この記事には広告を含む場合があります。広告の場合は、紹介している「商品の購入」「サービスの利用」によって、当サイトに売上の一部が還元されることがあります。
パタヤの有名観光地を巡る中で、行く前のイメージと実際に訪れた時の感触に大きなギャップ差を感じたのが、今回の記事で紹介するノンヌット・トロピカル・ボタニカル・ガーデン(Nong Nooch Tropical Garden)です。
(以下ノンヌット・トロピカルガーデン)
ノンヌット・トロピカルガーデン…名前から熱帯植物を中心とした大きな植物園をイメージするかと思います。しかし、ノンヌット・トロピカルガーデンの見所は庭園内で行われるタイダンスやエレファントショー、そして庭園内の其処彼処で見られる無数のオブジェです。
(フクロウのオブジェ)
(タイダンスショーは大掛かりで本格的。ストーリー性がある。園内には虎との記念撮影スポットもある)
動植物とタイをテーマにした巨大なテーマパークをイメージすると分かりやすいです。
“タイならでは”の要素が多いため、日本の動植物園とは異なる新鮮さを感じられます。
加えて、園内の敷地は、隅々まで歩き回るなら5時間はかかるほど広大です。そして、この広大な敷地内のあらゆる場所にオブジェや植物などの見所が詰まっています。
飲食店や喫煙所などの休憩スポットも多いため、家族サービスで来る男性客も満喫できるでしょう。
(飲食店やカフェ、喫煙所は至る所にある)
今回の記事では、ノンヌット・トロピカルガーデンの見所や行き方、入場料金等、観光する前に知っておきたいことをまとめて記載しています。
アクティビティ要素は殆どありませんが、視覚的に楽しめる要素は満載です。
動物や南国植物に囲まれた中、のんびりとパタヤ観光を満喫したい方は足を運んでみる価値があります。
ノンヌット・トロピカル・ボタニカル・ガーデン(Nong Nooch Tropical Botanical Garden)
ノンヌット・トロピカルガーデン(タイ語:สวนนงนุช พัทยา)とは、パタヤビーチから南へ約20km、車での所要時間30分〜40分の場所に位置する観光庭園です。
1954年にタイ人のノン・ヌット氏(Mr.Nongnooch Tansacha)という人が購入した土地であり、当初はマンゴーやオレンジ、ココナッツなどの果樹園にする予定だったとのこと。
ところが、同氏が海外旅行中、外国の庭園の美しさに触発され、果樹園から観賞用の花や植物を植える庭園に変更することを決めました。
その後、観光客向けにタイダンスショーやエレファントショーやオブジェを加え、パタヤの一大観光地となりました。
庭園の面積は、公式には2.5キロ平方メートルとされています。これは東京ディズニーランド(0.47キロ平方メートル)の5倍近くにあたるわけですが、実際に足を運ぶとそこまで大きな面積には感じません。
庭園の中で一般観光客が足を運ぶエリアは限られているからです。サッと見て回るだけならショーを見物したとしても3時間程度で事足ります。
また、入場の際にはMAPを貰えるので、迷うことはありません。
(入場時に貰えるマップ。トイレの場所や喫煙所の場所も記載されていて親切)
(園内には至る所に案内板もある)
恐竜が凄い!園内にある5ヶ所の注目エリア
(マンモスガーデン)
ノンヌット・トロピカルガーデンのMAPを見てみると、各エリアごとに名前がつけられているのが分かります。
「Mammoth Garden」「Flowers Show Garden」「Italian Garden」など。
中には「Car Garden」などという、名前からはイメージがわかないエリアも存在します。
MAPを見らず適当に回っても面白いかと思いますが、それなりに面積が広大なので興味が沸く名前のガーデンを目印に散策した方が良いでしょう。
エリア数が40以上もあるので全てを紹介することはできませんが、ここでは個人的に気になったガーデンを5エリア紹介します。
Dinosaur Valley(恐竜の谷)
「Dinosaur Valley(恐竜の谷)」
原寸大?と思われる巨大な恐竜のオブジェが並ぶエリア。
設置されているスピーカーからは、重低音の効いた恐竜の鳴き声が聞こえてくるので迫力があります。
ティラノサウルスにトリケラトプスにプテラノドンといった人気の種はもちろん、あまり見かけないマイナー種まで。種類は豊富です。
ブラキオサウルス。巨大です。さすがにロマンある恐竜のエリアだけあって、大人も一番楽しそうでした。
French Garden(フレンチガーデン)
「French Garden(フレンチガーデン)」
東南アジア周辺の仏教国で見られるパゴダのような建物が並んでいます。
そのため、最初は「フレンチ?どこが?」と思いましたが、元々フランスのヴェルサイユ宮殿の芝庭に影響を受けて作られたエリアで、後からパゴダが建てられたとのこと。
(上:フレンチガーデン。下:ヴェルサイユ宮殿)
本物のヴェルサイユ宮殿の庭園と並べてみると、確かにそっくり。
Butterfly Hill(バタフライ・ヒル)
タイダンスとエレファントショーが開催される会場にあるため、おそらく来園者の誰もが目にするエリア。
バタフライエフェクトに影響を受けているわけではなく、装飾されている花々の色合いが蝶の羽色に似ているため、バタフライ・ヒルと名付けられています。
確かに色とりどりな花々は、蝶々だと言われたら蝶々に感じるでしょう。
このエリアにはライオンやオラウータン、サーベルタイガーなどのオブジェもなぜか設置されています。
Ant Tower(蟻の塔)
色鮮やかですが、一瞬ギョッとしたエリア。
塔の壁という壁に無数の蟻が這っています。その数なんと5,000匹以上。本当の蟻でしたら発狂ものですが、作りの細かいオブジェなので関心。
オブジェと分かっていても触れるのを躊躇してしまうようなリアルな作りです。
Car Garden(カーガーデン)
「Car Garden」って何だ?と思い足を運んだエリア。
ここには経営者が趣味で収集している数々の車が展示されています。数は60台以上。
また、ブリキのアンティークプレートやガスポンプも展示されていて、結構良い趣味していると思います。
(バギーなども展示されている)
Car Gardenにはカフェも併設されていて、車を鑑賞しながらコーヒーで一息つけます。
どのオブジェも安物感がない
ノンヌット・トロピカルガーデンを振り返ってみて思ったのは、全体的に雰囲気が胡散臭くないと言うか明るくて良いムードが演出されていたことです。
これは、無数にあるオブジェのどれもが色が剥げていたり部分的に欠けていたりということがなく、安物感が全く出ていなかったからだと思います。
外国のテーマパークと言えば、パクリキャラや安っぽいオブジェやアトラクションが目につくこともありますが、ノンヌット・トロピカルガーデンではそういったことはありません。
それどころか、観光客が見ないような細部もきちんと手入れされていて関心が持てました。
(観光客があまり見ない駐車場の草木ですら象の形に刈られて手入れされている)
全体的に清潔で明るい雰囲気があり、終始楽しく観光できました。
タイダンスとエレファントショーも見逃せない
ノンヌット・トロピカルガーデンでは1日6回、タイのカルチャーを表現したダンスショーとエレファントショーが連続して開催されます。
ショーは10:30〜17:30までの間、1時間〜2時間置きに開催されるので、時間をチェックして効率よく見て回りましょう。
ショーの開催時間は以下の通り。
- 10:30〜
- 11:30〜
- 13:30〜
- 15:30〜
- 16:30〜
- 17:30〜
タイのカルチャーを表現したダンスショー
タイの結婚式、イサーン地方の伝統的な風習、ムエタイ、アユタヤ時代の踊りなど、タイを形成しているあらゆるカルチャーを章ごとにダンスで表現するショー。
1つの章につき時間は10分程度なのでテンポよく進みます。見ていて飽きません。
所々でタイ語と英語のアナウンスが入りますが、殆ど体を使った表現だけで構成されているショーなので、言葉が分からなくても楽しめます。
テーマごとにステージの設営が変わるのも見所。
また、アユタヤの章では、アユタヤ時代に戦象として使用されていた象の様子を、実際の象を使って再現します。
中々の迫力です。お見逃しなく。
エレファントショー
タイダンスショーが終了後、隣に併設されている会場にて今度はエレファントショーが始まります。
ショーの内容は、象によるPK合戦、ダーツ、バスケットボール、絵画など。芸達者でかなり仕込まれています。
また、ここの象はよく教育されているようで、一つの動作を行うごとに客席にチップを受け取りに行きます。抜け目がありません。
(チップや餌を見かけたら客席まで鼻を伸ばして貰いに行く象。優秀です)
ショーの前後には、象の鼻で抱き上げてもらって記念撮影する時間もあります。
記念撮影は人気で、始まった途端多くの観覧客が象に群がります。
撮影を希望する人は、すぐに象のもとへ向かいましょう。
会場の外では子供の象との触れ合いや、象に乗って庭園内のトレッキングも楽しめます。
ノンヌット・トロピカル・ボタニカル・ガーデンの行き方
ノンヌット・トロピカルガーデンは、パタヤビーチエリアから南へ約20kmの場所に位置しています。
パタヤビーチからノンヌット・トロピカルガーデンへのGoogle Map
所要時間は車で30分〜40分。
パタヤにはBTSやMRTといった電車が走っておらず、またパタヤビーチエリアからノンヌット・トロピカルガーデン周辺までを巡回するソンテウは存在しません。
そのため、タクシーやソンテウ等をチャーターするか、バイクをレンタルして向かうことになります。
自分は街中を走るタクシーを往復チャーターして向かいました。
タクシーでの往復料金は400バーツでした。交渉次第ではもう少し安くなるかもしれませんが、とりあえずは400バーツ前後を目安にしておいて良いかと思います。
ノンヌット・トロピカルガーデンでは帰りのタクシー乗り場が見当たらなかったので、予め往復でチャーターしておくのがベストです。
もしくは簡単にグラブタクシー(使い方)を利用してアクセスするのもおすすめです。
ノン ヌット トロピカル ガーデン近くのワットシーチャンへも足を運ぼう
(ワットカオシーチャン)
ノン ヌット トロピカル ガーデンから車で15分の場所(距離約8km)には、ワットカオシーチャンと言う大きな仏像の絵が描かれた山が存在します。
パタヤビーチからアクセスする場合、ノン ヌット トロピカル ガーデンと方向が同じなので、一緒に観光すると良いでしょう。
(ノン ヌット トロピカル ガーデンからワットカオシーチャン)
ワットカオシーチャンでは、「パタヤのブッダマウンテン」「パワースポット」と呼ばれる高さ109メートルの超巨大な仏陀の絵が拝めます。一見の価値ありです。
ワットカオシーチャンも一緒に回る場合のタクシー料金は600バーツ程度を見ておくと良いです。
ワットカオシーチャンの詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
入場料金とお得な割引チケット
入場料金は、庭園の見学のみか、ショーも見学するかなどで変わってきます。
各料金は以下の通り
大人料金 | 子供料金 | |
| 500バーツ | 300バーツ |
| 800バーツ | 600バーツ |
| 800バーツ | 600バーツ |
| 1,200バーツ | 800バーツ |
(子供料金は身長90cm〜130cmの子供のみに適用されます)
先述したように、庭園内には至る所にレストランやカフェがあるので、正直ビュッフェランチは要らないかと思います。
庭園内のレストランの方がよっぽど安く食べられます。
庭園見学だけなら500バーツで済みますが、ショーを見ないのは少しもったいないので、上から3番目の「庭園見学」「タイダンス」「エレファントショー」がセットの料金で入場するのがおすすめです。
少々料金が高い気もしますが、パタヤの観光地はバンコクに比べると全体的に高いので致し方ないです。ただ、料金分の満足度は得られるので、昼間にやることがない方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、当日現地で入場チケットを購入するよりも、以下の現地ツアー会社で事前に割引チケットを購入した方が断然お得です。ぜひご活用ください!
営業時間
- 毎日8:00〜18:00
- 公式サイト
- 公式Facebook
その他、パタヤのおすすめ観光地については、以下の記事も参考にどうぞ。
バンコクからパタヤへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。
パタヤでインスタ映えスポットならここがおすすめ!写真好き必見のカフェをまとめました。
パタヤならここもおすすめ!奇抜な宗教施設。パタヤのサグラダファミリアと呼ばれる「サンクチュアリ オブ トゥルース」
パタヤのおすすめホテルまとめ。エリアごとの解説とあわせてコスパの高いホテルを厳選して紹介しています。