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チェンライは小さな田舎町です。旅行者にとって便利な滞在エリアは「チェンライ時計塔」周辺のごく狭い範囲に限られます。
(チェンライ時計塔は空港から車で約20分の距離に位置している)
時計塔の周辺には飲食店、旅行代理店、レンタルバイク・車、マッサージ店、コンビニや日用品店、バスターミナルなど滞在中に必要な施設が点在しています。
(時計塔周辺の通り。店や人通りが多く安心できる)
時計塔を離れるにつれ人通りや店の数は少なくなり、旅行の滞在拠点としては不便な環境になります。そのため、滞在するホテルはチェンライ時計塔周辺で探した方が良いです。
この記事でも、チェンライ時計塔周辺の立地が良いホテルを中心に紹介しています。
ただ、大きな敷地に広々したプールがあるような高級ホテル・リゾートは、時計塔から離れた場所に位置しています。高級ホテル・リゾートに滞在する場合、外出時はグラブタクシー(使い方)の利用が必須です。
下記では、チェンライ時計塔周辺の立地が便利なホテルを中心に、バックパッカー向けの格安ゲストハウスから高級ホテルまで合計7軒のホテルを紹介しています。
紹介するホテルの地図
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- 右上ので拡大地図を表示します。
- アイコンをクリックすると場所の写真を表示します
- ❶〜❸ / 格安ホテル・ゲストハウス
- ❶,❷ / 中級ホテル
- ❶ / 高級ホテル
- 緑色の塔のマーク / チェンライ時計塔
上の地図において、❶〜❸および❶はチェンライ時計塔から近くて立地が便利です。
その他のホテルに滞在する場合、移動の際はグラブなどの足が必須です。
おすすめ格安ホテル・ゲストハウス
格安ホテル・ゲストハウスは1泊1,000円台から宿泊できます。バックパッカーなどの節約旅行者は格安ホテル・ゲストハウスが宿泊先候補になるでしょう。
ただ、安いだけに設備の不足や騒音などのデメリットもあります。
下記ではホテル予約サイトを見ただけではわからない各安宿のデメリットも記載しています。
❶ オーキッド ゲストハウス(Orchids Guest House)
チェンライで一番賑やかな通り「チェットヨット通り(タイ語:ถนนเจ็ดยอด / 英:Jetyod Rd)」沿いに位置する超格安のゲストハウス。
チェットヨット通りにはマッサージ(エロ系含む)やバービアなどが並んでいます。旅行者を一番多く見かける通りでもあるため、雰囲気は結構楽しいです。
(ゲストハウス目の前の通り。ピンク系のマッサージ店が多く、男一人で歩いていると露出度高めな呼び込みのお姉さんから声をかけられる)
ゲストハウスの入り口はチェットヨット通り沿いに位置していますが、客室棟は少し奥まった場所に建っています。そのため、騒音などは届かないのが良い点。
ただ、客室には以下の物が不足しています。
- セーフティボックス
- 冷蔵庫
- ドライヤー
ごく普通の格安ゲストハウスです。
清掃は行き届いているようで、部屋の中は綺麗。シャワールームのお湯はしっかり出ます。
ただ、ベッド周りにコンセントがありません。ベッド隣の作業机近くにしかコンセントがないので要注意。
1.5mくらいの長めの充電ケーブルがあれば、ベッドで横になりながら充電中のスマホをいじれます。
部屋の外には椅子と机があります。外であれば喫煙可能です。
レセプション。
部屋に冷蔵庫はありませんが、レセプションにある冷蔵庫を使えます。レセプションには無料のコーヒーも完備。
管理人のタイ人は親切で、チェンライ観光名所の寺院へのアクセス方法などを教えてくれました。レンタカー・バイク、ツアー手配も行っているため、バックパッカーにとっては便利な宿でしょう。
寝るだけの部屋でしたが、立地は便利だしとにかく安いため、チェンライで宿泊した格安ホテルの中では一番居心地が良かったです。
節約旅行者なら拠点の第一候補にして良いのではないでしょうか。
チェックインの最終時間は20:00です。20:00以降はフロントが閉まりチェックインできないので要注意。
❷ バーン ワラボルディー(Baan Warabordee)
敷地内に緑あふれる中庭あり。雰囲気の良いゲストハウス。
部屋の質は上述したオーキッド ゲストハウスと同レベルです。格安ゲストハウスのそれ。
しかし、中庭の雰囲気が良いです。朝や夕方は、中庭に設置してある椅子に座りコーヒーを飲んだりしてゆっくり過ごせました。
このゲストハウスは白人の女性バックパッカーが多かったです。宿泊客の8割くらいは、グループ旅行の白人女性バックパッカーです。
格安ながらも多少なりとも雰囲気が良いゲストハウスに泊まりたい人は是非。
部屋には冷蔵庫、クローゼットを完備。
ただ、セーフティボックスとドライヤーは完備していないので要注意。
安っぽい部屋ではありますが、クローゼットや安物ソファーも置いてあって居心地は良いです。
このゲストハウスで一番良かった点は、上写真の広めのバルコニーが設置されていること。
バルコニーにはテーブルと椅子もあり、ゆったりできます。喫煙者ならバルコニーは必須でしょう。
ただ、バルコニーがあるのは角部屋に限られます。そのため、ホテル予約時に角部屋(もしくはバルコニー付き)リクエストを出しておくことをおすすめします。
朝食は無料です。共有スペースでトーストとコーヒーを頂けます。節約旅行者にとっては嬉しいサービスです。
バルコニー付きの部屋でゆったりしたい人におすすめです。
フロントではツアー手配、レンタルバイク・車の利用も可能。周囲は民家が並ぶだけの静かな環境なので、居心地はかなり良いです。
チェックイン最終時間は22:00です。22:00以降はフロントが閉まります。
❸ スピノマド ホステル(Spinomad hostel)
チェンライにある格安ホテルの中では、間違いなく最も洗練されていて設備が充実しているホテルです。
1階にはWifiとコンセントを使えるお洒落なカフェを併設。
また、ホテル内にはコイン式の乾燥機能付き洗濯機や共有スペースもあります。
一番おすすめ…と言いたいところですが、非常に残念なことに1階のカフェが夜はバーになるため、23:00頃まで騒音が部屋に届きます。
酔った客の歌声やギターの演奏が聞こえてきました。
連泊はきついでしょう。1泊のみの滞在ならおすすめできるゲストハウスです。
1階のカフェ。パソコン作業に最適な空間です。
部屋の内装は中級のブティックホテルみたいな感じで洒落ています。
作業机、セーフティボックス、室内スリッパ、アメニティ(シャワーキャップと歯ブラシ)、ドライヤーも完備。
また、部屋には広めのバルコニーが設置されているのもGOOD。
設備だけを見ると格安ホテルの中では間違いなく上位。それだけに夜の騒音が残念すぎる…。
繰り返しになりますが連泊はおすすめしません。毎晩の騒音がストレスになるでしょう。1泊のみの滞在であれば大丈夫でしょう。
夜、バーで飲みたい人なら連泊もありかな。
フロント受付最終時間が17:00までなので要注意。17:00までにチェックインしましょう。
おすすめの中級ホテル
中級ホテルの宿泊料金は1泊4,000円〜5,000円程度。格安ホテルとは異なり、設備の不足や騒音が届くことはありません。
中級ホテル以上なら大抵の人は満足に過ごせるでしょう。
❶ ハーイ チェンライ ホテル(Hi Chiangrai Hotel)
チェンライバスターミナルから徒歩5分の場所に位置する、設備抜群の中級ホテル。
1階には大きな室内プール(上写真)があります。が、室内なので声が響くし人目が気になるので入りにくいです。面白い見た目のプールですが、「ただの飾り」程度に思っていたほうが良いです。
プールは残念ですが、その他の設備は良いです。
- 無料のレンタル自転車あり
- 有料の洗濯機と乾燥機あり
部屋も綺麗です。
有料の洗濯機と乾燥機。40バーツで利用できます。洗剤はフロントで購入可(10バーツ)。
衣類を預けたら、スタッフが洗濯から乾燥までやってくれるので楽。
無料のレンタル自転車。フロントに依頼すればバイクのレンタルも可能です。
写真の客室タイプは、スーペリア キングベッド(バルコニー付き)(Superior King Bed with Balcony)。広さは28平米です。
こぢんまりしていますが、やはり格安ゲストハウスに比べると部屋がとても綺麗。ベッドも柔らかくて寝心地が良いです。
ベッド脇には読書灯とコンセントあり。
クローゼットの中には傘、ドライヤー、セーフティボックス、スリッパを完備。
シャワールーム。
備え付けのハンドソープ、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープがある他、アメニティに歯ブラシとシャワーキャップを完備しています。
このホテルで唯一残念だったのは、バルコニーがあるのにバルコニーで喫煙禁止だったことくらいです。
喫煙は1階フロント外にある喫煙所でのみ可能です。
とは言え、非喫煙者にとってはどうでもよいことかと思います。
ホテルから徒歩5分の場所にはチェンマイや白い寺へ行くバスが出るバスターミナル(GoogleMap)があります。
立地も便利でおすすめです。
❷ チャイナライ リバーサイド レクリエーション センター(Chainarai Riverside Recreation Centre)
チェンライ時計塔から車で約10分の場所に位置する、リゾート型のホテル。
中心街からはやや距離があるため、移動の際はタクシーやグラブなどの足が必須です。
敷地内は広く、外観等の見栄えもそこそこに良いです。また、ホテルは2020年に開業した(チェンライでは比較的新しい)ので全体的に綺麗。
後述する五つ星ホテルに比べると、細かい点で「やはり中級ホテルだな」と思わされることはありますが、1泊の宿泊料金が5,000円程度とリーズナブルなのが魅力。
2ベッドルームの部屋もあるので、子連れ旅行にもおすすめです。
ホテル敷地内は広く、緑があふれています。所々に休憩所があったり、横にはコック川が流れリバービューになっています。雰囲気は良いです。
広めのプールを完備。
写真の客室タイプは、デラックスルーム キングベッド(Deluxe Room King Bed)。広さは39平米です。
部屋自体はタイ地方にありがちな普通の中級ホテルと言った感想。
一応「眺望:リバービュー」と記載されていましたが、筆者が泊まった部屋が1階だったからか、あまり川の景色はのぞめませんでした。リバービューを希望する方は、高層階リクエストを出しておきましょう。
総合的には値段の割には良いホテルという印象です。
バルコニーの外には中庭(あまり手入れはされていないようですが…汗)があり、景色もGOOD。
これで1泊5,000円前後なら納得できます。
ホテルの周辺には何もないので、併設のレストランで食事を取ります。
レストランのメニューはタイ料理と洋食(パスタ、ピザなど)が中心。いずれも1品120〜200バーツ程度で、ホテルレストランとしては安いです。また、1品1品の量が多めなのも嬉しい。
立地が悪いのは確かですが、設備面に関しては中級ホテルの中では間違いなく上位です。
リーズナブルでリゾート感のあるホテルを探している人は是非。
おすすめの高級ホテル
冒頭に記載しているように、高級ホテルはいずれも市街中心地から離れた距離にあるため、移動の際はグラブなどが必須です。
ただ、敷地が広く設備も素晴らしいです。非日常を味わえます。
余暇休暇目的のチェンライ旅行であれば、絶対に高級ホテルがおすすめ。
❶ ル メリディアン チェンライ リゾート(Le Meridien Chiang Rai Resort)
1泊15,000円前後。間違いなくチェンライで一番最高のホテル。
コック川沿いに位置していて、手入れされた綺麗な中庭からリバービューが望めます。
また、プールがインフィニティだったり、夜は建物全体がライトアップされて幻想的になったりと、バンコクにあるラグジュアリーホテルにも引けを取らない素晴らしいホテルです。
ホテルの写真については、以下の筆者インスタグラム投稿を是非ご覧ください。
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部屋のバルコニーからも緑が沢山見えます。タイ北部らしい緩やかな雰囲気が素晴らしいです。
また、さすがマリオット系列のホテルだけあって、従業員の対応も五つ星ホテルそのもの。例えばホテル入り口でキョロキョロしていたら、「どうしました?タクシーですか?」などすぐに声をかけてくれます。
外出の際は、フロントに声をかけたらタクシーを呼んでくれます。
併設のイタリアンレストランも雰囲気、味共にバッチリ。さすが五つ星。
間違いなく万人受けするホテルです。
ホテルの詳細については、以下の宿泊レビューを参考にどうぞ。1泊15,000円前後の予算があるならば、絶対にメリディアンに泊まるべき!と言うくらいおすすめです。
❷ カティリヤ マウンテン リゾート アンド スパ(Katiliya Mountain Resort and Spa)
チェンライ時計塔から車で約1時間、メーチャン群の山中に位置する大きなリゾート。
上写真をご覧のとおり、森の覆われた丘の上に位置しています。
「非日常さ」で言えば、タイ国内でも上位に入るリゾートです。客室のバルコニー、ホテル内のレストラン、どこからでも緑一杯のマウンテンビューを堪能できます。
敷地はとても広大。散策だけで1〜2時間はかかるくらいに広いです。
このリゾートは上述したように、チェンライ中心街から車で1時間もの距離があるため、どちらかと言えばホテルステイを楽しむ施設です。
がっつり観光を楽しみたい人にはおすすめできません。「チェンライ旅行中に1泊だけ泊まる」と言った使い方をおすすめします。
ホテルステイを楽しむためのリゾートだけあって、部屋はとてつもなく広いです(最低でも90平米もある)。
また、大人用・子供用とそれぞれ大きめのプールも完備。
大自然の山リゾートでのんびりした休暇を過ごしたい…!という人には最適なホテル。子連れやカップルには特におすすめです。
チェンライならではな非日常体験を味わいたい人は是非!1泊10,000円前後(シーズンによっては7,000円程度まで下がる)なのでコスパは高いです。
ホテルの詳細については、以下の宿泊レビューを参考にどうぞ。
チェンライで必ず行くべき観光地!美しい6軒の寺院については、以下の記事を参考にどうぞ。
チェンライで日本人に人気!トトロに会える和風カフェ。
チェンライ空港から市内への行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。
チェンライの面白い観光地「首長族の村」訪問レポート。