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![ドンワイ水上マーケット01](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/donwai-floating-market01-600x450.jpg)
自分は現在、バンコクへの渡航回数が数十回にのぼり、ガイドブックに載っているバンコクの観光地はあらかた行き尽くしました。
こう何度も何度も同じ場所へ旅行をしていると、そろそろ別の都市にじっくり身を置いて新しい発見に触れたくもなるものですが、今回も滞在時間の関係でバンコクだけにいました。
そういうわけで、バンコクにいても特に行きたい場所はなかったのですが、せっかく海外に来ているしどこかに行こうと思い立ち、今回紹介する「ドンワイ水上マーケット」へ行ってきたのです。
ドンワイ水上マーケットを行き先に選んだ理由は、自分がよく拝見させて頂いていたタイ在住の方々のブログで何度か登場していたからです。
それらのブログではドンワイ水上マーケットについて、「ローカル向け観光地」「観光客が少ない」「落ち着いている」などの感想が書かれていたのもあって、あまりローカルな観光地に行ったことがない自分にとっては新鮮かなと思い足を運んでみました。
公共交通機関を利用してのバンコクからのアクセス方法を明確に記載しているサイトがなくて行くのに苦労しましたが、結果的にはなんとか辿り着けたので、今回はバンコクからのアクセス方法も一緒に紹介したいと思います。
ドンワイ水上マーケットの感想ですが、個人的には、ローカル観光地らしくエンターテインメント性に欠ける場所だったので、普通の観光客にはおすすめできません。
しかし、自分のように何度もバンコクに行っているリピーターや、バンコクに住む日本人の方であれば、都会の喧騒から離れてリラックスを求めに行ってみるのも良いのではないでしょうか。
ドンワイ水上マーケット
![ドンワイ水上マーケット 入り口](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/donwai-floating-market-entrance-559x450.jpg)
(ドンワイ水上マーケットの入り口)
ドンワイ水上マーケットは、バンコクの隣県ナコーンパトム(Nakhon Pathom)にある市場です。Tha Chin Riverという名の、チャオプラヤー川の支流である川沿いにて開催されています。
![tha chin river地図](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/tha-chin-river-map-600x342.png)
ナコーンパトム県内に位置してはいるものの、中心街から30km近く離れているので、ナコーンパトムに滞在する観光客でドンワイ水上マーケットを見に行く人は少ないかと思います。
また、バンコクの中心街からも30km近く離れているので、”微妙な場所”に位置している市場と言えるかもしれません。
正確にはナコーンパトム内にありますが、同県よりバンコクからの方がアクセス手段が多いので、感覚的にはバンコク内の郊外という場所です。
新鮮な果物がズラッと並ぶ大きなマーケット
![ドンワイ水上マーケットの果物](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market02-600x450.jpg)
マーケットは、川沿い500〜600メートルくらいの間に商店や食堂が連なっています。売られている物は、上記写真のような果物が中心です。
![ドンワイ水上マーケット内](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market03-558x450.jpg)
倉庫のような大きなマーケット内にたくさんの商店が並ぶ。
「水上マーケット」と言えば、ボートに乗って、水路を往来する商船と水上で物の売買をするイメージが強いですが、ドンワイ水上マーケットにそういった要素はありません。近辺の川をクルーズするボートツアーはありますが(後述)、買い物は陸で行います。
川沿いには遊歩道があり、川を眺めながら散歩することもできる。
![川沿いの遊歩道](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market04-589x450.jpg)
![遊歩道から見える川](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market05-600x450.jpg)
![岸に停泊している手漕ぎボート](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market06-600x450.jpg)
岸に停船している手漕ぎボート。向こう岸には民家が並んでいたりと、地元民の暮らしぶりがうかがえる。
![マーケット内の様子2](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market07-600x450.jpg)
エリアによっては、あまり風通しが良くなくて蒸し蒸し感じる場所も。また、水産物やなまものの臭いが入り混じっている東南アジアの市場独特の雰囲気が出ています。
観光客が立ち入る場所なら、こうした市場内にもエアコンの効いている場所があったりするものですが、ドンワイ水上マーケットにそういった観光客向けの要素は一切ありません。
市場にいる商人達の殆どが、英語が通じないのもローカル市場ならでは。
見所はマーケット周辺の川をぐるっと周るボートツアー
![ボートツアーのボート](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market08-600x450.jpg)
水上での物の売買はありませんが、中型の客船で約1時間程、マーケット周囲の川をぐるっと周るボートツアーが開催されています。料金は80バーツ。ボート乗り場はマーケットの入り口正面にあります。
![クルーズ中に見える景色](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market10-600x450.jpg)
(クルーズ中に見える景色)
ボートは1日に、12時発と17時発の2本が出ています。自分がボートに乗ったのは17時からでした。
ただ、なぜか”ボートツアーが休業の日”もあります。
そのため、ボートツアーだけに期待して訪れると”やってなかった時”のガッカリ感が大きくなってしまうので、ツアーよりマーケット自体を楽しむ目的で訪れる方が良いでしょう。
ツアー自体は中々面白かったです。
川沿いに接している一軒家が多く建っていて、都会ではあまり見られないタイ人の生活を垣間見ることができます。
マーケットに隣接しているワット・ドンワイも歩いてみよう
![ワットドンワイ1](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market11-600x450.jpg)
マーケット内にはワット・ドンワイというお寺があります。
このワット・ドンワイは、ドンワイ水上マーケットの入り口付近に建てられていて、マーケットに入ると、まずワット・ドンワイを通ることになります。せっかくなので、寺院内も散策してみると良いでしょう。
![ワットドンワイ2](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market12-600x450.jpg)
![ワットドンワイ3](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market13-600x450.jpg)
タイのお寺ではお馴染みの小銭を入れる壺と、鐘が並んでいる。
![ワットドンワイ4](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market14-600x450.jpg)
![ワットドンワイ5](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market15-600x450.jpg)
仏像にお参りをするタイ人達。
![ワットドンワイ](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/don-wai-floating-market16-600x450.jpg)
寺院内には立派な仏塔も建っていた。
ドンワイ水上マーケットへの行き方・帰り方
バンコクからのドンワイ水上マーケットへのアクセスには、ロットゥー(ミニバス)とタクシーを利用します。所有時間は約40分です。
まずBTS ウォンウィエン・ヤイ(Wongwian Yai)駅へ行きます。
![BTS ウォンウィエンヤイ](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/bts-wongwian-yai-station-600x443.jpg)
駅を降りたらタクシーを拾って、セントラルピンクラオ(Central Plaza Pinklao)という大型のショッピングセンターへ向かいます。
駅からセントラルピンクラオへのタクシー料金は約140バーツです。
![セントラルピンクラオ](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/central-plaza-pinklao-600x450.jpg)
(セントラルピンクラオ)
セントラルピンクラオの入り口を正面に見て、入り口右側にロットゥー乗り場があるので、ここからドンワイ水上マーケット行きのロットゥーに乗ります。
![セントラルピンクラオ ロットゥー乗り場](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/central-plaza-pnklao-bus-600x450.jpg)
自分は、英語が伝わらないかもなと思ったので、タイ人にタイ語で「ドンワイ水上マーケット」と書いてもらったメモを持参して、係員に見せながら伝えました。
![ドンワイ水上マーケット メモ](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/donwai-floating-market-memo-600x450.jpg)
(汚い字だが通じた)
ロットゥーの料金は35バーツ。大体20分ほどでドンワイ水上マーケット近辺に着きます。
(ロットゥーの到着場所。水上マーケットから約3km離れた場所に到着する)
![ロットゥー到着場所](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/donwai-floating-market17-600x450.jpg)
ロットゥー到着場所は周りに何もない大通りですが、タクシーは頻繁に通っているのですぐに拾えます。ここからタクシーで10分足らずで到着できます。
![ドンワイ水上マーケット](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/donwai-floating-market-parking-600x450.jpg)
(広めの駐車場が入り口。奥にはワット ドンワイが見える)
面倒だと思ったら手っ取り早くグラブもあり
ロットゥー等に乗り換えたりするのが面倒だと思ったら(実際かなり面倒だった)、手っ取り早くグラブを利用すると良いです。グラブならスマホで予約するだけで目的地へと運転してくれます。タイ語が話せなくても問題ありません。
グラブの使い方については、以下の記事を参考にどうぞ。
ドンワイ水上マーケットからバンコクへの帰り方
ドンワイ水上マーケットからバンコクへ帰るには、駐車場を出て右側にあるバイクタクシーの待機所に来るバンコク行きのバスに乗ります。
![バンコク行きバス乗り場](https://runbkk.net/wp-content/uploads/2016/08/donwai-floating-market-bangkok-600x450.jpg)
(バイクタクシーの待機所。向かいにはセブンイレブンがある)
ただ、自分はバスを待つのが面倒だったのでタクシーを拾って帰りました。水上マーケットの周りもタクシーの通りは多いのですぐに拾えます。
帰りのタクシー料金は、ドンワイ水上マーケットからBTS ウォンウィエンヤイまで250バーツでした。
バスを待つのが面倒な人は、少々割高ですが自分と同じようにタクシーで帰るのもありだと思います。観光後にバスを待つのはしんどいからです。次のバスまで10分程度なら良いですが、自分の場合1時間くらい待ち時間がありました。
ドンワイ水上マーケットの営業時間
毎日 7時〜18時。(マーケット内の店舗によって一部異なる)
雑感
こうしたローカル観光地はマニアック向け、良い言い方をすれば上級者向けの観光地だと思うので、冒頭でも述べたようにバンコク旅行初心者は行くべきではないでしょう。
ただ、長期滞在者であれば時間が有り余っていると思うので、初めてのバンコク滞在であっても行ってみていいかもしれませんね。特にコレと言った見所が少ないのんびりとしたマーケットなので、周るべき観光地としての優先順位は低いです。
自分も暇つぶし程度には楽しめました。
以下の記事ではバンコクから日帰りで行ける水上マーケットを全てまとめています。水上マーケット好きは、以下の記事も参考にどうぞ。
バンコクから日帰りで行けるおすすめ観光地のまとめ。どこも見どころ盛りだくさんです。
バンコクのおすすめ観光地まとめ。初めてのバンコク旅行で絶対行くべきスポット。
ナコンパトムへ行く人は、以下のスポットもおすすめです。ナコンパトム観光ガイド。
行き方?何故?北西部のセントラルピンクラオ(Central Plaza Pinklao)へ行くのに、南の遠く離れた、BTS ウォンウィエン・ヤイ(Wongwian Yai)へ行くのですか?
セントラルピンクラオ(Central Plaza Pinklao)なら、市内バスで何本(511、556など10本以上)もありますよ。