と場所

土日のみの8:00〜18:00まで。

上述したようにバーンガジャオ観光に一環として回るのがおすすめです。

バーンガジャオの詳細・アクセス方法・自転車のレンタルについては、以下の記事を参考にどうぞ。バンナムプン水上マーケットについても紹介しています。

❼ レッドロータス水上マーケット(Red Lotus Floating Market)

レッドロータス水上マーケット

続いて紹介するのは、バンコクから約60km離れた隣県ナコンパトムに位置する珍しい水上マーケット。近年、インスタ映え観光地として人気が高まっています。

面積およそ1万1千坪(サッカーコート約4面分)という広い池に無数の蓮が浮かんでいて、観光客はボートをチャーターして蓮池内を回れます(ボートチャーターは一艇200バーツ)。

蓮池に浮かぶ無数の蓮

(蓮池に浮かぶ美しい蓮)

この美しい蓮達は1年中咲いています。日本で蓮の時期と言えば7月〜8月。しかし、ここレッドロータス水上マーケットでは1年中見ることができるのです。

蓮池周りのレストラン

蓮池周りにはレストランもあり、綺麗な蓮を眺めながら食事を楽しめます。

ミヤンカム

マーケット内ではレッドロータス水上マーケット一押しのスナック「ミヤンカム」を食べられます。美しい見た目が上品に感じられるタイのスナック。是非食べてみて欲しいです。

 

見所満載のレッドロータス水上マーケットですが、唯一のデメリットがアクセスが非常に悪いという点。周辺にはタクシー以外の公共交通機関が存在しません(タクシーすらあまり走っていない)。

我々外国人観光客からすると、辺鄙としか言いようがない場所に位置してます。

そのため、客層の多くは地元タイ人。ローカル向けな水上マーケットです。日本人で行った経験がある人の多くはタイ在住者です。

旅行者がアクセスするには、現時点ではバンコクから往復でタクシーチャーターするか、ツアーに参加する方法の2択。アクセス利便性さえ良ければ人気観光地になりそうなのに残念。

営業時間・行き方

  • 営業時間/毎日8:30〜17:00
  • ただし平日はマーケット内の殆どの店が営業していないため、土日いずれかに行くのがおすすめ

タクシーを往復チャーターする。料金目安は1,400バーツ〜2,000バーツ。

運転手にはタイ語表記「ตลาดน้ำทุ่งบัวแดง(カタカナ読みするとタラート・トゥンブデェーン)」を見せると良い。

その他、往復送迎 + 日本語ガイド付きツアー(1人2,500バーツ〜)に参加するのが、最も確実かつ安心。ツアーではナコンパトム名物の「プラ・パトムチェディ」も観光します。

>>>【土日限定】ナコンパトム日帰り観光ツアー(プラ・パトム・チェディ + レッドロータス水上マーケット)【日本語ガイド + 往復送迎付き】

レッドロータス水上マーケットの行き方・営業時間を含めた詳細については、以下の記事も参考にどうぞ。

❽ ターカー水上市場(Tha Kha Floating Market)

ターカー水上マーケットにて商売船を漕ぐ地元民

ターカー水上マーケットは、バンコクから片道約1時間30分の場所に位置する水上マーケットです。先述したアンパワー水上マーケットから車で15分の場所に位置しています。

ターカー水上マーケットは、本当にマニア向けのローカルな観光地です。

100年もの歴史がある老舗水上マーケットなのですが、アンパワー水上マーケットの影に隠れがち。交通の便の悪さがネックになっているからです。

他の水上マーケットとは異なり、ツアーもなければ、直接水上マーケットへ行く公共交通機関もありません

唯一、旅行者がアクセスする方法と言えば、アンパワー水上マーケット周辺にいるトゥクトゥクなりモーターサイ(バイクタクシー)を往復チャーターすることです。

そんなわけで、日本人でターカー水上マーケットの存在自体を知っている人は少ないです。「超」がつくほどマイナーな水上マーケットなのです。

マニア心をくすぐる

ターカー水上マーケットに並ぶ商売船

そんなターカー水上マーケットですが、なかなか面白いです。はっきり言って、この記事で紹介する水上マーケットの中では、最も地味で規模が小さいのは確か。

しかしながら、「現地に溶け込むディープな旅」を求める旅マニアの心をくすぐるのは間違いありません。

ターカー水上マーケット周辺の運河

ボート1船がギリギリ通れるくらいの細い細い水路、ヤシの木が生い茂るジャングルのような運河を船に乗って進んだり…

水路で水浴びする野良犬

水路には警戒しながらこちらを覗く野良犬が水浴びをしていたり。

 

果物を積んだ商売船

ターカー水上マーケットの飲食店2

運河沿いの飲食店では一切英語が通じません。そしてお洒落な雑貨屋なんかも一切なし。完全に「タイ人の、タイ人による、タイ人のための水上マーケット」です。

ターカー水上マーケットの飲食店4

しかしこの体験は、格好良く横文字で言えば「アンダーツーリズム」です。

外国人観光客に一切媚びない姿勢、作られた「幻想的な風景」「活気ある風景」そんなもの一切なし、味わいたいのは自然なままのリアル・タイランド。そう思う根っからの旅好きなら心をくすぐられます。

 

ただ、念押しして言いますが、タイ旅行が初めての人にはおすすめしません。さすがに地味すぎて呆気にとられるかと思います。タイ旅行リピーターやタイ在住者におすすめのスポットです。

営業時間・行き方

営業時間は土日のみの6:00〜15:00までです。

アクセス方法は上述した通り、アンパワー水上マーケットからトゥクトゥクなりモーターサイ(バイクタクシー)を往復チャーターします。

水上マーケットの様子・行き方・営業時間の詳しい解説については、以下の記事も参考にどうぞ。

タイ旅行の観光には必ず水上マーケットを!

タイ人学生達

タイ観光といえば、大きな寺院やタイ料理、マッサージなども有名ですが、水上マーケットも欠かしたくない魅力ある観光地です。

今回紹介した8ヶ所の水上マーケットは、いずれも移動時間を含めても半日で観光できます。そのため、バンコクの滞在時間が少ない人でもスケジュールに組み込みやすいです。

是非、魅力溢れるタイの伝統文化をタイ旅行で楽しみましょう。良い思い出になります。

 

水上マーケットを含め、バンコク市内と郊外にある全てのおすすめ観光地については、以下の記事も参考にどうぞ。

バンコクから日帰りで行けるおすすめ観光地まとめ。見応えのあるスポットを厳選して紹介しています。

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