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スコータイ(Sukhothai)は、タイ北部に位置する県の一つです。
バンコクからの距離は約420km。バスでアクセスすると、所要時間は約7時間〜8時間弱。
スコータイは、タイに存在する世界遺産の一つ「スコータイ歴史公園(遺跡群)」がある世界遺産都市として知られています。
また、毎年11月頃に行われるタイの伝統行事「ロイクラトン(灯籠流し)」発祥の地としても有名です。
(スコータイのロイクラトン。コムローイと呼ばれる熱気球を空に飛ばす姿が幻想的。)
スコータイは小さな田舎町ですが、世界遺産とロイクラトンの2大観光資源があるため、タイ国内の中では人気観光都市の一つです。
遺跡巡りや、自然の豊かさと触れ合うことに魅力を感じている人は、訪れてみる価値があるでしょう。
スコータイを更に約300km北上すると、北方の薔薇チェンマイに続きます。
そのためスコータイは、バンコク→アユタヤ→スコータイ→チェンマイというように、バンコクを始点としたタイ周遊ルートに組み込みやすいです。
今回の記事では、これからスコータイ観光を予定している人に向けて
- スコータイのMAP
- 市内の主要観光地
- スコータイ郊外の観光地
- ロイクラトンフェスティバルの内容
- スコータイでの交通手段
- スコータイの食事
- スコータイへの行き方
について、詳細を記載していきます。
スコータイ市内の観光地
スコータイ市街は、新市街と旧市街に分かれています。
- 新市街は滞在に便利なツーリストエリア
- 旧市街は遺跡が点在する観光エリア
です。
新市街には屋台や市場、レストランや商店が多く並んでいて、夜12時くらいまでは人通りもあります。セブンイレブンも歩いて行ける範囲に2軒はあります。
旧市街にはスコータイ歴史公園があり、周辺にはレンタルサイクルショップや、観光中に一息つけるカフェが点在しています。
新市街
スコータイ新市街は、ホテルや屋台、ナイトマーケットが狭いエリアに密集しているため、旧市街に比べると賑やかです。
バンコクで見るようなエンターテイメント性に溢れる店は皆無ですが、滞在において不便を感じることはありません。
欧米食を中心としたツーリスト向けレストラン「プー・スコータイ」。
欧米食レストランは、容易に見つけられるくらい店舗数があるので、タイ料理が合わない人でも安心です。
(プー・スコータイの食事。タイ料理の種類も多い)
地元の人達の活動開始時間は早い。朝5時くらいから市場が開き始め、街のあちこちで托鉢の光景を目にします。
新市街の地図
新市街にコレと言った観光地はありません。
新市街で唯一抑えておくべき場所は、旧市街行きのソンテウ乗り場(MAP上赤茶色のバスマーク)くらいです。
(旧市街行きのソンテウ乗り場)
スコータイ歴史公園(旧市街)は、新市街から西に12km離れた場所に位置しています。歩いて行くのは困難です。
そのため、旅行者が旧市街へ行くには、新市街と旧市街を行き来する乗り合いソンテウを利用します。
ソンテウの乗車料金は一律30バーツ。料金は降車時に直接運転手に支払います。旧市街までの所要時間は20分前後。
新市街にあるホテルやレストランの多くがソンテウ乗り場近辺にあるので、新市街=ソンテウ乗り場周辺と意識しておくと、位置関係を把握しやすいでしょう。
旧市街に到着したら、旧市街周辺にあるレンタルサイクルで自転車を借りたりトゥクトゥクをチャーターするなどして、遺跡群を見て回るのが一般的な観光方法です。
旧市街(スコータイ歴史公園)
スコータイ歴史公園は、新市街から西へ約12km離れた場所に位置しています。
歴史公園の面積は70平方キロメートルもあり、公園内には大小含め100以上もの遺跡が点在しています。
歴史公園の周辺にあるレンタルサイクル屋で、自転車かオートバイをレンタルして公園内を観光できます。
- 自転車 / 40バーツ
- オートバイ / 200バーツ
デポジット代わりにパスポートを預ける必要あり
ただし、遺跡の面積はあまりにも広大です。自転車だけだと全てを回るのはキツイでしょう。
バイクに乗れない人は、自転車で近場の遺跡を観光して、離れた遺跡はトゥクトゥクをチャーターして回るのがおすすめです。
(トゥクトゥクの乗車料金は交渉制。筆者は1時間30分チャーターして300バーツだった)
スコータイを観光する前に、是非一読して頂ければと思います。
旧市街(歴史公園入り口)周辺にも商店やホテル、ゲストハウスにマッサージなどツーリスト向けの施設が並んでいます。
(歴史公園周辺には若干のセブンイレブンや食堂もある)
ただ、新市街のように各店舗が密集していないため、特に夜中は人通りが少なく感じます。
(旧市街の路上。小道を入ると一気に人通りが減る。野良犬と民家が多い)
そのため旧市街にあるホテルの多くは、宿泊客が度々外に出向かなくていいよう、敷地内にレストランや売店を設けています。
手入れされた中庭や大きなプールがあるリゾートホテルも旧市街に多いです。
(旧市街にあるレゲンハ スコータイ ホテルのレストランとプール)
広々とした部屋をのぞむ家族連れの人や、リゾートタイプのホテルに泊まりたい人は、旧市街のホテルに滞在するのが良いです。
ただ、旧市街のホテルは、ロイクラトンが開催される11月が近くなると、早々に予約が埋まってしまいます。
ロイクラトンのメインイベントはスコータイ歴史公園の中で開催されるからです。
そのため、ロイクラトンに参加予定の人は、遅くとも1ヶ月前には旅程を立てて、出来るだけ早めにホテルを予約しておいた方が良いです。
2024年のスコータイ・ロイクラトン・フェスティバルの日程は、まだ発表されていません。詳細が分かり次第、当サイトにて
- ロイクラトンの日程
- チケットの予約方法
当を詳しく記載します。
ホーリーハートランド(The Holy Heart Land)
ホーリーハートランド(Holy Heart Land)は、新市街から北へ約12km離れた場所に浮かぶ人工島です。
一見何の変哲もない場所ですが、島の形が綺麗にハート型になっています。
(Google mapで見たホーリーハートランド)
(上空からのホーリーハートランド)
ホーリーハートランドでは、毎年バレンタインデーの時期になると、Love Festivalというイベントが開催されます。
イベントにはタイ国内外からカップルが集まり、気球に乗って上空から島を眺めます。
(気球)
非常にユニークなイベントだと思いますし、カップルで上空からこの綺麗な島を眺めれば、ますます二人の愛は深まるでしょう。
ただ、イベント時期以外は閑散としているので、「遺跡観光が終わって時間と余力があれば行く場所」くらいに思っていて良いかと思います。
新市街からホーリハートランドまでは、トゥクトゥクをチャーターしたら往復250バーツ程度です。
開放時間は6:00〜18:00まで。
スコータイ郊外(遺跡以外)のおすすめ観光地
スコータイ郊外には、遺跡以外にもユニークな観光地が点在しています。
ただし、いずれも車やバイクなどの交通手段を持っている人向け。
市内から距離があるため、トゥクトゥク等をチャーターして自力でアクセスするのは難しいです。
車やバイク等の交通手段を持っている人は足を運んでいてはいかがでしょうか。
以下は、郊外のおすすめ観光地の場所を記した地図。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- 郊外のおすすめ観光地 / ❶〜❸
- 青色の飛行機のマーク / スコータイ空港
- 紫色の都市マーク / スコータイ新市街
- 茶色の寺院マーク / スコータイ旧市街
❶ チャオラーム洞窟(Talin Chan Bat View Point / จุดชมมค้างคาว ถ้ำเจ้าราม)
車で約1時間。距離約65km。
チャオラーム洞窟は、別名「コウモリ洞窟」とも呼ばれ、数十万のコウモリが生息する洞窟です。
洞窟内を探検するツアー等も開催されていますが、ここでの主役は洞窟内の見学ではありません。
ここでの主役は、洞窟から飛び出す、おぞましいほどのコウモリの大群。
毎日17:40頃より、洞窟に生息する数十万匹のコウモリ達が一斉に街へと飛び立つ姿を見ることができます。
街中を飛び交うコウモリの群れなんて、都市部でも大して珍しい光景ではないでしょう。
しかし、チャオラーム洞窟から見るコウモリの大群は、その辺の街中で見るコウモリの数とは明らかに桁が違います。
まるで、一つの巨大生物かのように、数十万匹のコウモリが群れをなし、群れがくねりながら空をコウモリで埋め尽くすのです。
以下は、洞窟からコウモリが都市部へ飛び立つ時の動画↓↓
スコータイ市街から車で約1時間、Talin Chan Bat View Point(???????????? ??????????)
ここは夕方17:40頃になると、近くの洞窟に住む数億のコウモリが一斉に市街へ飛び立つ様子を観察できます
群れを成す姿が巨大な生き物みたいで凄い😹
これ、50分くらいずっと続きますおぞましいw pic.twitter.com/YSInhmim5n
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) November 5, 2019
動画はわずか2分程度に編集していますが、実際には動画の光景が約1時間も続きます。
1時間もの間、空に鳴り響く羽音とコウモリの鳴き声、そして数えることなんて到底不可能なコウモリの数。
何もかもが衝撃的です。
ネイチャードキュメンタリー映画でも見た時のような、ダイナミックな世界観に引き込まれてしまいました。
遺跡観光に飽きた人にはおすすめ。
係員に聞いたところ、毎日17:40頃からコウモリが飛び立つ様子を見学できるとのこと。
ただ、時期によって多少時間が前後することもあるでしょう。17:00頃には到着するつもりで向かうのがおすすめ。
入場料
(入場料は洞窟前にある料金所で支払う)
- 1人200バーツ
- タイ人 / 大人20バーツ・子供10バーツ
- 車乗り入れ料 / 30バーツ
- 公式Facebook
帰り道は暗いので十分注意しよう!
チャオラーム洞窟からの帰り道は山道です。
しかも電灯は一切ありません。下り坂でスピードが出やすい上に、動物が飛び出してくることもあるので、十分に注意して帰りましょう。
❷ ワット ピパットモンコン(Wat Pipat Mongkol / วัดพิพัฒน์มงคล)
車で約1時間。距離約66km。
まるで武家屋敷のように、いくつものランナー建築の主教施設が建つ巨大な寺院施設。
素人目から言っても美しい色合い、芸術的な建築で、遺跡とは異なる感動を得られます。
スコータイ市街から車で1時間、人里離れた田んぼだらけの地区にある巨大寺院「ワット・ピパット・モンコル(??????????????)」に来ました
広い敷地内に派手な装飾のランナー様式宗教施設がいくつも建ってます
結構迫力がある。武家屋敷みたいだ
多くの参拝者がいました
スコータイでは有名みたいです pic.twitter.com/2gYHUtGdmu? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) November 4, 2019
「世界遺産」だとか「世界一大きな何かがある」だとか、外国人旅行者が反応しやすい分かりやすい逸話こそありません。
しかし、とにかくこの見た目の鮮やかさは圧巻。
実はこう見えて、ワット ピパットモンコンは700年もの歴史がある由緒ある寺院であるとのこと(寺院内の多くの建築物は近年建てられた物だが)。
そういうわけで、寺院自体は田舎道にポツンと建っていますが、筆者が訪れた時は平日であるにも関わらず参拝者が絶えませんでした。
タイの寺院が好きな人なら一見の価値ありです。
- 入場料 / 無料
- 公式Facebook
❸ 地獄寺(ワット・タウェット・クラーン / Wat Tawet Klang / วัดเตว็ดกลาง)
車で約11分。距離約9km。
ワットパイロンウアをはじめ、タイのB級スポット・珍スポット好きが関心を寄せるタイ名物「地獄寺」。
スコータイ新市街から車で約10分の場所にも地獄寺が存在します。
上で郊外の観光地は車等の足がないとアクセスは難しいと記載しましたが、ワット タウェット クラーンに関しては近距離。
トゥクトゥク等を往復チャーターしてのアクセスは可能です(チャーター料金は300バーツ前後)。
ただ、ワット タウェット クラーンは、タイ全土に存在する地獄寺の中では、かなり地味な存在…
地獄寺と言えば、まずはランドマークとも言える巨大餓鬼像がデーンと立っているのが鉄板ですが、ワット タウェット クラーンに巨大餓鬼像は存在しません。
また、取り分けて珍しい像があるわけでもなく、地獄ゾーンは小規模。
(尊者の説法を聞く地獄の亡者達)
(巨大なワニに食べられている亡者)
サラッと見て回るだけなら15分程度と言ったところ。
しかも、寺院内は野良犬が多く(筆者は5匹の野良犬に後を付けられて不気味だった)、おまけに寺院の地獄ゾーンは全くと言っていいほど手入れされていません(殆どの像が色あせて一部破損している)。
個人的にはちょっと物足りない空間でした。
スコータイ市街から車で約15分
地獄寺「ワット・テウェートクラーン(????????????)」に来ましたここは相当古い寺院なのかな
像の色が剥がれてたり、一部が崩壊してたりで、手入れはされていない様子人が誰もいなくて廃墟みたい
犬は多いし色んな意味で恐ろしい場所だった怖くて20分くらいで退散 pic.twitter.com/BRsdfoAd3H
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) November 3, 2019
大抵の観光地に1時間は滞在してじっくり見て回る筆者ですが、この時ばかりは約20分で退散。
ちょっと犬が多すぎて怖かったかな…
とは言え、やはりB級スポット・珍スポット・地獄寺好きであればそそる物があるでしょう。
市街から近いですし、一通り遺跡を観光した人はついでに足を運んでみてはいかがでしょうか。
入場料 / 無料
野良犬が本当に多いので、トゥクトゥクをチャーターするならドライバーと寺院敷地内に入るのがおすすめ
ロイクラトンフェスティバル
スコータイ旧市街(歴史公園)では、毎年10〜11月頃にロイクラトン・フェスティバル(loy krathong festival)が約1週間にわたって開催されます。
ロイクラトンとは、毎年10〜11頃にタイ全土で行われる有名な祭りです。
「ロイ(タイ語で浮かべる、流す)」「クラトン(灯篭)」を意味します。
ロイクラトンでは、農業の収穫に感謝し水の神と言われる女神コンカー(พระแม่คงคา)へ祈りを捧げるため、紙やバナナの葉で作った灯篭を川に流します。
ロイクラトンは13世紀頃のスコータイ王朝が発祥と言われています。
スコータイはロイクラトン発祥の地だけあり、規模が大きいフェスティバスが開催されます。
フェスティバルの舞台は旧市街の歴史公園です。
数々の遺跡が美しくライトアップされ、屋台なども出店してお祭りのように賑わいます。
(ライトアップされた遺跡)
(公園内にはカラフルな装飾が施され、多くの屋台が出店する)
ナイトマーケットのようで楽しい雰囲気です。
普段の静けさが漂う歴史公園とは全く異り、ライトアップされた幻想的な遺跡が輝く、非日常の空間を味わえます。
筆者はこれまでバンコクとパタヤのロイクラトンフェスティバルに行ったことがありますが、スコータイが一番幻想的で美しいです。
さすがロイクラトン発祥の地だけあって、店の数も人の多さも桁違い。一番気合いが入っています。
しかも後述する「光と音のミュージカルショー」を除いては、フェスティバル会場への入場は無料です。
まだスコータイのロイクラトンフェスティバルに行ったことがない人は、一見の価値ありです。
光と音のミュージカルショー
光と音のミュージカルショーは、スコータイ・ロイクラトンフェスティバルのハイライトです。
約1時間にわたり、スコータイ王朝時代の人々の暮らしぶりを再現したミュージカルを楽しめます。
ライトアップされた遺跡をバックに、派手な演出でスペクタクルな壮観なショーが繰り広げられます。
途中で象が出演したり、コムローイがあげられたり、これぞロイクラトンの本場と思える幻想的なショーです。
締めの花火
中々面白いショーでした pic.twitter.com/AEXmIsF77J— ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) November 2, 2019
ショーの最後では観客も一緒になって、夜空にコムローイを放ちます。
ちなみに、歴史公園近くにあるスコータイ最高級のリゾート「スリウィライ スコータイ」からは、フェスティバル中の夜空に放たれるコムローイが見えます。
幻想的な光景をホテルの部屋からも楽しめます。ロイクラトンフェスティバル中に滞在するなら特におすすめのホテルです。
光と音のミュージカルショーは、席数が決まっているため事前予約制です。
開催日が決まり次第、
- 日程の詳細
- チケットの購入方法
を改めて記事にします。
スコータイでの交通手段
スコータイ市内は、バンコクのようにメータータクシーが走っていません。
観光中の足に使える交通手段は、以下の5種類です。
- トゥクトゥク(料金:短い距離であれば1回50バーツ程度)
- バイクタクシー(料金:短い距離であれば1回50バーツ程度)
- 乗り合いソンテウ(新市街⇔旧市街を行き来する。1回の乗車料金は30〜40バーツ)
- レンタルサイクル・バイク(レンタル料金:自転車は1日30バーツ、バイクは1日200バーツ)
- ミニバス(空港とスコータイ市街を行き来している。空港⇔新市街までの運賃180バーツ)
いずれもツーリストが足を運ぶ場所で客待ち、あるいは乗り場があったり店を構えているので、捕まえるのは容易です。
トゥクトゥクは夜になると乗車料金が高くなることも
スコータイには、オートバイの前面に2人〜3人が乗れる座席を取り付けたトゥクトゥクが走っています。
このトゥクトゥクは、バイクタクシーやソンテウが運行しなくなる夜間でも、路上で客待ちをしているので便利です。しかし、夜間は短い移動距離にも関わらず200バーツもの料金を請求されました。
トゥクトゥクに乗らないとホテルへ帰ることができなかったので、しょうがなく200バーツ払いましたが、気分は悪かったです。
新市街⇔旧市街を行き来するソンテウの運行時間は06:00〜17:30頃までで、バイクタクシーなどは18:00〜19:00頃から少しずついなくなります。
そのため、夜間に足元を見てくるトゥクトゥクを利用しなくていいように、観光は日が暮れるまでに済ませておくのがベターです。
レンタル自転車・バイク
レンタル自転車・バイクの店は旧市街周辺に多いです。新市街にレンタルショップは少ないですが、多くのホテルで貸し出しをしています。
旧市街周辺のレンタルショップは、19時頃に閉店するので返しそびれないよう注意しましょう。
自転車を借りる際は、デポジットもパスポートを預ける必要はないですが、バイクを借りる際はパスポートを預ける必要があります。
スコータイは車の交通量が激しくありません。また、道が広々しているので、自転車やバイクでの観光はおすすめです。
バスターミナルから市街地への移動
(スコータイバスターミナル)
バンコクからバスでスコータイへ行くと、スコータイバスターミナル(上の新市街Google mapでは抹茶色のバスマークで記してある)に到着します。
バスターミナルから新市街までの距離は3km程度です。
バスターミナルには、新市街・旧市街行きの乗り合いソンテウと、バイクタクシーが客待ちをしています。
(スコータイバスターミナルのソンテウ。毎日6:00〜17:00まで運行している)
乗り合いソンテオの料金は30バーツ、バイクタクシーの料金は新市街へは50バーツで旧市街へは100バーツでした。
乗り合いソンテウは、ある程度乗客が集まらないと発車しません。自分が利用した時は20分ほど待ちました。
待つのが鬱陶しい人は、バイクタクシーを利用すると良いでしょう。
スコータイのおすすめグルメ・レストラン
(スコータイの名物「クイッティアオ・スコータイ」)
スコータイの名物料理は、インゲンが入ったクイッティアオ、通称「クイッティアオ・スコータイ」と呼ばれる麺料理です。
バンコクで食べられるクイッティアオとそこまで味に変わりないですが、辛味がなくて日本人にとって食べやすいです。一応名物とされているので、滞在時は是非食べてみよう。
(インゲンが入っている)
クイッティアオ・スコータイは、スコータイにある多くのレストランで提供されています。
メニューには「Sukhotai Noodle」と表記されていることが多いです。もし、メニューになくても「スコータイ・クイッティアオ」もしくは「スコータイ・ヌードル」と言えば作ってくれることもあります。
料金は1杯50バーツ前後です。
5色のカノムチーン・ナムヤーが味わえるカノムチーン・バンナー(ขนมจีน บ้านนา)
カノムチーン・ナムヤーとは、ライスヌードルにスープをかけて食べる、タイの一般的な麺料理です。
タイならどこでも食べられる料理ですが、スコータイにあるカノムチーン・バンナーで食べられるカノムチーン・ナムヤーはおすすめです。
カノムチーンは白色のライスヌードルが一般的ですが、ここでは5色の異なるカノムチーンが食べられます。
色によって、バタフライピー(紫)、人参(オレンジ)、緑茶(緑)、菊の花(黄色)などの味付けがされています。
見た目も味もよく、それでいて1セットたったの40バーツ。カノムチーンが好きな人であれば、是非ともおすすめしたい一品です。
- 店名 / カノムチーン・バンナー(ขนมจีนบ้านนา)
- GoogleMapで正確な場所を確認する
- 営業時間 / 毎日6:30〜17:00
- 公式Facebook
朝はジョーク
スコータイでも早朝からジョーク(タイのお粥)の屋台が出現します。
ジョークはどの店も1杯30バーツ前後。
普通に美味しいです。また、交通量の少ない田舎町なので、早朝から路上の屋台でご飯を食べるのは清々しいです。
洋食メニューも多い
新市街にも旧市街にも洋食メニューを扱うレストランは多いので、タイ料理が苦手な人でも心配はいらないです。
また、大抵のホテルが、朝食メニューにタイ料理と洋食の両方を用意しています。
ホテルの朝食。
スコータイへの行き方
日本からスコータイへの直航便飛行機は出航していません。
そのため、スコータイへ行くには
- 日本からバンコクへ飛行機で行き、バンコクから国内線に乗り換える
- 日本からバンコクへ飛行機で行き、バンコクの北バスターミナルからバスで向かう
もしくは、チェンマイ発のスコータイ日帰りツアー【日本語ガイド + ホテル送迎付きもあり】(詳細は後述)を利用しての観光も可能です。
いずれにせよ、一度タイのどこかに降り立つ必要があります。
飛行機の場合は、スワンナプーム空港からバンコク・エアウェイズが毎日出航しています。
航空券を安く買う方法を以下の記事で記載しているので、是非出来るだけ安い旅費で向かって頂ければと思います。
バンコクからバスで向かう場合は、BTS モーチット最寄りの北バスターミナルから乗ることになります。
バスの本数は多く、毎日ひっきりなしに出ているので、余程細かい時間配分でスケジュールを組んでいる人でなければ、あまり時間を気にせず向かっても良いでしょう。
自分も時間を気にせずバスターミナルへ向かい、チケットを買って40分後にはバスに乗れました。
(スコータイ行きのバス。この時はプラットフォーム112から乗った)
バスのチケット料金は310バーツです。チケット売り場は北バスターミナル1階、正面玄関から入って、真っ直ぐ突き当たりの場所にあるトランスポート社の窓口で買えます。
(トランスポート社の窓口)
北バスターミナルの場所・行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。
チェンマイ発スコータイ日帰りツアー【日本語ガイド + ホテル送迎付き】
スコータイからチェンマイへの距離は、車で片道4時間前後(距離約300km)。
日帰りなので出発は早い(朝7:00集合)ですが、チェンマイ旅行中についでにスコータイも観光できるという理由から、実はチェンマイからの日帰りツアーも人気。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も日本語で可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)
チェンマイ旅行中にセットでスコータイも観光したいという人は、ツアーの利用もおすすめ。
回る遺跡は最もメジャーな数ヶ所に限られますが、十分「スコータイ遺跡を満喫した」という気持ちになれます。
チェンマイ旅行中にスコータイを日帰りで観光したい人は、以下のチェンマイおすすめ観光地記事もどうぞ。
チェンマイに来たら絶対行くべき鉄板の観光地を分かりやすく紹介しています。
スコータイの魅力
(ワット・マハータートの巨大仏像)
スコータイの魅力はもちろん遺跡群そのものにあるのですが、街の静寂さがより一層神秘的な雰囲気を高めてくれているように感じます。
スコータイは、アユタヤやカンボジアのアンコール・ワット遺跡群のように、どこもかしこも観光客ばかりというわけではありません。
それどころか、歴史公園の奥へ進めば進むほど、観光客の姿は全く見かけなくなります。遺跡に囲まれた場所で響くのは、木々が風でざわめく音のみです。
そんな場所で一人佇んでいると、何とも言えない哀愁を感じるのは、自分だけではないはず。
実際に遺跡群に足を運ぶと、写真や動画からは感じるのことのできない、遺跡が放つ不思議なオーラを目の当たりにするでしょう。
スコータイの魅力溢れる遺跡群の詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
スコータイのおすすめホテルについては、以下の記事を参考にどうぞ。
- 観光に便利
- 写真映えする
- コスパが高い
ホテルを厳選しています。