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ポケトークWとは、日本語を含め74種類の言語に対応した海外旅行用の”音声”翻訳機です。主に「英語が通じにくい国を旅行する人」「英語を全く話せない人」に向けて開発されました。
多くの人は、海外旅行中の翻訳には、スマートフォンの翻訳アプリを使用しているでしょう。しかし、翻訳アプリは、英語以外の言語においては単語レベルでも誤翻訳が多いです。
そこで、英語が殆ど通じない国や地域に行く人は、ポケトークWの使用を強くおすすめします。
ポケトークWは、英語以外の言語でも、簡単な単語はもちろん、少々複雑な日常会話においても(多少の文法ミスやニュアンス違いはあるものの)「ちゃんと意味が伝わる翻訳」が可能です。
試しに日本語「財布を置いていくけどお金を盗まないでくださいね」をタイ語に翻訳
⇒「วางกระเป๋าสตางค์ไว้แล้วอย่าขโมยเงินนะคะ」
しっかりと意味が伝わる翻訳が出来ました。このレベルの複雑な文章の翻訳は、従来の翻訳機では不可能でしょう。しかも、これが自身の音を拾って翻訳してくれるのだから凄い。
ただ、翻訳の精度は百発百中ではありません。音声の聞き取り違いや誤翻訳も少なからずあります。普段の日常会話のような流暢な会話のキャッチボールができるわけではありません。
それでも、従来の翻訳アプリに比べると精度は格段に上です。
海外旅行を趣味としている方なら持っておくべきと言えるアイテム。
2019年7月現在で、74もの言語を使用できるという点も凄いの一言です。
百聞は一見に如かずとも言うので、実際に筆者とタイ人で日本語⇔タイ語の翻訳を試した以下動画をどうぞ。
今回の記事では、上動画を更に掘り下げて、
- ポケトークWの概要
- ポケトークWを必要としない旅行
- ポケトークWを持って行きたい旅行
について詳しく記載しています。
ポケトークは、レンタルも可能です。4泊5日程度の旅行であれば5,000円前後で済みます。
上記DMM.comの検索窓にて「ポケトーク」で検索するとレンタル商品を確認できます。「ポケトークS」という本記事で紹介するポケトークWよりも性能が高くなったハイエンドモデルのレンタルが可能です。
通訳性能・対応言語数に変更はありませんが、カメラ翻訳機能が追加された優れものです。
あまり頻繁に海外へ行くわけではない人は、レンタルで済ませると良いです。海外旅行が趣味の人であれば、長い目で見て購入がおすすめ。
(2024/11/20 17:19:49時点 Amazon調べ-詳細)
ポケトークW(Pocketalk W)
(ポケトークWの本体。大きさはライター1個半と言ったところ。持ち運びの邪魔にはならない)
操作方法は至ってシンプル。
タッチパネルで言語を選択後、画面下部にある翻訳ボタンを押しながら話すというだけのもの。音声認識後、翻訳した音声が流れ、画面には翻訳テキストが表示されます。
このテキスト表示が心強い。
機械音声は人間の声に比べると不自然な発音になりがちです。相手から「ん?」と聞き返される時もあります。しかし、テキスト翻訳を見せれば、ほぼほぼ伝わります。
このように、説明書いらずでスマートフォンみたく感覚的に操作できるため、機械音痴の人でも楽に使えるのです。
対応言語は74種類
対応言語は上記リンクより確認できます。
特筆すべきは
- 英語が細分化されている(インド英語・オーストラリア英語など)
- 個人旅行者に人気の東南アジア地域言語が多い
という2点。
英語の細分化
一言に英語と言っても、例えばスペルのままに発音するインド英語は、一般的な英語の発音と異なる点が多いです。
こうした地域の違いによる英語発音も認識してくれるのは、従来の翻訳ツールにない優れた機能と言えます。
東南アジア言語が多い
物価が安い上に、比較的治安が良くて日本に近い東南アジアは、個人旅行者に人気の地域です。
学生など長期休みを利用して個人旅行を計画している人も多いでしょう。
しかし、東南アジアは大都市や観光都市以外では、中学一年生で習うレベルの英語も通じないことが多いです(”How old are you ?”ですら伝わらないことがある)。
タイ語、ラオ語、ミャンマー語、ベトナム語、クメール語(カンボジア)。個人旅行者が必ず足を運ぶ国の言語が豊富なので心強いです。
有名観光都市への旅行には必要ない
例えば、東南アジアで言えばタイの「バンコク」「チェンマイ」「プーケット」、カンボジアの「シェムリアップ」など。
上記のような豊富にパッケージツアーが組まれている「世界的に有名な観光都市」の旅行において、ポケトークはハッキリ言って必要ありません。
なぜなら、上記のような観光客が多い都市のホテルやレストラン、観光地、公共交通機関等では旅行英会話の通用度が高いからです。
例えば、レストランのメニューを見ても、写真に加えて必ず英語での表記もあります。
(日本人が多い観光地なら日本語表記もある)
注文は指差しで十分です。
英語表記に分からない単語があれば、スマートフォンの翻訳アプリを使いましょう。冒頭でも述べたように、英語に関してはスマホの翻訳アプリでもソコソコ使えます。
例えば道に迷っても、Google Mapが使えるなら自分の足で目的地までたどり着けます。有名観光地では、旅行するだけならスマホとWifiさえ使える状態ならどうにでもなるのです。
ちゃんとした文法の英語を話せなくても、「トイレ?」と聞けばトイレの場所も教えて貰えます。
では、どんな旅行でポケトークを使うべきなのか?以下で説明します。
こんな旅行でポケトークが役に立つ
以下に当てはまる人は、ポケトークの利用をおすすめします。
- 現地の人と旅行会話以上の交流を持ちたい人
- 英語が通じない国・地域に行く人
- 現地の英語ツアーに参加する予定の人
現地の人と旅行会話以上の交流を持ちたい人
上述したように、英語圏以外の国であっても、有名観光都市なら旅行英会話の通用度は高いです。
しかし、現地人にとっても英語は第二言語。そのため、旅行英会話以上のレベルの会話は中々成立しないです。
ところが、旅行でお世話になったドライバーやホテルのスタッフなどに親近感が湧いてくると、お互いの文化の違いや、日本についてどう思うか?など日常会話も楽しみたくなるもの。
海外旅行後に突如外国語を習い始める人が多いのは、こういった経験をして「次回こそは!もっと話したい」と思っているからです。
そんな人こそポケトークを持っておきたい。上の動画でも分かるように、かなり複雑な文章でも翻訳してくれます。
観光や食事に加えて、「現地人との交流」という海外旅行の醍醐味と言える要素を楽しめます。
英語が通じない国・地域に行く人
複数ヶ国を周遊旅行する人、ガイドブックに載らない場所、ネット情報が少ない場所へ行く冒険心の強い人も必ず持っておきたいです。
簡単な旅行英会話すら通じない場所で、かつ現地語を話せないとなれば、せっかく行っても行動範囲が狭まります。
ローカルな場所で広い世界を見るには、現地語は必須。
例えば、タイの田舎にて。
河岸に浮かぶ客船を見つけて、「なんだろう?」と気になり、近くにいたタイ人に英語で聞くも英語が通じません。
そこでポケトークを使って聞いてみたところ、実はリバークルーズ船で1人200バーツで乗船可能だと判明しました。
英語が通じない場所では、こうした事が頻繁にあります。ポケトークがあると助かることが多いです。
現地の英語ツアーに参加する人
ツアーアクティビティでは、注意事項の説明が英語で行われます。
注意事項の説明で用いられる英語は若干複雑なので、スマホの翻訳アプリでは正確に翻訳できないことが多いです。
ポケトークの方が翻訳の精度が高いので、英語ツアーに参加する人も持っておいた方が良いでしょう。
完璧ではないが、現状ナンバーワンの翻訳機
冒頭の動画を見ても分かるように、ポケトークは決して完璧ではありません。時折、聞き取り反応が悪くてイライラすることもあれば、誤翻訳することも確かにあります。
我々が普段日常で会話するかのごとく、流暢に外国人と会話のキャッチボールを楽しめるわけではありません。
しかし、「翻訳の精度」「言語の種類」において、世に存在する既存の翻訳機の中ではナンバーワンと言える使い勝手の良さです。
ここまで複雑な文章を翻訳できるのはポケトークだけ。旅行に必要な現地語翻訳ならこれ一台あれば十分です。
- 現地の人と交流を持って、一歩踏み込んだ海外旅行を楽しみたい人
- マイナーな国や地域へ行く冒険好きな人
- 英語の現地ツアーに参加する人
上記に当てはまる人は持っていて損はないです。必ずや「あって良かった」と思えるでしょう。
自分自身、現在は毎日のようにポケトークを利用しています。
タイでは毎日のようにタイ人と交流していますが、まず自分が「英語とタイ語が完璧ではない」、そして相手のタイ人も「英語と日本語が完璧ではない」です。
そのため、お互いの語彙力がおぼつかない内容の会話をする時は、頻繁にポケトークに助けられています。
これ、本当に便利ですよ。
海外旅行を検討している人は、是非持参してみてはいかがでしょうか。まずは試しにレンタルしてみるのがおすすめです。
購入を検討している方は、以下よりどうぞ。
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海外旅行に役立つ便利アプリについては、以下の記事を参考にどうぞ。